JPH05159262A - ディスク記憶装置のヘッド支持機構 - Google Patents

ディスク記憶装置のヘッド支持機構

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JPH05159262A
JPH05159262A JP32750791A JP32750791A JPH05159262A JP H05159262 A JPH05159262 A JP H05159262A JP 32750791 A JP32750791 A JP 32750791A JP 32750791 A JP32750791 A JP 32750791A JP H05159262 A JPH05159262 A JP H05159262A
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head
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Kenji Mori
健次 森
Tokuki Une
徳樹 宇根
Sukeo Saito
翼生 斉藤
Tetsuo Masukawa
哲男 益川
Yoshinori Takeuchi
芳徳 竹内
Satomitsu Imai
郷充 今井
Takao Terayama
孝男 寺山
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジンバルのアクセス方向の剛性を高めて、ア
クセスの高速化と位置決めの高精度化を図り、さらにヘ
ッド支持機構の信頼性を向上させること。 【構成】 ロードディンプル9を有するロ−ドア−ム8
にジンバル7が固定されている。ジンバル7にはジンバ
ルばね7hが形成され、ジンバルばね7hは2本のジン
バルビーム7fとその間をつなぐ複数本の補強ビーム7
gからなるラダー構造を成している。帯状のスライダ保
持部7d,7eはジンバル7の先端の横枠7c両側で支
持され、ジンバルばね7hの外側に形成されている。そ
して、スライダ保持部7d,7eとスライダ2の接着部
2aとを接合することによって、スライダ2がジンバル
7に固定されて、ロ−ドディンプル9の頂点がジンバル
ばねの中空部を通してスライダ2の上面の当接部10に
接触し、押圧荷重をロ−ドア−ム8からスライダ2に伝
達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報を磁気的あるいは光
学的に記録・再生するディスク記憶装置のヘッド支持機
構に係り、特に大容量高速アクセスを実現するディスク
記憶装置に用いられ高剛性高固有値を有するディスク記
憶装置のヘッド支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク記憶装置は、近年ますます大容
量化及び高速アクセス化が要求され、中でも代表的な磁
気ディスク装置はコンピュ−タの性能向上とともにその
周辺記憶装置として一層の性能向上が望まれている。一
方、高記憶密度化のためにヘッドスライダはますます低
浮上化の傾向にあり、そのなかでヘッドスライダを安定
に支持し、しかも高速・高精度に位置決めするためのヘ
ッド支持機構の実現が重要な課題になっている。
【0003】従来、実用に供されている磁気ヘッド支持
機構の典型的な例の構成を図19に示す。これは特開昭
55−22296公報に記載されているものであり、図
において、1は情報を記録する磁気ディスク、2は磁気
ヘッド(図示せず)を有しディスク1面との間に空気膜
を形成するレ−ル面を有するヘッドスライダ(以下、ス
ライダと呼ぶ)、3はスライダ2のディスク面追従性を
確保するための柔らかいジンバルばね部(フレクシャ)
を含むジンバル、4はジンバル3を支持しスライダ2に
必要荷重を与える板ばねからなるロ−ドア−ム、5はス
ライダ2とロ−ドア−ム4の間に設けた荷重用突起部で
あるロ−ドディンプル(詳細は図20参照)である。
【0004】ロ−ドア−ム4はスペ−サ(ロ−ドア−ム
ベ−ス)4aに溶接等で固着され、さらにガイドア−ム
6にねじあるいはかしめ等(図示せず)の手段で固定さ
れている。またロ−ドア−ム4は、その長手方向がディ
スク1の周方向になるように配置され、スイングしなが
らスライダ2をディスク1の半径方向にアクセスする、
いわゆるインライン方式に構成されている。
【0005】なお、図中、X方向は磁気ディスク1の周
方向、Y方向は磁気ディスク1の半径方向、Z方向はデ
ィスク面の法線方向である。また、矢印Aは磁気ディス
ク1の回転方向、矢印Bは磁気ヘッド移動方向(シ−ク
方向)を示している。
【0006】また、図20は前記従来のジンバル及びス
ライダ部を拡大して示す分解斜視図である。ジンバル3
の後端側の固定部3aは、例えばスポット溶接等の結合
手段3bによってロ−ドア−ム4に固定されている。ま
た、ジンバル3の先端側に設けた横枠3cから内側に突
き出たスライダ保持部3dと、スライダ2の接着部2a
とを接着することによって、スライダ2がジンバル3に
保持されている。スライダ2に対する押圧荷重は、スラ
イダ保持部3dに設けたロ−ドディンプル5を介して、
ロ−ドア−ム4からスライダ2に伝達される。またスラ
イダ2が磁気ディスク面の動的変化あるいは加工組立誤
差に伴う姿勢ばらつきに追従できるように、2本の薄板
ビ−ムからなるジンバルばね3eが固定部3aと横枠3
cとの間に設けられており、スライダ2がロ−ドディン
