JPH05161546A - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JPH05161546A
JPH05161546A JP35245291A JP35245291A JPH05161546A JP H05161546 A JPH05161546 A JP H05161546A JP 35245291 A JP35245291 A JP 35245291A JP 35245291 A JP35245291 A JP 35245291A JP H05161546 A JPH05161546 A JP H05161546A
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JP
Japan
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storage container
electric pot
water
thermoelectric element
cooled
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JP35245291A
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English (en)
Inventor
Toshio Matsumoto
寿夫 松本
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MATSUMOTO KOKAN KK
Original Assignee
MATSUMOTO KOKAN KK
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Publication date
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    • F25D31/00Other cooling or freezing apparatus
    • F25D31/006Other cooling or freezing apparatus specially adapted for cooling receptacles, e.g. tanks
    • F25D31/007Bottles or cans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一般の魔法瓶やジャーポットとほとんど同じ大
きさで、簡便かつメンテナンスフリーであり、かつ、被
冷却体全体にわたって均一な冷却および温度制御がで
き、被冷却体の味や性質を損なうことのない電気ポット
を提供する。 【構成】中瓶3の外部に装着された熱電素子15に通電
すると、中瓶3内の水Wの熱が中瓶3の底部壁を介して
熱電素子15に吸収され、水Wは所定温度まで冷却され
る。この場合、攪拌装置16の攪拌翼30が連続的にま
たは間欠的に作動して、中瓶3内の水Wを攪拌し、水W
全体にわたっての均一な冷却を確保する。熱電素子15
の電流極性を切り換えれば前記と逆の加熱も可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気ポットに関し、さ
らに詳細には、収納容器内の被冷却体または被加熱体で
ある液体または気体を、熱電素子のペルチェ効果により
冷却または加熱する構造を備えた電気ポットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通電によって水を沸かすヒータが
組み込まれてなる通称電気ジャーポットと呼ばれる小型
軽量の加熱式ポットはあるが、この種の冷却式ポットは
現在未だ開発されておらず、コンプレッサやコンデンサ
等の大掛かりな冷却サイクル装置を備えた業務用の大型
ウォータクーラが存在するに過ぎない。
【0003】したがって、一般の家庭や個人規模で水等
を冷却する場合は、例えば魔法瓶やジャーポットのよう
な小型の保温容器内に被冷却物である水等を入れ、この
中へ冷媒として小さな氷を直接入れたり、あるいは、別
途寒材や氷を袋や他の小さな容器に入れた後、これを水
等の中へ入れる方法が一般にとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では以下に述べるような問題があり、その改良
が要望されていた。
【0005】すなわち、前記いずれの方法においても、
冷媒である氷等の占める体積分だけ保温容器内の容積が
小さくなってしまい、被冷却物の容量が減少してしまう
という問題があった。
【0006】しかも、前者のように、冷却用の氷を直接
保温容器内の水等の中へ入れる方法にあっては、被冷却
物の冷却とともに氷が溶けてこの被冷却物を希釈するこ
ととなる。これがため、氷自体の臭み等により水等の味
が悪くなったり、そればかりか、被冷却物がコーヒー、
ジュースまたは薬品等のように希釈されてはいけないも
