JPH05166267A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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JPH05166267A
JPH05166267A JP3353113A JP35311391A JPH05166267A JP H05166267 A JPH05166267 A JP H05166267A JP 3353113 A JP3353113 A JP 3353113A JP 35311391 A JP35311391 A JP 35311391A JP H05166267 A JPH05166267 A JP H05166267A
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cassette
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tape cassette
panel
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勉 佐藤
Naonobu Tanigawa
尚伸 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児等が誤って扉を開放してカセット挿入口
へ手や異物を挿入することを確実に防止し得ると共に、
カセット挿入時の扉の開放を自動的に行い得る、安全性
および操作性に優れた扉開閉装置を提供すること。 【構成】 扉4の前方にカセット15が接近したことが
光学式センサ手段16A,16B,17A,17Bで検
出されると、駆動用モータ10が起動されて扉が自動的
にスライドして、カセット挿入口3がオープンされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)等のテープカセット(以下カセットと称す)
を用いる磁気テープ記録再生機器における扉開閉装置に
係り、特に、カセット挿入口を閉塞した扉を、カセット
の接近をセンスすることにより自動的に開放可能とする
扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カセットを用いる磁気テープ記録再生機
器においては、カセット挿入口に、支点を中心に回動可
能とされたカセット扉を設け、カセットの前端でカセッ
ト扉を開放方向に回動させて、カセットを機器本体内に
挿入するようにした構成を採ることが多い。なお、この
種の扉開閉機構は、例えば実開平3−14746号公報
等に開示されている。
【0003】また、最近の据置き型のVTRにおいて
は、パネル前面に操作釦等を具備した回動可能なパネル
扉(以下ドアスイッチユニットと呼称する)を設け、こ
のドアスイッチユニットを開放させるとカセット扉が露
呈するようにした構造を採るものも出回っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した前者の従来技
術は、カセット扉が常時外部に露呈していて、このカセ
ット扉は容易に回動するため、幼児が誤ってカセット挿
入口に手を入れてケガをする虞があったり、幼児のいた
ずら等によって異物が挿入され易いなど、安全性の点で
問題がある。
【0005】上記した後者の従来技術においては、ドア
スイッチユニットが閉じられている際にはカセット扉は
隠されているため、カセット挿入口に手や異物が誤挿入
されることは無いが、カセットを装着するためには、ド
アスイッチユニットを開放させた後カセットを挿入する
必要があり、操作性の点で問題がある。また、ドアスイ
ッチユニットが開放された状態ではカセット扉が露呈す
るので、ドアスイッチユニットを閉め忘れると上述と同
様の問題が生じる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、幼児等が誤って扉を開放して
カセット挿入口へ手や異物を挿入することを確実に防止
し得ると共に、カセット挿入時の扉の開放を自動的に行
い得る、安全性および操作性に優れた扉開閉装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による扉開閉装置
は、上記目的を達成するために、テープ記録再生装置の
パネルの内面側にカセットの挿入方向と直交する方向に
スライド可能であるように配設されたスライド部材と、
