JPH0516020A - 切断機におけるワーク搬送装置 - Google Patents

切断機におけるワーク搬送装置

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JPH0516020A
JPH0516020A JP3168358A JP16835891A JPH0516020A JP H0516020 A JPH0516020 A JP H0516020A JP 3168358 A JP3168358 A JP 3168358A JP 16835891 A JP16835891 A JP 16835891A JP H0516020 A JPH0516020 A JP H0516020A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、残材の搬送作業を短時間で行うこ
とができると共に、長さに拘らず残材を適宜に搬送する
ことができるワーク搬送装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 少なくとも搬送方向からみて切断加工位置の
上流側の領域において、ワークを把持する送りバイス装
置33を往復動自在に設け、少くとも上記搬送方向にお
いて切断加工位置の下流側の領域において、ワークを把
持するフロントバイス装置37を往復動自在に設け、上
記送りバイス装置とフロントバイス装置の間に、ワーク
を把持するメインバイス装置を設け、かつこのメインバ
イス装置を前記搬送方向からみて切断加工位置の上流側
から下流側にかけての領域において往復動自在に設けて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋸盤のごとき切
断機において、ワークの搬送を行うワーク搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋸盤のごとき切断機において、ワークを
搬送方向に搬送する従来のワーク搬送装置について説明
すると、上記搬送方向からみて切断加工位置の上流側に
は、ワークを把持するメインバイス装置、送りバイス装
置が切断加工位置側から設けてある。このメインバイス
装置は搬送方向に対して不動であり、送りバイス装置は
搬送方向からみて切断加工位置の上流側の領域において
往復動自在である。また、上記搬送方向からみて切断加
工位置の下流側(切断加工位置の前側)にはワークを把
持するフロントバイス装置が設けてあり、このフロント
バイス装置は切断加工位置の下流側の領域において往復
動自在である。
【0003】したがって、ワークを送りバイス装置によ
り把持し、送りバイス装置を切断加工位置に接近する方
向へ往動させることにより、ワークの切断部(切断加工
を施す部分)を切断加工位置に位置決めする。そして、
メインバイス装置によりワークを把持し、切断機を適宜
に操作してワークに対して所望の切断加工を行う。
【0004】所望の切断加工を行った後に、フロントバ
イス装置により切断されたワーク(製品)を把持すると
共に、メインバイス装置の把持状態を解除する。そし
て、製品を把持した状態のもとで、フロントバイス装置
を切断加工位置から離反する方向へ往動させる。これに
よって、製品を切断加工位置の下流側の所定位置まで搬
送することができるものである。
【0005】残りのワーク(残材)に対して搬送を行う
場合には、フロントバイス装置を切断加工位置に接近す
る方向へ復動させた後に、メインバイス装置により把持
されている残材を、フロントバイス装置により把持す
る。また、メインバイス装置の把持状態を解除する。そ
して、残材を把持した状態のもとで、フロントバイス装
置を切断加工位置に離反する方向へ往動させることによ
り、切断加工位置の下流側の所定位置まで残材を搬送す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごとき
従来のワーク搬送装置においては、残材を搬送する場合
においては、フロントバイス装置を切断加工位置に接近
する方向へ復動させた後に、フロントバイス装置により
残材を把持し、フロントバイス装置を切断加工位置に離
反する方向へ往動させなければならず、残材の搬送に時
間がかかるといった問題があった。
【0007】また、残材の長さが短い場合においては、
フロントバイス装置を切断加工位置に接近する方向へ復
動せしめても、フロントバイス装置における一対の把持
バイスの間に残材を相対的に位置せしめることができな
かった。このために、残材の長さが短い場合において
は、フロントバイス装置により把持することができず、
