JPH05162807A - ゴミの空気輸送設備 - Google Patents

ゴミの空気輸送設備

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JPH05162807A
JPH05162807A JP33352391A JP33352391A JPH05162807A JP H05162807 A JPH05162807 A JP H05162807A JP 33352391 A JP33352391 A JP 33352391A JP 33352391 A JP33352391 A JP 33352391A JP H05162807 A JPH05162807 A JP H05162807A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収集センタが一箇所で破砕機の破砕能力を従
来通りとしてゴミの収集能力を向上させること。 【構成】 ゴミの空気輸送設備における建物に設けられ
た複数のゴミ貯留排出装置が接続される各輸送管のゴミ
貯留排出装置より上流側に流量コントロール弁を設け、
各ゴミ貯留排出装置と各輸送管との間にゴミ貯留排出装
置と輸送管とを結ぶ通路を気密に遮断した状態で間歇的
にゴミを輸送管に排出可能な排出装置を設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物のゴミ投入口に投入
されたゴミを収集センタに収集するゴミの空気輸送設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のゴミ空気輸送設備の概略を
示す系統図である。図において、1は貯留筒式のゴミ貯
留排出装置で、建物のゴミ投入口2に頂部が接続され、
ゴミを一旦貯留するゴミ貯留筒3とゴミ貯留筒3の底部
に設けられた破砕機4とから構成されている。このゴミ
貯留排出装置1の破砕機4の排出側は輸送支管5を介し
て例えば150〜300mmの小口径の輸送管6に接続さ
れている。輸送管6の下流側は輸送支管5近傍の排出弁
8を介して収集センタ10に連続されている。
【0003】11は回転ドラム式のゴム貯留排出装置
で、建物のゴミ投入口2に設けられた投入シュート12
と、投入シュート12に接続され、図示しない駆動源に
よって回転させられて一旦貯留したゴミを排出する回転
ドラム13と、回転ドラム13から排出されたゴミを受
け取る排出シュート14と、排出シュート14の底部に
設けられた破砕機15とから構成されている。このゴミ
貯留排出装置11の破砕機15の排出側も輸送支管5を
介して小口径の輸送管6に接続されている。輸送管6の
下流側は輸送支管5近傍の排出弁8を介して収集センサ
10に接続されている。
【0004】収集センタ10は輸送管6内に空気流を作
るブロワ21と、ゴミと空気とを分離する分離機22
と、分離機22で分離されない微細なダストをゴミから
分離する集塵機23と、ブロワ21の騒音を防止する消
音器24と、ゴミと共に輸送されてきた空気の脱臭を行
う脱臭装置25と、脱臭された空気を大気に逃がす排気
ダクト26と、分離機22で分離されたゴミを貯留排出
するゴミ排出装置27と、集塵機23で分離されたダス
トをゴミ排出装置27に搬送する搬送装置28とから構
成されている。29はゴミの空気輸送設備の制御装置で
ある。
【0005】従来のゴミの空気輸送設備は上記のように
構成され、例えば建物に設けられた複数のゴミ投入口2
に投入されたゴミは収集時間がくるまで各ゴミ投入口2
に設けられたゴミ貯留排出装置1,11に1時貯留され
る。各ゴミ貯留排出装置1,11に貯留されたゴミは収
集時間になると、収集センタ10のブロワ21を起動さ
せ、例えば収集しようとするゴミ貯留排出装置1が接続
されている輸送管6の排出弁8を開くと、その輸送管6
内に空気流が作られる。
【0006】次に、ゴミ貯留排出装置1の破砕機4を動
作させる。そうすると、ゴミ貯留筒3に貯留されている
ゴミは破砕機4で破砕されて排出され、輸送支管5を通
って輸送管6に落され、収集センタ10の分離機22ま
で運ばれる。そして、そのゴミ貯留排出装置1のゴミの
排出が終れば、次に収集しようとするゴミ貯留排出装置
11が設けられている輸送管6の排出弁8を開くと、そ
の輸送管6内に空気流が作られる。次に、ゴミ貯留排出
装置11の回転ドラム23を回転させると共に破砕機1
5を動作させる。そうすると、回転ドラム13に貯留さ
