JPH05166879A - Ic実装方法 - Google Patents
Ic実装方法Info
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- JPH05166879A JPH05166879A JP32873091A JP32873091A JPH05166879A JP H05166879 A JPH05166879 A JP H05166879A JP 32873091 A JP32873091 A JP 32873091A JP 32873091 A JP32873091 A JP 32873091A JP H05166879 A JPH05166879 A JP H05166879A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/11—Manufacturing methods
- H01L2224/118—Post-treatment of the bump connector
- H01L2224/1182—Applying permanent coating, e.g. in-situ coating
- H01L2224/11822—Applying permanent coating, e.g. in-situ coating by dipping, e.g. in a solder bath
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
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- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子機器に用いられるICチップを導電性接
着剤を用いて液晶パネルなどの回路基板に接続する方法
において、ICチップのバンプへの導電性接着剤の転写
量を安定させ回路基板との接続において導電性接着剤の
転写不良による拡がり小や接端子間ショート不良を解決
し、安定した電気的接続が得られるIC実装方法を提供
する。 【構成】 ICチップ1上の電極パッド2に形成したバ
ンプ(突起接点)3の頭頂部に、導電性接着剤膜4もし
くは絶縁性接着剤4を塗布した後、第2の支持体10上
に作成した高粘度の第2の導電性接着剤5膜を塗布し、
回路基板の端子電極と位置決め・圧接し加熱硬化して接
続する。
着剤を用いて液晶パネルなどの回路基板に接続する方法
において、ICチップのバンプへの導電性接着剤の転写
量を安定させ回路基板との接続において導電性接着剤の
転写不良による拡がり小や接端子間ショート不良を解決
し、安定した電気的接続が得られるIC実装方法を提供
する。 【構成】 ICチップ1上の電極パッド2に形成したバ
ンプ(突起接点)3の頭頂部に、導電性接着剤膜4もし
くは絶縁性接着剤4を塗布した後、第2の支持体10上
に作成した高粘度の第2の導電性接着剤5膜を塗布し、
回路基板の端子電極と位置決め・圧接し加熱硬化して接
続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICチップに代表され
る電気マイクロ回路素子の入出力パッド上に形成された
突起接点と回路基板上に形成された電極端子とを導電性
接着剤を用いて電気接続するためのICチップの実装方
法に関するものである。
る電気マイクロ回路素子の入出力パッド上に形成された
突起接点と回路基板上に形成された電極端子とを導電性
接着剤を用いて電気接続するためのICチップの実装方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気マイクロ回路素子の接点領域
と回路基板上の電極端子部との接続には半田付けが良く
利用されていた。しかしながら近年、例えばICフラッ
トパッケージなど小型化と接続端子の増加により接続端
子間、いわゆるピッチ間隔が次第に狭くなり従来の半田
付け技術で対処することが困難になってきた。また最近
では電卓、電子時計、あるいは液晶ディスプレイなどに
あたっては裸のICチップをガラス基板上の電極に直付
けして実装面積の効率的使用を図ろうとする動きがあり
半田付けに変わる有効かつ微細な電気的接続手段が強く
望まれていた。
と回路基板上の電極端子部との接続には半田付けが良く
利用されていた。しかしながら近年、例えばICフラッ
トパッケージなど小型化と接続端子の増加により接続端
子間、いわゆるピッチ間隔が次第に狭くなり従来の半田
付け技術で対処することが困難になってきた。また最近
では電卓、電子時計、あるいは液晶ディスプレイなどに
あたっては裸のICチップをガラス基板上の電極に直付
けして実装面積の効率的使用を図ろうとする動きがあり
半田付けに変わる有効かつ微細な電気的接続手段が強く
望まれていた。
【0003】裸のICチップを配線基板上の電極と電気
的に接続する方法としてはICチップの電極パッド上に
形成した電気導電性の突起接点の頭頂部に導電性接着剤
を転写・塗布し、配線基板の電極端子に位置合わせし接
着硬化することでICチップと配線基板の電気的接続を
図る技術がある(特公昭62−285446)。この技
術において、ICチップ上の突起接点に導電性接着剤を