プル5の頂点を回転中心として柔軟にピッチング及びロ
−リング運動ができるようになっている。なお、横枠3
cには段差部3fが設けられているため、スライダ2が
動いてもジンバルばね3eに接触することはない。
【0007】このように、ジンバルが果たすべき第一の
機能は、磁気ディスク面の動的変化あるいは加工組立誤
差に伴う姿勢ばらつきに追従できるように、スライダを
できるだけ柔軟に保持することであり、前記ジンバルば
ねの面外(ピッチング及びロ−リング方向)剛性は小さ
いことが望ましい。
【0008】また、ジンバルが果たすべき第二の機能
は、ヘッドスライダを位置決め方向に対して高剛性に保
持することであり、従来のようにアクセスタイムが10
数ms以上と遅い場合は従来のジンバルでも十分であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】スライダは、近年の低
浮上化の傾向とともに小形化しつつあり、その空気膜剛
性も従来より小さくなりつつある。それに従い、ジンバ
ルばねの面外剛性も一層の低減が要求されている。例え
ば、近年の4mm長または3mm長スライダでは、ジン
バルの面外剛性としてそれぞれ50gfmm/rad以
下が必要である。
【0010】しかしながら、前記インライン方式におけ
る従来ジンバルの構成では、ジンバル中央部のスライダ
保持部のためジンバルばね幅に制限があり、とくにロ−
リング剛性(図19のX軸回りの剛性)の低減が困難で
ある。
【0011】また、一方では、ディスク記憶装置は、近
年ますます高速アクセス化が要求されており、従来のヘ
ッド支持機構により、ヘッドスライダをディスク内外周
に高速アクセスする場合は、前記スライダのY方向に数
十Gの大加速度が加わる。
【0012】図21は、高速アクセス時のジンバルばね
の変形を示したものである。なお、図ではロ−ドア−ム
は省略してある。図において、Cがアクセス方向とする
と、スライダには逆のD方向に慣性力が加わり、そのた
め、ジンバルばねは図に示すような変形を生じたり、ま
たそれに伴って残留振動が生ずる。その結果、ヘッドス
ライダの位置決め精度や位置決め時間の劣化を招いた
り、スライダの浮上量変動により場合によってはヘッド
がディスクと接触して損傷を与えるヘッドクラッシュを
生ずるおそれがある。
【0013】また、前記のような支持系の共振を避ける
ため、制御系のサ−ボ帯域を例えば数百Hz以下に制限
せざるを得ず、高速アクセス化に限界がある。
【0014】一方、前記インライン形ヘッド支持系ジン
バルのアクセス方向剛性(面内剛性)を向上する目的
で、特開平2−18770公報に記載のようにジンバル
ばね部の幅を広げるとともにスリットを設けたり、特開
平1−128278公報に記載のように折り返し構造の
ないジンバル構造でジンバルばねに中央梁を設けたり、
特開平2−91867公報に記載のようにアクセス方向
を長手方向とする両持ちのジンバルばねが提案されてい
る。
【0015】しかしながら、いずれも、前述したジンバ
ルの第一の機能(面外方向低剛性)を犠牲にしつつ面内
高剛性を実現しようとするものであり、実用的には不十
分である。
【0016】本発明の目的は、ヘッド支持系ジンバルの
面外低剛性を確保しつつアクセス方向(面内)剛性を高
めることによって、高速アクセス時の外乱による浮上量
変動を低減し、ヘッドクラッシュの危険が少なく且つ信
頼性の高いディスク記憶装置のヘッド支持機構を提供す
ることである。
【0017】また、本発明の他の目的は、高速アクセス
時のヘッド支持系ジンバルの振動を低減するとともに、
アクセス方向の固有値(共振周波数)を高めることによ
って、サ−ボ帯域を増大し、アクセス高速化及び位置決
め高精度化を図ることができるヘッド支持機構を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ジンバルばねを有しヘッドスライダを
ピッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持するジンバル
と、該ジンバルが先端部に設けられディスク面側に前記
ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ムと、該ロ−ドア
−ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝達するロ−ドデ
ィンプルと、を備えたヘッド支持機構において、前記ジ
ンバルばねをラダ−構造にして、そのラダ−構造の先端
両側端部で支持された帯状のスライダ保持部を前記ジン
バルばねの外側に形成し、該スライダ保持部で前記ヘッ
ドスライダを保持するとともに、前記ロ−ドディンプル
を前記ラダ−構造の中空部に貫通させたものである。
【0019】また、本発明は、ジンバルばねを有しヘッ
ドスライダをピッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持
するジンバルと、該ジンバルが先端部に設けられディス
ク面側に前記ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ム
と、該ロ−ドア−ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝
達するロ−ドディンプルと、を備えたヘッド支持機構に
おいて、前記ジンバルばねの略中央に中空部を設け、か
つ前記ジンバルばね先端両側端部で支持された帯状のス
