JPH05159590A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05159590A
JPH05159590A JP32470291A JP32470291A JPH05159590A JP H05159590 A JPH05159590 A JP H05159590A JP 32470291 A JP32470291 A JP 32470291A JP 32470291 A JP32470291 A JP 32470291A JP H05159590 A JPH05159590 A JP H05159590A
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JP
Japan
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memory
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memory cell
cell
data
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Withdrawn
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JP32470291A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Takeguchi
哲治 竹口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体記憶装置に関し、メモリセル
が2個のメモリトランジスタからなり、データ、及び反
転データ対を記憶する半導体記憶装置において、メモリ
セルのブランク状態を検出できる半導体記憶装置を提供
することを目的としている。 【構成】 所定情報を記憶する第1記憶部、及び該第1
記憶部に記憶される所定情報の反転情報を記憶する第2
記憶部を有する複数のメモリセルと、該複数のメモリセ
ルをマトリクス状に配置してなるメモリセルアレイと、
該メモリセルアレイ中の所定のメモリセルを選択する選
択手段と、該選択手段により選択されたメモリセルの該
第1,2記憶部に記憶された所定情報を読み出す読出手
段とを備え、前記読出手段は前記メモリセルの該第1,
2記憶部に記憶された各情報をそれぞれ同時に差動増幅
により検出して読み出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係
り、詳しくは、例えば、EPROM(ErasableProgramm
able Read Only Memory)等の不揮発性半導体メモリの
分野に用いて好適な、半導体メモリの状態を確認する半
導体記憶装置に関する。近年、不揮発性半導体メモリの
代表的なデバイスとして、例えば、EPROM等のよう
な半導体記憶装置が広く知られている。
【0002】一般に、EPROMのメモリセルは1個の
トランジスタより構成され、このトランジスタはメモリ
トランジスタと呼ばれる。図9〜11にEPROMのメ
モリトランジスタの一例を示す。なお、図9は平面図、
図10は図9のA−A’線断面図、図11は図9のB−
B’線断面図である。
【0003】図中、1はP型のSi基板、2はポリシリ
コンよりなるフローティングゲート(以下、FGと略
す)、3はFG2と容量的に結合しているポリシリコン
よりなるコントロールゲート(以下、CGと略す)、
4,5はN型領域であり、ソースやドレインとして機能
する。6は酸化膜である。このようにEPROMのメモ
リトランジスタは、いわばNチャネルMOSトランジス
タのゲートの下にフローティングゲートがあるような構
造になっている。
【0004】以上の構成にあって、紫外線が照射される
とFG2から電荷が逃げ、FG2の電荷が0となる。こ
の状態でCG3に適用な電圧が印加されるとメモリトラ
ンジスタは導通状態となり、CG3とドレインとに高電
圧が印加されるとアバランシェブレークダウン現象が起
き、ドレイン近傍で高エネルギを得た電子の一部がFG
2に捕獲される。すると、FG2には電荷が蓄積されて
いるため、CG3に電圧が印加されてもメモリトランジ
スタは導通しない。
【0005】すなわち、メモリセルにデータ“1”を記
憶させる場合はメモリトランジスタに“導通”の情報を
記憶させ、一方、メモリセルにデータ“0”を記憶させ
る場合はメモリトランジスタに“非導通”の情報を記憶
させるものである。実際のEPROMは上記のようなメ
