JPH05165749A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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JPH05165749A
JPH05165749A JP3351993A JP35199391A JPH05165749A JP H05165749 A JPH05165749 A JP H05165749A JP 3351993 A JP3351993 A JP 3351993A JP 35199391 A JP35199391 A JP 35199391A JP H05165749 A JPH05165749 A JP H05165749A
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JP3351993A
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Haruki Ekimori
晴樹 益守
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ伝送の確実性を保ちつつ、伝送効率を
高めることができ、伝送時間を大幅に短縮する。 【構成】 通信回線15を介して接続された親機11と
複数の子機12〜14からなるデータ処理システム10
において、応答時間測定後伝送時間が一番かかる子機1
2〜14の指定子機フラグ12a〜14aを立てること
によって特定端末装置となる指定子機を指定し、指定子
機は親機11からのデータの受信状態を判別し、受信状
態が異常である場合、異常であることを親機11に返送
し、親機11はこの返送に基づいて複数の子機に対し一
斉にデータを再送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レジスタ(EC
R),POSシステム、データターミナル等の通信制御
におけるデータ処理システム係り、特に、センタ装置か
ら複数の端末装置に対しデータを一斉に伝送する(一斉
同報)もののシーケンス制御を改良したデータ処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】POSシステムは、百貨店、スーパー、
専門店、小売店などの売り場に設置され、単品管理、顧
客管理、売上管理などに使用するデータを即時に収集す
る端末装置である。一般にはレジスタ機能、データを一
時記憶するファイル機能、上位装置へ接続するオンライ
ン機能を有している。上記POSシステムでは、一般に
センタ装置(親機)に多数の端末装置(子機)が接続さ
れ、親機が子機のポーリング(親機から特定の子機へ伝
送される「送信勧誘」をいう)あるいはセレクション
(次に送るメッセージを受信するように指示するため
に、親機からある一つの子機へ送られる「受信要求」を
いう)を行うポーリング方式が採用されている。従来の
POSシステムなどにおけるポーリング方式の通信制御
は、親機よりポーリングを発行し、子機にて伝送するデ
ータがある場合はこれに同期し送出していた。このポー
リングの場合には接続処理は親機から働きかけるが、切
断処理は子機から行い、子機は親機からポーリングして
もらわない限り、送信要求があっても伝送できない。従
って、親機は常時順繰りに子機に対してポーリングする
ことが必要となる。また、従来の一斉同報のシーケンス
制御では、親機から複数の子機へデータを伝送する場
合、親機は子機へ一斉同報した後、全ての子機へ受信状
態を1台ずつ問い合わせる方式と、子機へ受信状態を問
い合わせず親機から一方的にデータを伝送する方式が用
いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな一斉同報のシーケンス制御を行うデータ処理システ
ムにあっては、親機が子機へ一斉同報した後、全ての子
機へ受信状態を1台ずつ問い合わせる方式では、親機か
ら子機へ1台ずつ問い合わせていることから伝送時間が
かかりすぎてしまうという問題点があった。また、子機
へ受信状態を問い合わせず親機から一方的にデータを伝
送する方式では、問い合わせのための時間はかからない
ものの、子機からの応答が得られないことから子機が確
実にデータを受け取るようにするために複数回同一のデ
ータを伝送して受信効率を上げる必要がある。従って、
子機の受信処理を終了させるために次のデータを伝送す
るまでに十分な時間をかけなければならないという欠点
があった。何れにしても、従来の一斉同報のシーケンス
