JPH0371476A - 磁気ヘッド支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッド支持体に係り、特に磁気ディスク
等に使用されるのに好適な磁気ヘッド支持体に関するも
のである。

〔従来の技術〕

第２図に従来例を示す。

この第２図に示す従来例においては、図示しない磁気記
録媒体としての磁気ディスクに情報の書込、続出を行う
電磁変換素子５０Ａを装備したスライダ５０と、このス
ライダ５０を弾性支持するジンバルスプリング５１と、
このジンバルスプリング５１をその一方の端部に固定す
るとともに他方の端部を磁気ヘッド位置決め機構のブロ
ック５２に固定されるビーム状弾性体５３とを有してい
る。

ビーム状弾性体５３には、そのｔＳ変換素子５０Ａを取
り付けた側の端部５３Ａから反対側の端部５３Ｂ付近の
一部分を除いたところまで、両側面に曲げ加工によりフ
ランジ５３ａを設け、断面をコ字状として剛性を高めて
いる。そして、スライダ５０が磁気ディスクの回転によ
る空気の流れによって浮上する際に、電磁変換素子５０
Ａを取り付けた端部５３Ａと反対側の端部５３Ｂでフラ
ンジ５３ａの設けられていない部分の変形によって、こ
の浮上による変位を可能にしている。

一方、この種の浮上ヘッドでは、トラック位置決めを士
Ｑ、５［ｚＩｍ）以下の制度で行う必要がある。このた
め、ビーム状弾性体５３のＩＷ１１度にも精度が要求さ
れ、フランジ５３ａの曲げ加工も十分な精度をもって製
作されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来例においては、ビーム状弾性体
の加工の精度および加工時に発生するダスト等により、
ビーム状弾性体の共振周波数や共振モードあるいは共振
のするどさが変化するため、要求される製作精度がなか
なか得られないという欠点があった。このため、トラッ
ク位置決めの際の必要な精度を容易に得ることができず
、その調整に多くの時間と労力を要するという不都合が
生じていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、このような従来例に見られる不都合を
改善し、ビーム状弾性体の共振を抑えてトラック位置決
めの際に要求される精度を比較的容易に確保することの
できる磁気ヘッド支持体を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、磁気ディスクに情報の書込、続出を行う電
磁変換素子を装備したスライダと、このスライダを弾性
支持するジンバルスプリングと、このジンバルスプリン
グをその一方の端部に固定するとともに他方の端部を磁
気ヘッド位置決め機構に固定されるビーム状弾性体とを
備えている。

そして、ビーム状弾性体に振動減衰材を装着するという
手法を採っている。これによって、前述した目的を達成
しようとするものである。

（作　　用〕 磁気記録媒体が外力により回転する。この磁気記録媒体
の回転に伴って空気の流れが発生し、この空気の流れに
よってスライダが磁気記録媒体の表面から浮上する。こ
の状態で、位置決め機構が作動して電磁変換素子のトラ
ック位置決めを行う。

この際に、空気の流れによってビーム状弾性体に不規ｊ
ｌｌＪな振動が生じるが、ビーム状弾性体に装備されて
いる振動減衰材が振動を抑え共振するのを防止する。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例をｖ４１図に基づいて説明する
。ここで、前述した従来例と同一の構成部材については
同一の符号を用いることとする。

この第１図に示す実施例においては、磁気ディスク（図
示せず）に情報の書込、読出を行うＴ！１磁変換素子５
０Ａを装備したスライダ５０と、このスライダ５０を弾
性支持するジンバルスプリング５１と、このジンバルス
プリング５１をその一方の端部ＩＡに固定するとともに
他方の端部ＩＢを磁気ヘッド位置決め機構（図示せず）
のブロック５２に固定されるビーム状弾性体１とを備え
ている６そして、ビーム軟弾性体ｌに当該ビーム状弾性
体ｌの振動を抑える減衰材２を装備している。

ビーム状弾性体１は第１図（Ａ）に示されるように、板
状部材（厚さ０．００６　（ｍｍ）のステンレス！！！
りより形成されており、側面に曲げ加工によるフランジ
１ａを装備した複雑な形状をしているため、複数の異な
るモードで各種の共振をする。

減衰材２は、ビーム状弾性体１に被せて使用する構造と
なっているため、ビーム状弾性体１と同様の形状をして
おり、第１図（Ｂ）に示されるように、ビーム状弾性体
１の側面に曲げ加工によって設けられているフランジ１
ａにしっかりと嵌め込んで固定されるようになっている
。また、減衰材２の材質としては、例えば高分子樹脂（
ポリブチレンテレフタレート等）のようなものからなり
、この減衰材２を実装した際にビーム状弾性体１の振動
でガタガタすると一層複雑な挙動をすることになるので
、しっかりと固定する構造となっている。

次に、動作説明をする。

磁気ディスク（図示せず）が外力（図示せず）により高
速で回転し、この回転に伴って空気の流れが発生する。

この空気の流れによってスライダ５０が磁気ディスク（
図示せず）の表面から浮上しようとし、ビーム状弾性体
ｌの固定側端部ＩＢ付近のフランジ１ａのない剛度の低
い部分の変形によって、スライダ５０が浮上する。この
状態で、位置決め機構（図示せず）が作動してｔＭ変換
素子５０Ａのトラック位置決めを行う。この際に、空気
の流れおよび位置決め機構（図示せず）による移動に伴
って、ビーム状弾性体１に不規則な振動が生じる。そこ
で、ビーム状弾性体１に装備されている減衰材２がこの
振動を抑え共振するのを防止する。

ここでは、フランジ１ａを設けることによってビーム状
弾性体１の剛度を高める構造となっているが、装備する
高分子樹脂からなる減衰材２として剛度の高いものを使
用すれば、この減衰材２によってビーム状弾性体１の剛
度が高められるため、フランジＬａを特に設けなくても
要求される十分な剛度を得ることができる。

なお、上記従来例においては、減衰材２の材質として高
分子樹脂を使用した場合について例示したが、本発明で
は必ずしもこれに限定されるものではなく、同様な性質
を有するものであれば、特に高分子樹脂でなくても良い
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では、ＮＮ２換素子を装備
したスライダを支持しているビーム状弾性体に、振動減
衰材を装着している。このため、トラック位置決め時に
おけるビーム状弾性体の振動を有効に抑えることができ
、従って、十分な精度の位置決めが確保されるという従
来にない優れた磁気ヘッド支持体を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は本発明の一実施例の全体を表す斜視図、
第１図（Ｂ）は第１図（Ａ）における減衰材２を表す斜
視図、第２図は従来例を表す斜視図である。 １・・・・・・ビーム状弾性体、２・・・・・・減衰材
、５０・・・・・・スライダ、５０Ａ・・・・・・を磁
度換素子、５１・・・・・・ジンバルスプリング。 第　！　図 出廟人　　日本電気株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、磁気記録媒体に情報の書込、読出を行う電磁変
   換素子を装備したスライダと、このスライダを弾性支持
   するジンバルスプリングと、このジンバルスプリングを
   その一方の端部に固定するとともに他方の端部を磁気ヘ
   ッド位置決め機構に固定されるビーム状弾性体とを有す
   る磁気ヘッド支持体において、 前記ビーム状弾性体に、振動減衰材を装着したことを特
   徴とする磁気ヘッド支持体。
2. （２）、前記減衰材を高剛性のプラスチック部材にて形
   成したことを特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド支持
   体。