JPH06303174A - 無線式データ処理装置 - Google Patents

無線式データ処理装置

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Publication number
JPH06303174A
JPH06303174A JP5087605A JP8760593A JPH06303174A JP H06303174 A JPH06303174 A JP H06303174A JP 5087605 A JP5087605 A JP 5087605A JP 8760593 A JP8760593 A JP 8760593A JP H06303174 A JPH06303174 A JP H06303174A
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JP
Japan
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wireless
polling
secondary station
station
connection mode
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Pending
Application number
JP5087605A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Azuma
芳貴 東
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末の削減があった場合には該当する無線2
次局へのポーリング動作を自動的に停止でき、端末の増
設があった場合には該当する無線2次局へのポーリング
動作を自動的に開始できるようにする。 【構成】 無線1次局にて各無線2次局の接続・非接続
を管理し、接続モードの各無線2次局に対して順次ポー
リング動作を行う。そしてポーリングに対して所定回数
連続して正常応答がなかった無線2次局を検出すると、
その無線2次局を非接続モードと認識する。これによ
り、端末の削減に対し、該当する無線2次局へのポーリ
ング動作が自動的に停止される。また非接続モードと認
識された無線2次局は一定期間経過後に接続モードに復
帰させる。これにより、端末の増設に対し、該当する無
線2次局へのポーリング動作が自動的に開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信を利用したP
OS(販売時点情報管理)システム等の無線式データ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電波法の改正等により電子機器間
のデータ伝送に無線通信が利用されることが多くなって
きている。
【0003】スーパーマーケット等で用いられるPOS
システムにおいても、各売場に設置された販売商品登録
用のPOS端末とこれらPOS端末を制御する上位のホ
ストコンピュータとの間のデータ伝送を無線通信で行う
ものが開発され実用に供されている。POSシステムの
無線化は売場のレイアウト変更時の配線工数の削減や、
美観の向上等のメリットがあり、広く普及しつつある。
【0004】一方、この種の無線通信方式としては、一
般にポーリング/セレクティング方式とコンテンション
方式とがあるが、POSシステムにおいては通常ホスト
コンピュータとPOS端末間で通信が行われ、POS端
末同志の通信は行われないので、比較的制御が簡単なポ
ーリング/セレクティング方式を用いることが多い。
【0005】このポーリング/セレクティング方式を利
用した従来のPOSシステムは、ホストコンピュータに
無線1次局を設け、各POS端末にそれぞれ無線2次局
を設けてシステムを構築する。そして、無線1次局は予
め設定された順序で各無線2次局に対してポーリングを
順次行い、このポーリングに対する無線2次局からの応
答を正常に受信し、それが伝文であった場合には受信処
理を行って該伝文をホストコンピュータに伝達する。ま
た、ポーリングに対して応答を正常に受信できなかった
場合、すなわち受信エラーや受信タイムアウトになった
場合には、直ちに次順の無線2次局へのポーリングへ移
行する方式と、同一無線2次局へポーリングを再施行す
る方式とがあった。
