JPH0515914U - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH0515914U
JPH0515914U JP6395191U JP6395191U JPH0515914U JP H0515914 U JPH0515914 U JP H0515914U JP 6395191 U JP6395191 U JP 6395191U JP 6395191 U JP6395191 U JP 6395191U JP H0515914 U JPH0515914 U JP H0515914U
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JP
Japan
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coil
endoscope
treatment tool
coils
hard
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Withdrawn
Application number
JP6395191U
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English (en)
Inventor
豊 矢沼
浩司 神原
勝司 渡辺
康之 鈴木
由紀夫 佐藤
達也 斉藤
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0515914U publication Critical patent/JPH0515914U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の可撓性コイル同士を連接した内視鏡用
処置具のシースにおけるコイル同士の接続部の強度を大
きくする。 【構成】 内視鏡用処置具のシース23は、軟質コイル
27と硬質コイル28とを接続して構成されている。接
続部29の軟質コイル27は、先端より密巻きで形成さ
れているコイルを後端部で疎巻きにして形成し、硬質コ
イル28は、先端部を疎巻きにし、この後方を密巻きに
して形成している。前記軟質コイル27の疎巻き部27
aと硬質コイル28の疎巻き部28aとを互いにねじり
あわせて螺合して一体状態とした接続部29に、半田な
どの固着材料30を流し込んで固定接合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の細長い可撓性を有するコイル同士を連接して成るシースを有 する内視鏡処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内臓器等を観察した り、必要に応じて処置具用チャンネル内に挿通した処置具により術者の目視観察 下或いは、モニタによる観察下で各種治療処置の行える医療用内視鏡が広く用い られている。又、工業分野においても、ボイラ,タービン,エンジン,化学プラ ント等の内部を観察したりすることのできる工業用内視鏡が広く利用されている 。例えば、体腔内の病変部が良性か悪性かを組織学的に確診を行うときには生検 鉗子を用いて病変部の生検を行っていた。
【0003】 図4ないし図6を参照して従来の内視鏡用処置具について説明する。 図4に示すように内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通される内視鏡処置具 1は、手元側に設けた操作部2と、この操作部2の前方に延設される細長なシー ス3と、このシース3の先端部に設けられた処置部4とにより構成されている。 図5に示すように前記シース3は、先端を処置部4に接続している軟質コイル5 と後端を操作部2に接続している硬質コイル6とを接続パイプ7を介して半田等 の固着材料10により固定している。さらに、図6に示すように前記硬質コイル 6の後端部は、この硬質コイル6の外周に座屈防止用の折れ止めコイル8を嵌合 している。前記折れ止め用コイル8の外周と合成樹脂で形成された操作部2の内 孔9とは接着剤等により固定接続されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述の用に構成された内視鏡用処置具は、内視鏡の処置具挿通用 チャンネルを介して体腔内に挿通した後、この処置具挿通用チャンネルから速や かに引き抜くときに軟質コイルと硬質コイルとの接続部や座屈防止用の折れ止め コイルと操作部との接続部などに大きな負荷が掛かって破損することがあった。 又、コイル同士の接続部分に接続パイプを必要とするので、この接続パイプの分 、部品点数が増え製造コストも上昇していた。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、複数のコイルにより構成されるシ ースのコイル同士を接続するとき、接続パイプを使用することなく、且つ接続強 度を増大させることにより、部品点数が少なくコストを低減し、耐久性に優れて いると共に、患者の苦痛を和らげることのできる内視鏡用処置具を提供すること を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案による内視鏡装置は、複数の細長い可撓性を有 するコイル同士を連接して成るシースを有する内視鏡用処置具において、コイル とコイルとの接続部を疎巻きにして疎巻き部を形成し、このコイルの疎巻き部を 互いに螺合して一体に接続すると共に、この接続部を固着材料により固定してい る。
【0007】
【作用】
この構成で、複数のコイル同士を接続するとき、コイル同士の接続部は、互い のコイルの疎巻き部を螺合してから固着材料により固定接続する。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は本考案の第1実施例に係り、図1はコイル接続部の断面図、図 2は内視鏡用処置具の構成を示す構成図である。
【0009】 図2に示すように内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通される内視鏡処置具 21は、手元側に設けた操作部22と、この操作部22の前方に延設される細長 なシース23と、このシース23の先端部に設けられた処置部24とにより構成 されている。前記シース23内には図示しない操作ワイヤが挿通されており一端 を処置部24に接続し、他端を操作部22のスライダ25に接続している。そし て、前記スライダ25の後方には押さえ環26が設けられている。又、前記シー ス23は、軟質コイル27と硬質コイル28とを接続して構成されている。前記 軟質コイル27及び硬質コイル28は、一端部に疎巻き部27a,28aを設け た密巻きコイルを形成している。
