JPH05159589A - 過消去保護を有する単トランジスタセルフラッシュメモリアレイ - Google Patents

過消去保護を有する単トランジスタセルフラッシュメモリアレイ

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JPH05159589A
JPH05159589A JP11270192A JP11270192A JPH05159589A JP H05159589 A JPH05159589 A JP H05159589A JP 11270192 A JP11270192 A JP 11270192A JP 11270192 A JP11270192 A JP 11270192A JP H05159589 A JPH05159589 A JP H05159589A
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    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単トランジスタセルでありながら過消去され
たゲートの望ましくない効果に対して保護されている非
揮発性メモリアレイの提供。 【構成】 列線で相互接続されている列と行線で相互接
続されている行とに配列されている複数のメモリセル
と、各行内に配置され、その行の行線と特別列線とに結
合されている第1の行スイッチと、各行内に配置され、
その行とメモリセルの消去のための電位源との接続を制
御する分離手段と、行の各対に接続され、制御信号を受
けてその制御信号に応答してその行の対を互いに接続す
る第2の行スイッチとを具備する。 【効果】 単トランジスタ浮遊ゲートメモリセルの使用
を可能とし、メモリセルの2行毎に5つのトランジスタ
(2つの第1のスイッチ、2つの限流用トランジスタ、
及び1つの第2の行スイッチ)を付加する必要があるに
も拘わらず本メモリアレイの総合密度は大きく増大す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には非揮発性半
導体メモリセルに関し、具体的には過消去保護を設けた
フラッシュトランジスタを使用する非揮発性メモリに関
する。
【0002】
【従来の技術】非揮発性メモリ記憶装置は読出し専用メ
モリ(ROM)から電気的に消去可能なプログラマブル
読出し専用メモリ(EEPROM)へと急速に進歩し
た。EEPROMセルを使用するメモリは、それらが容
易にプログラムでき、直ちに消去でき、そして殆ど限界
がない時間の間データを記憶できるので、望ましいもの
である。
【0003】EEPROMを用いたメモリセルを有する
メモリ記憶装置の1例がテラダの合衆国特許 4,725,983
号に記載されている。この装置は、2つのMOSトラン
ジスタとFLOTOX型メモリトランジスタとを必要と
する。この配列の欠点は、各メモリセルが3つのトラン
ジスタを必要とするために広いシリコン面積を必要と
し、メモリ密度が大きく低下することである。
【0004】EEPROMを使用するメモリセルを有す
るメモリ装置の別の例がササキらの合衆国特許 4,942,5
56号に記載されている。このメモリセルはMISトラン
ジスタとEEPROM素子の両方を含んでいる。代替と
して、このメモリセルはEPROM素子と第2のトラン
ジスタとを使用することができる。両セル配列の欠点
は、セル構造のための面積が単トランジスタセルに比し
て大きいことである。
【0005】メモリ装置の別の例は、ディクソンらの合
衆国特許 4,064,494号である。この装置は、2つの非揮
発性記憶装置を組み込んだメモリセルを使用している。
2つの記憶装置を使用するので、この装置も単トランジ
スタセルよりも大きい表面積が必要である。クラースら
の合衆国特許 4,387,447号に示されているメモリアレイ
は、単一のEPROM素子を有している。このメモリア
レイは、データを適切に読出し、プログラムし、そして
消去するために幾つかの付加的なスイッチング及び負荷
装置が必要である。更にEPROMセルは、そのEPR
OMの浮遊ゲートを放電させるために紫外光が必要であ
る。一般にこのような消去サイクルに必要な時間は、普
通のEEPROMが必要とする最小消去時間に比して極
端に長い。
【0006】プログラマブル非揮発性メモリアレイには
単一トランジスタメモリセルが最も望ましい。このよう