【0006】ところで、POSシステムを導入する販売
店では、一年を通してPOS端末の設置台数が一定の店
は少なく、例えば年末,年始時やバーゲンセール時等の
繁忙時には会計場所を臨時に増設して混雑を緩和するこ
とはよく行われており、このときPOS端末の設置台数
が増加する。
【0007】このため、POS端末の増減に対して速や
かに対応できるように、無線式POSシステムにおいて
は、無線1次局に予め余裕をもって管理すべき無線2次
局の数を設定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線1
次局に予め余裕をもって管理すべき無線2次局の数を設
定した従来の無線式データ処理装置においては、無線2
次局をそれぞれ設ける端末の稼働台数をnとし、無線1
次局に設定した無線2次局の数をm(m>n)としたと
き、ポーリングに対して(m−n)台分は必ず受信タイ
ムアウトとなるにもかかわらずポーリング動作と受信タ
イムアウトの監視動作が必要で、これらの時間の無駄に
よる伝送効率の低下が問題となっていた。
【0009】伝送効率の低下を防ぐには、無線1次局へ
の無線2次局設定数を無線2次局をそれぞれ設ける端末
の稼働台数に一致させる必要があるが、こうした場合に
は臨時的な端末の増加に対して直ちに無線1次局へ無線
2次局の増加を設定することは困難である上、システム
が大規模なものになると端末の稼働台数と無線1次局へ
の無線2次局設定数とを管理するのも煩わしくなり、非
実用的であった。
【0010】そこで本発明は、端末の削減があった場合
には該当する無線2次局へのポーリング動作を自動的に
停止でき、伝送効率の向上を図り得るとともに、端末の
増設があった場合には該当する無線2次局へのポーリン
グ動作を自動的に開始でき、信頼性の向上を図り得る無
線式データ処理装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末を
制御する上位コンピュータに無線1次局を設け、各端末
にそれぞれ無線2次局を設けて、この無線1次局と無線
2次局との間でポーリング/セレクティング方式により
データ通信を行い、各端末で入力されたデータを上位コ
ンピュータが収集し処理するようにした無線式データ処
理装置において、無線1次局は、各無線2次局の接続モ
ード,非接続モードを管理するモード管理手段と、この
モード管理手段により接続モードとして管理されている
各無線2次局に対してポーリング/セレクティング方式
により順次ポーリング動作を行うポーリング/セレクテ
ィング制御手段と、この制御手段によるポーリングに対
する各無線2次局からの応答を監視し、所定回数連続し
て正常応答がなかった無線2次局を検出するとその無線
2次局を非接続モードと認識する2次局切離し手段と、
この2次局切離し手段によって非接続モードと認識され
た無線2次局を一定期間経過後に接続モードに復帰させ
るポーリング復帰手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】このような構成の本発明であれば、上位コンピ
ュータに設けられた無線1次局では、各端末にそれぞれ
設けられた無線2次局の接続モード,非接続モードが管
理されており、接続モードとして管理されている各無線
2次局に対してポーリング/セレクティング方式により
順次ポーリング動作が行われる。そして、このポーリン
グに対する各無線2次局からの応答が監視され、所定回
数連続して正常応答がなかった無線2次局が検出される
とその無線2次局は非接続モードとして認識される。従
って、現在稼働中でない端末に設けられた無線2次局は
所定回数のポーリング動作後に非接続モードとして認識
される。
【0013】こうして、非接続モードとして認識された
無線2次局に対しては一定期間ポーリング動作が行われ
ず、この一定期間が経過すると接続モードに復帰してポ
ーリング動作が再開される。
【0014】この場合において、依然として対応する端
末が稼働中でない場合には非接続モードとなりポーリン
グ動作が中断されるが、端末が起動しておりポーリング
動作に対して正常応答があった場合には接続モードとし
て認識され、以後ポーリング動作が継続される。
【0015】
【実施例】以下、本発明をPOSシステムに適用した一
実施例について図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は無線式POSシステムの全体構成を
