JPH05159628A - ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネス - Google Patents
ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネスInfo
- Publication number
- JPH05159628A JPH05159628A JP3320402A JP32040291A JPH05159628A JP H05159628 A JPH05159628 A JP H05159628A JP 3320402 A JP3320402 A JP 3320402A JP 32040291 A JP32040291 A JP 32040291A JP H05159628 A JPH05159628 A JP H05159628A
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- Japan
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- electric wire
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- wire harness
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、サイズの異なる導体を有する複数
の電線を同一の圧接端子と圧接接続し得るようにしたも
のである。 【構成】 圧縮導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′を断面楕円形に形成
し、圧縮導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の断面楕円形に略対応した断
面楕円形の絶縁被覆Ｗ2 ，Ｗ2 ′を設ける。
の電線を同一の圧接端子と圧接接続し得るようにしたも
のである。 【構成】 圧縮導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′を断面楕円形に形成
し、圧縮導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の断面楕円形に略対応した断
面楕円形の絶縁被覆Ｗ2 ，Ｗ2 ′を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車の電気
配線に用いられる電線及び該電線と圧接端子の結合から
成る自動車用ワイヤハーネスに関するものである。
配線に用いられる電線及び該電線と圧接端子の結合から
成る自動車用ワイヤハーネスに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年自動車の電子化に伴ってワイヤハー
ネスが大型化する傾向にあり、その対策としてワイヤハ
ーネスの多重配線システムの研究が行なわれると共にワ
イヤハーネスに用いる絶縁電線自体の小型化の必要性が
さけばれている。
ネスが大型化する傾向にあり、その対策としてワイヤハ
ーネスの多重配線システムの研究が行なわれると共にワ
イヤハーネスに用いる絶縁電線自体の小型化の必要性が
さけばれている。
【０００３】また、錯綜した構造のワイヤハーネスの組
立を自動化することについて開発が進められ、その手段
の一つとして、本出願人は電線端末部と端子金具との接
続を従来一般的であった加締圧着手段に代えて電線端末
部を圧接端子内へ単に圧入するだけで両者を圧接接続さ
せる技術を提案している（特開昭６０−９１５７３
号）。
立を自動化することについて開発が進められ、その手段
の一つとして、本出願人は電線端末部と端子金具との接
続を従来一般的であった加締圧着手段に代えて電線端末
部を圧接端子内へ単に圧入するだけで両者を圧接接続さ
せる技術を提案している（特開昭６０−９１５７３
号）。
【０００４】即ち、図５において、端子金具ａは前半部
に雌型の電気接触部ａ1 と後半部に電線圧接接続部ａ2
を有し、電線圧接接続部ａ2 において導体圧接片ｃと絶
縁被覆圧接片ｄを有する。導体圧接片ｃには相対向する
一対のテーパー状電線案内部ｃ1 を介して導体支持溝ｃ
2 が形成され、絶縁被覆圧接片ｄには一対のテーパー状
電線案内部ｄ1 を介して比較的広巾の電線支持溝ｄ2 が
形成されている。
に雌型の電気接触部ａ1 と後半部に電線圧接接続部ａ2
を有し、電線圧接接続部ａ2 において導体圧接片ｃと絶
縁被覆圧接片ｄを有する。導体圧接片ｃには相対向する
一対のテーパー状電線案内部ｃ1 を介して導体支持溝ｃ
2 が形成され、絶縁被覆圧接片ｄには一対のテーパー状
電線案内部ｄ1 を介して比較的広巾の電線支持溝ｄ2 が
形成されている。
【０００５】導体圧接片ｃにおける導体支持溝ｃ2 は電
線ｗの圧縮撚線導体ｗ1 の径よりも小さい巾ｌに形成さ
れ、電線ｗを導体支持溝ｃ2 に圧入すると、導体支持溝
ｃ2 の入口部分で絶縁被覆ｗ2 が破断され、圧縮撚線導
体ｗ1 のみが導体支持溝ｃ2 内に進入して導体圧接片ｃ
と圧接する（図６参照）。
線ｗの圧縮撚線導体ｗ1 の径よりも小さい巾ｌに形成さ
れ、電線ｗを導体支持溝ｃ2 に圧入すると、導体支持溝
ｃ2 の入口部分で絶縁被覆ｗ2 が破断され、圧縮撚線導
体ｗ1 のみが導体支持溝ｃ2 内に進入して導体圧接片ｃ
