JPH05162650A - 流体制御弁装置 - Google Patents

流体制御弁装置

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JPH05162650A
JPH05162650A JP3351378A JP35137891A JPH05162650A JP H05162650 A JPH05162650 A JP H05162650A JP 3351378 A JP3351378 A JP 3351378A JP 35137891 A JP35137891 A JP 35137891A JP H05162650 A JPH05162650 A JP H05162650A
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靖芳 江森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転型の流体制御弁装置において、絞り作用
時に絞り部に生じる流体剥離現象を防ぎ、これによる流
体音の発生を可能な限り低減する。 【構成】 ロータ21の通路溝21a,21b間のラン
ド部21cの両端部でロータのランド部のエッジ側から
絞り作用最終部にかけて、チャンファ50を形成する。
このチャンファは、少なくとも一つ以上の平面による作
用面40a,40bとこれに接続して曲面形状による作
用面41とによって形成される。そして、曲面形状によ
る作用面を、その曲面が平面による作用面との接続部か
らロータ外径部と接続する点にかけて徐々に曲率半径が
小さくなる滑らかな連続曲面にて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はたとえば自動車のハンド
ル操作力を軽減するための油圧式等による動力舵取装置
において回転型流路切換弁として用いて好適な流体制御
弁装置に関し、特にロータおよびスリーブの相対的な回
転変位により流体圧を分配制御する回転型の流体制御弁
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流体制御弁装置は、動力舵取装
置などにおいて可動部であるパワーシリンダをハンドル
操作に応じて動作させ、舵取操作時の操舵補助力を生じ
させるための流路切換弁等として用いられるものであっ
て、従来から特開昭57−178971号公報、実公昭63-30613
号公報等を始めとして種々提案されている。
【0003】すなわち、この流路切換弁は、舵取ハンド
ル側に連結された入力軸(スタブ軸)に一体的に設けら
れるロータと操舵輪側の出力軸(ピニオン軸)に一体的
に設けられるスリーブとを、相対的に回転変位し得る状
態で組合わせてバルブハウジング内に内設するととも
に、これらロータ外周部およびスリーブ内周部において
周方向に形成された複数の通路溝を、流体圧発生源であ
るオイルポンプ、オイルタンクおよびパワーシリンダを
構成する左、右シリンダ室に連通する通路を接続するこ
とによって、流体圧回路(油圧回路)の流路切換えを簡
単かつ適切に行なえ、しかも構成が簡単である等の利点
をもつものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した回
転型の流体制御弁装置を、動力舵取装置において流路切
換弁等として用いるにあたって問題とされることの一つ
に、ポンプから流路切換弁内の圧油通路を経て左、右シ
リンダ室やタンクに至る油圧回路において、該制御弁に
おけるロータおよびスリーブに形成される通路溝やラン
ド部、さらにこれらに開口して形成される通路孔等から
なる圧油通路内での圧油の流れが、ロータとスリーブと
の相対的な回転変位によって順次絞られて締め切られる
スリーブのランド部におけるエッジ部とロータに設けた
絞り部(チャンファ部)によって形成される流路断面積
が縮小され、これによりこの部分を通過する被制御流体
(圧油)の圧力上昇を果たす反面、流速が増大し、結果
として絞り部の形状に応じて流体(圧油)が絞り側のラ
ンド部の周壁から剥離して渦流や乱流を発生し、キャビ
テーションによる、いわゆるシュー音と言った流体音を
生じるという騒音問題がある。
【0005】これは、上述した圧油の流れる流路途中
に、縮小、拡大される絞り部における拡狭部分や曲がり