概略的に示す模式図である。この無線式POSシステム
は、上位のホストコンピュータ1に無線1次局2を設
け、複数(n)台のPOS端末3-1,3-2,…,3-nに
それぞれ無線2次局4-1,4-2,…,4-nを設けて、無
線1次局2と各無線2次局4-1,4-2,…,4-nとの間
でポーリング/セレクティング方式によりデータ通信を
行い、各端末3-1,3-2,…,3-nで入力処理された商
品売上データやクレジット取引データ等をホストコンピ
ュータ1が収集し処理するようにしたものである。
【0017】図2は前記POS端末3(3-1,3-2,
…,3-n)及び無線2次局4(4-1,4-2,…,4-n)
の要部構成を示すブロック図である。各POS端末3
は、販売商品に関する情報やクレジットに関する情報等
を入力するための入力部31、販売商品の値段や合計金
額等を表示する表示部32、レシート印字や伝票印字等
を行う印字部33、販売商品の売上データやクレジット
取引データ等を登録するためのデータ登録部34及びこ
れらを制御するPOS制御部35で構成される。
【0018】一方、各無線2次局4は、無線1次局2に
対する送信伝文を作成する送信制御部41、この送信制
御部41から与えられる送信伝文を所定周波数で変調し
て空中線42より無線送信する変調部43、上記空中線
42にて受信した無線信号を復調する復調部44、この
復調部44にて復調された受信伝文を取込む受信制御部
45、前記POS制御部35とのデータ授受や無線1次
局2からの伝文受信に対する応答等を制御する2次局主
制御部46で構成される。
【0019】なお、このPOS端末3及び無線2次局4
は従来と同一の構成であり、POS端末3にて入力処理
された商品売上データやクレジット取引データのホスト
コンピュータ1への送信制御手順等の周知事項に関する
詳細な説明はここでは省略する。
【0020】図3は前記無線1次局2の要部構成を示す
ブロック図である。無線1次局2は、有線接続されたホ
ストコンピュータ1に対するデータの送受信を制御する
有線送受信制御部21、ポーリング/セレクティング方
式による無線データ通信を制御するP/S制御部22、
無線2次局4-1,4-2,…,4-nに対する送信伝文を作
成する送信制御部23、この送信制御部23から与えら
れる送信伝文を所定周波数で変調して空中線24より無
線送信する変調部25、上記空中線24にて受信した無
線信号を復調する復調部26、この復調部26にて復調
された受信伝文を取込む受信制御部27、前記有線送受
信制御部21及びP/S制御部22の制御動作を司る1
次局主制御部28の他、パラメータテーブル29、2次
局切離し制御部210、ポーリング復帰制御部211及
びタイマ212で構成される。
【0021】ここで、2次局切離し制御部210及びポ
ーリング復帰制御部211はP/S制御部22とともに
マイクロコンピュータで構成され、その機能はソフトウ
ェアによって構築される。
【0022】図4は前記パラメータテーブル29を模式
的に示しており、このパラメータテーブル29は、各無
線2次局4-1,4-2,…,4-nに予め割り付けられたア
ドレスi(1≦i≦n)に対応して、接続モードの時
“CM”、非接続モードの時“DM”が設定されるステ
ータスS(i) ,ポーリングに対する異常応答の許容回数
C0 をカウントする許容カウンタC(i) ,ポーリング復
帰の遅れ度数T0 を計時する監視タイマT(i) の各値を
それぞれ記憶管理するものである。ここに、パラメータ
テーブル29は各無線2次局4-1,4-2,…,4-nの接
続モード,非接続モードを管理するモード管理手段を構
成する。
【0023】図5はポーリング/セレクティング方式に
よる無線データの通信手順を示している。無線1次局2
より送信される無線2次局4-i宛てのポーリング信号を
Piとすると、このポーリング信号Piを正常に受信で
きた無線2次局4-iはホストコンピュータ1宛てのデー
タ伝文が存在しない場合には、ポーリング信号Piを受
信できたことを示す肯定応答APiを返信する(図5
(a)参照)。
【0024】また、無線2次局4-iにホストコンピュー
タ1宛てのデータ伝文IUiが存在する場合には、その
データ伝文IUiを送信して応答する。このデータ伝文
IUiを正常に受信できた無線1次局2は、肯定応答A
IUiを該当する無線2次局4-iへ送信する(図5