いかに安定して転写・塗布するかが接続品質上重要とな
る。
的に接続する方法としてはICチップの電極パッド上に
形成した電気導電性の突起接点の頭頂部に導電性接着剤
を転写・塗布し、配線基板の電極端子に位置合わせし接
着硬化することでICチップと配線基板の電気的接続を
図る技術がある(特公昭62−285446)。この技
術において、ICチップ上の突起接点に導電性接着剤を
いかに安定して転写・塗布するかが接続品質上重要とな
る。
【0004】以下図面を参照しながら上述した従来のI
Cチップの実装方法について説明する。
Cチップの実装方法について説明する。
【0005】図1と図5〜図8は従来例のIC実装工程
を示したものである。図において1はICチップであ
り、150μmピッチで配置した約150個の電極パッ
ド2上には高さ約70μm、径約80μmのバンプ(突
起接点)3が形成してある。5はエポキシ樹脂にAgを
94重量%含有し、粘度が60Pa.sの溶剤型の高粘
度の導電性接着剤である。6は液晶パネルなどの回路基
板であり、ICチップ1の電極パッド2と同数・同ピッ
チのITO電極からなる電極端子7が形成されている。
10は膜形成ブレード11を用いて導電性接着剤5膜を
作成するための支持体である。
を示したものである。図において1はICチップであ
り、150μmピッチで配置した約150個の電極パッ
ド2上には高さ約70μm、径約80μmのバンプ(突
起接点)3が形成してある。5はエポキシ樹脂にAgを
94重量%含有し、粘度が60Pa.sの溶剤型の高粘
度の導電性接着剤である。6は液晶パネルなどの回路基
板であり、ICチップ1の電極パッド2と同数・同ピッ
チのITO電極からなる電極端子7が形成されている。
10は膜形成ブレード11を用いて導電性接着剤5膜を
作成するための支持体である。
【0006】従来のIC実装方法は、まず図1に示すよ
うにICチップ1上の電極パッド2上にワイヤーボンデ
ィング法でもってAu線を溶着しバンプ(突起接点)3
を形成し、形成後高さを揃えるためにバンプ3の頭頂部
を約40μmの高さに平たく成形している。つぎに、図
5に示すように別に用意した支持体10上に膜形成ブレ
ード11を用いて約25μmの均一な導電性接着剤5膜
を作成する。そして、図6に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を支持体8上に形成した導電性接着剤
4膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂部に導電性接
着剤5を転写・塗布する。図7はICチップ1のバンプ
3の頭頂部に導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図
である。その後、図8に示すように導電性接着剤5が塗
布されたICチップ1を回路基板6の端子電極7と位置
合わせ結合し、100℃3時間加熱することで導電性接
着剤5を硬化させICチップ1の実装が完了する。
うにICチップ1上の電極パッド2上にワイヤーボンデ
ィング法でもってAu線を溶着しバンプ(突起接点)3
を形成し、形成後高さを揃えるためにバンプ3の頭頂部
を約40μmの高さに平たく成形している。つぎに、図
5に示すように別に用意した支持体10上に膜形成ブレ
ード11を用いて約25μmの均一な導電性接着剤5膜
を作成する。そして、図6に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を支持体8上に形成した導電性接着剤
4膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂部に導電性接
着剤5を転写・塗布する。図7はICチップ1のバンプ
3の頭頂部に導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図
である。その後、図8に示すように導電性接着剤5が塗
布されたICチップ1を回路基板6の端子電極7と位置
合わせ結合し、100℃3時間加熱することで導電性接
着剤5を硬化させICチップ1の実装が完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、導電性接着剤の導電粒子の含有量が高く
転写・塗布の中心となる樹脂分が少なくなるためICチ
ップ上のバンプへの濡れ性が悪く転写・塗布が不安定と
なり、回路基板と接続した際、導電性接着剤が不足して
オープン不良が発生したり過剰となって隣接端子とのシ
ョート不良が発生するという課題があった。
来の方法では、導電性接着剤の導電粒子の含有量が高く
転写・塗布の中心となる樹脂分が少なくなるためICチ
ップ上のバンプへの濡れ性が悪く転写・塗布が不安定と
なり、回路基板と接続した際、導電性接着剤が不足して
オープン不良が発生したり過剰となって隣接端子とのシ
ョート不良が発生するという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のIC実装方法は、ICチップのバンプに低
粘度の第1の導電性接着剤を転写・塗布した後、高粘度
の第2の導電性接着剤を転写塗布するものである。
め、本発明のIC実装方法は、ICチップのバンプに低
粘度の第1の導電性接着剤を転写・塗布した後、高粘度
