JPH05164961A - 写真レンズ - Google Patents

写真レンズ

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JPH05164961A
JPH05164961A JP35077791A JP35077791A JPH05164961A JP H05164961 A JPH05164961 A JP H05164961A JP 35077791 A JP35077791 A JP 35077791A JP 35077791 A JP35077791 A JP 35077791A JP H05164961 A JPH05164961 A JP H05164961A
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Yoshio Shimazaki
喜雄 島崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にレンズシャッターカメラ用として好適な
変形クセノタール型の広角レンズに関する。絞りを挟ん
だ2つの面で発生する大きなサジタルコマ収差を補正
し、さらに、レンズシャッタユニットを配置するために
前後群の間隔を広げ、劣化する像面わん曲、非点収差を
補正するときに生じるサジタルコマ収差の劣化を防ぐ。 【構成】 第1群、第2群は凸面を物体側に向けた正メ
ニスカス、第3群は凸面を物体側に向けた負メニスカ
ス、第4群は凸面を像側に向けた負メニスカス、第5群
は同じく凸面を像側に向けた正メニスカスの何れも単レ
ンズとし、第6群は正、負の張合わせ正レンズである6
群7枚の構成を有し、第2群レンズと第3群レンズの間
に形成される空気レンズのパワーを負にしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は変形クセノタール型の
写真レンズの改良、特にレンズシャッターカメラ用とし
て好適な広角レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】6群7枚の絞りに対してほぼ対称な配置
を持つ変形クセノタール型の写真レンズとしては、特公
昭34−379号公報や特公昭37−13039号公報
等に記載されたレンズ系が知られている。この種のタイ
プのレンズにおいては、絞りを挟んだ2つの面で大きな
サジタルコマ収差が発生している。この発生を抑えるに
は、この面の曲率半径を大きくしなければならないが、
そうすると像面わん曲、非点収差を劣化させることとな
る。さらに、従来のこれらのレンズ系は、距離計連動式
のフォーカルプレン式のカメラ用として設計されたもの
であり、前群と後群との間には絞りを配置するだけでよ
いものであったため、前群と後群の間隔は狭いものとな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、像面わん
曲、非点収差を劣化させることなくサジタルコマ収差を
改善する手段を講じなければならないものである。ま
た、従来のこのタイプのレンズを近年流行のレンズシャ
ッタカメラに搭載しようとすると、これらのレンズの前
群と後群の間隔は狭ま過ぎ、レンズシャッタユニットを
配置することが出来ない。レンズシャッタユニットを配
置するために前後群の間隔を広げると、像面わん曲、非
点収差が劣化し、これを補正しようとすると、絞りを挟
む前後の面の曲率半径が小さくなり、特にサジタルコマ
収差の劣化を招くという問題が有った。
【0004】この発明は、Fナンバー2程度、画角63
°以上で、上記のサジタルコマ収差の発生を抑え、さら
には、前後群間にレンズシャッタ用のスペースを十分に
確保し、しかも各収差が良好に補正された写真用レンズ
を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、本発明の撮影レンズは、物体側より順に、第1群レ
ンズ、第2群レンズは凸面を物体側に向けた正メニスカ
ス単レンズ、第3群レンズ群は凸面を物体側に向けた負
メニスカス単レンズ、第4群レンズは凸面を像側に向け
た負メニスカス単レンズ、第5群レンズは同じく凸面を
像側に向けた正メニスカス単レンズ、第6群レンズは
正、負の貼り合わせであり全体として正レンズである6
群7枚の構成を有し、第2群レンズと第3群レンズの間
に形成される空気レンズのパワーを負にしたことを特徴
としている。上記第6群レンズは、正、負の貼り合わせ
でも負、正の貼り合わせでもよい。
【0006】さらに、第3群レンズと第4群レンズの間
にレンズシャッタユニットを挿入するに十分な間隔を確
保するためには、 R:各レンズ面の曲率半径 d:各レンズ面間間隔 N:各レンズの屈折率 f:全系の焦点距離 P2:第2群レンズと第3群レンズの間に形成される空
気レンズのパワーすなわちP2=(N0-N2)/R4+(N3-N0)/R
5 ただし N0:空気の屈折率 SF2:第2群レンズと第3群レンズの間に形成される
空気レンズのシェーピングファクター すなわち SF2
=(R5+R4)/(R5-R4) としたとき −0.6/f<P2<−0.23/f ・・・ SF2<8.4 ・・・ の条件を満たさなければならない。
【0007】また、 L :開放Fナンバーの周辺光線がR6面と交わる点とR
7面と交わる点との間の光軸方向の距離 N6(N):第6群の負レンズの屈折率 N6(P):第6群の正レンズの屈折率 としたとき 0.13f<L<0.19f ・・・ N6(N)<N6(P) ・・・ の条件を満たすことが望ましい。
【0008】
【作用】上記のように、この発明のレンズ系のようなタ
イプのレンズにおいては、絞りを挟んだ2つの面で大き
なサジタルコマ収差が発生している。この発生を抑える
には、この面の曲率半径を大きくしなければならない
が、そうすると像面わん曲、非点収差を劣化させること
となる。また、近年のカメラは、一眼レフ以外は殆どレ
ンズシャッタ式のカメラである。本発明のレンズもレン
ズシャッタカメラへの搭載を前提とすると、前群と後群
の間にレンズシャッタユニットを配置しなければなら
ず、この間隔を広げなければならないが、広げるとやは
り像面わん曲、非点収差の悪化を招く。これを補正しよ
うとすると、絞りを挟む前後の面の曲率半径を小さくす
