JPH0516728B2 - - Google Patents

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JPH0516728B2
JPH0516728B2 JP25422585A JP25422585A JPH0516728B2 JP H0516728 B2 JPH0516728 B2 JP H0516728B2 JP 25422585 A JP25422585 A JP 25422585A JP 25422585 A JP25422585 A JP 25422585A JP H0516728 B2 JPH0516728 B2 JP H0516728B2
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excitation
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signal
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Tadashi Azegami
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、磁場を被測定流体に印加しその流量
を測定する電磁流量計に係り、特にその励磁方式
とこれに伴う信号処理方式を改良した電磁流量計
に関する。
<従来の技術> 第8図はマイクロコンピユータを用いた従来の
電磁流量計の構成を示すブロツク図である。
10は被測定流体を流す導管であり、この導管
10とは絶縁されて流量を検出するための電極1
1a,11bがその内面に設置されている。被測
定流体には励磁コイル12より磁場が印加されて
おり、励磁コイル12には励磁電源13より基準
電圧を発生するための基準抵抗14を介して矩形
波状の励磁電圧が印加されている。励磁電源13
と基準抵抗14との接続点は共通電位点COMに
接続されている。
一方、電極11a,11bは増幅器15の入力
端と接続されており、その出力端はマルチプレク
サ16を介してアナログ・デジタル変換器(A/
D変換器)17の入力端と接続されている。マル
チプレクサ16はスイツチ16a,16bで構成
され、スイツチ16aは増幅器15の出力端と
A/D変換器17の入力端の間に接続され、スイ
ツチ16bは基準抵抗14の一端とA/D変換器
17の入力端の間に接続される。スイツチ16
a,16bはマイクロコンピユータ18からのタ
イミング信号Ta,Tbによりそれぞれの開閉のタ
イミングが制御される。一方、マイクロコンピユ
ータ18は励磁電源13より励磁の切替えのタイ
ミングを知る同期信号Scを受けとる。マイクロコ
ンピユータ18はA/D変換器17からのデジタ
ル信号を受けとり流量演算をしたのち、出力回路
19を介して出力端20に流量信号を出力する。
次に、以上の如く構成された電磁流量計の動作
について第9図を用いて説明する。
励磁電源13から励磁コイル12に流される矩
形波状の励磁電流によりマルチプレクサ16のス
イツチ16bには第9図イに示すような矩形状の
波形の基準電圧VR′が印加されている。
マルチプレクサ16のスイツチ16aには、流
速がゼロのときは第9図ロに示す波形の電圧が、
被測定流体が流れているときは第9図ハに示す波
形の電圧が、それぞれ増幅器15の出力として発
生する。
増幅器15の出力(第9図ロ,ハ)はタイミン
グ信号Taにより、励磁期間と非励磁期間にそれ
ぞれ所定期間だけゲートされ、A/D変換器17
によりデジタル信号に変換されてマイクロコンピ
ユータ18内に読込まれる。読込むタイミングは
それぞれ励磁電流が切替えられた後の定常状態で
ある。この様にしてマイクロコンピユータ18に
読込まれた励磁状態と非励磁状態におけるデジタ
ル信号は、マイクロコンピユータ18によりこれ
等の差をとる演算が実行され電極11a,11b
に発生する直流雑音が除去される。
また、基準電圧VR′(第9図イ)はタイミング
