JPH05157925A - 石英系光導波路及びその製造方法 - Google Patents

石英系光導波路及びその製造方法

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JPH05157925A
JPH05157925A JP32290391A JP32290391A JPH05157925A JP H05157925 A JPH05157925 A JP H05157925A JP 32290391 A JP32290391 A JP 32290391A JP 32290391 A JP32290391 A JP 32290391A JP H05157925 A JPH05157925 A JP H05157925A
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film
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12133Functions
    • G02B2006/12147Coupler

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  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 方向性結合器等の再現性に優れた回路特性を
有する石英系光導波路を製造する。 【構成】 基板11上にFHD法によりホウ素やリンの
ドーパントを含むと共に純粋石英ガラスと同屈折率を有
する石英系ガラスからなる第一下側クラッド膜12を形
成し、次に、ECR堆積法、CVD堆積法又はスパッタ
堆積法により純粋石英ガラスからなる第二下側クラッド
膜13を形成し、この上にコア部15、16及び上側ク
ラッド膜14を形成し、且つ第一下側クラッド膜12の
膜厚を第二下側クラッド膜13より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造時におけるコア部
の熱的な変形を抑制した石英系光導波路及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの普及に伴って、より低
価格で信頼性の高い光部品に対する要求が高まって来て
いる。このような要求を満足するものの一つとして、光
導波路により構成される導波路型光回路が知られてお
り、この導波路型光回路はフォトリソグラフィ技術等に
より平面基板上に一括して大量に形成できるため、複雑
な回路の集積化の可能性のある部品形態として注目され
ている。
【0003】かかる光導波路の材料として、ガラスや合
成樹脂或いは半導体結晶等が検討されているが、石英ガ
ラス基板やシリコン基板上に石英系ガラス材料を基本と
して構成される石英系光導波路は、石英系光ファイバと
の接続にも適し低損失であることから、実用的な導波路
形光回路として期待されている。
【0004】従来の光導波路の一例として方向性結合器
の概念及びそのB−B線断面形状を図8及び図9に示
す。両図に示すように、基板1上に形成された下側クラ
ッド膜2と上側クラッド膜3との間には、それぞれ光導
波路を構成する二本のコア部4,5が埋設されており、
これらコア部4,5の中央部分が相互に近接状態となっ
て光結合部6を形成している。この方向性結合器7は、
導波路型光回路の基本回路であり、光学的干渉系を構成
するための光分岐部や光合波部に用いられたり、或いは
信号光を任意の比率で分岐する光分岐回路等として用い
られることは、周知の通りである。
【0005】このような光導波路は、四塩化硅素(Si
Cl4)等の火炎加水分解反応(FlameHydrolysis Deposi
tion)を利用するガラス膜堆積技術(以下、FHD堆積
法と呼称する)と、反応性イオンエッチング法によるガ
ラス膜の微細加工技術との組み合わせにより形成され
る。
【0006】即ち、その製造手順を表す図10〜図14
に示すように、四塩化ケイ素や四塩化ゲルマニウム(G
eCl4),四塩化チタン(TiCl4),三塩化リン(PC
l3),三塩化ホウ素(BCl3)等を出発原料として、図
10に示す基板1上に多孔質の下側クラッド膜2をFH
D堆積法により形成し(図11参照)、同様にしてこの
下側クラッド膜2の表面に多孔質のコア膜8をFHD堆
積法により堆積させる(図12参照)。このようにして
堆積した下側クラッド膜2及びコア膜8を1000℃以
上に加熱保持する高温処理を施して透明ガラス化する。
【0007】しかる後、光導波路となるコア部4,5の
