JPH05160948A - コードレスファクシミリ装置およびその通信制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、コードレスファクシミリ装置及びそ
の通信制御方式に関し、親機が公衆回線網からの着呼に
応答すると同時に子機登録アドレスの優先順位に基づい
て電波信号により子機へ呼接続シーケンスを実行し、順
次優先順位順に他の子機と該呼接続シーケンスを実行
し、子機の無鳴動着呼と複数の子機ファクシミリ装置と
の無線通信を可能とするコードレスファクシミリ装置お
よびその通信制御方式を提供することを目的とする。 【構成】公衆回線網Ｌからの呼出信号を親機21の呼出信
号検出部36で検出すると、ダイヤルパルス送出部33によ
りリレー34を閉結させてオフフックし、交換機からのＣ
ＮＧ信号を検出すると、音声応答ＲＯＭ31から音声メッ
セージを公衆回線網Ｌに送出すると同時に子機電話機に
対して無線信号で接続シーケンスを行い、また、ＣＮＧ
信号を検出しないたときは、ＣＥＤ信号を公衆回線網Ｌ
に送出するとと同時に子機ファクシミリ装置に対して無
線信号で接続シーケンスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコードレスファクシミリ
装置およびその通信制御方式に関し、特に、親機が子機
との間で電波信号により通信制御信号、通話信号及び画
情報の授受を行って公衆回線網を介して外部の電話機及
びファクシミリ装置との通話、ファクシミリ通信を可能
にするコードレスファクシミリ装置およびその通信制御
方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、親機と子機を備えたコードレス電
話機が多く普及しており、コードレス電話機は、公衆回
線網に接続して外部の電話機と授受する通話信号を所定
の電波信号に変換してで送・受信する機能を有する親機
と、親機との間で通話信号を送・受信する子機とを備
え、親機から所定距離離れて子機から自由に通話できる
ため、親機１台に対して子機を数台備え、家族各人がそ
れぞれの部屋で子機によりコードレスで通話可能として
いる。

【０００３】また、最近では、個人向けのパーソナルフ
ァクシミリや形態可能なポータブルファクシミリやパー
ソナルコンピュータ等の普及も進み、個人でファクシミ
リやパーソナルコンピュータを所有してデータ通信を利
用するユーザーも増加傾向にある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコードレス電話機やパーソナルファクシミリ
及びパーソナルコンピュータによって家庭で通話やデー
タ通信を利用する場合には、一般家庭では、接続されて
いる回線数が１回線しかないという制約があるため、各
パーソナル機器を回線に接続しようとする場合、コード
レス電話機の親機に接続するか、各人の部屋で使用する
場合は、長いモジュラコードを部屋まで引っ張っていき
接続する必要がある。これはパーソナルファクシミリや
パーソナルコンピュータが携帯可能でどこでも使えると
いう特徴に対してデータ通信を行うためには、回線を直
接接続しなければならず、これらパーソナル機器の使用
範囲が回線の接続可能な場所に限られてしまい、最大の
特徴である携帯性が制約されるという問題があった。

【０００５】そこで本出願人は、先に、コードレス型の
電話機の子機にファクシミリ装置接続用端子を設け、フ
ァクシミリ装置から入力される各種ファクシミリ通信制
御信号及び画像信号を親機に送信して公衆回線網に送信
することにより、ファクシミリ装置を直接回線に接続す
ることなく、子機の送信範囲内でファクシミリ通信を可
能にする電話機を提案している（特願平３−２１９０８
２号参照）。

【０００６】ところが、従来のコードレス電話機におい
ては、親機が呼出信号を検出してから無線により子機と
呼接続を制御し、子機の呼出回路を鳴動させるという構
成になっており、従って、この構成をこのファクシミリ
装置接続機能を有する子機を備えた電話機にそのまま適
用した場合、無鳴動着呼ができないという不都合が発生
していた。