ライダ保持部を前記ジンバルばねの外側に形成し、該ス
ライダ保持部で前記ヘッドスライダを保持するととも
に、前記ロ−ドディンプルを前記中空部に貫通させたも
のである。
【0020】また、本発明は、ジンバルばねを有しヘッ
ドスライダをピッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持
するジンバルと、該ジンバルが先端部に設けられディス
ク面側に前記ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ム
と、該ロ−ドア−ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝
達するロ−ドディンプルと、を備えたヘッド支持機構に
おいて、前記ジンバルばねをラダ−構造にして、そのラ
ダ−構造の先端部で支持されたスライダ保持部を前記ジ
ンバルばねの内側に形成し、該スライダ保持部で前記ヘ
ッドスライダを保持するとともに、前記ロ−ドディンプ
ルを前記ラダ−構造の中空部に貫通させたものである。
【0021】さらに、本発明は、ジンバルばねを有しヘ
ッドスライダをピッチング・ロ−リング方向に柔軟に支
持するジンバルと、該ジンバルが先端部に設けられディ
スク面側に前記ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ム
と、該ロ−ドア−ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝
達するロ−ドディンプルと、を備えたヘッド支持機構に
おいて、前記ジンバルばねをラダ−構造にし、そのラダ
−構造の先端部に折り返し状にスライダ保持部を設け、
該スライダ保持部で前記ヘッドスライダを保持するとと
もに、前記ロ−ドディンプルを前記ラダ−構造の中空部
に貫通させたものである。
【0022】
【作用】上記構成によれば、本発明のヘッド支持機構に
設けたジンバルは、ジンバルばねの面外方向(ピッチン
グ、ロ−リング)の低剛性を確保しつつ、インライン形
のアクセス方向の剛性を高くできるため、残留振動の低
減及びサ−ボ帯域の向上を図ることが可能となり、ヘッ
ドの位置決め精度や位置決め時間を改善することができ
る。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例を示し、ヘッ
ド支持機構のジンバル部の分解斜視図である。図1にお
いて、2はスライダ、7はジンバル、8はロ−ドア−ム
であり、ロ−ドア−ム8の先端にはプレス等によって形
成された突状のロ−ドディンプル9が設けられている。
ジンバル7の後端側(図の左側)には固定部7aが設け
られ、例えばスポット溶接等の結合手段7bによってジ
ンバル7はロ−ドア−ム8に固定される。
【0024】また、ジンバル7の両側には帯状のスライ
ダ保持部7d,7eが設けられている。このスライダ保
持部7d,7eは、ジンバル7の先端側(図の右側)の
横枠7cの両端部で支持され、かつジンバル7の外側に
形成されている。そして、スライダ保持部7d,7eを
スライダ2の接着部2a,2bに接着することによっ
て、スライダ2がジンバル7に保持されている。ロ−ド
ア−ム8の先端に設けたロ−ドディンプル9の頂点は、
ジンバル7の中空部を通してスライダ2の上面の当接部
10に接触して、押圧荷重をロ−ドア−ム8からスライ
ダ2に伝達している。
【0025】また、スライダ2が磁気ディスク面の動的
変化に追従できるように、ジンバル7の固定部7aと横
枠7cとの間には、ロ−ドア−ム8の長手方向に沿った
2本のジンバルビ−ム7fとその間をつなぐ複数本の補
強ビ−ム7gからなるジンバルばね7hが設けられてお
り、スライダ2がロ−ドディンプル9の頂点付近を回転
中心として柔軟にピッチング及びロ−リング運動ができ
るようになっている。このような構成のジンバルばねを
ラダ−構造と呼び、またラダ−構造をとるジンバルをラ
ダ−ジンバルと呼ぶことにする。
【0026】なお、横枠7cには段差部7iが設けられ
ているため、ジンバルばね7hとスライダ2との間には
間隙が形成され、スライダ2がピッチング及びロ−リン
グ運動しても、スライダ2とジンバルばね7hとが接触
することを防止できる。
【0027】次に、本実施例によるジンバルの動作を図
2〜図4を用いて説明する。図2〜図4はジンバルばね
の面内剛性比較を示している。すなわち、ジンバルばね
にアクセス方向のスライダ慣性力Wが加わったときの変
形状態を模式的に表したもので、図1及び図20と同符
号の箇所は同一部分を示している。
【0028】図2は従来のジンバルばねで、このときの
面内Y方向剛性K0yは次式で表される。
【0029】K0y=W/δ0 =24EI/L3 なお、ここでWは荷重、δ0は変位量、Eはヤング率、
Iはジンバルばねの面内Y方向断面二次モ−メント、L
はジンバルばねの長さである。
【0030】また、図3は本実施例によるジンバルを示
し、2本のジンバルビ−ム7fとその間をつなぐ1本の
補強ビ−ム7gとを設けたものである。このような構成
のジンバルを1段ラダ−ジンバルと呼ぶ。このときの面
内Y方向剛性K1yは次式で表され、前記K0yの4倍の面
内剛性を有することがわかる。
【0031】K1y=W/δ1 =96EI/L3 また、図4も本実施例によるジンバルを示し(図1に示
したジンバルと同じ)、2本のジンバルビ−ム7fとそ
の間をつなぐ2本の補強ビ−ム7gとを設けたものであ