信号Tbにより所定期間だけゲートされ、A/D
変換器17によりデジタル信号に変換されてマイ
クロココンピユータ18内に読込まれる。読込み
は励磁電流が切替えられた後の定常状態で行なわ
れる。マイクロコンピユータ18に読込まれた励
磁状態と非励磁状態におけるデジタル信号は、マ
イクロコンピユータ18によりこれ等の差がとら
れる。この結果は励磁電流の値に比例している。
マイクロコンピユータ18は励磁状態と非励磁
状態に読込まれたデジタル信号の差と励磁電流に
対応するデジタル信号の差との比率を演算し出力
回路19を介して出力端20に出力する。この様
にして励磁電流の変動による流量出力の変動を防
いでいる。
<発明が解決しようとする問題点> この従来の電磁流量計は、励磁電流が安定した
時点で流量信号をサンプリングするので励磁の切
替に伴つて生ずる微分性の雑音(第9図ロ,ハの
N1,N2)の影響を受けない利点がある反面、流
量信号に外部雑音が重畳されると特定のサンプリ
ングのタイミングにおいてのみデータが収集され
ることから雑音の影響が強調されることがある。
更に、流量信号が整定されるのを待つ必要がある
ので励磁周波数を低くする必要がある。この結
果、スラリ性の流体や低導電率の流体で発生する
流速と共に増加する低周波のランダムノイズ(以
下、フローノイズという)の影響を受けやすいと
いう欠点がある。
また、マイクロコンピユータ18は励磁周波数
に同期した同期信号Scに同期して頻繁なデータを
収集する必要があり、マイクロコンピユータ18
の負荷が増大し他の必要なジヨブを実行すること
ができないという問題がある。
<問題点を解決するための手段> この発明は、これ等の問題点を一掃するため、
第1周波数とこれより低い第2周波数の2つの異
なつた周波数を有する励磁電流を励磁コイルに流
す励磁手段と、この励磁手段により励磁され流量
に対応して発生する信号電圧を増幅する増幅手段
と、この増幅手段の出力を先の第1周波数に基づ
いて整流平滑して第1直流電圧を得る第1復調手
段と、先の増幅手段の出力を先の第2周波数に基
づいて整流平滑する第2直流電圧を得る第2復調
手段と、先の第1および第2直流電圧をマイクロ
コンピユータからのデータ収集指令に基づき第1
および第2デジタル信号として収集するデータ収
集手段と、先の第1および第2デジタル信号を先
のマイクロコンピユータにより加算的に合成して
出力する構成としたものである。
<実施例> 以下、本発明の実施例について図面に基づき説
明する。第1図は本発明の一実施例を示すブロツ
ク図である。
21は電極11a,11bに発生した電圧を増
幅器15で増幅した出力を整流平滑する復調回路
である。22は復調回路21で復調された直流の
信号電圧をデータとして収集するデータ収集回
路、23は収集したデータをデジタル信号に変換
するアナログ・デジタル変換器(A/D変換器と
いう)である。A/D変換器23でデジタル化さ
れた信号はマイクロコンピユータ24で後述する
所定の演算がなされ、出力回路25を介して出力
端20に出力される。26は励磁コイル12を励
磁する励磁電源部、27はタイミング制御部であ
る。
タイミング制御部27は複数のタイミングパル
スG1,G2を励磁電源部26に供給して複合励磁
の励磁タイミングを与える。
タイミング制御部27において、28はクロツ
ク発生器であり、29はステツプダウンカウンタ
である。励磁コイル12への複合励磁において、
例えば高い方の周波数として128Hz、低い方の周
波数として1Hzを採用する。この場合には、クロ
ツク発生器28の発生周波数cを4.096(KHz)と
する。これをステツプダウンカウンタ29のクロ
ツク端子CLに印加し、ステツプダウンした出力
端Q1,Q2,〜Q12の出力のうち出力端Q5から128
Hzのゲート信号GH,Q12から1Hzのゲート信号GL
を得てインバータ30,31を介してアンドゲー
ト32の各入力端に印加し、その出力端にタイミ
ングパルスG1を得ている。インバータ30の出
力端にはゲート信号GHを反転したゲート信号H
