JPH05163972A - 内燃機関のスロットル制御装置 - Google Patents
内燃機関のスロットル制御装置Info
- Publication number
- JPH05163972A JPH05163972A JP3330745A JP33074591A JPH05163972A JP H05163972 A JPH05163972 A JP H05163972A JP 3330745 A JP3330745 A JP 3330745A JP 33074591 A JP33074591 A JP 33074591A JP H05163972 A JPH05163972 A JP H05163972A
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- JP
- Japan
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- control
- egr
- acceleration slip
- sub
- throttle valve
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は加速時のスリップを制御する装置と、
排気ガスの一部を吸気通路に導入する排気ガス再循環
(EGR)装置の両装置を採用する車両における内燃機
関のスロットル制御装置に関し、EGR装置を停止して
加速スリップ制御を実行する際に、内燃機関の燃焼の悪
化を防止すること目的とする。 【構成】S1にて加速スリップ制御実行条件が成立した
場合、S2にて先ずEGRを停止する。本発明ではS3
およびS6からなる遅延手段を設けることにより、遅延
期間中である場合にはS4でサブスロットルバルブを全
開として、S5でF/C制御および点火遅角制御により
加速スリップ制御を行う。遅延期間終了後においてはS
7でサブスロットルバルブによる加速スリップ制御を実
行する。サブスロットルバルブの閉弁が遅延されること
により、吸入空気量が減少せず、EGR切り遅れの排気
ガスが混入しても燃焼の悪化が防止される。
排気ガスの一部を吸気通路に導入する排気ガス再循環
(EGR)装置の両装置を採用する車両における内燃機
関のスロットル制御装置に関し、EGR装置を停止して
加速スリップ制御を実行する際に、内燃機関の燃焼の悪
化を防止すること目的とする。 【構成】S1にて加速スリップ制御実行条件が成立した
場合、S2にて先ずEGRを停止する。本発明ではS3
およびS6からなる遅延手段を設けることにより、遅延
期間中である場合にはS4でサブスロットルバルブを全
開として、S5でF/C制御および点火遅角制御により
加速スリップ制御を行う。遅延期間終了後においてはS
7でサブスロットルバルブによる加速スリップ制御を実
行する。サブスロットルバルブの閉弁が遅延されること
により、吸入空気量が減少せず、EGR切り遅れの排気
ガスが混入しても燃焼の悪化が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のスロットル制
御装置に係り、特に車両の加速時のスリップを制御する
加速スリップ制御装置と、排気ガスの一部を吸気通路に
導入して吸入空気と共に再びシリンダ内へ供給する排気
ガス再循環装置の両装置を採用する車両における内燃機
関のスロットル制御装置に関する。
御装置に係り、特に車両の加速時のスリップを制御する
加速スリップ制御装置と、排気ガスの一部を吸気通路に
導入して吸入空気と共に再びシリンダ内へ供給する排気
ガス再循環装置の両装置を採用する車両における内燃機
関のスロットル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の加速運転時のスリップ
を制御するために、内燃機関の吸気通路にメインスロッ
トルバルブ(アクセルペダルと連動している)の他にサ
ブスロットルバルブ(アクセルペダルと連動していな
い)を備え、車両のスリップ状態に応じてサブスロット
ルバルブを開閉制御し、内燃機関の出力トルクを制御す
ることによりスリップ量を適当に制御する加速スリップ
制御装置が知られている(例えば特開昭63−1092
47号)。
を制御するために、内燃機関の吸気通路にメインスロッ
トルバルブ(アクセルペダルと連動している)の他にサ
ブスロットルバルブ(アクセルペダルと連動していな
い)を備え、車両のスリップ状態に応じてサブスロット
ルバルブを開閉制御し、内燃機関の出力トルクを制御す
ることによりスリップ量を適当に制御する加速スリップ
制御装置が知られている(例えば特開昭63−1092
47号)。
【0003】一方、内燃機関の排気ガス中に含有される
NOX の低減要求があり、排気通路と吸気通路を結ぶ排
気ガス再循環通路(以下、EGR通路という)を設け、
排気ガスの一部を吸気系へ再循環させる排気ガス再循環
装置(以下、EGR装置という)の提案が数多くある。
この様なEGR装置では、通常メインスロットルバルブ
上流近傍の吸気管壁に負圧導入路を設け、メインスロッ
トルバルブが中負荷域に相当する開度になった場合に装
置内に負圧を導入し、この負圧により排気ガス再循環
(以下、EGRという)を実行する構成が知られてい
る。かかる構成を採用するのは、低負荷や高負荷域では
EGR装置を作動させないためである。
NOX の低減要求があり、排気通路と吸気通路を結ぶ排
気ガス再循環通路(以下、EGR通路という)を設け、
排気ガスの一部を吸気系へ再循環させる排気ガス再循環
装置(以下、EGR装置という)の提案が数多くある。
この様なEGR装置では、通常メインスロットルバルブ
上流近傍の吸気管壁に負圧導入路を設け、メインスロッ
トルバルブが中負荷域に相当する開度になった場合に装
置内に負圧を導入し、この負圧により排気ガス再循環
(以下、EGRという)を実行する構成が知られてい
る。かかる構成を採用するのは、低負荷や高負荷域では
EGR装置を作動させないためである。
【0004】そして、上記構成の加速スリップ制御装置
とEGR装置の両装置を搭載した付加価値の高い車両が
近年一般的に生産されている。このような車両において
は、加速スリップ制御実行中にEGRが実行された場
合、あるいは反対にEGR実行中に加速スリップ制御が
実行された場合、サブスロットルバルブが所定要求開度
まで閉弁して吸入空気量が減少しているにも係わらず、
EGRにより不活性成分である排気ガスがシリンダ内に
吸入されるため燃焼が悪化してしまう。このような不具
合を解決するために従来においては、両方の装置が同時
に実行されてしまうような場合、車両の操縦安定性に影
響の大きい加速スリップ制御を優先させてサブスロット
ルバルブを即時に閉方向に制御し、EGR装置による排
気ガスの吸気系への導入を、上記サブスロットルバルブ
の閉弁動作に合わせて一旦停止させる制御が行われてい
た(特開平2−271038号)。
とEGR装置の両装置を搭載した付加価値の高い車両が
近年一般的に生産されている。このような車両において
は、加速スリップ制御実行中にEGRが実行された場
合、あるいは反対にEGR実行中に加速スリップ制御が
実行された場合、サブスロットルバルブが所定要求開度
まで閉弁して吸入空気量が減少しているにも係わらず、
EGRにより不活性成分である排気ガスがシリンダ内に
吸入されるため燃焼が悪化してしまう。このような不具
合を解決するために従来においては、両方の装置が同時
に実行されてしまうような場合、車両の操縦安定性に影
響の大きい加速スリップ制御を優先させてサブスロット
ルバルブを即時に閉方向に制御し、EGR装置による排
気ガスの吸気系への導入を、上記サブスロットルバルブ
の閉弁動作に合わせて一旦停止させる制御が行われてい
た(特開平2−271038号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】EGR装置を停止すべ
く、例えばEGR通路に設けられた遮断弁を閉じた場
合、EGR通路内における遮断弁よりも下流側の部分に
は排気ガスが残っており、この部分の排気ガスは遮断弁
が閉とされた後に吸気通路内へ供給される(EGR切り
遅れ)。従って、実質的に吸入空気中に排気ガスが含ま
れなくなるまでにはある程度の時間が必要となる。この
ため、上記従来の制御において、加速スリップ検出時に
サブスロットルバルブを閉方向へ制御してエンジン出力
を低下させると同時に、EGR通路の遮断弁を閉とした
場合、遮断弁閉弁後のしばらくの期間は排気ガスが吸気
通路に導入されて、上述したように燃焼の悪化が発生し
てしまう。そして、この燃焼の悪化に伴ってドライバビ
リティの不良、エンジンストール等の問題が発生する。
く、例えばEGR通路に設けられた遮断弁を閉じた場
合、EGR通路内における遮断弁よりも下流側の部分に
は排気ガスが残っており、この部分の排気ガスは遮断弁
が閉とされた後に吸気通路内へ供給される(EGR切り
遅れ)。従って、実質的に吸入空気中に排気ガスが含ま
れなくなるまでにはある程度の時間が必要となる。この
ため、上記従来の制御において、加速スリップ検出時に
サブスロットルバルブを閉方向へ制御してエンジン出力
を低下させると同時に、EGR通路の遮断弁を閉とした
場合、遮断弁閉弁後のしばらくの期間は排気ガスが吸気
通路に導入されて、上述したように燃焼の悪化が発生し
てしまう。そして、この燃焼の悪化に伴ってドライバビ
リティの不良、エンジンストール等の問題が発生する。
【0006】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、サブスロットルバルブの閉方向への制御実行をE