なメモリアレイに使用されるトランジスタは、典型的に
は消去サイクル中にファウラ・ノルトハイムトンネリン
グ機構を使用する浮遊ゲート電界効果トランジスタであ
る。消去サイクル中にファウラ・ノルトハイムトンネリ
ング機構を使用することに伴う1つの問題は、トランジ
スタ内の浮遊ゲートが過消去になり得ることである。消
去サイクル中、浮遊ゲート上の負電荷は浮遊ゲートから
放電される。この負電荷の放電は精密に制御することは
できず、消去サイクル中に負電荷の過度の放電を生じ得
る。負電荷が過度に除去されてしまうと消去サイクル後
の浮遊ゲート上には正味の正電荷が残る。読出しサイク
ルにその制御ゲートが選択されると、この正電荷は浮遊
ゲートの下に不要なチャネルを生じさせる。若干の環境
の下では、このチャネルはドレインからソースへ電流を
流すことを許容するので誤ったデータをもたらすことに
なる。
【0007】浮遊ゲートの過消去問題の1つの解決法
は、各セルに第2のトランジスタを付加して過消去され
た浮遊ゲートによってもたらされる誤データが出力され
るのを阻止することである。この2トランジスタのセル
が各EEPROMメモリセルを形成するのである。しか
しながら、EEPROMメモリセルの使用には幾つかの
欠点が存在する。1つの欠点は、EEPROMメモリセ
ルは精緻な製造工程を必要とし、従って製造価格を増大
させることである。第2の欠点は、EEPROMメモリ
セルがセル当たり2つのトランジスタを必要とし、その
ためシリコンウエーハ上に単一トランジスタセルよりも
大きい表面積を必要とするので、価格を更に増大させる
ことである。
【0008】EEPROMメモリセルを簡略化する一つ
の方策は、混成2トランジスタ設計に組合わされた本質
的にはEEPROMメモリセルであるが、シリコンウエ
ーハ上の面積が小さくてよい分割ゲートメモリセルを使
用することであった。分割ゲートトランジスタの製造工
程はEEPROMメモリセルよりは精緻ではないが、そ
れでも単トランジスタメモリセルの製造工程よりは精緻
である。更に、分割ゲートセルも単トランジスタセルよ
りも大きい面積を必要とする。
【0009】
【発明の概要】本発明は、単トランジスタセルでありな
がら過消去されたゲートの望ましくない効果に対して保
護されている非揮発性メモリアレイを提供する。このメ
モリアレイ自体は、行列に配列された複数のメモリセル
を含む。メモリセルの各行は、その行内の各メモリセル
の制御ゲートに接続されている制御線と、その行内の各
メモリセルのソースに接続されている行線とを含む。メ
モリセルの列は、共通列内のトランジスタの全てのドレ
インを結合している列導体即ちビット線によって相互接
続されている。
【0010】本発明によれば、過消去された浮遊ゲート
の効果を排除するために予防手段が使用される。この予
防手段は、各行内に第1の行スイッチと、各行内に分離
装置と、制御信号に応答して2つの異なる行の行線を一
緒に結合する第2の行スイッチとを含むことが好まし
い。第1の行スイッチは電界効果トランジスタであるこ
とが好ましく、そのソースを行線に接続し、制御ゲート
をその行内の各メモリセルの浮遊ゲートに接続し、ドレ
インを特別列線に接続する。分離装置は、メモリセルの
行を消去するために使用される電位の源と、その行内の
全てのメモリセルのドレインとの間に接続されている。
【0011】過消去された浮遊ゲートの効果を排除する
ための予防手段は、典型的には電界効果トランジスタで
ある第2の行スイッチをも含むことが好ましい。このト
ランジスタは、そのゲートに供給される制御信号に応答
して、メモリセルの2つの行線を短絡するように接続さ
れている。予防手段を使用した結果、本非揮発性メモリ
アレイは、消去操作中に過消去を生じ易い単トランジス
タ浮遊ゲートメモリセルを使用することが可能である。
即ち、メモリセルの2行毎に5つのトランジスタ(2つ
の第1のスイッチ、2つの限流用トランジスタ、及び1
つの第2の行スイッチ)を付加する必要があるにも拘わ
らず本メモリアレイの総合密度は、メモリセル当たり2
つのトランジスタを必要とする従来技術のメモリアレイ
に比して大きく増大する。
【0012】本発明は、添付図面に基づく以下の説明か
ら十分に理解されよう。
【0013】
【実施例】図1はフラッシュメモリセルアレイ構造10
の回路図である。メモリアレイ10はN行M列のメモリ
セル12を有するM×Nアレイである。メモリアレイ1
