JPH0537217Y2 - - Google Patents

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JPH0537217Y2
JPH0537217Y2 JP16765186U JP16765186U JPH0537217Y2 JP H0537217 Y2 JPH0537217 Y2 JP H0537217Y2 JP 16765186 U JP16765186 U JP 16765186U JP 16765186 U JP16765186 U JP 16765186U JP H0537217 Y2 JPH0537217 Y2 JP H0537217Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、磁場を被測定流体に印加しその流量
を測定する電磁流量計に係り、特にその励磁方式
とこれに伴なう信号処理方式を改良した電磁流量
計に関する。
〈従来の技術〉 工業用の電磁流量計は従来から商用電源を用い
て励磁する商用周波の励磁方式が採用されてき
た。商用周波の励磁方式は、(イ)応答速度が早く低
コストに出来る。(ロ)スラリ性の流体や低導電率の
流体で発生する流速と共に増加する低周波のラン
ダムノイズ(以下、フローノイズという)の影響
を受けがたい、という利点があるが、稼動状態で
比較的に長期、例えば1日程度の間、放置してお
くとゼロ点が変動するという欠点がある。
このため、商用周波の1/2、あるいはこれ以下
の低周波で励磁する低周波励磁方式が採用される
ようになつた。低周波励磁方式にすると周知のよ
うにゼロ点の安定な電磁流量計が得られる利点が
ある。しかし、キヤリヤ周波数が低いのでフロー
ノイズの周波数と近接し、このためフローノイズ
の影響を受け易く、特に流速が大になるとこの影
響が顕著になる。また、フローノイズの影響を軽
減するためにダンピングをかけると応答が遅くな
る欠点を有している。更に、最近の電磁流量計は
省電力化を図る傾向にあるが、特に2線により電
源の供給と信号の伝送を同時に行う2線式の電磁
流量計では省電力化が必須の要件となる。
この様な場合には単位流速当たりの起電力を小
さくする必要があり、例えば従来の低周波励磁方
式では0.5mV/m/s程度であつたものが2線式
にすると10μV/m/s程度と小さくなる。発生
起電力が従来に比べて1桁以上も小さくなるとフ
ローノイズの影響は相対的に増大するので低周波
励磁方式で省電力化を図ることには限界がある。
そこで、特願昭60−197168号(発明の名称:電
磁流量計)で提案されているように商用周波数の
励磁電流成分とこれより低い周波数の励磁電流成
分を励磁コイルに同時に流して複合磁場を形成す
る複合励磁方式が提案されている。
第3図はこの種の電磁流量計の構成を示すブロ
ツク図である。
10は電磁流量計の検出器の導管であり、絶縁
性のライニングがその内面に施されている。11
a,11bは信号電圧を検出するための電極であ
る。12は励磁コイルであり、これによつて発生
した磁場が被測定流体に印加される。励磁コイル
12には、励磁回路13から励磁電流Ifが供給さ
れている。励磁電流Ifは高周波の電流と低周波の
電流が重畳されている。
前置増幅器14ではコモンモード電圧の除去と
インピーダンス変換がなされその出力端を介して
結合点15に出力される。結合点15における信
号電圧の中には低周波と高周波の2つの周波数成
分を含んでいる。
このうち、低周波の信号電圧は復調器16で周
波数弁別され抵抗とコンデンサで構成されたロー
パスフイルタ17で平滑されて加算点18に出力
される。
また、高周波の信号電圧は復調器19で周波数
弁別されコンデンサと抵抗で構成されたハイパス
フイルタ20を介して加算点18に出力される。
加算点18ではローパスフイルタ17とハイパ
スフイルタ20の各出力が加算され出力端21に
出力される。
励磁回路13には電源端22から電源電圧が印
加され、励磁コイル12に低周波と高周波の複合
された励磁電流が流されるが、同時に復調器16
には低周波の参照信号S1が、復調器19には高
周波の参照信号S2がそれぞれ印加され、これら
によつて周波数弁別されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この従来の電磁流量計では一般
にローパスフイルタ17とハイパスフイルタ20
の各時定数は大きな値が選定されており、更に高
周波の励磁により得られる信号は微分ノイズによ
るゼロフト分を含んだ信号となつているので、低
周波側と高周波側の信号を加算した信号はゼロシ
フト分だけ誤差となり、しかもこの値はわからな
い。
この点について、第3図のブロツク図と第4図
の波形図を用いて説明すると次のようになる。
ゼロ点を確定させるために、まず電源端22か
ら電源検出器23で電源電圧がオン(第4図イ)
になつたことを検出し、電源がオンになつてから
短い時間のあいだパルス信号S3(第4図ト)を
出力する。次に、ハイパスフイルタ17のコンデ
ンサの両端に挿入されたスイツチSW1とローパ
スフイルタ20のコンデンサの両端に挿入された
スイツチSW2で構成された時定数低減手段とを
パルス信号S3でオンとしてイニシアル値をゼロ
(第4図ハ,ホ)にさせてから演算を始めると、
復調器16の出力(第4図ロ)は流量信号のみで
あり復調器19の出力(第4図ニ)は流量信号と
ゼロシフトとの和の信号が含まれるので、加算出
力(第4図ヘ)はゼロシフト分だけずれた出力と
なる。
このずれたゼロシフト分はハイパスフイルタ2
0の大きい時定数で収束していくので、長い時間
のあいだ実際の流量と異なつた値を出力するとい