の第2の導電性接着剤を転写塗布するものである。
【0009】あるいは、ICチップのバンプに導電粒子
が含有されない低粘度の接着剤を転写・塗布した後、高
粘度の導電性接着剤を転写塗布するものである。
が含有されない低粘度の接着剤を転写・塗布した後、高
粘度の導電性接着剤を転写塗布するものである。
【0010】
【作用】したがって上記第1の手段によれば、ICチッ
プのバンプへの濡れ性がよい低粘度の第1の導電性接着
剤を転写・塗布し未硬化の状態で高粘度の第2の導電性
接着剤を転写・塗布することで、ICチップのバンプ表
面に高粘度の第2の導電性接着剤と濡れやすい低粘度の
導電性接着剤層が形成されるため、転写量が安定し、オ
ープン不良や隣接間ショートをなくすことができる。
プのバンプへの濡れ性がよい低粘度の第1の導電性接着
剤を転写・塗布し未硬化の状態で高粘度の第2の導電性
接着剤を転写・塗布することで、ICチップのバンプ表
面に高粘度の第2の導電性接着剤と濡れやすい低粘度の
導電性接着剤層が形成されるため、転写量が安定し、オ
ープン不良や隣接間ショートをなくすことができる。
【0011】また、上記第2の手段によれば、ICチッ
プのバンプへの濡れ性がよい低粘度の接着剤を転写・塗
布し未硬化の状態で高粘度の導電性接着剤を転写・塗布
することで、ICチップのバンプ表面に高粘度の導電性
接着剤と濡れやすい低粘度の絶縁性接着剤層が形成され
るため、転写量が安定し、第1の方法と同様の効果が得
られる。
プのバンプへの濡れ性がよい低粘度の接着剤を転写・塗
布し未硬化の状態で高粘度の導電性接着剤を転写・塗布
することで、ICチップのバンプ表面に高粘度の導電性
接着剤と濡れやすい低粘度の絶縁性接着剤層が形成され
るため、転写量が安定し、第1の方法と同様の効果が得
られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について同一機能を
有するものには同一番号を付して詳しい説明を省略し、
相違する点について説明する。
有するものには同一番号を付して詳しい説明を省略し、
相違する点について説明する。
【0013】(実施例1)本発明の第1の実施例は図1
と図5〜図8まで従来例と同一の工程である。図2〜図
4は本発明の第1の実施例のIC実装方法を示す第1の
導電性接着剤膜の作成と転写・塗布工程図である。図2
〜図4において1はICチップであり電極2上にAuバ
ンプ3が形成されている。4はエポキシ樹脂に平均粒径
約4μmのAg粒子を85重量%含有し、粘度が45P
a.sの溶剤型の第1の導電性接着剤(以後、低粘度導
電性接着剤という)であり、図5〜図6におけるエポキ
シ樹脂に平均粒径約4μmのAg粒子を94重量%含有
した粘度が60Pa.sの第2の導電性接着剤5(以
降、高粘度導電性接着剤という)より低粘度となってい
る。8は第1の支持体、9は第2の膜形成ブレードであ
る。
と図5〜図8まで従来例と同一の工程である。図2〜図
4は本発明の第1の実施例のIC実装方法を示す第1の
導電性接着剤膜の作成と転写・塗布工程図である。図2
〜図4において1はICチップであり電極2上にAuバ
ンプ3が形成されている。4はエポキシ樹脂に平均粒径
約4μmのAg粒子を85重量%含有し、粘度が45P
a.sの溶剤型の第1の導電性接着剤(以後、低粘度導
電性接着剤という)であり、図5〜図6におけるエポキ
シ樹脂に平均粒径約4μmのAg粒子を94重量%含有
した粘度が60Pa.sの第2の導電性接着剤5(以
降、高粘度導電性接着剤という)より低粘度となってい
る。8は第1の支持体、9は第2の膜形成ブレードであ
る。
【0014】まず、図1に示すようにICチップ1上の
電極パッド2上にワイヤーボンディング法でもってAu
線を溶着し高さが約70μm、径が約80μmのバンプ
(突起接点)3を形成し、形成後高さを揃えるためにバ
ンプ3の頭頂部を約45μmの高さに平たく成形してい
る。
電極パッド2上にワイヤーボンディング法でもってAu
線を溶着し高さが約70μm、径が約80μmのバンプ
(突起接点)3を形成し、形成後高さを揃えるためにバ
ンプ3の頭頂部を約45μmの高さに平たく成形してい
る。
【0015】つぎに、図2に示すように第1の支持体8
上に第1の膜形成ブレード9を用いて約15μmの均一
な低粘度導電性接着剤4膜を作成する。
上に第1の膜形成ブレード9を用いて約15μmの均一
な低粘度導電性接着剤4膜を作成する。
【0016】そして、図3に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を第1の支持体8上に形成した低粘度
導電性接着剤4膜に1秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂
部に低粘度導電性接着剤4を転写・塗布する。
バンプ3の頭頂部を第1の支持体8上に形成した低粘度
導電性接着剤4膜に1秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂
部に低粘度導電性接着剤4を転写・塗布する。
【0017】図4はICチップ1のバンプ3の頭頂部に
低粘度導電性接着剤4の転写・塗布が終了した図であ
る。
低粘度導電性接着剤4の転写・塗布が終了した図であ
る。