る。このような構成のジンバルを2段ラダ−ジンバルと
呼ぶ。このときの面内Y方向剛性K2yは次式で表され、
前記K0yの9倍の面内剛性を有することがわかる。
【0032】K2y=W/δ2 =216EI/L3 それに対して、ピッチング及びロ−リング方向の面外剛
性は、補強ビ−ムの影響をほとんど受けず、従来と同じ
十分低い剛性を確保できる。なお、2段ラダ−ジンバル
の場合は、ジンバルばねの中央部に中空部があるため、
ロ−ドディンプルを中央部に貫通させるのが容易であ
る。また、2本のジンバルビ−ム7fの間には補強ビ−
ム7gを1本または2本だけでなく、3本以上の複数本
設けても良い。
【0033】本実施例によれば、スライダ保持部7d,
7eをジンバルばね7hの外側に配置したことにより、
ジンバルばね7hの全体幅を狭くでき、ジンバル7のロ
−リング剛性を低減できるため、ジンバル7が果たすべ
き第一の機能の面外低剛性化を実現できる。さらに、ジ
ンバル7のラダ−構造により、第二の機能の位置決め方
向面内高剛性化を合わせて実現できるため、高速アクセ
ス化に対応した実用的なヘッド支持系を得ることができ
る。
【0034】(第2実施例)図5は本発明の第2実施例
を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視図であ
る。なお、図1と同一符号の箇所は同一部分を示してい
る。本実施例では、第1実施例で示したジンバルの横枠
7cに段差部7iを設けず、平板状のまま用いるように
したことに特徴がある。ジンバル7の横枠7cを平板状
にしても、ロ−ドディンプル9には所定の高さがあり、
スライダ2とジンバルばね部の間には、第1実施例より
は狭いもののある程度の隙間が生じるため、スライダ2
の動きを許容することができる。
【0035】本実施例によれば、ジンバル7を平板状に
したので、ジンバル7の面内剛性が向上するとともに、
段差部を形成するためのプレス工程が不要になるため工
程が簡略化され、さらに、従来、問題となっていたプレ
ス加工に伴うスライダの姿勢角精度劣化を低減できる効
果がある。
【0036】(第3実施例)図6および図7は本発明の
第3実施例を示し、図6はヘッド支持機構のジンバル部
の平面図、図7はその正面図である。なお、図1と同一
符号の箇所は同一部分を示している。本実施例では、ラ
ダ−ジンバル両側のスライダ保持部7d,7e上にカウ
ンタマス11a,11bを設けたことが特徴である。カ
ウンタマス11a,11bの材質として、金属、例えば
ジンバルと同材質のSUS等を用いると、スポット溶接
等でカウンタマス11a,11bをジンバルに容易に結
合することができ、結合作業を効率良く行うことができ
る。
【0037】また、接着剤を用いてカウンタマス11
a,11bをジンバルに結合するようにすれば、カウン
タマス11a,11bの材質を金属以外の例えばセラミ
ックス等で構成することができる。なお、接着剤として
VEM(Viscous Elastic Mat-erial)等の粘弾性体を
用いると、カウンタマス11a,11bがいわゆるダイ
ナミックダンパあるいはフ−ドダンパとして作用し、ス
ライダ及びジンバルの振動に対する減衰効果を高めるこ
とができる。
【0038】次に、本実施例の動作について説明する。
アクセス加速度がスライダに加わった場合、スライダの
重心Osにスライダ質量Ms×加速度αが慣性力として
加わり、その結果ロ−ドディンプル頂点付近の回転中心
Or(スライダ重心との距離Hs)回りに回転モ−メン
トが生じ浮上量変動(アクセス加速度によるスライダの
沈み込み)を引き起こす。そこで、カウンタマス質量M
cが回転中心からの距離Hcにある場合、Mc×Hc=
Ms×Hs すなわちスライダ2とカウンタマス11
a,11bの全体重心を回転中心に一致させることによ
って、アクセス時の回転モ−メントを実質ゼロにするこ
とができ、その結果、浮上量変動を低減することができ
る。
【0039】(第4実施例)図8は本発明の第4実施例
を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の正面図である。
なお、図6と図7と同一符号の箇所は同一部分を示して
いる。本実施例では、ジンバルのスライダ保持部7d,
7eをスライダ2の外側に張り出すように幅広にしたこ
とが特徴である。
【0040】本実施例によれば、スライダ保持部7d,
7eとスライダ2との間に接着剤溜まり12a,12b
ができるため接着が強固になるとともに、カウンタマス
11a,11bを十分な大きさにすることができる。
【0041】(第5実施例)図9は本発明の第5実施例
を示し、ジンバルとスライダ部の斜視図である。本実施
例では、ジンバル13のジンバルばね13a先端に横枠
13bが設けられ、この横枠13bから所定の角度折り
曲げられたスライダ保持部13c,13dが横枠13b
の両端に設けられている。そして、スライダ保持部13
c,13dをスライダ2の両側面(斜線部)に接着し
て、スライダ2をジンバル13に保持している。
【0042】本実施例によれば、ジンバル13全体の幅
を小さくできるので、スライダ2を小形化する場合に好
都合である。
【0043】(第6実施例)図10は本発明の第6実施
例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視図で
ある。なお、図1と同符号の箇所は同一部分を示してい
る。本実施例では、ロ−ドディンプルをスライダ側に設