GR装置が停止された時点から所定期間遅延させること
により、EGRを停止して加速スリップ制御を実行する
際に、内燃機関の燃焼の悪化を防止しうる内燃機関のス
ロットル制御装置を提供することを目的とする。
ので、サブスロットルバルブの閉方向への制御実行をE
GR装置が停止された時点から所定期間遅延させること
により、EGRを停止して加速スリップ制御を実行する
際に、内燃機関の燃焼の悪化を防止しうる内燃機関のス
ロットル制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図を示す。同図に示すように本発明
は、メインスロットルバルブ1と、吸気通路2における
前記メインスロットルバルブ1の上流に設けられたサブ
スロットルバルブ3とを有し、内燃機関4または車両5
の所定運転状態検出時に前記サブスロットルバルブ3を
所定要求開度まで閉弁して前記内燃機関4の出力を低下
せしめる出力調整手段6と、前記サブスロットルバルブ
3の下流側の前記吸気通路2と排気通路7とを結び、排
気ガスの一部を前記吸気通路2に導入する排気ガス再循
環通路8とを有した内燃機関におけるスロットル制御装
置において、前記所定運転状態検出時に、前記吸気通路
2に導入される前記排気ガスを遮断する遮断手段9と、
前記遮断手段9により前記排気ガスが遮断された時点か
ら所定期間経過後に、前記出力調整手段6による前記サ
ブスロットルバルブ3の閉弁動作を実行せしめる遅延手
段10とを設けた構成である。
る本発明の原理構成図を示す。同図に示すように本発明
は、メインスロットルバルブ1と、吸気通路2における
前記メインスロットルバルブ1の上流に設けられたサブ
スロットルバルブ3とを有し、内燃機関4または車両5
の所定運転状態検出時に前記サブスロットルバルブ3を
所定要求開度まで閉弁して前記内燃機関4の出力を低下
せしめる出力調整手段6と、前記サブスロットルバルブ
3の下流側の前記吸気通路2と排気通路7とを結び、排
気ガスの一部を前記吸気通路2に導入する排気ガス再循
環通路8とを有した内燃機関におけるスロットル制御装
置において、前記所定運転状態検出時に、前記吸気通路
2に導入される前記排気ガスを遮断する遮断手段9と、
前記遮断手段9により前記排気ガスが遮断された時点か
ら所定期間経過後に、前記出力調整手段6による前記サ
ブスロットルバルブ3の閉弁動作を実行せしめる遅延手
段10とを設けた構成である。
【0008】
【作用】本発明において、遅延手段10がサブスロット
ルバルブ3の所定要求開度への閉弁動作を遮断手段9が
排気ガスを遮断した時点から所定期間遅延させることに
より、排気ガスを遮断した時に排気ガス再循環通路8内
に留まった排気ガスが、その後、吸気通路2に完全に排
出されるまでの間は、サブスロットルバルブ3が閉弁せ
ず良好な燃焼を維持するに十分な量の吸入空気が供給さ
れるため、燃焼の悪化が防止される。従って、所定期間
経過後、サブスロットルバルブ3が所定要求開度まで閉
弁した時には吸入空気内に排気ガスが混入することはな
く、出力調整手段6により内燃機関の出力を低下させる
際に、燃焼の悪化を招くことが防止される。
ルバルブ3の所定要求開度への閉弁動作を遮断手段9が
排気ガスを遮断した時点から所定期間遅延させることに
より、排気ガスを遮断した時に排気ガス再循環通路8内
に留まった排気ガスが、その後、吸気通路2に完全に排
出されるまでの間は、サブスロットルバルブ3が閉弁せ
ず良好な燃焼を維持するに十分な量の吸入空気が供給さ
れるため、燃焼の悪化が防止される。従って、所定期間
経過後、サブスロットルバルブ3が所定要求開度まで閉
弁した時には吸入空気内に排気ガスが混入することはな
く、出力調整手段6により内燃機関の出力を低下させる
際に、燃焼の悪化を招くことが防止される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共にに説明す
る。
る。
【0010】図2は4気筒の内燃機関(エンジン)20
を動力源とするフロントエンジン・リヤドライブ(F
R)方式の車両に本発明を適用した実施例のスロットル
制御装置全体の概略構成図である。
を動力源とするフロントエンジン・リヤドライブ(F
R)方式の車両に本発明を適用した実施例のスロットル
制御装置全体の概略構成図である。
【0011】本実施例のスロットル制御装置は、サブス
ロットルバルブ21を備え、サブスロットルバルブ21
の開度制御により加速スリップ制御を実行するものであ
って、車両の加速スリップ量に基づいてエンジン20の
出力トルクを抑制するための制御量(サブスロットル開
度)を算出する加速スリップ制御装置50と、エンジン
20の各気筒に対する燃料噴射量制御および点火時期制
御を実行するエンジン制御装置60とを備えると共に、
更にEGR装置70を備えている。また、加速スリップ
制御においては、全気筒を対象とした燃料カット制御お
よび点火時期の遅角制御を、上記サブスロットルバルブ
21の開度制御に併せて行い、加速スリップ制御の応答
性を上げる様に構成されている。
ロットルバルブ21を備え、サブスロットルバルブ21
の開度制御により加速スリップ制御を実行するものであ
って、車両の加速スリップ量に基づいてエンジン20の
出力トルクを抑制するための制御量(サブスロットル開
度)を算出する加速スリップ制御装置50と、エンジン
20の各気筒に対する燃料噴射量制御および点火時期制
御を実行するエンジン制御装置60とを備えると共に、
更にEGR装置70を備えている。また、加速スリップ
制御においては、全気筒を対象とした燃料カット制御お
よび点火時期の遅角制御を、上記サブスロットルバルブ
21の開度制御に併せて行い、加速スリップ制御の応答
性を上げる様に構成されている。
【0012】サブスロットルバルブ21は、その回転軸
に接続された駆動モータ21aにより回転されて開度制
御される。駆動モータ21aは加速スリップ制御装置5
0にて算出された制御量に基づいて駆動される。
に接続された駆動モータ21aにより回転されて開度制
御される。駆動モータ21aは加速スリップ制御装置5
0にて算出された制御量に基づいて駆動される。
【0013】エンジン制御装置60は、周知の様にCP
U61、ROM62、RAM63等を中心とした論理演
算回路として構成されており、エンジン20の運転状態
を検出する各種センサからの検出信号を入力インタフェ
ース64を介して取り込むと共に、これら取り込んだデ
ータに基づきエンジン20の各気筒に対する燃料噴射量
および点火時期を算出する。エンジン制御装置60は、
この算出結果に応じた制御信号を出力インタフェース6
5を介して各気筒の燃料噴射弁22およびイグナイタ2
3へ送出し、これらを駆動制御することにより、エンジ
ン20の燃料噴射量および点火時期を制御している。更
にエンジン制御装置60は、後述するEGR装置70の
作動を停止するための停止信号をEGR装置70に対し
て送出する。
U61、ROM62、RAM63等を中心とした論理演
算回路として構成されており、エンジン20の運転状態
を検出する各種センサからの検出信号を入力インタフェ
ース64を介して取り込むと共に、これら取り込んだデ
ータに基づきエンジン20の各気筒に対する燃料噴射量
および点火時期を算出する。エンジン制御装置60は、
この算出結果に応じた制御信号を出力インタフェース6
5を介して各気筒の燃料噴射弁22およびイグナイタ2
3へ送出し、これらを駆動制御することにより、エンジ
ン20の燃料噴射量および点火時期を制御している。更
にエンジン制御装置60は、後述するEGR装置70の
作動を停止するための停止信号をEGR装置70に対し
て送出する。
【0014】またエンジン20には、その運転状態を検
出するためのセンサとして、吸気管24の上流側から、
エアクリーナ25の近傍で吸気管24内に吸入される吸
気の温度(吸気温)を検出する吸気温センサ26、アク
セルペダル27により開閉されるメインスロットルバル
ブ28のスロットル開度を検出するメインスロットル開
度センサ29、駆動モータ21aにより開閉されるサブ
スロットルバルブ21のスロットル開度を検出するサブ
スロットル開度センサ30、吸気の脈動を抑えるサージ
タンク31内の圧力(吸気管圧力)を検出する吸気圧セ
ンサ32、排気管33に設けられた排気浄化のための三
元触媒34より上流側で排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサ35、冷却水温を検出する水温センサ36、各
気筒の点火プラグ37に高電圧を分配するディストリビ
ュータ38の回転に応じてエンジン20の30°CA回
転毎に1つのパルス信号を出力する回転角センサ39、
およびディストリビュータ38の1回転毎(クランク軸
20aの2回転毎)に1つのパルス信号を出力する気筒
判別センサ40等が設けられ、これら各センサからの検
出信号が入力インタフェース64を介してエンジン制御
装置60内に取り込まれる。
出するためのセンサとして、吸気管24の上流側から、
エアクリーナ25の近傍で吸気管24内に吸入される吸
気の温度(吸気温)を検出する吸気温センサ26、アク
セルペダル27により開閉されるメインスロットルバル
ブ28のスロットル開度を検出するメインスロットル開
度センサ29、駆動モータ21aにより開閉されるサブ
スロットルバルブ21のスロットル開度を検出するサブ
スロットル開度センサ30、吸気の脈動を抑えるサージ
タンク31内の圧力(吸気管圧力)を検出する吸気圧セ
ンサ32、排気管33に設けられた排気浄化のための三
