JPH05224119A - 大口径中望遠レンズ - Google Patents

大口径中望遠レンズ

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JPH05224119A
JPH05224119A JP6150092A JP6150092A JPH05224119A JP H05224119 A JPH05224119 A JP H05224119A JP 6150092 A JP6150092 A JP 6150092A JP 6150092 A JP6150092 A JP 6150092A JP H05224119 A JPH05224119 A JP H05224119A
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lens
lens group
positive
refractive power
negative
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Katsuhiro Takada
勝啓 高田
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/02Telephoto objectives, i.e. systems of the type + - in which the distance from the front vertex to the image plane is less than the equivalent focal length

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、大口径で無限遠から近距離まで
高い光学性能を持つ中望遠レンズを提供することを目的
とする。 【構成】 本発明は正の第1レンズ群と負の第2レン
ズ群と絞りと正の第3レンズ群と正の第4レンズ群とよ
りなり、第1レンズ群を正の屈折力の面を物体側に向け
た3枚の正のメニスカスレンズにて構成し又レンズ群の
屈折力配分を適切なものとして発明の目的を達成する様
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に用いられる
大口径比の中望遠レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真用銀塩カメラやスチルビデオ
カメラ等に用いられる撮影レンズは、より手軽に様々な
撮影状況に対応出来るズームレンズが主流である。しか
しズームレンズは、まだFナンバーの大きな暗いレンズ
が一般的であり、また無限遠物点から近距離物点までの
各物点に対して幅広く諸収差を良好に補正することがむ
ずかしい。
【0003】そこで、諸収差の十分良好に補正された高
い光学性能を有しているレンズ系として、単焦点レンズ
の大口径化、高性能化が図られている。特に約65°〜
25°程度の撮影画角を有する単焦点レンズは、以前か
ら大口径化へのアプローチが盛んであり、近年において
は、約25°〜29°の撮影画角の中望遠レンズにおい
てはFナンバーが2を越える明るいレンズ系が一般的に
なってきている。
【0004】上記のクラスのレンズ系として、特開昭6
2−244010号公報に開示されたレンズ系のよう
に、いわゆるガウスタイプ又は変形ガウスタイプのレン
ズ系が用いられていることが多い。しかしガウスタイプ
のレンズ系は、絞りを挟んで向かい合う強い負の屈折力
を持つ面を有するためサジタルコマが大きく発生し、高
画質化を困難にする。そのために、特開平1−3023
11号公報に開示されているレンズ系のように、レンズ
系中に非球面を用いてサジタルコマを補正して光学性能
を向上させるようにしたものがある。しかしこの従来例
は、絞りより物体側のレンズに非球面を用いているの
で、大きな径の非球面レンズが必要であり、製造コスト
が増大する。
【0005】またガウスタイプのレンズ系の絞りを挟ん
で向かい合う強い負の屈折力を分散させてサジタルコマ
を補正するようにした従来例として、特開昭63−70
216号公報に開示されたレンズ系がある。この従来例
は、撮影画角が約45°でFナンバーが1.0の大口径
比の標準レンズであるので、バックフォーカスの確保が
困難である。そのために、負の屈折力を極めて強くしな
ければならず、絞りを挟んで向かい合う負の屈折力を単
に分散させるだけでは、十分良好に収差を補正できな
い。そこで、更に絞りより物体側に1枚、絞りより像側
に1枚の非球面レンズを使用しているが、絞りより物体
側に配置された非球面レンズは、レンズ系のFナンバー
が1.0と極めて大口径であるために、レンズの外径が
大きく、又絞りより像側に配置された1枚の非球面レン