残材を切断加工位置の下流側の所定位置まで残材を適宜
に搬送することができないといった問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、本発明においては、切断機におけ
る、ワークを搬送方向へ搬送するワーク搬送装置にし
て、少なくとも上記搬送方向からみて切断加工位置の上
流側の領域において、ワークを把持する第1バイス装置
を往復動自在に設け、少くとも上記搬送方向からみて切
断加工位置の下流側の領域において、ワークを把持する
第2バイス装置を往復動自在に設け、上記第1バイス装
置と第2バイス装置の間に、ワークを把持する第3バイ
ス装置を設け、かつこの第3バイス装置を前記搬送方向
からみて切断加工位置の上流側から下流側にかけての領
域において往復動自在に設けてなるものである。
【0009】
【作用】前記の構成において、第1バイス装置によりワ
ークを把持し、第1バイス装置を搬送方向へ(切断加工
位置に接近する方向)へ往動させる。これによって、ワ
ークを所定量だけ適宜に搬送することができ、ワークの
切断部(切断加工を施す部分)を切断加工位置に位置決
めせしめることができる。ワークの切断部を切断加工位
置に位置決めした後に、第3バイス装置によりワークを
把持する。そして、切断機を適宜に操作してワークの切
断部に対して所望の切断加工を行う。
【0010】所望の切断加工を行った後に、第2バイス
装置により切断されたワーク(製品)を把持する。そし
て、製品を把持した状態のもとで第2バイス装置を搬送
方向(切断加工位置から離反する方向)へ往動させる。
これによって、製品を切断加工位置の下流側の所定位置
まで搬送することができるものである。
【0011】1本のワークから複数の製品を取出す場合
においては、上記作用を複数回繰返すものである。
【0012】1本のワークからすべての製品を取出した
後に、第2バイス装置により最後の製品を搬送すると共
に、残材を把持した第3バイス装置を切断加工位置を越
えて搬送方向へ往動せしめることにより、長さに拘らず
残材を切断加工位置の下流側の所定位置まで搬送するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面に基
づいて説明する。
【0014】図1、図2を参照するに、切断機の一例と
して竪型帯鋸盤1は、エンドレス状の帯鋸刃3を備えた
鋸刃ハウジング5と、ワークWを搬送方向(本実施例に
おいて前方向)へ搬送するワーク搬送装置7と、このワ
ーク搬送装置7にワークWを供給するワーク供給装置9
等からなるものである。
【0015】上記鋸刃ハウジング5の詳細については、
適宜位置には左右方向(図2において左右方向)へ延伸
した支持フレーム11が立証してあり、この支持フレー
ム11には鋸刃ハウジング5を左右方向へ案内する複数
のガイドレール13が左右方向へ延伸して設けてある。
この鋸刃ハウジング5を左右方向へ移動させるために、
支持フレーム11には、サーボモータ15に連動連結し
たボールねじ16が設けてあり、鋸刃ハウジング5内に
はボールねじ16に螺合したナット部材(図示省略)が
設けてある。
【0016】鋸刃ハウジング5内にはエンドレス状の帯
鋸刃3を掛回する駆動プーリ17と従動プーリ19が回
転自在に支持されており、駆動プーリ17は図示省略の
駆動モータに連動連結してある。また、切断領域にある
帯鋸刃3をワークWに対して垂直に案内するために、鋸
刃ハウジング5には上下に対向した一対の鋸刃ガイド2
1,23が設けてある。なお鋸刃ガイド21は鋸刃ガイ
ド23に対して接近離反する上下方向へ位置調節自在で
ある。
【0017】上記構成により、ワーク搬送装置7により
ワークWの切断部(切断加工を施す部分)を切断加工位
置に位置決めした後に、駆動モータの駆動によって駆動
プーリ17を回転駆動させることにより、エンドレス状
の帯鋸刃3を走行させると共に、サーボモータ15の駆
動によってボールねじ16を回転駆動させることによ
り、鋸刃ハウジング5をワークWに接近する左方向へ移
動される。これによって、ワークWの切断部に所望の切
断加工を行うことができるものである。
【0018】上記ワーク搬送装置7の詳細については、
前記ハウジングフレーム11の前側(図2において紙面
に向って表側)には前後方向へ延伸したローラフレーム
25が設けてあると共に、前記支持フレーム11の後側
には立設した多数の支持部27aを備えたローラフレー
ム27が前後方向へ延伸して設けてある。ローラフレー
ム25,27の上側には前後方向へ延伸したガイドフレ
ーム29が一体的に設けてあり、このガイドフレーム2
