JPH0516428U - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH0516428U
JPH0516428U JP6327791U JP6327791U JPH0516428U JP H0516428 U JPH0516428 U JP H0516428U JP 6327791 U JP6327791 U JP 6327791U JP 6327791 U JP6327791 U JP 6327791U JP H0516428 U JPH0516428 U JP H0516428U
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JP
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sheets
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Pending
Application number
JP6327791U
Other languages
English (en)
Inventor
宗和 佐々木
弘幸 小嶋
Original Assignee
河西工業株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表皮材の風合い,色彩等の外観を相違させて外
観性能を高めた自動車用内装部品を廉価に製作すること
を目的とする。 【構成】表皮材12,43として、風合い,色彩等の外
観が相違する複数のシート14,15,44,45を予
め貼着しておき、芯材11,41表面にこの表皮材1
2,43を一体貼着した後、両シート14,15,4
4,45の境界ライン16,46を装飾シート13ある
いは付属部品50で覆うように被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリム,自動車用サンバイザ等の自動車用内装部品 に係り、特に、表皮材に種々のバリエーションを付与することができ、商品価値 を高めた自動車用内装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車のドアパネルに内装される自動車用ドアトリムは、保形性ならび に車体パネルへの取付剛性を備えた芯材の表面に、ウレタンフォーム等のパッド 材を介して表皮材を被覆して構成されている。
【0003】 そして、最近では、製品の商品価値を高めるために、表皮材として樹脂製シー ト単一のものに代えて、樹脂製シートとクロス,あるいは樹脂製シートとカーペ ット等のように異なる材質,色彩のものを組み合わせた複合表皮材を使用して、 意匠性を向上させるようにしている。
【0004】 例えば、図9に示すように、自動車用ドアトリム1の表面外観にアクセントを 付与するために、樹脂製シートからなる表皮材2の表面にさらにクロス等の中接 部材3を装着して、風合いならびに色彩のコントラストをもたせて製品美観を向 上させたものも提案されている。
【0005】 しかしながら、アッパー側表皮材2aおよびロア側表皮材2bは、同一の樹脂 製シートを使用するため、ロア側表皮材2bにバリエーションを与えるためには 、図10に示すように、鉄板4の表面側に表皮材2とは異なる色彩,風合いの樹 脂製シート5を被覆した後、鉄板4の裏面側に切り起こし形成した係止爪4aを ドアトリム1の取付孔1a内に挿入したのち折曲固定して、ドアトリム1の製品 面にアッパー側表皮材2a,中接部材3,樹脂製シート5の三者のコントラスト によりバリエーションを付与しているのが実情である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の構成では、表皮材2のアッパー側とロア側との外観を相違 させる場合、ロア側として使用する樹脂製シート5を保持する鉄板4が必要であ り、この取付工数等もかさむため、全体として大幅なコストアップを招来すると いう欠点が指摘されている。 さらに、ロア側表皮材である樹脂製シート5の端末部分の見栄えも悪く、美観 上の問題点も指摘されている。
【0007】 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするところ は、風合い,色彩が異なる複数の樹脂製シートを表皮材として使用した自動車用 内装部品において、簡易に製作でき、かつ、合わせ部等の外観を美麗に処理でき る自動車用内装部品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、芯材表面を表皮材により被覆するとと もに、それらの外表面に装飾シートあるいは付属部品を装着してなる自動車用内 装部品において、 前記表皮材は、外観が相違する複数のシートを貼着してなり、両者の境界ライ ンが装飾シートあるいは付属部品により覆われていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
以上の構成から明らかなように、表皮材は、風合い,外観が相違する複数のシ ートを予め貼着して構成され、この表皮材を芯材に一体貼着した後、シート間の 境界ラインを装飾シートあるいは付属部品で覆うように固着すればよいため、従 来のように樹脂製シートを取付部位に別個に取付ける必要がなく、簡単に製作で きるとともに、それぞれの樹脂製シートの端末処理も美麗に行なえる。