【0018】つぎに、図5に示すように別に用意した第
2の支持体10上に第2の膜形成ブレード11を用いて
約25μmの均一な高粘度導電性接着剤5膜を作成す
る。
2の支持体10上に第2の膜形成ブレード11を用いて
約25μmの均一な高粘度導電性接着剤5膜を作成す
る。
【0019】そして、図6に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を第2の支持体10上に形成した高粘
度導電性接着剤5膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭
頂部に先に転写・塗布した低粘度導電性接着剤4に重ね
て高粘度導電性接着剤5を転写・塗布する。
バンプ3の頭頂部を第2の支持体10上に形成した高粘
度導電性接着剤5膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭
頂部に先に転写・塗布した低粘度導電性接着剤4に重ね
て高粘度導電性接着剤5を転写・塗布する。
【0020】図7はICチップ1のバンプ3の頭頂部に
高粘度導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図であ
る。
高粘度導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図であ
る。
【0021】その後、図8に示すようにバンプ3に高粘
度導電性接着剤5が塗布されたICチップ1を回路基板
6の端子電極7と位置合わせ結合し、100℃3時間加
熱することで導電性接着剤5を硬化してICチップ1の
実装が完了する。
度導電性接着剤5が塗布されたICチップ1を回路基板
6の端子電極7と位置合わせ結合し、100℃3時間加
熱することで導電性接着剤5を硬化してICチップ1の
実装が完了する。
【0022】従来の方法と比較するためそれぞれ100
個のICチップを用いて回路基板に実装した。用いたI
Cサイズは10mm×2mm、電極パッド数が150個
である。
個のICチップを用いて回路基板に実装した。用いたI
Cサイズは10mm×2mm、電極パッド数が150個
である。
【0023】その結果、従来法では100個中オープン
不良が5個、回路基板の隣接端子間のショートが1個発
生した。
不良が5個、回路基板の隣接端子間のショートが1個発
生した。
【0024】それに対し、本実施例では100個中オー
プン不良や隣接端子間のショート不良は発生せず効果が
大きいことが分かった。本実施例においてICチップの
バンプに対して濡れ性の良い低粘度の導電性接着剤を微
量転写・塗布しバンプの表面を高粘度導電性接着剤が濡
れやすい低粘度の導電性接着剤層が形成されるため、高
粘度導電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接続
においてもオープン不良や隣接端子間のショート不良が
ないことを確認した。
プン不良や隣接端子間のショート不良は発生せず効果が
大きいことが分かった。本実施例においてICチップの
バンプに対して濡れ性の良い低粘度の導電性接着剤を微
量転写・塗布しバンプの表面を高粘度導電性接着剤が濡
れやすい低粘度の導電性接着剤層が形成されるため、高
粘度導電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接続
においてもオープン不良や隣接端子間のショート不良が
ないことを確認した。
【0025】(実施例2)本発明の第2の実施例は実施
例1と同一の工程である。
例1と同一の工程である。
【0026】第1の実施例と第2の実施例の相違点は図
2における形成膜が第1の実施例では低粘度導電性接着
剤4であるのに対し第2の実施例ではAgなど導電粒子
をを含有せず、粘度が約45Pa.sであるエポキシ樹
脂などの溶剤型絶縁性接着剤4を用いていることであ
り、図5〜図6におけるエポキシ樹脂に平均粒径約4μ
mのAg粒子を94重量%含有した粘度が60Pa.s
の導電性接着剤5(以降、高粘度導電性接着剤という)
より低粘度となっている。絶縁性接着剤4のエポキシ樹
脂と溶剤は高粘度導電性接着剤5と同一材料である。
2における形成膜が第1の実施例では低粘度導電性接着
剤4であるのに対し第2の実施例ではAgなど導電粒子
をを含有せず、粘度が約45Pa.sであるエポキシ樹
脂などの溶剤型絶縁性接着剤4を用いていることであ
り、図5〜図6におけるエポキシ樹脂に平均粒径約4μ
mのAg粒子を94重量%含有した粘度が60Pa.s
の導電性接着剤5(以降、高粘度導電性接着剤という)
より低粘度となっている。絶縁性接着剤4のエポキシ樹
脂と溶剤は高粘度導電性接着剤5と同一材料である。
【0027】まず、図1に示すようにICチップ1上の
電極パッド2上にワイヤーボンディング法でもってAu
線を溶着し高さが約70μm、径が約80μmのバンプ
(突起接点)3を形成し、形成後高さを揃えるためにバ
ンプ3の頭頂部を約45μmの高さに平たく成形してい
る。
電極パッド2上にワイヤーボンディング法でもってAu
線を溶着し高さが約70μm、径が約80μmのバンプ
(突起接点)3を形成し、形成後高さを揃えるためにバ
ンプ3の頭頂部を約45μmの高さに平たく成形してい
る。