が得られる。また、出力端Q5,Q12の各出力はナ
ンドゲート33の各入力端に入力され、その出力
端にタイミングパルスG2を得ている。インバー
タ31の出力端にはゲート信号GLを反転したゲ
ート信号Lが得られる。なお、各論理素子は正
電源+E,負電源−Eで付勢されている。
励磁電源部26において、抵抗34,35,3
6はタイミングパルスG1,G2のオン・オフに基
づいて多重モードの励磁電流の値を設定するため
の設定部であり、抵抗34,35の一端に与えら
れたタイミングパルスG1,G2を各々抵抗36で
電圧分割し、抵抗36の両端に設定電圧VTを発
生させる。抵抗37は励磁コイル12の一端と直
列に接続され、ここに基準電圧VRを生じさせて
いる。
比較器38は設定電圧VTが反転入力端に、基
準電圧VRが非反転入力端にそれぞれ印加され、
スイツチ回路39を制御して設定電圧VTに基準
電圧VRを追従させる。ここで、±E=±5.5(u)、抵
抗34,35の値を5(k〓)、抵抗36の値を
500(〓)に選定するとVT=+0.5(V)〜0〜−0.5(V)
の3レベルの設定値をもつ。また、例えば抵抗3
7の値を1(〓)に選定すると励磁電流Ifは0.5(A)
〜−0.5(A)になる。
スイツチ回路39はC−MOSトランジスタに
よりスイツチ40,41が形成され、その各一端
には+E,−Eの電圧が印加されその各他端は励
磁コイル12の他端に接続されている。
復調回路21には、複数のスイツチSW1
SW2,〜SW8と、抵抗とコンデンサで構成された
複数のフイルタF1,F2,〜F8が設けられている。
増幅器15の出力端は抵抗42を介してスイツチ
SW1,SW2の各一端に接続され、これ等の各他端
はフイルタF1,F2に接続されている。また、増
幅器15の出力端は抵抗43を介してスイツチ
SW3,SW4の各一端に接続され、これ等の各他端
はフイルタF3,F4に接続されている。基準電圧
VRは抵抗44を介してスイツチSW5,SW6の各
一端に印加され、これ等の各他端はフイルタF5
F6に接続されている。また、基準電圧VRは抵抗
45を介してスイツチSW7,SW8の各一端に印加
され、これ等の各他端はフイルタF7,F8に接続
されている。スイツチSW1とSW5はゲート信号
GHにより、スイツチSW2とSW6はゲート信号H
により、スイツチSW3とSW7はゲート信号GL
より、スイツチSW4とSW8はゲート信号Lによ
りそれぞれ開閉を制御される。
データ収集回路22はスイツチSW1′,SW2′,
〜SW8′で構成され、フイルタF1,F3,F5,F8
出力の直流電圧はスイツチSW1′,SW3′,SW5′,
SW7′を介してA/D変換器23に入力され、ま
たフイルタF2,F4,F6,F8の出力の直流電圧は
それぞれスイツチSW2′,SW4′,SW6′,SW8′を
介してA/D変換器23に入力される。
次に、以上の如く構成された第1図に示す電磁
流量計の動作について第2図に示す波形図を用い
て説明する。
タイミング制御部27ではクロツク発生器28
の発生周波数cをステツプダウンカウンタ29に
より分周し、出力端Q5,Q12よりゲート信号GH
GL(第2図イ,ロ)を得る。ゲート信号GH,GL
それぞれインバータ30,31により反転してゲ
ート信号HL(第2図ヘ,ト)を得る。
これ等のゲート信号HLおよびGH,GLはそ
れぞれアンドゲート32、ナンドゲート33を介
してタイミングパルスG1,G2とされ、抵抗34,
35,36により電圧分割されて設定電圧VT(第
2図ハ)となる。比較器38は設定電圧VTと抵
抗37に励磁電流によつて発生した基準電圧VR
(第2図ニ)を比較し、設定電圧VTに基準電圧VR
を追従させる。スイツチ40のオンにより励磁電
流Ifが増加し、基準電圧VRが増加する。スイツチ
41のオンにより励磁電流Ifが減少し基準電圧VR
が減少する。この増減を比較器38での出力で操
作して設定電圧VTに基準電圧VRを追従させる。
この結果、励磁コイル12の両端の励磁電圧ef
