JP2520415Y2 - 棒材供給機の棒材送出し装置 - Google Patents
棒材供給機の棒材送出し装置Info
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- JP2520415Y2 JP2520415Y2 JP1990118738U JP11873890U JP2520415Y2 JP 2520415 Y2 JP2520415 Y2 JP 2520415Y2 JP 1990118738 U JP1990118738 U JP 1990118738U JP 11873890 U JP11873890 U JP 11873890U JP 2520415 Y2 JP2520415 Y2 JP 2520415Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、棒材供給機内から加工機の方に棒材を供給
するための棒材供給機における棒材送出し装置に関す
る。
するための棒材供給機における棒材送出し装置に関す
る。
棒材供給機は、棒材を旋盤等の加工機に送り込むため
の装置であり、例えば、実公昭62-10004号公報に示され
るようなものがある。
の装置であり、例えば、実公昭62-10004号公報に示され
るようなものがある。
これは、棒材を加工機の方へと押し出す押出し部材
と、該押出し部材により押し出された棒材を把持して前
記加工機の方に送るフィードパイプとを平行に配置して
なるもので、次のように動作して棒材を1本ずつ加工機
の方に送るようになっている。
と、該押出し部材により押し出された棒材を把持して前
記加工機の方に送るフィードパイプとを平行に配置して
なるもので、次のように動作して棒材を1本ずつ加工機
の方に送るようになっている。
すなわち、押出し部材が棒材の貯留部より1本の棒材
を受け取るとチェーンが駆動して押出し部材を往動さ
せ、該棒材を前方に送り出す。次に、チェーンが逆駆動
して押出し部材を復動させ元の位置に戻す。そして、こ
の位置でチェーンを押出し部材から外しフィードパイプ
に係止する。
を受け取るとチェーンが駆動して押出し部材を往動さ
せ、該棒材を前方に送り出す。次に、チェーンが逆駆動
して押出し部材を復動させ元の位置に戻す。そして、こ
の位置でチェーンを押出し部材から外しフィードパイプ
に係止する。
しかる後、チェーンが駆動し、フィードパイプを往動
させる。これにより、フィードパイプは棒材の後端をそ
の先端部で把持し、加工機の方に棒材を徐々に送ること
となる。
させる。これにより、フィードパイプは棒材の後端をそ
の先端部で把持し、加工機の方に棒材を徐々に送ること
となる。
しかしながら、従来の棒材供給機は、1本のチェーン
により押出し部材とフィードパイプの双方を駆動させる
ようになっているので、押出し部材を往動させて棒材を
押し出した後、押出し部材を復動させ、しかる後チェー
ンをフィードパイプに繋ぎ変える必要がある。
により押出し部材とフィードパイプの双方を駆動させる
ようになっているので、押出し部材を往動させて棒材を
押し出した後、押出し部材を復動させ、しかる後チェー
ンをフィードパイプに繋ぎ変える必要がある。
このため、押出し部材を元の位置に戻す間、加工を待
たねばならず、それだけ生産性が低下するという問題が
ある。
たねばならず、それだけ生産性が低下するという問題が
ある。
本考案は、そのような不都合を解消せんとするもので
ある。
ある。
上記課題を解決するために、本考案は、棒材Aを加工
機の方へと押し出す押出し部材11及び該押出し部材11を
案内する第1の案内体14と、該押出し部材11により押し
出された棒材Aを把持して前記加工機の方に送るフィー
ドパイプ12及び該フィードパイプ12を案内する第2の案
内体15とが、棒材供給機内における棒材送出中心線B上
とそれから外れた偏倚線上との間で交互に位置変換可能
に設けられた棒材供給機の棒材送出し装置5において、
前記押出し部材11を前記棒材送出中心線B上にて往復動
させる第1の駆動部24が前記押出し部材11に対して設け
られ、前記フィードパイプ12を前記棒材送出中心線B上
にて往復動させる第2の駆動部25が前記フィードパイプ
12に対して設けられ、前記第1と第2の駆動部24,25の
いずれかにクラッチ39により選択的に繋がれて前記押出
し部材11による棒材Aの押出し量又は前記フィードパイ
プ12による棒材Aの押出し量をカウントするロータリエ
ンコーダ40が設けられた構成を採用している。
機の方へと押し出す押出し部材11及び該押出し部材11を
案内する第1の案内体14と、該押出し部材11により押し