のの場合には、溶け出した氷が溶け切るまで無制限に被
冷却物が希釈されてしまい、本来の味や性質を損なって
しまうという大きな欠点もあった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、従来の魔法瓶やジャーポットとほ
とんど同じ大きさで簡便かつメンテナンスフリーで、被
冷却体全体にわたって均一な冷却および温度制御がで
き、しかも、被冷却体の味や性質を損なうことのない電
気ポットの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電気ポットは、ペルチェ効果を利用する熱
電素子が、収納容器の外部に該収納容器内と伝熱可能な
状態で装着され、前記収納容器内に収容された被冷却体
または被加熱体を攪拌する攪拌装置が、前記収納容器の
底部に設けられていることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明は、二つの異なる金属、
導体または半導体を直列に接続してなる閉回路に直流電
流を流すと、一方の接合部は発熱し、他方の接合部は吸
熱(冷却)する、いわゆるペルチェ効果を利用した熱電
素子を用いることを基本としている。熱電素子は直流電
流を流すだけで動作し、その極性(+,−)を切り換え
るだけで、加熱も冷却もできるので、高精度の温度制御
が可能である。
【0010】
【作用】収納容器の外部に装着された熱電素子に通電す
ると、収納容器内の被冷却物の熱が収納容器壁を介して
熱電素子に吸収されて、被冷却物は冷却される。
【0011】この場合、攪拌装置が連続的にまたは間欠
的に作動して、収納容器内の被冷却物を攪拌し、被冷却
物全体にわたっての均一な冷却を確保する。
【0012】また、熱電素子は±0.1℃の範囲での温
度制御ができるばかりでなく、電流極性つまり(+)と
(−)を切り換えるだけで前記と逆の加熱も可能であ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】
【実施例1】本発明に係る一実施例である電気ポットを
図1に示し、該電気ポットは、具体的には冷却水と熱湯
を作ることができる冷温水両用タイプのものであって、
従来周知の電気ジャーポットの基本構造に、冷却装置1
が付加されてなる。
【0015】すなわち、外装本体2の内部に、内容物
(図示例においては水)Wを収納するための中瓶3が内
装されるととにも、外装本体2の上部に、上蓋4が開閉
可能に取り付けられている。外装本体2と中瓶3との間
は断熱層とされ、通常の空気層望ましくはポリウレタン
フォーム等の断熱材が充填されるか、あるいは真空とさ
れている。前記中瓶3の上部開口3aは中蓋5により閉
塞され、この中蓋5に中栓6が着脱可能に装着され、こ
の中栓6を介して、中瓶3の内部の揚水管7と注出管8
とが連通されている。中栓6の内部には、ポット転倒時
の内容物漏出防止用安全弁(図示省略)が設けられてい
る。
【0016】前記上蓋4には、ベローズ式のエアポンプ
9が設けられており、このエアポンプ9は、前記中栓6
を介して中瓶3内へ連通されている。そして、上蓋4に
取り付けられたプッシュボタン10を押すと、前記エア
ポンプ9内の空気が中瓶3内へ送り込まれ、この送り込
まれた空気により、中瓶3内の内容物(冷却水または熱
湯)Wが押されて、揚水管7および注出管8を介して注
出口8aから外部へ注出される。
【0017】また、中瓶3はステンレス鋼製の円筒状の
もので、その下部3b外周面に加熱装置であるバンドヒ
ータ11が巻装されるとともに、その下側には前記冷却
装置1が設けられており、これら両装置1,11は、上
蓋4に設けられたマイクロコンピュータからなる制御装
置12により適宜切替え制御される。13は制御装置1
2の操作パネルであり、この操作パネル13により設定
された条件に従って、制御装置12は中瓶3内の水Wを
沸騰ないし冷却する。これに関連して、中瓶3の底部に
は、サーミスタやサーモスタットなどからなる温度検出
素子(図示省略)が設けられている。
【0018】冷却装置1は、図2に示すように、熱電素
子15と攪拌装置16を主要部として備えてなる。
【0019】熱電素子15は、ペルチェ効果を発揮し得
る板状のもので、収納容器である前記中瓶3の底部外側
部分に、該中瓶3内と伝熱可能な状態で装着されてい
る。つまり、中瓶3の底部下面3cには、銅またはアル
ミニウム製の伝熱板17がロー付けされ、あるいはこの
伝熱板17自体により中瓶3の底部壁全体が形成され
(図示省略)、この伝熱板17の下面に、前記熱電素子
15が吸熱側を上側にして密着状に取り付けられてい
る。熱電素子15としては、例えば、米国マーロックイ
ンダストリー社製の製品が好適に使用される。この熱電
素子15は、直流電流を流すことによって1段階で最大
−36°Cにまで吸熱して冷却することができる能力を
備えるとともに、±0.1℃の範囲での温度制御が可能
である。
【0020】また、この熱電素子15の下側つまり放熱
側には、放熱器18が設けられている。該放熱器18
