JPH05167477A - 2線式伝送器の電源回路 - Google Patents

2線式伝送器の電源回路

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JPH05167477A
JPH05167477A JP12897392A JP12897392A JPH05167477A JP H05167477 A JPH05167477 A JP H05167477A JP 12897392 A JP12897392 A JP 12897392A JP 12897392 A JP12897392 A JP 12897392A JP H05167477 A JPH05167477 A JP H05167477A
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voltage
diode
winding
feedback
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JP12897392A
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Inventor
Toshiyuki Miyata
敏幸 宮田
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度と電圧の変動に対して安定な2線式伝送
器の電源回路を提供するにある。 【構成】 2線式伝送器の電源回路において、負荷側か
らの電流に関連して発生した1次電圧をもちいて基準電
圧を発生させる基準ダイオ−ドと、1次巻線と電圧検出
巻線と帰還巻線と2次巻線とが絶縁して巻かれた絶縁ト
ランスと、1次巻線に直列に接続されこの直列回路に1
次電圧が印加されるトランジスタと、電圧検出巻線の両
端に発生した検出電圧をトランジスタのベ−スに印加す
る整流ダイオ−ドと、基準電圧が入力の一端に印加され
その他端に帰還巻線に発生する帰還電圧を帰還ダイオ−
ドを介して帰還しこれ等の偏差を演算してその出力でベ
−スに流れる電流を制御する演算増幅器と、2次巻線に
発生する出力電圧を整流する出力ダイオ−ドとを具備
し、2次巻線と帰還巻線の比を出力ダイオ−ドと帰還ダ
イオ−ドと基準ダイオ−ドの順方向の大きさと各ダイオ
−ドの温度係数に関連して選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷側から2本の伝送
線を介して電流の供給を受けて測定すべき物理量を電気
信号に変換しこれを信号処理して負荷側に伝送する2線
式伝送器の電源回路に係り、特に温度安定性を改良した
2線式伝送器の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の2線式伝送器の構成を示す
構成図である。10は負荷側に設けられた直流電源であ
り、この直流電源10に直列に負荷抵抗11が接続さ
れ、これ等で構成された直列回路は、端子T1 、T2 、
伝送線L1 、L2 を介して2線式伝送器12の出力の端
子T1 ´、T2 ´にそれぞれ接続されている。
【0003】この端子T1 ´、T2 ´にはダイオ−ドD
1 、トランジスタQ1 、抵抗R1 、帰還抵抗R2 が直列
に接続されている。ダイオ−ドD1 のカソ−ドとトラン
ジスタQ1 のコレクタとの接続点Aと、抵抗R1 と帰還
抵抗R2 との接続点Bとの間には抵抗R3 とツエナダイ
オ−ドD2との直列回路が接続されている。
【0004】さらに、抵抗R3 の両端にはトランジスタ
Q2 のコレクタとベ−スが接続されそのエミッタとツエ
ナダイオ−ドD2 のカソ−ドとの間に1次電圧V1 を得
ている。1次電圧V1 は増幅器13を付勢しこの増幅器
13の出力でトランジスタQ1 のベ−ス電圧を制御す
る。
【0005】この増幅器13の入力端には、1次電圧V
1 で付勢された信号処理回路14の出力が印加されると
共に帰還抵抗R2 の両端に発生する帰還電圧Vf1が印加
されている。信号処理回路14の入力端には絶縁回路1
5の出力電圧が印加され、センサ側とはこれにより直流
的に絶縁される。
【0006】また、この1次電圧V1 は直流的に絶縁し
て、センサ側のマイクロプロセッサを搭載する信号処理
回路17を付勢するための直流電圧Vd1を供給する電源