ズは、絞りの像側に隣り合う負の屈折力を持つ面の屈折
力が大であるために非球面に入射する軸上光線高が高
く、外径の大きなレンズになる。しかもこの従来例は、
標準レンズに適した屈折力配分であるため、このレンズ
系をそのまま撮影画角が約25°〜29°の中望遠レン
ズ系へは適用出来ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カメ
ラ等に用いられる撮影画角が約25°〜29°で、Fナ
ンバーが1.4と大口径であり、無限遠物点から撮影倍
率が約−1/7 倍程度の近距離物点まで諸収差が良好に補
正された高い光学性能を有する大口径比の中望遠レンズ
を提供することにある。
【0007】更に本発明は、口径の小さい非球面レンズ
を配置して一層高い光学性能を有する大口径中望遠レン
ズを提供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の大口径中望遠レ
ンズは、物体側より順に、物体側に正の屈折力を持つ面
を向けた3枚の正のメニスカスレンズよりなる第1レン
ズ群と、像側に負の屈折力を持つ面を向けた負のメニス
カスレンズよりなる第2レンズ群と、絞りと、物体側に
負の屈折力を持つ面を向けた負レンズと像側に正の屈折
力を持つ面を向けた正レンズとを接合した接合レンズよ
りなり全体として弱い正の屈折力を有する第3レンズ群
と、1枚以上の正レンズよりなる第4レンズ群とから構
成され、下記の条件(1)乃至条件(4)を満足するも
のである。 (1) 0.55<f1/f<0.70 (2) 0.45<|f2/f|<0.60 (3) 3.0<f3/f (4) 0.85<f4/f<1.00 ただし、fは全系の焦点距離、f1 ,f2 ,f3 ,f4
は夫々第1レンズ群,第2レンズ群,第3レンズ群,第
4レンズ群の焦点距離である。
【0009】又、本発明のレンズ系は、次に示すような
構成としてもよい。即ち、物体側より順に、物体側に正
の屈折力を持つ面を向けた3枚の正のメニスカスレンズ
よりなる第1レンズ群と、像側に負の屈折力を持つ面を
向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズ群と、
絞りと、物体側に負の屈折力を持つ面を向けた負レンズ
と像側に正の屈折力を持つ面を向けた正レンズと物体側
に負の屈折力を持つ面を向けた負のメニスカスレンズと
を接合させた接合レンズよりなり全体として弱い正の屈
折力を有する第3レンズ群と、1枚以上の正レンズより
なる第4レンズ群とから構成され、前記の条件(1)乃
至条件(4)を満足するものである。
【0010】撮影画角が約29°程度でしかもFナンバ
ーが1.4の大口径な中望遠レンズを構成するために
は、ガウスタイプを採用することが一般的である。この
タイプのレンズ系は、物体側から最小偏角の原理を応用
して球面収差の発生を極力抑えた正のレンズ群により軸
上光線高を低くし、そこに強い負の屈折力を持つ面を配
置することによって正の球面収差を過剰に発生させるこ
となくペッツバール和を効果的に補正するとともに、そ
の負の屈折力を持つ面を絞りを挟んでほぼ対称に構成す
ることにより軸外光線の不必要な屈折をさけて軸外収差
の発生を抑えた構成になっている。しかし主点位置がレ
ンズ中央に位置するためにバックフォーカスを確保する
上で不利である。そのため全長の短縮化や大口径化や焦
点距離の短いレンズ系を得るためには、正のレンズ群、
負のレンズ群とも屈折力を強くする必要性を生じ、特に
絞りに隣り合う負の屈折力を持つ面によりサジタルコマ
が大きく発生し、撮影画面の周辺においてフレアーによ
る画質の低下を招く。
【0011】以上のことから、高い光学性能のレンズ系
を得るためには、絞りを挟んでほぼ対称に位置している
負の屈折力を持つ面の屈折力を出来るだけ小にしてサジ
タルコマの発生を抑えることが望ましく、ペッツバール
和の補正と球面収差の補正との相反する要求を満足しな
ければならない。そのためには、正の屈折力と負の屈折
力とをいかに配分するかが重要である。
【0012】特に、物体側に位置する正のレンズ群は、
レンズ系をFナンバーの小さい明るいものにするにした
がって、この正のレンズ群において軸上光線が光軸より
離れた位置で屈折するため負の球面収差の発生が大にな
り、これを補正するためには負の屈折力を強くしなけれ
ばならないと云う悪循環を生ずる。しかし正のレンズ群
の屈折力があまり小さいと、レンズ系の全長が長くなる
とともに、軸上光線高を低くすることができなくなるた
め、ペッツバール和を補正するのに十分な負の屈折力を
配置できなくなる。そのために、この正のレンズ群を必
要とする屈折力が得られる範囲内で出来る限り弱くし、
負の球面収差の発生とペッツバール和の悪化とを抑える