出された棒材Aを把持して前記加工機の方に送るフィー
ドパイプ12及び該フィードパイプ12を案内する第2の案
内体15とが、棒材供給機内における棒材送出中心線B上
とそれから外れた偏倚線上との間で交互に位置変換可能
に設けられた棒材供給機の棒材送出し装置5において、
前記押出し部材11を前記棒材送出中心線B上にて往復動
させる第1の駆動部24が前記押出し部材11に対して設け
られ、前記フィードパイプ12を前記棒材送出中心線B上
にて往復動させる第2の駆動部25が前記フィードパイプ
12に対して設けられ、前記第1と第2の駆動部24,25の
いずれかにクラッチ39により選択的に繋がれて前記押出
し部材11による棒材Aの押出し量又は前記フィードパイ
プ12による棒材Aの押出し量をカウントするロータリエ
ンコーダ40が設けられた構成を採用している。
当初、押出し部材11とフィードパイプ12が第1と第2
の各案内体14,15中の元の位置に復帰した状態におい
て、押出し部材11は棒材送出中心線Bから外れた偏倚線
上にあり、フィードパイプ12は棒材送出中心線B上にあ
る(第2図(a))。
の各案内体14,15中の元の位置に復帰した状態におい
て、押出し部材11は棒材送出中心線Bから外れた偏倚線
上にあり、フィードパイプ12は棒材送出中心線B上にあ
る(第2図(a))。
そこで、1本の棒材Aが押出し部材11の前に供給され
ると、位置変換装置が駆動する。これにより、可動フレ
ームが動いて、押出し部材11を棒材送出中心線B上に、
フィードパイプ12を偏倚線上に夫々移動させる(第2図
(b))。
ると、位置変換装置が駆動する。これにより、可動フレ
ームが動いて、押出し部材11を棒材送出中心線B上に、
フィードパイプ12を偏倚線上に夫々移動させる(第2図
(b))。
次に、第1の駆動部24が駆動し、押出し部材11を第1
の案内体14中にて往動させ、棒材Aを前方に押し出す
(第2図(c))。この場合、クラッチ39によりロータ
リエンコーダ40が第1の駆動部24側に切り替えられてお
り、ロータリエンコーダ40が押出し部材11による棒材A
の押出し量をカウントする。
の案内体14中にて往動させ、棒材Aを前方に押し出す
(第2図(c))。この場合、クラッチ39によりロータ
リエンコーダ40が第1の駆動部24側に切り替えられてお
り、ロータリエンコーダ40が押出し部材11による棒材A
の押出し量をカウントする。
この後、位置変換装置が駆動し、可動フレームを上記
と逆方向に動作させる。これにより、フィードパイプ12
が棒材送出中心線B上に、押出し部材11が偏倚線上に夫
々移動する(第2図(d))。
と逆方向に動作させる。これにより、フィードパイプ12
が棒材送出中心線B上に、押出し部材11が偏倚線上に夫
々移動する(第2図(d))。
しかる後、押出し部材11の復動を待つことなく、第2
の駆動部25が駆動し、フィードパイプ12を往動させ、棒
材Aを前方に送る。これにより、棒材Aの先端は加工機
の方に至って加工されることとなる(第2図(e))。
また、この場合、クラッチ39によりロータリエンコーダ
40が第2の駆動部25側に切り替えられており、ロータリ
エンコーダ40がフィードパイプ12による棒材Aの押出し
量をカウントする。
の駆動部25が駆動し、フィードパイプ12を往動させ、棒
材Aを前方に送る。これにより、棒材Aの先端は加工機
の方に至って加工されることとなる(第2図(e))。
また、この場合、クラッチ39によりロータリエンコーダ
40が第2の駆動部25側に切り替えられており、ロータリ
エンコーダ40がフィードパイプ12による棒材Aの押出し
量をカウントする。
一方、押出し部材11は次の棒材Aが供給されるまでの
所定の時期に第1の駆動部24の逆動作により元の位置へ
と復動する。
所定の時期に第1の駆動部24の逆動作により元の位置へ
と復動する。
以下、本考案に係る棒材供給機の棒材送出し装置の一
実施例について説明する。
実施例について説明する。
棒材供給機は、全体として第5図及び第6図で示され
るような構造であり、旋盤等の加工機に隣接して設けら
れる。
るような構造であり、旋盤等の加工機に隣接して設けら
れる。
該棒材供給機は加工機の主軸1(第1図)に連なる該
棒材供給機の棒材送出中心線の長さ方向に延在する固定
フレーム2を有しており、該固定フレーム2の片側には
複数本の棒材Aを水平に貯留しておく貯留部3を備え、
固定フレーム2の略中央にはクランプ装置4を備え、固
定フレーム2の上部には第1図のような棒材Aの送出し
装置5を備えている。
棒材供給機の棒材送出中心線の長さ方向に延在する固定