部分以外のコア膜8の不必要な部分を反応性イオンエッ
チング法により除去し(図13参照)、続いて上側クラ
ッド膜3をFHD堆積法により下側クラッド膜2の表面
に堆積させてコア部4,5をこれら下側クラッド膜2及
び上側クラッド膜3で覆い(図24参照)、最後にこの
上側クラッド膜3を高温処理して透明ガラス化すること
により、図8及び図9に示す如き方向性結合器7が得ら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8及び図9に示した
方向性結合器7は、その結合特性を光結合部6における
一対のコア部4,5の間隔に大きく依存しているため、
これらコア部4,5の間隔を精度良く製作することが極
めて重要となる。
【0009】従来のFHD堆積法は、ガラスの堆積速度
が速いことから厚いガラス膜を形成するのに有利であ
り、しかも一度に多数の光導波路を製造することができ
る等の利点を有している。しかし、FHD堆積法ではク
ラッド膜2,3やコア膜8を多孔質ガラスとして堆積す
るため、これらを1000℃以上の高温処理によって透
明ガラス化させる工程が必要となる。この結果、高温処
理の際に軟化した下側クラッド膜2とコア膜8及びコア
部4,5と上側クラッド膜3とが流動し、これらが混ざ
り合ってしまう問題があった。
【0010】そこで、クラッド膜やコア部内のホウ素や
リンの添加量を変化させ、下側クラッド膜2、コア部
4,5、上側クラッド膜3の順にガラスの透明化温度を
低く設定し、コア膜8の透明ガラス化の際に既に透明化
した下側クラッド膜2の軟化に伴う流動を防止する一
方、上側クラッド膜3の透明ガラス化の際に既に透明化
した下側クラッド膜2及びコア部4,5の軟化に伴う流
動を防止している。
【0011】しかしながら、これら下側クラッド膜2、
コア部4,5、上側クラッド膜3の透明ガラス化温度を
最大でも200度前後の差しか与えることができないた
め、コア膜8や上側クラッド膜3に対する1000℃以
上の高温処理時に、既に透明ガラス化した下側クラッド
膜2やコア部4,5の軟化を完全に防止することができ
ない。これによる影響は、特に矩形状の断面に加工した
コア部4,5に著しく現れることとなる。即ち、コア膜
8を反応性イオンエッチング法によりエッチング処理し
て得られるコア部4,5を上側クラッド膜3で埋め込む
際、このコア部4,5が図15に示すようにその軟化に
伴って傾いたり、図16に示すように円形断面に変形し
てしまう等、種々の問題が生じてしまう。
【0012】このため、方向性結合器等の導波回路を精
度よく作製するためには、コア部4、5が第二クラッド
膜3の透明化する高温工程で変形しないよう、コア部
4、5の軟化温度をできるだけ高くする必要がある。そ
こで、電子サイクロトロン共鳴(Electron Cyclotron R
esananse)により酸素をイオン化したプラズマ流を用い
るECR堆積法によりホウ素やリンをドーパントとして
一切使用しないで熱的に強固なコア部を作製する方法を
先に提案した(特願平3−102533号)。
【0013】しかしながら、導波路コアを熱的に強固に
したとしても、下側クラッド膜はFHD堆積法で作製さ
れているため、上側クラッド作製するための高温処理時
に下側クラッド膜の軟化を完全に防止できない。そのた
め、図17に示すように方向性結合器のコア部4、5自
身に変形が生じなくても、下側クラッド膜2が変形して
しまい結合特性が設計とずれてしまうという問題が生じ
る。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、方向性結合器等の再現性に優れた回路特性を
有する石英系光導波路を作製するために、量産性を損な
うことなく高温処理時に倒れ込みや変形などが生じない
強固な石英系光導波路及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る石英系光導波路は、基板と、該基板上に形成さ
れた石英系ガラスからなる下側クラッド膜と、石英系ガ
ラスからなると共に前記下側クラッド膜上に形成されて
光伝搬作用を有するコア部と、石英ガラスからなると共
に前記コア部を埋め込む上側クラッド膜とからなる石英
系光導波路であって、前記下側クラッド膜が、ホウ素や
リンからなるドーパントを含むと共に純粋石英ガラスと
同屈折率を有する石英系ガラスからなる第一下側クラッ
ド膜と、該第一下側クラッド膜の上側に設けられると共
に石英ガラスからなる第二下側クラッド膜との二層構造
であり、且つ、前記第一下側クラッド膜の膜厚が下側ク
ラッド膜全体の膜厚の50%以上を占めていることを特