は、熱電素子15の熱を効率良く移動、放熱させるため
のもので、具体的には複数の金属製放熱フィン18a,
18a,…を備えてなる金属フィンの形態とされてい
る。この金属フィン18は、締付ボルト19により、前
記熱電素子15と共に伝熱板17に共締めされている。
金属フィン18としては、例えば株式会社吉川金属製の
アルミニウム製フラット型「ハイパワー用ヒートシンク
17F−98」が例示される。締付ボルト19として
は、ステンレス鋼など熱伝導率の小さいものが好適に使
用される。
【0021】金属フィン18の両端に対応する外装本体
2の部位には、スリット状の通風口20,20がそれぞ
れ開口されて、金属フィン18の放熱効果が高められる
構造とされている。また、上記の積層構造において、中
瓶3の底部下面3c、伝熱板17、熱電素子15および
放熱器18の各部材接触面には、伝熱効果を良好にする
ために、シリコングリースやエポキシ樹脂などが塗布さ
れることが好ましい。この際のエポキシ樹脂としては特
に限定されず、各種のものが広く使用でき、またシリコ
ングリースとしても各種のものが使用でき、その代表例
として信越化学工業株式会社製の「G−746」が例示
できる。
【0022】前記金属フィン18の下側には、この金属
フィン18さらには熱電素子15を強制冷却するための
送風ファン21が設けられている。該送風ファン21
は、その本体ケース22が前記金属フィン18と外装本
体2の底部2aとの間に支持されている。
【0023】送風ファン21の回転翼23は、駆動モー
タ24により水平方向に回転可能とされるとともに、図
2および図3に示すように、少なくとも前記金属フィン
18の放熱フィン18a,18a,…要部の下側全体を
覆う形状寸法とされている。そして、回転翼23の回転
により、外装本体2の底部開口25から内部に送られる
風は、金属フィン18の各放熱フィン18a,18a間
を通って、前記通風口20、20から外部へ排出される
ようにされている。
【0024】攪拌装置16は、前記中瓶3内の水を攪拌
するためのもので、中瓶3の底部中央部分に設けられて
いる。該攪拌装置16は、図3に示すように、中瓶3の
底部の内側と外側にそれぞれ分離して配置された攪拌翼
30と駆動部31とを備えてなる。
【0025】前記攪拌翼30は、その下側内部に永久磁
石30aが埋設された合成樹脂製のもので、中瓶3の底
部凹部32と保護カバー33により形成されるケース内
に、回転軸34を介して水平方向に自由回転可能に設け
られている。保護カバー33は複数の開口33a,33
a,…を備えるとともに、前記底部凹部32に着脱可能
に取り付けられている。
【0026】前記駆動部31は、中瓶3の底部下側に上
下縦向きで設けられた駆動モータ24と、該駆動モータ
24の駆動軸24aに取り付けられた駆動部材35とか
らなる。駆動モータ24は前記送風ファン21の駆動源
としても機能する一体構造とされて、部品点数の減少に
よる廉価かつコンパクトな構造とされている。駆動モー
タ24は、前記金属フィン18に上下に貫通して設けら
れた取付孔に円筒ケース36が嵌装され、ここに支持部
材37を介して支持されている。
【0027】駆動部材35は円板状のもので、その上面
に、円環状の磁石35aが前記攪拌翼30の永久磁石3
0aと対応して設けられている。つまり、非磁性材であ
るステンレス鋼製の中瓶3の底部を隔壁として、その上
下両側に前記磁石30a,35aが位置されている。そ
して、これら両磁石30a,35aの磁力によって、駆
動モータ24により駆動部材35が回転駆動されると、
前記攪拌翼30もこの駆動部材35に連動して回転駆動
され、中瓶3内の水Wを攪拌するようにされている。
【0028】このように、攪拌翼30と駆動部31が、
中瓶3の底部壁を隔壁として上下に分離して配置される
ことにより、シール手段を要することなく、中瓶3底部
の完全な水密性が確保される。
【0029】なお、前記攪拌翼30はスクリュや送風フ
ァンの回転翼のように鋭利な形状ではなく、永久磁石3
0aを合成樹脂で覆った丸みのある形状でよく、また、
駆動モータ24の駆動軸24aと結合していないので、
その回転を外力で簡単に停止させことができ、危険が少
ないばかりでなく故障も生じ難い。また、攪拌翼30
は、保護カバー33を外すことによって簡単に取り外す
ことができ、攪拌翼30の掃除も容易である。
【0030】しかして、以上のように構成された電気ポ
ットにおいて、操作パネル13を選択操作して冷却装置
1をスイッチONにすると、冷却装置1は制御装置12
に予め設定された条件に従って作動し、中瓶3内の水W
を冷却する。
【0031】すなわち、スイッチONにより熱電素子1
5に通電されると、中瓶3内の被冷却物である水Wの熱
が、中瓶3の底部壁から伝熱板17を介して熱電素子1
5に吸収されて、水Wは冷却される。一方、熱電素子1
5に吸収された熱は、金属フィン18の放熱フィン18
a,18a,…を介して、送風ファン21により外装本
体2の外部へ強制的に排出される。