制御では一斉同報の伝送時間の短縮を図ることは困難で
あった。これは、一斉同報のシーケンス制御において子
機の受信特性等の差異を全く考慮せず、単に親機から子
機へ一斉同報する態様であることに起因すると考えられ
る。してみれば、伝送時間が一番かかる子機を特定し、
その後は所定のシーケンス制御を行うようにすれば、デ
ータ伝送の確実性を保ちつつ、伝送効率を高めることが
でき、伝送時間を大幅に短縮することができることは明
らかである。本発明の課題は、データ伝送の確実性を保
ちつつ、伝送効率を高めることができるようにすること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。指定手段1(図1の機能ブロック図を参照、以
下同じ)は、複数の端末装置(例えば、ECR,POS
システム等の端末)を接続し、これらの端末装置に対し
データを一斉に伝送するセンタ装置を備えたデータ処理
システムにおいて、複数の端末装置のうち特定端末装置
を指定するもので、例えばセンタ装置から伝送時間が一
番かかる端末装置を特定端末装置に指定する。返送手段
2は、指定手段1により指定された特定端末装置がセン
タ装置からのデータの受信状態を判別し、受信状態が異
常である場合、異常であることを前記センタ装置へ返送
するもので、例えば特定端末装置となり得る端末装置の
CPUにより実行される。再送手段3は、返送手段2に
より受信状態が異常であることが判別されると、センタ
装置が該返送に基づいて複数の端末装置に対し一斉にデ
ータを再送するもので、例えばセンタ装置のCPUによ
り実行される。
【0005】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。先ず、
複数の端末装置が通信回線等を通して接続され、センタ
装置からデータ伝送要求の指定が行われると複数の端末
装置にデータが伝送され得る状態になっているものとす
る。この状態で、指定手段1により複数の端末装置のう
ちのある端末装置が特定端末装置として指定される。セ
ンタ装置から複数の端末装置にデータを伝送しようとす
る場合には、特定端末装置となった端末装置の返送手段
2によりセンタ装置からのデータの受信状態が判別さ
れ、受信状態が異常である場合、異常であることがセン
タ装置へ返送される。これを受けてセンタ装置の再送手
段は、返送に基づいて複数の端末に対し一斉にデータを
再送する。従って、データ伝送の確実性を保ちつつ、伝
送効率を高めることができる。
【0006】
【実施例】以下、図2〜図13を参照して実施例を説明
する。図2〜図13は通信制御機能を備えたデータ処理
システムの一実施例を示す図であり、本実施例はデータ
処理装置としてマスター・スレーブ型の電子レジスタ
(ECR)に適用した例である。先ず、構成を説明す
る。図2は一斉同報のシーケンス制御を行うデータ処理
システム10の親機及び子機のシステム構成を示す図で
ある。図2において、11は親機(マスター)、12,
13,14は親機と所定の通信回線15を介して接続さ
れた子機(スレーブ)であり、この通信回線15を用い
た通信には屋内の装置間を専用の回線を介して行うイン
ライン(屋内通信)と例えば電話回線を利用して店単位
でデータやりとりをするオンラインとがある。この場
合、親機11側でも登録はできるが、通常は子機12,
13,14側で登録をし、登録した売上データ(商品コ
ードおよびその個数等のデータ)を通信回線15を介し
てインライン集計あるいはオンライン送出し、親機11
側でその売上データを収集して一括処理し売上を管理す
る。
【0007】図2に示すようにデータ処理システム10
において、親機11から子機12〜14(子機1台目〜
子機n台目)までの伝送時間は、伝送媒体の距離などの
要因により各々の子機12〜14がそれぞれ特定の値を
有する。よって、親機11からの伝送時間が一番かかる
子機を指定子機として、その指定子機が正常受信したデ
ータは、他の子機も全て正常受信できるものとして以降
のシーケンス制御を行う。本データ処理システム10で
はこれを実現するため、各子機12〜14に夫々指定さ
れた子機であることを示す指定子機フラグ12a〜14
aを設けるようにしている。
【0008】図3はデータ処理システム10の親機11
のブロック図である。親機11において、符号21はC
PUであり、CPU21はROM22に格納されている
マイクロプログラムに従ってRAM23との間でデータ
の授受を行ったりしながら各種動作に必要な値を演算す
る演算部21aと、演算部21aで処理したデータに基
づいて後述する伝送制御装置26、表示部27、印字部