フレーム2を有しており、該固定フレーム2の片側には
複数本の棒材Aを水平に貯留しておく貯留部3を備え、
固定フレーム2の略中央にはクランプ装置4を備え、固
定フレーム2の上部には第1図のような棒材Aの送出し
装置5を備えている。
貯留部3は、第3図及び第5図に示されるように、固
定フレーム2の一側から突出した複数本の腕6と、各腕
6の側面に沿って張設された無端搬送ベルト7と、各無
端搬送ベルト7の下面に沿って設けられた案内板8とを
有している。すべての無端搬送ベルト7は固定フレーム
2側に配置された1本のラインシャフト9により駆動さ
れるようになっている。無端搬送ベルト7は複数本の棒
材Aを等間隔で把持できるよう等ピッチで設けられた多
数の仕切片10を有している。案内板8は固定フレーム2
に固定された前記腕6に取り付けられている。
定フレーム2の一側から突出した複数本の腕6と、各腕
6の側面に沿って張設された無端搬送ベルト7と、各無
端搬送ベルト7の下面に沿って設けられた案内板8とを
有している。すべての無端搬送ベルト7は固定フレーム
2側に配置された1本のラインシャフト9により駆動さ
れるようになっている。無端搬送ベルト7は複数本の棒
材Aを等間隔で把持できるよう等ピッチで設けられた多
数の仕切片10を有している。案内板8は固定フレーム2
に固定された前記腕6に取り付けられている。
これにより、各棒材Aは、第3図のごとく、無端搬送
ベルト7間に掛け渡されると共に無端搬送ベルト7間で
位相の合った仕切片10間に把持されて、案内板8上を矢
印方向に間欠的に搬送されることとなる。
ベルト7間に掛け渡されると共に無端搬送ベルト7間で
位相の合った仕切片10間に把持されて、案内板8上を矢
印方向に間欠的に搬送されることとなる。
クランプ装置4は後述のフィードパイプ先端のフィン
ガーで棒材Aを把持する際に棒材Aを動かないように掴
んで固定するためのものである。このクランプ装置4は
公知であるから、その詳細な説明は省略する。
ガーで棒材Aを把持する際に棒材Aを動かないように掴
んで固定するためのものである。このクランプ装置4は
公知であるから、その詳細な説明は省略する。
棒材の送出し装置5は、第5図及び第6図で示される
棒材供給機の略中央から後の部分に、第1図及び第3図
のような棒材Aを加工機の方へと押し出す押出し部材11
と、該押出し部材11により押し出された棒材Aを把持し
て前記加工機の主軸1の方に送るフィードパイプ12とを
備え、また棒材供給機の前の部分には、前記フィードパ
イプ12で送られる棒材Aを支えて加工機の主軸1の方に
案内するガイド部材13を備えている。
棒材供給機の略中央から後の部分に、第1図及び第3図
のような棒材Aを加工機の方へと押し出す押出し部材11
と、該押出し部材11により押し出された棒材Aを把持し
て前記加工機の主軸1の方に送るフィードパイプ12とを
備え、また棒材供給機の前の部分には、前記フィードパ
イプ12で送られる棒材Aを支えて加工機の主軸1の方に
案内するガイド部材13を備えている。
棒材供給機中には棒材送出中心線Bが設定されてお
り、該棒材送出中心線Bと平行に前記押出し部材11及び
前記フィードパイプ12の各案内体14,15並びに前記ガイ
ド部材13が設けられている。
り、該棒材送出中心線Bと平行に前記押出し部材11及び
前記フィードパイプ12の各案内体14,15並びに前記ガイ
ド部材13が設けられている。
押出し部材11及びフィードパイプ12は可動フレーム16
に支えられ、該可動フレーム16の上下動に伴い棒材送出
中心線B上とそれからずれた偏倚線上との間で交互に位
置変換可能であり、該棒材送出中心線B上に来るものは
その中心線が棒材送出中心線Bと合致するようになって
いる。
に支えられ、該可動フレーム16の上下動に伴い棒材送出
中心線B上とそれからずれた偏倚線上との間で交互に位
置変換可能であり、該棒材送出中心線B上に来るものは
その中心線が棒材送出中心線Bと合致するようになって
いる。
可動フレーム16は、第4図のように前記固定フレーム
2に沿って左右に2基配置され、上記のような位置変換
を成さしめる位置変換装置を介して前記固定フレームと
繋がっている。
2に沿って左右に2基配置され、上記のような位置変換
を成さしめる位置変換装置を介して前記固定フレームと
繋がっている。
すなわち、可動レーム16は、固定フレーム2に垂直に
固着されたレール17に対し、あり及びあり溝の関係で摺
動可能に係合している。また、2基の可動フレーム16間
にて固定フレーム2にはブラケット18により枢軸19が水