パネルの外面側に配設されてスライド部材と一体となっ
てスライド可能とされパネルに設けられたカセット挿入
口を閉塞もしくは開放する扉と、スライド部材の駆動源
と、扉の前方の所定位置にテープカセットが存在するこ
とを検知するための光学式センサ手段とが具備され、光
学式センサ手段が扉の前方にテープカセットが存在する
ことを検知すると、駆動源を起動させて扉を閉塞位置か
ら開放位置へ移行可能なように構成される。
【0008】
【作用】扉が閉塞位置にある際に光学式センサ手段が扉
の前方にカセットが存在することを検知すると自動的に
扉が開放される自動開閉モードと、前記扉の開閉を所定
ボタン操作で行うマニュアル開閉モードと、扉の開放を
禁止する完全ロックモードとが、択一的に選択設定可能
とされ、自動開閉モードが選択設定されている場合に
は、扉の前方にカセットが接近したことが光学式センサ
手段で検出されると、駆動用モータが起動されて扉が自
動的にスライドして、カセット挿入口がオープンされ
る。すなわち、2つの赤外光照射部から赤外光がそれぞ
れ照射され、この赤外光がカセット底面の2つの白色の
リール部でそれぞれ反射されて、反射光が各赤外光照射
部と対応する2つの受光部で検出されると、システムコ
ントローラはカセットの扉前方への接近と認知して、駆
動用モータを開放方向に回転させてスライド板と一緒に
扉をスライドさせ、カセット挿入口を露呈させてカセッ
トの挿入を許容する状態に自動的に移行する。斯様にす
ることにより、扉の閉塞状態では駆動用モータが停止し
ていて駆動用モータからのギヤ列が静止ロック状態にあ
るため、幼児が手指等で扉をスライドさせることは不能
となり、電気的、機械的に“チャイルドロック”が可能
となって安全性が高まる。また、カセットを所期の姿勢
で扉の前方に近づけるだけで扉の開放がなされるため、
操作性にも優れたものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1〜図11に示した1実施
例によって説明する。本実施例は据置き型のVTRへの
適用例を示しており、図1は扉が閉塞位置にあるときの
VTRの斜視図、図2は扉が閉塞位置にあるときのVT
Rの正面図、図3は扉が開放位置にあるときのVTRの
正面図である。図1〜図3において、1はVTR、2は
その前面側のパネル、3はパネル2の中央上側に設けら
れたカセット挿入口(図3参照)、4はカセット挿入口
3を閉塞もしくは開放する扉で、後述するメカニズムに
よってパネル2の表面側を上下にスライド可能とされて
いる。また、パネル2の中央下側部分(閉塞位置にある
扉2の下側部分)は、透光パネル部2aとされており、
この透光パネル部2aの裏面側に後述する第1の発光並
びに受光手段、第2の発光並びに受光手段が配設されて
いる。なお、図1〜図3において、5はパネル2に配設
された操作釦群である。
【0010】図4はパネル2の裏面側の構成を示す要部
裏面図、図5はパネル2の水平断面などを示す要部横断
面図、図6はパネル2の縦断面などを示す要部縦断面図
である。図4〜図6において、6はパネル2の裏面側に
設けられたスライド板、7,7はその上下端をパネル2
の裏面に適宜手段で固定された保持シャフトである。ス
ライド板6の両端の軸受部6a,6aに穿設した貫通穴
に保持シャフト7,7が挿通されていて、スライド板6
は保持シャフト7,7に沿って上下動可能となってい
る。前記扉4はスライド板6と適宜固定手段によって連
結・固定され(実施例ではネジ8によって一体化してい
るが、嵌合、接着等の手段であってもよい)、これによ
り扉4はスライド板6と一体となって上下動するように
なっている。なお、扉4とスライド板6との連結部分が
上下動するパネル部分は逃げ切欠きが形成されている。
【0011】9はパネル2の裏面側に取り付けられた支
持部材で、扉4及びスライド板6の上下スライドの駆動
源となる駆動モータ10、スライド板6の上限位置を検
出するマイクロスイッチからなる上限位置検出センサ1
1A、及び、スライド板6の下限位置を検出するマイク
ロスイッチからなる下限位置検出センサ11Bをそれぞ
れ取り付け・保持している。上記駆動モータ10の出力
軸には、図6に示すようにウォ−ムギア12が圧入・固
着されていて、このウォ−ムギア12に噛み合ったウォ
−ムホィ−ル13のピニオン13aが、スライド板6に
一体形成されたラック6bと噛み合っている。なお、ウ
ォ−ムホィ−ル13は上記支持部材9に回転可能に保持
されており、ラック6bはスライド板6のスライド方向