回路16に印加されている。その入力端子はT3 、T4
、出力端子はT5 、T6 である。
【0007】この信号処理回路17の入力端には、例え
ば測定流量に対応して発生するカルマン渦の数をこれに
対応する電圧信号に変換するセンサ18からの渦信号が
印加されている。
【0008】次に、以上のように構成された2線式伝送
器の動作についてその概要を説明する。測定流量に対応
してセンサ18で発生した渦信号は信号処理回路17で
ノイズなどが除去されて絶縁回路15に供給される。絶
縁回路15ではこの信号処理回路17のアナログ出力を
パルス信号に変換してトランスを介して直流的に絶縁
し、これを再び電圧信号に変換して信号処理回路14に
出力する。
【0009】増幅器13はこの信号処理回路14の出力
と帰還電圧Vf1との偏差を演算してその出力電圧でトラ
ンジスタQ1 のベ−ス電流を制御して、出力電流I0 が
信号処理回路14の出力に一致するように制御する。出
力電流I0 は、例えば0%が4mAで100%が20m
Aになるように選定されている。
【0010】一方、この出力電流I0 の一部4mAで2
線式伝送器12の回路電源を賄うこととなるが、この電
源は電源回路16で負荷11側とセンサ18側とを直流
的に絶縁して直流電圧Vd1を提供する。
【0011】図6はこの電源回路16の具体的な構成を
示す回路図である。入力端子T3 とT4 との間には抵抗
R4 とR5 とが直列に接続されている。また、絶縁トラ
ンス19は、1次巻線N1 、電圧検出巻線Nv 、帰還巻
線Nf 、2次巻線N2 がそれぞれコア等に巻回されて磁
気的に結合されている。
【0012】1次巻線N1 の一端は入力端子T3 に接続
され、その他端はトランジスタQ3のコレクタに接続さ
れている。トランジスタQ3のエミッタは入力端子T4
に接続されると共に電圧検出巻線Nv と帰還巻線Nf の
各一端にそれぞれ接続されている。
【0013】電圧検出巻線Nv の他端は整流ダイオ−ド
D3 と抵抗R6 を介してトランジスタQ3 のベ−スに接
続されている。これ等の整流ダイオ−ドD3 と抵抗R6
の各両端にはスピ−ドアップ用のコンデンサC1 、C2
が並列に接続されている。
【0014】また、帰還巻線Nf の他端には帰還ダイオ
−ドD4 のカソ−ドが接続されそのアノ−ドはコンデン
サC3 を介して入力端子T4 に接続されると共に偏差増
幅器Q7 の一端に接続されている。この偏差増幅器Q7
の他端は抵抗R4 とR5 との分圧点に接続されており、
その出力端の電圧によりトランジスタQ3 のベ−ス電流
を制御する。
【0015】さらに、2次巻線N2 は出力ダイオ−ドD
5 とコンデンサC4 との直列回路に印加され、このコン
デンサC4 の両端は出力端子T5 、T6 に接続されてこ
こから直流電圧Vd1が取り出される。
【0016】次に、以上のように構成された電源回路1
9の動作について説明する。抵抗R4 とR5 で分圧した
分圧電圧Vi1は偏差増幅器Q7 の非反転入力端(+)に
印加される。このため、その出力端には正電圧が出力さ
れトランジスタQ3 のベ−スのベ−ス電流を増加させる
が、このとき磁気的な結合により電圧検出巻線Nv の電
圧も増加するのでトランジスタQ3 のコレクタ電流は益
々増加する。
【0017】しかし、ある程度コレクタ電流が流れると
トランジスタQ3 は飽和し電流が減少し始める。この場
合は帰還巻線Nf に電磁誘導により逆電圧が発生し、こ
れが帰還電圧Vf1としてダイオ−ドD4 を介して偏差増
幅器Q7 の反転入力端(−)に正の電圧として印加さ
れ、Vi1=Vf1となるようにその出力端の電圧が変化
し、結局、トランジスタQ3 のベ−ス電流を減少させ
る。
【0018】このようにして、電圧検出巻線Nv の電圧
が変化する傾向を偏差増幅器Q7 により補正して最終的
に分圧電圧Vi1と帰還電圧Vf1とが一致するように偏差
増幅器Q7 がその出力端の電圧を制御する。この結果、
磁気的に結合された2次巻線N2 に発生する電圧も所定
値に維持され、これを出力ダイオ−ドD5 で整流して得
た直流電圧Vd1も所定値に維持されることとなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような2線式伝送器の電源回路は、直流電圧Vd1が1次