部等の存在により、渦流、乱流等が生じ易く、流体音の
発生が起こり易いことから、これを可能な限り軽減する
ことが、この種の流路切換弁において解決することが望
まれる技術的課題の一つである。
【0006】勿論、上述した流路切換弁にあっては、従
来から上述した騒音問題を解決しようとする種々の対策
が講じられており、たとえば特開昭57−160769号公報、
特開昭61−287862号公報等によって、絞り部となるロー
タのチャンファ部を、傾斜角度を変化させた少なくとも
二段の作用面からなる多段チャンファ部として形成し、
スリーブのランド部におけるエッジ部とチャンファ部に
よって形成される流れの方向に向かう流路断面積の変化
を、可能な限り緩やかにしようとしたもの等が知られて
いた。
【0007】しかしながら、上述した従来の多段チャン
ファ構造では、図6および図7の(a),(b) から明らかな
ように、多段チャンファ部を形成する第1作用面5aと
第2作用面5bとのなす角θ1 や第2作用面5bとロー
タ1外径部とが接続する点での接線lとのなす角θ2 が
大きく、絞り部よりも下流側において、上述した流体の
剥離現象を生じることを避けられず、ギャビテーション
による流体音問題を生じてしまうものであった。
【0008】ここで、図6および図7の(a),(b) におい
て符号1はロータ、2はこのロータ1の通路溝、3は第
2作用面5bとロータ1外径部との接続する点すなわち
絞り部最終部に隣接するロータ1外径部と連続するラン
ド部、4は通路溝2に隣接する第1作用面5aとの間に
形成されるロータ1のエッジ部、また6はスリーブ、7
はこのスリーブ6のランド部、8はランド部7のエッジ
部、9はランド部7に隣接する通路溝である。
【0009】図7の(a),(b) は上述した絞り部が弁締め
切り時に絞り込まれたときの流体の流れを示すものであ
って、図中矢印Aで示す流線が、流速の大きい部分であ
り、また矢印Bとして渦巻状で示される流線が、流体の
剥離現象により発生した渦流を示すものである。これら
の現象は、θ1 ,θ2 の角度が大きく、通常 5〜10°前
後と言われる剥離限界角度を越えた角度となっているた
めであり、これらを考慮し、上述した回転型流体制御弁
装置において、絞り作用時における流体音の発生を、可
能な限り低減することが望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る流体制御弁装置は、スリーブ内に相
対的に回動変位可能な状態で組合わせられるロータの摺
接面に形成されて流路の連通、遮断制御を行なう通路溝
間に設けられるランド部の両端部でロータのランド部の
エッジ側から絞り作用最終部にかけてのチャンファを、
少なくとも一つ以上の平面による作用面とこれに接続し
て曲面形状による作用面を有するチャンファ形状によっ
て形成し、かつこのチャンファでの曲面形状による作用
面を、その曲面が前記平面による作用面との接続部から
前記ロータのランド部外径部と接続する点にかけて、徐
々に曲率半径が小さくなるような滑らかな連続曲面によ
って形成したものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、スリーブ内でのロータの相対
的な回動変位に伴ない、スリーブのランド部のエッジ部
とロータのチャンファ部により絞り作用が行なわれる際
に、平面による作用面に続く曲面形状によるチャンファ
作用面での絞り作用では、平面と曲面による作用面同士
の接続点での両面のなす角や曲面による作用面とこの作
用面がロータ外径部に接続する点での接線とのなす角を
小さくし得ることから、流体の剥離現象を防ぎ、渦流、
乱流の発生を抑制し、キャビテーションによる流体音を
低減させ得るものである。
【0012】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る流体制御弁装
置の一実施例を示すものであり、これらの図において、
本実施例では図3に例示した動力舵取装置のパワーステ
アリング本体部において回転型流路切換弁20として用
いた場合を説明する。
【0013】まず、本発明を適用する動力舵取装置のパ
ワーステアリング本体部の概略構成を図3を用いて簡単
に説明すると、符号11は図示しない舵取りハンドル側