に沿って形成されている。従って、駆動モータ10の回
転でスライド板6(扉4)が上下動し、また、駆動モー
タ10の停止時にはウォ−ムギア12とウォ−ムホィ−
ル13がロックされるため、扉4を手指等でスライドさ
せようとしてもスライドは阻止される。換言するなら、
扉4が閉塞位置にあって駆動モータ10が静止している
際には、幼児が手指等で扉4をスライドさせることが不
能となり、電気的、機械的に“チャイルドロック”が達
成される。
【0012】図6に示すように、フロントパネル2の前
記透光パネル部2aの裏面側には回路基板14が配設さ
れていて、この回路基板14上には、閉塞位置にある扉
4の前方の所定空間にカセット15が存在することを検
知するための(扉4にカセット15が接近したことを検
知するための)2組の光学式センサ手段が配設されてい
る。本実施例においては、光学式センサ手段は図7に示
すように、対をなす第1の発光手段(赤外光を発光する
発光ダイオード)16A及び第1の受光手段(ホトトラ
ンジタ)17Aと、対をなす第2の発光手段(赤外光を
発光する発光ダイオード)16B及び第2の受光手段
(ホトトランジタ)17Bとからなっており、この第1
の発光/受光手段16A,17A、及び第2の発光/受
光手段16B,17Bを配設した部位に対応して、スラ
イド板6には図4,5に示すように逃げ切欠き6c,6
cが形成されている。
【0013】上記第1の発光手段16A,第2の発光手
段16Bから透光パネル部2aを通して扉4の前方空間
に近づいたカセット15の底面にそれぞれ赤外光が照射
され、カセット15の底面で反射した反射光を、透光パ
ネル部2aを通して第1の受光手段17A,第2の受光
手段17Bで検出することにより、後述するシステムコ
ントローラがカセット15の存在を認知するようになっ
ている。本実施例では、扉4の前方位置のカセット15
を確実にセンシングするために、カセット15のケース
ではなく、カセット15の底面に露呈する1対のカセッ
トリールへ第1の発光手段16A及び第2の発光手段1
6Bからそれぞれ光を照射するようにしている。こうす
る所以は、カセット15のケースは各色のものが市販さ
れているが、カセットリールは市販製品にほぼ共通して
通常白色であり、反射率が大きいからである。また、2
組の光学式センサ手段でそれぞれカセットリールを検出
することで、カセット15が正しい姿勢で扉4の前方に
持ち来たされたことを判別できるからである。
【0014】図8は図6をA−A線で切断し下から見た
説明図で、第1の発光手段16A及び第2の発光手段1
6Bからの光が、カセット15の底面のカセットリール
15a,15aにそれぞれ照射されている様子を示して
いる。また、図9は図6をB−B線で切断し下から見た
説明図で、カセットリール15a,15aからの反射光
が、第1の受光手段17A及び第2の受光手段17Bに
それぞれ入射されている様子を示している。なお、図6
では図示の都合上、発光/受光手段を透明パネル部2a
から離間させているが、実際には図8,9のように発光
/受光手段は可及的に透明パネル部2aに近接・配置さ
れる。そして斯様に、発光/受光手段を透明パネル部2
aの裏側近傍に配設することで、センシング能力を損な
うことなく、発光/受光手段の防塵と破損防止とを図
れ、かつデザイン的にも優れたものとすることができ
る。
【0015】図10は本実施例のVTR1の制御系の簡
略化した要部ブロック図であり、同図においてこれまで
の説明で記載した構成要素には同一符号を付してある。
図10において、20は全体の統括制御を司るシステム
コントローラ、21は各発光/受光手段16A,17
A,16B,17Bの駆動制御用の光学センサドライ
バ、22は第1の受光手段17Aの出力と基準値とを比
較して検出/非検出の判定を行うレベル判定器、23は
第2の受光手段17Bの出力と基準値とを比較して検出
/非検出の判定を行うレベル判定器、24は駆動モータ
10を駆動制御するためのモータドライバ、25はVT
R1の操作釦やリモコン操作釦等の入力操作手段、26
はVTR1内にカセット15が装着されているか否かを
検出するカセット挿入確認センサ、27は前記下限位置
検出センサ11BのONの立上りタイミングで計時を開
始する第1のタイマ、28は下限位置検出センサ11B
のOFFの立下がりタイミングで計時を開始する第2の
タイマである。
【0016】本実施例では、扉4が閉塞位置にある際に
光学式センサ手段が扉4の前方にカセット15が存在す
