JPH0516342B2 - - Google Patents
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- JPH0516342B2 JPH0516342B2 JP61055741A JP5574186A JPH0516342B2 JP H0516342 B2 JPH0516342 B2 JP H0516342B2 JP 61055741 A JP61055741 A JP 61055741A JP 5574186 A JP5574186 A JP 5574186A JP H0516342 B2 JPH0516342 B2 JP H0516342B2
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Landscapes
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
- Cartons (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
液体用紙容器の接液側となる側にアルミ箔層が
設けられているところの、紙層およびアルミ箔層
がポリエチレン層を介して積層されてなる液体用
紙容器の紙料の加工法に関する。
設けられているところの、紙層およびアルミ箔層
がポリエチレン層を介して積層されてなる液体用
紙容器の紙料の加工法に関する。
従来の技術
実開昭60−70553号公報に、アルミ箔の一方の
面に熱接着樹脂層を積層し、かつ他方の面に単層
のプラスチツクフイルム、二層以上のプラスチツ
クフイルムの積層物、または紙、不織布、あるい
はセロフアンとプラスチツクフイルムとの積層物
よりなる耐突刺し性材料を積層した積層材からな
る袋において、前記積層材の耐突刺し性材料層の
一部分が炭酸ガスレーザ加工法により除去され、
熱接着性樹脂層とアルミニウム箔の二層よりなる
ストロー突刺し部が形成されていることを特徴と
するストロー突刺し部を有する袋の構成が示され
ている。
面に熱接着樹脂層を積層し、かつ他方の面に単層
のプラスチツクフイルム、二層以上のプラスチツ
クフイルムの積層物、または紙、不織布、あるい
はセロフアンとプラスチツクフイルムとの積層物
よりなる耐突刺し性材料を積層した積層材からな
る袋において、前記積層材の耐突刺し性材料層の
一部分が炭酸ガスレーザ加工法により除去され、
熱接着性樹脂層とアルミニウム箔の二層よりなる
ストロー突刺し部が形成されていることを特徴と
するストロー突刺し部を有する袋の構成が示され
ている。
発明が解決しようとする問題点
前記従来の袋の加工手段はストローを突刺す部
分の材料層を薄くすることは可能であつても、こ
の加工手段によつては、接液側にアルミ箔層が設
けられている液体用紙容器において所定の輪郭線
に囲まれた部分の紙層を主体とする表層側を完全
に剥離し、アルミ箔層を美麗に残存せしめうるこ
とはできず、紙層の一部が取残され、汚染源とも
なり、また液体充填後の封止が完了された紙容器
に輪郭線に囲まれた部分の紙層を主体とする表層
側を極めて容易にかつ完全に剥離し、アルミ箔層
を残存せしめる要望を満たす加工法の実現が望ま
れていた。
分の材料層を薄くすることは可能であつても、こ
の加工手段によつては、接液側にアルミ箔層が設
けられている液体用紙容器において所定の輪郭線
に囲まれた部分の紙層を主体とする表層側を完全
に剥離し、アルミ箔層を美麗に残存せしめうるこ
とはできず、紙層の一部が取残され、汚染源とも
なり、また液体充填後の封止が完了された紙容器
に輪郭線に囲まれた部分の紙層を主体とする表層
側を極めて容易にかつ完全に剥離し、アルミ箔層
を残存せしめる要望を満たす加工法の実現が望ま
れていた。
問題点を解決するための手段
本発明は、液体用紙容器の接液側となる側にア
ルミ箔層が設けられているところの、紙層および
アルミ箔層がポリエチレン層を介して積層されて
なる液体用紙容器の紙料を、該紙料の容器の表層
側となる側からレーザ光線を輪郭線に沿つて照射
し、該輪郭線のアルミ箔層までの表層側を焼切
り、アルミ箔層を焼切らずに残置し、次いで焼切
られた前記輪郭線により囲まれた部分に高周波電
流を印加して該部分を加熱して該部分の紙層とア
ルミ箔層との間のポリエチレン層を溶融せしめ、
表層側からバキユームカツプにより前記部分の紙