【0028】つぎに、図2に示すように第1の支持体8
上に第1の膜形成ブレード9を用いて約10μmの均一
な絶縁性接着剤4膜を作成する。
上に第1の膜形成ブレード9を用いて約10μmの均一
な絶縁性接着剤4膜を作成する。
【0029】そして、図3に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を第1の支持体8上に形成した絶縁性
接着剤4膜に1秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂部に絶
縁性接着剤4を転写・塗布する。
バンプ3の頭頂部を第1の支持体8上に形成した絶縁性
接着剤4膜に1秒間浸積し、前記バンプ3の頭頂部に絶
縁性接着剤4を転写・塗布する。
【0030】図4はICチップ1のバンプ3の頭頂部に
絶縁性接着剤4の転写・塗布が終了した図である。
絶縁性接着剤4の転写・塗布が終了した図である。
【0031】つぎに、図5に示すように別に用意した第
2の支持体10上に第2の膜形成ブレード11を用いて
約25μmの均一な高粘度導電性接着剤5膜を作成す
る。
2の支持体10上に第2の膜形成ブレード11を用いて
約25μmの均一な高粘度導電性接着剤5膜を作成す
る。
【0032】そして、図6に示すようにICチップ1の
バンプ3の頭頂部を第2の支持体10上に形成した高粘
度導電性接着剤5膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭
頂部に先に転写・塗布した絶縁性接着剤4に重ねて高粘
度導電性接着剤5を転写・塗布する。
バンプ3の頭頂部を第2の支持体10上に形成した高粘
度導電性接着剤5膜に3秒間浸積し、前記バンプ3の頭
頂部に先に転写・塗布した絶縁性接着剤4に重ねて高粘
度導電性接着剤5を転写・塗布する。
【0033】図7はICチップ1のバンプ3の頭頂部に
高粘度導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図であ
る。
高粘度導電性接着剤5の転写・塗布が終了した図であ
る。
【0034】その後、図8に示すようにバンプ3に高粘
度導電性接着剤5が塗布されたICチップ1を回路基板
6の端子電極7と位置合わせ結合し、100℃3時間加
熱することで高粘度導電性接着剤5を硬化してICチッ
プ1の実装が完了する。
度導電性接着剤5が塗布されたICチップ1を回路基板
6の端子電極7と位置合わせ結合し、100℃3時間加
熱することで高粘度導電性接着剤5を硬化してICチッ
プ1の実装が完了する。
【0035】第1の実施例と同様100個のICチップ
を回路基板に実装して評価したが、接着剤転写不良によ
るオープン不良や隣接端子間のショート不良の発生は無
かった。先にAgなど導電粒子を含有しない絶縁性接着
剤をICチップのバンプに転写・塗布するため回路基板
との接続が懸念されたが、絶縁性接着剤は導電性接着剤
と同一材料であり、硬化していないことや微量であるこ
となどから次に転写・塗布する高粘度導電性接着剤と相
溶し安定した接続が得られることを確認した。
を回路基板に実装して評価したが、接着剤転写不良によ
るオープン不良や隣接端子間のショート不良の発生は無
かった。先にAgなど導電粒子を含有しない絶縁性接着
剤をICチップのバンプに転写・塗布するため回路基板
との接続が懸念されたが、絶縁性接着剤は導電性接着剤
と同一材料であり、硬化していないことや微量であるこ
となどから次に転写・塗布する高粘度導電性接着剤と相
溶し安定した接続が得られることを確認した。
【0036】本実施例においもICチップのバンプに対
して濡れ性の良い低粘度の絶縁性接着剤を微量転写・塗
布することによりバンプの表面に高粘度導電性接着剤と
濡れやすい絶縁性接着剤層が形成されるため、高粘度導
電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接続におい
てもオープン不良や隣接端子間のショート不良ないこと
を確認した。
して濡れ性の良い低粘度の絶縁性接着剤を微量転写・塗
布することによりバンプの表面に高粘度導電性接着剤と
濡れやすい絶縁性接着剤層が形成されるため、高粘度導
電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接続におい
てもオープン不良や隣接端子間のショート不良ないこと
を確認した。
【0037】このように上記実施例によれば、先にIC
チップのバンプに対して濡れ性の良い低粘度の導電性接
着剤や絶縁性接着剤を微量転写・塗布することでバンプ
の表面に高粘度導電性接着剤と濡れやすい低粘度の導電
性接着剤層もしくは絶縁性接着剤層が形成されるため、
高粘度導電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接
続においてもオープン不良や隣接端子間のショート不良
が皆無となった。
チップのバンプに対して濡れ性の良い低粘度の導電性接
着剤や絶縁性接着剤を微量転写・塗布することでバンプ
の表面に高粘度導電性接着剤と濡れやすい低粘度の導電
性接着剤層もしくは絶縁性接着剤層が形成されるため、
高粘度導電性接着剤の転写量が安定し、回路基板との接
続においてもオープン不良や隣接端子間のショート不良
が皆無となった。