れているゴミは排出シュート14に排出され、更に破砕
機15で破砕されて排出され、輸送支管5を通って輸送
管6に落され、収集センタ10の分離機22まで運ばれ
る。
【0007】なお、分離機22ではゴミと空気とを分離
し、ゴミはゴミ排出装置27に送られ、ゴミ排出装置2
7からは例えば、コンテナ輸送方式によってゴミ焼却場
等30に輸送される。また、分離機22で分離されない
微細なダストは集塵機23で分離され、搬送装置28に
より分離機22の下部に送られる。一方、集塵機23を
出た空気は消音機24、脱臭装置25、排気ダクト26
を経て大気に放出される。
【0008】図4は従来のもう一つのゴミ空気輸送設備
の概略を示す系統図である。この従来例は建物に位置す
る1本の輸送管6上に上流側より下流側に向けて2台の
回転ドラム式のゴミ貯留排出装置11と1台の貯留筒式
のゴミ貯留排出装置1とを配置したもので、いずれも排
出弁8が輸送支管5に設けられており、他の構成は図3
に示す従来例と実質的に同一であるので構成の説明は同
一符号を付して省略する。この従来例では輸送管6の上
流側に位置するゴミ貯留排出装置11より下流側に位置
するゴミ貯留排出装置1へとゴミの排出を順次行ってい
く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のゴ
ミの空気輸送設備は、例えば2本の輸送管6にそれぞれ
設けられている2台のゴミ貯留排出装置1,11或いは
1本の輸送管6に設けられている3台のゴミ貯留排出装
置1,11を個々に順次稼動させてゴミを輸送管6を介
して収集センタ10に運ばれるようにしているが、例え
ば2本の輸送管6にそれぞれ設けられているゴミ貯留排
出装置1,11を同時に稼動させた場合、これらゴミ貯
留排出装置、1,11は気密構造となっていないために
各ゴミ貯留排出装置1,11が外部より装置内に空気を
吸引し、両ゴミ貯留排出装置1,11が吸込む吸込空気
量が異なるため、2本の輸送管6に負圧の差が生じてそ
れぞれ流れる空気量が異なっている。従って、空気の流
れが小さくなったほうの輸送管6に設けられているゴミ
貯留排出装置1又は11から排出されたゴミが輸送管6
内たまるために空気流で搬送されなくなる。
【0010】また、例えば1本の輸送管6の1番上流側
と2番目に上流側のゴミ貯留排出装置11を同時に稼動
させた場合、これらゴミ貯留排出装置11は気密構造と
なっていないために排出弁8の上流のゴミ貯留排出装置
11が外部より装置内に空気を吸引し、これらのうち下
流側に位置する2番目に上流側のゴミ貯留排出装置11
が吸込む吸込空気量が大きくなるために、輸送管8にお
ける1番上流側のゴミ貯留排出装置11が位置する部位
での負圧が小さくなって流れる空気量が少なくなり、そ
のゴミ貯留排出装置11から排出されるゴミが輸送管6
内にたまるために空気流が搬送されなくなる。従って、
2本の輸送管6にそれぞれ設けられているゴミ貯留排出
装置1,11又は1本の輸送管6に設けられている2台
のゴミ貯留排出装置11,11を同時に稼動させてゴミ
を輸送管6を介して収集センタ10へ収集させることが
できなかった。
【0011】このように、複数台のゴミ貯留排出装置
1,11を同時に稼動させることはできず、ゴミの排出
は各ゴミ貯留排出装置1,11を個々に稼動させて行う
ため、輸送管6及び収集センタ10の収集能力を大きく
しても、収集能力は各ゴミ貯留排出装置1,11の破砕
機4,14で制限されてしまい、1時間当りの収集能力
が大径管方式のゴミの空気輸送設備に比較して1/3〜
1/10と小さい。このため、従来の小径管方式のゴミ
の空気輸送設備の場合には収集ゴミ量が一般に1日当り
5トン程度以上になると、例えば輸送管6が2本の場合
には各輸送管6に対応させて収集センタ10を設け、2
系統とすることが行われるが、設備費が大幅に上昇し、
大きなスペースが必要となるという問題が生じるもので
あった。また、収集センタ10を1箇所として一系統で
収集能力を上昇させようとすると、破砕機4,15を大
きくすることが必要であるが、そうすると、これに伴う
設備費や建物を占めるスペースが大きくなり、使用電力
を上昇する等の問題が生じることとなった。
【0012】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、収集センタが一箇所で破砕機の破砕能力
を従来通りとしてゴミの収集能力を向上させたゴミの空