平に取り付けられ、該枢軸19の両端には各可動フレーム
16に固着されたピン20と係合するフォーク21が固定され
ている。さらに、該枢軸19にはレバー22が固着され、該
レバー22は固定フレーム2に枢着されたエアシリンダ23
のピストンロッド23aに連結されている。
固着されたレール17に対し、あり及びあり溝の関係で摺
動可能に係合している。また、2基の可動フレーム16間
にて固定フレーム2にはブラケット18により枢軸19が水
平に取り付けられ、該枢軸19の両端には各可動フレーム
16に固着されたピン20と係合するフォーク21が固定され
ている。さらに、該枢軸19にはレバー22が固着され、該
レバー22は固定フレーム2に枢着されたエアシリンダ23
のピストンロッド23aに連結されている。
これにより、エアシリンダ23が作動するとレバー22が
回動し、この回動が枢軸19を経てフォーク21に伝達さ
れ、その結果2基の可動フレーム16が同時に上下動する
こととなる。
回動し、この回動が枢軸19を経てフォーク21に伝達さ
れ、その結果2基の可動フレーム16が同時に上下動する
こととなる。
前記押出し部材11は、第3図および第4図のように、
その案内体14の溝中に摺動可能に挿入され、該案内体14
は前記可動フレーム16の上端に水平に固着されている。
また、押出し部材11が案内体14中を往復動できるように
押出し部材11に対して第1の駆動部24が設けられてい
る。
その案内体14の溝中に摺動可能に挿入され、該案内体14
は前記可動フレーム16の上端に水平に固着されている。
また、押出し部材11が案内体14中を往復動できるように
押出し部材11に対して第1の駆動部24が設けられてい
る。
押出し部材11は、この場合棒材送出中心線Bと直角に
配置された略長方形の板材で出来ている。
配置された略長方形の板材で出来ている。
案内体14は、樋状の溝材で出来ている。
第1の駆動部24は、前記可動フレーム16の各々に枢着
されたプーリ26,27と、両プーリ26,27間に張設された無
端状のタイミングベルト28と、前記可動フレーム16に吊
り下げられた前記プーリ26,27及びタイミングベルト28
を駆動するためのモータ29とを有している。そして、前
記タイミングベルト28に対し押出し部材11が連結具30に
より連結されている。
されたプーリ26,27と、両プーリ26,27間に張設された無
端状のタイミングベルト28と、前記可動フレーム16に吊
り下げられた前記プーリ26,27及びタイミングベルト28
を駆動するためのモータ29とを有している。そして、前
記タイミングベルト28に対し押出し部材11が連結具30に
より連結されている。
前記フィードパイプ12は、第3図及び第4図のよう
に、その案内体15の溝中に摺動可能に挿入され、該案内
体15は前記押出し部材11のための案内体14よりも下方に
て前記可動フレーム16に水平に固着されている。また、
フィードパイプ12がその案内体15中を往復動できるよう
にフィードパイプ12に対して第2の駆動部25が設けられ
ている。
に、その案内体15の溝中に摺動可能に挿入され、該案内
体15は前記押出し部材11のための案内体14よりも下方に
て前記可動フレーム16に水平に固着されている。また、
フィードパイプ12がその案内体15中を往復動できるよう
にフィードパイプ12に対して第2の駆動部25が設けられ
ている。
フィードパイプ12は、棒材Aの後端を把持しうるフィ
ンガーチャック(図示せず)をその先端に備えている。
ンガーチャック(図示せず)をその先端に備えている。
案内体15は、パイプ材をその母線に沿って一部切除し
た構造の溝材で出来ている。
た構造の溝材で出来ている。
第2の駆動部25は、第3図のように、前記第1の駆動
部24と反対側にて固定フレーム2に設けられており、第
1図のように、固定フレーム2に枢着された2つのプー
リ31,32と、両プーリ31,32間に張設された無端状のタイ
ミングベルト33と、前記可動フレーム16に取り付けられ
た前記プーリ31,32を駆動するためのモータ34とを有し
ている。そして、前記タイミングベルト33に対しブロッ
ク体34が固着され、該ブロック体34とフィードパイプ12
とが連接棒35により連結されている。ブロック体34には
カム穴36が穿設され、該カム穴36中に前記連接棒35が上
下に回動可能に、かつ摺動可能に挿入されている。
部24と反対側にて固定フレーム2に設けられており、第
1図のように、固定フレーム2に枢着された2つのプー
リ31,32と、両プーリ31,32間に張設された無端状のタイ
ミングベルト33と、前記可動フレーム16に取り付けられ
