JPH05167332A - 移動体通信用アンテナ - Google Patents

移動体通信用アンテナ

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Publication number
JPH05167332A
JPH05167332A JP32925491A JP32925491A JPH05167332A JP H05167332 A JPH05167332 A JP H05167332A JP 32925491 A JP32925491 A JP 32925491A JP 32925491 A JP32925491 A JP 32925491A JP H05167332 A JPH05167332 A JP H05167332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pattern layer
hole
antenna element
patch antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32925491A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nobetani
徹 延谷
Yoshiyuki Kuboi
良行 窪井
Shoichi Fujimori
正一 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP32925491A priority Critical patent/JPH05167332A/ja
Publication of JPH05167332A publication Critical patent/JPH05167332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給電ピンを用いる必要なく、また半田付けを
おこなう必要なく、パッチアンテナ素子層と回路パター
ン層とを接続する。 【構成】 一方の表面にパッチアンテナ素子層11を、
他方の表面に回路パターン層10をそれぞれ積層すると
共にパッチアンテナ素子層11と回路パターン層10の
間にアースパターン層4を積層した多層積層板7でアン
テナ基体を作成する。アースパターン層4に設けた抜き
孔15の部分で多層積層板7にパッチアンテナ素子層1
1から回路パターン層10に至るスルーホール13を設
ける。スルーホール13の内周にスルーホールメッキ層
14を設けてスルーホールメッキ層14でパッチアンテ
ナ素子層11と回路パターン層10とを導通接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話や自動車電話
など移動体に搭載して使用される移動体通信用アンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や自動車電話、その他GPS
(Global Positioning Syste
m)受信システムなどに用いられるアンテナは、自動車
などの移動体に搭載するためにコンパクトで且つ薄い形
態のものであることが必要とされる。そこでマイクロス
トリップ形アンテナとして形成されるプリントアンテナ
が提供されている。このプリントアンテナは金属箔を張
った積層板を用いて製造されるものであり、例えば図3
に示すものが本出願人から特願平3−265634号と
して提供されている。
【0003】このものは、銅箔等の金属箔によって形成
したパッチアンテナ素子層11と回路パターン層10と
アースパターン層4を積層した多層積層板7でアンテナ
基体を作成するようにしてある。そしてアースパターン
層4の中央部に設けた抜き孔15を通るように多層積層
板7に貫通孔25をドリル加工等して設け、この貫通孔
25に給電ピン26を通して半田27付けして取り付け
ることによってパッチアンテナ素子層11と回路パター
ン層10とを導通接続すると共に、回路パターン層10
に半導体チップ等の回路部品28を実装することによっ
て、移動体通信用アンテナとして仕上げるようにしてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
給電ピン26を用いてパッチアンテナ素子層11と回路
パターン層10とを接続するようにすると、多層積層板
7の厚みに応じた各種の給電ピン26を準備する必要が
あって部品の種類が増えてコストアップになると共に、
給電ピン26をパッチアンテナ素子層11や回路パター
ン層10に半田付けする必要があるために、工数が増加
してこの面からもコストアップになるという問題があっ
た。特に給電ピン26は金属で形成されるために半田付
け時に放熱して高温で半田付けをおこなう必要があり、
熱によって多層積層板7が変質されるおそれがあるとい
う問題もあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、給電ピンを用いる必要なく、また半田付けをおこ
なう必要なく、パッチアンテナ素子層と回路パターン層
とを接続することができる移動体通信用アンテナを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動体通信
用アンテナは、一方の表面にパッチアンテナ素子層11
を、他方の表面に回路パターン層10をそれぞれ積層す
ると共にパッチアンテナ素子層11と回路パターン層1
0の間にアースパターン層4を積層した多層積層板7で
アンテナ基体を作成し、アースパターン層4に設けた抜
き孔15の部分で多層積層板7にパッチアンテナ素子層
11から回路パターン層10に至るスルーホール13を
設け、スルーホール13の内周にスルーホールメッキ層
14を設けてスルーホールメッキ層14でパッチアンテ
ナ素子層11と回路パターン層10とを導通接続して成
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】アースパターン層4に設けた抜き孔15の部分
で多層積層板7にパッチアンテナ素子層11から回路パ
ターン層10に至るスルーホール13を設け、スルーホ
ール13の内周にスルーホールメッキ層14を設けてス
ルーホールメッキ層14でパッチアンテナ素子層11と
回路パターン層10とを導通接続するようにしているた