気輸送設備を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴミの空気
輸送設備は、建物に設けられた複数のゴミ投入口に投入
されたゴミを各ゴミ投入口に設けられ、破砕機を有する
ゴミ貯留排出装置を介して内部に空気流が作られた小口
径のそれぞれの輸送管に排出し、これら輸送管の下流側
に設けられた収集センタで収集するようにしたゴミの空
気輸送設備において、各輸送管のゴミ貯留排出装置より
上流側に流量コントロール弁を設け、各ゴミ貯留排出装
置と各輸送管との間にゴミ貯留排出装置と輸送管とを結
ぶ通路を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送管に
排出可能な排出装置を設けて構成したものである。
【0014】また、もう一つのゴミの空気輸送管設備
は、建物に設けられた複数のゴミ投入口に投入されたゴ
ミを各ゴミ投入口に設けられ、破砕機を有するゴミ貯留
排出装置を介して内部に空気流が作られた小口径の輸送
管に排出し、輸送管の下流側に設けられた収集センタで
収集するようにしたゴミの空気輸送設備において、輸送
管上に配置された複数のゴミ貯留排出装置のうち収集セ
ンタに最も遠いゴミ貯留排出装置以外の各ゴミ貯留排出
装置と輸送管との間にゴミ貯留排出装置と輸送管とを結
ぶ通路を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送管に
排出可能な排出装置を設けて構成するようにしたもので
ある。
【0015】
【作用】本発明において、各輸送管のゴミ貯留排出装置
より上流側に流量コントロール弁を設け、各ゴミ貯留排
出装置と各輸送管との間にゴミ貯留排出装置と輸送管と
を結ぶ通路を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送
管に排出可能な排出装置を設けているから、各輸送管に
設けられている流量コントロール弁を制御して各輸送管
に流れる空気量が同じとなるように調整すれば、各輸送
管にそれぞれ設けられているゴミ貯留排出装置を当時に
稼動させて輸送管にゴミを排出装置を介して輸送管に排
出されても、排出装置がゴミを輸送管に排出するときに
ゴミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ通路が気密に遮断さ
れるため、ゴミ貯留排出装置が装置内に吸引した空気が
輸送管に吸引されることはなくなり、各輸送管に流れる
空気量は同じに維持され、各ゴミ貯留排出装置から排出
されたゴミが各輸送管内にたまることがなくなる。
【0016】また、一本の輸送管上に配置された複数の
ゴミ貯留排出装置のうち収集センタに最も遠いゴミ貯留
排出装置以外の各ゴミ貯留排出装置と輸送管との間にゴ
ミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ通路を気密に遮断した
状態で間歇的にゴミを輸送管に排出可能な排出装置を設
けているから、輸送管に空気流を作り、複数台のゴミ貯
留排出装置を同時に稼動させて輸送管にゴミを排出装置
を介して輸送管に排出させても、排出装置がゴミを輸送
管に排出するときにゴミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ
通路が気密に遮断されるため、ゴミ貯留排出装置が装置
内に吸引した空気が輸送管に吸引されることはなくな
り、輸送管におけるゴミ貯留排出装置がそれぞれ位置す
る上流側と下流側での空気量が同じため、従来のように
上流側のゴミ貯留排出装置から排出されたゴミが輸送管
内にたまることがなくなる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部を示す系統図
である。図において、図3に示す従来例と同一の構成は
従来例と同一符号を付して重複した構成の説明を省略す
る。18Aは貯留筒式のゴミ貯留排出装置1と輸送管6
とを連結する輸送支管5に輸送支管5を気密に遮断した
状態で間歇的にゴミを輸送管6に排出可能な排出装置
で、この排出装置は気密性を有する3つの排出弁18a
によって構成されている。また、回転ドラム式のゴミ貯
留排出装置11と輸送管6とを連結する輸送支管5に気
密性を有する2つの排出弁18bによって構成された排
出装置18Bが設けられている。19は各輸送管6にゴ
ミ貯留排出装置1,11より上流側に設けられた流量コ
ントロール弁である。
【0018】上記のように構成されたゴミの空気輸送設