29、ドロア31等を制御するための制御信号を出力す
る制御部21b、タイマ21cを含んで構成されてい
る。
【0009】CPU21には、データ伝送処理を処理を
含むECRの各種の動作を制御する制御用のマイクロプ
ログラムを記憶するROM22、書込みと読出しが可能
な揮発性メモリからなり、入力された売上データが商品
名、個数、金額等に分類されて記憶されるPLUファイ
ルを構成するとともに、データ送受信用バッファ、各種
レジスタ等を備えたRAM23、テンキー、ファンクシ
ョンキー、応答時間要求キー、一斉同報キー及び各モー
ドを指定するモードスイッチが設けられたキー入力部2
4を制御する入力制御ブロック図25、子機12,1
3,14と通信回線(無線通信も含む)15を経由して
相互にデータ伝送を行う伝送制御装置26、各種のデー
タをLCD(液晶表示)により表示する表示部27を駆
動する表示駆動部28、RAM23に記憶されたPLU
ファイル等の各種データをジャーナル用紙およびレシー
ト用紙に印字する印字部29を制御する印字制御部3
0、現金を収納し現金/預かり金キー等が操作された際
に開放されるドロア31がそれぞれ接続されている。
【0010】上記キー入力部23には、そのキーボード
上にテンキー31、ファンクションキー32、応答時間
要求キー33、一斉同報キー34等の操作キーが設けら
れているほか、「設定(P)」、「登録(REG)」、
「電源オフ(OFF)」、「点検(X)」、「精算
(Z)」の各モードに指定するモードスイッチMSが設
けられている。
【0011】これら操作キーのうち、応答時間要求キー
33は指定子機を指定するために各子機からの応答時間
を判定するとき操作するキーであり、一斉同報キー34
はデータ一斉同報処理を開始するときに操作するキーで
ある。
【0012】また、上記RAM23は書込みと読出しが
可能な揮発性メモリであり、売上データや演算に使用す
るいわゆるワーキングメモリである。具体的には、RA
M23には一時記憶メモリ41、出力バッファ42、キ
ー入力から次のキー入力までの時間をタイマ値として記
憶するタイマ値メモリ43、LCDの応答速度を記憶す
るLCD応答速度値記憶メモリ44、CPU21の作動
領域(ワーキングエリア)45が設けられている。
【0013】次に、本実施例の動作を説明する。図4は
親機11のデータ伝送処理のプログラムを示すメインフ
ローチャートであり、同図中、符号Sn(n=1,2,
…)はフローの各ステップを示す。
【0014】電源がオンされる等してプログラムがスタ
ートすると、先ずステップS1で一斉同報のシーケンス
制御を開始する一斉同報キー34が操作されたか否かを
判別し、一斉同報キー34が操作されていないときはス
テップS2に他処理(例えば、登録した売上データを収
集して一括処理し売上を管理する処理等)を行ってステ
ップS1に戻る。また、一斉同報キー34が操作された
ときはステップS3で指定子機を選択する指定子機選択
処理(図5)を行ってステップS4に進み、一斉同報キ
ー34が操作されていないときはステップS3をジャン
プしてステップS4に進む。ステップS4ではデータ一
斉同報を行える状態にあるか否かを判別し、データ一斉
同報を行える状態にあるときはステップS5で子機に対
するデータ一斉同報処理(図6)を行ってステップS1
に戻る。
【0015】図5は親機11の指定子機選択処理のフロ
ーチャートであり、前記図4のステップS3に対応する
フローである。本フローは所定時間毎に割込処理され
る。先ず、ステップS11で各子機に対する処理をカウ
ントするためのカウンタの子機台数Nを示す応答カウン
タをリセットし(N←0)、ステップS1で応答カウン
タを+1インクリメントする(N+1→N)。次いで、
ステップS13で応答カウンタのカウント値が親機11
に接続された子機11〜14の設定台数Pより大きくな
ったか(N>Pか)否かを判別し、応答カウンタのカウ
ント値Nが所定値P以下(N≦P)のときは各子機から
の応答時間を判定して指定子機を決めるためにステップ
S14で子機nへ応答要求コマンドを送出する。次い
で、ステップS15で応答カウンタを計測し、ステップ
S16で子機nから応答要求コマンドに対する応答があ
るか否かを判別して応答がなければ応答があるまでステ
ップS15に戻って応答カウンタ計測を続ける。子機n
より応答があったときはステップS17で応答カウンタ
の計測値を基に親機から子機nへの伝送時間を子機nと
対応づけて算出・記憶してステップS12に戻り次の子
機に対して同様の伝送時間算出処理を繰返す。
【0016】一方、上記ステップS13でカウンタの子