モリトランジスタを複数配列しており、EPROMはマ
イクロプロセッサの制御メモリとして多用され、近時に
おけるマイクロプロセッサの高速化に伴い、EPROM
の動作も高速性が要求されている。
【0006】
【従来の技術】従来のこの種の半導体記憶装置として
は、例えば、図12〜16に示すようなEPROMがあ
る。図12は従来のEPROMのメモリセルアレイを示
す平面図、図13は図12のC−C’線断面図、図14
は図12のD−D’線断面図である。
【0007】図中、1はP型Si基板、2はFG、3は
CGであり、X方向に並ぶメモリトランジスタ同士で共
有されることによりワード線を形成する。4はN型のド
レイン、5はN型のソース、6は酸化膜、7はPSG
(PhosphoSilicate Glass )等の絶縁膜である。8はN
型領域と金属配線層9,10とのコンタクト領域であ
り、金属配線層9はコンタクト領域8を介してY方向に
並ぶメモリトランジスタのドレインに共通に接続される
ことによりビット線を形成する。そして、金属配線層1
0は、コンタクト領域8を介して各メモリトランジスタ
のソースに接続されて0V電位に設定される。
【0008】すなわち、複数のワード線の内の1本と複
数のビット線のうちの1本を選択すると、その交点に位
置するメモリトランジスタが選択されるわけである。図
15,16は従来例を示す回路図である。図中、23,
23’はバス、24は差動増幅器出力、32はメモリセ
ルアレイ、33は差動増幅器、38はメモリセルであ
り、3はワード線、9,9’はビット線、11,11’
はメモリトランジスタ、12,12’はビット線9,
9’をバス23,23’に接続するコラムゲートトラン
ジスタ、13はコラムゲート信号である。
【0009】14,14’,15,15’はPチャネル
トランジスタ、16,16’,17,17’はNチャネ
ルトランジスタ、18,19はPチャネルトランジスタ
20〜22はNチャネルトランジスタである。以上の構
成において、読み出し動作の説明をする。メモリセル3
8は2個のメモリトランジスタ11,11’から構成さ
れ、所定のデータが記憶されている。
【0010】ここで、メモリセル38にデータ“1”を
記憶させる場合、メモリトランジスタ11に“導通”の
情報が、また、メモリトランジスタ11’には“非導
通”の情報が記憶される。一方、メモリセル38にデー
タ“0”を記憶させる場合、メモリトランジスタ11に
“非導通”の情報が、また、メモリトランジスタ11’
に“導通”の情報が記憶される。そして、ワード線3a
が選択されるとともに、コラムゲート信号13aが選択
されることにより、所定のメモリトランジスタ11a,
11a’がバス23,23’に接続され、バス23、2
3’の相補的な2値の信号から差動増幅器33によって
データが読み出されてセンスアンプ出力24が出力され
る。
【0011】すなわち、メモリセル38が2個のメモリ
トランジスタ11,11’から構成されることで、一方
のメモリトランジスタ11(11’)にデータが、他方
のメモリトランジスタ11’(11)に反転データが記
憶され、SRAM(Static Random Access Memory)の
ようにデータ、及び反転データ対の2値データが差動増
幅器により読み出されることにより動作の高速化が図ら
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体記憶装置にあっては、高速化のために
メモリセルを2個のメモリトランジスタで構成していた
ため、以下に述べるような問題点があった。すなわち、
前述したように、EPROMは紫外線を照射するとFG
2から電荷が逃げ、FG2内の電荷が0になってCG3
に適当な電圧を印加すると全てのメモリトランジスタが
導通状態となる。この状態はブランク(空白)と呼ば
れ、実際にEPROMに所望のデータを書き込む場合
は、事前に紫外線を照射して、全てのメモリトランジス
タがブランク、すなわち、導通状態であることを確認し
た後にデータの書き込みを行うことが必要である。
【0013】これは、メモリセルが1個のメモリトラン
ジスタからなるEPROMでは、メモリトランジスタが
ブランクかどうかはデータ“1”を読み出すことで容易
に確認できる。しかし、メモリセルに2個のメモリトラ
ンジスタを備え、データ、及び反転データ対を記憶する
構成のEPROMでは、現在、メモリトランジスタがブ
ランクかどうかを確認することができなかった。
【0014】これは、差動増幅器は、データ、及び反転
データのメモリトランジスタが“導通”、“非導通”の
組み合せ状態でデータ“1”を、一方、“非導通”、