電圧V1 に依存して変化する上に、2次巻線N2 に発生
する出力電圧がトランス19の巻数のみで決定されるの
で、たとえ1次電圧V1 が一定であっても帰還ダイオ−
ドD4 、出力ダイオ−ドD5 の順方向電圧が温度により
変化することにより直流電圧Vd1が変化するという問題
がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための主な構成として、負荷側から2本の伝送
線を介して電流の供給を受けて測定すべき物理量を電気
信号に変換しこれを信号処理して先の負荷側に伝送する
2線式伝送器の電源回路において、先の電流に関連して
発生した1次電圧をもちいて基準電圧を発生させる基準
ダイオ−ドと、1次巻線と電圧検出巻線と帰還巻線と2
次巻線とが絶縁して巻かれた絶縁トランスと、1次巻線
に直列に接続されこの直列回路に1次電圧が印加される
トランジスタと、電圧検出巻線の両端に発生した検出電
圧を先のトランジスタのベ−スに印加する整流ダイオ−
ドと、先の基準電圧が入力の一端に印加されその他端に
帰還巻線に発生する帰還電圧を帰還ダイオ−ドを介して
帰還しこれ等の偏差を演算してその出力でベ−スに流れ
る電流を制御する演算増幅器と、2次巻線に発生する出
力電圧を整流する出力ダイオ−ドとを具備し、2次巻線
と帰還巻線の比を出力ダイオ−ドと帰還ダイオ−ドと基
準ダイオ−ドの順方向の大きさと各ダイオ−ドの温度係
数に関連して決定するようにしたものである。
【0021】
【作 用】基準ダイオ−ドは負荷側から伝送される電流
に関連して発生した1次電圧をもちいて基準電圧を発生
させる。トランジスタは絶縁トランスの1次巻線に直列
に接続されてこの直列回路に1次電圧が印加される。
【0022】また、整流ダイオ−ドは絶縁トランスの電
圧検出巻線の両端に発生した検出電圧を先のトランジス
タのベ−スに印加する。そして、演算増幅器は先の基準
電圧が入力の一端に印加されておりその他端に帰還巻線
に発生する帰還電圧が帰還ダイオ−ドを介して帰還され
てこれ等の偏差を演算してその出力で先のトランジスタ
のベ−スに流れる電流を制御する。
【0023】以上の制御の結果、2次巻線に発生する出
力電圧は出力ダイオ−ドにより整流される。この場合
に、2次巻線と帰還巻線の比を出力ダイオ−ドと帰還ダ
イオ−ドと基準ダイオ−ドの順方向の大きさと各ダイオ
−ドの温度係数に関連して決定することにより、温度に
より出力電圧が影響を受けないようにすることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の要部を示す構成図で
ある。なお、図5、図6に示す従来の2線式伝送器の電
源回路と同一の機能を有する部分には同一の符号を付し
て適宜にその説明を省略する。
【0025】1次電圧V1 は抵抗R7 とツエナダイオ−
ドD6 との直列回路に印加されこれ等の接続点に基準電
圧Vs を発生させ、この基準電圧Vs は偏差増幅器Q7
の非反転入力端(+)に印加される。
【0026】一方、帰還巻線Nf ´に発生した電圧は帰
還ダイオ−ドD7 を介して整流され抵抗R8 とコンデン
サC5 で平滑されて帰還電圧Vf2として偏差増幅器Q7
の反転入力端(−)に印加される。
【0027】さらに、出力巻線N2 ´に発生した電圧は
出力ダイオ−ドD8 を介して出力端T5 、T6 に直流電
圧Vd2を発生させる。そして、1次巻線N1 、電圧検出
巻線Nv 、帰還巻線Nf ´、2次巻線N2 ´等で絶縁ト
ランス20を構成する。これ以外の構成は、図4に示す
電源回路とほぼ同一である。
【0028】次に、以上のように構成された電源回路の
動作について説明する。偏差増幅器Q7 は帰還電圧Vf2
と基準電圧Vs との偏差を増幅するが、Vf2>Vs のと
きは偏差増幅器Q7 の出力電圧を下げて帰還電圧Vf2
低下させ、Vf2<Vs のときは偏差増幅器Q7 の出力電
圧を上げて帰還電圧Vf2を上げて、Vf2=Vs になるよ
うに制御する。
【0029】このように、帰還電圧Vf2が一定電圧に制
御されるので、出力電圧である直流電圧Vd2も一定値に
制御されることとなる。この場合、基準電圧Vs は1次
電圧V1 に依存しないので、直流電圧Vd2も1次電圧V
1 に依存しない。ここで、帰還ダイオ−ドD7の順方向