【０００７】また、従来のファクシミリ装置では、１回
線だけでは内線による通信が行えないという問題もあっ
た。そこで本発明は、親機が公衆回線網からの着呼に応
答すると同時に、子機登録アドレスの優先順位に基づい
て電波信号により子機へ呼接続シーケンスを実行し、最
優先の子機が使用中のときは、順次優先順位順に他の子
機と該呼接続シーケンスを実行し、子機の無鳴動着呼と
複数の子機ファクシミリ装置との無線通信を可能とする
コードレスファクシミリ装置及びその通信制御方式を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
公衆回線網に接続し、該公衆回線網を介して外部の電話
機あるいはファクシミリ装置から受信する通信制御信
号、受話信号および画情報を所定の電波信号で子機に送
信し、該子機から所定の電波信号で送信される通信制御
信号、送話信号および画情報を受信して公衆回線網を介
して外部の電話機に送信する親機と、宛先電話番号等を
入力するテンキーや各種操作キーを備えた操作手段と、
該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操
作により該親機との間で該電波信号の送・受信により通
信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を
介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装
置とのファクシミリ通信を行う子機と、を備えたコード
レスファクシミリ装置において、前記親機に、前記公衆
回線網からの着呼を受信したとき、該着呼に応答する通
信制御信号を該公衆回線網へ送出するとともに、前記電
波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して
呼接続シーケンスを実行する呼制御手段を設けたことを
特徴とし、請求項２記載の発明は、公衆回線網に接続
し、該公衆回線網を介して外部の電話機あるいはファク
シミリ装置から受信する通信制御信号、受話信号および
画情報を所定の電波信号で子機に送信し、該子機から所
定の電波信号で送信される通信制御信号、送話信号およ
び画情報を受信して公衆回線網を介して外部の電話機に
送信する親機と、宛先電話番号等を入力するテンキーや
各種操作キーを備えた操作手段と、該電波信号の送・受
信手段を備え、操作手段における操作により該親機との
間で該電波信号の送・受信により通信制御信号、送・受
話信号及び画情報を授受して親機を介して外部の電話機
との通話及び外部のファクシミリ装置とのファクシミリ
通信を行う子機と、を備えたコードレスファクシミリ装
置における該親機と子機との間で電波信号の授受により
実行される通信制御方式において、前記公衆回線網から
の着呼を前記親機が受信したとき、該親機が着呼に応答
して通信制御信号を該公衆回線網へ送出するとともに、
前記電波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号を送
信して呼接続シーケンスを実行することを特徴とし、請
求項３記載の発明は、公衆回線網に接続し、該公衆回線
網を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から
受信する通信制御信号、受話信号および画情報を所定の
電波信号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で
送信される通信制御信号、送話信号および画情報を受信
して公衆回線網を介して外部の電話機に送信する親機
と、宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キー
を備えた操作手段と、該電波信号の送・受信手段を備
え、操作手段における操作により該親機との間で該電波
信号の送・受信により通信制御信号、送・受話信号及び
画情報を授受して親機を介して外部の電話機との通話及
び外部のファクシミリ装置とのファクシミリ通信を行う
子機と、を備えたコードレスファクシミリ装置におい
て、前記親機に、前記公衆回線網からの着呼を受信した
とき、該着呼に応答する通信制御信号を該公衆回線網へ
送出するとともに、前記電波信号により子機へ呼接続用
の通信制御信号を送信して呼接続シーケンスを実行する
呼制御手段と、前記子機を登録するアドレスを指定する
ことにより呼接続の優先順位を設定する優先順位設定手
段と、を設け、該親機に複数の前記子機のアドレスを登
録し、公衆回線網からの着呼を受信したとき、親機が該
着呼に応答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出し、
該登録アドレスの優先順位に基づいて前記電波信号によ
り子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して呼接続シー
ケンスを実行するとともに、最優先の子機が使用中のと
きは、順次優先順位順に他の子機と該呼接続シーケンス
を実行することを特徴とし、請求項４記載の発明は、公
衆回線網に接続し、該公衆回線網を介して外部の電話機
あるいはファクシミリ装置から受信する通信制御信号、
受話信号および画情報を所定の電波信号で子機に送信
し、該子機から所定の電波信号で送信される通信制御信
号、送話信号および画情報を受信して公衆回線網を介し
て外部の電話機に送信する親機と、宛先電話番号等を入
力するテンキーや各種操作キーを備えた操作手段と、該
電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操作
により該親機との間で該電波信号の送・受信により通信
制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を介
して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装置
とのファクシミリ通信を行う子機と、を備えたコードレ
スファクシミリ装置における該親機と子機との間で電波
信号の授受により実行される通信制御方式において、前
記親機に、前記子機を登録するアドレスを指定すること
により呼接続の優先順位を設定する優先順位設定手段を
設け、該親機に複数の前記子機のアドレスを登録し、前
記公衆回線網からの着呼を該親機が受信したとき、親機
が該着呼に応答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出
し、該登録アドレスの優先順位に基づいて前記電波信号
により子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して呼接続
シーケンスを実行するとともに、最優先の子機が使用中
のときは、順次優先順位順に他の子機と該呼接続シーケ
ンスを実行することを特徴としてている。