“導通”の組み合せ状態でデータ“0”を読み出せるよ
うになっているため、“導通”、“導通”の状態である
ブランクではデータを読み出せないという問題点があっ
た。
【0015】さらに、前述したメモリトランジスタの
“導通”、“非導通”の検出は、データ、及び反転デー
タにおけるメモリトランジスタの相対的な導通状態を検
出するものであるため、絶対値的な導通状態を検出する
ことはできないという問題点があった。 [目的]そこで本発明は、メモリセルが2個のメモリト
ランジスタからなり、データ、及び反転データ対を記憶
する半導体記憶装置において、メモリセルのブランク状
態を検出できる半導体記憶装置を提供することを目的と
している。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体記憶
装置は上記目的達成のため、所定情報を記憶する第1記
憶部、及び該第1記憶部に記憶される所定情報の反転情
報を記憶する第2記憶部を有する複数のメモリセルと、
該複数のメモリセルをマトリクス状に配置してなるメモ
リセルアレイと、該メモリセルアレイ中の所定のメモリ
セルを選択する選択手段と、該選択手段により選択され
たメモリセルの該第1,2記憶部に記憶された所定情報
を読み出す読出手段とを備え、前記読出手段は前記メモ
リセルの該第1,2記憶部に記憶された各情報をそれぞ
れ同時に差動増幅により検出して読み出すように構成し
ている。
【0017】そして、前記メモリセルは電気的に所定情
報の書き込みを行うとともに、該書き込んだ所定情報を
紫外線照射により消去可能な不揮発性メモリセルであ
り、該メモリセルに対して書き込みを行う際、自動的に
所定情報が書き込まれるセルと、該セルに書き込まれた
情報を読み出すセル情報読出部とを有し、該セル情報読
出部によって読み出された情報に基づいて各種の動作を
決定するように構成することは有効である。
【0018】
【作用】本発明では、読出手段によってメモリセルにお
ける第1,2記憶部の一方のみの情報が読み出し可能と
なり、各記憶部が“導通”状態であるかどうかがそれぞ
れ検出される。すなわち、メモリセルが2個のメモリト
ランジスタからなり、データ、及び反転データ対を記憶
する半導体記憶装置において、メモリセルのブランク状
態が検出され、このメモリセルが紫外線照射後にブラン
ク状態となっているかが確認される。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜4は本発明に係る半導体記憶装置の一実施例を示す
図である。まず、構成を説明する。なお、図1〜4にお
いて、図15,16に示した従来例に付された番号と同
一番号は同一部分を示す。
【0020】図1〜3は本実施例の要部構成を示す回路
図である。図中、34,34’はメモリトランジスタを
単独で読み出すセンスアンプ、25,25’はセンスア
ンプの34,34’の出力である。28,28’,2
9,29’はPチャネルトランジスタ、30,30’,
31,31’,41,41’,42,42’はNチャネ
ルトランジスタである。
【0021】36はメモリトランジスタが両方とも
“1”であるかどうかを出力するためのセンスアンプの
出力の論理合成回路、26は論理合成回路36の論理合
成信号であり、メモリトランジスタが両方とも“1”の
ときのみ“H”となる。39はメモリトランジスタが両
方とも“0”であるかどうかを出力するためのセンスア
ンプの出力の論理合成回路、40は論理合成回路39の
論理合成信号であり,メモリトランジスタが両方とも
“0”のときのみ“L”となる。
【0022】37は通常の読み出し差動増幅器33の出
力と試験時のセンスアンプ34,34’の出力とを切り
換える論理回路、27は論理回路37の出力であり、出
力バッファへと至る。TEST1はメモリトランジスタ
が両方とも“1”であるかどうかを試験するときに
“H”とする制御信号であり、TEST0はメモリトラ
ンジスタが両方とも“0”であるかどうかを試験すると
きに“H”とする制御信号である。
【0023】/TESTはTEST1とTEST0との
ノア(NOR)論理で作られた制御信号であり、試験時
に単独で読み出すセンスアンプ34,34’を通常の読
み出し時にディスエーブルとするものであり、/TES
Tの反転信号であるTESTは、差動増幅器33を試験
時にディスエーブルとするものである。次に作用を説明
する。
【0024】まず、通常の読み出し時は、試験時に単独
で読み出すセンスアンプ34、34’が/TEST信号
によりディスエーブルとされるので、前述の従来例と同
様に動作し、差動増幅器33によってデータが読み出さ