9により2つのローラフレーム25,27が一体化され
るものである。上記ローラフレーム25にはワークWを
支持する回転自在な支持ローラ31が前後方向へ適宜間
隔に設けてあると共に、各ローラフレーム27における
支持部材27aにも回転自在な支持ローラ31が設けて
ある。
【0019】上記ガイドフレーム29にはワークWを把
持する送りバイス装置33、メインバイス装置35、フ
ロントバイス装置37が設けてあり、各バイス装置3
3,35,37は搬送方向(前方向)からみた切断加工
位置の上流側から下流側にかけての間において往復動可
能である。
【0020】より詳細には、ガイドフレーム29には前
後方向へ延伸した複数のガイドレール39,41が設け
てあり、複数のガイドレール39,41が各バイス装置
33、35、37を前後方向へ案内している。各バイス
装置33,35,37を前後方向へ移動させるために、
ガイドフレーム29には前後方向へ延伸したラック部材
43が設けてあり、各バイス装置33,35,37はこ
のラック部材43に噛合したピニオン45を備えてい
る。なお、各バイス装置33,35,37はピニオン4
5を回転駆動させるためのサーボモータ47を備えてい
る。
【0021】各バイス装置33,35,37によりワー
クWを把持するために、各バイス装置33,35,37
の一部を構成するバイスヘッド49には固定バイス51
が一体的に設けてあり、各バイスヘッド49に設けたガ
イド穴53には対応する固定バイス51に接近離反する
左右方向へ移動自在な可動バイス55が設けてある。各
可動バイス55を左右方向へ移動させるために、各バイ
スヘッド49の上側には把持シリンダ57が設けてあ
り、各把持シリンダ57に左右方向へ移動自在に設けた
ピストンロッド59が、対応する可動バイス55に一体
的に設けた連結部材61に連結してある。
【0022】上記構成により、各バイス装置33,3
5,37が備えた独自のサーボモータ47を駆動させる
ことにより、各バイス装置33,35,37がガイドレ
ール39,41に案内されて前後方向へ移動することが
できるものである。したがって、前後に位置する他のバ
イス装置33,35,37により移動が規制されない限
り、各バイス装置33,35,37を切断加工位置の上
流側から下流側にかけての領域において往復動すること
ができるものである。
【0023】また、適宜のバイス装置33,35,37
における固定バイス51と可動バイス55の間にワーク
Wを位置しめた後に、適宜のバイス装置33,35,3
7における把持シリンダ57の作動により適宜のバイス
装置33,35,37における可動バイス55を対応す
る固定バイス51に接近する左方向へ移動させることに
より、適宜のバイス装置33,35,37によりワーク
Wを把持するものである。そして、適宜のバイス装置3
3,35,37によりワークWを把持した後に、適宜の
バイス装置33,35,37における把持シリンダ57
の作動により可動バイス55を固定バイス51に離反す
る右方向へ移動させることにより、適宜のバイス装置3
3,35,37の把持状態を解除することができる。
【0024】図1,図3を参照するに、前記ワーク供給
装置9の詳細については、前記ワーク搬送装置7におけ
る搬送方向からみて切断加工位置の上流側の右側(図3
において右側)にはシリンダフレームが設けてあり、こ
のシリンダフレームには、複数の(本実施例では2つ)
の昇降シリンダ63が前後(図3において表側)に離隔
して設けてあり、同様にワーク搬送装置7における搬送
方向からみて切断加工位置の下流側の左側にはシリンダ
フレームが設けてあり、このシリンダフレームには複数
(本実施例では2つ)の昇降シリンダ65が前後に離隔
して設けてある。
【0025】各昇降シリンダ63から突出自在なピスト
ンロッド67には支持部材69が設けてあり、前後に離
隔した複数の支持部材69には前後方向へ延伸したスプ
ロケット軸71が回転自在に設けてある。このスプロケ
ット軸71には前後方向へ適宜間隔に多数のスプロケッ
ト73が一体的に取付けてある。同様に、各昇降シリン
ダ65から上方向へ突出自在なピストンロッド75には
支持部材77が設けてあり、複数の支持部材77には前
後方向へ延伸したスプロケット軸79が回転自在に設け
てある。このスプロケット軸79には前後方向へ適宜間
隔に多数のスプロケット81が一体的に取付けてある。
そして、左右に離隔したスプロケット73,81の間に
は左右方向へ延伸した移送チェン83がそれぞれ掛回し
てあり、各移送チェン83は隣接するローラフレーム2
7における支持部27aの間に配置してある。
【0026】上記構成により、多数の移送チェン83上