層を主体とする表層側を前記部分の紙層を主体と
する表層側を前記溶融ポリエチレン層において剥
離させて除去し、アルミ箔層を残存せしめる方法
により前記部分の紙層を主体とする表層側の剥離
を極めて容易かつ完全としたものである。
ルミ箔層が設けられているところの、紙層および
アルミ箔層がポリエチレン層を介して積層されて
なる液体用紙容器の紙料を、該紙料の容器の表層
側となる側からレーザ光線を輪郭線に沿つて照射
し、該輪郭線のアルミ箔層までの表層側を焼切
り、アルミ箔層を焼切らずに残置し、次いで焼切
られた前記輪郭線により囲まれた部分に高周波電
流を印加して該部分を加熱して該部分の紙層とア
ルミ箔層との間のポリエチレン層を溶融せしめ、
表層側からバキユームカツプにより前記部分の紙
層を主体とする表層側を前記部分の紙層を主体と
する表層側を前記溶融ポリエチレン層において剥
離させて除去し、アルミ箔層を残存せしめる方法
により前記部分の紙層を主体とする表層側の剥離
を極めて容易かつ完全としたものである。
作 用
レーザ光線の照射により焼切られる限界は、紙
層とアルミ箔層とでは異なり、紙層が先に焼切ら
れ、僅かの時間が経過してからアルミ箔層が焼切
られる。
層とアルミ箔層とでは異なり、紙層が先に焼切ら
れ、僅かの時間が経過してからアルミ箔層が焼切
られる。
本発明はこの現象を利用したものであり、前述
の紙層とアルミ箔層との僅かの時間差に着目し、
紙層側からレーザ光線を照射し、照射ビームの走
行速度、エネルギ密度を調整し、紙層のみを焼切
り、アルミ箔層を残存せしめることが、可能とな
つてものである。
の紙層とアルミ箔層との僅かの時間差に着目し、
紙層側からレーザ光線を照射し、照射ビームの走
行速度、エネルギ密度を調整し、紙層のみを焼切
り、アルミ箔層を残存せしめることが、可能とな
つてものである。
また高周波電流を印加すると、周波数の適切な
選定によりポリエチレン層が加熱され、溶融され
る。本発明はこれらの現象を利用し、前述の手段
により、製函前の液体用紙容器の紙料ウエブには
勿論、製函し液体を充填し封止を完了した液体用
紙容器の紙料にも、輪郭線により囲まれた部分の
紙料を主体とする表層側を極めて容易にかつ完全
に除去し、アルミ箔層を残存せしめ、爾後の加工
にも使用でき、かつ封止の完全な注出部を低コス
トで正確に製作することが可能となつた。
選定によりポリエチレン層が加熱され、溶融され
る。本発明はこれらの現象を利用し、前述の手段
により、製函前の液体用紙容器の紙料ウエブには
勿論、製函し液体を充填し封止を完了した液体用
紙容器の紙料にも、輪郭線により囲まれた部分の
紙料を主体とする表層側を極めて容易にかつ完全
に除去し、アルミ箔層を残存せしめ、爾後の加工
にも使用でき、かつ封止の完全な注出部を低コス
トで正確に製作することが可能となつた。
実施例
以下各実施例により本発明の構成を説明する。
まず特許請求の範囲第1項に記載された発明に
ついて述べる。
ついて述べる。
本発明の液体用紙容器の紙料は、第1図〜第3
図に示すごとく、紙料1の接液側2となる側また
は液体用紙容器3の接液側2にアルミ箔層4が設
けられている紙料1である。紙料1は積層構造と
されており、少なくとも第1図〜第3図に示すご
とく容器の表層側5から接液側2に向つてポリエ
チレン層6、紙層7、ポリエチレン層8、アルミ
箔層4およびポリエチレン層9の5層よりなる。
前述の積層構成の紙料1を、紙容器3の表層側5
となる側からレーザ光線を、予め定められた種々
の形状の輪郭線(第4図に示す実施例では円形、
第6図に示す実施例では5角形)に沿つて照射
し、該輪郭線の位置の積層構造を、第2図に示す
ごとく、ポリエチレン層6、紙層7およびポリエ
チレン層8までの表層側5を焼切り、幅約1mmの
溝10を形成し、アルミ箔層4およびポリエチレ
ン層9を焼切ることなく残置する。溝10底のポ
リエチレン層8はレーザ光線照射により蒸発しほ
とんど残つていない。上述したレーザ光線による
加工に次いで、焼切られた輪郭線の位置に形成さ
れた溝10により囲まれた形状部分12に高周波
電流を印加して該部分12を加熱し、該部分12
の紙層7とアルミ箔層4との間のポリエチレン層
8を溶融せしめ、第5図,第7図に示すごとく、
前記部分12の紙層7を主体とする表層側5に前
記ポリエチレン層8の溶融状態にある間にバキユ