た前記プーリ31,32を駆動するためのモータ34とを有し
ている。そして、前記タイミングベルト33に対しブロッ
ク体34が固着され、該ブロック体34とフィードパイプ12
とが連接棒35により連結されている。ブロック体34には
カム穴36が穿設され、該カム穴36中に前記連接棒35が上
下に回動可能に、かつ摺動可能に挿入されている。
これにより、無端状タイミングベルト33が走行する
と、連接棒35がブロック体34と係合してフィードパイプ
12を牽引することとなる。また、フィードパイプ12は可
動フレーム16と共に上下動するが、その際連接棒35はカ
ム穴36に沿って上下に回動し、かつ摺動するので、フィ
ードパイプ12とブロック体34との係合が解かれることは
ない。
と、連接棒35がブロック体34と係合してフィードパイプ
12を牽引することとなる。また、フィードパイプ12は可
動フレーム16と共に上下動するが、その際連接棒35はカ
ム穴36に沿って上下に回動し、かつ摺動するので、フィ
ードパイプ12とブロック体34との係合が解かれることは
ない。
また、前記タイミングベルト33は、第5図及び第6図
において、棒材供給機の後部から前部にまで至ってお
り、このためフィードパイプ12もその間を自在に往復動
し、棒材Aを加工機の主軸1まで送ることが可能となっ
ている。
において、棒材供給機の後部から前部にまで至ってお
り、このためフィードパイプ12もその間を自在に往復動
し、棒材Aを加工機の主軸1まで送ることが可能となっ
ている。
なお、前記第1と第2の駆動部24,25は、第1図のよ
うに、複数本の無端状タイミングベルト37a,37bにより
相互に動力的に繋がっており、そのタイミングベルト37
a,37bの中間に設けられたプーリ38の軸には電磁クラッ
チ39を介してロータリエンコーダ40が取り付けられてい
る。電磁クラッチ39はロータリエンコーダ40を第1と第
2の駆動部24,25のいずれかに選択的に繋ぐためのもの
で、第1の駆動部24に繋ぐとロータリエンコーダ40は押
出し部11による棒材Aの押出し量をカウントし、第2の
駆動部25に繋ぐとロータリエンコーダ40はフィードパイ
プ12による棒材Aの押出し量をカウントすることとな
る。
うに、複数本の無端状タイミングベルト37a,37bにより
相互に動力的に繋がっており、そのタイミングベルト37
a,37bの中間に設けられたプーリ38の軸には電磁クラッ
チ39を介してロータリエンコーダ40が取り付けられてい
る。電磁クラッチ39はロータリエンコーダ40を第1と第
2の駆動部24,25のいずれかに選択的に繋ぐためのもの
で、第1の駆動部24に繋ぐとロータリエンコーダ40は押
出し部11による棒材Aの押出し量をカウントし、第2の
駆動部25に繋ぐとロータリエンコーダ40はフィードパイ
プ12による棒材Aの押出し量をカウントすることとな
る。
また、加工機の側にもその主軸1の移動に連動するタ
イミングベルト41及び該タイミングベルト41により作動
するロータリエンコーダ42が設けられ、棒材供給機側に
は該ロータリエンコーダ42による信号に基づき棒材供給
機の動きを主軸1に追従させるためのステッピングモー
タ43が設けられている。
イミングベルト41及び該タイミングベルト41により作動
するロータリエンコーダ42が設けられ、棒材供給機側に
は該ロータリエンコーダ42による信号に基づき棒材供給
機の動きを主軸1に追従させるためのステッピングモー
タ43が設けられている。
次に、上記棒材送出し装置5の一連の動作について説
明する。
明する。
当初、第2図(a)のように、押出し部材11とフィー
ドパイプ12は、第1と第2の各案内体14,15中を元の位
置に復帰した状態にある。また、押出し部材11は棒材送
出中心線Bよりも上方の偏倚線上にあり、フィードパイ
プ12は棒材送出中心線上Bにある。
ドパイプ12は、第1と第2の各案内体14,15中を元の位
置に復帰した状態にある。また、押出し部材11は棒材送
出中心線Bよりも上方の偏倚線上にあり、フィードパイ
プ12は棒材送出中心線上Bにある。
そして、このような状態において、貯留部3から供給
される1本の棒材Aが第1の案内体14中からガイド部材
13の上流側亘る箇所に装填される。
される1本の棒材Aが第1の案内体14中からガイド部材
13の上流側亘る箇所に装填される。
棒材Aが押出し部材11の前に供給されると、第2図
(b)のように、位置変換装置のエアシリンダ23の駆動
によって可動フレーム16が降下し、押出し部材11を棒材
送出中心線B上に、フィードパイプ12を下方の偏倚線上