(b)参照)。
【0025】一方、無線1次局2にPOS端末3-i宛て
のデータ伝文IDiが存在する場合には、無線1次局2
はポーリングに優先して該当する無線2次局4-i宛てに
そのデータ伝文IDiを送信する。このデータ伝文ID
iを正常に受信できた無線2次局4-iは、肯定応答AI
Diを無線1次局2へ送信する(図5(c)参照)。
【0026】図6は前記P/S制御部22及び2次局切
離し制御部210の制御処理手順を示す流れ図である。
P/S制御部22及び2次局切離し制御部210は、先
ずシステム稼働初期化処理としてパラメータテーブル2
9の各許容カウンタC(1) 〜C(n) を規定回数C0 (例
えば「2」)に設定する。
【0027】次に、ポーリング先の2次局アドレスiを
「1」に設定した後、ST(ステップ)1でこの2次局
アドレスiが示す無線2次局4-iのPOS端末3-i宛て
のデータ伝文IDiが存在するか否かを判断する。そし
て、存在する場合には、ポーリング動作を中断して前述
した通信手順(図5(c))に従い伝文送信処理を実行
する。
【0028】送信すべきデータ伝文が存在しない場合に
は、ST2でパラメータテーブル29の2次局アドレス
iに対応する許容カウンタC(i) を調べる。そして、こ
の許容カウンタC(i) が「0」でない場合には、当該無
線2次局4-iは接続モードとして管理されているので、
ST3で前述した通信手順(図5(a)または(b))
に従い該当する無線2次局4-i宛てにポーリング信号P
iを送信する。
【0029】このポーリング動作に対し、ST4で無線
2次局4-iからの肯定応答APiまたはデータ伝文IU
iの応答を正常に受信できた場合には、該当する許容カ
ウンタC(i) を規定値C0 とする。また、パラメータテ
ーブル29の2次局アドレスiに対応するステータスS
(i) を接続モードを示す値“CM”とする。さらに、受
信伝文がデータ伝文IUiの場合にはその伝文受信処理
を実行する。
【0030】しかる後、ST5で2次局アドレスiを
「+1」更新して、ST1の処理に戻る。なお、2次局
アドレスiがPOS端末3-1〜3-nの台数nを越えた場
合には、初期設定値「1」に戻した後、ST1の処理に
戻る。
【0031】一方、ST4にて受信エラーや受信タイム
アウトとなり無線2次局4-iからの応答を正常に受信で
きなかった場合には、ST6で該当する許容カウンタC
(i)を「−1」だけ減算する。そして、ST7でその許
容カウンタC(i) が「0」になったことを確認すると、
ポーリングに対して当該無線2次局4-iからの応答を規
定回数C0 連続して正常に受信できなかったので、この
無線2次局4-iを非接続モードと認識し、ST8でパラ
メータテーブル29の2次局アドレスiに対応するステ
ータスS(i) を非接続モードを示す値“DM”に変更す
るとともに、ST9で対応する監視タイマT(i) を所定
度数T0 (例えば10)に設定する。その後、ST5へ
進み、2次局アドレスiを更新して、ST1の処理に戻
る。
【0032】ST7にて該当する許容カウンタC(i) が
未だ「0」より大きいことを確認すした場合には、ポー
リングに対する当該無線2次局4-iからの連続応答異常
回数が規定回数C0 より少ないので、ST5へ進み、2
次局アドレスiを更新して、ST1の処理に戻る。
【0033】一方、ST2にて該当する許容カウンタC
(i) が「0」であることを確認した場合には、当該無線
2次局4-iは非接続モードとして管理されているので、
ポーリング動作を行わずにST5へ進み、2次局アドレ
スiを更新して、ST1の処理に戻る。
【0034】ここに、P/S制御部22及び2次局切離
し制御部210のST1,ST2,ST3,ST5の処
理は、モード管理手段(パラメータテーブル29)によ
り接続モードとして管理されている各無線2次局4-1,
4-2,…,4-nに対して前記ポーリング/セレクティン
グ方式により順次ポーリング動作を行うポーリング/セ
レクティング制御手段を構成する。
【0035】また、ST4,ST6,ST7,ST8,
ST9の処理は、上記ポーリング/セレクティング制御
手段によるポーリングに対する各無線2次局4-1,4-
2,…,4-nからの応答を監視し、所定回数連続して正
常応答がなかった無線2次局を検出するとその無線2次
局を非接続モードと認識する2次局切離し手段を構成す
る。