【0038】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
はICチップのバンプに低粘度の第1の導電性接着剤を
転写・塗布した後、高粘度の第2の導電性接着剤を転写
塗布する(第1の方法)ことや、ICチップのバンプに
導電粒子が含有されない低粘度の絶縁性接着剤を転写・
塗布した後、導電性接着剤を転写塗布する(第2の方
法)ことにより、ICチップのバンプへの導電性接着剤
の濡れ性がよくなり転写量が安定するため、回路基板と
の接続においてもオープン不良や隣接端子間のショート
不良のない安定した電気的接続を得ることができる。
はICチップのバンプに低粘度の第1の導電性接着剤を
転写・塗布した後、高粘度の第2の導電性接着剤を転写
塗布する(第1の方法)ことや、ICチップのバンプに
導電粒子が含有されない低粘度の絶縁性接着剤を転写・
塗布した後、導電性接着剤を転写塗布する(第2の方
法)ことにより、ICチップのバンプへの導電性接着剤
の濡れ性がよくなり転写量が安定するため、回路基板と
の接続においてもオープン不良や隣接端子間のショート
不良のない安定した電気的接続を得ることができる。
【図1】本発明の第1および第2の実施例と従来例にお
けるバンプ(突起接点)形成済みICチップの断面図
けるバンプ(突起接点)形成済みICチップの断面図
【図2】本発明の第1の実施例における第1の導電性接
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の膜作成工程
図
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の膜作成工程
図
【図3】本発明の第1の実施例における第1の導電性接
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の転写工程図
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の転写工程図
【図4】本発明の第1の実施例における第1の導電性接
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の転写完了図
着剤と第2の実施例における絶縁性接着剤の転写完了図
【図5】本発明の第1と第2の実施例及び従来例におけ
る導電性接着剤の膜作成工程図
る導電性接着剤の膜作成工程図
【図6】本発明の第1と第2の実施例及び従来例におけ
る導電性接着剤の転写工程図
る導電性接着剤の転写工程図
【図7】本発明の第1と第2の実施例及び従来例におけ
る導電性接着剤の転写完了図
る導電性接着剤の転写完了図
【図8】本発明の第1と第2の実施例及び従来例に実装
方法に共通なICチップの位置合わせ・結合工程図
方法に共通なICチップの位置合わせ・結合工程図
1 ICチップ 2 電極パッド 3 バンプ(突起接点) 4 第1の導電性接着剤もしくは絶縁性接着剤 5 第2の導電性接着剤もしくは導電性接着剤 6 回路基板 7 端子電極 8 第1の支持体 9 第1の膜形成ブレード 10 第2の支持体 11 第2の膜形成ブレード
Claims (6)
- 【請求項1】ICチップ上の電極パッドに突起接点を形
成する工程と、第1の支持体上に膜形成ブレードで作成
した一定厚の第1の導電性接着剤膜に前記ICチップ上
の突起接点を浸積し転写する工程と、第2の支持体上に
膜形成ブレードで作成した一定厚の第2の導電性接着剤
膜に前記ICチップ上の突起接点を浸積し転写する工程
と、前記導電性接着剤を突起接点に転写したICチップ
を回路基板の端子電極と位置決めし圧接した後加熱硬化
する工程からなるIC実装方法。 - 【請求項2】第1の導電性接着剤の導電粒子含有量を第
2の導電性接着剤の導電粒子含有量より少なくした請求
項1記載のIC実装方法。 - 【請求項3】第1の導電性接着剤の粘度を第2の導電性
接着剤の粘度より低くした請求項1記載のIC実装方
法。 - 【請求項4】ICチップ上の電極パッドに突起接点を形
成する工程と、第1の支持体上に膜形成ブレードで作成
した一定厚の絶縁性接着剤膜に前記ICチップ上の突起
接点を浸積し転写する工程と、第2の支持体上に膜形成
ブレードで作成した一定厚の導電性接着剤膜に前記IC
チップ上の突起接点を浸積し転写する工程と、前記導電
性接着剤を突起接点に転写したICチップを回路基板の
端子電極と位置決めし圧接した後加熱硬化する工程から
なるIC実装方法。 - 【請求項5】絶縁性接着剤が導電性接着剤に用いる樹脂
材料と同一である請求項4記載のIC実装方法。 - 【請求項6】絶縁性接着剤の粘度を導電性接着剤の粘度