けたことが特徴である。図10において、14はロ−ド
ア−ム、15はスライダ2に接着したロ−ドディンプル
である。またスライダ2にロ−ドディンプルを設ける別
案として、同図に示すように高硬度のボ−ル16をスラ
イダ2の上面に埋込み接着する方式でも良い。ロ−ド用
ボ−ル16の材質としては、例えば鋼、セラミックス、
サファイア等、硬度の高いものが好適である。
【0044】(第7実施例)図11は本発明の第7実施
例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視図で
ある。本実施例のジンバル17は、2本のジンバルビ−
ムからなるジンバルばね17aを有し、その先端の横枠
17bの両端で支持された帯状のスライダ保持部17
c,17dがジンバルばねの外側に形成されている。
【0045】ジンバル17とスライダ2とは、スライダ
保持部17c,17dをスライダ2上の接着部2a,2
bに接着することにより結合される。またロ−ドア−ム
8は、先端にロ−ドディンプル9を備えた構造であり第
1実施例等のものと同一である。そして、ロ−ドディン
プル9の頂点が、ジンバルばね17aの中空部を通して
スライダ2の上面の当接部10に接触し、押圧荷重をロ
−ドア−ム8からスライダ2に伝達するようになってい
る。
【0046】なお、スライダ保持部17c,17d上に
は、第3実施例と同様にカウンタマスを設けることも可
能である。
【0047】(第8実施例)図12は本発明の第8実施
例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視図で
ある。本実施例のジンバル18は、2本のジンバルビ−
ム18aとその間をつなぐ複数本の補強ビ−ム18bと
から成るラダ−構造を有し、その先端側の横枠18cに
段差部18dを介して支持されたスライダ保持部18e
がジンバルばねの内側に形成されている。
【0048】ジンバル18とスライダ2とは、スライダ
保持部18eをスライダ2上の接着部2cに接着するこ
とにより結合される。ロ−ドア−ム8は先端にロ−ドデ
ィンプル9を設けた第1の実施例等のものと同一であ
る。そして、ロ−ドディンプル9の頂点が、ジンバルば
ねの中空部を通してスライダ2の上面の当接部10に接
触し、押圧荷重をロ−ドア−ム8からスライダ2に伝達
するようになっている。
【0049】なお、ジンバルの横枠18cの形状を、第
2実施例と同様に、段差部18dがない平板状にしても
良い。
【0050】本実施例によれば、スライダ2への接着部
が一箇所でよいため、より小形のスライダ用ジンバルを
得ることができる。
【0051】(第9実施例)図13は本発明の第9実施
例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視図で
ある。本実施例のジンバル19は、2本のジンバルビ−
ム19aとその間をつなぐ1本の補強ビ−ム19bから
成るラダ−構造を有し、その先端側の横枠19cに段差
部19dを介して支持されたスライダ保持部19eがジ
ンバルばねの内側に形成されている。
【0052】ジンバル19とスライダ2とは、スライダ
保持部19eをスライダ2上の接着部2dに接着するこ
とにより結合される。ロ−ドア−ム8は、先端にロ−ド
ディンプル9を設けた構造で第1実施例等のものと同様
である。そして、ロ−ドディンプル9の頂点がスライダ
保持部19eの当接部20に接触し、押圧荷重をロ−ド
ア−ム8からスライダ2に伝達するようになっている。
【0053】本実施例によれば、第8実施例と同様に小
形のスライダに対応した面内高剛性のジンバルを得るこ
とができる。
【0054】(第10実施例)図14は本発明の第10
実施例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視
図である。本実施例のジンバル21は、2本のジンバル
ビ−ム21aとその間をつなぐ1本の補強ビ−ム21b
から成るラダ−構造を有し、その先端側の横枠21cに
段差部21dを介して支持されたスライダ保持部21e
がジンバルばねの内側に形成されている。またスライダ
保持部21e上にはロ−ドディンプル22を設けられて
いる。
【0055】ジンバル21とスライダ2とは、スライダ
保持部21eをスライダ2上の接着部2dに接着するこ
とにより結合される。ロ−ドア−ム14は、先端にロ−
ドディンプルのない構造で前述した第6の実施例のもの
と同様である。そして、スライダ保持部21e上のロ−
ドディンプル22がロ−ドア−ム14の先端部に当接す
ることによって、押圧荷重をロ−ドア−ム14からスラ
イダ2に伝達するようになっている。
【0056】(第11実施例)図15は本発明の第11
実施例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視
図である。本実施例のジンバル23は、2本のジンバル
ビ−ム23aとその間をつなぐ複数本の補強ビ−ム23
bとから成るラダ−構造を有し、その先端側の横枠23
cに折り曲げ部23dで折り返したスライダ保持部23
eが設けられている。また折り曲げ部23dの強度及び
剛性を確保するために、横枠23cにはスポット溶接部
25が施されている。なお、この場合、スライダ保持部
23eを別部材として、そのスライダ保持部23eをス
ポット溶接部25により横枠23cに固着するようにし
てもよい。
【0057】ジンバル23とスライダ2とは、スライダ
