JPH0516516U - エアバツグ装置 - Google Patents

エアバツグ装置

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JPH0516516U
JPH0516516U JP066190U JP6619091U JPH0516516U JP H0516516 U JPH0516516 U JP H0516516U JP 066190 U JP066190 U JP 066190U JP 6619091 U JP6619091 U JP 6619091U JP H0516516 U JPH0516516 U JP H0516516U
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steering
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airbag
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールに配置されかつステア
リングホイールが回転してもパッドが静止状態にされる
エアバッグ装置において、車両急減速時における車両か
らの減速力の伝達性に優れたエアバッグ装置を得る。 【構成】リング状被固定部材26は、ステアリングシャ
フト16と一体回転されることのないように配置されて
おり、このリング状被固定部材26にベースプレート5
6を介してパッド57が取付けられている。よって、パ
ッド57は、ステアリングシャフト16が回転されても
回転されることはない。このパッド57内には、エアバ
ッグセンサ64を備えたインフレータ46が設けられ、
このインフレータ46は、ステアリングシャフト16に
筒状固定部材40を介して固定されており、ステアリン
グシャフト16と一体回転する。車両急減速時には、ス
テアリングシャフト16からの衝撃が筒状固定部材40
を介して直接伝達される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はステアリングホイールに配置され車両急減速時に膨張した袋体によっ て乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリングパッドにおいては、このステアリングパッドに配置される電子機 器制御用のスイッチ等の操作部をステアリングホイールの回転角度に関係なく一 定の位置に保持して操作部の操作性を向上できるようにするため、ステアリング シャフトとステアリングパッドとの間に連結部材を設け、この連結部材によって ステアリングパッドをステアリングシャフトと一体に回転することのない状態に 配置たものがある。ところで、この種のステアリングパッドにエアバッグ装置を 内蔵しようとすると、上記の如く、ステアリングパッドは、連結部材を介してス テアリングシャフトと共に回転することのない状態に配置されており、ステアリ ングシャフトと一体に固定されていないため、車両の衝突時等の車両急減速時に おけるエアバッグ装置に対する車両の減速力の伝達性が悪いという不具合がある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事実を考慮し、ステアリグホイールに配置されかつステアリング ホイールが回転してもパッドが静止状態にされるエアバッグ装置において、車両 急減速時における車両の減速力の伝達性に優れたエアバッグ装置を得ることを目 的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエアバッグ装置は、ステアリングホイールに配置され車両急減速 時に膨張した袋体によって乗員を保護するエアバッグ装置であって、車両急減速 時に慣性移動する慣性体を備えこの慣性体の慣性移動に基づいてガスを発生しこ のガスによって前記袋体を膨張させると共にステアリングシャフトと一体に設け られたガス発生手段と、前記ステアリングシャフトと一体に回転することのない 状態に配置されかつ前記袋体を覆うと共に前記袋体の膨張によって展開するパッ ドと、を有することを特徴としている。
【0005】
【作用】
上記考案では、袋体を覆うパッドがステアリングシャフトと一体に回転される ことのない状態に配置されており、ステアリングホイールの回転角度の大きさに 関わらず、パッドは乗員に対して常に同一位置に配置される。
【0006】 一方、慣性体を備えたガス発生手段はステアリングシャフトに対して一体に設 けられており、車両の衝突時等の衝撃がステアリングシャフトを介して直接慣性 体に伝達されるため、エアバッグ装置の感度を高めることができる。
【0007】 なお、上記考案において、パッドに加えて袋体もステアリングシャフトと共に 回転することのない状態に配置した場合には、ステアリングホイールの回転角度 に関わらず袋体も乗員に対する位置が常に一定となるため、乗員に対して常に最 適な状態に袋体を膨張させることができる。
【0008】
【実施例】
以下に図1乃至図3を用いて本考案に係るエアバッグ装置を説明する。
【0009】 図1に示す如く、コラムカバー12内には、車体に固定されたパイプ14が配 置されており、このパイプ14内には、ベアリング24を介してステアリングシ ャフト16が回動可能に挿通されている。ステアリングシャフト16のパッド5 7側の端部には、先端に雄ねじ16Aを備えた小径部16Bが形成されている。
【0010】 小径部16Bには、ステアリングホイール18のボス部18Aが挿通された状 態で固着されると共に筒状固定部材40が固着されている。図2にも示す如く、 筒状固定部材40は、方形状のフランジ部40Aを備えており、このフランジ部 40Aの略中央部にステアリングシャフト16と同軸的に配置されかつインフレ ータ46と反対側へ向けて突出する大径筒部40Bが一体に設けられ、さらにこ の大径筒部40Bには、底部44に円孔44Aが形成された小径筒部40Cが同 軸的に設けられている。