ることを検知すると自動的に扉4を開放する自動開閉モ
ードと、扉4の開閉を所定ボタン操作で行うマニュアル
開閉モードと、扉4の開放を禁止する完全ロックモード
とが、択一的に選択設定可能とされており、入力操作手
段25の操作でモニタ画面と対話式に選択することで、
システムコントローラ20が何れか1つのモードを設定
するようになっている。マニュアル開閉モードが設定さ
れると、本実施例ではイジェクト釦等の適宜操作釦をプ
ッシュすることにより、扉4は閉塞位置から開放位置
へ、もしくは開放位置から閉塞位置に移行する(システ
ムコントローラ20がモータドライバ24を介して駆動
モータ10を開放方向もしくは閉塞方向に回転させ
る)。このマニュアル開閉モードは、光学式センサ手段
によるカセット15の検出機能が万一働かない場合や、
異常発生時の扉4の手動操作開閉のために設けられてい
るものであるが、ユーザの好みによっては、このモード
を選択するようにしてもよい(なお、自動開閉モードと
マニュアル開閉モードの両者を同時に働かせるようにす
ることも、場合によっては可能である)。また、完全ロ
ックモードが選択されると、システムコントローラ20
は操作釦による扉4の開放操作や、カセット15の扉4
への接近の如何にかかわらず、扉4の開放を一切受付け
ない。よって、ユーザが完全ロックモードの存在を知ら
ない人間にカセット15の挿入操作を行わせたくないと
き等に有効である。
【0017】次に、自動開閉モードが設定された場合の
動作を図11のフローチャートを参照して説明する。図
11のステップST1では、システムコントローラ20
は、前記カセット挿入確認センサ16からの情報でVT
R1内にカセット15が無いかどうかを問い、YESな
らステップST2へ進み、NOならステップST3へ進
む。ステップST3では前記光学センサドライバ21が
作動しているか否かを問い、YESなら、システムコン
トローラ20はステップST4で光学センサドライバ2
1を非作動状態(各発光/受光素子を非作動状態)にし
た後、ステップST1に戻り、NOなら(各発光/受光
素子が非作動状態であるなら)、そのままステップST
1に戻る。すなわち、自動開閉モードでVTR1内にカ
セット15が装着されている場合には、各発光/受光素
子を非作動状態において、カセット15が扉4の前方に
位置しても、扉4の開放を行わないようになっている
(カセット15のダブル挿入を防止するようになってい
る)。
【0018】前記ステップST2では光学センサドライ
バ21が作動しているか否かを問い、YESなら(各発
光/受光素子が作動状態であるなら)ステップST6へ
進み、NOなら、システムコントローラ20はステップ
ST5で光学センサドライバ21を作動状態(各発光/
受光素子を作動状態)にした後、ステップST6へ進
む。ステップST6では、第1の受光手段17A及び第
2の受光手段17Bの反射光検出レベルが同時に基準レ
ベル以上である(レベル判定器22,23が共にカセッ
ト「有り」を示す信号を出している)か否かを問い、Y
ESならシステムコントローラ20は扉4の前方の所定
位置にカセット15が存在していると判定してステップ
ST7へ進み、NOならこのステップST6の処理を繰
り返す。ステップST7では、システムコントローラ2
0の指令でモータドライバ24を介して駆動モータ10
が扉4を開放させる方向に回転駆動されて、これにより
扉4が閉塞位置から下方にスライド駆動され、次のステ
ップST8へ進む。ステップST8では、下限位置検出
センサ11Bがスライド板6の下端で押圧されてONし
た(扉4が完全に開放位置に達した)か否かを問い、N
OならステップST7へ戻り、YESなら次のステップ
ST9へ進んで駆動モータ10を停止させる。
【0019】ステップST9の次のステップST10で
は、カセット挿入確認センサ26からの情報で、開放さ
れたカセット挿入口3からカセット15がVTR1内に
完全に挿入されたか否かが問われ、NOならステップS
T11へ進み、YESならステップST12へ進む。ス
テップST11では、下限位置検出センサ11BのON
の立上りタイミングで計時を開始する第1のタイマ27
が、予め定められた所定秒時(例えば10秒程度)をカ
ウントしたか否かを問い、NOならステップST10へ
戻り、YESなら扉4の開放後所定秒時経過してもカセ
ット15の挿入が行われなかったと判定してステップS
T12へ進む。ステップST12では、システムコント
ローラ20の指令でモータドライバ24を介して駆動モ