ことが必要である。これによって第2レンズ群の負の屈
折力を弱くすることが可能になり、負の屈折力を持つ面
で発生するサジタルコマの発生を抑制することが出来
る。
【0013】また、ガウスタイプのレンズ系は、絞りよ
り物体側がほぼアフォーカル系であり、絞りより像側で
主として結像作用を分担するようにしているため、絞り
より像側に強い正の屈折力を配置しなければならない。
そのため絞りより像側での収差の発生を抑えるために
は、絞りより像側の正の屈折力の配分が重要になり、特
定のレンズでの負担が大きすぎると収差の発生が大にな
る。
【0014】以上の理由から、本発明では、前述のよう
な構成のレンズ系とし、又各レンズ群の屈折力を条件
(1)乃至条件(4)を満足するようにしたものであ
る。又レンズ群の構成中特に第1レンズ群を3枚の正レ
ンズで構成して、各レンズが負担する屈折力を小さくし
て負の球面収差の発生を抑えるようにしている。
【0015】以下各条件の意味について説明する。
【0016】条件(1)は、第1レンズ群の屈折力を規
定したもので、この条件(1)の下限を越えて第1レン
ズ群の屈折力が強くなると、第1レンズ群で発生する球
面収差やペッツバール和が大になり、その補正のために
負の屈折力を強めるとサジタルコマの悪化を招く。また
上限を越えて第1レンズ群の屈折力が弱くなるとレンズ
系の全長が大になり又絞りの近くで光束を十分に絞るこ
とが出来ず、ペッツバール和の補正にとって不利にな
る。そのため、無限遠物点から近距離物点へ合焦する際
に像面湾曲の変動が大きくなる。
【0017】又条件(2)は、第2レンズ群の屈折力を
規定したもので、下限を越えて第2レンズ群の屈折力が
強くなると、ガウスタイプのレンズ系の特徴であるサジ
タルコマの補正が困難になり、また条件(2)の上限を
越えて第2レンズ群の屈折力が弱くなるとペッツバール
和が補正不足になり、像面湾曲が大になる。
【0018】条件(3)は、第3レンズ群の屈折力を規
定したもので、この条件の下限を越えて第3レンズ群の
屈折力が強くなると第3レンズ群の最も像側の面で発生
する負の球面収差を補正することが困難になる。
【0019】条件(4)は、第4レンズ群の屈折力を規
定したもので、この条件の下限を越え第4レンズ群の屈
折力が強くなると負の球面収差を補正することが困難に
なり更に無限遠物点から近距離物点へ合焦する際の収差
変動が大になる。また上限を越えて第4レンズ群の屈折
力が弱くなると明るさを確保するためには、第3レンズ
群の屈折力を増大させなければならず、その場合球面収
差やメリディオナル像面湾曲の補正が困難になる。
【0020】本発明の中望遠レンズは、諸収差を良好に
補正するために、第2レンズ群と第3レンズ群に配置し
た負の屈折力を次の条件(5),(6)を満足するよう
にした。 (5) 0.40<|r10/ f|<0.55 (6) 0.55<|r8/r10|<0.65 ただし、r8 ,r10は夫々絞りと物体側および像側に隣
り合う面の曲率半径である。
【0021】条件(5)は絞りの像側に隣り合う面の負
の屈折力を規定したもので、この条件の下限を越えてこ
の面の屈折力が強くなるとサジタルコマの悪化を招くと
ともに絞りより像側において軸上光線が光軸から離れ球
面収差やコマ収差の発生が大になる。またこの条件の上
限を越えて屈折力が弱くなると正の屈折力で発生する負
の球面収差を補正出来なくなると共にペッツバール和の
悪化を招き像面湾曲を補正できなくなる。
【0022】条件(6)は、絞りを挟んでほぼ対称に配
置されている負の屈折力の配分を規定したものである。
この条件(6)の下限を越えると負の屈折力が第2レン
ズ群に偏り、第2レンズ群で負担する球面収差補正量と
第3レンズ群で負担する球面収差補正量のバランスがと
れなくなり、正の屈折力で発生する負の球面収差を十分
補正することが困難になる。また条件(6)の上限を越
えると負の屈折力が第3レンズ群に偏り、第4レンズ群
での軸上光線高が高くなるため第4レンズ群で発生する
負の球面収差の発生が大になる。
【0023】本発明のような中望遠レンズにおいては、
無限遠物点から近距離物点までバランス良く収差を補正
するために、合焦時にいわゆるフローティング機構を設
けるのが一般的である。この種のレンズ系で、フローテ
ィングを行なわずに合焦を行なうと、近距離物点に合焦
した時に第4レンズ群での軸上光線高が高くなり、第4
レンズ群で発生する負の球面収差を補正することが困難
になる。又フローティングを行なう場合も、最も像側の
レンズを固定してそれより物体側に位置するレンズ群の
みを物体側に繰り出して合焦を行なうと、無限遠物点か
ら近距離物点まで合焦する際、固定された正レンズでの
軸上光線高の変動が大になるために収差変動が大にな