ームカツプ11を当接し、負圧を印加し、負圧印
加下で該バキユームカツプ11を表層側5から引
上げると、溶融状態にあるポリエチレン層8から
表層側の前記形状部分12が極めて容易に剥離さ
れる。この剥離の際、溶融されているポリエチレ
ン層8は紙層7側へ略半分、アルミ箔層4側へ略
半分引分けられ、第3図に示すごとく、残置層8
aが形成される。
図に示すごとく、紙料1の接液側2となる側また
は液体用紙容器3の接液側2にアルミ箔層4が設
けられている紙料1である。紙料1は積層構造と
されており、少なくとも第1図〜第3図に示すご
とく容器の表層側5から接液側2に向つてポリエ
チレン層6、紙層7、ポリエチレン層8、アルミ
箔層4およびポリエチレン層9の5層よりなる。
前述の積層構成の紙料1を、紙容器3の表層側5
となる側からレーザ光線を、予め定められた種々
の形状の輪郭線(第4図に示す実施例では円形、
第6図に示す実施例では5角形)に沿つて照射
し、該輪郭線の位置の積層構造を、第2図に示す
ごとく、ポリエチレン層6、紙層7およびポリエ
チレン層8までの表層側5を焼切り、幅約1mmの
溝10を形成し、アルミ箔層4およびポリエチレ
ン層9を焼切ることなく残置する。溝10底のポ
リエチレン層8はレーザ光線照射により蒸発しほ
とんど残つていない。上述したレーザ光線による
加工に次いで、焼切られた輪郭線の位置に形成さ
れた溝10により囲まれた形状部分12に高周波
電流を印加して該部分12を加熱し、該部分12
の紙層7とアルミ箔層4との間のポリエチレン層
8を溶融せしめ、第5図,第7図に示すごとく、
前記部分12の紙層7を主体とする表層側5に前
記ポリエチレン層8の溶融状態にある間にバキユ
ームカツプ11を当接し、負圧を印加し、負圧印
加下で該バキユームカツプ11を表層側5から引
上げると、溶融状態にあるポリエチレン層8から
表層側の前記形状部分12が極めて容易に剥離さ
れる。この剥離の際、溶融されているポリエチレ
ン層8は紙層7側へ略半分、アルミ箔層4側へ略
半分引分けられ、第3図に示すごとく、残置層8
aが形成される。
第8図に示す実施例は、液体用紙容器の縦シー
ル片13に実施した場合である。この場合は製函
前の紙料にのみ適用される。
ル片13に実施した場合である。この場合は製函
前の紙料にのみ適用される。
密封性が厳密に要求される紙容器においては、
屡、縦シール片13の端縁において、紙層の断面
が露出しないことが要求される。このため、従来
は縦シール片13の端縁部14の表層側を機械的
に厚さが半分程度になるまで削り取り、その後薄
くなつた端縁部14を折り返して露出している紙
層を接液側外層であるポリエチレン層で被覆し、
接着すべきウエブ15の端縁に重ねて熱圧着し、
製函している。
屡、縦シール片13の端縁において、紙層の断面
が露出しないことが要求される。このため、従来
は縦シール片13の端縁部14の表層側を機械的
に厚さが半分程度になるまで削り取り、その後薄
くなつた端縁部14を折り返して露出している紙
層を接液側外層であるポリエチレン層で被覆し、
接着すべきウエブ15の端縁に重ねて熱圧着し、
製函している。
この場合、機械的な削り取り作業は、被削対象
が、剛性があり、表裏面にポリエチレン層が設け
られているが紙層が主体である紙料であるため、
容易でなく、正確な厚さの削り取りも困難であ
り、削り取り作業後薄くなつた端縁部14を折り
返して製函のため押圧しても、残つている紙層の
ため自然に折り返された端縁部14が熱圧着作業
前に旧の平な状態に戻つてしまつたり不良品が発
生し、製函に至る工程全体の歩留が相当に低く、
この解決策が望まれていた。本実施例において
は、第1図に示すごとく、液体用紙容器の接液側
となる側にアルミ箔層が設けられている積層体で
あるブランク16の縦シール片13の端縁部14
となる部分に、容器の表層側となる側からレーザ
光線を輪郭線に沿つて照射し、該輪郭線のアルミ
箔層までの表層側を焼切り、溝10を形成し、前
述の通り端縁部14の表層側をバキユームカツプ
により剥離し、ポリエチレン層8の半ばとアルミ
箔層4およびポリエチレン層9を残存せしめる。
が、剛性があり、表裏面にポリエチレン層が設け
られているが紙層が主体である紙料であるため、
容易でなく、正確な厚さの削り取りも困難であ
り、削り取り作業後薄くなつた端縁部14を折り
返して製函のため押圧しても、残つている紙層の