【０００９】

【作用】請求項１記載の発明では、公衆回線網を介して
外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する通
信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号で
子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信される
通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆回
線網を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置に
送信する親機と、宛先電話番号等を入力するテンキーや
各種操作キーを備えた操作手段と、該電波信号の送・受
信手段を備え、操作手段における操作により該親機との
間で該電波信号の送・受信により通信制御信号、送・受
話信号及び画情報を授受して親機を介して外部の電話機
との通話及び外部のファクシミリ装置とのファクシミリ
通信を行う子機と、を備えたコードレスファクシミリ装
置において、公衆回線網からの着呼を受信したとき、親
器から該着呼に応答する通信制御信号が該公衆回線網へ
送出されるとともに、電波信号により子機へ呼接続用の
通信制御信号が送信されて呼接続シーケンスが実行され
る。

【００１０】したがって、親機が公衆回線網からの着呼
に応答している最中に、子機との間では呼接続シーケン
スを実行して子機の無鳴動着呼を可能にするコードレス
ファクシミリ装置を提供することができる。請求項２記
載の発明では、公衆回線網を介して外部の電話機あるい
はファクシミリ装置から受信する通信制御信号、受話信
号および画情報を所定の電波信号で子機に送信し、該子
機から所定の電波信号で送信される通信制御信号、送話
信号および画情報を受信して公衆回線網を介して外部の
電話機に送信する親機と、宛先号等を入力するテンキー
や各種操作キーを備えた操作手段と、該電波信号の送・
受信手段を備え、操作手段における操作により該親機と
の間で該電波信号の送・受信により通信制御信号、送・
受話信号及び画情報を授受して親機を介して外部の電話
機との通話及び外部のファクシミリ装置とのファクシミ
リ通信を行う子機と、を備えたコードレスファクシミリ
装置における該親機と子機との間で電波信号の授受によ
り実行される通信制御方式において、公衆回線網からの
着呼を親機が受信したとき、該親機から着呼に応答する
通信制御信号が該公衆回線網へ送出されるとともに、電
波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号が送信され
て呼接続シーケンスが実行される。

【００１１】したがって、親機が公衆回線網からの着呼
に応答している最中に、子機との間では呼接続シーケン
スを実行して子機の無鳴動着呼を可能にするコードレス
ファクシミリ装置の通信制御方式を提供することができ
る。請求項３記載の発明では、公衆回線網を介して外部
の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する通信制
御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号で子機
に送信し、該子機から所定の電波信号で送信される通信
制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆回線網
を介して外部の電話機に送信する親機と、宛先電話番号
等を入力するテンキーや各種操作キーを備えた操作手段
と、該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段におけ
る操作により該親機との間で該電波信号の送・受信によ
り通信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親
機を介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミ
リ装置とのファクシミリ通信を行う子機と、を備えたコ
ードレスファクシミリ装置において、親機に、公衆回線
網からの着呼を受信したとき、該着呼に応答する通信制
御信号を該公衆回線網へ送出するとともに、電波信号に
より子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して呼接続シ
ーケンスを実行する呼制御手段と、子機を登録するアド
レスを指定することにより呼接続の優先順位を設定する
優先順位設定手段と、が設けられ、該親機に複数の子機
のアドレスが登録されると、公衆回線網からの着呼を受
信したとき、親機から該着呼に応答する通信制御信号が
該公衆回線網へ送出され、該登録アドレスの優先順位に
基づいて電波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号
が送信されて呼接続シーケンスが実行されるとともに、
最優先の子機が使用中のときは、順次優先順位順に他の
子機と該呼接続シーケンスが実行される。

【００１２】したがって、親機が公衆回線網からの着呼
に応答している最中に、子機との間では呼接続シーケン
スを実行して子機の無鳴動着呼を可能にするとともに、
複数の子機に対して優先順位を設定して順次呼接続シー
ケンスを実行することができ、子機の無鳴動着呼と複数
の子機の使用を可能にするコードレスファクシミリ装置
を提供することができる。

【００１３】請求項４記載の発明では、公衆回線網を介
して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信す
る通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信
号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信さ
れる通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公
衆回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、宛先
電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備えた
操作手段と、該電波信号の送・受信手段を備え、操作手
段における操作により該親機との間で該電波信号の送・
受信により通信制御信号、送・受話信号及び画情報を授
受して親機を介して外部の電話機との通話及び外部のフ
ァクシミリ装置とのファクシミリ通信を行う子機と、を
備えたコードレスファクシミリ装置における該親機と子
機との間で電波信号の授受により実行される通信制御方
式において、親機に、子機を登録するアドレスを指定す
ることにより呼接続の優先順位を設定する優先順位設定
手段が設けられ、該親機に複数の前記子機のアドレスが
登録され、公衆回線網からの着呼を該親機が受信したと
き、親機から該着呼に応答する通信制御信号が公衆回線
網へ送出され、該登録アドレスの優先順位に基づいて電
波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号が送信され
て呼接続シーケンスが実行されるとともに、最優先の子
機が使用中のときは、順次優先順位順に他の子機と該呼
接続シーケンスが実行される。