【0011】 筒状固定部材40は、円孔44Aに、ステアリンシャフト16の小径部16B のボス部18Aから突出した部位が嵌入されており、さらに図1に示す如く、底 部44がボス部18Aのパッド57側に形成された凹部の底面18Bに当接した 状態で配置されている。また、雄ねじ16Aには、筒状固定部材40の内側でナ ット20が螺着されており、これにより、筒状固定部材40は、底部44がボス 部18Aに押しつけられた状態でステアリングシャフト16に固定されている。
【0012】 この筒状固定部材40には、インフレータ46が固定されている。図2にも示 す如く、インフレータ46には、筒状固定部材40のフランジ部40Aと同一形 状で同一寸法のフランジ部46Aが形成されており、これらのフランジ部40A 、46Aが重ね合わされた状態で、ボルト48及びナット50によって締めつけ られ、これにより、インフレータ46が筒状固定部材40に固定されている。
【0013】 図1に示す如く、前記パイプ14のパッド57側の端部には、リング状の固定 部材22が固着されており、また、ボス部18Aのパッド57側の端部には、ベ アリング25を介して前記固定部材22と同径のリング状被固定部材26が前記 固定部材22と対向した状態で取付けられている。固定部材22とリング状被固 定部材26の外周面には、各々図示しない係合部が形成され、これらの係合部に は、一本のタイミングベルト32の幅方向上端部及び下端部が係合している。こ れにより、タイミングベルト32、固定部材22及びリング状被固定部材26は 各々一体化され、ステアリングホイール18が回転しても回転しないようになっ ている。
【0014】 ステアリングホイール18のパッド57と反対側には、ステアリングシャフト 16と平行に支軸34が設けられており、この支軸34に回転部材36が回動可 能に装着されている。回転部材36の外周面に形成された図示しない係合部とタ イミングベルト32の内周面とが係合しており、ステアイングホイール18がス テアリングシャフト16を軸として一体に回動すると、回動部材36も支軸34 を中心として回転しながらタイミングベルト32の内周面上を周方向に沿って移 動するようになっている。
【0015】 図2に示される如く、前記インフレータ46の外周面には、ガス孔54が形成 されており、インフレータ46は、図1に示すリング状被固定部材26に固定さ れたベースプレート56の円孔56Aにガス孔54がベースプレート56よりも エアバッグ袋体52側に位置するように挿通されている。ベースプレート56の パッド57側には、エアバッグ袋体52が配置され、このエアバッグ袋体52は ベースプレート56の乗員側に折り畳まれた状態で配置されている。このエアバ ッグ袋体52は、開口側の縁がベースプレート56の略中央部にリングプレート 58を介して取り付けられている。リングプレート58は、図示しないボルトで ベースプレート56に締めつけられ、エアバッグ袋体52の開口側の縁をベース プレート56に押し付けている。
【0016】 パッド57は、ベースプレート56の乗員側に配置されて、ベースプレート5 6との間にエアバッグ袋体52を格納しており、乗員との対向面にスイッチの如 き電子制御用の図示しない操作部が配置されている。このパッド57は、芯金6 0を介してリベットによりベースプレート56に固定されている。
【0017】 図1に示す如く、前記インフレータ46内には、エアバッグセンサ64及びエ アバッグセンサ64の作動に基づいて燃焼されるガス発生物質65が設けられて いる。ガス発生物質65は、燃焼によって大量のガスを発生し、このガスでエア バッグ袋体52を膨張させるようになっている。
【0018】 インフレータ46内には、図3に示す如く、エアバッグセンサ64の外部に、 雷管62が配設され、雷管62が点火したときに、図示しない着火剤が着火し、 ガス発生物質65が燃焼するようになっている。
【0019】 エアバッグセンサ64は円筒形をしており、上ケース66内には、慣性体とし てのボール68が上ケース66の軸心を中心として対象の位置に配置されている 。各ボール68及びその関連部品は対象であるので片方のみについて説明する。
【0020】 ボール68は、上ケース66内に軸線が上ケース66と平行となるように固着 されたシリンダ70内に挿入されている。これにより、ボール68に急激な加速 度が作用すると、ボール68がシリンダ70内を矢印A方向へ慣性移動する。
【0021】 ボール68の下端部には、揺動バー72の一端部72Aが当接してボール68 の慣性移動方向への移動を阻止している。この揺動バー72の他端部72Bには 上ケース66の軸線方向に配置されたピン74の下ケース76側端部が当接して いる。ピン74の小径部74Aには圧縮コイルばね80が巻装されており、圧縮 コイルばね80の一端部は外カバー78に当接している。したがって、圧縮コイ ルばね80はピン74を介して揺動バー72の端部72Aをボール68側へ付勢 している。
【0022】 揺動バー72の長手方向中間部には、ドライブシャフト82が揺動バー72の 軸方向と直交して取付けられている。また、トライブシャフト82は、ボール6 8の移動方向と直交する方向に固着されており、ドライブシャフト82の両端部 は、下ケース76及び上ケース66に回転可能に軸支されている。したがって、 揺動バー72は、ドライブシャフト82を回転中心として回転可能になっている 。