と圧接する（図６参照）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、電流容量に応じて導体の径の異なる複数の電線を用
いてワイヤハーネスを構成する際に、導体の径の相違に
対応した異なる巾の導体支持溝を有する複数の圧接端子
が必要となる。
は、電流容量に応じて導体の径の異なる複数の電線を用
いてワイヤハーネスを構成する際に、導体の径の相違に
対応した異なる巾の導体支持溝を有する複数の圧接端子
が必要となる。
【０００７】本発明は上記した点に着目し、電流容量の
異なる複数サイズの電線導体を単一の圧接端子に対して
十分な圧接接続を保持しつつ結合させることを可能にし
たものである。
異なる複数サイズの電線導体を単一の圧接端子に対して
十分な圧接接続を保持しつつ結合させることを可能にし
たものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、圧縮導体を断面楕円形に形成
し、該圧縮導体の断面楕円形に略対応した断面楕円形の
絶縁被覆を設ける構成を採用し、また、断面楕円形の圧
縮導体の短径を略同一にしつつ長径を異にした複数サイ
ズの電線を用い、該複数の電線をその圧縮導体の短径方
向をもって同一巾の導体支持溝を有する圧接端子にそれ
ぞれ圧接させる構成を採用した。
め、本発明においては、圧縮導体を断面楕円形に形成
し、該圧縮導体の断面楕円形に略対応した断面楕円形の
絶縁被覆を設ける構成を採用し、また、断面楕円形の圧
縮導体の短径を略同一にしつつ長径を異にした複数サイ
ズの電線を用い、該複数の電線をその圧縮導体の短径方
向をもって同一巾の導体支持溝を有する圧接端子にそれ
ぞれ圧接させる構成を採用した。
【０００９】
【作用】電線の圧縮導体を長径方向に向けて圧接端子に
おける導体支持溝内に圧入することによりその短径部分
の両側が圧接端子と圧接する。
おける導体支持溝内に圧入することによりその短径部分
の両側が圧接端子と圧接する。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明にかかる圧縮撚線導体Ｗ1 ，
Ｗ1 ′を有する電線Ｗ，Ｗ′を断面して示したものであ
り、（Ａ）においては、７本の素線１を圧縮成形するこ
とにより圧縮撚線導体Ｗ1 は断面楕円形にして呼び０．
３ｓｑに形成され、絶縁被覆Ｗ2 も楕円形周面を有する
ように形成される。また、（Ｂ）においても、７本の素
線１′を圧縮成形することにより圧縮撚線導体Ｗ1 ′を
断面楕円形にして呼び０．５ｓｑに形成し、同じく楕円
形の絶縁被覆Ｗ2 ′を有する。
Ｗ1 ′を有する電線Ｗ，Ｗ′を断面して示したものであ
り、（Ａ）においては、７本の素線１を圧縮成形するこ
とにより圧縮撚線導体Ｗ1 は断面楕円形にして呼び０．
３ｓｑに形成され、絶縁被覆Ｗ2 も楕円形周面を有する
ように形成される。また、（Ｂ）においても、７本の素
線１′を圧縮成形することにより圧縮撚線導体Ｗ1 ′を
断面楕円形にして呼び０．５ｓｑに形成し、同じく楕円
形の絶縁被覆Ｗ2 ′を有する。
【００１１】上記断面楕円形の圧縮撚線導体Ｗ1 ，
Ｗ1 ′において、楕円形短径Ｌ1 は両者同一であるが、
圧縮撚線導体Ｗ1 ′の長径Ｌ2 ′は圧縮撚線導体Ｗ1 の
長径Ｌ2 より長くなっている。図２は上記二種類の電線
Ｗ，Ｗ′と圧接端子における導体圧接片Ｃとの関係を示
すものであり、公知の如くに、一対のテーパー状電線案
内部Ｃ1 を介して導体支持溝Ｃ2 が形成されている。導
体支持溝Ｃ2 の巾Ｌ1 ′は電線Ｗ，Ｗ′における圧縮撚
線導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の短径の長さＬ1 より若干小さくな
っており、対向する溝縁部分には上記短径部分付近の楕
円形周面に略一致した形状の湾曲接触部２が形成され
る。異なるサイズの電線Ｗ，Ｗ′において、圧縮撚線導
体Ｗ1 ，Ｗ 1 ′の短径部分付近の外周形状は略同一であ
るので、圧縮撚線導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の導体支持溝Ｃ2 に
対する圧入状態において各サイズの圧縮撚線導体Ｗ1 ，
Ｗ1 ′は導体圧接片Ｃと広い範囲で接触する。
Ｗ1 ′において、楕円形短径Ｌ1 は両者同一であるが、
圧縮撚線導体Ｗ1 ′の長径Ｌ2 ′は圧縮撚線導体Ｗ1 の
長径Ｌ2 より長くなっている。図２は上記二種類の電線
Ｗ，Ｗ′と圧接端子における導体圧接片Ｃとの関係を示
すものであり、公知の如くに、一対のテーパー状電線案
内部Ｃ1 を介して導体支持溝Ｃ2 が形成されている。導
体支持溝Ｃ2 の巾Ｌ1 ′は電線Ｗ，Ｗ′における圧縮撚
線導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の短径の長さＬ1 より若干小さくな
っており、対向する溝縁部分には上記短径部分付近の楕
円形周面に略一致した形状の湾曲接触部２が形成され
る。異なるサイズの電線Ｗ，Ｗ′において、圧縮撚線導
体Ｗ1 ，Ｗ 1 ′の短径部分付近の外周形状は略同一であ
るので、圧縮撚線導体Ｗ1 ，Ｗ1 ′の導体支持溝Ｃ2 に
対する圧入状態において各サイズの圧縮撚線導体Ｗ1 ，
Ｗ1 ′は導体圧接片Ｃと広い範囲で接触する。
【００１２】図４の実施例においては、電線Ｗ″におい
