JPH05167331A - 移動体通信用アンテナの製造方法 - Google Patents

移動体通信用アンテナの製造方法

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JPH05167331A
JPH05167331A JP32925391A JP32925391A JPH05167331A JP H05167331 A JPH05167331 A JP H05167331A JP 32925391 A JP32925391 A JP 32925391A JP 32925391 A JP32925391 A JP 32925391A JP H05167331 A JPH05167331 A JP H05167331A
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JP
Japan
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laminated plate
metal foil
laminated
layer
prepreg
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Pending
Application number
JP32925391A
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English (en)
Inventor
Toru Nobetani
徹 延谷
Yoshiyuki Kuboi
良行 窪井
Shoichi Fujimori
正一 藤森
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層積層板に反り変形が生じることを防ぐ。 【構成】 片面に第一の金属箔1を積層して形成した積
層板3の第一の金属箔1をエッチング加工してアースパ
ターン層4を作成する。この積層板3の両面にそれぞれ
プリプレグ5を介して第二及び第三の金属箔2,6を重
ねて積層成形することによって、プリプレグ5による絶
縁接着層12a,12bで各金属箔2,6を積層した多
層積層板7を作成する。第二の金属箔2をエッチング加
工して回路パターン層10を形成すると共に第三の金属
箔6をエッチング加工してパッチアンテナ素子層11を
形成する。多層積層板7は積層板3の両面にプリプレグ
5による絶縁接着層12a,12bがそれぞれ積層され
た層構成で形成され、積層板3と絶縁接着層12a,1
2bとの間に内部ひずみの違いがあっても多層積層板7
の表裏で相殺されてバランスをとることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話や自動車電話
など移動体に搭載して使用される移動体通信用アンテナ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や自動車電話、その他GPS
(Global Positioning Syste
m)受信システムなどに用いられるアンテナは、自動車
などの移動体に搭載するためにコンパクトで且つ薄い形
態のものであることが必要とされる。そこでマイクロス
トリップ形アンテナとして形成されるプリントアンテナ
が提供されている。このプリントアンテナは金属箔を張
った積層板を用いて製造されるものであり、例えば図3
乃至図4に示す工程で製造されている。
【0003】すなわち先ず図3(a)に示すような上下
両面に金属箔1,2を積層した積層板3を用い、図3
(b)のようにドリル加工してバイヤホール8を設け
る。次にこの積層板3を無電解メッキ浴に浸漬してメッ
キ加工することによって図3(c)のようにバイヤホー
ル8の内周にメッキ層9を設け、メッキ層9で上下の金
属箔1,2を接続させる。この後に、各金属箔1,2の
外面にドライフィルムフォトレジスト23を加圧してラ
ミネートし、露光・現像処理することによって、図3
(d)に示すようにドライフィルムフォトレジスト23
のうち金属箔1,2をエッチングすべき部分を覆うドラ
イフィルムフォトレジスト23を溶解除去する。そして
これをエッチング処理することによって、図3(e)の
ように各金属箔1,2のうちドライフィルムフォトレジ
スト23で覆われていない部分を溶解除去し、パターン
ニングをおこなう。このようにして、積層板3の上面に
アースパターン層4を、下面に回路パターン層10をそ
れぞれ設けることができる。次に、アースパターン層4
の上に複数枚のプリプレグ5及び金属箔6を図4(a)
のように重ね、加熱加圧して積層成形することによっ
て、図4(b)に示すようにプリプレグ5による絶縁接
着層12で金属箔6を積層した多層積層板7を作成する
ことができる。この後に、金属箔6の表面にドライフィ
ルムフォトレジスト(図示は省略)を上記と同様にして
ラミネートして露光・現像処理すると共にこの金属箔6
をエッチング処理することによってパターンニングをお
こない、図4(c)のようにパッチアンテナ素子層11
を形成する。このとき、回路パターン層10には全面に
亘ってドライフィルムレジスト(図示は省略)をラミネ
ートしておいてエッチング作用を受けないようにしてお
く。そして、図4(d)のように中央部に上下に貫通す