の電圧降下をVd7、出力ダイオ−ドD8の順方向の電圧
降下をVd8とすると、直流電圧Vd2は、 Vd2=(Vf2+Vd7)x(N2 ´/Nf ´)−Vd8 (1) となる。このため、このままでは、直流電圧Vd2は帰還
ダイオ−ドD7 の順方向の電圧降下Vd7と出力ダイオ−
ドD8 の順方向の電圧降下Vd8の温度による変化を受け
ることとなる。
【0030】しかし、偏差増幅器Q7 によりVf2=Vs
なる関係に電圧制御されるので、この関係を用いると、
(1)式は Vd2=(Vs +Vd7)x(N2 ´/Nf ´)−Vd8 (2) となる。そこで、帰還ダイオ−ドD7 の順方向の電圧降
下の温度変化(1+βd7Δt)をαd7、出力ダイオ−ド
D8 の順方向の電圧降下の温度変化(1+βd8Δt)を
αd8、ツエナダイオ−ドD6 の温度変化(1+βd6Δ
t)をαd6とする(βd7、βd8、βd6は温度係数)と、 (Vs +Vd7)x(N2 ´/Nf ´)−Vd8 =(αd6f2+αd7d7)x(N2 ´/Nf ´)−αd8d8 (3) の関係を得る。但し、左辺は基準状態、例えば20゜C
の状態である。
【0031】この関係から (N2 ´/Nf ´) =[(αd8−1)Vd8]/[(αd6−1)Vs +(αd7−1)Vd7] (4) となる。
【0032】従って、この(4)式の関係を満足するよ
うに、巻数N2 ´とNf ´を選定することにより、温度
の影響を受けない直流電圧Vd2を得ることができる。以
上の関係を用いて、実測した結果を図2に示す。図2の
横軸は周囲温度t、縦軸は直流電圧Vd2である。点線で
示す曲線は(4)式の関係を考慮しないで実測した結果
であり、実線で示す曲線は(4)式の関係を考慮した結
果を示す。(4)式の関係を考慮しない場合は、−40
゜C〜+80゜Cの周囲温度の変化に対して0.25V
の変化を示したものが、(4)式の関係を考慮すると
0.06Vと約1/4に低減していることが分かる。
【0033】なお、この実測に際して(4)式を考慮し
たときの各定数は、(Vs =5V、βd6=0.002%
/deg)、(Vd7=0.22V、βd7=0.82%/
deg)、(Vd8=0.33V、βd8=0.42%/d
eg)であり、このときの巻数は、N2 ´=23、Nf
´=22である。これに対して(4)式を考慮しないと
きはVs =2.5V、N2 =36、Nf =18に選定し
て出力としてはいずれも直流電圧Vd2=5Vを得るよう
にしている。
【0034】図3は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。この実施例は電源投入の当初の動作を確実にする
ように改良したものである。2線式伝送器の電源回路を
用いて2線式伝送器を起動すると基準電圧Vsが直ちに
確立するので、出力端子T5 、T6には直流電圧Vd1
当初から正常に確立する。
【0035】しかし、この直流電圧Vd1が電源投入の当
初からマイクロプロセッサを搭載する信号処理回路17
の電源端に正常に印加されると、電源投入時の回路の消
費電流が大きいので、回路全体として異常動作を引き起
こしがちである。
【0036】そこで、図3に示すように、ツエナダイオ
ードD6の両端にコンデンサC6を接続して抵抗R7とコ
ンデンサC6でツエナダイオードD6の両端に発生する基
準電圧Vsの立ち上げを遅らして、回路各部の電圧をゆ
っくり立ち上げるようにして電源投入時の大消費電流を
防ぐ。
【0037】これにより、電源投入後から徐々に直流電
圧Vd1が立ち上がり、回路全体として正常に動作する。
図4は図3に示す電源回路をさらに改良した第3の実施
例である。これは電源が瞬時停電を起こしても正常動作
が確保できるようにしたものである。
【0038】コンデンサC6の両端にトランジスタQ8
コレクタとエミッタが接続され、このトランジスタQ8
のベースはインバータQ9の出力端から抵抗R9を介して
接続されている。このインバータQ9の入力端は1次電
圧V1 を抵抗R10とR11で分圧した分圧電圧が印加され
ている。
【0039】次に、この電源回路の動作について説明す
る。電源が投入されて1次電圧V1が印加されるとR7
6の時定数で基準電圧Vsが上昇する。基準電圧Vs
が上昇すると直流電圧Vd1も徐々に上昇する。したがっ
て、全体の消費電流も徐々に増加するが、トランジスタ