にワークWを位置せしめた後に、駆動モータ(図示省
略)の駆動により適宜のスプロケット軸79を回転駆動
させて、多数の移送チェン83を左方向へ走行させるこ
とにより、ワークWを左方向へ移送せしめることができ
るものである。このとき、移送チェン83の上側の高さ
位置はローラフレーム27に設けた支持ローラ31の上
側の高さ位置よりも低いものである。
【0027】更に、ワークWを左方向へ移送せしめて、
ワークWを上記支持ローラ31の垂直上方位置に位置せ
しめる。そして、昇降シリンダ63,65の作動により
スプロケット軸71,79を下降させることにより、移
送チェン83を上記支持ローラ27の高さ位置よりも低
い位置に位置せしめる。これによって、ワークWを支持
ローラ31によって支持することができ、ワークWをワ
ーク搬送装置7に供給することができるものである。
【0028】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0029】ローラフレーム27に設けた支持ローラ3
1に支持せしめたワークWを、送りバイス装置33にお
ける固定バイス51と可動バイス55の間に位置せしめ
る。送りバイス装置33における把持シリンダ57の作
動により上記可動バイス55を固定バイス51に接近さ
せてワークWを把持する(図4参照)。そして、送りバ
イス装置33におけるサーボモータ47の駆動により、
ワークWを把持した状態のもとで、送りバイス装置33
を搬送方向(切断加工位置に接近する前方向)へ往動さ
せる。これによって、ワークWを所定量だけ搬送するこ
とができ、ワークWの切断部を切断加工位置に位置決め
せしめることができるものである。
【0030】ワークWの切断部を切断加工位置に位置決
めした後に、メインバイス装置35における把持シリン
ダ57の作動により、メインバイス装置35における可
動バイス55を固定バイス51に接近させてワークWを
把持する(図5参照)。そして、鋸刃ハウジング5等を
前述のように適宜に操作してワークWの切断部に対して
所望の切断加工を行うことができるものである。
【0031】なお、このときに送りバイス装置33の把
持状態を解除していても差し支えないものである。
【0032】所望の切断加工を行った後に、フロントバ
イス装置37における把持シリンダ57の作動により、
フロントバイス装置37における固定バイス51と可動
バイス55の間に位置している切断されたワーク(製
品)WAを把持する(図6参照)。そして、製品WAを
把持した状態のもとで、フロントバイス装置37を搬送
方向(切断加工位置から離反する方向)へ往動させる。
これによって、製品WAを切断加工位置の下流側の所定
位置まで搬送することができるものである(図7参
照)。
【0033】1本のワークWから複数の製品WAを取出
す場合においては、上記作用を複数回繰り返すものであ
る。
【0034】1本のワークWからすべての製品WAを取
出した後に、残りのワーク(残材)WBを搬送する場合
には、フロントバイス装置37により最後の製品WAを
搬送するときに、残材WBを把持したメインバイス装置
35を切断加工位置を越して搬送方向へ往動せしめるこ
とにより、長さに拘らず残材WBを切断加工位置の下流
側の所定位置まで搬送することができる(図8参照)。
【0035】本実施例によれば、フロントバイス装置3
7により残材WBを把持することなく、残材WBを把持
したメインバイス装置35を切断加工位置を越えて、搬
送方向へ往動させることにより、残材WBを切断加工位
置の下流側の所定位置まで搬送しているために、残材W
Bの搬送を短時間で行うことができると共に、長さに拘
らず残材WBの搬送を行うことができ、作業能率向上の
効果を奏するものである。
【0036】本実施例に係る発明の第2の作用について
説明すると、短くなった残材WBに対して更に切断加工
を行う場合には、図9に示すように残材WBを把持した
メインバイス装置35を、切断加工位置を越えて下流側
に位置せしめて、フロントバイス装置37により残材W
Bを把持する。次に、再びフロントバイス装置37を切
断加工位置の上流側に位置せしめて、フロントバイス装
置37により残材WBの一部を把持すると共に、メイン
バイス装置35の把持状態を解除して、メインバイス装
置35を再び切断加工位置の上流側に位置せしめる。そ
して、残材WBを把持したフロントバイス装置37を適
宜に往復動させて、残材WBの切断部を切断加工位置に
位置せしめる。残材Wの位置決めを終了した後に、メイ
ンバイス装置35により残材WBの一部を把持して、鋸
刃ハウジング5を適宜に操作して残材Wに対して切断加