るように給電ピン用孔25をドリル加工等して設け、こ
の給電ピン用孔25に給電ピンを取り付けると共に回路
パターン層10に半導体チップ等の回路部品を実装する
ことによって、移動体通信用アンテナに仕上げることが
できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
して移動体通信用アンテナを製造するにあたって、多層
積層板7には反り変形が発生し易いという問題があり、
この多層積層板7に反りが発生する結果、ドリル加工や
回路パターンニング加工の精度が悪くなり、また移動体
通信用アンテナを金属シャーシ等に取付ける場合にうま
く収まらなくなる等の問題が生じる。多層積層板7に反
りが発生する理由は次のように考えられる。すなわち、
積層板3に第3の金属箔6を積層して多層積層板7を作
成するにあたって、図4(a)のように積層板3の片面
にプリプレグ5を重ねて加熱加圧して積層成形するよう
にしているために、図4(b)のように作成される多層
積層板7においてプリプレグ5が積層硬化された絶縁接
着層12は一度の加熱加圧しか受けていないのに対して
積層板3は積層板3を作成する際と多層積層板7を作成
する際に加熱加圧を二度受けていることになり、積層板
3と絶縁接着層12の熱履歴等が異なって両者の間の内
部ひずみに違いが生じて、多層積層板7の層構成のバラ
ンスがくずれて反り変形が発生すると考えられる。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、多層積層板に反り変形が生じることを防ぐことが
できる移動体通信用アンテナの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動体通信
用アンテナの製造方法は、片面に第一の金属箔1を積層
して形成した積層板3の第一の金属箔1をエッチング加
工してアースパターン層4を作成し、この積層板3の両
面にそれぞれプリプレグ5を介して第二及び第三の金属
箔2,6を重ねて積層成形することによって、プリプレ
グ5による絶縁接着層12a,12bでアースパターン
層4側の面に第二の金属箔2を他側の面に第三の金属箔
6をそれぞれ積層した多層積層板7を作成し、第二の金
属箔2をエッチング加工して回路パターン層10を形成
すると共に第三の金属箔6をエッチング加工してパッチ
アンテナ素子層11を形成することを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】積層板3の両面にそれぞれプリプレグ5を介し
て第二及び第三の金属箔2,6を重ねて積層成形するこ
とによって、プリプレグ5による絶縁接着層12でアー
スパターン層4側の面に第二の金属箔2を他側の面に第
三の金属箔6をそれぞれ積層した多層積層板7を作成す
るようにしているために、多層積層板7は積層板3の両
面にプリプレグ5による絶縁接着層12a,12bが積
層された層構成で形成されることになり、多層積層板7
の層構成を表裏対称に形成してバランスをとることがで
きる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
は本発明に係るアンテナの製造の一例を示すものであ
り、図1(a)に示すような下面に銅箔など第一の金属
箔1を積層した積層板3を作成する。この金属箔1を積
層した積層板3としては、例えばガラス布等を基材とし
エポキシ樹脂やポリフェニレンオキサイド、フッ素樹脂
等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥して調製した複数枚のプリ
プレグと金属箔1とを積層成形することによって作成さ
れる片面金属張り積層板を用いることができる。そして
この積層板3の金属箔1の外面にドライフィルムフォト
レジスト23を加圧してラミネートし、露光して炭酸ソ
ーダ溶液などの現像液で現像処理することによって、図
1(b)に示すように第一の金属箔1を被覆するドライ
フィルムフォトレジスト23の中央部を溶解除去し、図
1(c)のように第一の金属箔1をエッチング処理して
積層板3の下面にアースパターン層4を形成する。尚、
上記の例では積層板3として片面金属張り積層板を用い
るようにしたが、両面金属箔張り積層板を用いてアース
パターン層4と反対側の面の金属箔は全面エッチング除
去するようにして図1(c)のようにアースパターン層
4を設けた積層板3を作成するようにしてもよい。
【0009】次に、上記のようアースパターン層4を設
けた積層板3の表裏両面に複数枚づつのプリプレグ5を
重ねると共に各プリプレグ5の外側に銅箔等の第二及び
第三の金属箔2,6を図1(d)のように重ね、加熱加
圧して積層成形することによって、図1(e)に示すよ
うにプリプレグ5の積層硬化体による絶縁接着層12
a,12bによって積層板3のアースパターン層4側に
第二の金属箔2を、積層板3の他方の側に第三の金属箔
6をそれぞれ積層した多層積層板7を作成する。プリプ
レグ5としては例えば、ガラス布等を基材としポリフェ
ニレンオキサイド等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥して調製
したものを用いることができものであり、積層板3の表
裏に重ねるプリプレグ5の枚数は同数に設定して積層板