る。この変動を抑制するためには、上記の固定された正
レンズの屈折力を弱くすればよいが、そうすると各レン
ズ群の屈折力配分が崩れるために、撮像倍率が約−1/7
倍程度の近距離物点に合焦した時まで光学性能を良好に
保つことが困難になり、別の空気間隔をさらに変化させ
るいわゆるダブルフローティングを行なうなどの工夫が
必要となる。
【0024】本発明のレンズ系においては、近距離物点
まで高い光学性能を保持するために無限遠物点から近距
離物点へ合焦する際に、第3レンズ群と第4レンズ群の
相対間隔を広げながら全てのレンズ群を物体側に繰り出
すようにして合焦を行なうことが望ましい。この合焦方
法により、撮影倍率が約−1/7 倍程度の近距離物点まで
さらに良好な光学性能を保つことが可能になる。
【0025】さらに、本発明の中望遠レンズにおいて、
その光学性能の向上を図るために、球面収差の補正を目
的とした非球面レンズを配置することが望ましい。この
非球面レンズを採用することにより、正の屈折力で発生
する球面収差を負の屈折力で補正する際の、収差補正の
負担を減少させることが出来、負の屈折力を弱く出来、
それによってサジタルコマの発生を抑えることが出来
る。この非球面レンズは、絞りより物体側に配置すると
軸上光線高が高いために大口径な非球面レンズが必要に
なり、加工コストの増大を招き好ましくない。この非球
面レンズを絞りより像側に配置すればレンズの径を小さ
く出来るので、加工性の点から有利である。
【0026】この非球面は、正の屈折力で発生する球面
収差の補正を行なうため、光軸から離れるにしたがって
正の屈折力を弱める非球面か、光軸から離れるにしたが
って負の屈折力を強める非球面を有する非球面レンズを
用いることが好ましい。しかし負の屈折力を有する面
は、絞りの像側に隣り合う面のみであり、曲率が比較的
強い面であるので、この面を非球面とすることは高い加
工精度が要求される。また第4レンズ群は、軸外物点に
対する光線が光軸から離れた位置で屈折するため非球面
の軸外収差に対する影響を考慮しなければならず収差補
正が困難となる。以上のことから第3レンズ群の正の屈
折力を像側に向けた面を光軸から離れるに従って正の屈
折力を弱める非球面にすることが最も効果的である。
【0027】
【実施例】次に本発明の大口径中望遠レンズの各実施例
を示す。 実施例1 f=85 ,F/1.44 ,2ω=28.6° r1 =57.766 d1 =7.216 n1 =1.74100 ν1 =52.68 r2 =199.924 d2 =0.150 r3 =46.753 d3 =7.093 n2 =1.49700 ν2 =81.61 r4 =56.800 d4 =0.150 r5 =39.161 d5 =7.881 n3 =1.72916 ν3 =54.68 r6 =55.029 d6 =4.076 r7 =84.513 d7 =2.000 n4 =1.78470 ν4 =26.22 r8 =25.379 d8 =10.661 r9 =絞り d9 =4.061 r10=-43.019 d10=2.000 n5 =1.60342 ν5 =38.01 r11=48.592 d11=9.194 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r12=-48.807 d12=2.000 n7 =1.63980 ν7 =34.48 r13=-180.775(非球面)d13=D1 (可変) r14=124.834 d14=8.512 n8 =1.77250 ν8 =49.66 r15=-112.329 非球面係数 A4 =0.15273 ×10-5 ,A6 =-0.80096×10-9 ,A8 =0.14018 ×10-11 無限遠物点 β=-0.155 D1 3.107 7.854 f1 /f=0.648 ,|f2 /f|=0.552 ,f3 /f=13.818 , f4 /f=0.915 ,|r10/f|=0.506 ,|r8 /r10|=0.590 実施例2 f=85 ,F/1.44 ,2ω=28.5° r1 =60.081 d1 =5.317 n1 =1.74100 ν1 =52.68 r2 =123.103 d2 =0.150 r3 =47.604 d3 =7.050 n2 =1.49700 ν2 =81.61 r4 =139.699 d4 =0.150 r5 =38.622 d5 =11.308 n3 =1.73400 ν3 =51.49 r6 =44.067 d6 =2.621 r7 =83.000 d7 =2.000 n4 =1.75520 ν4 =27.51 r8 =23.596 d8 =11.950 r9 =絞り d9 =4.046 r10=-39.517 