【0032】この場合、攪拌装置16が連続的に作動し
ており、中瓶3内の水Wは常に攪拌されて、水W全体に
わたっての温度が均一に保持される。
【0033】水Wが所定の温度まで下がると、これを前
述した温度検出素子が検知して、制御装置12が熱電素
子15への通電を停止し、これと同時に攪拌装置16お
よび送風ファン21も停止する。水Wが所定温度より一
定値以上高くなると、再び制御装置により熱電素子15
への通電が開始され、以後同様の動作が繰り返される。
【0034】なお、図示例においては、駆動モータ24
の駆動軸24aを介して、駆動部材35と回転翼23が
直接連結され、これら両者が同一回転する構造とされて
いるが、これらの間に減速歯車装置等を介装して、駆動
部材35と回転翼23が異なる回転数で回転する構成と
してもよい。
【0035】また、これら両者の間にクラッチを介装し
て、例えば、送風ファン21が常時回転駆動される一
方、攪拌装置16が必要時のみ間欠的に駆動されるよう
に構成してもよい。つまり、攪拌装置16は、図示例に
おいては、前述のように送風ファン21と一体構造とさ
れており、その駆動制御は熱電素子15への通電時は常
時駆動される構成とされているが、前記熱電素子15に
よる水Wの冷却状況に対応して、例えば、中瓶3の底部
の水Wの温度が前述の所定値まで下がる毎に、攪拌装置
16が作動するようにしてもよい。
【0036】さらに、バンドヒータ11などの従来周知
の加熱装置の方が熱電素子15よりも加熱効率が良いこ
とから、図示例においては、加熱装置としてバンドヒー
タ11が用いられているが、もちろん、熱電素子15
は、その電流極性つまり(+)と(−)を切り換えるだ
けで上記と逆の加熱もできるため、この熱電素子15が
冷却と加熱の両作用を行うように構成することも可能で
ある。
【0037】
【実施例2】本例は図4に示し、この電気ポットは冷却
専用タイプの電気ポットである。また、揚水管47は、
その基端47aが中瓶3の下部3bに連結されるととも
に、その先端47bが外装本体2の外部に臨んだ注出口
とされている。その他の構成および作用は実施例1と同
様である。
【0038】
【実施例3】本例は図5に示し、この電気ポットはウォ
ータバスやワインクーラ等として適用され、精密な温度
制御がなされる冷温水両用タイプのものであって、中瓶
3の上部開口3aが開放された形状とされている。換言
すれば、実施例1における上蓋4の部分が省略された構
造とされている。
【0039】また、攪拌装置16は、駆動モータ24の
駆動軸24aに攪拌翼50が直接取り付けられており、
駆動軸24aと中瓶3の底部貫通孔との間には水密性を
確保するためのシール手段51が施されている。その他
の構成および作用は実施例1とほぼ同様である。
【0040】
【実施例4】本例は図6に示し、この電気ポットはワイ
ンクーラ専用つまり冷却専用タイプの電気ポットであっ
て、実施例3と同様、中瓶3の上部開口3aが開放され
た形状とされている。
【0041】また、攪拌装置16と送風ファン21は別
体構造とされている。攪拌装置16は、実施例3と同
様、駆動モータ24の駆動軸24aに攪拌翼50が直接
取り付けられており、駆動軸24aと中瓶3の底部貫通
孔との間には水密性を確保するためのシール手段51が
施されている。送風ファン21は、金属フィン18の片
側半分に直接送風する構造とされている。
【0042】ワインボトルBを冷却するには、中瓶3の
底部に支持スタンド52を置き、この上にワインボトル
Bを載置させる。その他の構成および作用は実施例3と
同様である。
【0043】なお、本発明は前述した実施例に限定され
ることなく種々設計変更可能である。例えば、熱電素子
15としては、前述したように、米国マーロックインダ
ストリー社製の熱電素子が最も代表的であり、図示例に
おいてはこれを一つの例示としてとりあげて、その中瓶
3の底部への取り付け例を示したが、これに限定される
ものではない。つまり、中瓶3の他の場所でも、あるい
は他の取り付け手段によってもよく、また、熱電素子1
5も単体でなく、伝熱板17や金属フィン18などと予
め組み合わせて一体に作られたものでもよい。
【0044】中瓶3としても、ステンレス鋼製だけでな
くアルミニウム等他の金属製のもの、あるいはガラス製
のものなどであってもよいことはいうまでもなく、中瓶
3の胴部から底部凹部まで同質材料による一体ものでも
よく、または胴部と底部凹部が異なる材料の組み合わせ
でもよい。さらに、熱電素子15は、図示例のように伝
熱板17を介することなく、中瓶3の底部下面3cに直
接接触される構造(図示省略)としてもよい。
【0045】さらに、金属フィン18の放熱フィン18
a,18a,…の配列も図示例のように平行ではなく、
放射方向へ延びる形態とされてもよい。金属フィン18
からの熱の移動も、送風ファンだけに限られるものでは
なく、熱の移動が可能な手段であれば良く、例えば通水
等の手段でも良い。また、本発明の電気ポットは、水等
の液体のみでなく気体の冷却も可能で、例えば小型簡易