徴とする。
【0016】また、本発明に係る石英系光導波路の製造
方法は、基板上にホウ素やリンをドーパントとする石英
系ガラスからなる第一下側クラッド膜を形成する工程
と、該第一下側クラッドの上部に純粋石英ガラスからな
る第二下側クラッド膜を形成する工程と、この二層構造
の下側クラッド膜の表面にコア膜を形成する工程と該コ
ア膜の不要部分を除去して光伝搬作用をするコア部を形
成する工程と、前記下側クラッド膜とコア部を埋め込む
ように上側クラッド膜を形成する工程とを少なくとも有
する石英系光導波路の製造方法において、前記第一下側
クラッド膜および上側クラッド膜を形成する工程が、原
料ガスの火炎加水分解反応による石英系ガラス微粒子を
堆積した後、これを加熱により透明ガラス化する方法か
らなり、前記第二下側クラッド膜を形成する工程が、電
子サイクロトロン共鳴によって酸素をイオン化したプラ
ズマ流を前記第一下側クラッド膜の表面に導く一方、こ
のプラズマ流中に当該第二下側クラッド膜を形成するた
めのシランを導いて、その反応生成物を前記第一下側ク
ラッド膜上に堆積しつつ、当該堆積膜をターゲットとし
た高周波スパッタを行い、前記第一下側クラッド膜の表
面に第二下側クラッド膜を形成する方法(ECR堆積
法)からなることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明に係る他の石英系光導波路
の製造方法は、前記方法において第二下側クラッド膜を
形成する工程を、ECR堆積法の代りに、酸素とシラン
との混合ガスを高周波電力によりプラズマ化させて反応
させ、該反応物を第一下側クラッド膜上に堆積する方法
(CVD堆積法)とするものであり、また、アルゴン及
び酸素の混合ガスをスパッタガスとして導入すると共に
純粋石英板をターゲットとして高周波スパッタ電力を加
えて該純粋石英板を削り、これを第一下側クラッド膜上
に堆積する方法(スパッタ堆積法)とするものである。
【0018】
【作用】前記構成の石英系光導波路では、下側クラッド
膜を、FHD堆積を用いた第一下側クラッドと熱的に強
固な石英ガラス膜を形成できるECR堆積法、CVD堆
積法またはスパッタ堆積法を用いた第二下側クラッドと
の二層構造にしている。したがって、高温時の変形を第
二クラッド膜で防止することができ、つまり下側クラッ
ド膜が熱的に強固となる。それ故、軟化温度が高いコア
膜を用いることができるので、上側クラッド膜透明化時
に導波路断面構造の変形を防止することができる。ま
た、下側クラッド膜の50%以上を占める第一下側クラ
ッド膜を、堆積速度が早いFHD堆積法で形成するため
に、量産性を損なうことはない。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0020】本発明の石英系光導波路の一例として一実
施例に係る方向性結合器を概念的に示す平面図及びその
A−A線断面図を図1及び図2に示す。両図に示すよう
に、基板11上には第一下側クラッド膜12及び第二下
側クラッド膜13が形成されており、該第二下側クラッ
ド膜13上には上側クラッド膜14に埋設されたコア部
15、16が設けられている。コア部14、15は光伝
搬作用を有するものでその中央部分が相互に近接状態と
なって光結合部17を形成している。
【0021】ここで、第一下側クラッド膜12はホウ素
やリンをドーパントとして含むと共に純粋石英ガラスと
同屈折率を有する石英系ガラスで形成されており、第二
下側クラッド膜13はドーパントを含まない純粋な石英
ガラスで形成されている。そして、第一下側クラッド膜
12の厚さは、第一下側クラッド膜12及び第二下側ク
ラッド膜13の合計の厚さの50%以上となっている。
【0022】かかる方向性結合器の製造手順を図3〜図
7を参照しながら説明する。
【0023】即ち、例えば直径4インチ、厚さ1mmの
シリコン基板11上に、まず、FHD堆積法によって第
一下側クラッド膜12として組成がSiO2−P2 5
−B 2 3 の石英系ガラス膜を20μm堆積する。な
お、ガラスの透明化は、温度1400℃のHeとO2
混合雰囲気中で行った。
【0024】次に、第二下側クラッド膜13として組成
がSiO2 の石英ガラスをECR堆積法で3μm堆積す
る。即ち、電子サイクロトロン共鳴により酸素O2 をイ
オン化したプラズマ流を形成し、該プラズマ流を第一下
側クラッド膜12の形成された基板11上に導入すると
共に、シランSiH4 を基板11上に導入して前記プラ
ズマ流中で反応せしめ、この反応物を基板11上の第一
下側クラッド膜12上に堆積しつつ、前記基板11に高