に連結される入力軸としてのスタブ軸、12はこのスタ
ブ軸11の内方端(左端)側にトーションバー13を介
して連結されるとともに図示しない舵取りリンク機構を
構成するラック14上のラック歯14aと噛合するピニ
オン12aを有する出力軸であるピニオン軸である。そ
して、これら両軸11,12間には、トーションバー1
3のねじれにより所定角度範囲内での相対的な回動変位
を許容するフェイルセーフ機構として突部および溝部か
らなるセーフティスプライン部15が介在して設けられ
る。
【0014】なお、トーションバー13は、内方端がピ
ニオン軸12側に圧入固定されるとともに、外方端はス
タブ軸11内を貫通し軸11外方端(右端)側にまで延
設されてこのスタブ軸11の舵取りハンドル側とのカッ
プリング用セレーション部11a部分でトーションバー
13と共合わせで穿設されるピン挿通孔に打込まれる連
結ピン13aによって連結されている。
【0015】また、パワーステアリング本体部を構成す
るボディ(ハウジング)16内で上述した両軸11,1
2の内方端側には、前述した回転型流路切換弁20を構
成するロータ21およびスリーブ22がそれぞれ一体的
に設けられ、相対的な回転変位で図示しないオイルポン
プP、オイルタンクTと図4に示したようなパワーシリ
ンダPSでの左、右室CL ,CR との間の流路切換えを
行なうように構成されている。なお、前記ロータ21は
スタブ軸11側に一体に形成され、スリーブ22はピニ
オン軸12側とピン結合により一体的に連結され、トー
ションバー13により相対的に回転変位可能な状態で組
合わされてボディ16のバルブハウジング部分に内設さ
れている。
【0016】ここで、この回転型流路切換弁20を構成
するロータ21およびスリーブ22、さらにはバルブハ
ウジング(ボディ16)における油圧回路構成は周知の
通りであり、互いに対向して摺接するロータ21の外周
面(摺接面)とスリーブ22の内周面(摺接面)には、
図1ないし図4から明らかなように、それぞれ周方向に
所定間隔おいて複数の通路溝21a,21b;22a,
22bが凹設して形成されるとともに、複数の通路孔
(流体供給孔23および流体排出孔24)が適宜の個所
に穿設して形成され、これら通路溝21a,21b;2
2a,22b等の選択的な連通、遮断により油圧回路が
必要に応じて切換え制御される。
【0017】また、図3中25,26はオイルポンプP
からの圧油が流入する入りポ−トおよびオイルタンクT
に圧油を還流させる戻りポート、27A,27Bは前記
パワーシリンダPSの左、右シリンダ室CL ,CR に接
続される左、右出力ポートである。
【0018】さらに、前記スリーブ22の外周部には、
図3および図4から明らかなように、前記各ポートに連
通される供給側環状溝30、還流側環状溝31および
左、右出力側環状溝32,33が軸線方向にずれた位置
に適宜形成され、これら各環状溝30,31;32,3
3は入りポート25を構成するポート孔25a、戻りポ
ート26を構成するポート孔26aおよび各出力側のポ
ート孔に接続されている。
【0019】そして、ポンプPからの圧油は、前記入り
ポート25から供給側環状溝30、スリーブ22の流体
供給孔23を通り、ロータ21側の入りポート側通路溝
21aに流入される。また、この通路溝21aからスリ
ーブ22側の通路溝22a,22bを介して周方向に連
通するロータ21の戻りポート側通路溝21bに至る圧
油は、ロータ21に形成された流体排出孔24から、ロ
ータ21内空間に導かれる。そして、このロータ21内
空間に導かれた圧油は、このロータ21の軸線方向にず
れた位置に穿設されている流体排出孔34、ロータ21
およびスリーブ22間の環状空間35およびスリーブ2
2に穿設されている流体排出孔36を介して、前記還流
側環状溝31に導かれ、前記戻りポート26からタンク
T側に還流される。
【0020】さらに、ロータ21とスリーブ22との相
対位置がいずれかに回転変位したときには、上述した還
流路が遮断され、左、右出力側通路溝から通路孔37
(一方のみを図示している)から出力側環状溝32,3
3、出力ポート27A,27Bを経てパワーシリンダ
左、右室の一方に圧油が供給されるとともに、他方の通
路系が還流路側に接続されるような構成とされている。
