JPH0515A - コンバインの操縦部構造 - Google Patents
コンバインの操縦部構造Info
- Publication number
- JPH0515A JPH0515A JP17605791A JP17605791A JPH0515A JP H0515 A JPH0515 A JP H0515A JP 17605791 A JP17605791 A JP 17605791A JP 17605791 A JP17605791 A JP 17605791A JP H0515 A JPH0515 A JP H0515A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- combine
- control section
- section
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Combines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操縦席が露出する露出型の操縦部を昇降自在
に構成したコンバインにおいて、後方視界を確保しつつ
操縦部と昇降機構を分離して安全性を向上させる。 【構成】 操縦席7の後方上方に、昇降機構と操縦部6
内を分離する分離壁部14aを設けると共に、該分離壁
部14aには、後方視界を確保するための窓14bを形
成する。
に構成したコンバインにおいて、後方視界を確保しつつ
操縦部と昇降機構を分離して安全性を向上させる。 【構成】 操縦席7の後方上方に、昇降機構と操縦部6
内を分離する分離壁部14aを設けると共に、該分離壁
部14aには、後方視界を確保するための窓14bを形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取りおよび脱穀作業
を行うコンバインに係り、詳しくはコンバインの操縦部
構造に関するものである。
を行うコンバインに係り、詳しくはコンバインの操縦部
構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種コンバインにおいては、操縦席が配設される操縦
部を、機体フレームに対して上下昇降自在にしたものが
知られている。しかるに、前記既知のものは、操縦席を
内装する箱状のキヤビン型操縦部を昇降自在に構成した
ものであるため、キヤビン本体のみならず、空調装置等
の付属装置も必要になつて非常に高価になる欠点があつ
た。そこで、操縦席を露出させた簡易型の操縦部を昇降
自在に構成した安価なコンバインを提供することが提案
されるが、この場合には、操縦部と昇降機構を分離して
安全性を確保する等の配慮が必要であるため、未だ商品
化し得ないのが実状であつた。
この種コンバインにおいては、操縦席が配設される操縦
部を、機体フレームに対して上下昇降自在にしたものが
知られている。しかるに、前記既知のものは、操縦席を
内装する箱状のキヤビン型操縦部を昇降自在に構成した
ものであるため、キヤビン本体のみならず、空調装置等
の付属装置も必要になつて非常に高価になる欠点があつ
た。そこで、操縦席を露出させた簡易型の操縦部を昇降
自在に構成した安価なコンバインを提供することが提案
されるが、この場合には、操縦部と昇降機構を分離して
安全性を確保する等の配慮が必要であるため、未だ商品
化し得ないのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンバイ
ンの操縦部構造を提供することを目的として創案された
ものであつて、操縦席が組付けられた操縦部を、該操縦
部の背面側に配設される昇降機構の作動に基づいて機体
フレームに対して昇降せしめてなるコンバインにおい
て、前記操縦部を、操縦席が露出する露出型に構成する
と共に、操縦部の操縦席後方上方には、操縦席に着席し
た操縦者の頭部よりも上方まで延びて前記昇降機構と操
縦部内とを分離する分離壁を設け、さらに分離壁には、
操縦者の後方視界を確保するための窓を形成したことを
特徴とするものである。そして本発明は、この構成によ
つて、後方視界を確保しつつ操縦部と昇降機構を分離し
て安全性を著しく向上させることができるようにしたも
のである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンバイ
ンの操縦部構造を提供することを目的として創案された
ものであつて、操縦席が組付けられた操縦部を、該操縦
部の背面側に配設される昇降機構の作動に基づいて機体
フレームに対して昇降せしめてなるコンバインにおい
て、前記操縦部を、操縦席が露出する露出型に構成する
と共に、操縦部の操縦席後方上方には、操縦席に着席し
た操縦者の頭部よりも上方まで延びて前記昇降機構と操
縦部内とを分離する分離壁を設け、さらに分離壁には、
操縦者の後方視界を確保するための窓を形成したことを
特徴とするものである。そして本発明は、この構成によ
つて、後方視界を確保しつつ操縦部と昇降機構を分離し
て安全性を著しく向上させることができるようにしたも
のである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインであつて、該コ
ンバイン1は、茎稈を刈取る前処理部2、該前処理部か
ら搬送される茎稈を脱穀処理する脱穀部3、該脱穀部3
から搬送される排稈を排出処理する後処理部4、前記脱
穀部3で脱穀選別された穀粒を貯溜する穀粒タンク5、
該穀粒タンク5の前方に配設される操縦部6等を備える
が、これらの基本構成は何れも従来通りである。
明する。図面において、1はコンバインであつて、該コ
ンバイン1は、茎稈を刈取る前処理部2、該前処理部か
ら搬送される茎稈を脱穀処理する脱穀部3、該脱穀部3
から搬送される排稈を排出処理する後処理部4、前記脱
穀部3で脱穀選別された穀粒を貯溜する穀粒タンク5、
該穀粒タンク5の前方に配設される操縦部6等を備える
が、これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】前記操縦部6は、操縦席7および操縦パネ
ル8が組付けられるものであるが、このものは機体フレ
ーム1aに対して昇降自在に構成されている。つまり、