【００１４】したがって、親機が公衆回線網からの着呼
に応答している最中に、子機との間では呼接続シーケン
スを実行して子機の無鳴動着呼を可能にするとともに、
複数の子機に対して優先順位を設定して順次呼接続シー
ケンスを実行することができ、無鳴動着呼と複数の子機
の使用を可能にするコードレスファクシミリ装置の通信
制御方式を提供することができる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図１〜図６は、請求項１〜４記載のコードレス
ファクシミリ装置の一実施例を示す図である。図１は、
コードレスファクシミリ装置１のブロック図であり、コ
ードレスファクシミリ装置１は、子機２及び親機21から
構成されており、子機２は、無線送受信回路３、オーデ
ィオ回路４、モデム５、符号化・復号化部６、通信制御
部７、Ｉ／Ｆ８、ＣＰＵ９、ＲＡＭ10、ＲＯＭ11、操作
表示部12、スキャナ13、スキャナＩ／Ｆ14、プロッタ15
及びプロッタＩ／Ｆ16から構成され、親機21は、無線送
受信回路22、モデム23、符号化・復号化部24、通信制御
部25、Ｉ／Ｆ26、ＣＰＵ27、ＲＡＭ28、ＲＯＭ29、操作
表示部30、音声応答ＲＯＭ31、Ｉ／Ｆ32、ダイヤルパル
ス送出部33、リレー34、オフフック検出部35、呼出信号
検出部36及び絶縁トランス37から構成されている。

【００１６】子機２において、無線送受信回路３には、
アンテナ17が接続されており、親機21の無線送受信回路
22との間で各種通信制御信号、送受話信号及び画情報を
所定の電波信号により授受し、受信した通信制御信号と
画情報をモデム５に出力し、受信した受話信号をオーデ
ィオ回路23に出力するとともに、送信する通信制御信
号、送話信号及び画情報を電波信号に変換して送信す
る。

【００１７】オーディオ回路４には、スピーカー18が接
続されており、受話信号に基づいてスピーカー18を駆動
して受話信号をオペレータに聞かせる。モデム５は、送
信する通信制御信号と画情報の変調を行い、また、受信
した通信制御信号と画情報の復調を行う。符号化・復号
化部６は、画情報を所定の符号化方式に従って符号化
し、また、符号化された画情報を復号化する。

【００１８】通信制御部７は、ファクシミリ通信時、親
機21と相手ファクシミリ装置との間で送受信されるファ
クシミリ通信制御信号を無線送受信回路３を介して交換
を行って子機２の通信機能の設定や各種通信制御情報の
交換を行い、ファクシミリ通信を制御する。Ｉ／Ｆ（イ
ンターフェイス）８は、通信制御部７により交換される
各種通信制御情報を各部へ転送する。

【００１９】ＣＰＵ（Central Processing Unit)９は、
ＲＯＭ11内のプログラムに従って子機２内の各部を制御
して、コードレスファクシミリ装置１の子機２としての
シーケンスを実行し、本発明のファクシミリ通信制御処
理を実行する。ＲＡＭ（Random Access Memory）10に
は、ファクシミリ通信制御用の各種データが格納され
る。

【００２０】ＲＯＭ（Read Only Memory）11は、コード
レスファクシミリ装置１の子機２としてのシーケンスを
実行するためのプログラムを格納する。操作表示部12
は、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備える
とともに、ディスプレイ（例えば、液晶ディスプレイ）
を備え、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力
され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令
内容や親機21からオペレータに通知する各種情報等が表
示される。

【００２１】スキャナ13としては、例えば、ＣＣＤ（Ch
arge Coupled Device）を利用したイメージスキャナが
利用されており、スキャナ13は原稿を走査して原稿の画
情報を読み取る。スキャナＩ／Ｆ14は、ＣＰＵ９から入
力される制御信号をスキャナ13に転送するとともに、ス
キャナ13から入力される読取画情報をＣＰＵ９の指示に
従って所定タイミングで転送する。