Q1で制御している電流値内で収まる。
【0040】ここで、1次電圧V1が瞬時停電を起こす
と、巻線N1に蓄積されるエネルギがなくなるので、各
巻線へのエネルギ供給がなくなり、直流電圧Vd1も低下
する。この場合に、基準電圧Vsも低下するが、この低
下速度はR7・C6の時定数で決定されるので遅い。
【0041】この後、1次電圧V1が復帰すると、もし
トランジスタQ8がなければ、基準電圧Vsが高い値を
維持しているので、直流電圧Vd1は直ちに正常値となっ
て、回路で消費する消費電流が多くなり、このためトラ
ンジスタQ1で制御している電流値を越え、これにより
1次電圧V1が低下して異常動作を引き起こす。
【0042】しかし、図4に示す回路では、1次電圧V
1を抵抗R10とR11で分圧した分圧電圧が、インバータ
9のスレッショルドレベル以下の状態では、インバー
タQ9はトランジスタQ8のベースに電流を流してコンデ
ンサC6の両端をショートして蓄積電荷を放電させ、基
準電圧Vsを低い値に維持し、スレッショルドレベル以
上になってから直流電圧Vd1を正常値に維持するので、
異常動作を引き起こすのを避けることができる。
【0043】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、基準電圧を1次電圧の変動の影響
を受けないように構成し、さらに帰還巻線と2次巻線を
各ダイオ−ドの大きさとこれ等の温度係数を考慮して決
定する構成として温度の変化を受けないようにしたの
で、温度変化、電圧変動に対して安定な電源電圧を1次
側とは直流的に絶縁しながら得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す要部構成図であ
る。
【図2】図1に示す要部実施例の効果を示す特性図であ
る。
【図3】本発明の第1変形実施例の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第1変形実施例の構成を示すブロック
図である。
【図5】従来の2線式伝送器の全体構成を示すブロック
図である。
【図6】図5に示す2線式伝送器の電源回路の詳細な回
路を示す回路図である。
【符号の説明】
10 直流電源 11 負荷抵抗 12 2線式伝送器 13 増幅器 14、17 信号処理回路 15 絶縁回路 16 電源回路 18 センサ 19、20 絶縁トランス N1 、N1 ´ 1次巻線 N2 、N2 ´ 2次巻線 Nv 電圧検出巻線 Nf 、Nf ´ 帰還巻線 D6 ツエナ−ダイオ−ド C6 コンデンサ Q9 インバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷側から2本の伝送線を介して電流の供
    給を受けて測定すべき物理量を電気信号に変換しこれを
    信号処理して前記負荷側に伝送する2線式伝送器の電源
    回路において、前記電流に関連して発生した1次電圧を
    もちいて基準電圧を発生させる基準ダイオ−ドと、1次
    巻線と電圧検出巻線と帰還巻線と2次巻線とが絶縁して
    巻かれた絶縁トランスと、前記1次巻線に直列に接続さ
    れこの直列回路に前記1次電圧が印加されるトランジス
    タと、前記電圧検出巻線の両端に発生した検出電圧を前
    記トランジスタのベ−スに印加する整流ダイオ−ドと、
    前記基準電圧が入力の一端に印加されその他端に前記帰
    還巻線に発生する帰還電圧を帰還ダイオ−ドを介して帰
    還しこれ等の偏差を演算してその出力で前記ベ−スに流
    れる電流を制御する演算増幅器と、前記2次巻線に発生
    する出力電圧を整流する出力ダイオ−ドとを具備し、前
    記2次巻線と帰還巻線の比を前記出力ダイオ−ドと帰還
    ダイオ−ドと基準ダイオ−ドの順方向の大きさと各ダイ
    オ−ドの温度係数に関連して選定することを特徴とする
    2線式伝送器の電源回路。
  2. 【請求項2】前記1次電圧を検出しこの電圧が所定値を
    越えたときに前記基準電圧をショートする短絡回路を具
    備することを特徴とする第1請求項記載の2線式伝送器
    の電源回路。
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