JPH0516500U - 車載用機器の取付構造 - Google Patents

車載用機器の取付構造

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JPH0516500U
JPH0516500U JP6326891U JP6326891U JPH0516500U JP H0516500 U JPH0516500 U JP H0516500U JP 6326891 U JP6326891 U JP 6326891U JP 6326891 U JP6326891 U JP 6326891U JP H0516500 U JPH0516500 U JP H0516500U
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JP
Japan
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front plate
hole
recess
working hole
fitting piece
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JP6326891U
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Inventor
克治 横山
修 佐々木
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用機器の着脱のために前面板に形成され
た治具挿通用の作業孔を、簡便な構造でカバーし、美観
の向上を図る。 【構成】 電子機器31の前面板32には、該電子機器
31のパネル33への着脱時にドライバや専用治具が挿
通する作業孔40が形成されている。前記前面板32に
は、この作業孔40の周縁部から該前面板32の側面3
2bに回り込んで凹所42を形成し、一方、これに対応
したカバー部43と前記作業孔40に対応した軸部44
とを有する嵌着片41を形成し、前記凹所42および作
業孔40に嵌め込む。また嵌着片41の取外し時には、
カバー部43に形成した切欠き46にドライバ等を差し
込む。このようにして、簡便な構造で作業孔40をカバ
ーし、低コストかつ簡便な組立作業で前面板32の美観
の向上を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジオ受信機や磁気テープ再生装置などの車載用機器をコンソール やインストゥルメントパネルなどに取付ける構造に関し、さらに詳しくは、ドラ イバや六角レンチなどの治具や専用治具が挿入される作業孔の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、典型的な従来技術を説明するための分解斜視図である。電子機器1は 、自動車のコンソールやインストゥルメントパネルなどに埋込まれて使用される 磁気テープ再生装置やラジオ受信機などである。したがって本体2は、前記コン ソールやインストゥルメントパネルに形成された取付孔内に嵌め込まれて収納さ れる。この本体2は、ねじ棒3を回転させることによって、該ねじ棒3の先端が 図示しないブラケットなどに螺着し、こうして車体に固定される。ねじ棒3の前 面側には、六角レンチなどの治具が嵌り込むための嵌合孔4が形成されている。
【0003】 したがって前面板5には、前記治具を挿通するための作業孔6が形成されてい る。このため、前面側から前記作業孔6が見えて美観を損なわないように、該作 業孔6は開閉自在の扉7によって覆われる。この扉7は板状に形成され、一方の 端部7aには一対の軸8が延設されており、他方の端部7bには、係合突起9が 形成されている。
【0004】 これに対応して前記前面板5には、前記作業孔6の周縁部に、扉7が嵌り込む ための凹所10が形成されており、この凹所10の周縁部には前記係合突起9に 対応する係合孔11と、軸8が嵌り込むための軸受孔12が形成されている。軸 8は軸受孔12に嵌り込み、扉7が、本体2の着脱作業時には開放され、着脱作 業後は係合突起9が係合孔11に嵌り込むように閉じられ、こうして美観の向上 が図られている。
【0005】 図8は、他の従来技術を説明するための断面図である。この従来技術では、作 業孔15には内ねじ15aが刻設されており、前記着脱作業の終了後、この作業 孔15に飾りねじ16を螺着し、該飾りねじ16の頭部16aと前面板17とを 面一にすることによって、美観の向上が図られている。
【0006】 図9はさらに他の従来技術の正面図であり、図10は図9の切断面線A−Aか ら見た断面図である。この従来例では、作業孔21が形成される前面板22の端 部22a付近には切欠き23が形成されており、この切欠き23に樹脂などの材 料から成る飾り部材24を嵌め込むことによって、作業孔21の遮蔽が行われて いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記図7で示される従来技術では、扉7に関連する構造が複雑であり、部品点 数も多く、コストが嵩む。
【0008】 また前記図8で示す従来技術では、飾りねじ16の頭部16aにドライバを差 し込むための溝16bが形成されており、したがって美観の改善効果は不充分で ある。また、ねじ山21の刻設や、飾りねじ16のねじ締めなどの煩雑な組立工 程が必要となる。