【００２２】プロッタ15としては、例えば、サーマル素
子を利用したサーマル記録装置が使用されており、プロ
ッタ15は、感熱記録紙に直接、あるいは、普通記録紙に
インクシートを介して間接的に画像を記録する。プロッ
タＩ／Ｆ16は、ＣＰＵ９から入力される制御信号をプロ
ッタ15に転送するとともに、符号化・復号化部６から通
信制御部７及びＩ／Ｆ８を介して入力される再生画情報
をＣＰＵ９の指示に従って所定タイミングでプロッタ15
に転送する。

【００２３】親機21において、無線送受信回路22には、
アンテナ38が接続されており、子機２の無線送受信回路
３との間で各種通信制御信号、送受話信号及び画情報を
所定の電波信号により授受し、受信した通信制御信号、
受話信号及び画情報をＩ／Ｆ32に出力し、送信する通信
制御信号、送話信号及び画情報を電波信号に変換して送
信する。

【００２４】モデム23は、送信する通信制御信号と画情
報の変調を行い、また、受信した通信制御信号と画情報
の復調を行う。符号化・復号化部24は、画情報を所定の
符号化方式に従って符号化し、また、符号化された画情
報を復号化する。通信制御部25は、ファクシミリ通信
時、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信
号の交換を行って通信機能の設定や各種通信制御情報の
交換を行い、ファクシミリ通信を制御する。

【００２５】Ｉ／Ｆ26は、通信制御部25とＣＰＵ27の間
で各種通信制御情報を授受する。ＣＰＵ27は、ＲＯＭ29
内のプログラムに従って親機21内の各部を制御して、コ
ードレスファクシミリ装置１の親機21としてのシーケン
スを実行し、本発明のファクシミリ通信制御処理を実行
する。ＲＡＭ28には、ファクシミリ通信制御用の各種デ
ータが格納され、特に、本発明の子機の着呼の優先順位
を決定する登録アドレスが格納される。

【００２６】ＲＯＭ29は、コードレスファクシミリ装置
１の親機21としてのシーケンスを実行するためのプログ
ラムを格納する。操作表示部30は、テンキーやスタート
キー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ
（例えば、液晶ディスプレイ）を備え、操作キーから
は、送信操作等の各種命令及び本発明の子機の登録アド
レスが入力され、ディスプレイには、操作キーから入力
された命令内容や親機21からオペレータに通知する各種
情報等が表示される。

【００２７】音声応答ＲＯＭ31は、公衆回線網Ｌからの
着呼に応答する音声データが格納されており、ＣＰＵ27
の制御によりＩ／Ｆ26を介して音声データを通信制御部
25に転送する。Ｉ／Ｆ32は、無線送受信回路22とＣＰＵ
27の間で各種通信制御情報等を授受する。

【００２８】ダイヤルパルス送出部33は、リレー34によ
り直流回路を閉結し、公衆回線網Ｌにダイヤルパルスを
送出する。リレー34は、通信制御部25によりオン、オフ
制御され、ダイヤルパルス送出部33側に接続されたとき
オフフック位置として直流回路を閉結し、呼出信号検出
部35側に接続されたときオンフック位置として直流回路
を開放する。

【００２９】オフフック検出部35は、リレー34のオフフ
ックを検出し、検出結果を通信制御部25に出力する。呼
出信号検出部36は、公衆回線網Ｌからの着呼による呼出
信号を検出し、検出結果を通信制御部25に出力する。絶
縁トランス37は、モデム23とダイヤルパルス送出部33の
間を絶縁した状態で各種通信データを授受する。

【００３０】次に、作用を説明する。本実施例では、親
機21で公衆回線網Ｌからの呼出信号を検出したとき、該
呼出信号に応じて応答するとともに、この応答の実行中
に子機２に無線信号により呼接続シーケンスを行い、ま
た、登録アドレスにより複数の子機に割り当てた優先順
位に従って同様に子機２に無線信号により呼接続シーケ
ンスを行う通信処理を実行するところにその特徴があ
り、以下、この通信処理について説明する。

【００３１】本実施例では、図２に示すように親機21に
対してファクシミリ機能を有する子機２と電話機能だけ
を有する子機の２台が利用されるものとして図３に示す
通信処理のフローチャートに基づいて説明する。まず、
公衆回線網Ｌからの呼出信号を親機21の呼出信号検出部
36で検出すると（ステップＰ１）、ダイヤルパルス送出
部33によりリレー34を閉結させてオフフック状態とし
（ステップＰ２）、交換機から送出されるＣＮＧ信号
（呼出信号）の検出をチェックする（ステップＰ３）。
ＣＮＧ信号を検出すると、音声応答ＲＯＭ31から音声メ
ッセージを公衆回線網Ｌに送出すると同時に子機電話機
（ＴＥＬ）に対して無線信号で接続シーケンスを行い、
子機電話機に対して呼出信号をＴ回送出して子機電話機
がオフフックされるかチェックする（ステップＰ４〜Ｐ
６）。オフフックされたときは、通常の通信動作を行い
（ステップＰ７）、オフフックされなかったときは、呼
出信号の送出を止めて親機21のリレー34をオンフック位
置に戻して公衆回線網Ｌから開放して本処理を終了する
（ステップＰ８）。