工を行い、製品WAを取出す(図10,図11参照)。
最後に、製品WAを把持したフロントバイス装置37、
及び残材WBを把持したメインバイス装置35を切断加
工位置から離反する前方向へ移動させることにより、製
品WA、残材WBを切断加工位置の下流側の所定位置ま
で搬送することができる(図12参照)。
【0037】このような作用のもとでは、残材Wの長さ
を極力短くすることができ、ワークWの有効利用を図る
ことができるものである。
【0038】本実施例に係る発明の第3の作用について
説明する。
【0039】ワークWに対して先端切りを行う場合に
は、前述のようにワークWを搬送してワークWの先端部
を切断加工位置に位置決めする。そして、鋸刃ハウジン
グ5等を適宜に操作してワークWの先端部を切断する
(図13参照)。
【0040】ワークWの先端切りを行った後に、切断片
WCを把持した状態のもとで、フロントバイス装置37
を切断加工位置から離反する前方向へ移動させる。ま
た、ワークWを把持した状態のもとで、メインバイス装
置35を前方向へ移動させて、ワークWの切断部を切断
加工位置に位置せしめる。ワークWの切断部を切断加工
位置に位置せしめた後に、送りバイス装置33によりワ
ークWを把持する(図14参照)。そして、鋸刃ハウジ
ング5を適宜に操作してワークWに対して所望の切断加
工を行い、製品WAを取出す(図15参照)。
【0041】ワークWに対して所望の切断加工を行った
後に、製品WAを把持した状態のもとで、メインバイス
装置37を搬送方向へ移動させると共に、残材WBを把
持した状態のもとで、送りバイス装置33を搬送方向へ
移動させる(図16参照)。これによって、製品WA、
残材WBを切断加工位置の下流側の所定位置にまで搬送
することができる。
【0042】このような作用のもとでは、先端切りを行
ってから切断加工に入る場合におけるワーク搬送作業を
ロスタイムを少くして行うことができるものである。
【0043】なお、本発明は前述のごとく実施例の説明
に限るものではなく、例えば図17に示すように横型帯
鋸盤に応用する等の適宜の変更を行うことによりその他
種々の態様で実施例可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、第2バイス装置により残
材を把持することなく、残材を把持した第3バイス装置
を切断位置を越えて搬送方向へ往動させることにより、
残材を切断加工位置の下流側の所定位置まで搬送してい
るために、残材の搬送作業を短時間で行うことができる
と共に、長さに拘らず残材を適宜に搬送することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の竪型帯鋸盤の斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】本実施例の作用説明図である。
【図5】本実施例の作用説明図である。
【図6】本実施例の作用説明図である。
【図7】本実施例の作用説明図である。
【図8】本実施例の作用説明図である。
【図9】本実施例の作用説明図である。
【図10】本実施例の作用説明図である。
【図11】本実施例の作用説明図である。
【図12】本実施例の作用説明図である。
【図13】本実施例の作用説明図である。
【図14】本実施例の作用説明図である。
【図15】本実施例の作用説明図である。
【図16】本実施例の作用説明図である。
【図17】ワーク搬送装置を横型帯鋸盤に用いた態様を
示す図である。
【符号の説明】
1 竪型帯鋸盤 5 ワーク搬送装置 33 送りバイス装置 35 メインバイス装置 37 フロントバイス装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 切断機における、ワークを搬送方向へ搬
    送するワーク搬送装置にして、少なくとも上記搬送方向
    からみて切断加工位置の上流側の領域において、ワーク
    を把持する第1バイス装置を往復動自在に設け、少くと
    も上記搬送方向からみて切断加工位置の下流側の領域に
    おいて、ワークを把持する第2バイス装置を往復動自在
    に設け、上記第1バイス装置と第2バイス装置の間に、
    ワークを把持する第3バイス装置を設け、かつこの第3
    バイス装置を前記搬送方向からみて切断加工位置の上流
    側から下流側にかけての領域において往復動自在に設け
    てなることを特徴とする切断機におけるワーク搬送装
    置。
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