元触媒34より上流側で排気中の酸素濃度を検出する酸
素センサ35、冷却水温を検出する水温センサ36、各
気筒の点火プラグ37に高電圧を分配するディストリビ
ュータ38の回転に応じてエンジン20の30°CA回
転毎に1つのパルス信号を出力する回転角センサ39、
およびディストリビュータ38の1回転毎(クランク軸
20aの2回転毎)に1つのパルス信号を出力する気筒
判別センサ40等が設けられ、これら各センサからの検
出信号が入力インタフェース64を介してエンジン制御
装置60内に取り込まれる。
【0015】次に加速スリップ制御装置50は、エンジ
ン制御装置60と同様に、CPU51、ROM52、R
AM53等を中心とした論理演算回路として構成されて
おり、上記両スロットル開度センサ29,30、吸気圧
センサ32および回転角センサ39からの検出信号や、
当該車両の左右前輪(従動輪)80FL,80 FR の回転
速度を夫々検出する左右の従動輪速度センサ42FL,4
2 FR 、同じく当該車両の左右後輪(駆動輪)80RL,
80RRの回転速度を夫々検出する左右の従動輪速度セン
サ42RL,42RR等からの検出信号を入力インタフェー
ス54を介して取り込み、取り込んだデータに基づき加
速スリップ量を算出し、この算出結果に基づいて制御す
べき加速スリップの発生を検出する。
ン制御装置60と同様に、CPU51、ROM52、R
AM53等を中心とした論理演算回路として構成されて
おり、上記両スロットル開度センサ29,30、吸気圧
センサ32および回転角センサ39からの検出信号や、
当該車両の左右前輪(従動輪)80FL,80 FR の回転
速度を夫々検出する左右の従動輪速度センサ42FL,4
2 FR 、同じく当該車両の左右後輪(駆動輪)80RL,
80RRの回転速度を夫々検出する左右の従動輪速度セン
サ42RL,42RR等からの検出信号を入力インタフェー
ス54を介して取り込み、取り込んだデータに基づき加
速スリップ量を算出し、この算出結果に基づいて制御す
べき加速スリップの発生を検出する。
【0016】加速スリップの発生が検出された場合に
は、加速スリップ制御装置50はエンジン20の出力ト
ルク抑制のためにサブスロットルバルブ21の目標開度
θS0 を算出する。この算出結果は駆動モータ21aへ
の駆動信号に変換されて出力インタフェース55から駆
動モータ21aへ送出される。また、上記算出結果は、
加速スリップ制御の開始を知らせる信号として、出力イ
ンタフェース55を介してエンジン制御装置60にも送
出される。
は、加速スリップ制御装置50はエンジン20の出力ト
ルク抑制のためにサブスロットルバルブ21の目標開度
θS0 を算出する。この算出結果は駆動モータ21aへ
の駆動信号に変換されて出力インタフェース55から駆
動モータ21aへ送出される。また、上記算出結果は、
加速スリップ制御の開始を知らせる信号として、出力イ
ンタフェース55を介してエンジン制御装置60にも送
出される。
【0017】また、エンジン20のクランク軸20aの
回転を駆動輪80RL,80RRに伝達する動力伝達系に
は、トルクコンバータ81aを備えた自動変速機81が
設けられており、この自動変速機81と周知のディファ
レンシャルギヤ82を介してエンジン20の出力トルク
を駆動輪80RL,80RRに伝達する様にされている。
回転を駆動輪80RL,80RRに伝達する動力伝達系に
は、トルクコンバータ81aを備えた自動変速機81が
設けられており、この自動変速機81と周知のディファ
レンシャルギヤ82を介してエンジン20の出力トルク
を駆動輪80RL,80RRに伝達する様にされている。
【0018】EGR装置70は、排気管33とサージタ
ンク31とを結ぶEGR通路71と、EGR通路71を
開閉する排気ガス再循環バルブ(以下、EGRバルブと
いう)72と、吸気管24のメインスロットルバルブ2
8近傍に発生する負圧をEGRバルブ72へ導入してこ
れを動作させる負圧導入路73とを備える。負圧導入路
73の負圧導入端73aは、吸気管24の内壁の、メイ
ンスロットルバルブ28が中負荷域に制御された場合に
メインスロットルバルブ端部28aにより覆われる位置
に開口されている。即ち、EGR装置70は、中負荷域
においてEGRを実行する様に構成されている。
ンク31とを結ぶEGR通路71と、EGR通路71を
開閉する排気ガス再循環バルブ(以下、EGRバルブと
いう)72と、吸気管24のメインスロットルバルブ2
8近傍に発生する負圧をEGRバルブ72へ導入してこ
れを動作させる負圧導入路73とを備える。負圧導入路
73の負圧導入端73aは、吸気管24の内壁の、メイ
ンスロットルバルブ28が中負荷域に制御された場合に
メインスロットルバルブ端部28aにより覆われる位置
に開口されている。即ち、EGR装置70は、中負荷域
においてEGRを実行する様に構成されている。
【0019】また、負圧導入路73にはEGRバルブ7
2へ導入する負圧を調整してEGR率(再循環排気ガス
を含んだ吸入空気量全量に対する再循環排気ガス量の比
率)を一定にするための負圧調整弁74を備えている。
更に、EGRバルブ72と負圧調整弁74との間に、負
圧導入路73を必要に応じて連通、大気開放とする三方
弁である負圧切換弁75を備えている。この負圧切換弁
75の大気圧導入部にはフィルタ75aが取り付けられ
ており異物の侵入を防いでいる。負圧切換弁75は上記
エンジン制御装置60によりオン・オフ制御される。オ
ン状態の時には負圧導入路73を連通状態としてEGR
バルブ72に吸気管24の負圧を導入してEGRの実行
可能状態とする。また、オフ状態の時には負圧導入路7
3を遮断してEGRバルブ72を大気開放することによ
りEGRバルブ72を閉弁せしめてEGRを停止する。
2へ導入する負圧を調整してEGR率(再循環排気ガス
を含んだ吸入空気量全量に対する再循環排気ガス量の比
率)を一定にするための負圧調整弁74を備えている。
更に、EGRバルブ72と負圧調整弁74との間に、負
圧導入路73を必要に応じて連通、大気開放とする三方
弁である負圧切換弁75を備えている。この負圧切換弁
75の大気圧導入部にはフィルタ75aが取り付けられ
ており異物の侵入を防いでいる。負圧切換弁75は上記
エンジン制御装置60によりオン・オフ制御される。オ
ン状態の時には負圧導入路73を連通状態としてEGR
バルブ72に吸気管24の負圧を導入してEGRの実行
可能状態とする。また、オフ状態の時には負圧導入路7
3を遮断してEGRバルブ72を大気開放することによ
りEGRバルブ72を閉弁せしめてEGRを停止する。
【0020】次に本発明のスロットル制御装置の処理内
容について説明する。
容について説明する。
【0021】図3は本発明の処理内容を基本的に表した
フローチャートを示す。
フローチャートを示す。
【0022】同図中、ステップS1では車両およびエン
ジン20からの各種検出信号を得て、車両が現時点にお
いて、前記出力調整手段6に相当する加速スリップ制御
の実行条件であるか否かを判定する。実行条件成立時に
は加速スリップ制御を実行すべくステップS2へ進み、
先ずここで最初にEGRを停止する。EGRの停止方法
は上記エンジン制御装置60により負圧切換弁75を大
気開放側へ切り換える。次にステップS3ではCDLY
<Aか否かを判定する。このCDLYは、EGR装置の
切り遅れに対処するためサブスロットルバルブ21の閉
弁動作を遅延させるためのカウンタであり、後述するス
テップS6によりルーチン通過毎に所定値インクリメン
トされる。また、Aは適合定数であり、EGR停止、即
ちEGRバルブ72の閉弁直後から、シリンダ内への吸
入空気中に排気ガスが完全に含まれなくなるまでの時間
に設定される。
ジン20からの各種検出信号を得て、車両が現時点にお
いて、前記出力調整手段6に相当する加速スリップ制御
の実行条件であるか否かを判定する。実行条件成立時に
は加速スリップ制御を実行すべくステップS2へ進み、
先ずここで最初にEGRを停止する。EGRの停止方法
は上記エンジン制御装置60により負圧切換弁75を大
気開放側へ切り換える。次にステップS3ではCDLY
<Aか否かを判定する。このCDLYは、EGR装置の
切り遅れに対処するためサブスロットルバルブ21の閉
弁動作を遅延させるためのカウンタであり、後述するス
テップS6によりルーチン通過毎に所定値インクリメン
トされる。また、Aは適合定数であり、EGR停止、即
ちEGRバルブ72の閉弁直後から、シリンダ内への吸
入空気中に排気ガスが完全に含まれなくなるまでの時間
に設定される。
【0023】CDLY<Aの場合にはステップS4に進
み、サブスロットルバルブ21を全開とする。即ち、ス
テップS1で加速スリップ制御の実行が判定されたた
め、従来の場合であればサブスロットルバルブ21を即
時閉方向へ制御するが、本実施例においてはサブスロッ
トルバルブ21を即時制御せず全開状態のまま維持す
る。次にステップS5では、上記ステップS4にてサブ
スロットルバルブ21が全開とされ、実質上、加速スリ
ップ制御が行われていないため、ここで燃料カット(F
/C)制御および点火時期遅角制御を行い、F/C制御
および点火時期遅角制御による加速スリップ制御を実行
する。次にステップS6に進み、上記カウンタCDLY
のカウントアップを行い、ルーチンを終了する。
み、サブスロットルバルブ21を全開とする。即ち、ス
テップS1で加速スリップ制御の実行が判定されたた
め、従来の場合であればサブスロットルバルブ21を即
時閉方向へ制御するが、本実施例においてはサブスロッ
トルバルブ21を即時制御せず全開状態のまま維持す