【0021】さて、本発明によれば、上述したような動
力舵取装置に用いられる回転型流路切換弁20としての
流体制御弁装置において、相対的に回動可能な状態で組
み合わせられかつそれぞれの摺接面に入りポート25、
戻りポート26または出力ポート27A,27Bに連通
される複数の通路溝22a,22b;21a,21bが
選択的に連通、遮断されるようにして周方向に形成され
ているスリーブ22およびロータ21を備えてなり、こ
のロータ21の通路溝21a,21b間に設けられるラ
ンド部21cの両端部でロータ21のランド部21cの
エッジ部44側から絞り作用最終部にかけてに、前記ス
リーブ22側のランド22cでのエッジ部42と摺接し
て絞り作用を行なう平面による第1および第2の作用面
40a,40bを互いの作用面のなす角θ1 をもって多
段チャンファ部40を形成するとともに、この第2の作
用面40bに接続して曲面形状による作用面41を形成
することによりチャンファとしての絞り部50を構成
し、かつこの作用面41においてその曲面が、第2の作
用面40bとの接続点41aからロータ21の外径部4
1cとの接続点41bにかけて、徐々に曲率半径が小さ
くなるような滑らかな連続曲面によって形成したところ
に特徴を有している。
【0022】換言すると、本発明によれば、操舵時にお
ける流体音発生レベルを低減するために、絞り作用最終
部近傍では、第2の作用面40bとこの作用面40bと
曲面形状による作用面41との接続点41aでの接線l
とのなす角θ2を始め、ロータ外径部21cと接続する
点41bにおける接線とこの点の近傍での曲面となす角
θ3 をきわめて小さくすることが可能で、また第2の作
用面40bとの接続点41aから上述した点41bまで
は徐々に曲率半径が小さくなるような滑らかな連続曲面
とされることから、この間での前、後作用面でのなす角
も小さくし、その結果として流体の剥離現象を防止して
いるものである。
【0023】ここで、本発明によれば、上述した絞り部
50において、多段チャンファ部40における第2の作
用面40bとの接続点41aからランド部21c外周に
至る曲面形状による作用面41での上述した角度θ2 ,
θ3 ,・・は、流体の剥離限界( 5〜10°以下)以下と
なるような角度とすることが望ましい。また、本発明を
特徴づけるチャンファとなる絞り部50の形状は、全て
のロータ21におけるランド部21cの両端側に設ける
ことは言うまでもないが、これにより本発明の目的を完
全に果たすことが可能となる。
【0024】さらに、上述した実施例では、平面作用部
として第1の作用面40aと第2の作用面40bによる
二段の平面チャンファ部40を設けた後、曲面形状によ
る作用面41を連続させて形成しているが、図5に示し
たように、第1の作用面40aに曲面形状による作用面
41を直接連続させて形成しても、上述したと同様に流
体の剥離現象を防ぎ、流体音の低減を図れることは、容
易に理解されよう。
【0025】また、上述したような曲面形状による作用
面41は、バフ加工やばり取り加工では加工精度が劣る
ために締め切りタイミングにばらつきを生じ易いが、チ
ャンファ加工機によれば、チャンファ部加工を平面部に
連続して曲面部を加工できるために曲面形状や曲面がロ
ータ21の外径部と接続する点41bつまり絞り作用最
終部での締め切りタイミングを均一にすることが可能
で、その結果流体音の発生を、より一層効果的に抑制し
得るという利点もある。
【0026】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、流体制御弁装置としての回転型流路切換弁20
各部の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由
で、種々の変形例が考えられよう。
【0027】また、上述した実施例では、本発明を動力
舵取装置における回転型流路切換弁20として用いた場
合を説明したが、本発明はこれに限定されず、種々の分
野における回転型の流体制御弁装置として用いてよいこ
とも容易に理解されよう。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る流体制
御弁装置によれば、スリーブ内に相対的に回動変位可能
な状態で組合わせられるロータの摺接面に形成されて流