【0036】図7は前記ポーリング復帰制御部211の
制御処理手順を示す流れ図であり、このポーリング復帰
制御部211はタイマ212から1秒毎に入力される割
込信号に同期してこの処理を開始する。
【0037】先ず、2次局アドレスiと同意のアドレス
jを「1」に設定する。次に、ST11でパラメータテ
ーブル29の2次局アドレスjに対応するステータスS
(j)を調べる。ここで、同ステータスS(j) が“CM”
であれば該当する無線2次局4-jは接続モードとして管
理されているので、ST12に進み、上記2次局アドレ
スjを「+1」だけ更新して、ST11に戻る。
【0038】ST11で同ステータスS(j) が“DM”
であれば該当する無線2次局4-jは非接続モードとして
管理されているので、ST13でパラメータテーブル2
9の2次局アドレスjに対応する許容カウンタC(j) を
調べる。そして、同許容カウンタC(j) が「0」である
ことを確認すると、ST14でパラメータテーブル29
の2次局アドレスjに対応する監視タイマT(j) を「−
1」だけ減算する。
【0039】これにより、ST15で同監視タイマT
(j) が「0」になった場合には、非接続モードとなって
から所定度数T0 に相当する一定のポーリング復帰遅れ
時間を経過したので、ST16で対応する許容カウンタ
C(j) を所定の復帰リトライ回数CR (例えば1回)に
設定して接続モードに復帰させる。しかる後、ST12
へ進み2次局アドレスjを更新して、ST11に戻る。
【0040】なお、ST15にて監視タイマT(j) が未
だ「0」にならない場合(非接続モードとなってから一
定のポーリング復帰遅れ時間を経過していない場合)及
びST13にて許容カウンタC(j) が「0」でない場合
(復帰リトライ回数CR 分のリトライを完了していない
場合)は、直ちにST12へ進み2次局アドレスjを更
新して、ST11に戻る。
【0041】こうして、ST12にて2次局アドレスj
を更新した結果、ST17で2次局アドレスjがPOS
端末3-1〜3-nの台数nを越えたならば、この割込処理
を終了する。
【0042】ここに、ポーリング復帰制御部211のS
T11,ST13,ST14,ST15,ST16の処
理は、前記2次局切離し手段によって非接続モードと認
識された無線2次局を一定期間経過後に接続モードに復
帰させるポーリング復帰手段を構成する。
【0043】次に、このように構成された本実施例の作
用効果を具体例に基づいて説明する。なお、無線伝送は
一般的に伝送品質が悪いので、伝送エラーによって即座
に無線2次局を非接続モードと認識してしまうのを防ぐ
ために、ポーリング異常応答許容回数C0 を「2」とす
る。また、システムのパフォーマンスを極力低下させな
いように復帰リトライ回数CR を「1」とし、ポーリン
グ復帰遅れ度数T0 を「10」とする。さらに、無線1
次局2がポーリング信号を送信してから該当無線2次局
4からデータ以外の応答伝文を受信するのに要する時間
を1秒とし、1秒を経過しても応答を受信できなかった
場合には受信タイムアウトと判定するようにする。
【0044】今、時点t0において実際に稼働している
POS端末の設置台数を4台(3-1,3-2,3-3,3-
5)とし、その後、充分に時間が経過した時点t2にお
いてPOS端末3-4を増設したとする。従って、時点t
0において無線1次局2にて管理すべき無線2次局は4
-1〜4-5の5台である。
【0045】この場合において、説明の便宜上、各無線
2次局4-1〜4-5には無線1次局2宛てのデータ伝文が
発生しないものとすると、無線1次局2と各無線2次局
4-1〜4-5との間では時間経過に伴ない図8に示すタイ
ミングでポーリング信号Pi(1≦i≦5)とその応答
APiが送受信される。
【0046】すなわち、無線1次局2においてはポーリ
ング/セレクティング制御手段の作用により5台の無線
2次局4-1〜4-5に対して1秒間隔でポーリング信号P
1,P2,P3,P4,P5が順に送信される。そうす
ると、稼働中のPOS端末3-1,3-2,3-3,3-5に対
応する無線2次局4-1,4-2,4-3,4-5からはポーリ
ングに対する応答AP1,AP2,AP3,AP5が返
信されるが、未稼働のPOS端末3-4に対応する無線2
次局4-4からはポーリングに対する応答が無く、受信タ
イムアウトとなる。
【0047】従って、時点t0よりこのポーリングサイ