第2図ホに示すようなオン・オフ波形となる。一
方、基準電圧VRは励磁コイル12のインダクタ
ンスにより励磁電圧ef(第2図ホ)を平滑した波
形で、繰返し周波数2Hと2Lの2つの周波数を含
む波形(第2図ニ)となる。この波形は励磁電流
Ifの波形と同じであり、これ等の周波数に対応す
る磁場が被測定流体に印加され、対応する周波数
を含む信号電圧esが増幅器15の出力端に得られ
る(第2図チ)。
増幅器15の出力端の信号電圧es(第2図チ)
は、ゲート信号GH,GLHLをタイミング制
御部27より受け、復調回路27で同期整流され
る。信号電圧esの平均レベルが第2図チのAの場
合とBの場合についてスイツチSW1,〜SW4で同
期整流したときの各出力e1,e3に対してそれぞれ
添字A,Bを付して示すと、第2図リ〜オに示す
整流電圧e1A,e3A,e1B,e3Bとなる。
整流電圧e1は周期2H(第2図イ,ヘ)で同期整
流され、フイルタF1,F2で平滑されてこの出力
端で直流電圧E1とされる。この直流電圧E1は周
期2Hで決定される平均電圧に等しく高速応答を
示す。しかし、第2図リに示すように励磁電流の
切替えによつて生ずる微分性の雑音N3とN4が周
期2Hに亘つて平滑しても消去されず残つている。
この微分性の雑音N3,N4は信号検出の際に磁場
に対して信号検出ループが面積をもつなどして生
ずるものであり温度により変化し長期ドリフトの
要因をなす。
これに対して、整流電圧e3は周期2L(第2図
ロ,ト)で同期整流され、フイルタF3,F4で平
滑されてこの出力端で直流電圧E3とされる。こ
の直流電圧E3は周期2Lで決定される平均電圧に
等しいので応答は遅く、低速応答を示す。しか
し、第2図ヌに示すように励磁電流の切替えによ
つて生ずる微分性の雑音N5,N6はその極性は反
対であり、周期2Lに亘つて平滑すると消去され、
従つてドリフトの原因を作ることなく安定であ
る。
第2図ワはゲート信号GH(第2図イ)、ゲート
信号H(第2図ヘ)により制御されて基準電圧
VRを同期整流して得た整流電圧e5の波形を示し
ている。図中、N7で示す突起状の部分は励磁電
流の切替えに伴つて生じた微分性の雑音を示して
いる。整流電圧e5は周期2Hで同期整流され、フ
イルタF5,F6で平滑されてこの出力端で直流電
圧E5とされる。
第2図カはゲート信号GL(第2図ロ)、ゲート
信号L(第2図ト)により制御されて基準電圧
VRを同期整流して得た整流電圧e7の波形を示す。
整流電圧e7は周期2Lで同期整流され、フイルタ
F7,F8で平滑されてこの出力端で直流電圧E7
される。
以上の各直流電圧E1,E3,E5,E7の時間に対
する変化を示したものが第3図〜第5図である。
第3図は秒単位における各直流電圧E1,〜E7
の時間変化を示している。第3図イに示すE1
対して第3図ハに示すE3の値が小さくなつてい
るのは、直流電圧E1が第2図リに示すように微
分性の雑音N3,N4が加算され、直流電圧E3が第
2図ヌに示すように雑音N3,N4が減算されてい
るためである。
第4図は分単位における各直流電圧E1〜E7
応答を示している。第4図イに示す直流電圧E1
は流量変化に対し高速応答を示し、第4図ハに示
す直流電圧E3は低速応答を示している。
第5図は時間単位における直流電圧E1,E3
長時間ドリフトの様子を示している。直流電圧
E1は第4図イに示す如く高速応答を示す反面、
長期的に見るとドリフトを起し、安定性に欠ける
ことを示し、直流電圧E3は第4図ハに示すごと
く応答は遅いが、ドリフトがなく長期安定性を持
つている。
以上、説明したように各直流電圧E1〜E7
各々特徴を有し、これ等の直流電圧はマイクロコ
ンピユータ24からの指令に基づくタイミングで
データ収集回路22のスイツチSW1′,SW2′,〜
SW8′を切替え、データの収集を行ない、これを
A/D変換器23でデジタル値に変換してマイク
ロコンピユータ24に取込む。このデータの収集
は、復調回路21で各電圧が直流電圧に変換され
ているので、マイクロコンピユータ24のデータ