れて、差動増幅器33を介して論理回路37から出力さ
れる。試験時(例えば、ワード線3a、コラムゲート線
13aが選択された場合について)は、メモリトランジ
スタ11aがバス23に接続され、単独で読み出される
センスアンプ34によりメモリトランジスタ11aが
“導通”か“非導通”であるかによって“1”か“0”
が読み取られ、センスアンプ34の出力25に“H”か
“L”が出力されるとともに、メモリトランジスタ11
a’がバス23’に接続され、単独で読み出されるセン
スアンプ34’によりメモリトランジスタ11a’が
“導通”か“非導通”であるかによって“1”か“0”
が読み取られ、センスアンプ34’の出力25’に
“H”か“L”が出力される。
【0025】メモリトランジスタが両方とも“1”であ
るかどうかを試験する場合は、TEST1信号を“H”
として論理回路36の出力が有効状態とされ、メモリト
ランジスタが両方とも“1”であるときのみ論理回路3
7から“H”が出力されてデータ“1”が読み出され
る。メモリトランジスタが両方とも“0”であるかどう
かを試験する場合は、TEST0信号を“H”として論
理回路39の出力が有効状態とされ、メモリトランジス
タが両方とも“0”であるときのみ論理回路37から
“L”が出力される。
【0026】なお、TEST1は特別なパッドや端子を
追加することなしに、図4に示すような高電圧検出回路
50により/PGM(プログラム制御信号)等の通常の
入力端子から三値入力により与えることもでき、例え
ば、入力信号が12V等のように、通常のTTL入力レ
ベルに比べて特に高電圧のときのみ、TEST1は
“H”となり、また、TEST0についても同様に与え
ることができる。
【0027】これにより、紫外線照射により、全てのメ
モリトランジスタがブランク、すなわち、導通状態であ
ることがどうかを確認することができる。また、試験時
においては、メモリトランジスタ11a,11a’共に
FG2に電荷を注入し、“非導通”にできることを確認
しなければならない。図15,16に示す従来例では、
メモリトランジスタ11a,11a’を“導通”、“非
導通”とし、データ“1”を読み出して確認し、一度、
紫外線照射によりブランクにした後、メモリトランジス
タ11a,11a’を“非導通”、“導通”としてデー
タ“0”を読み出して確認しなければならない。
【0028】この方法では、試験装置、紫外線照射器、
試験装置というように作業行程が長く、また、FG2の
電荷保持特性試験のための高温放置試験も2度行わなけ
ればならない。メモリトランジスタ11a,11a’共
にFG2に電荷を注入し、“非導通”にできることにつ
いても、本実施例を用いれば、TEST0を“H”と
し、データ“0”を読み出すことで確認できる。
【0029】次に他の実施例について説明する。利用者
がデータを書き込む前に、両方のメモリトランジスタが
“導通”であることを確認する方法として、前述したよ
うに、三値入力となっている入力端子に高電圧を印加す
ることでも良いが、この場合、EPROMプログラマに
は、これに対応した装置が付加されていなけらばならな
い。
【0030】これに対して、特別な装置を付加していな
い一般のEPROMプログラマで、利用者がメモリトラ
ンジスタが1個で構成されているか、2個で構成されて
いるかを気にすることなく、例えば、メモリトランジス
タが1個の場合、その1個が“導通”であることを、ま
た、メモリトランジスタが2個の場合、その両方ともが
“導通”であることを確認するモードにデバイス自身が
入るように改良したものが本実施例である。
【0031】これはデバイス自身が紫外線照射後である
かどうかを判別し、紫外線照射後のときのみ、前述した
TEST1信号を“H”とし、メモリトランジスタが両
方とも“導通”であるときのみ、データ“1”と読み出
すようにするものである。図5,6は本実例例のブラン
クチェックセルの回路例を示す図であり、VPP書込レベ
ル検出回路60、書込論理回路61、ブランクチェック
セルとその書込回路と読出回路62からなる。
【0032】VPP書込レベル検出回路60の出力Rは、
PPが12V以上の書き込みレベルの場合のみ、“L”
となる。書込論理回路61の出力PM(プログラムモー
ド信号)はVPPが12以上の書き込みレベルであり、か
つ、/PGM(プログラム制御信号)、/CE(チップ
イネーブル信号)共に“L”の場合のみ、すなわち、プ
ログラムモードのときのみ“H”となる。
【0033】すなわち、プログラムモードPMが“H”
になったということは、“1”データか“0”データが