備においては、建物にそれぞれ設けられたゴミ投入口2
に投入されたゴミは収集時間がくるまで各ゴミ投入口2
に設けられたゴミ貯留排出装置1,11に貯留される。
各ゴミ貯留排出装置1,11に貯留されたゴミは収集時
間になると、収集センタのブロワを起動させ、各輸送管
6の上流側に設けられている流量コントロール弁19を
開き、各輸送管6内に空気流を作る。
【0019】次に、ゴミ貯留排出装置1の破砕機4を動
作させると共に排出装置18Aの3つの排出弁18aの
うち、例えばまず、図において下の排出弁18aを閉
じ、残りの2つの排出弁18aを開き、次に真中の排出
弁18aを閉じ、上と下の排出弁18aを開き、更に、
上の排出弁18aを閉じ、真中と下の排出弁18aを開
くようにし、かかる弁動作を繰り返し行うようにする。
そうすると、ゴミ貯留排出装置1のゴミ貯留筒3に貯留
されているゴミは破砕機4で破砕された後に輸送支管5
に設けられている。3つの排出弁18aで構成されてい
る排出装置18Aに排出され、排出装置18Aでは輸送
支管5を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送管6
に落し、輸送管6によって収集センタまでゴミが運ばれ
る。
【0020】それと同時にゴミ貯留排出装置11の回転
ドラム13及び破砕機15を動作させると共に排出装置
18Bの2つの排出弁18bについて、まず、下の排出
弁18bを閉じて上の排出弁18bを開き、次に上の排
出弁18bを閉じて下の排出弁18bを開くようにし、
かかる弁動作を繰り返し行うようにする。そうすると、
ゴミ貯留排出装置11の回転ドラム13に貯留されてい
るゴミは排出シュート14を通って破砕機15で破砕さ
れた後に輸送支管5に設けられている2つの排出弁18
bで構成されている排出装置に18Bに排出され、排出
装置18Bでは輸送支管5を気密に遮断した状態で間歇
的3にゴミを輸送管6に落し、輸送管6によって収集セ
ンタまでゴミが運ばれる。
【0021】このように、ゴミ貯留排出装置1と11と
から排出されたゴミが3つの排出弁18aで構成されて
いる排出装置18Aと2つの排出弁18bで構成されて
いる排出装置18Bを通ってそれぞれ輸送管6に落され
るときに、これら排出装置18A,18Bはいずれも輸
送支管5を気密に遮断するためにゴミ貯留排出装置1,
11がそれぞれ装置内に吸引した空気が輸送管6に吸引
されることはなくなり、各輸送管6に流れる空気量は同
じに維持され、各ゴミ貯留排出装置1,11から排出さ
れたゴミが各輸送管6内にたまることがなくなる。
【0022】従って、2台のゴミ貯留排出装置1,11
を同時に稼動させてゴミを2本の輸送管6を介して一つ
の収集センタへ収集させることができる。それゆえ、各
ゴミ貯留排出装置1,11の破砕機4,15が従来と同
一の破砕能力の場合、2台のゴミ貯留排出装置1,11
を同時に稼動させてゴミを収集すれば、2倍のゴミ収集
能力となる。なお、3台のゴミ貯留排出装置を同時に稼
動させるようにすれば、3倍のゴミ収集能力となる。ま
た、1ケ所当りのゴミ排出能力(収集能力)を従来例通
りとすれば、収集時間は1/3となり、或いは各ゴミ貯
留排出装置の破砕機を小型にすることができる。
【0023】更に、ゴミ収集能力が1日当り、15トン
の収集プラントにおいて、従来では同時収集しようとす
る場合には3台のゴミ貯留排出装置がそれぞれ設けられ
た輸送管に対して3つの収集センタを用意するという3
系統の収集プラントが必要であったが、3台のゴミ貯留
排出装置を同時に稼動できるようにすることにより、1
つの収集センタで足り、収集プラントが1系統で済むた
め、設備コストが1/2、電気使用量が1/3、スペー
スが1/2となった。
【0024】図2は本発明のもう一つの実施例の要部を
示す系統図である。図において、図4に示す従来例と同
一の構成は従来例と同一符号を付して重複した構成の説
明を省略する。この実施例は建物内に位置する1本の輸
送管6上の一番上流側に配置された回転ドラム式のゴミ
貯留排出装置11と輸送管6とを連結する輸送支管5に
輸送支管5を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送
管6に排出可能なロータリーバルブの排出装置18Cが
設けられている。また、輸送管6上の2番目に上流側に
配置されたゴミ貯留排出装置11と輸送管6とを連結す
る輸送支管5に気密性を有する2つの排出弁18bによ