d10=2.000 n5 =1.59270 ν5 =35.29 r11=60.378 d11=6.256 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r12=-80.408 (非球面)d12=D1 (可変) r13=156.154 d13=9.175 n7 =1.74100 ν7 =52.68 r14=-92.137 非球面係数 A4 =0.79260 ×10-6 ,A6 =-0.11763×10-8 ,A8 =0.13747 ×10-11 無限遠物点 β=-0.156 D1 3.773 8.356 f1 /f=0.626 ,|f2 /f|=0.521 ,f3 /f=8.076 , f4 /f=0.935 ,|r10/f|=0.465 ,|r8 /r10|=0.597 実施例3 f=85 ,F/1.44 ,2ω=28.5° r1 =57.642 d1 =5.320 n1 =1.74100 ν1 =52.68 r2 =111.679 d2 =0.150 r3 =52.029 d3 =7.180 n2 =1.49700 ν2 =81.61 r4 =171.432 d4 =0.150 r5 =38.224 d5 =11.442 n3 =1.73400 ν3 =51.49 r6 =45.473 d6 =2.662 r7 =91.406 d7 =2.000 n4 =1.75520 ν4 =27.51 r8 =23.888 d8 =12.115 r9 =絞り d9 =3.836 r10=-39.498 d10=2.000 n5 =1.59270 ν5 =35.29 r11=59.680 d11=5.999 n6 =1.88300 ν6 =40.78 r12=-77.696 (非球面)d12=D1 (可変) r13=139.745 d13=4.337 n7 =1.74100 ν7 =52.68 r14=-896.831 d14=0.521 r15=-208.651 d15=4.341 n8 =1.74100 ν8 =52.68 r16=-74.491 非球面係数 A4 =0.91675 ×10-6 ,A6 =-0.14146×10-9 ,A8 =0.98205 ×10-14 無限遠物点 β=-0.156 D1 3.879 8.339 f1 /f=0.620 ,|f2 /f|=0.510 ,f3 /f=6.215 , f4 /f=0.953 ,|r10/f|=0.465 ,|r8 /r10|=0.605 ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズのd線の屈折率、ν 1 ,ν
2 ,・・・ は各レンズのアッベ数、βは撮影横倍率であ
る。
【0028】また各実施例中の非球面の形状は、xをレ
ンズ面頂から光軸方向の距離とし、光軸に垂直な方向を
y、光軸近傍の屈折面の曲率半径をrとするとき以下の
式で表わされる。 ただしAi はyに関するi次の項の係数を表す非球面係
数である。
【0029】上記の本発明の各実施例のうち実施例1は
図1に示す構成のもので、物体側から順にいずれも物体
側に正の屈折力を持つ面を向けた3枚の正のメニスカス
レンズからなる第1レンズ群G1 と、像側に負の屈折力
を持つ面を向けた負のメニスカスレンズの第2レンズ群
2 と、絞りと、両凹レンズと両凸レンズと物体側に負
の屈折力を持つ面を向けた負のメニスカスレンズとが接
合された接合レンズからなる第3レンズ群G3 と、両凸
形状の正レンズからなる第4レンズ群G4 とより構成さ
れている。この実施例1は、第3レンズ群G3 が三つの
レンズつまり物体側に負の屈折力を持つ面を向けた負レ
ンズと像側に正の屈折力を持つ面を向けた正レンズと物
体側に負の屈折力を持つ面を向けた負のメニスカスレン
ズとの三つのレンズを接合した接合レンズにより構成さ
れている。又第3レンズ群G3と第4レンズ群G4 の間
隔を相対的に広げながらレンズ系全体を物体側に繰り出
すことにより無限遠物点から近距離物点まで合焦するよ
うにしてある。さらに第3レンズ群G3 の像側の屈折面
である第13面を、光軸から離れるに従い、曲率を緩め
正の屈折力を弱める形状の非球面としている。
【0030】本実施例の無限遠物点および撮影倍率−
0.155の近距離物点における収差状況は図4、図5
に示す通りであり良好に収差補正がなされている。
【0031】本発明の実施例2は図2に示す構成のもの
で、実施例1と比較して第3レンズ群G3 の構成が異な
っており、第3レンズ群はG3 は両凹レンズと両凸レン
ズとを接合した接合レンズからなる。従ってこの実施例
では第3レンズ群G3 の像側の屈折面である第12面
を、光軸から離れるに従い、曲率を緩め正の屈折力を弱
める形状の非球面としている。