クルが2度繰り返され、無線2次局4-4が2度連続して
受信タイムアウトとなった時点t1にて、2次局切離し
手段の作用により無線2次局4-4は非接続モードと認識
される。そして、それ以後のポーリングサイクルはポー
リング/セレクティング制御手段の作用により無線2次
局4-4に対するポーリング動作を省略したものとなる。
その結果、実際に稼働していないPOS端末3-4の無線
2次局4-4へのポーリング動作が自動的に停止されるの
で、無駄なポーリング動作と受信タイムアウト監視動作
がなくなり、システムの伝送効率が向上する。また、稼
働中のPOS端末の無線2次局に対するポーリング周期
が短縮されるので、ポーリングサービスが向上する。
【0048】ところで、無線2次局4-4の非接続モード
が認識された時点t1からポーリング復帰遅れ度数T0
に相当する時間を経過する毎に、ポーリング復帰手段の
作用によって無線2次局4-4へのポーリング動作が1回
(CR 回)だけ行われる。そして、応答がないと再び無
線2次局4-4に対するポーリングを省略したサイクルで
動作し、応答AP4があった場合には無線2次局4-4は
接続モードと認識されて、無線2次局4-4に対するポー
リング動作が継続される。
【0049】今、無線2次局4-4へのポーリング動作が
行われた直後の時点t2にてPOS端末3-4を増設した
とすると、それからポーリング復帰遅れ度数T0 に相当
する時間が経過した後の時点t3にて行われる無線2次
局4-4へのポーリング動作によって、この無線2次局4
-4は接続モードと認識される。これにより、時点t3以
後は5台の無線2次局4-1〜4-5に対して1秒間隔でポ
ーリング信号P1〜P5が順に送信されるポーリングサ
イクルとなる。
【0050】このように、未稼働のPOS端末が存在
し、そのPOS端末がある時刻にて起動した場合には、
遅くとも起動時からポーリング復帰遅れ度数T0 に相当
する時間が経過した時点でそのPOS端末の無線2次局
に対して自動的にポーリング動作が開始される。従っ
て、POS端末の増設に伴い無線1次局で管理すべき無
線2次局の設定内容を変更する必要がないのでPOS端
末の増減に対してフレキシブルに対応でき、信頼性の向
上を図り得る。
【0051】ここで、ポーリング復帰制御部211はタ
イマ212からの1秒割込によって図7に示す割り込み
処理を実行するので、ポーリング復帰遅れ度数T0 を
「10」とした場合、この度数T0 に相当する時間は1
0秒である。しかしながら、接続モードにある無線2次
局とのポーリング順序の関係から、ポーリング復帰時の
ポーリング送信が厳密には10秒毎に行われるというも
のではない。
【0052】すなわち、この実施例では時点t2にて増
設されたPOS端末4-4の無線2次局4-4が接続モード
と認識される時点t3までの間隔[t3−t2]は、接
続モードにある無線2次局の台数をkとし、無線伝送エ
ラーの影響は考えないとすると、無線1次局2がポーリ
ング信号を送信してから該当無線2次局4からデータ以
外の応答伝文を受信するのに要する時間が1秒なので、
次式で表わされる。
【0053】t3−t2≦k+T0 なお、前記実施例ではP/S制御部22及び2次局切離
し制御部210の制御処理手順におけるST3におい
て、接続モードとして管理している無線2次局へポーリ
ング動作する場合と、非接続モードであるがポーリング
復帰手段の作用により許容カウンタC(i) として所定回
数CR が設定され、それによって該当無線2次局へポー
リング動作する場合とで格別区別しなかったが、これを
区別するようにしてもよい。
【0054】すなわち、図9に示すようにST31でパ
ラメータテーブル29の該当するステータスS(i) を調
べ、“CM”であれば接続モードとして認識されている
無線2次局へのポーリングなので通常のポーリング信号
を送信し、“DM”であれば非接続モードとして認識さ
れている無線2次局へのポーリングなので特別なポーリ
ング信号を送信する。
【0055】こうすることにより、実際には稼働してい
るPOS端末の無線2次局からのポーリングに対する応
答が無線伝送品質の悪化等によって無線1次局にて受信
できず非接続モードと誤認識されてしまった場合に、特
別なポーリング信号が当該無線2次局に送信されるの
で、この無線2次局では自局に関して無線1次局が非接
続モードと誤認識していることを知ることができる。こ