【0009】 さらにまた図9および図10で示される従来技術では、飾り部材24は前面側 から嵌め込むことができるけれども、その取外しには、車体側のパネル25と該 飾り部材24との隙間26から専用の工具を挿入しないと取外すことができず、 また熟練が必要となる。
【0010】 本考案の目的は、簡便な構造で、かつ良好な外観を呈するように作業孔を覆う ことができる車載用機器の取付構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本考案は、車載用機器を車体の被取付部材に形成した取付孔の前面側から嵌め 込み、あるいは該機器の前面板に形成した作業孔から治具を挿入し、該機器を前 記被取付部材に固定する車載用機器の取付構造において、 前記前面板には、前記作業孔の周縁部から該前面板の側方に回り込んで凹所を 形成し、 前記作業孔に嵌り込む軸部と、前記凹所に嵌り込み、かつ前面板の前記側方に 対応する一部分に切欠きを有するカバー部とを含む嵌着片を前記作業孔および凹 所に嵌め込むことを特徴とする車載用機器の取付構造である。
【0012】
【作用】
本考案に従えば、ラジオ受信機や磁気テープ再生装置などの車載用機器は、コ ンソールやインストゥルメントパネルなどの被取付部材に形成した取付孔の前面 側から嵌め込まれ、たとえばビス止めや、該車載用機器の外周面に形成した係止 爪が前記取付孔の周縁部に係合することによって、前記被取付部材に固定される 。前記ビスや係止爪などは、前面板に形成された作業孔から挿入された治具によ って操作される。
【0013】 また前面板には、前記作業孔の周縁部から該前面板の側方に回り込んで凹所が 形成されている。一方、この凹所に対応したカバー部と、前記作業孔に対応した 軸部とを有する嵌着片が設けられている。
【0014】 前述のような車載用機器の取付作業が終了すると、作業孔を覆うように前記嵌 着片が嵌め込まれる。該車載用機器の外周面に形成した係止爪が前面板の取付孔 の周縁部に係合する場合は、嵌着片1を機器に嵌め込んだ状態で取付孔に挿入す る。嵌着片の軸部が前記作業孔に嵌り込むと、カバー部は前記凹所に嵌り込み、 前面板と面一となる。
【0015】 なお、前記嵌着片の軸部においてその外周には、たとえば軸線方向に延びる凹 溝が形成されてもよく、また該軸部の外径は前記作業孔の内径よりも僅かに大き く形成されてもよい。この場合、軸部が作業孔に挿入されると、前記外径と内径 との差は凹溝によって吸収され、軸部の外周面は作業孔の内周面に弾発的に接触 し、抜け止めを行うことができる。
【0016】 また、前記カバー部には前面板の側方に対応する一部分に切欠きが形成されて おり、したがってこの切欠きにドライバなどを挿入して前方側に引き抜くことに よって、嵌着片を取外すことができる。この後、前記作業孔に治具などを挿入し て車載用機器を被取付部材から取外すことができる。
【0017】 したがって、軸とカバー部とから成る簡便な構造の嵌着片を、作業孔および凹 所に嵌め込むだけで作業孔のカバーを行うことができ、簡便かつ低コストで美観 を向上することができる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の電子機器31の一部分を拡大して示す斜視図であり 、図2は電子機器31の前面板32の正面図である。この電子機器31は、ラジ オ受信機や磁気テープ再生装置などであり、図3で示されるように、自動車のコ ンソールやインストゥルメントパネルなどの被取付部材であるパネル33に形成 された取付孔34内に嵌め込まれて収納される。
【0019】 すなわちこの電子機器31は、本体35の両側壁36,37の前面板32近傍 にそれぞれ固定された板ばね38,39と、前面板32の背面32aとによって 、前記パネル33の取付孔34の周縁部を挟持することによって、固定される。
【0020】 したがって本体35の取付時には、該本体35は取付孔34の前面側から押し 込まれてゆき、板ばね38,39がその弾発力に抗して、取付孔34の周縁部に よって一旦伸長変位した後、取付孔34から脱出すると屈曲状態に復帰し、こう して前述のように該板ばね38,39と前面板32の背面32aによってパネル 33を挟持し、電子機器31を取付けることができる。
【0021】 また、該電子機器31を取外す際には、板ばね38,39を取付時のように伸 長変位させる必要がある。このため前面板32には、専用治具やドライバを挿入 するための作業孔40が形成されている。この作業孔40から専用治具やドライ バを挿入し、前記板ばね38,39を本体35側へ伸長変位することによって、 電子機器31を取付孔34から取外すことができる。
【0022】 したがって、前記作業孔40をカバーするように嵌着片41が設けられている 。前記前面板32において、作業孔40の周縁部から該前面板32の側面32b へ回り込んで凹所42が形成されている。前記嵌着片41は、この凹所42に対 応して、水平断面がL字状のカバー部43と、このカバー部43に立設され、前 記作業孔40に嵌り込む軸部44とが、たとえばクロロプレンゴムなどの弾発性 を有する材料によって、一体成型されて構成されている。前記軸部44の外径D 1は、作業孔40の内径D2よりも僅かに大きく形成されており、またこの軸部 44の外周面には、軸線方向に延びる凹溝45が形成されている。