機台数Nが設定子機台数Pより大きくなったとき(N>
P)は全ての子機についての伝送時間が算出されたと判
断してステップS18で応答時間の一番長い子機を選択
してこの子機を指定子機に指定し、ステップS19でそ
の指定子機に指定子機データを送出して指定子機フラグ
を立てる。次いで、ステップS20で指定子機データを
送出した指定子機から指定したことに対する応答がある
か否かを判別し、指定子機から正常応答があれば指定子
機選択の本フローを終え、正常応答がなければステップ
S19に戻って再び指定子機へ指定子機データを送出す
る。
【0017】前述したように、親機11から子機12〜
14までの転送時間は、伝送触媒の距離などの要因によ
り各々の子機がそれぞれ特定の値を有するので、本フロ
ーにより親機からの伝送時間が一番かかる子機を指定子
機として指定する。そして、その指定子機が正常受信し
たデータは、他の子機も全て正常受信できるものとして
後述する一斉同報のシーケンス制御を行う。なお、本実
施例では指定子機を決めるために、各子機からの応答時
間をソフトウェアにより実行しているが、ハード的な回
路によって自動的に行えるようにしてもよい。
【0018】図6は親機11のデータ一斉同報処理のフ
ローチャートであり、前記図4のステップS5に対応す
るフローである。先ず、ステップS21で最初の伝送デ
ータを指定し、ステップS22で各子機にデータ一斉同
報を行う。次いで、ステップS23でデータ一斉同報に
対する正常応答があるか否かを判別し、正常応答がなけ
ればステップS22に戻って再びデータ一斉同報を行
う。データ一斉同報に対する正常応答があったときはス
テップS24で次の伝送データを指定し、ステップS2
5で全ての伝送データが終了したか否かを判別する。全
ての伝送データの伝送が終了していないときはステップ
S22に戻って上記処理を繰り返す。また、伝送データ
が終了のときはステップS26でカウンタの子機台数N
をクリアし(N←0)、ステップS27でカウンタを+
1インクリメントしてステップS28でカウンタのカウ
ント値が設定の子機台数Pより大きくなったか(N>P
か)否かを判別する。カウンタのカウント値Nが所定値
P以下(N≦P)のときはステップS29で一斉同報終
了コマンドを伝送し、ステップS30で一斉同報終了コ
マンド伝送の結果子機から否定応答があるか否かを判別
する。なお、この応答処理は後述する図7により説明す
る。否定応答があったときはステップS31で否定応答
があった子機のマシンNo.を記憶してステップS27
に戻り、否定応答がないときはそのままステップS27
に戻る。
【0019】上記処理を繰り返しステップS28でカウ
ンタの子機台数Nが設定子機台数Pより大きくなった
(N>P)ときは全ての子機についてのデータ一斉同報
が済んだと判断してステップS32で否定応答が記憶さ
れた子機へ順に一斉同報と同じデータを伝送して本フロ
ーの処理を終える。
【0020】図7は親機11及び子機12〜14共通の
応答処理のフローチャートである。応答処理が開始され
ると、先ず、ステップS41で無応答等のエラー処理か
否かを判別し、エラー処理でないときステップS42で
正常応答と判定し、エラー処理のときはステップS43
で否定応答と判定する。
【0021】図8は子機12〜14のデータ伝送処理の
プログラムを示すメインフローチャートであり、親機1
1との間のデータ伝送処理を示している。先ず、ステッ
プS51で親機11から一斉同報があったか(すなわ
ち、一斉同報開始コマンドが送られたか)否かを判別
し、一斉同報がないときはステップS52で他処理を行
ってステップS51に戻る。本実施例では、この「他処
理」についても特徴があり、図12及び図13で後述す
る。
【0022】一斉同報があったときはステップS53で
親機11から応答時間を測定するための応答時間要求コ
マンドが送出されたか否かを判別し、応答時間要求コマ
ンドを受信したときはステップS54で直ちに親機11
に応答し、応答時間要求コマンドがなければそのままス
テップS55に進む。ステップS55では親機11から
指定子機になることを知らせる指定子機データが送出さ
れたか否かを判別し、指定子機データを受信したときは
ステップS56で応答処理(前記図7参照)を行ってス
テップS57で該当する子機は指定子機フラグを立てて
指定子機となってステップS51に戻る。
【0023】一方、上記ステップS55で指定子機デー
タを受信しなかったときはステップS58で一斉同報コ
マンドを受信したか否かを判別し、一斉同報コマンドを
受信しなかったときはステップS51に戻って一斉同報