の結果、例えば無線2次局からの伝文送信によって当該
無線2次局に対するパラメータテーブル29のパラメー
タを初期化する等の自動復帰処理ができるようになる。
【0056】この他、本発明をPOSシステム以外の無
線式データ処理装置に適用する等、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数の端末を制御する上位コンピュータに無線1次局を設
け、各端末にそれぞれ無線2次局を設けて、この無線1
次局と無線2次局との間でポーリング/セレクティング
方式によりデータ通信を行い、各端末で入力されたデー
タを上位コンピュータが収集し処理するようにした無線
式データ処理装置において、無線1次局に、各無線2次
局の接続モード,非接続モードを管理するモード管理手
段と、このモード管理手段により接続モードとして管理
されている各無線2次局に対してポーリング/セレクテ
ィング方式により順次ポーリング動作を行うポーリング
/セレクティング制御手段と、この制御手段によるポー
リングに対する各無線2次局からの応答を監視し、所定
回数連続して正常応答がなかった無線2次局を検出する
とその無線2次局を非接続モードと認識する2次局切離
し手段と、この2次局切離し手段によって非接続モード
と認識された無線2次局を一定期間経過後に接続モード
に復帰させるポーリング復帰手段とを設けたので、端末
の削減があった場合には該当する無線2次局へのポーリ
ング動作を自動的に停止でき、伝送効率の向上を図り得
るとともに、端末の増設があった場合には該当する無線
2次局へのポーリング動作を自動的に開始でき、信頼性
の向上を図り得る無線式データ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるPOSシステムの全体
概略図。
【図2】同実施例におけるPOS端末及び無線2次局の
要部ブロック図。
【図3】同実施例における無線1次局の要部ブロック
図。
【図4】上記無線1次局に設けられるパラメータテーブ
ルの構成図。
【図5】同実施例で用いられるポーリング/セレクティ
ング方式による無線データの通信手順を示す図。
【図6】上記無線1次局に設けられるP/S制御部及び
2次局切離し制御部の制御処理手順を示す流れ図。
【図7】上記無線1次局に設けられるポーリング復帰制
御部の制御処理手順を示す流れ図。
【図8】同実施例の作用効果説明に用いる具体例の主要
信号のタイミング波形図。
【図9】上記無線1次局に設けられるP/S制御部及び
2次局切離し制御部の制御処理手順の一部変形例を示す
流れ図。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、 2…無線1次局、 3-1〜3-n…POS端末、 4-1〜4-n…無線2次局、 22…P/S制御部、 29…パラメータテーブル、 210…2次局切離し制御部、 211…ポーリング復帰制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を制御する上位コンピュータ
    に無線1次局を設け、前記各端末にそれぞれ無線2次局
    を設けて、この無線1次局と無線2次局との間でポーリ
    ング/セレクティング方式によりデータ通信を行い、各
    端末で入力されたデータを上位コンピュータが収集し処
    理するようにした無線式データ処理装置において、 前記無線1次局は、各無線2次局の接続モード,非接続
    モードを管理するモード管理手段と、このモード管理手
    段により接続モードとして管理されている各無線2次局
    に対して前記ポーリング/セレクティング方式により順
    次ポーリング動作を行うポーリング/セレクティング制
    御手段と、この制御手段によるポーリングに対する各無
    線2次局からの応答を監視し、所定回数連続して正常応
    答がなかった無線2次局を検出するとその無線2次局を
    非接続モードと認識する2次局切離し手段と、この2次
    局切離し手段によって非接続モードと認識された無線2
    次局を一定期間経過後に接続モードに復帰させるポーリ
    ング復帰手段とを具備したことを特徴とする無線式デー
    タ処理装置。
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