より低くした請求項4記載のIC実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32873091A JPH05166879A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | Ic実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32873091A JPH05166879A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | Ic実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166879A true JPH05166879A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18213538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32873091A Pending JPH05166879A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | Ic実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05166879A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5844320A (en) * | 1996-03-06 | 1998-12-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor unit with semiconductor device mounted with conductive adhesive |
JP2001298052A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-10-26 | Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw | 接着剤を用いた半導体素子のフリップチップアセンブリ方法 |
WO2002071489A1 (en) | 2001-03-01 | 2002-09-12 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Image sensor and production method therefore |
US6452280B1 (en) | 1996-03-06 | 2002-09-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flip chip semiconductor apparatus with projecting electrodes and method for producing same |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP32873091A patent/JPH05166879A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5844320A (en) * | 1996-03-06 | 1998-12-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor unit with semiconductor device mounted with conductive adhesive |
US6103551A (en) * | 1996-03-06 | 2000-08-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor unit and method for manufacturing the same |
US6452280B1 (en) | 1996-03-06 | 2002-09-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flip chip semiconductor apparatus with projecting electrodes and method for producing same |
JP2001298052A (ja) * | 2000-02-09 | 2001-10-26 | Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw | 接着剤を用いた半導体素子のフリップチップアセンブリ方法 |
WO2002071489A1 (en) | 2001-03-01 | 2002-09-12 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Image sensor and production method therefore |
EP1365453A1 (en) * | 2001-03-01 | 2003-11-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Image sensor and production method therefore |
EP1365453A4 (en) * | 2001-03-01 | 2008-04-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | IMAGE SENSOR AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
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