前記機体フレーム1aには操縦部6の背面に沿う左右一
対のガイドレール9を立設する一方、操縦部6の背面に
はガイドレール9に嵌合するガイドローラ10を設けて
操縦部6をガイドレール9に沿つて昇降自在とするが、
機体フレーム1aと操縦部6の背面との間には操縦部6
を油圧昇降する油圧シリンダ11が介設されている。ま
た、12はレバー13の操作に基づいて操縦部6の下降
を規制するストツパ機構である。
ル8が組付けられるものであるが、このものは機体フレ
ーム1aに対して昇降自在に構成されている。つまり、
前記機体フレーム1aには操縦部6の背面に沿う左右一
対のガイドレール9を立設する一方、操縦部6の背面に
はガイドレール9に嵌合するガイドローラ10を設けて
操縦部6をガイドレール9に沿つて昇降自在とするが、
機体フレーム1aと操縦部6の背面との間には操縦部6
を油圧昇降する油圧シリンダ11が介設されている。ま
た、12はレバー13の操作に基づいて操縦部6の下降
を規制するストツパ機構である。
【0006】ところで、操縦部6は、背面部を形成する
背板部14と、操縦席7が組付けられる床部15と、操
縦パネル8が組付けられる前板部16とで形成されるた
め、操縦席7が露出する簡略な操縦部に構成されるが、
前記背板部14の操縦席7後方上方には、操縦席7に着
席した操縦者の頭部よりも上方で、かつ操縦部6の下降
状態で前記穀粒タンク5の上端と一致する位置まで延び
て前記昇降機構と操縦部6内とを分離する分離壁部14
aが延設されている。
背板部14と、操縦席7が組付けられる床部15と、操
縦パネル8が組付けられる前板部16とで形成されるた
め、操縦席7が露出する簡略な操縦部に構成されるが、
前記背板部14の操縦席7後方上方には、操縦席7に着
席した操縦者の頭部よりも上方で、かつ操縦部6の下降
状態で前記穀粒タンク5の上端と一致する位置まで延び
て前記昇降機構と操縦部6内とを分離する分離壁部14
aが延設されている。
【0007】さらに、前記分離壁部14aには、透明板
17が嵌め込まれる窓14bが開設されている。つま
り、操縦部6が上昇した状態においては、分離壁部14
aが穀粒タンク5よりも上方に突出するため、後方視界
を確保するべく窓14bを開設している。
17が嵌め込まれる窓14bが開設されている。つま
り、操縦部6が上昇した状態においては、分離壁部14
aが穀粒タンク5よりも上方に突出するため、後方視界
を確保するべく窓14bを開設している。
【0008】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、操縦部6は、操縦席7が露出する簡易型に構成さ
れるが、操縦部6の背面側に配設される昇降機構とは操
縦席7の後方上方に設けられる分離壁部14aによつて
完全に分離される充分な安全性が確保されることにな
る。また、操縦部6を上昇させた状態においては、分離
壁部14aに形成される窓14bによつて後方視界が確
保されることになる。
いて、操縦部6は、操縦席7が露出する簡易型に構成さ
れるが、操縦部6の背面側に配設される昇降機構とは操
縦席7の後方上方に設けられる分離壁部14aによつて
完全に分離される充分な安全性が確保されることにな
る。また、操縦部6を上昇させた状態においては、分離
壁部14aに形成される窓14bによつて後方視界が確
保されることになる。
【0009】この様に、本発明においては、操縦席7が
露出する簡易型の操縦部6を昇降自在に構成したもので
ありながら、操縦部6内は昇降機構と完全に分離される
ため充分な安全性が確保される。従つて、簡易型の操縦
部6を安全上問題無く採用することができて、この結
果、操縦部6が昇降自在に構成されるコンバインを安価
で提供することができる。しかも、上記分離壁部14a
には窓14bを設けたため、操縦部6を上昇させた際、
充分な後方視界を確保することができる。
露出する簡易型の操縦部6を昇降自在に構成したもので
ありながら、操縦部6内は昇降機構と完全に分離される
ため充分な安全性が確保される。従つて、簡易型の操縦
部6を安全上問題無く採用することができて、この結
果、操縦部6が昇降自在に構成されるコンバインを安価
で提供することができる。しかも、上記分離壁部14a
には窓14bを設けたため、操縦部6を上昇させた際、
充分な後方視界を確保することができる。
【0010】さらに、実施例においては、前記分離壁部
14aを、操縦部6下降状態において穀粒タンク5の上
端から突出しないよう形成したため、車高を高くしてし
まうような不都合がない。
14aを、操縦部6下降状態において穀粒タンク5の上
端から突出しないよう形成したため、車高を高くしてし
まうような不都合がない。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、操縦席が組付けられた操縦部を、
該操縦部の背面側に配設される昇降機構の作動に基づい
て機体フレームに対して昇降せしめるものでありなが
ら、前記操縦部の操縦席後方上方には、操縦席に着席し
た操縦者の頭部よりも上方まで延びて前記昇降機構と操
縦部内とを分離する分離壁が設けられるため、充分な安
全性を確保つつ操縦席が露出する簡易型の操縦部を採用
することができ、この結果、操縦部を昇降自在に構成し
たコンバインを安価で提供できることになる。しかも、
前記分離壁には窓が形成されるため、操縦者の後方視界
も充分に確保することができる。
れたものであるから、操縦席が組付けられた操縦部を、
該操縦部の背面側に配設される昇降機構の作動に基づい
て機体フレームに対して昇降せしめるものでありなが
ら、前記操縦部の操縦席後方上方には、操縦席に着席し
た操縦者の頭部よりも上方まで延びて前記昇降機構と操
縦部内とを分離する分離壁が設けられるため、充分な安
全性を確保つつ操縦席が露出する簡易型の操縦部を採用
することができ、この結果、操縦部を昇降自在に構成し
たコンバインを安価で提供できることになる。しかも、
前記分離壁には窓が形成されるため、操縦者の後方視界
も充分に確保することができる。
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】同上斜視図である。