る。次にステップS5では、上記ステップS4にてサブ
スロットルバルブ21が全開とされ、実質上、加速スリ
ップ制御が行われていないため、ここで燃料カット(F
/C)制御および点火時期遅角制御を行い、F/C制御
および点火時期遅角制御による加速スリップ制御を実行
する。次にステップS6に進み、上記カウンタCDLY
のカウントアップを行い、ルーチンを終了する。
【0024】ステップS4にてCDLY≧Aとなった場
合にはステップS7に進み、サブスロットルバルブ21
を制御して加速スリップ制御を実行する。また、ステッ
プS1にて、加速スリップ制御実行条件が成立していな
い場合には、カウンタCDLYをクリアして、そのまま
このルーチンを終了する。
合にはステップS7に進み、サブスロットルバルブ21
を制御して加速スリップ制御を実行する。また、ステッ
プS1にて、加速スリップ制御実行条件が成立していな
い場合には、カウンタCDLYをクリアして、そのまま
このルーチンを終了する。
【0025】上述したように、EGR停止後しばらくの
期間は、EGR通路71のEGRバルブ72よりも下流
側の部分に溜まっている排気ガスが吸気管24内に導入
される(EGR切り遅れ)。このため、上記本発明の処
理内容によれば、カウンタCDLYを設けてサブスロッ
トルバルブ21の閉方向への制御を所定期間(A)だけ
遅延させることにより、上記EGR切り遅れの期間にお
いてはEGR実行時の燃焼に十分な量の吸入空気量が確
保され、また、所定期間(A)の終了時以降においては
吸入空気中に排気ガスは完全に含まれていない状態とな
るため、燃焼の悪化を防止することができる。また、サ
ブスロットルバルブ21の閉方向への制御が遅延されて
いる所定期間(A)は、上記の如くF/C制御、点火遅
角制御により加速スリップ制御が有効に行われる。
期間は、EGR通路71のEGRバルブ72よりも下流
側の部分に溜まっている排気ガスが吸気管24内に導入
される(EGR切り遅れ)。このため、上記本発明の処
理内容によれば、カウンタCDLYを設けてサブスロッ
トルバルブ21の閉方向への制御を所定期間(A)だけ
遅延させることにより、上記EGR切り遅れの期間にお
いてはEGR実行時の燃焼に十分な量の吸入空気量が確
保され、また、所定期間(A)の終了時以降においては
吸入空気中に排気ガスは完全に含まれていない状態とな
るため、燃焼の悪化を防止することができる。また、サ
ブスロットルバルブ21の閉方向への制御が遅延されて
いる所定期間(A)は、上記の如くF/C制御、点火遅
角制御により加速スリップ制御が有効に行われる。
【0026】次に、上述した基本的な処理内容に基づ
き、エンジン制御装置60およびこれに連結されている
加速スリップ制御装置50において実際に実行され、本
発明の前記出力調整手段6、遮断手段9、遅延手段10
夫々を実現するスロットル制御装置の処理内容の一実施
例について説明する。
き、エンジン制御装置60およびこれに連結されている
加速スリップ制御装置50において実際に実行され、本
発明の前記出力調整手段6、遮断手段9、遅延手段10
夫々を実現するスロットル制御装置の処理内容の一実施
例について説明する。
【0027】図4、図5夫々は前記出力調整手段6を実
現する加速スリップ制御ルーチンのフローチャートを示
す。尚、図4、図5において符号〜夫々は同一番号
同士が接続される接続符号であり、よって図4、図5は
合わせて1つのルーチンを表している。
現する加速スリップ制御ルーチンのフローチャートを示
す。尚、図4、図5において符号〜夫々は同一番号
同士が接続される接続符号であり、よって図4、図5は
合わせて1つのルーチンを表している。
【0028】図4、図5に示す処理内容は、エンジン2
0の始動後、所定時間(数msec)毎に割り込み起動され
るもので、処理が開始されると先ずステップ102を実
行して、現在メインスロットルバルブ28が全閉状態で
なく、加速スリップ制御の実行条件が成立しているか否
かを判定する。メインスロットルバルブ28が全閉状態
あるいはトランスミッション81がニュートラル状態の
ように加速スリップが発生し得ない状態であったり、他
の制御条件により加速スリップ制御を実行することを禁
止されている様な場合には、加速スリップ制御の実行条
件は不成立であると判定して、図5中、ステップ11
0,112に進む。
0の始動後、所定時間(数msec)毎に割り込み起動され
るもので、処理が開始されると先ずステップ102を実
行して、現在メインスロットルバルブ28が全閉状態で
なく、加速スリップ制御の実行条件が成立しているか否
かを判定する。メインスロットルバルブ28が全閉状態
あるいはトランスミッション81がニュートラル状態の
ように加速スリップが発生し得ない状態であったり、他
の制御条件により加速スリップ制御を実行することを禁
止されている様な場合には、加速スリップ制御の実行条
件は不成立であると判定して、図5中、ステップ11
0,112に進む。
【0029】ステップ110では夫々後述する、加速ス
リップ制御終了を表す終了カウンタCEND、加速スリ
ップ制御実行中を表す加速スリップ制御実行フラグF
S、燃料カット制御実行中を表す燃料カット実行フラグ
FCUT、点火遅角制御実行中を表す遅角実行フラグF
RTD、サブスロットルバルブ21の制御が遅延されて
停止中であることを表す遅延フラグFDLY、およびル
ーチン通過がサブスロットルバルブ21の制御遅延終了
後の2回目以降であることを表すフラグFFB夫々をリ
セット状態にすると共に、サブスロットルバルブ21の
目標開度(以下、目標サブスロットル開度という)θS
0 としてサブスロットルバルブ21の最大開度θSmax
をセットする。ステップ112では、エンジン制御装置
60に対して送出している燃料カット実行指令信号およ
び遅角実行指令信号(これらの信号によりエンジン制御
装置60は加速スリップ制御初期における燃料カット制
御または遅角制御を実行する。)を停止するといった手
順で初期化の処理を実行してこのルーチンを一旦終了す
る。
リップ制御終了を表す終了カウンタCEND、加速スリ
ップ制御実行中を表す加速スリップ制御実行フラグF
S、燃料カット制御実行中を表す燃料カット実行フラグ
FCUT、点火遅角制御実行中を表す遅角実行フラグF
RTD、サブスロットルバルブ21の制御が遅延されて
停止中であることを表す遅延フラグFDLY、およびル
ーチン通過がサブスロットルバルブ21の制御遅延終了
後の2回目以降であることを表すフラグFFB夫々をリ
セット状態にすると共に、サブスロットルバルブ21の
目標開度(以下、目標サブスロットル開度という)θS
0 としてサブスロットルバルブ21の最大開度θSmax
をセットする。ステップ112では、エンジン制御装置
60に対して送出している燃料カット実行指令信号およ
び遅角実行指令信号(これらの信号によりエンジン制御
装置60は加速スリップ制御初期における燃料カット制
御または遅角制御を実行する。)を停止するといった手
順で初期化の処理を実行してこのルーチンを一旦終了す
る。
【0030】一方、上記ステップ102で加速スリップ
制御の実行条件が成立していると判定されると、続くス
テップ120に進み、左右の従動輪速度センサ42FL,
42 FRおよび駆動輪速度センサ42RL, 42RRからの検
出信号に基づき、左右従動輪80FL, 80FRの平均回転
速度を車体速度VFとして、左右駆動輪80RL, 80 RR
の平均回転速度を駆動輪速度VRとして算出し、次のス
テップ122に進む。ステップ122では、この算出し
た車体速度VFに予め設定された目標スリップ率α(例
えばα=1.2 )を乗ずることで、駆動輪80RL, 80RR
の目標回転速度(以下、目標駆動輪速度という)VSを
算出する。そして続くステップ124では、ステップ1
20で求めた駆動輪速度VRとステップ122で求めた
目標駆動輪速度VSとの偏差ΔV(=VR−VS)を駆
動輪のスリップ量として算出する。この駆動輪のスリッ
プ量ΔVは加速スリップ制御により制御されて0(ゼ
ロ)とすべきものである。
制御の実行条件が成立していると判定されると、続くス
テップ120に進み、左右の従動輪速度センサ42FL,
42 FRおよび駆動輪速度センサ42RL, 42RRからの検
出信号に基づき、左右従動輪80FL, 80FRの平均回転
速度を車体速度VFとして、左右駆動輪80RL, 80 RR
の平均回転速度を駆動輪速度VRとして算出し、次のス
テップ122に進む。ステップ122では、この算出し
た車体速度VFに予め設定された目標スリップ率α(例
えばα=1.2 )を乗ずることで、駆動輪80RL, 80RR
の目標回転速度(以下、目標駆動輪速度という)VSを
算出する。そして続くステップ124では、ステップ1
20で求めた駆動輪速度VRとステップ122で求めた
目標駆動輪速度VSとの偏差ΔV(=VR−VS)を駆
動輪のスリップ量として算出する。この駆動輪のスリッ
プ量ΔVは加速スリップ制御により制御されて0(ゼ
ロ)とすべきものである。
【0031】次にステップ126では、後述の処理で加
速スリップ制御の実行開始時にセットされる加速スリッ
プ制御実行フラグFSがセット状態であるか否か、即ち
現在加速スリップ制御を実行中であるか否かを判定す
る。加速スリップ制御実行フラグFSがリセット状態
(FS=0)は、今回のルーチン時においては加速スリ
ップ制御が実行されていないことを意味し、この場合は
ステップ130に進む。ステップ130では、ステップ
124で求めたスリップ量ΔVが正の値となっているか