【００３２】一方、ステップＰ３でＣＮＧ信号を検出し
なかったときは、ＣＥＤ信号（被呼識別信号）を公衆回
線網Ｌに送出するとと同時に子機ファクシミリ装置に対
して無線信号で接続シーケンスを行い、子機ファクシミ
リ装置と交信可能状態とする（ステップＰ９、Ｐ10）。
次いで、ＣＥＤ信号の送出を止め子機ファクシミリ装置
と公衆回線網Ｌを接続し（ステップＰ11）、ファクシミ
リ通信を実行させた後、通常の終了動作を行って本処理
を終了する（ステップＰ12）。

【００３３】したがって、以上の通信処理により、公衆
回線網Ｌからの着呼に対して親機から応答の最中に、親
機から子機電話機あるいは子機ファクシミリ装置への接
続シーケンスが無線信号により同時に行われるため、子
機電話機あるいは子機ファクシミリ装置を無鳴動で公衆
回線網Ｌと接続させることができる。図４は、特に、子
機電話機に対する本発明の通信処理のフローチャートを
示している。

【００３４】図４において、公衆回線網Ｌからの呼出信
号を親機で検出すると（ステップＱ１）、子機電話機と
の間の接続シーケンスを行った後、子機電話機がビジー
状態でなければ、呼出信号を無線信号で子機電話機に送
出して鳴動動作を行わせ（ステップＱ２）、通常の通話
動作を行わせて本処理を終了する（ステップＱ３）。こ
の処理により、子機電話機に対して親機から通常の鳴動
動作を行わせて通話動作を行わせることも可能である。

【００３５】図５は、親機が複数の子機ファクシミリ装
置（Ｎ台）に対して上記通信処理動作を実行する場合を
示しており、その通信処理のフローチャートを図６に示
した説明する。親機21には、複数の子機（Ｎ台）に対し
て登録アドレスが割り当てられたとき、それぞれ登録ア
ドレスに基づく呼接続の優先順位を設定しており、この
優先順位に基づいて呼接続シーケンスが実行される。

【００３６】上記図３に示した通信処理に際して優先順
位が１番目の子機ファクシミリ装置から順に呼接続シー
ケンスを実行し（ステップＲ１）、指定した優先順位の
子機ファクシミリ装置が使用中の時は（ステップＲ
２）、次の優先順位の子機ファクシミリ装置に対して呼
接続シーケンスを実行し、その指定した優先順位の子機
ファクシミリ装置が使用中でないときは、通常の無線信
号によるファクシミリ通信処理を実行して本処理を終了
する（ステップＲ３）。

【００３７】したがって、複数の子機ファクシミリ装置
に対しては、呼接続の優先順位が設定されて同様に無鳴
動な呼接続シーケンスが実行され、最優先の子機ファク
シミリ装置が使用中のときに、呼を切ってしまうといっ
た不具合を回避することができ、公衆回線網Ｌの使用効
率を向上させることができる。

【００３８】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、公衆回線
網を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から
受信する通信制御信号、受話信号および画情報を所定の
電波信号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で
送信される通信制御信号、送話信号および画情報を受信
して公衆回線網を介して外部の電話機あるいはファクシ
ミリ装置に送信する親機と、宛先電話番号等を入力する
テンキーや各種操作キーを備えた操作手段と、該電波信
号の送・受信手段を備え、操作手段における操作により
該親機との間で該電波信号の送・受信により通信制御信
号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を介して外
部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装置とのフ
ァクシミリ通信を行う子機と、を備えたコードレスファ
クシミリ装置において、公衆回線網からの着呼を受信し
たとき、親器から該着呼に応答する通信制御信号を該公
衆回線網に送出するとともに、電波信号により子機へ呼
接続用の通信制御信号を送信して呼接続シーケンスを実
行しているので、親機が公衆回線網からの着呼に応答し
ている最中に、子機との間では呼接続シーケンスを実行
して子機の無鳴動着呼を可能にするコードレスファクシ
ミリ装置を提供することができる。