保持部23eをスライダ2上の接着部2eに接着するこ
とにより結合される。またロ−ドア−ム8は、先端にロ
−ドディンプル9を備えた構造で第1実施例等のものと
同様である。そして、ロ−ドディンプル9の頂点がスラ
イダ保持部23e上の当接部24に接触し、押圧荷重を
ロ−ドア−ム8からスライダ2に伝達するようになって
いる。
【0058】(第12実施例)図16は本発明の第12
実施例を示し、ヘッド支持機構のジンバル部の分解斜視
図である。なお、図15と同符号の箇所は同一部分を示
している。本実施例では、ジンバル23は前述の第11
実施例と同じ構成のものであるが、スライダ保持部23
eにロ−ドディンプル27が設けられているところに特
徴がある。そして、ロ−ドア−ム14は、先端にロ−ド
ディンプルのない構造で前述した第6実施例と同様の構
成を成している。
【0059】なお、本実施例でも、第11実施例と同
様、折り曲げ部23dの強度及び剛性を確保するため
に、横枠23cにスポット溶接部25が施されている。
また、スライダ保持部23eを別部材として、そのスラ
イダ保持部23eをスポット溶接部25により横枠23
cに固着することもできる (第13実施例)図17および図18は本発明の第13
実施例を示し、図17はヘッド支持機構のジンバル部の
平面図、図18はその正面図である。本実施例では、ジ
ンバル29は前述した第1実施例等と同様のラダ−構造
をしているが、ジンバルばね29aの両側のスライダ保
持部29b,29cに張出し部29d,29eが設けら
れ、またロ−ドア−ム30の先端部にジンバル拘束部3
1a,31bが設けられている。ジンバル拘束部31
a,31bの構造は、張出し部29d,29eを微小間
隙をもって包みこむ形状になっており、通常の動作時に
はスライダ2の微小なピッチング及びロ−リング運動を
許容するが、スライダ2に過大な力が加わった場合は張
出し部29d,29eがジンバル拘束部31a,31b
に接触し、ジンバル29が損傷するのを防ぐことができ
る。
【0060】本実施例のジンバル構造は、ヘッド支持系
の製造工程、あるいはロ−ドアンロ−ド機構を備えた場
合のスライダ粘着時のジンバル保護に有用である。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ヘッド支持系ジンバルの面外低剛性を確保しつつアクセ
ス方向(面内)剛性を高めることができるため、高速ア
クセス時の外乱による浮上量変動を低減し、ヘッドクラ
ッシュの危険を少なくして信頼性を向上させることがで
きる。
【0062】また、高速アクセス時のヘッド支持系ジン
バルの振動を低減し、アクセス方向の固有値(共振周波
数)を高めることができるため、サ−ボ帯域が増大し
て、アクセス高速化及び位置決め高精度化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるヘッド支持機構ジン
バル部の分解斜視図である。
【図2】従来のジンバルによる面内剛性を説明した図で
ある。
【図3】本発明のジンバルによる面内剛性を説明した図
である。
【図4】本発明のジンバルによる面内剛性を説明した図
である。
【図5】本発明の第2実施例によるヘッド支持機構ジン
バル部の分解斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例によるヘッド支持機構ジン
バル部の平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】本発明の第4実施例によるヘッド支持機構ジン
バル部の正面図である。
【図9】本発明の第5実施例によるジンバルとスライダ
の斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例によるヘッド支持機構ジ
ンバル部の分解斜視図である。
【図11】本発明の第7実施例によるヘッド支持機構ジ
ンバル部の分解斜視図である。
【図12】本発明の第8実施例によるヘッド支持機構ジ
ンバル部の分解斜視図である。
【図13】本発明の第9実施例によるヘッド支持機構ジ
ンバル部の分解斜視図である。
【図14】本発明の第10実施例によるヘッド支持機構
ジンバル部の分解斜視図である。
【図15】本発明の第11実施例によるヘッド支持機構
ジンバル部の分解斜視図である。
【図16】本発明の第12実施例によるヘッド支持機構
ジンバル部の分解斜視図である。
【図17】本発明の第13実施例によるヘッド支持機構
ジンバル部の平面図である。
【図18】図17の正面図である。
【図19】ヘッド支持機構の概略構成図である。
【図20】従来のヘッド支持機構ジンバル部の分解斜視
図である。
【図21】高速アクセス時に従来のヘッド支持機構ジン
バル部が変形する様子を示した図である。
【符号の説明】
2 スライダ 7,13,17,18,19,21,23,29 ジン
バル 7a 固定部 7b,25,28 スポット溶接部 7c,13b,17b,18c,19c,21c,23
c 横枠 7d,7e,13c,13d,17c,17d,18
e,19e,21e,23e,26e,29b,29c
スライダ保持部 7f,18a,19a,21a,23a ジンバルビ−