否かによって、駆動輪80RL, 80RRに加速スリップが
発生したか否かを判定する。そしてΔV≦0であれば、
駆動輪には加速スリップが発生していないと判定してス
テップ110,112に移行し、上述の初期化の処理を
実行した後、今回のルーチンを終了する。
速スリップ制御の実行開始時にセットされる加速スリッ
プ制御実行フラグFSがセット状態であるか否か、即ち
現在加速スリップ制御を実行中であるか否かを判定す
る。加速スリップ制御実行フラグFSがリセット状態
(FS=0)は、今回のルーチン時においては加速スリ
ップ制御が実行されていないことを意味し、この場合は
ステップ130に進む。ステップ130では、ステップ
124で求めたスリップ量ΔVが正の値となっているか
否かによって、駆動輪80RL, 80RRに加速スリップが
発生したか否かを判定する。そしてΔV≦0であれば、
駆動輪には加速スリップが発生していないと判定してス
テップ110,112に移行し、上述の初期化の処理を
実行した後、今回のルーチンを終了する。
【0032】一方、ステップ130にてΔV>0であれ
ば、駆動輪80RL, 80RRに加速スリップが発生したと
判定し、続くステップ132に進み、ここで加速スリッ
プ制御実行フラグFSをセット(FS←1)してステッ
プ134に進む。ステップ134では燃料カット(F/
C)制御の実行条件(エンジン回転数が所定値以上、お
よび冷却水温が所定値以上等)が成立しているか否かを
判定する。実行条件成立時にはステップ136に進み、
ここで燃料カット制御実行中を表す上記燃料カット実行
フラグFCUTをセットし、ステップ138にて燃料カ
ット実行指令信号をエンジン制御装置60に出力して今
回のルーチンを終了する。ステップ138の処理により
F/C制御が実際に実行される。
ば、駆動輪80RL, 80RRに加速スリップが発生したと
判定し、続くステップ132に進み、ここで加速スリッ
プ制御実行フラグFSをセット(FS←1)してステッ
プ134に進む。ステップ134では燃料カット(F/
C)制御の実行条件(エンジン回転数が所定値以上、お
よび冷却水温が所定値以上等)が成立しているか否かを
判定する。実行条件成立時にはステップ136に進み、
ここで燃料カット制御実行中を表す上記燃料カット実行
フラグFCUTをセットし、ステップ138にて燃料カ
ット実行指令信号をエンジン制御装置60に出力して今
回のルーチンを終了する。ステップ138の処理により
F/C制御が実際に実行される。
【0033】上記ステップ134にてF/C制御の実行
条件が不成立である場合には、ステップ140に進み、
ここで遅角制御実行中を表す上記遅角実行フラグFRT
Dをセットし、ステップ142にて遅角実行指令信号を
エンジン制御装置60に出力して今回のルーチンを終了
する。ステップ142の処理により遅角制御が実際に実
行される。
条件が不成立である場合には、ステップ140に進み、
ここで遅角制御実行中を表す上記遅角実行フラグFRT
Dをセットし、ステップ142にて遅角実行指令信号を
エンジン制御装置60に出力して今回のルーチンを終了
する。ステップ142の処理により遅角制御が実際に実
行される。
【0034】このように、制御すべきスリップ量ΔVが
検出された時の最初のルーチン通過時においては、F/
C制御を優先させてF/C制御、点火遅角制御のいずれ
かの手段によりエンジン20の出力を低下せしめ、加速
スリップ発生初期段階の加速スリップ制御を実行する。
検出された時の最初のルーチン通過時においては、F/
C制御を優先させてF/C制御、点火遅角制御のいずれ
かの手段によりエンジン20の出力を低下せしめ、加速
スリップ発生初期段階の加速スリップ制御を実行する。
【0035】上記ステップ126で加速スリップ制御実
行フラグFSがセット状態であると判定された場合、即
ち、前回のルーチン時から何らかの方法で加速スリップ
制御が実行されている場合にはステップ150に進み、
先ずここで燃料カット実行フラグFCUTがリセット状
態であるか否かを判定する。ステップ150で燃料カッ
ト実行フラグFCUTがセット状態であると判定される
とステップ152に進み、上記回転角センサ39からの
検出信号に基づきエンジン20の回転速度NEを求め、
この値NEと前回のルーチン時に求めた回転速度NE
R-1 との偏差ΔNE(=NE−NER-1 )、即ちエンジ
ン20の回転加速度を算出する。次にステップ154で
は、上記算出されたエンジン20の回転加速度ΔNEが
所定値K1以下か否かを判定する。ΔNE≦K1であれ
ば燃料カットによる回転速度(出力トルク)の低減効果
が大略発揮されたと判断し、その後のエンジンストール
等を防止するために、続くステップ156にて燃料カッ
ト実行指令信号の出力を停止すると共に燃料カット実行
フラグFCUTをリセットし、その後ステップ170に
進む。また、ステップ154にてΔNE>K1の場合に
は、ステップ156の処理を行わずに燃料カット制御を
継続したままステップ170に進む。
行フラグFSがセット状態であると判定された場合、即
ち、前回のルーチン時から何らかの方法で加速スリップ
制御が実行されている場合にはステップ150に進み、
先ずここで燃料カット実行フラグFCUTがリセット状
態であるか否かを判定する。ステップ150で燃料カッ
ト実行フラグFCUTがセット状態であると判定される
とステップ152に進み、上記回転角センサ39からの
検出信号に基づきエンジン20の回転速度NEを求め、
この値NEと前回のルーチン時に求めた回転速度NE
R-1 との偏差ΔNE(=NE−NER-1 )、即ちエンジ
ン20の回転加速度を算出する。次にステップ154で
は、上記算出されたエンジン20の回転加速度ΔNEが
所定値K1以下か否かを判定する。ΔNE≦K1であれ
ば燃料カットによる回転速度(出力トルク)の低減効果
が大略発揮されたと判断し、その後のエンジンストール
等を防止するために、続くステップ156にて燃料カッ
ト実行指令信号の出力を停止すると共に燃料カット実行
フラグFCUTをリセットし、その後ステップ170に
進む。また、ステップ154にてΔNE>K1の場合に
は、ステップ156の処理を行わずに燃料カット制御を
継続したままステップ170に進む。
【0036】一方、上記ステップ150にて燃料カット
実行フラグFCUTがリセット状態であると判定される
とステップ158に進み、今度は遅角実行フラグFRT
Dがセット状態であるか否かを判定する。ステップ15
8で遅角実行フラグFRTDがセット状態であると判定
されるとステップ160に進み、上記ステップ152の
処理内容と同様にエンジン20の回転加速度ΔNEを算
出する。次にステップ162では、算出された回転加速
度ΔNEが所定値K2以下か否かを判定する。ΔNE≦
K2であれば点火遅角による回転速度(出力トルク)の
低減効果が大略発揮されたと判断し、続くステップ16
4にて遅角実行指令信号の出力を停止すると共に遅角実
行フラグFRTDをリセットし、その後ステップ170
に進む。また、ステップ162にてΔNE>K2の場合
には、ステップ164の処理を行わずに点火遅角制御を
継続したままステップ170に進む。更に、ステップ1
58にてフラグFRTDがリセット状態である場合、即
ちF/C制御、遅角制御、共に停止中である場合にはそ
のままステップ170へ進む。
実行フラグFCUTがリセット状態であると判定される
とステップ158に進み、今度は遅角実行フラグFRT
Dがセット状態であるか否かを判定する。ステップ15
8で遅角実行フラグFRTDがセット状態であると判定
されるとステップ160に進み、上記ステップ152の
処理内容と同様にエンジン20の回転加速度ΔNEを算
出する。次にステップ162では、算出された回転加速
度ΔNEが所定値K2以下か否かを判定する。ΔNE≦
K2であれば点火遅角による回転速度(出力トルク)の
低減効果が大略発揮されたと判断し、続くステップ16
4にて遅角実行指令信号の出力を停止すると共に遅角実
行フラグFRTDをリセットし、その後ステップ170
に進む。また、ステップ162にてΔNE>K2の場合
には、ステップ164の処理を行わずに点火遅角制御を
継続したままステップ170に進む。更に、ステップ1
58にてフラグFRTDがリセット状態である場合、即
ちF/C制御、遅角制御、共に停止中である場合にはそ
のままステップ170へ進む。
【0037】ステップ170では、サブスロットルバル
ブ21の制御が遅延されて停止中であることを表す遅延
フラグFDLYがセット状態であるかを判定する。この
フラグFDLYは後述する他のルーチンにおいてセッ
ト、リセットが行われるものである。ステップ170で
フラグFDLYがセット状態である場合、即ち、サブス
ロットルバルブ21による加速スリップ制御が遅延中で
ある場合には、続くステップ172からステップ182
までのサブスロットルバルブ21の開度制御に関する処
理を一切行わずにステップ200に進む。
ブ21の制御が遅延されて停止中であることを表す遅延
フラグFDLYがセット状態であるかを判定する。この
フラグFDLYは後述する他のルーチンにおいてセッ
ト、リセットが行われるものである。ステップ170で
フラグFDLYがセット状態である場合、即ち、サブス
ロットルバルブ21による加速スリップ制御が遅延中で
ある場合には、続くステップ172からステップ182
までのサブスロットルバルブ21の開度制御に関する処
理を一切行わずにステップ200に進む。
【0038】ステップ170でFDLYがリセット状態
である場合、即ち、サブスロットルバルブ21による加
