JPH051620Y2 - - Google Patents

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JPH051620Y2
JPH051620Y2 JP9986687U JP9986687U JPH051620Y2 JP H051620 Y2 JPH051620 Y2 JP H051620Y2 JP 9986687 U JP9986687 U JP 9986687U JP 9986687 U JP9986687 U JP 9986687U JP H051620 Y2 JPH051620 Y2 JP H051620Y2
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exhaust
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は排気消音器、詳しくは、消音室を画
成する箱体の一部を金属製繊維の綿状体と耐熱ゴ
ムとの複合材料から構成して耐久性の改善を図る
排気消音器に関する。
(従来の技術) 排気消音器は、周知のように、内燃機関の排気
マニホールドから排出される排気を箱体内へ導
き、箱体内に画成された膨張室あるいは共鳴室等
の消音室の作用で排気音を消音する。従来、この
種の排気消音器は、特開昭61−252822号公報に記
載されたようなものが知られている。この特開昭
61−252822号公報の排気消音器は、1つのパイプ
(排気マニホールド)を他のパイプ(排気導入管)
にクツシヨン材を介し嵌挿するとともに、1つの
パイプに設けたストツパリングと前記他のパイプ
との間に弾性リングを介設して該弾性リングをク
ツシヨン材の端部に位置させ、内燃機関から伝達
される振動をクツシヨン材で緩和するものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のような従来の排気消音器
にあつては、パイプとは別個にクツシヨン材およ
び弾性リングが不可欠であるため、部品数が多く
構造が複雑で、また、組立作業も困難であるとい
う問題点があつた。
この考案は、上記問題点を鑑みてなされたもの
で、簡素な構成で耐久性が大きい排気消音器を提
供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) この考案は、成形吸音材から成る箱体に排気管
を挿通し、この排気管を前記箱体内に画成された
消音室に開口させた排気消音器において、前記箱
体に前記排気管が挿通される略筒状の支持部を一
体に形成するとともに、該支持部を、金属製繊維
の綿状体と耐熱ゴムとの複合材料から成り前記排
気管が嵌入した最内層、該最内層の外周面に積層
され吸音材料から成る中間層および該中間層の外
周面に積層された剛性材料から成る最外層を有す
る多層構造に構成したことを特徴とする。
(作用) この考案にかかる排気消音器によれば、消音室
を画成する箱体に3層構造の筒状の支持部を一体
形成し、この支持部に排気管を挿通して支持する
とともに、支持部を排気管と接触する最内層を金
属繊維で強化された耐熱ゴムから、中間層を吸音
材料から、最外層を剛性材料から構成したため、
部品点数を削減して構成の簡素が図れ、また、排
気管から伝達される振動の低減とともに消音室か
らの排気の漏出が防止され、さらに、耐久性の改
善が図れる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図から第3図はこの考案の一実施例にかか
る排気消音器を表し、第1図が全体断面図、第2
図が要部拡大断面図、第3図aおよび第3図bが
製造工程を示す模式図である。
第1図において、11は中空状の箱体であり、
箱体11は、3層構造の積層複合材料から構成さ
れ、内部に消音室12が画成され、また、図中左
右端にそれぞれ支持部51,52が一体に形成さ
れている。これら支持部51,52は、箱体11
と同様の3層構造を有し、取付孔13,14が形
成されて該取付孔13,14に排気管15が挿通
されている。この箱体11および支持部51,5
2は、外層16がグラスウールあるいはロツクウ
ール等の無機耐熱繊維に不飽和ポリエチレン等の
熱硬化性樹脂を複合させた複合材料から、中層1
7が外層16よりも繊維の含有比率が大きい複合
材料から、内層18が無機耐熱繊維とステンレス
等の耐食性の金属繊維とにシリコンゴム等の耐熱
ゴム材を複合させた多孔質の複合材料から成つて
いる。内層18は、第2図にも示すように、消音
室12および取付孔13,14の画壁として機能
し、取付孔13,14の周壁の繊維の密度が消音
室12の画壁より大きくまた、支持部51,52
の端部で径方向に延出して後述する端板22,2
3に接着されている。この箱体11には消音室1
2内に隔成板19が取り付けられ、消音室12を
1次消音室12aと2次消音室12bとに隔別し