めに、パッチアンテナ素子層11と回路パターン層10
とはスルーホール13に設けたスルーホールメッキ層1
4で導通接続させることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図2
は本発明に係る移動体通信用アンテナの製造の一例を示
すものであり、図2(a)に示すような下面に銅箔など
第一の金属箔1を積層した積層板3を作成する。この金
属箔1を積層した積層板3としては、例えばガラス布等
を基材としエポキシ樹脂やポリフェニレンオキサイド、
フッ素樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥して調製した複
数枚のプリプレグと金属箔1とを積層成形することによ
って作成される片面金属張り積層板を用いることができ
る。そしてこの積層板3の金属箔1の外面にドライフィ
ルムフォトレジスト23を加圧してラミネートし、露光
して炭酸ソーダ溶液などの現像液で現像処理することに
よって、図2(b)に示すように第一の金属箔1を被覆
するドライフィルムフォトレジスト23の中央部を溶解
除去し、図2(c)のように第一の金属箔1をエッチン
グ処理して積層板3の下面に中央部に抜き孔15を設け
たアースパターン層4を形成する。尚、上記の例では積
層板3として片面金属張り積層板を用いるようにした
が、両面金属箔張り積層板を用いてアースパターン層4
と反対側の面の金属箔は全面エッチング除去するように
して図2(c)のようなアースパターン層4を設けた積
層板3を作成するようにしてもよい。
【0009】次に、上記のようなアースパターン層4を
設けた積層板3の表裏両面に複数枚ずつのプリプレグ5
を重ねると共に各プリプレグ5の外側に銅箔等の第二及
び第三の金属箔2,6を図2(d)のように重ね、加熱
加圧して積層成形することによって、図2(e)に示す
ようにプリプレグ5の積層硬化体による絶縁接着層12
a,12bによって積層板3のアースパターン層4側に
第二の金属箔2を、積層板3の他方の側に第三の金属箔
6をそれぞれ積層した多層積層板7を作成する。プリプ
レグ5としては例えば、ガラス布等を基材としポリフェ
ニレンオキサイド等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥して調製
したものを用いることができものであり、積層板3の表
裏に重ねるプリプレグ5の枚数は同数に設定して積層板
3の表裏に積層される絶縁接着層12a,12bの厚み
が等しくなるようにするのが好ましい。
【0010】上記のようにして多層積層板7を作成した
後、第二の金属箔2からアースパターン層4に至るバイ
ヤホール8を設ける。このバイヤホール8は貫通しない
ブラインドバイヤホールとして形成されるものであり、
Z軸制御ドリルマシンによるドリル加工で設けることが
できる。またさらに第二の金属箔2から第三の金属箔6
に至るように多層積層板7を貫通するスルーホール13
を設ける。スルーホール13はアースパターン層4の抜
き孔15の部分においてドリル加工等することによって
形成されるものであり、スルーホール13の内周にアー
スパターン層4が露出されないようにしてある。このよ
うにバイヤホール8とスルーホール13を設けた後に、
多層積層板7を無電解メッキ浴に浸漬等して無電解メッ
キをおこなって、図2(f)のようにバイヤホール8の
内面に銅メッキなどのメッキ層9を設けてアースパター
ン層4と第二の金属箔1とを接続すると共に、スルーホ
ール13の内周に銅メッキなどのスルーホールメッキ層
を設けて第二の金属箔2と第三の金属箔6とを接続す
る。ここで、多層積層板7の板厚は5.4mm程度、ス
ルーホール13の直径は1.3mm程度であって、スル
ーホール13はアスペクト比(長さ/直径)が4.2程
度であり、メッキ浴のメッキ液をスルーホール13内に
容易に浸透させてスルーホール13内にスルーホールメ
ッキ層14を形成することができるものである。
【0011】この後に、第三の金属箔6と第二の金属箔
2の表面にドライフィルムフォトレジスト(図示は省
略)を上記と同様にしてラミネートして露光・現像処理
すると共に各金属箔2,6をエッチング処理することに
よってパターンニングをおこない、図2(g)のように
パッチアンテナ素子層11と回路パターン層10を設け
る。そしてさらに、回路パターン層10に半導体チップ
等の回路部品28を実装することによって、図1に示す
ような移動体通信用アンテナを作成することができるも
のである。このように多層積層板7をアンテナ基体とし
て作成される移動体通信用アンテナにあって、パッチア
ンテナ素子層11と回路パターン層10はスルーホール
13内のスルーホールメッキ層14で導通接続されてい
るものであり、給電ピンを用いて半田接続をおこなうよ
うな必要はなくなる。従って給電ピンという部材が不要
になると共に半田付けの作業も不要になり、コスト安価
に移動体通信用アンテナを作成することができるもので
ある。尚、上記実施例ではアースパターン層4と回路パ
ターン層10とパッチアンテナ素子層11の三層回路構
造に形成したが、図2(a)の積層板3として両面金属
箔張り積層板を用いるようにすると四層回路構成の移動
体通信用アンテナを作成することができる。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明は、一方の表面にパ
ッチアンテナ素子層を、他方の表面に回路パターン層を
それぞれ積層すると共にパッチアンテナ素子層と回路パ
ターン層の間にアースパターン層を積層した多層積層板
でアンテナ基体を作成し、アースパターン層に設けた抜
き孔の部分で多層積層板にパッチアンテナ素子層から回
路パターン層に至るスルーホールを設け、スルーホール
の内周にスルーホールメッキ層を設けてスルーホールメ
ッキ層でパッチアンテナ素子層と回路パターン層とを導
通接続するようにしたので、パッチアンテナ素子層と回
路パターン層とはスルーホールに設けたスルーホールメ
ッキ層で導通接続させることができるものであって、給
電ピンを用いる必要なく、また半田付けをおこなう必要
なく、パッチアンテナ素子層と回路パタンーン層とを接
続することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の製造の工程を示すものであり、(a)乃