ム 7g,18b,19b,21b,23b 補強ビ−ム 7h,13a,17a ジンバルばね 7i,18d,19d,21d 段差部 8,14 ロ−ドア−ム 9,15,16,27 ロ−ドディンプル 10,20,24 当接部 11a,11b カウンタマス 31a,31b ジンバル拘束部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益川 哲男 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 竹内 芳徳 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 今井 郷充 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 寺山 孝男 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジンバルばねを有しヘッドスライダをピ
    ッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持するジンバル
    と、該ジンバルが先端部に設けられディスク面側に前記
    ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ムと、該ロ−ドア
    −ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝達するロ−ドデ
    ィンプルと、を備えたヘッド支持機構において、 前記ジンバルばねをラダ−構造にして、そのラダ−構造
    の先端両側端部で支持された帯状のスライダ保持部を前
    記ジンバルばねの外側に形成し、該スライダ保持部で前
    記ヘッドスライダを保持するとともに、前記ロ−ドディ
    ンプルを前記ラダ−構造の中空部に貫通させたことを特
    徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  2. 【請求項2】 ジンバルばねを有しヘッドスライダをピ
    ッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持するジンバル
    と、該ジンバルが先端部に設けられディスク面側に前記
    ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ムと、該ロ−ドア
    −ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝達するロ−ドデ
    ィンプルと、を備えたヘッド支持機構において、 前記ジンバルばねの略中央に中空部を設け、かつ前記ジ
    ンバルばね先端両側端部で支持された帯状のスライダ保
    持部を前記ジンバルばねの外側に形成し、該スライダ保
    持部で前記ヘッドスライダを保持するとともに、前記ロ
    −ドディンプルを前記中空部に貫通させたことを特徴と
    するディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のヘッド支持機構に
    おいて、 前記スライダ保持部にカウンタマスを接合したことを特
    徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のヘッド支持機構におい
    て、 前記接合は粘弾性体によることを特徴とするディスク記
    憶装置のヘッド支持機構。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のヘッド支持機構におい
    て、 前記カウンタマスをSUS等の金属で形成し、溶接によ
    って前記スライダ保持部に接合したことを特徴とするデ
    ィスク記憶装置のヘッド支持機構。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のヘッド支持機構に
    おいて、 前記スライダ保持部の幅を広げ、前記ジンバルの幅を前
    記ヘッドスライダの幅よりも大きくしたことを特徴とす
    るディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のヘッド支持機構に
    おいて、 前記ジンバルばねに対して前記スライダ保持部を所定の
    角度で折り曲げ、その折り曲げたスライダ保持部を前記
    ヘッドスライダの側面に固定したことを特徴とするディ
    スク記憶装置のヘッド支持機構。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載のヘッド支持機構に
    おいて、 前記スライダ保持部に前記ディスク面に沿って張出した
    張出し部を設けるとともに、前記張出し部との間に微小
    間隙をもって前記ジンバルを包みこむジンバル拘束部を
    前記ロ−ドア−ム先端部に設けたことを特徴とディスク
    記憶装置のヘッド支持機構。
  9. 【請求項9】 ジンバルばねを有しヘッドスライダをピ
    ッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持するジンバル
    と、該ジンバルが先端部に設けられディスク面側に前記
    ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ムと、該ロ−ドア
    −ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝達するロ−ドデ