周波スパッタ電力を加えて当該堆積膜をターゲットとし
た高周波スパッタにより当該堆積膜を削り、緻密な第二
クラッド膜13を形成する。
【0025】この第二下側クラッド膜13は、ECR堆
積法で形成する他、CVD堆積法やスパッタ堆積法で形
成しても同様の機能を具えたものを形成することができ
る。即ち、酸素O2 とシランSiH4 の混合ガスを高周
波電力によりプラズマ化させて反応せしめ、この反応物
を第一下側クラッド膜12の形成された基板11上に堆
積(CVD堆積)してもいいし、アルゴンArと酸素O
2 の混合ガスをスパッタガスとして導入すると共に、純
粋石英板をターゲットとして高周波スパッタ電力を加え
て該純粋石英板を削り、これを第一下側クラッド膜12の
形成された基板11上に堆積(スパッタ堆積)してもよ
い。
【0026】次に、コア膜18として組成がSiO2
GeO2の石英系ガラスをECR堆積法を用いて堆積し
た。なお、本実施例ではECR堆積を用いたが、CVD
堆積やスパッタ堆積およびホウ素BやリンPのドーパン
ト濃度を調整して軟化温度を高くしたFHD堆積法を用
いても、コア膜18を作製することが可能である。
【0027】次いで、反応性イオンエッチングによりコ
ア部15、16を形成する。その後、FHD堆積法によ
りコア部15、16を埋め込むように上側クラッド14
として組成がSiO2 −P2 5 −B2 3 の石英系ガ
ラス膜を20μm堆積する。なお、ガラスの透明化は、
温度1200℃のHeとO2 の混合雰囲気中で行った。
【0028】作製した導波回路のコア寸法は6.5×
6.5μm、比屈折率差0.75%である。そして、結
合部17において下側クラッド膜12、13の変形は生
じておらず、導波路断面構造の変形を防止できたもので
あった。
【0029】以上一製造例について説明したが、これに
限定されるものではなく、また、任意のコア寸法や比屈
折率差を有する導波路に適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
下側クラッド膜を、FHD堆積法を用いた第一下側クラ
ッド膜と熱的に強固な石英ガラス膜を形成できるECR
堆積法、CVD堆積法またはスパッタ堆積法を用いた第
二下側クラッドとの二層構造にすることにより、量産性
を損なうことなく下側クラッド膜を熱的に強固とするこ
とができる。したがって、導波路コアに熱的に強固なガ
ラス膜を用いても下側クラッドの変化が起こらないた
め、導波路形状の熱的変形を完全に防止することが可能
となり、再現性に優れた石英系光導波路を製作すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一実施例に係る方向性結合器を示す平
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】一実施例の製造工程を説明する断面図である。
【図4】一実施例の製造工程を説明する断面図である。
【図5】一実施例の製造工程を説明する断面図である。
【図6】一実施例の製造工程を説明する断面図である。
【図7】一実施例の製造工程を説明する断面図である。
【図8】従来技術に係る方向性結合器を示す平面図であ
る。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】従来技術に係る方向性結合器の製造工程を説
明する断面図である。
【図11】従来技術に係る方向性結合器の製造工程を説
明する断面図である。
【図12】従来技術に係る方向性結合器の製造工程を説
明する断面図である。
【図13】従来技術に係る方向性結合器の製造工程を説
明する断面図である。
【図14】従来技術に係る方向性結合器の製造工程を説
明する断面図である。
【図15】従来技術に係る方向性結合器の構造の一例を
説明する断面図である。
【図16】従来技術に係る方向性結合器の構造の一例を
説明する断面図である。
【図17】従来技術に係る方向性結合器の構造の一例を
説明する断面図である。
【符号の説明】
11 基板 12 第一下側クラッド膜 13 第二下側クラッド膜 14 上側クラッド膜 15、16 コア部 17 光結合部 18 コア膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成された石英系ガ
    ラスからなる下側クラッド膜と、石英系ガラスからなる
    と共に前記下側クラッド膜上に形成されて光伝搬作用を
    有するコア部と、石英ガラスからなると共に前記コア部
    を埋め込む上側クラッド膜とからなる石英系光導波路で