な冷蔵庫や冷凍器としても使用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以下に列挙するような種々の効果が得られる。
【0047】(1) 電気ポットの収納容器の底部外部に、
ペルチェ効果を利用して電気を直接冷熱または高熱に変
える熱電素子が装着されるだけの極めて簡単な構造であ
るから、例えば従来の冷却装置と比較した場合、吸収式
冷却法のように、燃焼させるガスが要らず、圧縮式冷却
法のようにコンプレッサやコンデンサ等の大掛かりな冷
却サイクル装置を備える必要もない。
【0048】したがって、従来の魔法瓶やジャーポット
とほとんど同じ大きさで、取扱いも簡便であるととも
に、保守点検を必要としないメンテナンスフリーで使用
することができる、冷却装置を提供することができる。
【0049】(2) 最も実用的で廉価なエアーポットに利
用できるから、一般の家庭や個人規模においても、従来
のように収納容器内に氷等の冷媒を入れることなく、水
等の被冷却物を冷却することができる。
【0050】したがって、収納容器の容積全体が無駄な
く使用され、水等の十分な量の被冷却物を冷却すること
ができ、効率的な冷却効果が得られる。しかも、被冷却
物が希釈されることがないので、被冷却物本来の味が損
なわれることなく、また被冷却物本来の性質が損なわれ
ることもない。
【0051】(3) 収納容器の底部に設けられている攪拌
装置が、連続的にまたは間欠的に作動して、収納容器内
の被冷却体を攪拌するから、被冷却体全体にわたっての
均一な冷却が可能である。 (4) 構造が簡単で廉価に製造でき、実用性が高い。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】
【0054】7 本発明の実施例1に係る冷温水両用タ
イプの電気ポットを一部切開して示す側面図である。
【0055】
【図2】
【0056】同電気ポットの冷却装置の部分を図1のII
-II 線に沿って示す正面断面図である。
【0057】
【図3】
【0058】同冷却装置の部分の攪拌装置を拡大して示
す正面断面図である。
【0059】
【図4】
【0060】本発明の実施例2に係る冷却専用タイプの
電気ポットを一部切開して示す側面図である。
【0061】
【図5】
【0062】本発明の実施例3に係る冷温水両用タイプ
の電気ポットを示す側面断面図である。
【0063】
【図6】
【0064】本発明の実施例4に係る冷却専用タイプの
電気ポットを示す側面断面図である。
【0065】
【符号の説明】
1 冷却装置 2 外装本体 3 中瓶(収納容器) 3c 中瓶の底部下面 4 上蓋 6 中栓 7 揚水管 8 注出管 9 エアポンプ
【0066】11 バンドヒータ(加熱装置) 12 制御装置 13 操作パネル 15 熱電素子 16 攪拌装置 17 伝熱板 18 金属フィン(放熱器)
【0067】20 通風口 21 送風ファン 23 回転翼 24 駆動モータ 24a 駆動モータの駆動軸 30 攪拌翼 30a 永久磁石 31 駆動部 35 駆動部材 35a 磁石 47 揚水管 50 攪拌翼 W 水(被冷却体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ効果を利用する熱電素子が、収
    納容器の外部に該収納容器内と伝熱可能な状態で装着さ
    れ、 前記収納容器内に収容された被冷却体または被加熱体を
    攪拌する攪拌装置が、前記収納容器の底部に設けられて
    いることを特徴とする電気ポット。
  2. 【請求項2】 前記熱電素子の放熱側に放熱器が設けら
    れている請求項1に記載の電気ポット。
  3. 【請求項3】 前記収納容器の下側に、前記熱電素子を
    強制冷却する送風ファンが設けられている請求項1に記
    載の電気ポット。
  4. 【請求項4】 前記攪拌装置が、前記収納容器底部の内
    側と外側にそれぞれ分離して配置された攪拌翼と駆動部
    とを備え、 前記攪拌翼は、内部に永久磁石が埋設された合成樹脂製
    のもので、前記収納容器の底部内側に水平回転可能に設
    けられ、 前記駆動部は、前記収納容器の底部外側に上下縦向きで
    設けられた駆動モータと、該駆動モータの駆動軸に取り
    付けられた駆動部材とからなり、 該駆動部材は、前記攪拌翼の永久磁石と対応して設けら
    れた永久磁石を備えてなり、これにより、該駆動部材の
    回転に連動して、前記攪拌翼が回転駆動されるように構
    成されている請求項1に記載の電気ポット。
  5. 【請求項5】 前記攪拌装置と前記送風ファンが単一の
    駆動モータにより駆動される請求項3または請求項4に
    記載の電気ポット。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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