ることになり、サジタルコマフレアを増大させてしま
う。
【0009】この補正のため、本発明のレンズでは、第
2レンズと第3レンズの間に形成される空気レンズのパ
ワーP2を負にすることで補正している。
【0010】条件式(1)は、上限はレンズシャッタユ
ニットを配置しながら像面わん曲、非点収差を補正しつ
つ、サジタルコマ収差の増大を抑える効果が生じる限界
で、これを超えるとその効果は過少になる。
【0011】但し、このレンズをフォーカルプレーンシ
ャッタ式のカメラに用いる場合は、前、後群の間隔を広
く採る必要が無いため、この空気レンズのパワーが負で
あれば絞りを挟む前後の面の曲率半径を大きくする効果
があり、サジタルコマ収差の発生を抑えることが出来
る。下限は補正過剰とならないための限界である。
【0012】条件式(2)は、式(1)の効果をさらに
高め、空気レンズのサジタルコマ収差の増大を抑えるも
ので、空気レンズのシェーピングファクターがこれより
大きくなると、サジタルコマ収差の補正の効果がなくな
る。
【0013】条件式(3)は、具体的にレンズシャッタ
ユニットが入るスペースを示すもので、下限はそのため
のぎりぎりのスペースを、上限は周辺光量比の低下を招
かないための限界である。
【0014】条件式(4)は、第6群レンズの接合面に
おいて、凸レンズの凸の作用を確保するためのもので、
これによってサジタルコマ収差の更なる低減を図ってい
る。
【0015】
【実施例】次に本発明の写真レンズの実施例を示す。こ
こでfは全系の焦点距離、Rはレンズ各面の曲率半径、
dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nは屈折率、Vはアッ
ベ数を示す。
【0016】実施例1 f=1 Fナンバー=2.0 画角=63° 面No. R d N V 1 0.7115 0.1118 1.7725 49.6 2 2.214 0.00559 3 0.3474 0.08385 1.7410 52.7 4 0.4585 0.01537 5 0.5847 0.02236 1.71736 29.5 6 0.2554 0.2935 7 -0.2523 0.02516 1.5927 35.3 8 -0.3642 0.00419 9 -0.9007 0.1160 1.7410 52.7 10 -0.3764 0.00559 11 4.005 0.1202 1.7725 49.6 12 -0.7826 0.02795 1.72825 28.5 13 -4.980 P2=−0.39/f SF2=8.27 L=0.162f
【0017】実施例2 f=1 Fナンバー=2.0 画角=63° 面No. R d N V 1 0.6742 0.1117 1.7725 49.6 2 2.374 0.00559 3 0.3664 0.08380 1.7440 44.8 4 0.4880 0.01760 5 0.6878 0.02235 1.72825 28.5 6 0.2652 0.2905 7 -0.2522 0.02374 1.5927 35.3 8 -0.3640 0.00559 9 -0.9699 0.1173 1.713 53.9 10 -0.3770 0.00559 11 5.873 0.1201 1.7725 49.6 12 -0.7573 0.02793 1.72825 28.5 13 -3.018 P2=−0.46/f SF2=5.88 L=0.161f
【0018】
【発明の効果】本発明は、その実施例及び収差図から明
らかなように、F2程度、画角63°と明るく広画角で
あるにもかかわらず、レンズシャッタユニットのための
十分なスペースを確保し、しかもサジタルコマ収差を始
め諸収差を良好に補正しており、特にレンズシャッタカ
メラ用として好適な写真レンズを得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真レンズの実施例1のレンズ断面図
【図2】説明図
【図3】本発明の写真レンズの実施例1の縦収差図
【図4】同じく実施例1のコマ収差図
【図5】本発明の写真レンズの実施例2の縦収差図
【図6】同じく実施例2のコマ収差図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、第1群レンズ、第2群
    レンズは凸面を物体側に向けた正メニスカス単レンズ、
    第3群レンズ群は凸面を物体側に向けた負メニスカス単
    レンズ、第4群レンズは凸面を像側に向けた負メニスカ
    ス単レンズ、第5群レンズは同じく凸面を像側に向けた
    正メニスカス単レンズ、第6群レンズは正レンズ、負レ
    ンズの貼り合わせであり全体として正レンズである6群
    7枚の構成を有し、第2群レンズと第3群レンズの間に
    形成される空気レンズのパワーを負にしたことを特徴と
    する写真レンズ
  2. 【請求項2】R:各レンズ面の曲率半径 d:各レンズ面間間隔 N:各レンズの屈折率 f:全系の焦点距離 P2:第2群レンズと第3群レンズの間に形成される空
    気レンズのパワーすなわちP2=(N0-N2)/R4+(N3-N0)/R
    5 ただし N0:空気の屈折率 SF2:第2群レンズと第3群レンズの間に形成される
    空気レンズのシェーピングファクター すなわち SF2
    =(R5+R4)/(R5-R4) としたとき −0.6/f<P2<−0.23/f SF2<8.4 の条件を満たすことを特徴とする請求項1の写真レンズ
  3. 【請求項3】L :開放Fナンバーの周辺光線がR6面と
    交わる点とR7面と交わる点との間の光軸方向の距離 N6(N):第6群の負レンズの屈折率 N6(P):第6群の正レンズの屈折率 としたとき 0.13f<L<0.19f N6(N)<N6(P) の条件を満たすことを特徴とする請求項2の写真レンズ
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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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