速スリップ制御の遅延期間が終了している場合には、ス
テップ172に進み、フラグFFBがセット状態でるあ
か否かを判定する。ここでフラグFFBは、今回のルー
チン通過が上記遅延期間終了後の2回目以降であること
を表すフラグである。従って、ステップ172でフラグ
FFBがリセット状態である場合は上記遅延期間終了直
後の初回目のルーチン通過時を意味し、この場合はステ
ップ174に進む。ステップ174では、上記ステップ
152或いはステップ160において求められたエンジ
ン20の回転速度NEのデータに基づき、ROM52内
に予め設定されたマップを用いて目標サブスロットル開
度θS0 を算出する。そして続くステップ176におい
て上記フラグFFBをセットし、ステップ200に進
む。
である場合、即ち、サブスロットルバルブ21による加
速スリップ制御の遅延期間が終了している場合には、ス
テップ172に進み、フラグFFBがセット状態でるあ
か否かを判定する。ここでフラグFFBは、今回のルー
チン通過が上記遅延期間終了後の2回目以降であること
を表すフラグである。従って、ステップ172でフラグ
FFBがリセット状態である場合は上記遅延期間終了直
後の初回目のルーチン通過時を意味し、この場合はステ
ップ174に進む。ステップ174では、上記ステップ
152或いはステップ160において求められたエンジ
ン20の回転速度NEのデータに基づき、ROM52内
に予め設定されたマップを用いて目標サブスロットル開
度θS0 を算出する。そして続くステップ176におい
て上記フラグFFBをセットし、ステップ200に進
む。
【0039】一方、ステップ172においてFFBがセ
ット状態である場合、即ち上記遅延期間終了後、2回目
以降のルーチン通過時である場合にはステップ178に
進み、ここで上記F/C制御または遅角制御実行中のフ
ラグFCUT,FRTDが共にリセット状態であるか否
かを判定する。フラグFCUT,FRTDの両方がリセ
ット状態である場合にはステップ180に進む。また、
フラグFCUT,FRTDのいずれか一方がセット状態
である場合、即ちF/C制御または遅角制御のいずれか
が実行中である場合には、上述したステップ174に進
み、エンジン20の回転速度NEをパラメータとした目
標サブスロットル開度θS0 を算出する。
ット状態である場合、即ち上記遅延期間終了後、2回目
以降のルーチン通過時である場合にはステップ178に
進み、ここで上記F/C制御または遅角制御実行中のフ
ラグFCUT,FRTDが共にリセット状態であるか否
かを判定する。フラグFCUT,FRTDの両方がリセ
ット状態である場合にはステップ180に進む。また、
フラグFCUT,FRTDのいずれか一方がセット状態
である場合、即ちF/C制御または遅角制御のいずれか
が実行中である場合には、上述したステップ174に進
み、エンジン20の回転速度NEをパラメータとした目
標サブスロットル開度θS0 を算出する。
【0040】ステップ180では、上記ステップ124
で求めたスリップ量ΔVとその微分値ΔV′とをパラメ
ータとする次式(1) ΔθS=β1 ・ΔV′+β2 ・ΔV ……(1) を用いてサブスロットルバルブ21の開閉制御量の補正
値ΔθSを求め、ステップ182に進んで、前回当該処
理を実行した際に設定した目標サブスロットル開度θS
0 からこの補正値ΔθSを減算することで、目標サブス
ロットル開度θS 0 を更新し、ステップ200に進む。
尚、式(1)中、β1 ,β2 夫々は比例定数である。
で求めたスリップ量ΔVとその微分値ΔV′とをパラメ
ータとする次式(1) ΔθS=β1 ・ΔV′+β2 ・ΔV ……(1) を用いてサブスロットルバルブ21の開閉制御量の補正
値ΔθSを求め、ステップ182に進んで、前回当該処
理を実行した際に設定した目標サブスロットル開度θS
0 からこの補正値ΔθSを減算することで、目標サブス
ロットル開度θS 0 を更新し、ステップ200に進む。
尚、式(1)中、β1 ,β2 夫々は比例定数である。
【0041】このように、上述したステップ138にお
けるF/C制御またはステップ142における点火遅角
制御により、先ず加速スリップ発生時の初期段階におい
て出力トルクの低減が確実に行われ、続いてサブスロッ
トルバルブ21の制御の遅延期間中においては、ステッ
プ152〜156およびステップ160〜164におい
て上記F/C制御および遅角制御が夫々の制御による十
分な効果が得られるまで継続される。そして、ステップ
170においてサブスロットルバルブ21の制御の遅延
期間終了が判定された場合には、ステップ174〜18
2の処理によりサブスロットルバルブ21の開度制御に
より出力トルクを調整する加速スリップ制御が行われ
る。
けるF/C制御またはステップ142における点火遅角
制御により、先ず加速スリップ発生時の初期段階におい
て出力トルクの低減が確実に行われ、続いてサブスロッ
トルバルブ21の制御の遅延期間中においては、ステッ
プ152〜156およびステップ160〜164におい
て上記F/C制御および遅角制御が夫々の制御による十
分な効果が得られるまで継続される。そして、ステップ
170においてサブスロットルバルブ21の制御の遅延
期間終了が判定された場合には、ステップ174〜18
2の処理によりサブスロットルバルブ21の開度制御に
より出力トルクを調整する加速スリップ制御が行われ
る。
【0042】そして、ステップ174〜182のサブス
ロットルバルブ21による加速スリップ制御において
は、上記遅延期間終了後の初回目のルーチン通過時、或
いは遅延期間中に行われていたF/C制御または遅角制
御によるトルク低減効果が十分に発揮されておらずF/
C制御または遅角制御が継続されている時には、ステッ
プ174にて、目標サブスロットル開度θS0 をスリッ
プ量ΔVの値に関係なくオープンルーチンで大きく閉弁
側に設定することにより、出力トルクを一旦大きく低減
させる制御が行われる。尚、ステップ174でエンジン
20の回転速度NEをパラメータとして用いることによ
り、目標サブスロットル開度θS0 を大きく閉弁側に設
定しても急激な出力トルクの低下が防止される。
ロットルバルブ21による加速スリップ制御において
は、上記遅延期間終了後の初回目のルーチン通過時、或
いは遅延期間中に行われていたF/C制御または遅角制
御によるトルク低減効果が十分に発揮されておらずF/
C制御または遅角制御が継続されている時には、ステッ
プ174にて、目標サブスロットル開度θS0 をスリッ
プ量ΔVの値に関係なくオープンルーチンで大きく閉弁
側に設定することにより、出力トルクを一旦大きく低減
させる制御が行われる。尚、ステップ174でエンジン
20の回転速度NEをパラメータとして用いることによ
り、目標サブスロットル開度θS0 を大きく閉弁側に設
定しても急激な出力トルクの低下が防止される。
【0043】また、F/C制御および遅角制御により十
分なトルク低減が行われF/C制御および遅角制御が終
了した場合(ステップ156,164)には、ステップ
180,182により、スリップ量ΔVをパラメータと
してΔVを0(ゼロ)とするために最適な目標サブスロ
ットル開度θS0 が連続的にフィードバック制御により
求められる。
分なトルク低減が行われF/C制御および遅角制御が終
了した場合(ステップ156,164)には、ステップ
180,182により、スリップ量ΔVをパラメータと
してΔVを0(ゼロ)とするために最適な目標サブスロ
ットル開度θS0 が連続的にフィードバック制御により
求められる。
【0044】次にステップ200では、更新された目標
サブスロットル開度θS0 がメインスロットルバルブ2
8の開度(以下、メインスロットル開度という)θMよ
り開放側にあるか否かを判定する。θS0 >θMの場合
は、もう既にサブスロットルバルブ21の制御による出
力トルクの低減が不要であることを意味し、次のステッ
プ202に進んで上記終了判定カウンタCENDをイン
クリメントする。続くステップ204では終了判定カウ
ンタCENDが所定時間K3を越えたか否かを判定す
る。所定時間を越えていれば、もはや加速スリップは発
生しないとして上記ステップ110,112を経てルー
チンを終了する。
サブスロットル開度θS0 がメインスロットルバルブ2
8の開度(以下、メインスロットル開度という)θMよ
り開放側にあるか否かを判定する。θS0 >θMの場合
は、もう既にサブスロットルバルブ21の制御による出
力トルクの低減が不要であることを意味し、次のステッ
プ202に進んで上記終了判定カウンタCENDをイン
クリメントする。続くステップ204では終了判定カウ
ンタCENDが所定時間K3を越えたか否かを判定す
る。所定時間を越えていれば、もはや加速スリップは発
生しないとして上記ステップ110,112を経てルー
チンを終了する。
【0045】一方、ステップ200でθS0 ≦θMと判
定された場合には、現在もなおサブスロットルバルブ2
1の制御による出力トルクの低減が必要であることを意
味し、ステップ206に進んでカウンタCENDをリセ
ットしてそのままルーチンを終了する。
定された場合には、現在もなおサブスロットルバルブ2
1の制御による出力トルクの低減が必要であることを意
味し、ステップ206に進んでカウンタCENDをリセ
ットしてそのままルーチンを終了する。
【0046】上記処理と並行して加速スリップ制御装置
50では、サブスロットルバルブ21の開閉制御を実行
している。即ち、ステップ174,182夫々で算出さ
れた目標サブスロットル開度θS0 とサブスロットル開