    あって、 前記下側クラッド膜が、ホウ素やリンからなるドーパン
    トを含むと共に純粋石英ガラスと同屈折率を有する石英
    系ガラスからなる第一下側クラッド膜と、該第一下側ク
    ラッド膜の上側に設けられると共に石英ガラスからなる
    第二下側クラッド膜との二層構造であり、且つ、前記第
    一下側クラッド膜の膜厚が下側クラッド膜全体の膜厚の
    50%以上を占めていることを特徴とする石英系光導波
    路。
  2. 【請求項2】 基板上にホウ素やリンをドーパントとす
    る石英系ガラスからなる第一下側クラッド膜を形成する
    工程と、該第一下側クラッドの上部に純粋石英ガラスか
    らなる第二下側クラッド膜を形成する工程と、この二層
    構造の下側クラッド膜の表面にコア膜を形成する工程と
    該コア膜の不要部分を除去して光伝搬作用をするコア部
    を形成する工程と、前記下側クラッド膜とコア部を埋め
    込むように上側クラッド膜を形成する工程とを少なくと
    も有する石英系光導波路の製造方法において、 前記第一下側クラッド膜および上側クラッド膜を形成す
    る工程が、原料ガスの火炎加水分解反応による石英系ガ
    ラス微粒子を堆積した後、これを加熱により透明ガラス
    化する方法からなり、 前記第二下側クラッド膜を形成する工程が、電子サイク
    ロトロン共鳴によって酸素をイオン化したプラズマ流を
    前記第一下側クラッド膜の表面に導く一方、このプラズ
    マ流中に当該第二下側クラッド膜を形成するためのシラ
    ンを導いて、その反応生成物を前記第一下側クラッド膜
    上に堆積しつつ、当該堆積膜をターゲットとした高周波
    スパッタを行い、前記第一下側クラッド膜の表面に第二
    下側クラッド膜を形成する方法からなることを特徴とす
    る光導波路の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上にホウ素やリンをドーパントとす
    る石英系ガラスからなる第一下側クラッド膜を形成する
    工程と、該第一下側クラッドの上部に純粋石英ガラスか
    らなる第二下側クラッド膜を形成する工程と、この二層
    構造の下側クラッド膜の表面にコア膜を形成する工程と
    該コア膜の不要部分を除去して光伝搬作用をするコア部
    を形成する工程と、前記下側クラッド膜とコア部を埋め
    込むように上側クラッド膜を形成する工程とを少なくと
    も有する石英系光導波路の製造方法において、 前記第一下側クラッド膜および上側クラッド膜を形成す
    る工程が、原料ガスの火炎加水分解反応による石英系ガ
    ラス微粒子を堆積した後、これを加熱により透明ガラス
    化する方法からなり、 前記第二下側クラッド膜を形成する工程が、酸素とシラ
    ンとの混合ガスを高周波電力によりプラズマ化させて反
    応させ、該反応物を第一下側クラッド膜上に堆積する方
    法からなることを特徴とする石英系光導波路の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 基板上にホウ素やリンをドーパントとす
    る石英系ガラスからなる第一下側クラッド膜を形成する
    工程と、該第一下側クラッドの上部に純粋石英ガラスか
    らなる第二下側クラッド膜を形成する工程と、この二層
    構造の下側クラッド膜の表面にコア膜を形成する工程と
    該コア膜の不要部分を除去して光伝搬作用をするコア部
    を形成する工程と、前記下側クラッド膜とコア部を埋め
    込むように上側クラッド膜を形成する工程とを少なくと
    も有する石英系光導波路の製造方法において、 前記第一下側クラッド膜および上側クラッド膜を形成す
    る工程が、原料ガスの火炎加水分解反応による石英系ガ
    ラス微粒子を堆積した後、これを加熱により透明ガラス
    化する方法からなり、 前記第二下側クラッド膜を形成する工程が、アルゴン及
    び酸素の混合ガスをスパッタガスとして導入すると共に
    純粋石英板をターゲットとして高周波スパッタ電力を加
    えて該純粋石英板を削り、これを第一下側クラッド膜上
    に堆積する方法からなることを特徴とする石英系光導波
    路の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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