【図3】操縦部の斜視図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】昇降機構を示す要部側面図である。
【図6】同上要部背面図である。
【図7】同上要部拡大断面図である。
1 コンバイン 1a 機体フレーム 6 操縦部 7 操縦席 14 背板部 14a 分離壁部 14b 窓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 操縦席が組付けられた操縦部を、該操縦
部の背面側に配設される昇降機構の作動に基づいて機体
フレームに対して昇降せしめてなるコンバインにおい
て、前記操縦部を、操縦席が露出する露出型に構成する
と共に、操縦部の操縦席後方上方には、操縦席に着席し
た操縦者の頭部よりも上方まで延びて前記昇降機構と操
縦部内とを分離する分離壁を設け、さらに分離壁には、
操縦者の後方視界を確保するための窓を形成したことを
特徴とするコンバインの操縦部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176057A JP2683850B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | コンバインの操縦部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176057A JP2683850B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | コンバインの操縦部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515A true JPH0515A (ja) | 1993-01-08 |
JP2683850B2 JP2683850B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=16006968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3176057A Expired - Lifetime JP2683850B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | コンバインの操縦部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683850B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5311722A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-02 | Yanmar Agricult Equip | Operator carrier for combine |
JPS63219317A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-13 | 井関農機株式会社 | コンバインにおけるキヤビン装置 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP3176057A patent/JP2683850B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5311722A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-02 | Yanmar Agricult Equip | Operator carrier for combine |
JPS63219317A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-13 | 井関農機株式会社 | コンバインにおけるキヤビン装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2683850B2 (ja) | 1997-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7392605B2 (ja) | 車両 | |
DE102020116496A1 (de) | Fahrzeuginterne Anzeigevorrichtung eines automatisch fahrenden Fahrzeugs | |
GB2046676A (en) | Battery-powered lift trucks | |
JP6824118B2 (ja) | 作業車両用キャブおよび作業車両 | |
CN112678077A (zh) | 一种联合收割机驾驶室 | |
JPH0515A (ja) | コンバインの操縦部構造 | |
CN108471710B (zh) | 联合收割机 | |
CN214524101U (zh) | 一种联合收割机驾驶室 | |
GB2043555A (en) | A cab for a commercial vehicle | |
JP2017055706A (ja) | 収穫機 | |
JPH0767354B2 (ja) | コンバインにおけるキヤビン装置 | |
JP5763326B2 (ja) | コンバイン | |
JP6811687B2 (ja) | コンバイン | |
JP7038468B2 (ja) | 自脱型コンバイン | |
JP6762272B2 (ja) | コンバイン | |
JP7224320B2 (ja) | 自脱型コンバイン | |
JP5778409B2 (ja) | コンバイン | |
JP2548438Y2 (ja) | コンバインにおけるキヤビンドア用ダンパーの配設構造 | |
JP7267170B2 (ja) | コンバイン | |
JP2020202870A5 (ja) | ||
JPH0114107Y2 (ja) | ||
JPH0537586U (ja) | 移動農機の乗降装置 | |
JP2804250B2 (ja) | コンバインのキャビン | |
JP2002316789A (ja) | 建設機械の運転室 | |
JPS598508Y2 (ja) | コンバイン |