【0010】 図1に示すように軟質コイル27と硬質コイル28との接続部29は、前記軟 質コイル27の疎巻き部27aと硬質コイル28の疎巻き部28aとのコイル同 士が互いに螺合するようにねじ込んで一体の状態にしてから、このねじ込んだ部 分に半田などの固着材料30を流し込んで固定している。 上記のように構成された内視鏡用処置具の作用を説明する。 内視鏡用処置具21は、内視鏡の処置具挿通用チャンネルを介して体腔内に挿 通された後、再び前記内視鏡用の処置具挿通用チャンネルから素早く引き抜かれ る。そして、例えば、生検鉗子の場合、一人の患者で数回この作業が行われる。 前記生検鉗子は、何度となくかなりの早さで内視鏡の処置具挿通用チャンネルか ら引き抜かれるので、軟質コイル27と硬質コイル28の接続部29などのコイ ル同士の接続部に大きな負荷が掛かる。
【0011】 本実施例によれば、軟質コイル27と硬質コイル28との接続部29は、それ ぞれのコイルの疎巻き部28a,28bを互いにねじりこんで螺合させた状態で 機械的に接続すると共に、この螺合して一体となった接続部分に固着材料30を 流し込んで固定している。前述のように軟質コイル27と硬質コイル28の双方 の疎巻き部28a,28bをねじり込み合わせた部分に固着材料30を流し込ん で固定接合するのでコイル同士の接続強度は大幅に向上することにより、生検鉗 子を内視鏡の処置具挿通用チャンネルからすばやく引き抜く際に従来より大きな 力量を掛けられると共に、接続部の破損を防ぐことができる。又、上述の構成で 軟質コイル27と硬質コイル28とを接続することにより、接続パイプを必要と しないので部品点数並びにコストの低減に寄与することができる。更に、接続パ イプを使用しない分、シースの外径を小さくすることができる。
【0012】 図3は本考案の第2実施例に於ける操作部と折れ止め用コイル及び固定用コイ ルとの接続を表す断面図である。 図に示すようにシース内に挿通された生検鉗子開閉用ワイヤ31の後端は、操 作部22のスライダ25に連結した操作パイプ32に接続されている。又、前記 ワイヤ31外周の硬質コイル28の後端部は、接続部材33を介してガイドパイ プ34に接続されている。前記硬質コイル28とガイドパイプ34の接続部は、 接続部材33に覆われて固定接続されると共に、折れ止め用コイル35によって 外周を覆われて保護されている。
【0013】 前記折れ止め用コイル35と操作部本体22aとは、固定用コイル36を介し て接続されており、前記折れ止め用コイル35は疎巻きで形成され、固定用コイ ル36は一端に疎巻き部を設けた密巻きコイルで形成されている。前記折れ止め 用コイル35を固定用コイル36の疎巻き部36aにねじり込んでコイル同士を 螺合して一体にしている。このとき、前記固定用コイル36の内周は、ガイドパ イプ34に内接している。このコイル同士が螺合して一体となった接続部に固着 材料37を流し込むことにより折れ止め用コイル35と固定用コイル36とは固 着接続されると共に、この折れ止め用コイル35及び固定用コイル36とガイド パイプ34とが固着接続される。そして、前記固定用コイル36の密巻き部36 bを樹脂材料で形成された操作部材38の内周面に設けたコイルピッチと同様の 螺旋状の溝に係合して接着剤39等で接着固定する。
【0014】 前述の構成で、本実施例の固定用コイル36と折れ止め用コイル35及び操作 部本体22aとの接続強度は、第1実施例と同様に固着材料37の固定強度に機 械的接続強度が加わったことにより増大する。又、折れ止め用コイル35と固定 用コイル36との接続部が疎巻きのために半田などの固着材料37が流し込み易 くなったことにより、前記折れ止め用コイル35と固定用コイル36及びガイド パイプ34との固着接続を一度に行うことができるので作業性を向上させること ができる。
【0015】 尚、本実施例においては内視鏡用処置具を生検鉗子を例に挙げて説明したが、 本考案の内視鏡用処置具は、把持鉗子、細胞診ブラシ、高周波処置具等にも当然 適用される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、複数のコイルにより構成されているシー スのコイル同士の接続に、接続パイプを使用することなく、且つ接続強度を増大 させることができ、部品点数が少なくコストを低減できる上に、耐久性に優れ、 しかも患者の苦痛を和らげることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図2は本考案の第1実施例に係り、
図1はコイル接続部の断面図。
【図2】内視鏡用処置具の構成を示す構成図。
【図3】本考案の第2実施例に於ける操作部と折れ止め
用コイル及び固定用コイルとの接続を表す断面図。
【図4】図4ないし図6は本考案の従来例に係り、図4
は内視鏡用処置具の構成を示す構成図。
【図5】コイル接続部の断面図。
【図6】操作部と折れ止めようコイルとの接続を表す断
面図。
【符号の説明】
23… シース 27… 軟質コイル 27a… 軟質コイル疎巻き部 28… 硬質コイル 28a… 硬質コイル疎巻き部 29… 接続部 30… 固着材料 31… ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 康之 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 佐藤 由紀夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 斉藤 達也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の細長い可撓性を有するコイル同士
    を連接して成るシースを有する内視鏡用処置具におい
    て、 コイルとコイルとの接続部を疎巻きにして疎巻き部を形
    成し、このコイルの疎巻き部を互いに螺合して一体に接
    続すると共に、この接続部を固着材料により固定するこ
    とを特徴とする内視鏡用処置具。
JP6395191U 1991-08-13 1991-08-13 内視鏡用処置具 Withdrawn JPH0515914U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0730985U (ja) * 1993-11-11 1995-06-13 ジューキ株式会社 ミシンの針留め
JP2011156375A (ja) * 2004-03-04 2011-08-18 Straub Medical Ag 血管から除去可能な物質を吸い込み、破砕し、排出するためのカテーテル
JP2013534447A (ja) * 2010-07-02 2013-09-05 ユニバーシティ・オブ・ユタ・リサーチ・ファウンデイション 操舵できる外科用スネア及び使用方法

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