ため自然に折り返された端縁部14が熱圧着作業
前に旧の平な状態に戻つてしまつたり不良品が発
生し、製函に至る工程全体の歩留が相当に低く、
この解決策が望まれていた。本実施例において
は、第1図に示すごとく、液体用紙容器の接液側
となる側にアルミ箔層が設けられている積層体で
あるブランク16の縦シール片13の端縁部14
となる部分に、容器の表層側となる側からレーザ
光線を輪郭線に沿つて照射し、該輪郭線のアルミ
箔層までの表層側を焼切り、溝10を形成し、前
述の通り端縁部14の表層側をバキユームカツプ
により剥離し、ポリエチレン層8の半ばとアルミ
箔層4およびポリエチレン層9を残存せしめる。
この紙層7側が完全に剥離され、アルミ箔層4
のみが残存した端縁部14を折曲げると、従来の
ものと異なり、折り返しの戻りの欠点もアルミ箔
層4のみの折り曲げ安定性によつて解消し、製函
歩留りを100%に近づけることができる。
のみが残存した端縁部14を折曲げると、従来の
ものと異なり、折り返しの戻りの欠点もアルミ箔
層4のみの折り曲げ安定性によつて解消し、製函
歩留りを100%に近づけることができる。
発明の効果
本発明の実施により接液側にアルミ箔層が設け
られている積層体である液体用紙容器の紙料の特
定の部分を輪郭線に沿つて表層側からアルミ箔層
に至るまでを焼切り、アルミ箔層を焼切らずに残
置し、次いで焼切られた前記輪郭線により囲まれ
た部分に高周波電流を印加して該部分を加熱して
該部分の紙層とアルミ箔層との間のポリエチレン
層を溶融せしめ、バキユームカツプにより焼切ら
れた前記輪郭線により囲まれた部分の紙層を主体
とする表層側を、前記溶融ポリエチレン層におい
て極めて容易にかつ完全に剥離することができ、
前記剥離に至るまでの工程は平な紙料のみの場合
も、液体充填封止後の函体にも適用可能であり、
充填液体吸出用のストローを突刺す部分の表層側
の剥離加工を極めて容易かつ完全に行うことがで
き、また前記輪郭線内の表層側剥離加工部分に、
爾後の加工、例えば注出口取付等も容易でしかも
封止が完全に保持される。
られている積層体である液体用紙容器の紙料の特
定の部分を輪郭線に沿つて表層側からアルミ箔層
に至るまでを焼切り、アルミ箔層を焼切らずに残
置し、次いで焼切られた前記輪郭線により囲まれ
た部分に高周波電流を印加して該部分を加熱して
該部分の紙層とアルミ箔層との間のポリエチレン
層を溶融せしめ、バキユームカツプにより焼切ら
れた前記輪郭線により囲まれた部分の紙層を主体
とする表層側を、前記溶融ポリエチレン層におい
て極めて容易にかつ完全に剥離することができ、
前記剥離に至るまでの工程は平な紙料のみの場合
も、液体充填封止後の函体にも適用可能であり、
充填液体吸出用のストローを突刺す部分の表層側
の剥離加工を極めて容易かつ完全に行うことがで
き、また前記輪郭線内の表層側剥離加工部分に、
爾後の加工、例えば注出口取付等も容易でしかも
封止が完全に保持される。
また、ブランクの縦シール部の端縁部の紙層を
主体とする表層側を極めて容易にかつ完全に剥離
することができ、縦シール部の端縁の被覆を完全
に行うことが、極めて容易に可能となり、縦シー
ル部の紙層の接液側への露出を皆無とすることが
でき、製函工程全体の歩留りの向上、生産性の向
上とともに、接液側に紙層露出を皆無とする製函
製品の品質向上の諸効果を奏するに至つた。
主体とする表層側を極めて容易にかつ完全に剥離
することができ、縦シール部の端縁の被覆を完全
に行うことが、極めて容易に可能となり、縦シー
ル部の紙層の接液側への露出を皆無とすることが
でき、製函工程全体の歩留りの向上、生産性の向
上とともに、接液側に紙層露出を皆無とする製函
製品の品質向上の諸効果を奏するに至つた。
第1図は本発明の紙料の実施例断面図、第2図
は溝形成状態を示す同上断面図、第3図は形状部
分剥離後の状態を示す同上断面図、第4図は函体
での溝形成状態を示す実施例部分斜視図、第5図
はバキユームカツプによる剥離状態を示す函体部
分斜視図、第6図,第7図は別の形状の溝形成状
態および剥離状態を示す別の実施例施例部分斜視
図、第8図は縦シール片への実施例部分平面図で
ある。 1……紙料、2……接液側、3……液体用紙容
器、4……アルミ箔層、5……表層側、6,8,
9……ポリエチレン層、7……紙層、11……バ
キユームカツプ、12……形状部分。