ータ10が扉4を閉塞させる方向に回転駆動されて、こ
れにより扉4が開放位置から上方にスライド駆動され、
次のステップST13へ進む。ステップST13では、
上限位置検出センサ11Aがスライド板6の上端で押圧
されてONした(扉4が完全に閉塞位置に達した)か否
かを問い、YESならこの一連の処理を終了し、NOな
らステップST14へ進む。
【0020】ステップST14では、下限位置検出セン
サ11BのOFFの立下がりタイミングで計時を開始す
る第2のタイマ28が、予め定められた所定秒時(例え
ば1〜3秒程度)をカウントしたか否かを問い、NOな
らステップST13へ戻り、YESなら扉4を開放方向
へ駆動しているにもかかわらず、所定秒時内に扉4が閉
塞位置に到達していないと判定して(例えば、手などが
扉4のスライドを阻止していると見做して)、ステップ
ST15へ進む。ステップST15では、安全性を確保
するため、システムコントローラ20の指令で駆動モー
タ20を下限位置検出センサ11BがONするまで開放
方向に駆動した後、駆動モータ20を停止させ、次のス
テップST16へ進む。ステップST16では、システ
ムコントローラ20は、扉4のスライド経路上に異物が
存在するとした異常モードの設定を行い、必要に応じモ
ニタ上にこの旨を示すアラームメッセージ等を出力し、
この一連の処理を終了する。なお、上記異常モードは、
ユーザが扉4のスライド経路上から手や異物を取り除
き、適宜操作釦(例えばイジェクト釦)をプッシュして
扉4を閉塞位置に移動させることによって解除される。
【0021】斯様に本実施例においては、自動開閉モー
ドを選択設定しておけば、扉の閉塞状態では駆動用モー
タが停止していて駆動用モータからのギヤ列が静止ロッ
ク状態にあるため、幼児が手指等で扉をスライドさせる
ことは不能となり、電気的、機械的に“チャイルドロッ
ク”が可能となって安全性が高まる。また、カセットを
所期の姿勢で扉の前方に近づけるだけで扉の開放がなさ
れるため、挿入操作も至って簡単で、ユーザの使い勝手
が向上する。
【0022】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であることは言うまでもなく、モータ
による扉の開閉動作メカニズムはギヤ列以外にも、プー
リとロープ等を用いたメカニズムに代替可能であり、ま
た、図11に示した処理フロー等も適宜変更可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、幼児等が
誤って扉を開放してカセット挿入口へ手や異物を挿入す
ることを確実に防止し得ると共に、カセット挿入時の扉
の開放を自動的に行い得る、安全性および操作性に優れ
た扉開閉装置が提供でき、その価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るVTRの斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る扉が閉塞位置にあるとき
のVTRの正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る扉が閉塞位置にあるとき
のVTRの正面図である。
【図4】本発明の実施例に係るVTRのパネル裏面の構
成を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係るVTRのパネル等を横断
して示す要部横断説明図である。
【図6】本発明の実施例に係るVTRのパネル等を縦断
して示す要部縦断説明図である。
【図7】本発明の実施例による回路基板上の発光/受光
手段を示す説明図である。
【図8】図6をA−A線で切断して下から見た説明図で
ある。
【図9】図6をB−B線で切断して下から見た説明図で
ある。
【図10】本発明の実施例に係るVTRの制御系の簡略
化した要部ブロック図である。
【図11】本発明の実施例による自動開閉モードを設定
した際の処理フローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 VTR 2 パネル 2a 透光パネル部 3 カセット挿入口 4 扉 6 スライド板 6b ラック 7 保持シャフト 10 駆動モ−タ 11A 上限位置検出センサ 11B 下限位置検出センサ 12 ウォ−ムギア 13 ウォ−ムホィ−ル 13a ピニオン 14 回路基板 15 テープカセット(カセット) 15a カセットリール 16A 第1の発光手段 16B 第2の発光手段 17A 第1の受光手段 17B 第2の受光手段 20 システムコントローラ 21 光学センサドライバ 22,23 レベル判定器 24 モータドライバ 25 入力操作手段 26 カセット挿入確認センサ 27 第1のタイマ 28 第2のタイマ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ記録再生装置のパネルの内面側