書かれたということになり、“1”データということ
は、2個のメモリトランジスタが“導通”、“非導通”
に、“0”データということは2個のメモリトランジス
タが“非導通”、“導通”となるように、FG2に電荷
が注入されていることである。
【0034】逆に言えば、2個のメモリトランジスタが
“導通”、“導通”であるのは、紫外線照射によりブラ
ンクにした後に一度もプログラム・モードPMが“H”
になったことがないデバイスであり、この判断を行うた
めにはプログラムモードPMが“H”になったことがあ
るかないかを記憶しておけばよい。したがって、本実施
例ではプログラムモードPMが“H”になるとブランク
・チェックセルが書き込まれるようになっている。
【0035】これを詳しく説明すると、図5,6に示す
ように、プログラムモードPMが“H”の場合、ブラン
クチェックセルのドレインD、ゲートGにVPPが接続さ
れ、VPPは書き込みレベルであるので、ブランクチェッ
クセルのFG2に電荷が注入されて書き込みが行われ
る。一度、書き込みが行われれば、紫外線照射が行われ
ない限りブランクチェックセルのFG2には電荷が保持
されて信号BLKが“L”となり、紫外線照射によりブ
ランクにした後に一度もプログラムされたことがなく2
個のメモリトランジスタが“導通”、“導通”である場
合、信号BLKは“H”となる。
【0036】すなわち、デバイス自身が紫外線照射後で
あるかどうかを判別し、紫外線照射後のときのみ、前述
の実施例におけるTEST1=BLK=“H”とし、メ
モリトランジスタが両方とも“導通”であるときのみ、
データ“1”と読み出すようにすれば、特別な装置を付
加していない一般のEPROMプログラマで利用者がメ
モリトランジスタが1個で構成されているか2個で構成
されているかを気にすることなく利用できる。
【0037】具体的には、EPROMに所望のデータを
書き込む場合、事前に紫外線を照射して全てのメモリト
ランジスタがブランクすなわち導通状態であることを確
認した後に、データの書き込みを行うことができる。ま
た、図5,6に示すブランクチェックセルを利用して、
デバイスが紫外線照射後の消去済のものかどうかを簡便
に見分けたり、紫外線照射が十分に行われたかどうかを
短時間に知ることができる。
【0038】EPROMの大容量化に伴い、紫外線照射
後のブランクチェックセルの読み出し時間も長くなって
きているため、本実施例のように紫外線照射後であるか
どうかを自動的に判別し、例えば、図7に示すような出
力回路によって、所定の信号を出力端子から出力するこ
とで、高電圧検出回路50によりブランクチェックモー
ドを起動することは有効となってくる。なお、図7中の
Dは通常のセルを読み出したデータ信号であり、DBは
図5,6に示すBLK、TBは図4に示すTEST1で
ある。
【0039】図8はブランクチェックセルの配置例を示
す図である。ここで、ブランクチェックセルは、図8
(a)に示すように、セルアレイ中にいくつか配置して
も良く、出力BLKの論理をとってブランクチェックセ
ルの全てが“1”の場合、“1”を出力するようにす
る。以上のように構成することで、セルアレイの場所的
なばらつきに対して有効である。
【0040】また、ブランクチェックセルは、図8
(b)に示すように、セルアレイの隅や辺にいくつか配
置しても良く、この場合、セルアレイ内に置くより、パ
ターン的に配置し易く、また、パッケージの消去窓の
形、大きさにもよるが、一般的に、周辺部の方が消去し
にくいので、より厳しい基準でのブランクチェックがで
きる。
【0041】さらに、より完全なブランクチェックを行
うため、図8(c)な示すように、チップの隅や辺にい
くつか配置しても良い。以上これらは、場所的なばらつ
きへの対策であるが、これと別に特性の分布を予め考慮
して、図5,6に示すブランクチェックセルとその書込
回路と読み出し回路のロードトランジスタを大きくし
て、通常セルより“1”の読み出しを特性の分布分だけ
厳しくしても良い。
【0042】このように本実施例では、メモリセルが2
個のデータ、反転データ対を記憶するメモリトランジス
タからなる半導体記憶装置であるEPROM等に対して
紫外線を照射し、全てのメモリトランジスタがブラン
ク、すなわち、導通状態であることかどうかを確認する
ことができる。また、デバイス自身が紫外線照射後であ
るかどうかを判別することで紫外線消去後の場合のみ、
メモリトランジスタが両方とも“導通”であるときの
み、データ“1”を読み出すようにすることで、特別な
装置を付加していない一般のEPROMプログラマで利
用者がメモリトランジスタが1個で構成されているか2