3の表裏に積層される絶縁接着層12a,12bの厚み
が等しくなるようにするのが好ましい。このように作成
される多層積層板7にあって、積層板3の下面にはプリ
プレグ5による絶縁接着層12aが、積層板3の上面に
はプリプレグ5による絶縁接着層12bがそれぞれ積層
されており、多層積層板7の層構成は表裏対称になって
いる。従って積層板3と絶縁接着層12a,12bとの
間に熱履歴等の相違に基づく内部ひずみに違いがあって
も、この内部ひずみの違いは多層積層板7の表裏で相殺
し合って、多層積層板7に反り変形が生じることを防ぐ
ことができるものである。
【0010】上記のようにして多層積層板7を作成した
後、第二の金属箔2からアースパターン層4に至るバイ
ヤホール8を設ける。このバイヤホール8は貫通しない
ブラインドバイヤホールとして形成されるものであり、
Z軸制御ドリルマシンによるドリル加工で設けることが
できる。この後に多層積層板7を無電解メッキ浴に浸漬
等して無電解メッキをおこなって、図1(f)のように
バイヤホール8の内面に銅メッキなどのメッキ層9を設
ける。そしてこの後に、第三の金属箔6と第二の金属箔
2の表面にドライフィルムフォトレジスト(図示は省
略)を上記と同様にしてラミネートして露光・現像処理
すると共に各金属箔2,6をエッチング処理することに
よってパターンニングをおこない、図1(g)のように
パッチアンテナ素子層11と回路パターン層10を設け
る。そしてさらに、図1(h)のように中央部に上下に
貫通するように給電ピン用孔25をドリル加工等して設
け、この給電ピン用孔25に給電ピン16を通して半田
27付けして取り付けると共に、回路パターン層10に
半導体チップ等の回路部品28を実装することによっ
て、図2に示すような移動体通信用アンテナを作成する
ことができるものである。
【0011】
【発明の効果】上記のように本発明は、片面に第一の金
属箔を積層して形成した積層板の第一の金属箔をエッチ
ング加工してアースパターン層を作成し、この積層板の
両面にそれぞれプリプレグを介して第二及び第三の金属
箔を重ねて積層成形することによって、プリプレグによ
る絶縁接着層でアースパターン層側の面に第二の金属箔
を他側の面に第三の金属箔をそれぞれ積層した多層積層
板を作成し、第二の金属箔をエッチング加工して回路パ
ターン層を形成すると共に第三の金属箔をエッチング加
工してパッチアンテナ素子層を形成するようにしたの
で、多層積層板は積層板の両面にプリプレグによる絶縁
接着層がそれぞれ積層された層構成で形成されることに
なり、積層板と絶縁接着層との間に内部ひずみの違いが
あっても多層積層板の表裏で相殺されてバランスをとる
ことができ、多層積層板に反り変形が生じることを防ぐ
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)乃
至(h)は各工程の断面図である。
【図2】同上によって製造されるアンテナの断面図であ
る。
【図3】従来の製造の一例を示すものであり、(a)乃
至(e)は前半の各工程の断面図である。
【図4】従来の製造の一例を示すものであり、(a)乃
至(d)は後半の各工程の断面図である。
【符号の説明】
1 第一の金属箔 2 第二の金属箔 3 積層板 4 アースパターン層 5 プリプレグ 6 第三の金属箔 7 多層積層板 10 回路パターン層 11 パッチアンテナ素子層 12 絶縁接着層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に第一の金属箔を積層して形成した
    積層板の第一の金属箔をエッチング加工してアースパタ
    ーン層を作成し、この積層板の両面にそれぞれプリプレ
    グを介して第二及び第三の金属箔を重ねて積層成形する
    ことによって、プリプレグによる絶縁接着層でアースパ
    ターン層側の面に第二の金属箔を他側の面に第三の金属
    箔をそれぞれ積層した多層積層板を作成し、第二の金属
    箔をエッチング加工して回路パターン層を形成すると共
    に第三の金属箔をエッチング加工してパッチアンテナ素
    子層を形成することを特徴とする移動体通信用アンテナ
    の製造方法。
JP32925391A 1991-12-13 1991-12-13 移動体通信用アンテナの製造方法 Pending JPH05167331A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9722305B2 (en) 2015-08-20 2017-08-01 Google Inc. Balanced multi-layer printed circuit board for phased-array antenna

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9722305B2 (en) 2015-08-20 2017-08-01 Google Inc. Balanced multi-layer printed circuit board for phased-array antenna

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Effective date: 20001010