0内の各行はM個のメモリセル12を含む。各メモリセ
ル12は、ドレイン、ソース及び制御ゲートノードと、
浮遊ゲートとを有している。同一行内の各メモリセル1
2の制御ゲートは全てゲート線16に接続されている。
同一行内の各メモリセル12のソースは全て消去線18
に接続されている。
【0014】メモリセルの各行は、MOSトランジスタ
14であることが好ましい第1の行スイッチをも含む。
(ここに使用するMOSとは、それらの構造が金属また
は酸化物の何れを使用していようとも、その型のトラン
ジスタを意味する。)MOSトランジスタ14のゲート
は、その行内の各メモリセル12の制御ゲートと共通に
接続されている。トランジスタ14のソースは、その行
内の全てのメモリセルのソースと共通に消去線18に接
続されている。トランジスタ14のドレインは接続32
に接続され、各行毎に設けられている全ての行スイッチ
トランジスタのドレインは一緒に共通接続されて仮想接
地電位VG に接続される。
【0015】各行毎に、典型的にはダイオードとして接
続されたトランジスタ20である分離装置が、メモリの
消去中に使用される電位源VERASE と行線21との間に
設けられている。図示のように、トランジスタ20のゲ
ートはそのドレインと共に消去電位に接続されている。
トランジスタ20は入力消去電圧をソース線から分離す
る。ダイオード接続されたNチャネルMOSトランジス
タは分離を得るための一方法であり、メモリセルトラン
ジスタと同一の型であるので好ましい。この装置はPチ
ャネルトランジスタ、または他の型のトランジスタであ
っても差し支えない。
【0016】メモリセル行の対は、これもMOSトラン
ジスタであることが好ましい行スイッチ装置24を通し
て選択的に接続可能である。図には隣接する行がトラン
ジスタ24によって互いに接続されるように示してある
が、どの行の対をこのように接続しても差し支えない。
トランジスタ24は、消去線18上のノード26と、隣
接する消去線19上のノード28とを結合することが好
ましい。トランジスタ24は制御線30によって制御さ
れる。トランジスタ24はMOS装置であり、そのゲー
トノードが制御ノードとして働き、ソースノード及びド
レインノードがそれぞれノード26及びノード28に接
続されていることが好ましい。好ましい実施例ではスイ
ッチング装置24を使用しているが、他の実施例におい
てはこれは任意選択である。
【0017】「読出し」動作中はトランジスタ24が隣
接する2つの消去線を分離するから、一方の行のトラン
ジスタから他方の行のトランジスタへ電流が流れること
はない。トランジスタ24は「消去」動作中に2つの線
を結合する。このトランジスタは厳格な工程制御と精密
な回路動作の要を排除するので、動作の信頼度をも高め
る。もし厳格な工程制御と精密な回路動作が達成される
のであれば、このトランジスタは除去することができ
る。
【0018】表1は、メモリセルの3つの動作モード、
即ち「読出し」、「プログラム」及び「消去」の動作条
件を示す。「読出し」動作中には低い電圧が適切な列ビ
ット線(BL)に印加され、適切な行制御ゲート線(G
L)が正電圧に転ずるので単一の所望メモリセルがアド
レスされる。もしアドレスされたセルが5ボルト(v)
より高いしきい値を有するプログラム済のセルであれ
ば、チャネルは形成されず、また電流がそれを通って流
れることはない。もしアドレスされたセルがプログラム
されていなければ(消去済)、そのしきい値電圧は約
1.5vであり、チャネルが形成される。NチャネルM
OSトランジスタ14も導通し、電流がビット線から典
型的には接地であるVへ流れる。残余の線、即ち電圧
(VG )、消去線(VERASE )、及び制御は全て“どの
ようであってもよい”状態にあるノード28と共通に保
たれる。
【0019】「プログラム」動作中にはビット線(B
L)及び共通線ゲート線(GL)に高い電圧が印加さ
れ、残余の線には「読出し」動作中の電圧と同一の電圧
が印加される。これらの高い電圧は“熱い電子”を生成
してセルを“オフ”状態にプログラムする。「消去」動
作中にはビット線及び共通線は“浮動”することが許容
され、ゲート線は0に保たれる。この間VERASE 線及び
ノード28(隣接消去線19を介して)にはそれぞれ表
1に示す電圧が印加される(“x”は“どのようであっ
てもよい”を表す)。
【0020】 各メモリセル12は、図2に示すように普通の単トラン