は溝形成状態を示す同上断面図、第3図は形状部
分剥離後の状態を示す同上断面図、第4図は函体
での溝形成状態を示す実施例部分斜視図、第5図
はバキユームカツプによる剥離状態を示す函体部
分斜視図、第6図,第7図は別の形状の溝形成状
態および剥離状態を示す別の実施例施例部分斜視
図、第8図は縦シール片への実施例部分平面図で
ある。 1……紙料、2……接液側、3……液体用紙容
器、4……アルミ箔層、5……表層側、6,8,
9……ポリエチレン層、7……紙層、11……バ
キユームカツプ、12……形状部分。
Claims (1)
- 1 液体用紙容器の接液側となる側にアルミ箔層
が設けられているところの、紙層およびアルミ箔
層がポリエチレン層を介して積層されてなる液体
用紙容器の紙料を、該紙料の容器の表層側となる
側からレーザ光線を輪郭線に沿つて照射し、該輪
郭線のアルミ箔層までの表層側を焼切り、アルミ
箔層を焼切らずに残置し、次いで焼切られた前記
輪郭線により囲まれた部分に高周波電流を印加し
て該部分を加熱して該部分の紙層とアルミ箔層と
の間のポリエチレン層を溶融せしめ、表層側から
バキユームカツプにより前記部分の紙層を主体と
する表層側を前記溶融ポリエチレン層において剥
離させて除去し、アルミ箔層を残存せしめること
を特徴とする液体用紙容器紙層部分除去法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61055741A JPS62211137A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 液体用紙容器紙層部分除去法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61055741A JPS62211137A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 液体用紙容器紙層部分除去法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62211137A JPS62211137A (ja) | 1987-09-17 |
JPH0516342B2 true JPH0516342B2 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=13007280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61055741A Granted JPS62211137A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 液体用紙容器紙層部分除去法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62211137A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763239A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-16 | Dainippon Printing Co Ltd | Method of treating end surface of carton raw paper for vessel |
JPS613667A (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-09 | Kobe Steel Ltd | ア−ク溶接スタ−ト方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110269U (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | 大日本印刷株式会社 | 開封用切裂溝を有する袋 |
-
1986
- 1986-03-13 JP JP61055741A patent/JPS62211137A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62211137A (ja) | 1987-09-17 |
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