って構成された排出装置18Bが設けられている。更
に、輸送管6上の3番目に上流側に配置された貯留筒式
のゴミ貯留排出装置1と輸送管6とを連結する輸送支管
5には気密性を有する3つの排出弁18aによって構成
された排出装置18A設けられている。
【0025】上記実施例においては、建物にそれぞれ設
けられたゴミ投入口2に投入されたゴミは収集時間がく
るまで、各ゴミ投入口2に設けられたゴミ貯留排出装置
1,11に貯留される。各ゴミ貯留排出装置1,11に
貯留されたゴミは収集時間になると、収集センタのブロ
ワを起動させ、輸送管の最上流側に設けられている吸気
弁7を開き、輸送管6内に空気流を作る。
【0026】次に、2台のゴミ貯留排出装置11、11
の回転ドラム13と破砕機15を動作させると共にロー
タリーバルブの排出装置18Cと2つの排出弁18bで
構成されている排出装置18Bを動作させる。そうする
と、1番上流側に位置するゴミ貯留排出装置11の回転
ドラム13に破砕機15で破砕されて貯留されているゴ
ミは、排出シユート14を通って排出装置18Cに排出
され、排出装置18Cでは輸送支管5を気密に遮断した
状態で間歇的にゴミを輸送管6に落す。
【0027】それと同時に2番目に上流側に位置するゴ
ミ貯留排出装置11に貯留されているゴミは排出シュー
ト14を通って破砕機15で破砕された後に輸送支管5
に設けられている排出装置18Bに排出され、排出装置
18Bでは図1に示す実施例で説明したのと同様の弁動
作を繰り返し行うことにより、輸送支管6を気密に遮断
した状態で間歇的にゴミを輸送管6に落す。このとき、
3番目に上流側に位置するゴミ貯留排出装置1と輸送管
6との間に設けられている排出装置18Aの3つの排出
弁18aは閉じて置く。
【0028】このように、1番上流側と2番目に上流側
のゴミ貯留排出装置11,11が同時に稼動されて各ゴ
ミ貯留排出装置11、11から排出されたゴミがロータ
リーバルブの排出装置18Cと2つの排出弁18bで構
成されている排出装置18Bを通って一本の輸送管6に
落されるときに、これら排出装置18B,18Cはいず
れも輸送支管5を気密に遮断しているために各ゴミ貯留
排出装置11がそれぞれ装置内に吸引した空気が輸送管
6に吸引されることはなくなり、輸送管6におけるゴミ
貯留排出装置11がそれぞれ位置する上流側と下流側で
の空気量の差があまり生じることがない。
【0029】従って、2台のゴミ貯留排出装置11、1
1を同時に稼動させてゴミを1本の輸送管6を介して収
集センタへ収集させることができる。以上の説明は1番
上流側と、2番目に上流側の回転ドラム式のゴミ貯留排
出装置11,11を同時に稼動させた場合であるが、3
番目に上流側の貯留筒式のゴミ貯留排出装置1をも含め
て同時に稼動させた場合もゴミを1本の輸送管6を介し
て収集センタへ収集させることができる。
【0030】それ故、各ゴミ貯留排出装置1,11の破
砕機4,15が同一の破砕能力の場合、3台のゴミ貯留
排出装置1,11、11を同時に稼動させてゴミを収集
すれば、3倍のゴミ収集能力となる。また、ゴミ収集能
力を従来通りとすれば、収集時間は1/3となり、或い
は各ゴミ貯留排出装置の破砕機を小型にすることができ
る。更に、収集時間が1/3となったため、電力使用量
が1/3となった。更にまた、各ゴミ貯留排出装置1,
11を当時に稼動させてゴミを収集センタにら収集する
ようにしたので、輸送管6内に空気流を常時作り出して
おき、常時収集することによって、各ゴミ貯留排出容量
が例えば10m3 であったのを半分以下とすることがで
き、最終的には各ゴミ貯留排出装置1,11を不要とす
ることもできる。
【0031】上述した実施例では、ゴミ貯留排出装置
1,11と輸送管6との間に設けられている排出装置1
8A,18B,18Cは排出弁或いはロータリーバルブ
で構成されている例を示したが、排出装置が輸送管に対
して気密を保って間歇的にゴミを輸送管に排出可能なも
のであれば、二連プラッシャ或いはスクリューフィダで
あってもよいことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、各輸送管
のゴミ貯留排出装置より上流側に流量コントロール弁を
設け、各ゴミ貯留排出装置と各輸送管との間にゴミ貯留
排出装置と輸送管とを結ぶ通路を気密に遮断した状態で
間歇的にゴミを輸送管に排出可能な排出装置を設けてい
るから、各輸送管に設けられている流量コントロール弁