ジスタフラッシュセルであることが好ましい。トランジ
スタ12は、浮遊ゲート40と、ソース42と、ドレイ
ン44と、制御ゲート46とを有するNチャネルMOS
である。浮遊ゲート40はプログラムされると負電荷を
蓄積し、ファウラ・ノルトハイムトンネリングによって
消去することができる。
【0021】過消去された浮遊ゲートの効果を阻止する
解決法は、図1に示すようにトランジスタ14及び20
をメモリセルの各行に付加し、トランジスタ24を行の
各対に付加することである。トランジスタ14、20、
及び24の付加によって、浮遊ゲートが過消去状態の場
合に電流が流れるのを阻止するために各メモリセル毎に
トランジスタを付加する必要が排除される。過消去され
たメモリセルが要求されたデータを劣化させるのを、ト
ランジスタ14、20、及び24が如何に阻止するかを
以下に説明する。
【0022】図3は、過消去保護を有する2×2メモリ
アレイ50の回路図であって、小規模なこの図を使用し
て過消去されたメモリセルが要求されたデータを劣化さ
せるのを、過消去保護が如何に阻止するかを説明する。
メモリアレイ50の各行及び各列には2つのメモリセル
52が存在する。各メモリセル52は、ドレイン、制御
ゲート、ソース、及び浮遊ゲートを有するフラッシュセ
ルである。ゲート線54は同一行内の各メモリセル52
の制御ゲートを接続している。各行内にはトランジスタ
56も設けられており、ゲート線54によって制御され
る。トランジスタ56は、ドレイン、ゲート、及びソー
スを有するMOS装置であることが好ましく、ゲートは
ゲート線54に接続する。メモリセル52の各列は、同
一列内の各メモリセル52のドレインを接続しているビ
ット線58を有している。同一行内のメモリセル52の
ソースは一緒に接続され、更にトランジスタ60に接続
されている。トランジスタ60は、ドレイン、ゲート、
及びソースを有するNチャネルMOSであることが好ま
しい。トランジスタ60のソース及びゲートは互いに接
続され、電位源VERASE に接続された消去線62へのダ
イオード接続を形成している。同一列内の各トランジス
タ56のドレインは一緒にして好ましくは接地である電
位源64へ接続する。別のトランジスタ66が、2つの
行からの消去線62を選択的に結合する。トランジスタ
66も、ドレイン、ゲート、及びソースを有するNチャ
ネルMOSであることが好ましく、ゲートは制御線68
に接続されている。
【0023】メモリアレイ50の動作電圧を表2に示
す。表2においては、ビット線58はBLで表され、共
通線64はVGで表され、ゲート線54はGで表され、
制御線68は制御で表され、消去線62は消去で表さ
れ、そして“F”は“浮動”を意味する。 全ての動作モードにおいて、セルは選択されたセル、ま
たは選択されないセルの何れかである。あるセルが選択
されると、そのセルに接続されている種々の線が表2に
示されているようにバイアスされる。セルが選択されな
い場合には、そのセルは選択されたセルに対するその位
置に依存して、表2に従ってバイアスされる。「選択さ
れざるセルバイアス」欄内に示されている電圧の第1行
は、選択されたセルと同じゲート線を共有する選択され
ないセルに印加される電圧を示す。第2行の電圧は選択
されたセルと同じビット線を共有する選択されないセル
に印加されるバイアスを示す。第3行の電圧は選択され
たセルと同じ制御線だけを共有する選択されないセルに
印加されるバイアスを示す。
【0024】「読出し」モード中、もし選択されたセル
が浮遊ゲートに5vより大きい電圧VT を有するプログ
ラムされたセルであればチャネルは形成されず、従って
ビット線58に電流が流れるのを阻止する。もし選択さ
れたセルが浮遊ゲートに約1.5vの電圧VT を有する
“消去された”状態であれば、(トランジスタ56を通
して)ビット線58から共通線64へ導通が発生して電
流が流れるのを可能にし、そのセルが“オン”であるこ
とを信号する。もし選択されたセルと同一のビット線を
共有する選択されないセルが過消去されていれば、その
選択されないセルのプログラム状態には関係なく導通チ
ャネルが形成される。「読出し」モード中にはゲートス
イッチ56及び制御スイッチ66が共に“オフ”である
ために選択されたセルから共通線への導通路は存在しな
いから、その選択されないセルを通って電流が流れるこ
とはない。このように、データは選択されたセルの浮遊