【0010】
【実施例】 以下、本考案に係る自動車用内装部品の実施例について、添付図面を参照しな がら詳細に説明する。
【0011】 図1ないし図6は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例を示すもので 、図7,図8は本考案を自動車用サンバイザに適用した実施例をそれぞれ示す。
【0012】 まず、図1,図2において、本考案を適用した自動車用ドアトリムの実施例に ついて説明する。 自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形され、保形性と車体パネルへの取 付剛性を備えた芯材11と、この芯材11の表面側に貼着される表皮材12と、 さらにこの表皮材12の表面所定箇所に貼着されるクロス等の中接部材13とか ら大略構成されている。
【0013】 さらに詳しくは、上記芯材11は、ポリプロピレン樹脂と、木粉,タルク等の フィラーを適宜配合比で混合攪拌した後、シート状に押し出し、このシートを加 熱軟化させた後、所望形状のコールドプレス金型(図示せず)により所望の曲面 形状に成形されている。
【0014】 一方、この芯材11の表面に真空成形等により一体貼着される表皮材12は、 アッパー側表皮材14とロア側表皮材15とで異なる風合い,色彩を備えるよう に、2種類の樹脂製シートが予めラミネートされている。
【0015】 そして、上記アッパー側表皮材14とロア側表皮材15との間の境界ライン1 6を中接部材13により覆うように、中接部材13の形状並びに設定箇所が設定 されている。
【0016】 したがって、本考案を適用した自動車用ドアトリム10は、アッパー側表皮材 14,ロア側表皮材15,および中接部材13の材質を相違させることで、外観 に種々のバリエーションを与えることができ、その組み合わせも多岐に渡り、優 れた意匠性が得られる。
【0017】 さらに、境界ライン16は中接部材13により覆われているため、中接部材1 3の周縁端末の処理を、木目込み処理(芯材11に形成した溝部内に中接部材1 3の周縁端末を挿入することにより見栄え向上を図る)を行なえば、アッパー部 表皮材14,ロア側表皮材15,中接部材13の相互の合わせ部の体裁は極めて 良好なものとなる。
【0018】 次に、図3ないし図6に基づいて、上記自動車用ドアトリム10の製造工程に ついて簡単に説明する。
【0019】 まず、図3に示すように、表皮材12は原反状態にあるとき、アッパー側表皮 材14とロア側表皮材15とはそれぞれラミネートされており、異なった風合い ,色彩を備えている。
【0020】 そして、図4に示すように、真空成形用金型20の型面上に予め所要形状に成 形された芯材11が載置され、この芯材11の表面に接着剤21が塗布されてい る。
【0021】 さらに、その上方には表皮材12が、芯材11の外形状よりやや大きめに裁断 された状態で加熱軟化され、その外周縁がクランプ装置22により保持されてい る。
【0022】 そして、図示しない昇降手段の駆動により、真空成形用金型20が上昇し、芯 材11と表皮材12とが密着し、両者間のエアが芯材11に形成された真空吸引 孔11aならびに真空成形用金型20の真空吸引孔20aを通して、図示しない 真空吸引手段により外部にばっ気され、表皮材12が芯材11の表面形状に沿っ て忠実に貼着され、両者が一体化される。
【0023】 なお、このとき、アッパー側表皮材14とロア側表皮材15との間の境界ライ ン16は、芯材11の複雑な面形状に影響され、蛇行状態であるが(図5参照) 、後述するように、中接部材13がこの境界ライン16を覆うため、美観上何等 問題はない。
【0024】 その後、図6に示すように、圧着用下型30上に中接部材13をセットし、か つ、圧着用上型31に図5に示す芯材11と表皮材12とからなる半製品が位置 決めセットされる。
【0025】 そして、中接部材13の裏面側に接着剤32が塗布され、圧着用上型31が下 降して、圧着用上下型30,31の係合圧締めにより、中接部材13が境界ライ ン16を覆うように表皮材12の表面側に圧着一体化される。
【0026】 このように、図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程は、芯材11の成形工 程、芯材11と表皮材12との一体化工程、中接部材13の圧着工程というよう に、従来の製造工程を採用することができ、工程を何等付加することがなく、簡 単に図1に示すドアトリム10の製作を完了することができる。
【0027】 次に、図7,図8は本考案を自動車用サンバイザに適用した実施例を示す斜視 図ならびに断面図であり、図面において、本考案を適用した自動車用サンバイザ 40は、ループ状に曲成されたワイヤ芯材41をポリウレタンフォーム等のパッ ド材42でサンドイッチ状に挟み込み、それらの外周を塩ビシート等の表皮材4 3で被覆して構成されており、この自動車用サンバイザ40においても、表皮材 43は風合い,色彩の異なるレフト側表皮材44とライト側表皮材45のように 、左右側で異なる樹脂製シートが予めラミネートされており、両者の境界ライン 46はチケット等の紙片を保持するベルト50により覆われている。