処理能力に合せて入力アクセス頻度を選定し励磁
周期と切り離して実行できる。
マイクロコンピユータ24は、直流電圧E1
直流電圧E5の比をとる演算、および直流電圧E3
と直流電圧E7の比をとる演算を実行して励磁電
流の変動を補償し、更に各々の比演算E1/E5
E3/E7の結果を加算的に合成して出力回路25
に出力する。
比演算E1/E5,E3/E7の和をとる演算をする
と、E1/E5の高速応答性を生かしながらE3/E7
の有する長期安定性を確保することができる。
流量変動の少ない通常の作動の場合は、増幅器
15の出力に含まれる信号電圧esの変動の周波数
は小さく、直流出力E1はハイパスフイルタとし
て機能するスイツチSW1,SW2(繰返し周期2H)
のため応答せず、ローパスフイルタとして機能す
るスイツチSW3,SW4(繰返し周期2L)によるゼ
ロ点の安定(雑音N5,N6はキヤンセルされる)
な低速応答の直流出力E3が合成出力として出力
される。一方、フローノイズに関しては、ローパ
スフイルタとして機能するスイツチSW3,SW4
存在のためにその影響が軽減され直流電圧E3
揺動としては現われず、また、高い励磁周波数と
同期して切換えられるスイツチSW1,SW2の存在
のため低周波領域に存在するフローノイズとの周
波数差が大きく、直流電圧E1にその影響が現わ
れない。換言すれば、流量変動の少ない通常の作
動の場合は、安定なゼロ点を確保しながらフロー
ノイズの影響も受け難い電磁流量計とすることが
できる。
次に、流量が急に変動した場合には、直流電圧
E3はローパスフイルタとして機能するスイツチ
SW3,SW4の大き時定数のために応答しないが、
直流電圧E1はハイパスフイルタとして機能する
スイツチSW1,SW2の小さな時定数のため直ちに
応答して直流電圧E1が合成出力として出力され
る。
第6図は本発明の変形実施例を示すブロツク図
である。第1図に示すゲート信号GHHの半周
期Hを例えば5ミリ秒、ゲート信号GLLの半
周期Lを例えば320ミリ秒に選定し、前記5ミリ
秒の値をフローノイズの主成分の周期、100〜
2000ミリ秒に対して充分小さい値として選定すれ
ば、第2図に示すように信号電圧esの全量を必ず
しも整流して平滑する必要はない。例えばH/2
の幅ごとに整流してもフローノイズは充分平滑し
て取り込める。
第11図にはH/2の幅ごとの電圧をゲートし
て使用する場合のゲート信号GH′,H′,GL′,
GL′を得る構成を示してある。ステツプダウンカ
ウン29の出力端Q4の出力がアンドゲート46,
47,48,49の入力の一端に印加され、アン
ドゲート46の入力の他端にはQ5の出力が印加
されてその出力端にゲート信号GH′を得、アンド
ゲート47の入力の他端にはQ12の出力が印加さ
れてその出力端にゲート信号GL′を得、アンドゲ
ート48の入力の他端にはインバータ31の出力
が印加されてその出力端にゲート信号L′を得、
アンドゲート49の入力の他端にはインバータ3
0の出力が印加されてその出力端にゲート信号
GH′を得る。
ゲート信号GH′でスイツチSW1,SW5が、ゲー
ト信号H′でスイツチSW2,SW6が、ゲート信号
GL′でスイツチSW3,SW7が、ゲート信号L′で
スイツチSW4,SW8がそれぞれ制御される。
第7図は第6図に示すゲート信号を用いて信号
処理したときの各部の波形を示す。第6図イ,
ロ,ハ,ニ,ホの各波形は第2図ニ,チ,ワ,
ヌ,リに各々対応している。これ等の波形におい
ては励磁電流の切替えに伴う微分性の雑音、例え
ばN7などの影響が軽減され、マイクロコンピユ
ータによる合成出力の安定性は更に向上する。
なお、第1図に示す実施例においては、基準電
圧VRと増幅器15の出力との比をとる演算がマ
イクコンピユータ24により実行されたが、励磁
電流Ifが安定ならば、この比演算は省略すること
ができる。
<発明の効果> 以上、実施例とともに具体的に説明した様に本
発明によれば以下の如き効果がある。
(イ) 複雑の励磁周波数により発信器を励磁し、生