度センサ30にて検出される実際のサブスロットル開度
との差に基づいて駆動モータ21aを駆動制御してサブ
スロットルバルブ21のフィードバック制御を実行して
いる。
50では、サブスロットルバルブ21の開閉制御を実行
している。即ち、ステップ174,182夫々で算出さ
れた目標サブスロットル開度θS0 とサブスロットル開
度センサ30にて検出される実際のサブスロットル開度
との差に基づいて駆動モータ21aを駆動制御してサブ
スロットルバルブ21のフィードバック制御を実行して
いる。
【0047】また、エンジン制御装置60では、ステッ
プ138にて燃料カット実行指令信号が出力された後か
らステップ156またはステップ112にて該信号の出
力が停止されるまでの間、エンジン20の全気筒への燃
料供給を停止する、いわゆる燃料カット制御を実行して
いる。また同様に、ステップ142にて遅角実行指令信
号が出力された後からステップ164またはステップ1
12にて該信号の出力が停止されるまでの間、エンジン
20の点火時期を遅角する点火遅角制御を実行してい
る。
プ138にて燃料カット実行指令信号が出力された後か
らステップ156またはステップ112にて該信号の出
力が停止されるまでの間、エンジン20の全気筒への燃
料供給を停止する、いわゆる燃料カット制御を実行して
いる。また同様に、ステップ142にて遅角実行指令信
号が出力された後からステップ164またはステップ1
12にて該信号の出力が停止されるまでの間、エンジン
20の点火時期を遅角する点火遅角制御を実行してい
る。
【0048】上記の如く、加速スリップ制御ルーチンで
は、ステップ102にて制御実行条件が成立し、ステッ
プ130で制御すべきスリップ量ΔVが存在する場合に
は、加速スリップ制御実行フラグFSをセットして、初
期段階においてはF/C制御または遅角制御によりエン
ジン20の出力トルクが低減せしめられる。そして、ス
テップ170で後述する遅延フラグFDLYのリセット
状態が判定された後においては、ステップ174〜18
2において算出された目標サブスロットル開度θS0 に
基づいてサブスロットルバルブ21を閉弁制御すること
により出力トルクが低減せしめられる。従って、上記加
速スリップ制御ルーチンにおいて前記出力調整手段6が
実現される。また、以上の加速スリップ制御ルーチンに
より、車両の駆動輪80RL,80RRは目標駆動輪速度V
Sに制御され、車両加速時における目標スリップ量以上
のスリップの発生が防止される。
は、ステップ102にて制御実行条件が成立し、ステッ
プ130で制御すべきスリップ量ΔVが存在する場合に
は、加速スリップ制御実行フラグFSをセットして、初
期段階においてはF/C制御または遅角制御によりエン
ジン20の出力トルクが低減せしめられる。そして、ス
テップ170で後述する遅延フラグFDLYのリセット
状態が判定された後においては、ステップ174〜18
2において算出された目標サブスロットル開度θS0 に
基づいてサブスロットルバルブ21を閉弁制御すること
により出力トルクが低減せしめられる。従って、上記加
速スリップ制御ルーチンにおいて前記出力調整手段6が
実現される。また、以上の加速スリップ制御ルーチンに
より、車両の駆動輪80RL,80RRは目標駆動輪速度V
Sに制御され、車両加速時における目標スリップ量以上
のスリップの発生が防止される。
【0049】図6は前記遮断手段9および遅延手段10
を実現するEGR実行ルーチンのフローチャートを示
す。
を実現するEGR実行ルーチンのフローチャートを示
す。
【0050】図6に示すルーチンは、エンジン20の始
動後、所定時間(数msec)毎に割り込み起動されるもの
で、処理が開始されると先ずステップ302を実行し
て、上記加速スリップ制御ルーチンにおいてセット、リ
セットされる加速スリップ制御実行フラグFSがセット
状態にあるか否かを判定する。FSがセット状態、即ち
加速スリップ制御が実行中である場合にはステップ30
4に進む。ステップ304では、EGR装置70の負圧
切換弁75をオフとすることで、上述したように負圧導
入路73を遮断してEGRバルブ72を大気開放するこ
とによりEGRの実行を停止する。次にステップ306
では、図3に示すフローチャートにおけるステップS3
の処理内容と同様に、サブスロットルバルブ21の閉弁
動作を遅延させるためのカウンタCDLYと適合定数で
あるAとを比較する。ここで、Aは図3において説明し
たように、EGR停止、即ちEGRバルブ72の閉弁直
後から、シリンダ内への吸入空気中に排気ガスが完全に
含まれなくなるまでの時間に設定されている。
動後、所定時間(数msec)毎に割り込み起動されるもの
で、処理が開始されると先ずステップ302を実行し
て、上記加速スリップ制御ルーチンにおいてセット、リ
セットされる加速スリップ制御実行フラグFSがセット
状態にあるか否かを判定する。FSがセット状態、即ち
加速スリップ制御が実行中である場合にはステップ30
4に進む。ステップ304では、EGR装置70の負圧
切換弁75をオフとすることで、上述したように負圧導
入路73を遮断してEGRバルブ72を大気開放するこ
とによりEGRの実行を停止する。次にステップ306
では、図3に示すフローチャートにおけるステップS3
の処理内容と同様に、サブスロットルバルブ21の閉弁
動作を遅延させるためのカウンタCDLYと適合定数で
あるAとを比較する。ここで、Aは図3において説明し
たように、EGR停止、即ちEGRバルブ72の閉弁直
後から、シリンダ内への吸入空気中に排気ガスが完全に
含まれなくなるまでの時間に設定されている。
【0051】CDLY<Aの場合、即ちサブスロットル
バルブ21による加速スリップ制御の遅延期間中の場合
にはステップ308に進み、上述したステップ170で
その内容がチェックされ、サブスロットルバルブ21の
制御が遅延されて停止中であることを表す遅延フラグF
DLYをセットする。そしてステップ310では、図3
のステップS6と同様にカウンタCDLYをインクリメ
ントしてこのルーチンを終了する。上記ステップ306
にてCDLY≧Aの場合は、上記遅延期間が終了したこ
とを意味し、ステップ312に進んで上記遅延フラグF
DLYをリセットする。そしてステップ314にてカウ
ンタCDLYをクリアしてこのルーチンを終了する。
バルブ21による加速スリップ制御の遅延期間中の場合
にはステップ308に進み、上述したステップ170で
その内容がチェックされ、サブスロットルバルブ21の
制御が遅延されて停止中であることを表す遅延フラグF
DLYをセットする。そしてステップ310では、図3
のステップS6と同様にカウンタCDLYをインクリメ
ントしてこのルーチンを終了する。上記ステップ306
にてCDLY≧Aの場合は、上記遅延期間が終了したこ
とを意味し、ステップ312に進んで上記遅延フラグF
DLYをリセットする。そしてステップ314にてカウ
ンタCDLYをクリアしてこのルーチンを終了する。
【0052】一方、最初のステップ302で加速スリッ
プ制御実行フラグFSがリセット状態、即ち加速スリッ
プ制御が実行されていない場合にはステップ316に進
む。ステップ316では、負圧切換弁75をオンとする
ことで、上述したように負圧導入路73を連通状態とし
てEGR装置70を作動可能な状態とする。そして、ス
テップ314でカウンタCDLYをクリアしてこのルー
チンを終了する。
プ制御実行フラグFSがリセット状態、即ち加速スリッ
プ制御が実行されていない場合にはステップ316に進
む。ステップ316では、負圧切換弁75をオンとする
ことで、上述したように負圧導入路73を連通状態とし
てEGR装置70を作動可能な状態とする。そして、ス
テップ314でカウンタCDLYをクリアしてこのルー
チンを終了する。
【0053】このように、上記EGR実行ルーチンにお
いて、加速スリップ制御が実行されていない場合にはス
テップ316にてEGR装置70を作動可能な状態とす
るものの、ステップ302にて加速スリップ制御の実行
が判定された場合には、ステップ304にてただちにE
GR装置70を停止する。このため、図6に示すルーチ
ンのステップ302,304の処理内容が前記遮断手段
9を実現する。また、ステップ306〜310の処理内
容により所定期間(本実施例においてはA)は上記フラ
グFDLYがセット状態とされる。そして、このフラグ
FDLYがセット状態である場合には、加速スリップ制
御ルーチンにおいて上述したように、サブスロットルバ
ルブ21の開閉制御は一切行われない。即ち、上記加速
スリップ制御ルーチンとEGR実行ルーチンでは、ステ
ップ302で加速スリップ制御の実行が判定され、ステ
ップ304で負圧切換弁75がオフとされてEGRが停
止された時点から、所定期間Aの経過後にステップ17
4〜182のサブスロットルバルブ21の閉弁動作を伴
う加速スリップ制御が行われる様になる。このため、図
6に示すEGR実行ルーチンのステップ306〜310
の処理内容は、加速スリップ制御ルーチンのステップ1
70の処理内容と共に前記遅延手段10を実現する。
いて、加速スリップ制御が実行されていない場合にはス
テップ316にてEGR装置70を作動可能な状態とす
るものの、ステップ302にて加速スリップ制御の実行
が判定された場合には、ステップ304にてただちにE
GR装置70を停止する。このため、図6に示すルーチ
ンのステップ302,304の処理内容が前記遮断手段
9を実現する。また、ステップ306〜310の処理内
容により所定期間(本実施例においてはA)は上記フラ