    ィンプルと、を備えたヘッド支持機構において、 前記ジンバルばねをラダ−構造にして、そのラダ−構造
    の先端部で支持されたスライダ保持部を前記ジンバルば
    ねの内側に形成し、該スライダ保持部で前記ヘッドスラ
    イダを保持するとともに、前記ロ−ドディンプルを前記
    ラダ−構造の中空部に貫通させたことを特徴とするディ
    スク記憶装置のヘッド支持機構。
  10. 【請求項10】 請求項1,2又は9記載のヘッド支持
    機構において、 前記スライダ保持部は段差部を介して前記ジンバルばね
    に設けられ、前記ジンバルばねとは異なった面内に配置
    されていることを特徴とするディスク記憶装置のヘッド
    支持機構。
  11. 【請求項11】 請求項1,2又は9記載のヘッド支持
    機構において、 前記スライダ保持部は前記ジンバルばねに直接設けら
    れ、前記ジンバルばねとは同一の面内に配置されている
    ことを特徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  12. 【請求項12】 ジンバルばねを有しヘッドスライダを
    ピッチング・ロ−リング方向に柔軟に支持するジンバル
    と、該ジンバルが先端部に設けられディスク面側に前記
    ヘッドスライダを押圧するロ−ドア−ムと、該ロ−ドア
    −ムの押圧力を前記ヘッドスライダに伝達するロ−ドデ
    ィンプルと、を備えたヘッド支持機構において、 前記ジンバルばねをラダ−構造にし、そのラダ−構造の
    先端部に折り返し状にスライダ保持部を設け、該スライ
    ダ保持部で前記ヘッドスライダを保持するとともに、前
    記ロ−ドディンプルを前記ラダ−構造の中空部に貫通さ
    せたことを特徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機
    構。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,9,12のいずれかに
    記載のヘッド支持機構において、 前記ロ−ドディンプルを前記ロ−ドア−ムに設けたこと
    を特徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,9,12のいずれかに
    記載のヘッド支持機構において、 前記ロ−ドディンプルを前記ヘッドスライダに設けたこ
    とを特徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
  15. 【請求項15】 請求項9又は12記載のヘッド支持機
    構において、 前記ロ−ドディンプルを前記スライダ保持部に設けたこ
    とを特徴とするディスク記憶装置のヘッド支持機構。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043757A1 (en) * 1996-05-10 1997-11-20 International Business Machines Corporation A multi-piece integrated suspension assembly for a magnetic storage system
US6751064B2 (en) 2001-02-13 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head supporting device and disk drive using the same
US6826018B2 (en) 2001-03-06 2004-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk drive with head supporting device
US7088557B2 (en) 2001-07-26 2006-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Head supporting device and disk drive unit using the same
JP2008243360A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Shinka Jitsugyo Kk ヘッドジンバルアセンブリおよびディスクドライブならびにスライダロールトルクを減少させる方法
US7446970B2 (en) 2004-09-14 2008-11-04 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Magnetic head assembly, magnetic disk drive and posture control method for magnetic head slider

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JP2008243360A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Shinka Jitsugyo Kk ヘッドジンバルアセンブリおよびディスクドライブならびにスライダロールトルクを減少させる方法

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