ずる複数の周波数を含む信号電圧を各励磁周波
に同期したゲート信号で復調して直流電圧と
し、この直流電圧に対してマイクロコンピユー
タの選定した任意の入力アクセス頻度でデータ
を収集するようにしたので、励磁周期とデータ
収集の周期とを切り離すことができるようにな
り、マイクロコンピユータの他のジヨブ処理能
力が向上し得る。
(ロ) 励磁周波数に同期して信号電圧を収集する必
要がない構成であるので、第1周波数を高くし
てフローノイズの影響を避けやすくしても、こ
れに伴つてマイクロコンピユータの入力アクセ
ス頻度を増やす必要がない。従つて、第1周波
数を充分に高く選定することができる。
(ハ) 複数の周波数で励磁し、対応する周波数の信
号電圧を各々加算的に合成することにより、高
い周波数の高速応答性を生かしながら同時に低
い周波数の長期安定性を確保し、精度の高い電
磁流量計が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図における各部の波形を示す波形
図、第3図,第4図,第5図は第1図に示す実施
例の各フイルタ出力の短期、中期、長期における
安定性を示す説明図、第6図は本発明におけるゲ
ート信号を発生させる他の実施例を示すブロツク
図、第7図は第6図における構成を用いたときの
各部の波形を示す波形図、第8図は従来の電磁流
量計の構成を示すブロツク図、第9図は第8図に
おける各部の波形を示す波形図である。 15……増幅器、21……復調回路、22……
データ収集回路、23……A/D変換器、24…
…マイクロコンピユータ、25……出力回路、2
6……励磁電源部、27……タイミング制御部、
28……クロツク発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1周波数とこれより低い第2周波数の2つ
    の異なつた周波数を有する励磁電流を励磁コイル
    に流す励磁手段と、この励磁手段により励磁され
    流量に対応して発生する信号電圧を増幅する増幅
    手段と、この増幅手段の出力を前記第1周波数に
    基づいて整流平滑して第1直流電圧を得る第1復
    調手段と、前記増幅手段の出力を前記第2周波数
    に基づいて整流平滑する第2直流電圧を得る第2
    復調手段と、前記第1および第2直流電圧をマイ
    クロコンピユータからのデータ収集指令に基づき
    第1および第2デジタル信号として収集するデー
    タ収集手段と、前記第1および第2デジタル信号
    を前記マイクロコンピユータにより加算的に合成
    して出力することを特徴とする電磁流量計。
JP25422585A 1985-11-13 1985-11-13 電磁流量計 Granted JPS62113018A (ja)

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JP25422585A JPS62113018A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 電磁流量計

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JP25422585A JPS62113018A (ja) 1985-11-13 1985-11-13 電磁流量計

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JPS62113018A JPS62113018A (ja) 1987-05-23
JPH0516728B2 true JPH0516728B2 (ja) 1993-03-05

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JPS62113018A (ja) 1987-05-23

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