    に、テープカセットの挿入方向と直交する方向にスライ
    ド可能であるように配設されたスライド部材と、前記パ
    ネルの外面側に配設されて前記スライド部材と一体とな
    ってスライド可能とされ、前記パネルに設けられたカセ
    ット挿入口を閉塞もしくは開放する扉と、前記スライド
    部材の駆動源とを具備したことを特徴とする扉開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記扉の前方の
    所定位置にテープカセットが存在することを検知するた
    めの光学式センサ手段をもち、該光学式センサ手段が前
    記扉の前方にテープカセットが存在することを検知する
    と、前記駆動源を起動させて前記扉を閉塞位置から開放
    位置へ移行可能としたことを特徴とする扉開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、前記光学式セン
    サ手段は、発光手段と受光手段とからなり、発光手段で
    テープカセットの裏面のリール部へ光を照射し、受光手
    段で反射光を検知することでテープカセットの存在を検
    知するようになっていることを特徴とする扉開閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記発光手段と
    受光手段とは、テープカセットの裏面の2つのリール部
    にそれぞれ対応して2組が設けられていることを特徴と
    する扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載において、前記光学式セン
    サ手段は、前記パネルの透光パネル部の内側に配設され
    ていることを特徴とする扉開閉装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載において、前記扉が閉塞位
    置にある際に前記光学式センサ手段が扉の前方にテープ
    カセットが存在することを検知すると自動的に扉が開放
    される自動開閉モードと、前記扉の開閉を所定ボタン操
    作で行うマニュアル開閉モードと、扉の開放を禁止する
    完全ロックモードとが、択一的に選択設定可能とされた
    ことを特徴とする扉開閉装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載において、前記自動開閉モ
    ードが選択設定されている際に前記テープ記録再生装置
    内にテープカセットが装着されている場合、前記扉の前
    方にテープカセットが存在しても、前記扉は閉塞状態を
    維持されるようにしたことを特徴とする扉開閉装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載において、前記スラ
    イド部材の開放方向の限界位置を検出する位置センサ
    と、前記スライド部材の閉塞方向の限界位置を検出する
    位置センサとが設けられたことを特徴とする扉開閉装
    置。
JP3353113A 1991-12-18 1991-12-18 扉開閉装置 Expired - Fee Related JP2839216B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100581835B1 (ko) * 2004-11-03 2006-05-23 주식회사 현대오토넷 자동차용 멀티미디어 시스템의 도어 개폐구조

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KR100581835B1 (ko) * 2004-11-03 2006-05-23 주식회사 현대오토넷 자동차용 멀티미디어 시스템의 도어 개폐구조

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