【００３９】請求項２記載の発明によれば、公衆回線網
を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受
信する通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電
波信号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送
信される通信制御信号、送話信号および画情報を受信し
て公衆回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、
宛先号等を入力するテンキーや各種操作キーを備えた操
作手段と、該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段
における操作により該親機との間で該電波信号の送・受
信により通信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受
して親機を介して外部の電話機との通話及び外部のファ
クシミリ装置とのファクシミリ通信を行う子機と、を備
えたコードレスファクシミリ装置における該親機と子機
との間で電波信号の授受により実行される通信制御方式
において、公衆回線網からの着呼を親機が受信したと
き、該親機から着呼に応答する通信制御信号を該公衆回
線網に送出するとともに、電波信号により子機へ呼接続
用の通信制御信号を送信して呼接続シーケンスを実行し
ているので、親機が公衆回線網からの着呼に応答してい
る最中に子機との間では呼接続シーケンスを実行して子
機の無鳴動着呼を可能にするコードレスファクシミリ装
置の通信制御方式を提供することができる。

【００４０】請求項３記載の発明によれば、公衆回線網
を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受
信する通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電
波信号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送
信される通信制御信号、送話信号および画情報を受信し
て公衆回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、
宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
えた操作手段と、該電波信号の送・受信手段を備え、操
作手段における操作により該親機との間で該電波信号の
送・受信により通信制御信号、送・受話信号及び画情報
を授受して親機を介して外部の電話機との通話及び外部
のファクシミリ装置とのファクシミリ通信を行う子機
と、を備えたコードレスファクシミリ装置において、親
機に、公衆回線網からの着呼を受信したとき、該着呼に
応答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出するととも
に、電波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号を送
信して呼接続シーケンスを実行する呼制御手段と、子機
を登録するアドレスを指定することにより呼接続の優先
順位を設定する優先順位設定手段と、を設け、該親機に
複数の子機のアドレスが登録されると、公衆回線網から
の着呼を受信したとき、親機から該着呼に応答する通信
制御信号を該公衆回線網に送出し、該登録アドレスの優
先順位に基づいて電波信号により子機へ呼接続用の通信
制御信号を送信して呼接続シーケンスを実行するととも
に、最優先の子機が使用中のときは、順次優先順位順に
他の子機と該呼接続シーケンスを実行しているので、親
機が公衆回線網からの着呼に応答している最中に、子機
との間では呼接続シーケンスを実行して子機の無鳴動着
呼を可能にするとともに、複数の子機に対して優先順位
を設定して順次呼接続シーケンスを実行することがで
き、子機の無鳴動着呼と複数の子機の使用を可能にする
コードレスファクシミリ装置を提供することができる。

【００４１】請求項４記載の発明によれば、公衆回線網
を介して外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受
信する通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電
波信号で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送
信される通信制御信号、送話信号および画情報を受信し
て公衆回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、
宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
えた操作手段と、該電波信号の送・受信手段を備え、操
作手段における操作により該親機との間で該電波信号の
送・受信により通信制御信号、送・受話信号及び画情報
を授受して親機を介して外部の電話機との通話及び外部
のファクシミリ装置とのファクシミリ通信を行う子機
と、を備えたコードレスファクシミリ装置における該親
機と子機との間で電波信号の授受により実行される通信
制御方式において、親機に、子機を登録するアドレスを
指定することにより呼接続の優先順位を設定する優先順
位設定手段を設け、該親機に複数の前記子機のアドレス
が登録され、公衆回線網からの着呼を該親機が受信した
とき、親機から該着呼に応答する通信制御信号を公衆回
線網に送出し、該登録アドレスの優先順位に基づいて電
波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して
呼接続シーケンスを実行するとともに、最優先の子機が
使用中のときは、順次優先順位順に他の子機と該呼接続
シーケンスを実行しているので、親機が公衆回線網から
の着呼に応答している最中に、子機との間では呼接続シ
ーケンスを実行して子機の無鳴動着呼を可能にするとと
もに、複数の子機に対して優先順位を設定して順次呼接
続シーケンスを実行することができ、無鳴動着呼と複数
の子機の使用を可能にするコードレスファクシミリ装置
の通信制御方式を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるコードレスファクシミリ装置のブ
ロック構成図。