グFDLYがセット状態とされる。そして、このフラグ
FDLYがセット状態である場合には、加速スリップ制
御ルーチンにおいて上述したように、サブスロットルバ
ルブ21の開閉制御は一切行われない。即ち、上記加速
スリップ制御ルーチンとEGR実行ルーチンでは、ステ
ップ302で加速スリップ制御の実行が判定され、ステ
ップ304で負圧切換弁75がオフとされてEGRが停
止された時点から、所定期間Aの経過後にステップ17
4〜182のサブスロットルバルブ21の閉弁動作を伴
う加速スリップ制御が行われる様になる。このため、図
6に示すEGR実行ルーチンのステップ306〜310
の処理内容は、加速スリップ制御ルーチンのステップ1
70の処理内容と共に前記遅延手段10を実現する。
【0054】以上説明したように本実施例のスロットル
制御装置によれば、負圧切換弁75がオンとされ、且つ
メインスロットルバルブ28の開度が中負荷域にある場
合のEGR実行中に、目標駆動輪速度VSと駆動輪速度
VRとの間に偏差(スリップ量ΔV)が発生し、この時
にエンジン20の出力トルクを低減して加速スリップ制
御を実行する場合、もしくは反対に加速スリップ制御実
行中にEGR実行条件が成立した場合、EGRを停止し
て加速スリップ制御を優先させて実行することにより車
両の操縦安定性を向上させることができる。しかも、本
実施例のスロットル制御装置によれば、加速スリップ制
御を行うためのサブスロットルバルブ21の閉弁制御の
実行がEGRを停止してから所定期間A遅延され、所定
期間Aにおいては吸入空気量がEGRに対して十分に確
保されるため、EGR停止直後にEGR通路71のEG
Rバルブ72よりも下流側の部分に溜まっている排気ガ
スが吸気管24に導入される場合であっても、エンジン
20の燃焼の悪化を防止するとこができる。また、サブ
スロットルバルブ21の閉弁制御が遅延される上記所定
期間Aにおいても、加速スリップ制御はF/C制御また
は点火遅角制御により出力トルクが低減されて有効に行
われる。
制御装置によれば、負圧切換弁75がオンとされ、且つ
メインスロットルバルブ28の開度が中負荷域にある場
合のEGR実行中に、目標駆動輪速度VSと駆動輪速度
VRとの間に偏差(スリップ量ΔV)が発生し、この時
にエンジン20の出力トルクを低減して加速スリップ制
御を実行する場合、もしくは反対に加速スリップ制御実
行中にEGR実行条件が成立した場合、EGRを停止し
て加速スリップ制御を優先させて実行することにより車
両の操縦安定性を向上させることができる。しかも、本
実施例のスロットル制御装置によれば、加速スリップ制
御を行うためのサブスロットルバルブ21の閉弁制御の
実行がEGRを停止してから所定期間A遅延され、所定
期間Aにおいては吸入空気量がEGRに対して十分に確
保されるため、EGR停止直後にEGR通路71のEG
Rバルブ72よりも下流側の部分に溜まっている排気ガ
スが吸気管24に導入される場合であっても、エンジン
20の燃焼の悪化を防止するとこができる。また、サブ
スロットルバルブ21の閉弁制御が遅延される上記所定
期間Aにおいても、加速スリップ制御はF/C制御また
は点火遅角制御により出力トルクが低減されて有効に行
われる。
【0055】従って、加速スリップ制御とEGRとが同
時に実行されるような場合においても、運転者は燃焼の
悪化によるドライバビリティの変化を感じることなく、
加速スリップ制御が確実に実行されて安定した操縦を行
うことができる。
時に実行されるような場合においても、運転者は燃焼の
悪化によるドライバビリティの変化を感じることなく、
加速スリップ制御が確実に実行されて安定した操縦を行
うことができる。
【0056】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、サブスロ
ットルバルブの所定開度への閉弁動作が排気ガス際循環
通路内の排気ガスの流通を遮断した時点から所定期間遅
延されるため、排気ガス流通遮断後の所定期間中におい
ては良好な燃焼を維持するに十分な量の吸入空気が供給
されて燃焼の悪化が防止され、サブスロットルバルブが
所定開度まで閉弁する所定期間経過後においては吸入空
気内に排気ガスが混入することがなく燃焼の悪化が防止
される。その結果、排気ガス再循環通路を有した内燃機
関において、出力調整手段により内燃機関の出力を低下
させる際の燃焼の悪化を防止することができ、ドライバ
ビリティの不良、エンジンストール等の不具合の発生を
防止することができる。
ットルバルブの所定開度への閉弁動作が排気ガス際循環
通路内の排気ガスの流通を遮断した時点から所定期間遅
延されるため、排気ガス流通遮断後の所定期間中におい
ては良好な燃焼を維持するに十分な量の吸入空気が供給
されて燃焼の悪化が防止され、サブスロットルバルブが
所定開度まで閉弁する所定期間経過後においては吸入空
気内に排気ガスが混入することがなく燃焼の悪化が防止
される。その結果、排気ガス再循環通路を有した内燃機
関において、出力調整手段により内燃機関の出力を低下
させる際の燃焼の悪化を防止することができ、ドライバ
ビリティの不良、エンジンストール等の不具合の発生を
防止することができる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明を適用した実施例のスロットル制御装置
全体の概略構成図である。
全体の概略構成図である。
【図3】本発明の処理内容を基本的に説明するフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】加速スリップ制御ルーチンのフローチャートで
ある。
ある。
【図5】図5に続く加速スリップ制御ルーチンのフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】EGR実行ルーチンのフローチャートである。
1,28 メインスロットルバルブ 2 吸気通路 3,21 サブスロットルバルブ 4 内燃機関 5 車両 6 出力調整手段 7 排気通路 8,71 排気ガス再循環通路(EGR通路) 9 遮断手段 10 遅延手段 20 エンジン 22 燃料噴射弁 23 イグナイタ 24 吸気管 31 サージタンク 33 排気管 37 点火プラグ 38 ディストリビュータ 39 回転角センサ 50 加速スリップ制御装置 60 エンジン制御装置 70 排気ガス再循環装置(EGR装置) 72 排気ガス再循環バルブ(EGRバルブ) 75 負圧切換弁
Claims (1)
- 【請求項1】 メインスロットルバルブと、吸気通路に
おける該メインスロットルバルブの上流に設けられたサ
ブスロットルバルブとを有し、内燃機関または車両の所
定運転状態検出時に前記サブスロットルバルブを所定要
求開度まで閉弁して前記内燃機関の出力を低下せしめる
出力調整手段と、前記サブスロットルバルブの下流側の
前記吸気通路と排気通路とを結び、排気ガスの一部を前
記吸気通路に導入する排気ガス再循環通路とを有した内
燃機関におけるスロットル制御装置において、 前記所定運転状態検出時に、前記吸気通路に導入される
前記排気ガスを遮断する遮断手段と、 該遮断手段により前記排気ガスが遮断された時点から所
定期間経過後に、前記出力調整手段による前記サブスロ
ットルバルブの閉弁動作を実行せしめる遅延手段とを設
けたことを特徴とする内燃機関のスロットル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3330745A JPH05163972A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 内燃機関のスロットル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3330745A JPH05163972A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 内燃機関のスロットル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05163972A true JPH05163972A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18236082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3330745A Pending JPH05163972A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 内燃機関のスロットル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05163972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011141988A1 (ja) | 2010-05-10 | 2011-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP3330745A patent/JPH05163972A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011141988A1 (ja) | 2010-05-10 | 2011-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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