個で構成されているかを気にすることなく利用できる。
【0043】さらに、ブランクチェックセルを利用し
て、デバイスが紫外線照射後の消去済のものがどうかを
簡便に見分けたり、紫外線照射が十分に行われたかどう
かを短時間に知ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明では、読出手段によってメモリセ
ルにおける第1,2記憶部の一方のみの情報を読み出す
ことができ、各記憶部が“導通”状態であるかどうかを
それぞれ検出できる。したがって、メモリセルが2個の
メモリトランジスタからなり、データ、及び反転データ
対を記憶する半導体記憶装置において、メモリセルのブ
ランク状態を検出することがでるので、このメモリセル
が紫外線照射後にブランク状態となっているかを容易に
確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部構成を示す回路図である。
【図2】本実施例の要部構成を示す回路図である。
【図3】本実施例の要部構成を示す回路図である。
【図4】本実施例の高電圧検出回路を示す回路図であ
る。
【図5】本実例例のブランクチェックセルの回路例を示
す図である。
【図6】本実例例のブランクチェックセルの回路例を示
す図である。
【図7】本実施例の出力回路を示す回路図である。
【図8】ブランクチェックセルの配置例を示す図であ
る。
【図9】従来のEPROMのメモリトランジスタを示す
平面図である。
【図10】図9のA−A’線断面図である。
【図11】図9のB−B’線断面図である。
【図12】従来のEPROMのメモリセルアレイを示す
平面図である。
【図13】図12のC−C’線断面図である。
【図14】図12のD−D’線断面図である。
【図15】従来例の回路を説明するための回路図であ
る。
【図16】従来例の回路を説明するための回路図であ
る。
【符号の説明】 1 P型のSi基板 2 フローティングゲート 3 コントロールゲート(ワード線) 4 N型のドレイン 5 N型のソース 6 酸化膜 9,9’ ビット線 11,11’ メモリトランジスタ 12,12’ コラムゲートトランジスタ 13 コラムゲート信号 14,14’ Pチャネルトランジスタ 15,15’ Pチャネルトランジスタ 16,16’ Nチャネルトランジスタ 17,17’ Nチャネルトランジスタ 18,19 Pチャネルトランジスタ 20〜22 Nチャネルトランジスタ 23,23’ バス 28,28’ Pチャネルトランジスタ 29,29’ Pチャネルトランジスタ 30,30’ Nチャネルトランジスタ 31,31’ Nチャネルトランジスタ 32 メモリセルアレイ 33 差動増幅器 34,34’ センスアンプ 36 論理合成回路 37 論理回路 38 メモリセル 39 論理合成回路 41,41’ Nチャネルトランジスタ 42,42’ Nチャネルトランジスタ 50 高電圧検出回路 60 VPP書込レベル検出回路 61 書込論理回路 62 ブランクチェックセルとその書込回路
と読出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定情報を記憶する第1記憶部、及び該第
    1記憶部に記憶される所定情報の反転情報を記憶する第
    2記憶部を有する複数のメモリセルと、 該複数のメモリセルをマトリクス状に配置してなるメモ
    リセルアレイと、 該メモリセルアレイ中の所定のメモリセルを選択する選
    択手段と、 該選択手段により選択されたメモリセルの該第1,2記
    憶部に記憶された所定情報を読み出す読出手段と、 を備え、 前記読出手段は前記メモリセルの該第1,2記憶部に記
    憶された各情報をそれぞれ同時に差動増幅により検出し
    て読み出すことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記メモリセルは電気的に所定情報の書き
    込みを行うとともに、該書き込んだ所定情報を紫外線照
    射により消去可能な不揮発性メモリセルであり、 該メモリセルに対して書き込みを行う際、自動的に所定
    情報が書き込まれるセルと、 該セルに書き込まれた情報を読み出すセル情報読出部
    と、 を有し、 該セル情報読出部によって読み出された情報に基づいて
    各種の動作を決定することを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
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