路の連通、遮断制御を行なう通路溝間に設けられるロー
タの通路溝間に設けられるランド部の両端部でロータの
ランド部のエッジ側から絞り作用最終部にかけてのチャ
ンファを、少なくとも一つ以上の平面による作用面とこ
れに接続して曲面形状による作用面を有するチャンファ
形状によって形成し、かつこのチャンファでの曲面形状
による作用面を、その曲面が前記平面による作用面との
接続部から前記ロータ外径部と接続する点にかけて、徐
々に曲率半径が小さくなるような滑らかな連続曲面によ
って形成するようにしたので、簡単な構造にもかかわら
ず、絞り作用時での流体の剥離現象を防ぎ、乱流、渦流
の発生を抑制し、キャビテーションによる流体音を、従
来に比べて大幅に低減させ得るという優れた効果があ
る。
【0029】また、本発明によれば、曲面形状による作
用面を、バフ加工やばり取り加工で形成すると加工精度
が劣るために締め切りタイミングにばらつきを生じ易い
が、チャンファ加工機を用いることで、チャンファ部加
工を平面部に連続して曲面部を加工できるために曲面形
状や曲面がロータ外径部と接続する点つまり絞り作用最
終部での締め切りタイミングを均一にすることが可能
で、その結果流体音の発生を、より一層効果的に抑制し
得るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体制御弁装置の一実施例を示す
ロータとスリーブとの関係を示す要部断面図である。
【図2】図1におけるロータ側のランド部とスリーブ側
のランド部との関係を示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明に係る流体制御弁装置を適用して好適な
動力舵取装置におけるパワーステアリング本体部を示す
概略断面図である。
【図4】図3において回転型の流路切換弁およびパワー
シリンダの概略構成を説明するための概略構成図であ
る。
【図5】本発明の別の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】流体制御弁装置においてロータ側のランド部で
のエッジ部の従来例を拡大して示す概略断面図である。
【図7】図6での流路締め切り時の流体の絞り部を通過
した流線の状態を、(a),(b) によって説明するための概
略説明図である。
【符号の説明】
20 回転型流路切換弁(流体制御弁装置) 21 ロータ 21a ロータの通路溝 21b ロータの通路溝 21c ロータのランド部 22 スリーブ 22a スリーブの通路溝 22b スリーブの通路溝 22c スリーブのランド部 23 流体供給孔 24 流体排出孔 40 平面による多段チャンファ部 40a 第1の作用面 40b 第2の作用面 41 曲面形状による作用面 41a 平面形状作用面と曲面形状作用面との接続点 41b 曲面形状作用面のロータ外径部への接続点(絞
り作用最終部) 42 スリーブ側のエッジ部 50 絞り部(チャンファ) P オイルポンプ T オイルタンク PS パワーシリンダ CL パワーシリンダ左室 CR パワーシリンダ右室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回動可能な状態で組合わせられ
    かつそれぞれの摺接面に入りポート、戻りポートまたは
    出力ポートに連通される複数の通路溝が、通路溝間のラ
    ンド部により選択的に連通、遮断されるようにして周方
    向に形成されているロータおよびスリーブを備えてなる
    回転型の流体制御弁装置において、 前記ロータの通路溝間に設けられるランド部の両端部で
    ロータのランド部のエッジ側から絞り作用最終部にかけ
    てのチャンファを、少なくとも一つ以上の平面による作
    用面とこれに接続して曲面形状による作用面を有するチ
    ャンファ形状によって形成し、かつこのチャンファでの
    曲面形状による作用面を、その曲面が前記平面による作
    用面との接続部から前記ロータ外径部と接続する点にか
    けて、徐々に曲率半径が小さくなるような滑らかな連続
    曲面によって形成したことを特徴とする流体制御弁装
    置。
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