【0023】 上述のように形成された嵌着片41は、電子機器31のパネル33への取付け が終了すると、軸部44が作業孔40に嵌め込まれて押し込まれる。こうして軸 部44が作業孔40内に嵌り込むと、軸部44の外径D1と作業孔40の内径D 2との差が凹溝45によって吸収され、軸部44の外周面は作業孔40の内周面 に弾発的に接触し、こうして抜け止めが行われる。
【0024】 また嵌着片41のカバー部43において、前面板32の側面32b側の一部分 には切欠き46が形成されている。したがって電子機器31のパネル33からの 取外し時には、先ず、図4で示されるように、この切欠き46によって形成され た隙間47にドライバ48が差し込まれて嵌着片41が抜き取られる。次に、こ うして開口した作業孔40からドライバが挿入され、前記板ばね38,39が抑 え込まれて、該板ばね38,39の取付孔34周縁部に対する係合状態を解除し 、電子機器31がパネル33から取外される。
【0025】 このように本実施例によれば、構造が簡便で安価な嵌着片41によって作業孔 40をカバーし、美観を向上することができる。また前面板32へのねじ孔の形 成や、ねじ止め作業などの煩雑な作業を必要とせず、かつ特殊な工具を不要とし 、低コストで実現することができる。
【0026】 なお上述の実施例では、嵌着片41は電子機器31が着脱されても再使用でき るけれども、一旦取付けられた電子機器31が取外される必要のないときには、 図5および図6に示される嵌着片51が用いられてもよい。この嵌着片51は、 作業孔40内に嵌入する軸部52と、該嵌着片51が嵌め込まれた状態で前面板 32の表面32cと面一となる頭部53とから形成されている。軸部52には、 前記軸部44と同様に凹溝45が形成されている。このようにして、さらに美観 の向上が図られてもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、作業孔に嵌り込む軸部と前記作業孔の周縁部に 形成された凹所に嵌り込むカバー部とを含む嵌着片を嵌め込むだけで前記作業孔 をカバーするので、簡便かつ低コストで、前記作業孔を良好な美観を呈するよう にカバーすることができる。
【0028】 また、前記カバー部には切欠きが形成されており、この切欠きにドライバなど を差し込むことによって、簡単に嵌着片を取外すことができる。したがって、車 載用機器の着脱作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電子機器31の一部分を拡
大して示す斜視図である。
【図2】電子機器31の前面板32の正面図である。
【図3】電子機器31をパネル33に取付けた状態を説
明するための断面図である。
【図4】嵌着片41の取外し動作を説明するための断面
図である。
【図5】本考案の他の実施例の嵌着片51の斜視図であ
る。
【図6】嵌着片51によって作業孔40をカバーした状
態を示す断面図である。
【図7】典型的な従来技術を説明するための分解斜視図
である。
【図8】他の従来技術を説明するための断面図である。
【図9】さらに他の従来技術を説明するための正面図で
ある。
【図10】図9の切断面線A−Aから見た断面図であ
る。
【符号の説明】
31 電子機器 32 前面板 33 パネル 34 取付孔 35 本体 38,39 板ばね 40 作業孔 41,51 嵌着片 42 凹所 43 カバー部 44,52 軸部 45 凹溝 46 切欠き 48 ドライバ 53 頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用機器を車体の被取付部材に形成し
    た取付孔の前面側から嵌め込み、あるいは該機器の前面
    板に形成した作業孔から治具を挿入し、該機器を前記被
    取付部材に固定する車載用機器の取付構造において、前
    記前面板には、前記作業孔の周縁部から該前面板の側方
    に回り込んで凹所を形成し、前記作業孔に嵌り込む軸部
    と、前記凹所に嵌り込み、かつ前面板の前記側方に対応
    する一部分に切欠きを有するカバー部とを含む嵌着片を
    前記作業孔および凹所に嵌め込むことを特徴とする車載
    用機器の取付構造。
JP6326891U 1991-08-09 1991-08-09 車載用機器の取付構造 Pending JPH0516500U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59173096A (ja) * 1983-01-19 1984-09-29 ジエネンテツク・インコーポレイテツド ポリシストロン性発現ベクターおよびそれを用いた方法
JPS61115799A (ja) * 1984-11-13 1986-06-03 Toa Harbor Works Co Ltd 重力式ドツクゲ−トの閉鎖方法
JPS61132468A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Hino Motors Ltd 車両に使用されるパワ−・ステアリング

Patent Citations (3)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960514