【0028】 したがって、本考案による自動車用サンバイザ40においても、通常のサンバ イザと同一の製造工程で簡単に製作でき、その外観は左右側で風合い,色彩が異 なる表皮材44,45を使用することにより、外観性能を向上させることができ るとともに、美観上の妨げとなる境界ライン46をチケット保持用のベルト50 により覆うため、美観上何等問題はない。
【0029】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用内装部品は、以下に記載する格別の 作用効果を有する。
【0030】 (1)表皮材として異なる風合い,色彩を備えた複数のシートをラミネートした ものを使用するため、芯材表面にこの表皮材を貼着した後、複数のシート間の境 界ラインを覆うように中接部材等の装飾シートあるいは付属部品を取付ければ、 簡単に表皮材の外観に変化を与えることができ、製品の外観性能が著しく向上す るという効果を有する。
【0031】 (2)異なる風合い,色彩を備えた樹脂シートを別個に芯材に取付けるのではな く、従来と同一工程で、簡単に外観性能の優れた内装部品を得ることができ、廉 価に製作できるという効果を有する。
【0032】 (3)異なる風合い,色彩を備えたシートを予めラミネートした表皮材を使用し て、複数のシート間の境界ラインは装飾シートあるいは付属部品で覆う構成であ るため、美観上問題となる境界ラインは製品表面に現われて来ないため、美観上 好ましいという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車用ドアトリムを示す斜
視図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示すドアトリムに使用する表皮材を示す
斜視図。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程の1
工程を示すもので、表皮材の貼着工程を示す断面図。
【図5】図4に示す工程完了後の半製品を示す斜視図。
【図6】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程の1
工程を示すもので、中接部材の圧着工程を示す断面図。
【図7】本考案を適用した自動車用サンバイザを示す斜
視図。
【図8】図7中VIII−VIII線断面図。
【図9】従来の自動車用ドアトリムを示す斜視図。
【図10】自動車用ドアトリムの別の従来例を示す斜視
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 13 中接部材 14 アッパー側表皮材 15 ロア側表皮材 16 境界ライン 20 真空成形用金型 30 圧着下型 31 圧着上型 40 自動車用サンバイザ 41 芯材 43 表皮材 44 レフト側表皮材 45 ライト側表皮材 46 境界ライン 50 ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 13/02 B 7912−3D

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材(11,41)表面を表皮材(12,
    43)により被覆するとともに、それらの外表面に装飾
    シート(13)あるいは付属部品(50)を装着してな
    る自動車用内装部品において、 前記表皮材(12,43)は、外観が相違する複数のシ
    ート(14,15,44,45)を貼着してなり、両者
    の境界ライン(16,46)が装飾シート(13)ある
    いは付属部品(50)により覆われていることを特徴と
    する自動車用内装部品。
JP6327791U 1991-08-09 1991-08-09 自動車用内装部品 Pending JPH0516428U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6327791U JPH0516428U (ja) 1991-08-09 1991-08-09 自動車用内装部品

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JP6327791U JPH0516428U (ja) 1991-08-09 1991-08-09 自動車用内装部品

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JPH0516428U true JPH0516428U (ja) 1993-03-02

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ID=13224661

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JP6327791U Pending JPH0516428U (ja) 1991-08-09 1991-08-09 自動車用内装部品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239916B2 (ja) * 1981-10-01 1990-09-07 Siemens Ag

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239916B2 (ja) * 1981-10-01 1990-09-07 Siemens Ag

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970124