【図２】請求項１および２記載の発明による通信処理を
適用するコードレスファクシミリ装置の構成図。

【図３】請求項１および２記載の発明による子機ファク
シミリ装置と子機電話機に対する通信処理のフローチャ
ート。

【図４】請求項１および２記載の発明による子機電話機
に対する通信処理のフローチャート。

【図５】請求項３および４記載の発明による通信処理を
適用するコードレスファクシミリ装置の構成図。

【図６】請求項３および４記載の発明による複数の子機
ファクシミリ装置に対する通信処理のフローチャート。

【符号の説明】

１ コードレスファクシミリ装置 ２ 子機 ３、22 無線送受信回路 ５、23 モデム ６、24 符号化・復号化部 ７、25 通信制御部 ９、27 ＣＰＵ 10、28 ＲＡＭ 11、29 ＲＯＭ 12、30 操作表示部 21 親機 31 音声応答ＲＯＭ 35 オフフック検出部 36 呼出信号検出部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】公衆回線網に接続し、該公衆回線網を介し
   て外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する
   通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号
   で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信され
   る通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆
   回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、 宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
   えた操作手段と、 該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操
   作により該親機との間で該電波信号の送・受信により通
   信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を
   介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装
   置とのファクシミリ通信を行う子機と、 を備えたコードレスファクシミリ装置において、 前記親機に、 前記公衆回線網からの着呼を受信したとき、該着呼に応
   答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出するととも
   に、前記電波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号
   を送信して呼接続シーケンスを実行する呼制御手段を設
   けたことを特徴とするコードレスファクシミリ装置。
2. 【請求項２】公衆回線網に接続し、該公衆回線網を介し
   て外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する
   通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号
   で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信され
   る通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆
   回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、 宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
   えた操作手段と、 該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操
   作により該親機との間で該電波信号の送・受信により通
   信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を
   介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装
   置とのファクシミリ通信を行う子機と、 を備えたコードレスファクシミリ装置における該親機と
   子機との間で電波信号の授受により実行される通信制御
   方式において、 前記公衆回線網からの着呼を前記親機が受信したとき、
   該親機が着呼に応答して通信制御信号を該公衆回線網へ
   送出するとともに、前記電波信号により子機へ呼接続用
   の通信制御信号を送信して呼接続シーケンスを実行する
   ことを特徴とする通信制御方式。
3. 【請求項３】公衆回線網に接続し、該公衆回線網を介し
   て外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する
   通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号
   で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信され
   る通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆
   回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、 宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
   えた操作手段と、 該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操
   作により該親機との間で該電波信号の送・受信により通
   信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を
   介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装
   置とのファクシミリ通信を行う子機と、 を備えたコードレスファクシミリ装置において、 前記親機に、 前記公衆回線網からの着呼を受信したとき、該着呼に応
   答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出するととも
   に、前記電波信号により子機へ呼接続用の通信制御信号
   を送信して呼接続シーケンスを実行する呼制御手段と、 前記子機を登録するアドレスを指定することにより呼接
   続の優先順位を設定する優先順位設定手段と、 を設け、該親機に複数の前記子機のアドレスを登録し、
   公衆回線網からの着呼を受信したとき、親機が該着呼に
   応答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出し、該登録
   アドレスの優先順位に基づいて前記電波信号により子機
   へ呼接続用の通信制御信号を送信して呼接続シーケンス
   を実行するとともに、最優先の子機が使用中のときは、
   順次優先順位順に他の子機と該呼接続シーケンスを実行
   することを特徴とするコードレスファクシミリ装置。
4. 【請求項４】公衆回線網に接続し、該公衆回線網を介し
   て外部の電話機あるいはファクシミリ装置から受信する
   通信制御信号、受話信号および画情報を所定の電波信号
   で子機に送信し、該子機から所定の電波信号で送信され
   る通信制御信号、送話信号および画情報を受信して公衆
   回線網を介して外部の電話機に送信する親機と、 宛先電話番号等を入力するテンキーや各種操作キーを備
   えた操作手段と、 該電波信号の送・受信手段を備え、操作手段における操
   作により該親機との間で該電波信号の送・受信により通
   信制御信号、送・受話信号及び画情報を授受して親機を
   介して外部の電話機との通話及び外部のファクシミリ装
   置とのファクシミリ通信を行う子機と、 を備えたコードレスファクシミリ装置における該親機と
   子機との間で電波信号の授受により実行される通信制御
   方式において、 前記親機に、 前記子機を登録するアドレスを指定することにより呼接
   続の優先順位を設定する優先順位設定手段を設け、 該親機に複数の前記子機のアドレスを登録し、前記公衆
   回線網からの着呼を該親機が受信したとき、親機が該着
   呼に応答する通信制御信号を該公衆回線網へ送出し、該
   登録アドレスの優先順位に基づいて前記電波信号により
   子機へ呼接続用の通信制御信号を送信して呼接続シーケ
   ンスを実行するとともに、最優先の子機が使用中のとき
   は、順次優先順位順に他の子機と該呼接続シーケンスを
   実行することを特徴とする通信制御方式。