【0023】 下ケース76の軸線方向に配置された着火ピン86のつば部86Aは、ドライ ブシャフト82のフック部84の端部84Dに係止されている。このつば部86 Aのフック部84と反対側の端面には、圧縮コイルばね88が配置されて着火ピ ン86を上ケース66方向へ付勢している。したがってドライブシャフト82の 回転によってフック部84の端部84Dがつば部86Aから外れると、着火ピン 86の先端部86Bは圧縮コイルばね88の付勢力により移動して雷管62に衝 突するようになっている。
【0024】 以下に本実施例の作用を説明する。 本実施例に係るエアバッグ装置が取り付けられるステアリングホイール18は 、ステアリングホイール18が回転した場合であっても、上記の如く、リング状 被固定部材26は静止しているので、このリング状被固定部材26に固定された ベースプレート56に取り付けられたパッド57及びエアバッグ袋体52はステ アイングホイール18と一体となって回転することはなく、静止している。した がって、パッド57及びエアッバグ袋体52をステアリングホイール18の回転 角度に関わらず常に乗員に対して同一位置に保持できる。よって、本実施例では 、パッド57に配置された操作部の操作性を良くできると共に、乗員を常に最良 の状態で保護できるようにエアバッグ袋体52を膨張させることができる。
【0025】 上記エアバッグ装置では、車両の通常走行状態においは、エアバッグセンサ6 4は作動されず、エアバッグ袋体52は膨張されることはなく、パッド57によ って覆われている。
【0026】 車両の通常状態から例えば、車両が衝突等により急減速状態となると、この衝 突によりステアリングシャフト16に伝達された衝撃が、筒状固定部材40を介 してインフレータ46内のエアバッグセンサ64に伝達され、衝撃による減速力 がボール68に伝達される。ボール68にこの減速力が伝達されると、ボール6 8が慣性移動して揺動バー72の端部72Aが図3の反時計方向へ回動する。こ の回動によって、フック部84がつば部86Aから外れ、着火ピン86が圧縮コ イルばね88の付勢力によって移動し雷管62と衝突してガス発生物質65が燃 焼し、エアバッグ袋体52が膨張する。
【0027】 上記の如く、本実施例では、エアバッグセンサ64を備えたインフレータ46 がステアリングシャフト16に固定された筒状固定部材40に取り付けられてい るため、ボール68に対する車両急減速時における減速力の伝達性がよい。した がって、上記の如く、ステアリングホイール18が回転してもパッド57が静止 状態にされるエアバッグ装置の感度を高くできる。
【0028】 上記実施例では、インフレータ46を筒状固定部材40を介してステアリング シャフト16に固定しているが、筒状固定部材40を介することなくステアリン グシャフト16にインフレータ46を直接固定してもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係るエアバッグ装置は、上記構成としたので、ス テアリグホイールに配置されかつステアリングホイールが回転してもパッドが静 止状態にされるエアバッグ装置において、車両急減速時における車両の減速力の 伝達性に優れたエアバッグ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置がステ
アリングホイールに取り付けたれた状態を示す断面図で
ある。
【図2】インフレータがステアリングシャフトに取付け
られる状態を示す分解斜視図である。
【図3】エアバッグセンサの断面図である。
【符号の説明】
16 ステアリングシャフト 18 ステアリングホイール 22 固定部材 40 インフレータ(ガス発生手段) 52 エアバッグ袋体 57 パッド 68 ボール(慣性体) 64 エアバッグセンサ(ガス発生手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに配置され車両急
    減速時に膨張した袋体によって乗員を保護するエアバッ
    グ装置であって、車両急減速時に慣性移動する慣性体を
    備えこの慣性体の慣性移動に基づいてガスを発生しこの
    ガスによって前記袋体を膨張させると共にステアリング
    シャフトと一体に設けられたガス発生手段と、前記ステ
    アリングシャフトと一体に回転することのない状態に配
    置されかつ前記袋体を覆うと共に前記袋体の膨張によっ
    て展開するパッドと、を有することを特徴とするエアバ
    ッグ装置。
JP1991066190U 1991-08-21 1991-08-21 エアバッグ装置 Expired - Lifetime JP2548203Y2 (ja)

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JPH0516516U true JPH0516516U (ja) 1993-03-02
JP2548203Y2 JP2548203Y2 (ja) 1997-09-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257451A (ja) * 1988-08-22 1990-02-27 Nippon Plast Co Ltd ステアリング装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0257451A (ja) * 1988-08-22 1990-02-27 Nippon Plast Co Ltd ステアリング装置

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JP2548203Y2 (ja) 1997-09-17

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