ゲートのプログラム状態だけに基づくようになり、換言
すれば、過消去されたセルが偽情報を生成することはな
いのである。
【0025】「プログラム」モード中、“熱い電子”が
選択されたセルにおいて生成され、そのセルを“オフ”
状態にプログラムする。選択されないセルにおいては、
それらのビット線及びゲート線が適切にバイアスされる
ために“熱い電子”は生成されない。「消去」モード中
に消去線62上の電圧を約15vにすると電子トンネリ
ングが発生する。この高電圧は、制御スイッチ66が導
通するのと同時に消去電位62から供給される。制御ス
イッチ66に接続されている全てのメモリセルにトンネ
リング電流が流れる。このトンネリング電流は各メモリ
セルの各浮遊ゲートから負電荷を放電させるので、各セ
ルの浮遊ゲート電圧VTを低下させる。
【0026】本発明の基本メモリセルは、2トランジス
タEEPROMメモリセルまたは分割ゲートトランジス
タメモリセルに替わる単トランジスタフラッシュメモリ
セルであるから、製造に必要な空間は大幅に減少する。
過消去によってもたらされる誤データを防ぐためにメモ
リセルの行の対当たり3つの付加的なトランジスタを付
加するが、これら3つのトランジスタに必要な空間は最
小であり、百万個以上のセルを有するメモリセルアレイ
に使用される総合空間の1%以下にすることができる。
2トランジスタメモリセルまたは分割ゲートトランジス
タメモリセルに必要な空間に比して、本発明はメモリ密
度を大幅に増加させることができる。
【0027】更にこのフラッシュメモリセルの製造は2
トランジスタメモリセルまたは分割ゲートトランジスタ
メモリセルよりも簡単である。これによりフラッシュメ
モリセルアレイは、より複雑なEEPROM及び分割ゲ
ートトランジスタメモリセルを使用して可能であるより
もより信頼でき、且つ製造中に予測可能になる。過消去
されたセルから誤データを読出すことを防ぐ“メモリ”
アレイの特色はメモリアレイに限定されない。他の応用
には、プロブラマブル論理装置(“PLD”)、並びに
直列EEPROM及びプログラマブル制御装置のような
他のプログラマブル製品が含まれる。
【0028】以上に本発明を特定の実施例について説明
した。当業者ならば他の実施例も明白であろう。従っ
て、この説明が本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による過消去保護を有するメモリアレイ
を示す図。
【図2】図1に示すメモリアレイに使用される単トラン
ジスタメモリセルを示す図。
【図3】本発明による過消去保護を有する2×2メモリ
アレイを示す図。
【符号の説明】
10 フラッシュメモリセルアレイ 12 メモリセル 14 第1の行スイッチ 16 ゲート線(第1のノード) 18、19消去線 20 分離装置 21 行線 22 ビット(列)線(第3のノード) 24 第2の行スイッチ 26、28 第2のノード 30 制御線 32 共通(特別列)線 40 浮遊ゲート 42 ソース 44 ドレイン 46 制御ゲート 50 2×2メモリアレイ 52 メモリセル 54 ゲート線 56 第1の行スイッチ 58 ビット(列)線 60 分離装置 62 消去線 64 電位源 66 第2の行スイッチ 68 制御線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列線によって相互接続されている列と、
    行線によって相互接続されている行とに配列されている
    複数のメモリセルと、 各行内に配置され、その行の行線と特別列線とに結合さ
    れている第1の行スイッチと、 各行内に配置され、その行とメモリセルの消去のための
    電位源との接続を制御する分離手段と、 行の各対に接続され、制御信号を受けてその制御信号に
    応答してその行の対を互いに接続する第2の行スイッチ
    とを具備することを特徴とする非揮発性メモリアレイ。
  2. 【請求項2】 単一の行内の全てのメモリセルが第1の
    ノードに結合されているゲート電極を有し、行スイッチ
    のゲート電極が第1のノードに接続され、 単一の行内の全てのメモリセルが第2のノードに結合さ
    れているソース電極を有し、行スイッチのソース電極が
    第2のノードに接続され、 単一の列内の全てのメモリセルが第3のノードに結合さ
    れているドレイン電極を有し、 各行内の第1の行スイッチが特別列線に結合されている