に夫々移動させる。
(b)のように、位置変換装置のエアシリンダ23の駆動
によって可動フレーム16が降下し、押出し部材11を棒材
送出中心線B上に、フィードパイプ12を下方の偏倚線上
に夫々移動させる。
次に、第1の駆動部24が駆動し、第2図(c)のよう
に、押出し部材11を第1の案内体14中にて往動させ、棒
材Aを前方に押し出す。
に、押出し部材11を第1の案内体14中にて往動させ、棒
材Aを前方に押し出す。
この後、位置変換装置が駆動し、可動フレーム16を上
記と逆方向に動作させる。これにより、第2図(d)の
ように、フィードパイプ12が棒材送出中心線B上に、押
出し部材11及びその第1の案内体14が上方の偏倚線上に
夫々移動する。
記と逆方向に動作させる。これにより、第2図(d)の
ように、フィードパイプ12が棒材送出中心線B上に、押
出し部材11及びその第1の案内体14が上方の偏倚線上に
夫々移動する。
しかる後、押出し部材11の復動を待つことなく、第2
の駆動部25が駆動し、第2図(e)のように、フィード
パイプ12を往動させて棒材Aを前方に送る。なお、この
フィードパイプ12の往動の当初、クランプ装置4が棒材
Aを固定し、フィードパイプ12の先端のフィンガーチャ
ックによる棒材Aの後部の把持を容易にする。フィード
パイプ12は加工機からの指令により駆動し、加工機の主
軸1の方に棒材Aを間欠的に送る。
の駆動部25が駆動し、第2図(e)のように、フィード
パイプ12を往動させて棒材Aを前方に送る。なお、この
フィードパイプ12の往動の当初、クランプ装置4が棒材
Aを固定し、フィードパイプ12の先端のフィンガーチャ
ックによる棒材Aの後部の把持を容易にする。フィード
パイプ12は加工機からの指令により駆動し、加工機の主
軸1の方に棒材Aを間欠的に送る。
一方、押出し部材11は第1の駆動部24により元の位置
へと第1の案内体14中を復動する。
へと第1の案内体14中を復動する。
この後、該棒材Aの加工が終了すると、フィードパイ
プ12は元の位置(第2図(a))に高速で後退し、押し
部材11は次の棒材Aの装填を待つ。そして、新たな棒材
Aの供給を受けて、上記と同様な動作を繰り返す。
プ12は元の位置(第2図(a))に高速で後退し、押し
部材11は次の棒材Aの装填を待つ。そして、新たな棒材
Aの供給を受けて、上記と同様な動作を繰り返す。
本考案に係る棒材送出し装置は、以上のような構成を
備えているので、押出し部材が元の位置に戻るのを待つ
ことなく直ちにフィードパイプによって棒材を加工機の
方に送ることができ、棒材の装填のための準備時間を短
縮化し、生産性の向上を図ることができる。また、ロー
タリエンコーダを第1と第2の駆動部のいずれかにクラ
ッチを介し選択的に繋ぎ押出し部材による棒材の押出し
量又はフィードパイプによる棒材の押出し量をカウント
することができるので、押出し部材とフィードパイプと
の位置変換等棒材送出し装置の制御を簡易に行うことが
できるのみならず押出し部材とフィードパイプに関し単
一のロータリエンコーダで済ませることができるという
効果を奏する。
備えているので、押出し部材が元の位置に戻るのを待つ
ことなく直ちにフィードパイプによって棒材を加工機の
方に送ることができ、棒材の装填のための準備時間を短
縮化し、生産性の向上を図ることができる。また、ロー
タリエンコーダを第1と第2の駆動部のいずれかにクラ
ッチを介し選択的に繋ぎ押出し部材による棒材の押出し
量又はフィードパイプによる棒材の押出し量をカウント
することができるので、押出し部材とフィードパイプと
の位置変換等棒材送出し装置の制御を簡易に行うことが
できるのみならず押出し部材とフィードパイプに関し単
一のロータリエンコーダで済ませることができるという
効果を奏する。
第1図ないし第4図は本考案に係る棒材送出し装置の一
実施例を示し、第1図はその概念図、第2図(a)
(b)(c)(d)(e)はその一連の動作を時間順に
示す説明図、第3図は棒材送出し装置の要部を示す第6
図中III-III線矢視図、第4図は第6図中IV部分の部分
切欠図、第5図及び第6図は棒材送出し装置を備える棒
材供給機を示し、第5図はその平面図、第6図は正面図
である。 A……棒材 B……棒材送出中心線 5……棒材送出し装置 11……押出し部材 12……フィードパイプ 14……第1の案内体 15……第2の案内体 24……第1の駆動部 25……第2の駆動部 39……電磁クラッチ 40……ロータリエンコーダ
実施例を示し、第1図はその概念図、第2図(a)
(b)(c)(d)(e)はその一連の動作を時間順に