【0032】本実施例は6群7枚構成と実施例中最も少
ないレンズ枚数で構成されているが、本実施例の無限遠
物点および撮影倍率−0.156の近距離物点における
収差状況は図6,図7に示す通りであり良好に収差補正
がなされている。
【0033】本発明の実施例3は図3に示す構成のもの
で、実施例2と比較して第4レンズ群G4 の構成が異な
っており、第4レンズ群G4 は両凸形状の正レンズと像
側に正の屈折力を持つ面を向けた正のメニスカスレンズ
からなっている。このように、無限遠物点から近距離物
点へ合焦する際に、最も収差変動の大きな第4レンズ群
4 を2枚の正レンズで構成することにより、収差の発
生を抑え高い光学性能を達成したものである。
【0034】本実施例の無限遠物点および撮影倍率−
0.156の近距離物点における収差状況は図8,図9
に示す通りであり良好に収差補正がなされている。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、撮影画角が約25°〜
29°の撮影レンズに最適であり、Fナンバーが1.4
と大口径なしかも無限遠物点から撮影倍率が約−1/7 倍
程度の近距離物点まで諸収差が良好に補正された高い光
学性能を有する大口径比の中望遠レンズを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例1の無限遠物点に対する収差曲
線図
【図5】本発明の実施例1の撮影倍率−0.155の近
距離物点に対する収差曲線図
【図6】本発明の実施例2の無限遠物点に対する収差曲
線図
【図7】本発明の実施例2の撮影倍率−0.156の近
距離物点に対する収差曲線図
【図8】本発明の実施例3の無限遠物点に対する収差曲
線図
【図9】本発明の実施例3の撮影倍率−0.156の近
距離物点に対する収差曲線図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、物体側に正の屈折力を持
    つ面を向けた3枚の正のメニスカスレンズよりなる第1
    レンズ群と、像側に負の屈折力を持つ面を向けた負のメ
    ニスカスレンズよりなる第2レンズ群と、絞りと、物体
    側に負の屈折力を持つ面を向けた負レンズと像側に正の
    屈折力を持つ面を向けた正レンズとを接合した接合レン
    ズよりなり全体として弱い正の屈折力を有する第3レン
    ズ群と、1枚以上の正レンズよりなる第4レンズ群とか
    ら構成され、下記の条件(1)乃至条件(4)を満足す
    る大口径中望遠レンズ。 (1) 0.55<f1/f<0.70 (2) 0.45<|f2/f|<0.60 (3) 3.0<f3/f (4) 0.85<f4/f<1.00 ただし、fは全系の焦点距離、f1 ,f2 ,f3 ,f4
    は夫々第1レンズ群,第2レンズ群,第3レンズ群,第
    4レンズ群の焦点距離である。
  2. 【請求項2】物体側より順に、物体側に正の屈折力を持
    つ面を向けた3枚の正のメニスカスレンズよりなる第1
    レンズ群と、像側に負の屈折力を持つ面を向けた負のメ
    ニスカスレンズよりなる第2レンズ群と、絞りと、物体
    側に負の屈折力を持つ面を向けた負レンズと像側に正の
    屈折力を持つ面を向けた正レンズと物体側に負の屈折力
    を持つ面を向けた負のメニスカスレンズとを接合した接
    合レンズよりなり全体として弱い正の屈折力を有する第
    3レンズ群と、1枚以上の正レンズよりなる第4レンズ
    群とから構成され、下記の条件(1)乃至条件(4)を
    満足する大口径中望遠レンズ。 (1) 0.55<f1/f<0.70 (2) 0.45<|f2/f|<0.60 (3) 3.0<f3/f (4) 0.85<f4/f<1.00 ただし、fは全系の焦点距離、f1 ,f2 ,f3 ,f4
    は夫々第1レンズ群,第2レンズ群,第3レンズ群,第
    4レンズ群の焦点距離である。
  3. 【請求項3】絞りと物体側に隣合う面の曲率半径をr
    8 、絞りと像側に隣合う面の曲率半径をr10とすると
    き、次の条件(5),(6)を満足する請求項1又は2
    の大口径中望遠レンズ。 (5) 0.40<|r10/ f|<0.55 (6) 0.55<|r8 /r10|<0.65
  4. 【請求項4】絞りより像側に位置するレンズ群に、少な
    くとも1枚の、像側に正の屈折力を向けた面が光軸から
    離れるに従って正の屈折力を減少する非球面であるレン
    ズを含むことを特徴とする請求項1又は2の大口径中望
    遠レンズ。
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