処理を行わない。また、一斉同報コマンドを受信したと
きはステップS59でデータ一斉同報があったか否かを
判別し、データ一斉同報があったときはステップS60
で指定子機フラグを確認することによって自局が指定子
機か否かを判別する。また、データ一斉同報がないとき
はそのままステップS63に進んで一斉同報終了コマン
ドを待つ。自局が指定子機のときはステップS61で応
答処理(前記図7)を行ってステップS62に進み、指
定子機でないときは上記応答処理は行わずそのままステ
ップS62に進む。ステップS62では一斉同報内容に
従った処理を行い、ステップS63で一斉同報終了コマ
ンドを受信したか否かを判別して一斉同報終了コマンド
がなければステップS59に戻って上記処理を繰り返
す。すなわち、一斉同報終了コマンドが各々の子機に送
出されても指定子機以外の子機は一斉同報終了コマンド
を受信するまでは応答処理を行わない。
【0024】一斉同報終了コマンドを受信するとステッ
プS64で受信にエラーがあるか否かを判別し、受信に
エラーがあったときはステップS65で否定応答処理を
行う。すなわち、否定応答をした子機に対しては親機1
1から1対1でデータの再送を行ってもらいステップS
66でデータ処理を行ってステップS51に戻る。ま
た、受信にエラーがなかったときはステップS67で正
常応答処理を行ってステップS51に戻る。
【0025】図9〜図11は上記一斉同報のシーケンス
制御の交信手順を示す図である。先ず、図9に示すよう
に親機11は一斉同報開始コマンドを各々の子機へ転送
する。以降、指定子機以外の子機は、一斉同報コマンド
を受信するまではすべてのデータ転送・問い合わせに応
答をしない(図10参照)。
【0026】すなわち、図10に示すように指定子機が
一斉同報に対して無応答・否定応答の場合はエラーシー
ケンスとして、親機11から直前のデータを再送する。
【0027】全てのデータを転送終了後、図11に示す
ように各々の子機へ一斉同報終了コマンドを転送し、否
定応答をした子機に対しては全ての子機へ一斉同報終了
コマンドを転送後、親機11から1対1で再送を行う。
【0028】図12は子機12〜14の他処理のフロー
チャートであり、前記図8のステップS52に対応する
フローである。先ず、ステップS71でキー入力部24
によりキー入力(例えば、テンキー31による置数入力
があるときはステップS72でキー入力エラーがあった
か否かを判別する。キー入力エラーがあったときはステ
ップS73でエラー処理(例えば、エラー表示処理)を
行ってステップS71に戻る。キー入力エラーがないと
きはステップS74でキーの内容を出力バッファ42に
記憶し、ステップS75でキー内容に従った各種処理を
実行する。次いで、ステップS76で現キー入力による
タイマ値をタイマ値メモリ43に格納し、ステップS7
7で次のキー入力までの時間計測のためのタイマリセッ
トしてスタートする。次いで、ステップS78でLCD
の応答速度値記憶メモリ44に記憶されたLCDの応答
速度値より上記タイマ値が長い時間か否かを判別し、上
記タイマ値がLCDの応答速度値以下のときは次のキー
入力表示が前のキー入力表示と重なってしまうと判断し
てステップS71に戻ってキー入力の表示は行わない。
また、LCDの応答速度値より上記タイマ値が長い時間
のときはキー入力表示が重ならないと判断してステップ
S79で上記出力バッファ42の内容を表示駆動部28
に転送して出力バッファ42の内容を表示部27に表示
してステップS71に戻る。
【0029】このように、上記子機12〜14の他処理
フローにおいて、キー入力から次のキー入力までの時間
を計測し次のキー入力までの時間がLCDの応答速度値
より短い場合にはキー入力した内容をその都度表示する
ことなくまとめて表示するようにしているが、これは次
のような点に鑑みての処理である。すなわち、従来の表
示方法では、間隔の短い連続置数入力などを表示させよ
うとした場合、LCDの応答速度が遅いため、表示が前
の内容と重なって見えてしまうという欠点があった。そ
こで本実施例に係るデータ処理システム10では図13
に示すように置数が入力されても次の置数が直に入力さ
れたような場合(置数で1,2,3を連続して入力した
場合)はLCDにその都度表示はせずに、次の入力があ
る一定時間以上こない場合にまとめて表示するようにし
て、表示が前の内容と重なって見えてしまうことを防止
している。
【0030】以上説明したように、本実施例では、通信
回線15を介して接続された親機11と複数の子機12
〜14からなるデータ処理システム10において、応答