ている。
排気管15は、各取付孔13,14の両端で消
音室12側から押え板20,21で、また、外側
から端板22,23によつて箱体11に固着され
ている。排気管15は、をの両端が箱体11外へ
突出し、図中左端が内燃機関の排気マニホールド
に接続され、図中右端が大気に開放されている。
この排気管15は、内部に第1の絞り24および
第2の絞り25が形成され、第1の絞り24の前
後でそれぞれ1次消音室12aに開口する前穴2
4Fと後穴24Rとが、また、第2の絞り25の
前後でそれぞれ2次消音室12bに開口する前穴
25Fと後穴25Rとが複数形成されている。
この排気消音器は、以下のように製造される。
まず、第3図aに示すように、グラスウール等の
無機繊維の綿体26とステンレス等の金属繊維の
綿体27とを重ね合せ、これらを金属繊維の綿体
27側から多数のニードル28で突いて綿体2
6,27の繊維をからませる。そして、これら綿
体26,27にシリコンゴムを含浸させて型成形
し、前述の内層18を構成する半製品を得る。
また、第3図bに示すように、無機繊維の綿体に
不飽和ポリエチレン等の熱硬化性樹脂を含浸し、
これを加熱型成形して外層16と中層17とを構
成する半製品を得る。次に、半製品の中層1
7に熱硬化性樹脂を塗布し、この塗布面に半製品
を接合させて型成形し、箱体11を得る。この
後、箱体11に排気管15を挿通させて排気消音
器が完成し、この時、必要に応じ取付孔13,1
4の周壁および端部周縁にシリコンゴムの被覆層
を形成する。
一方、この排気消音器は、内燃機関からの排気
が第1図中矢印で示すように流れ、1次消音器1
2aおよび2次消音室12bの作用で排気音を消
音する。この時、各消音室12a,12bの壁面
は弾性を有するシリコンゴムから成るため、大き
な消音効果が得られる。そして、消音室12内の
排気の熱は、中層17が断熱層として機能するた
め、外層16の温度が高くなることはない。
また、この排気消音器は、内燃機関の発生する
振動が排気管15に伝達されて排気管15から箱
体11に伝達するが、箱体11の取付孔13,1
4の周壁は弾性を有するシリコンゴムの内層18
から成り箱体11へ伝達する振動を緩和する。こ
のため、排気管15の取付部に多数の部品を設け
ること無く箱体11へ伝達される振動の低減が図
れ、構造の簡素化が図れる。そして、内層18は
高強度の金属繊維で補強されているため、大きな
耐久性が得られる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案にかかる排気消
音器によれば、排気管が箱体と接触する部分に金
属繊維と耐熱ゴムとの複合材料から成るシール層
を一体に形成したため、簡素な構造で振動の伝達
を有効に低減でき、また、大きな耐久性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの考案の一実施例にかか
る排気消音器を示し、第1図が全体断面図、第2
図が要部拡大断面図、第3図aおよび第3図bが
製造工程における半製品の模式図である。 11……箱体、12……消音室、15……排気
管、16……外層、17……中層、18……内
層、26……綿体、27……綿体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 成形吸音材から成る箱体に排気管を挿通し、こ
    の排気管を前記箱体内に画成された消音室に開口
    させた排気消音器において、 前記箱体に前記排気管が挿通される略筒状の支
    持部を一体に形成するとともに、該支持部を、金
    属製繊維の綿状体と耐熱ゴムとの複合材料から成
    り前記排気管が嵌入した最内層、該最内層の外周
    面に積層され吸音材料から成る中間層および該中
    間層の外周面に積層された剛性材料から成る最外
    層を有する多層構造に構成したことを特徴とする
    排気消音器。
JP9986687U 1987-06-29 1987-06-29 Expired - Lifetime JPH051620Y2 (ja)

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JPS644817U JPS644817U (ja) 1989-01-12
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JPH076377B2 (ja) * 1990-05-30 1995-01-30 日本グラスファイバー工業株式会社 内燃機関の消音器

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JPS644817U (ja) 1989-01-12

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