至(g)は各工程の断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
4 アースパターン層 7 多層積層板 10 回路パターン層 11 パッチアンテナ素子層 13 スルーホール 14 スルーホールメッキ層 15 抜き孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記のようにして多層積層板7を作成した
後、第二の金属箔2からアースパターン層4に至るバイ
ヤホール8を設ける。このバイヤホール8は貫通しない
ブラインドバイヤホールとして形成されるものであり、
Z軸制御ドリルマシンによるドリル加工で設けることが
できる。またさらに第二の金属箔2から第三の金属箔6
に至るように多層積層板7を貫通するスルーホール13
を設ける。スルーホール13はアースパターン層4の抜
き孔15の部分においてドリル加工等することによって
形成されるものであり、スルーホール13の内周にアー
スパターン層4が露出されないようにしてある。このよ
うにバイヤホール8とスルーホール13を設けた後に、
多層積層板7を無電解メッキ浴に浸漬等して無電解メッ
キをおこなって、図2(f)のようにバイヤホール8の
内面に銅メッキなどのメッキ層9を設けてアースパター
ン層4と第二の金属箔とを接続すると共に、スルーホ
ール13の内周に銅メッキなどのスルーホールメッキ層
を設けて第二の金属箔2と第三の金属箔6とを接続す
る。ここで、多層積層板7の板厚は5.4mm程度、ス
ルーホール13の直径は1.3mm程度であって、スル
ーホール13はアスペクト比(長さ/直径)が4.2程
度であり、メッキ浴のメッキ液をスルーホール13内に
容易に浸透させてスルーホール13内にスルーホールメ
ッキ層14を形成することができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の表面にパッチアンテナ素子層を、
    他方の表面に回路パターン層をそれぞれ積層すると共に
    パッチアンテナ素子層と回路パターン層の間にアースパ
    ターン層を積層した多層積層板でアンテナ基体を作成
    し、アースパターン層に設けた抜き孔の部分で多層積層
    板にパッチアンテナ素子層から回路パターン層に至るス
    ルーホールを設け、スルーホールの内周にスルーホール
    メッキ層を設けてスルーホールメッキ層でパッチアンテ
    ナ素子層と回路パターン層とを導通接続して成ることを
    特徴とする移動体通信用アンテナ。
JP32925491A 1991-12-13 1991-12-13 移動体通信用アンテナ Pending JPH05167332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32925491A JPH05167332A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 移動体通信用アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32925491A JPH05167332A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 移動体通信用アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05167332A true JPH05167332A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18219390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32925491A Pending JPH05167332A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 移動体通信用アンテナ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05167332A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246851A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Nec Corp パッチアンテナおよびその製造方法
US5903239A (en) * 1994-08-11 1999-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Micro-patch antenna connected to circuits chips
EP0866517A3 (en) * 1997-03-21 2000-11-29 Sharp Kabushiki Kaisha Antenna-integral high frequency circuit electromagnetically coupling feeder circuit connected to high frequency circuit to microstrip antenna via slot coupling hole

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JPH09246851A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Nec Corp パッチアンテナおよびその製造方法
EP0866517A3 (en) * 1997-03-21 2000-11-29 Sharp Kabushiki Kaisha Antenna-integral high frequency circuit electromagnetically coupling feeder circuit connected to high frequency circuit to microstrip antenna via slot coupling hole

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001010