示す説明図、第3図は棒材送出し装置の要部を示す第6
図中III-III線矢視図、第4図は第6図中IV部分の部分
切欠図、第5図及び第6図は棒材送出し装置を備える棒
材供給機を示し、第5図はその平面図、第6図は正面図
である。 A……棒材 B……棒材送出中心線 5……棒材送出し装置 11……押出し部材 12……フィードパイプ 14……第1の案内体 15……第2の案内体 24……第1の駆動部 25……第2の駆動部 39……電磁クラッチ 40……ロータリエンコーダ
Claims (1)
- 【請求項1】棒材を加工機の方へと押し出す押出し部材
及び該押出し部材を案内する第1の案内体と、該押出し
部材により押し出された棒材を把持して前記加工機の方
に送るフィードパイプ及び該フィードパイプを案内する
第2の案内体とが、棒材供給機内における棒材送出中心
線上とそれから外れた偏倚線上との間で交互に位置変換
可能に設けられた棒材供給機の棒材送出し装置におい
て、前記押出し部材を前記棒材送出中心線上にて往復動
させる第1の駆動部が前記押出し部材に対して設けら
れ、前記フィードパイプを前記棒材送出中心線上にて往
復動させる第2の駆動部が前記フィードパイプに対して
設けられ、前記第1と第2の駆動部のいずれかにクラッ
チにより選択的に繋がれて前記押出し部材による棒材の
押出し量又は前記フィードパイプによる棒材の押出し量
をカウントするロータリエンコーダが設けられたことを
特徴とする棒材供給機の棒材送出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990118738U JP2520415Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 棒材供給機の棒材送出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990118738U JP2520415Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 棒材供給機の棒材送出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476301U JPH0476301U (ja) | 1992-07-03 |
JP2520415Y2 true JP2520415Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31866689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990118738U Expired - Fee Related JP2520415Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 棒材供給機の棒材送出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520415Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5275663B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-08-28 | 中村留精密工業株式会社 | 異形断面バー材の供給装置及び加工装置 |
WO2014064844A1 (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 育良精機株式会社 | 棒材供給機及び棒材加工システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0688164B2 (ja) * | 1986-03-10 | 1994-11-09 | 株式会社育良精機製作所 | 棒材供給機 |
JPH0645282Y2 (ja) * | 1987-05-08 | 1994-11-24 | 株式会社アルプスツ−ル | 棒材供給機 |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP1990118738U patent/JP2520415Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476301U (ja) | 1992-07-03 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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