て、圧縮撚線導体Ｗ1 ″は単線を楕円形に圧縮成形した
ものであり、その外周部に楕円形の絶縁被覆Ｗ2 ″が設
けられている。
て、圧縮撚線導体Ｗ1 ″は単線を楕円形に圧縮成形した
ものであり、その外周部に楕円形の絶縁被覆Ｗ2 ″が設
けられている。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、圧縮導体を断
面楕円形に形成し、該圧縮導体の断面楕円形に略対応し
た断面楕円形の絶縁被覆を設けて成るものであるから、
圧縮導体の短径を同一にしつつ長径のみが異なるように
した複数サイズの電線を製造することができ、同一の短
径部分を介して該複数サイズの電線を同一の圧接端子と
圧接接続が可能となるので、従来の如くに電線のサイズ
ごとに異なる圧接端子を用意する必要が無くなり、ワイ
ヤハーネスの製造上極めて有益である。
面楕円形に形成し、該圧縮導体の断面楕円形に略対応し
た断面楕円形の絶縁被覆を設けて成るものであるから、
圧縮導体の短径を同一にしつつ長径のみが異なるように
した複数サイズの電線を製造することができ、同一の短
径部分を介して該複数サイズの電線を同一の圧接端子と
圧接接続が可能となるので、従来の如くに電線のサイズ
ごとに異なる圧接端子を用意する必要が無くなり、ワイ
ヤハーネスの製造上極めて有益である。
【図１】本発明に係る電線の断面図であり、（Ａ）は小
サイズ、（Ｂ）は大サイズを示す。
サイズ、（Ｂ）は大サイズを示す。
【図２】同上の各電線と圧接端子との関係を示す図であ
る。
る。
【図３】同上の電線と圧接端子との結合状態図である。
【図４】本発明に係る電線の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図５】従来における圧縮端子と電線の分離状態の斜視
図である。
図である。
【図６】同上の結合状態を示す要部の拡大図である。
Ｗ，Ｗ′，Ｗ″ 電線 Ｗ1 ，Ｗ1 ′，Ｗ1 ″ 圧縮導体 Ｗ2 ，Ｗ2 ′，Ｗ2 ″ 絶縁被覆 Ｃ 圧接端子 Ｃ2 導体支持溝
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮導体を断面楕円形に形成し、該圧縮
導体の断面楕円形に略対応した断面楕円形の絶縁被覆を
設けて成ることを特徴とするワイヤハーネス用電線。 - 【請求項２】 断面楕円形の圧縮導体の短径を略同一に
しつつ長径を異にした複数サイズの電線を用い、該複数
の電線をその圧縮導体の短径方向をもって同一巾の導体
支持溝を有する圧接端子にそれぞれ圧接させて成ること
を特徴とする自動車用ワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3320402A JPH05159628A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3320402A JPH05159628A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159628A true JPH05159628A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18121068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3320402A Withdrawn JPH05159628A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ワイヤハーネス用電線及び自動車用ワイヤハーネス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05159628A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11329523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | 圧接形コネクタ |
| GB2419029B (en) * | 2003-06-19 | 2007-09-05 | Belden Cdt Networking Inc | Electrical cable comprising geometrically optimized conductors |
| US7358436B2 (en) | 2004-07-27 | 2008-04-15 | Belden Technologies, Inc. | Dual-insulated, fixed together pair of conductors |
| US7696437B2 (en) | 2006-09-21 | 2010-04-13 | Belden Technologies, Inc. | Telecommunications cable |
| WO2011087157A1 (en) | 2010-01-18 | 2011-07-21 | Yazaki Corporation | Wire end processing method |
| JP2011238508A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Toyota Motor Corp | 電気ケーブルおよび電気コネクタ |