う問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、以上の問題点を解決するため、第
1周波数とこれより低い第2周波数の2つの異な
つた周波数を有する磁場を供給する励磁手段と、
この励磁手段により励磁され流量に対応して発生
する信号電圧を第1周波数に基づいて弁別して出
力する第1復調手段と、この第1復調手段の出力
を高域濾波するハイパスフイルタと、信号電圧を
第2周波数に基づいて弁別して復調する第2復調
手段と、この第2復調手段の出力を低域濾波する
ローパスフイルタと、ハイパスフイルタとローパ
スフイルタとの各出力を加算的に合成する加算手
段と、ローパスフイルタとハイパスフイルタの時
定数を各々小さくする時定数低減手段と、電源が
投入された時点を検知して所定の短い時間のあい
だ時定数低減手段を作動させる動作信号を出力す
る電源検知手段とを具備するようにしたものであ
る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。第1図は本考案の一実施例を示すブロツ
ク図である。
復調器16の出力は抵抗R1とコンデンサC1
で構成されたローパスフイルタ24を介して加算
点18に印加されている。抵抗R1の両端には抵
抗R2とスイツチSW3の直列回路が接続されい
いる。
また、復調器19の出力はコンデンサC2と抵
抗R3で構成されたハイパスフイルタ25を介し
て加算点18に印加されている。抵抗R3の両端
には抵抗R4とスイツチSW4の直列回路が接続
されている。
スイツチSW3とSW4は電源検出器23から
のパルス信号S3により、そのパルスの到来時に
オンとされる。そして、抵抗R2は抵抗R1に比
べて小さい値に、抵抗R4は抵抗R3に比べて小
さい値にそれぞれ選定されている。
次に、第2図を用いて第1図に示す実施例の動
作を説明する。
第2図イに示すように電源端23がオンになり
電源が投入されたときは第2図トに示すように電
源検出器23からパルス信号S3が発生し、これ
によりスイツチSW3とSW4がオンとされる。
したがつて、ハイパスフイルタ24と25はこれ
らの時定数が小さく設定される。したがつて、復
調器16の出力が第2図ロに示すように急に立ち
上がつても時定数が小さいのでローパスフイルタ
24の出力は第2図ハに示すように比較的早く変
化する(第4図ハ参照)。また、復調器19の出
力も第2図ニに示すように急峻に立ち上るが、ハ
イパスフイルタ25の出力は第2図ホに示すよう
に比較的早くゼロ点に戻る(第4図ホ参照)。
したがつて、ローパスフイルタ24とハイパス
フイルタ25の各出力が加算点18で加算された
信号は出力端21に第2図ヘに示すような出力を
出す。この出力の値は第4図ヘに示す値と比較す
ればわかるように斜線で示すゼロシフト成分の影
響が小さいことがわかる。
そして、第2図トで示すパルス信号S3がオフ
になつた後はスイツチSW3とSW4がオフとさ
れるので各々の時定数が大きくなり、低周波励振
と高周波励振の各々の利点をもつ信号が出力端2
1に出力される。
なお、第1図に示す実施例ではデスクリートな
回路で実現したが、これはマイクロプロセツサを
使つてソフト的に実現してもよい。ソフトで実現
する場合には、時定数を時間的に変化されるよう
にすれば便利である。
更に、スイツチSW3,SW4がオンとなつて
いる間は出力を強制的な値、例えば0%に保持す
るようにしておく。これにより、電源を投入した
当初はゼロシフトの影響がでないようにすること
ができる。
〈考案の効果〉 以上、実施例と共に具体的に説明したように本
考案によれば、高周波側と低周波側との各々のフ
イルタの時定数を電源を投入した当初は小さく、
所定期間を経過した後は大きくするようにしたの
で、電源投入の当初のゼロシフトの影響を短時間
で収束出来るようになり測定が素早く実行でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図における実施例の各部の波形を示
す波形図、第3図は従来の電磁流量計の構成を示
すブロツク図、第4図は第3図における各部の波
形を示す波形図である。 10……導管、12……励磁コイル、13……
励磁回路、14……前置増幅器、15……結合
点、16,19……復調器、18……加算点、1
7,24……ローパスフイルタ、20,25……
ハイパスフイルタ、23……電源検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1周波数とこれより低い第2周波数の2つの
    異なつた周波数を有する磁場を供給する励磁手段
    と、この励磁手段により励磁され流量に対応して
    発生する信号電圧を前記第1周波数に基づいて弁
    別して出力する第1復調手段と、この第1復調手
    段の出力を高域濾波するハイパスフイルタと、前
    記信号電圧を前記第2周波数に基づいて弁別して
    復調する第2復調手段と、この第2復調手段の出
    力を低域濾波するローパスフイルタと、前記ハイ
    パスフイルタと前記ローパスフイルタとの各出力
    を加算的に合成する加算手段と、前記ローパスフ
    イルタと前記ハイパスフイルタの時定数を各々小
    さくする時定数低減手段と、電源が投入された時
    点を検知して所定の短い時間のあいだ前記時定数
    低減手段を作動させる動作信号を出力する電源検
    知手段とを具備することを特徴とする電磁流量
    計。
JP16765186U 1986-10-31 1986-10-31 Expired - Lifetime JPH0537217Y2 (ja)

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