時間測定後伝送時間が一番かかる子機12〜14の指定
子機フラグ12a〜14aを立てることによって特定端
末装置となる指定子機を指定し、指定子機は親機11か
らのデータの受信状態を判別し、受信状態が異常である
場合、異常であることを親機11に返送し、親機11は
この返送に基づいて複数の子機に対し一斉にデータを再
送するようにしているので、データ伝送の確実性を保ち
つつ、伝送効率を高めることができ、伝送時間を大幅に
短縮することができる。また、コントローラの伝送系で
誤動作した場合や、回線全体にノイズ影響が出た場合
等、全体的に異常となる場合のチェックを容易に行うこ
とが可能になる。
【0031】なお、上記実施例はECRに適用した場合
の例であるが、データ伝送処理を含む装置にはすべて適
用可能であり、例えばPOSシステム、データターミナ
ル等のデータ処理装置に適用してもよい。
【0032】また、データ伝送処理は通信系であればど
のような種類の処理であってもよく、例えば売上データ
の点検/精算処理やオートプログラムにも適用できるこ
とは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、端末装置を特定し、そ
の後は所定のシーケンス制御を行うようにすれば、デー
タ伝送の確実性を保ちつつ、伝送効率を高めることがで
き、伝送時間を大幅に短縮することができ、ECR,P
OSシステムに適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ブロック図である。
【図2】データ処理システムの全体構成を示す図であ
る。
【図3】データ処理システムの親機のブロック図であ
る。
【図4】データ処理システムの親機のデータ伝送処理を
示すフローチャートである。
【図5】データ処理システムの親機の指定子機選択処理
を示すフローチャートである。
【図6】データ処理システムの親機のデータ一斉同報処
理を示すフローチャートである。
【図7】データ処理システムの応答処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】データ処理システムの機個のデータ伝送処理を
示すフローチャートである。
【図9】データ処理システムのシーケンス制御の交信手
順を示す図である。
【図10】データ処理システムのシーケンス制御の交信
手順を示す図である。
【図11】データ処理システムのシーケンス制御の交信
手順を示す図である。
【図12】データ処理システムの子機の他処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】データ処理システムの表示方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 データ処理システム 11 親機 12〜14 子機 12a〜14a 指定子機フラグ 15 通信回線 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 キー入力部 26 伝送制御装置 27 表示部 43 タイマ値メモリ 44 LCD応答速度値記憶メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置を接続し、これらの端末
    装置に対しデータを一斉に伝送するセンタ装置を備えた
    データ処理システムにおいて、 複数の端末装置のうち特定の端末装置を指定する指定手
    段と、 前記指定手段により指定された特定端末装置がセンタ装
    置からのデータの受信状態を判別し、受信状態が異常で
    ある場合、異常であることを前記センタ装置へ返送する
    返送手段と、 前記返送手段により受信状態が異常であることが判別さ
    れると、前記センタ装置が該返送に基づいて複数の端末
    装置に対し一斉にデータを再送する再送手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292920A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Nec Corp ネットワーク管理方式

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01225254A (ja) * 1988-03-04 1989-09-08 Mitsubishi Electric Corp 送受信装置

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