    ドレイン電極を有する請求項1に記載のメモリ。
  3. 【請求項3】 各行内の分離手段が、第2のノードに結
    合されたドレイン電極と、消去電位源に結合されたゲー
    ト及びソース電極とを有するトランジスタからなる請求
    項2に記載のメモリ。
  4. 【請求項4】 第2の行スイッチが、単一の行の第2の
    ノードに結合された1つの電極と、メモリセルの別の行
    の第2のノードに結合された別の電極と、制御信号を受
    けるように結合されたゲートとを有するトランジスタか
    らなる請求項3に記載のメモリ。
  5. 【請求項5】 複数の第1の行線と、複数の第2の行線
    と、複数の列線と、各々が制御電極と第1及び第2の端
    子とを含み行列に配列されたメモリセルのアレイとを具
    備し、各行内の全てのセルの制御電極がその行の第1の
    行線に電気的に接続され、各列内の全てのセルの第1の
    端子がその列の列線に電気的に接続され、各行内の全て
    のセルの第2の端子が第2の行線に電気的に接続されて
    いる半導体メモリであって、 制御電極と第1及び第2の端子とを有し、制御電極が第
    1の行線に電気的に接続され、第2の端子が第2の行線
    に電気的に電気的に接続されている各行内の第1のスイ
    ッチと、 制御電極と第1及び第2の端子とを有し、第1の端子が
    第2の行線に電気敵に接続され、制御電極が第2の端子
    と消去電位とに電気的に接続されている各行内の分離手
    段と、 各行内の各第1のスイッチの第1の端子と、電位源とに
    電気的に接続されている特別列線と、 制御電極と第1及び第2の端子とを有し、第1の端子が
    選択された行の第2の行線に電気的に接続され、第2の
    端子がこの選択された行とは異なる別の行内の第2の行
    線に電気的に接続され、そして制御電極が制御線に電気
    的に接続されている制御スイッチとをも具備することを
    特徴とする半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 単トランジスタフラッシュセルを具備
    し、各トランジスタが浮遊ゲートと、制御ゲートと、ソ
    ースと、ドレインノードとを有するメモリアレイであっ
    て、該メモリアレイが、該メモリアレイ内に記憶してい
    るデータにアクセスされる時に過消去状態にある浮遊ゲ
    ートの効果を最小にするための予防手段をも具備し、予
    防手段が、 その行内のフラッシュセルの制御ゲートに結合されてい
    る各行毎の第1の行スイッチと、 共通列内の行スイッチを一緒に結合する特別列線と、 各行内に配置され、メモリの消去中を除いてその行を消
    去電位の源から分離する分離手段とを具備することを特
    徴とするメモリアレイ。
  7. 【請求項7】 フラッシュセルの行の対を互いに結合す
    る第2の行スイッチ手段をも具備し、この第2の行スイ
    ッチ手段が制御ノードと第1及び第2の端子とを有し、
    第1の端子がフラッシュセルの第1の行に結合され、第
    2の端子がフラッシュセルの別の行に結合されている請
    求項6に記載のメモリアレイ。
  8. 【請求項8】 第1の行線によって相互接続されている
    メモリセルの第1の行と、 第2の行線によって相互接続されているメモリセルの第
    2の行と、 第1の行線と、第1の行内のメモリセルを消去するため
    の電位源との間を接続する第1のスイッチと、 第2の行線と、第2の行内のメモリセルを消去するため
    の電位源との間を接続する分離手段と、 第1の行線と第2の行線との間に接続され、制御信号に
    応答して両線を互いに接続する第2のスイッチとを具備
    することを特徴とするメモリアレイ。
  9. 【請求項9】 メモリセルがフラッシュセルを具備し、
    各フラッシュセルが、電荷を蓄積できる浮遊ゲートと、
    メモリセルを活動化できる制御ゲートとを有する単一の
    電界効果トランジスタである請求項8に記載のメモリア
    レイ。
  10. 【請求項10】 分離手段が電界効果トランジスタから
    なる請求項9に記載のメモリアレイ。
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