を制御して各輸送管に流れる空気量が同じとなるように
調整すれば、各輸送管にそれぞれ設けられているゴミ貯
留排出装置を当時に稼動させて輸送管にゴミを排出装置
を介して輸送管に排出させても、排出装置がゴミを輸送
管に排出するときにゴミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ
通路が気密に遮断されるため、ゴミ貯留排出装置が装置
内に吸引した空気が輸送管に吸引されることはなくな
り、各輸送管に流れる空気量は同じに維持され、各ゴミ
貯留排出装置から排出されたゴミが各輸送管内にたまる
ことがなくなる。
【0033】また、一本の輸送管上に配置された複数の
ゴミ貯留排出装置のうち収集センタに最も遠いゴミ貯留
排出装置以外の各ゴミ貯留排出装置と輸送管との間にゴ
ミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ通路を気密に遮断した
状態で間歇的にコミを輸送管に排出可能な排出装置を設
けているから、輸送管に空気流を作り、複数台のゴミ貯
留排出装置を同時に稼動させて輸送管にゴミを排出装置
を介して輸送管に排出させても、排出装置がゴミを輸送
管に排出するときにゴミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ
通路が気密に遮断されるため、ゴミ貯留排出装置が装置
内に吸引した空気が輸送管に吸引されることはなくな
り、輸送管におけるゴミ貯留排出装置がそれぞれ位置す
る上流側と下流側での空気量が同じため、従来のように
上流側のゴミ貯留排出装置から排出されたゴミが輸送管
内にたまることがなくなる。従って、いずれの場合にも
複数台のゴミ貯留排出装置を同時に稼動させてゴミを輸
送管を介して一つの収集センタへ収集させることがで
き、各ゴミ貯留排出装置の破砕機の破砕能力を従来と同
一としてもゴミ収集能力が数倍向上し、収集時間も数倍
短縮され、しかも一つの収集センタで足りるために設備
コスト、電気使用量、スペースが大幅に削減されるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す系統図である。
【図2】本発明のもう一つの実施例の要部を示す系統図
である。
【図3】従来のゴミ空気輸送設備の概略を示す系統図で
ある。
【図4】従来のもう一つのゴミ空気輸送設備の要部を示
す系統図である。
【符号の説明】
1 ゴミ貯留排出装置 2 ゴミ投入口 5 輸送支管 6 輸送管 11 ゴミ貯留排出装置 18 排出弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に設けられた複数のゴミ投入口に投
    入されたゴミを各ゴミ投入口に設けられ、破砕機を有す
    るゴミ貯留排出装置を介して内部に空気流が作られた小
    口径のそれぞれの輸送管に排出し、これら輸送管の下流
    側に設けられた収集センタで収集するようにしたゴミの
    空気輸送設備において、 各輸送管のゴミ貯留排出装置より上流側に流量コントロ
    ール弁を設け、各ゴミ貯留排出装置と各輸送管との間に
    ゴミ貯留排出装置と輸送管とを結ぶ通路を気密に遮断し
    た状態で間歇的にゴミを輸送管に排出可能な排出装置を
    設けたことを特徴とするゴミの空気輸送設備。
  2. 【請求項2】 建物に設けられた複数のゴミ投入口に投
    入されたゴミを各ゴミ投入口に設けられ、破砕機を有す
    るゴミ貯留排出装置を介して内部に空気流が作られた小
    口径の輸送管に排出し、輸送管の下流側に設けられた収
    集センタで収集するようにしたゴミの空気輸送設備にお
    いて、 輸送管上に配置された複数のゴミ貯留排出装置のうち収
    集センタに最も遠いゴミ貯留排出装置以外の各ゴミ貯留
    排出装置と輸送管との間にゴミ貯留排出装置と輸送管と
    を結ぶ通路を気密に遮断した状態で間歇的にゴミを輸送
    管に排出可能な排出装置を設けたことを特徴とするゴミ
    の空気輸送設備。
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KR101320447B1 (ko) * 2013-03-06 2013-10-23 (주)유로파 쓰레기 자동 집하 시스템

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