| DE112011101263T5 (de) | 2010-04-09 | 2013-03-14 | Yazaki Corporation | Drahtverbindungsverfahren und Kabelbaum |
| CN108847352A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-20 | 江西变压器科技股份有限公司 | 引线收紧归圆与铜管填充的冷压接结构及其冷压接方法 |
| JPWO2019177016A1 (ja) * | 2018-03-14 | 2021-03-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線導体、被覆電線、ワイヤーハーネス、および電線導体の製造方法 |
| CN114498236A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-05-13 | 吉林重通成飞新材料股份公司 | 一种风电叶片电缆并线夹和压模的设计方法 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3320402A patent/JPH05159628A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11329523A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-30 | Honda Motor Co Ltd | 圧接形コネクタ |
| GB2419029B (en) * | 2003-06-19 | 2007-09-05 | Belden Cdt Networking Inc | Electrical cable comprising geometrically optimized conductors |
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| DE112011100268T5 (de) | 2010-01-18 | 2013-04-25 | Yazaki Corp. | Verfahren zum Bearbeiten eines Drahtendes |
| WO2011087157A1 (en) | 2010-01-18 | 2011-07-21 | Yazaki Corporation | Wire end processing method |
| JP2011146332A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Yazaki Corp | 電線の端末処理方法 |
| US8490854B2 (en) | 2010-01-18 | 2013-07-23 | Yazaki Corporation | Wire end processing method |
| DE112011101263T5 (de) | 2010-04-09 | 2013-03-14 | Yazaki Corporation | Drahtverbindungsverfahren und Kabelbaum |
| JP2011238508A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Toyota Motor Corp | 電気ケーブルおよび電気コネクタ |
| JPWO2019177016A1 (ja) * | 2018-03-14 | 2021-03-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線導体、被覆電線、ワイヤーハーネス、および電線導体の製造方法 |
| US11189394B2 (en) | 2018-03-14 | 2021-11-30 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electric wire conductor, covered electric wire, wire harness, and method for manufacturing electric wire conductor |
| US11749423B2 (en) | 2018-03-14 | 2023-09-05 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electric wire conductor, covered electric wire, wire harness, and method for manufacturing electric wire conductor |
| CN108847352A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-20 | 江西变压器科技股份有限公司 | 引线收紧归圆与铜管填充的冷压接结构及其冷压接方法 |
| CN114498236A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-05-13 | 吉林重通成飞新材料股份公司 | 一种风电叶片电缆并线夹和压模的设计方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |