JP3097698B2 - 光導波路の製造方法 - Google Patents

光導波路の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造時におけるコア部
の熱的な変形を抑制した光導波路の製造方法に関し、特
にコア部をゲルマニウムがドープされた石英ガラスで構
成した石英系光導波路に応用して好適な方法である。
【0002】
【従来の技術】光通信システムの普及に伴って、より低
価格で信頼性の高い光部品に対する要求が高まって来て
いる。このような要求を満足するものの一つとして、光
導波路により構成される導波路型光回路が知られてお
り、この導波路型光回路はフォトリソグラフィ技術等に
より平面基板上に一括して大量に形成できるため、複雑
な回路の集積化の可能性のある部品形態として注目され
ている。
【0003】かかる光導波路の材料として、ガラスや合
成樹脂或いは半導体結晶等が検討されているが、石英ガ
ラス基板やシリコン基板上に石英系ガラス材料を基本と
して構成される石英系光導波路は、石英系光ファイバと
の接続にも適し低損失であることから、実用的な導波路
形光回路として期待されている。
【0004】従来の光導波路の一例として方向性結合器
の概念を表す図3及びそのIV−IV矢視断面形状を表す図
4に示すように、基板1上に形成された第一クラッド層
2と第二クラッド層3との間には、それぞれ光導波路を
構成する二本のコア部4,5が埋設されており、これら
コア部4,5の中央部分が相互に近接状態となって光結
合部6を形成している。この方向性結合器7は、導波路
型光回路の基本回路であり、光学的干渉系を構成するた
めの光分岐部や光合波部に用いられたり、或いは信号光
を任意の比率で分岐する光分岐回路等として用いられる
ことは、周知の通りである。
【0005】このような光導波路は、四塩化硅素(Si
Cl4)等の火炎加水分解反応(FlameHydrolysis Deposi
tion)を利用するガラス膜堆積技術(以下、FHD堆積
法と呼称する)と、反応性イオンエッチング法によるガ
ラス膜の微細加工技術との組み合わせにより形成され
る。
【0006】即ち、その製造手順を表す図5〜図9に示
すように、四塩化硅素や四塩化ゲルマニウム(GeC
l4),四塩化チタン(TiCl4),三塩化燐(PCl3),三
塩化硼素(BCl3)等を出発原料として、図5に示す基
板1上に多孔質の第一クラッド層2をFHD堆積法によ
り形成し(図6参照)、同様にしてこの第一クラッド層
2の表面に多孔質のコア層8をFHD堆積法により堆積
させる(図7参照)。このようにして堆積した第一クラ
ッド層2及びコア層8を1000℃以上に加熱保持する
高温処理を施して透明ガラス化する。
【0007】しかる後、光導波路となるコア部4,5の
部分以外のコア層8の不必要な部分を反応性イオンエッ
チング法により除去し(図8参照)、続いて第二クラッ
ド層3をFHD堆積法により第一クラッド層2の表面に
堆積させてコア部4,5をこれら第一クラッド層二及び
第二クラッド層3で覆い(図9参照)、最後にこの第二
クラッド層3を高温処理して透明ガラス化することによ
り、図3及び図4に示す如き方向性結合器7が得られ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3及び図4に示した
方向性結合器7は、その結合特性を光結合部6における
一対のコア部4,5の間隔に大きく依存しているため、
これらコア部4,5の間隔を精度良く製作することが極
めて重要となる。
【0009】5従来のFHD堆積法は、ガラスの堆積速
度が速いことから厚いガラス層を形成するのに有利であ
り、しかも一度に多数の光導波路を製造することができ
る等の利点を有している。しかし、FHD堆積法では多
孔質のクラッド層2,3やコア層8が形成されるため、
これらを1000℃以上の高温処理によって透明ガラス
化させる工程が必要となる。この結果、高温処理の際に
軟化した第一クラッド層2とコア層8及びコア部4,5
と第二クラッド部3とが流動し、これらが混ざり合って
しまう問題があった。
【0010】そこで、クラッド層やコア部内の硼素や燐
の添加量を変化させ、第一クラッド層2、コア部4,
5、第二クラッド層3の順にガラスの透明化温度を低く
設定し、コア層8の透明ガラス化の際に既に透明化した
第一クラッド層2の軟化に伴う流動を防止する一方、第
二クラッド層3の透明ガラス化の際に既に透明化した第
一クラッド層2及びコア部4,5の軟化に伴う流動を防
止している。
【0011】しかしながら、これら第一クラッド層2、
コア部4,5、第二クラッド層3の透明ガラス化温度を
最大でも200度前後の差しか与えることができないた
め、コア層8や第二クラッド層3に対する1000℃以
上の高温処理時に、既に透明ガラス化した第一クラッド
層2やコア部4,5の軟化を完全に防止することができ
ない。これによる影響は、特に矩形状の断面に加工した
コア部4,5に著しく現れることとなる。即ち、コア層
8を反応性イオンエッチング法によりエッチング処理し
て得られるコア部4,5を第二クラッド層3で埋め込む
際、このコア部4,5が図10に示すようにその軟化に
伴って傾いたり、図11に示すように円形断面に変形し
てしまう等、種々の問題が生じてしまう。
【0012】このため、第一クラッド層2、コア部4,
5、第二クラッド層3を全てFHD堆積法で形成する従
来の方法では、これによって得られる方向性結合器の特
性が予め設計したものと大幅にかけ離れてしまう虞があ
り、光回路としての特性の再現性が余り良いものとは言
えなかった。
【0013】
【発明の目的】本発明は、製造時の熱的影響によるコア
部の変形等を生じることなく、方向性結合器等の光回路
における回路特性の再現性に優れた光導波路の製造方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第一番目の本発明による
光導波路の製造方法は、基板上に第一のクラッド層を形
成する工程と、この第一のクラッド層の表面にコア層を
形成する工程と、このコア層の不要部分を除去して前記
第一のクラッド層の表面にコア部を形成する工程と、前
記第一のクラッド層と共にこのコア部を覆うように第二
のクラッド層を形成する工程とを有する光導波路の製造
方法において、前記コア層を形成する工程が、電子サイ
クロトロン共鳴(Electron Cyclotron Resonance)によ
ってキャリアガスをイオン化したプラズマ流を前記第一
のクラッド層の表面に導く一方、このプラズマ流中に前
記コア層を形成するための原料ガスを導き、その反応生
成物を前記第一のクラッド層をターゲットとした高周波
スパッタにより、前記第一のクラッド層の表面に堆積さ
せて前記コア層を形成する方法であることを特徴とする
ものである。
【0015】又、第二番目の本発明による光導波路の製
造方法は、上記第一番目の構成に加えて前記第二のクラ
ッド層を形成する工程が、原料ガスの火炎加水分解反応
によるガラス微粒子を前記第一のクラッド層と共に前記
コア部を覆うように堆積させた後、これを加熱して透明
ガラス化させる方法であることを特徴とするものであ
る。
【0016】ここで、前記キャリアガスとしては酸素等
を採用することができる。又、コア層を形成する工程で
の原料ガスとしては、シラン(SiH4)と水素化ゲルマ
ニウム(GeH4)との混合ガス等を採用することが可能
であり、第二のクラッド層を形成する工程での原料ガス
としては、四塩化硅素(SiCl4)と三塩化燐(PC
l 3)と三塩化硼素(BCl3)との混合ガス等を採用する
ことができる。
【0017】
【作用】基板上に第一のクラッド層を形成した後、電子
サイクロトロン共鳴によってキャリアガスをイオン化し
たプラズマ流を第一のクラッド層の表面に導くと共にこ
のプラズマ流中にコア層を形成するための原料ガスを導
き、コア層を形成するその反応生成物を第一のクラッド
層の表面に堆積させる。ここで、高エネルギ状態のプラ
ズマ流により原料ガスが分解反応し、その反応生成物が
第一のクラッド層をターゲットとした高周波スパッタに
より、コア層が多孔質化することなく緻密な透明状態で
堆積して行く。次に、この透明なコア層の不要部分を除
去して第一のクラッド層の表面に線状をなすコア部を形
成し、しかる後に第二のクラッド層を形成するための原
料ガスの火炎加水分解反応によって、ガラス微粒子を第
一のクラッド層と共にコア部を覆うように堆積させた
後、これを加熱透明ガラス化させて第二のクラッド層を
形成する。
【0018】なお、第一のクラッド層を形成する方法と
しては、この第二のクラッド層と同様なFHD堆積法等
を採用すれば良く、又、コア部は反応性イオンエッチン
グ法等の従来より周知の方法により、コア層の不要部分
を除去することによって形成することができる。
【0019】
【実施例】本発明による光導波路の製造方法を実現し得
る装置の一例を表す図1に示すように、基板11が載置
される試料台12を有する反応堆積室13の直上には、
プラズマ導入窓14を介してこの反応堆積室13に連通
するプラズマ生成室15が形成されており、このプラズ
マ生成室15の周囲には磁場形成用の電磁石16が配置
されている。又、プラズマ生成室15の直上には、下端
側がマイクロ波導入窓17を介してこのプラズマ生成室
15に接続するマイクロ波導入管18が設けられてお
り、このマイクロ波導入管18の上端側には図示しない
マイクロ波発生装置が取り付けられている。更に、前記
プラズマ生成室15には一端側が図示しない酸素供給源
に接続すると共にこの酸素供給源からのキャリアガスと
なる酸素をプラズマ生成室15内に供給するための酸素
供給配管19の他端側が連通している。
【0020】従って、マイクロ波発生装置からのマイク
ロ波をマイクロ波導入管18からマイクロ波導入窓17
を通してプラズマ生成室15に導くと共に前記電磁石1
6に通電してプラズマ生成室15内に磁場を形成するこ
とにより、電子サイクロトロン共鳴に伴うプラズマがプ
ラズマ生成室15内に発生し、このプラズマ生成室15
内に供給される酸素をイオン化し、このプラズマ流がプ
ラズマ導入窓14から反応堆積室13内の基板11の表
面に導かれるようになっている。
【0021】一方、前記プラズマ導入窓14直下の反応
堆積室13の上端部には、環状をなす原料ガス噴出ノズ
ル20が下向きに配置されており、この原料ガス噴出ノ
ズル20にはガラス原料となるシラン(SiH4)等の第
一の原料ガス供給管21とこの第一の原料ガスによるガ
ラスの屈折率を調整するためのドーパント原料となる水
素化ゲルマニウム(GeH4)等の第二の原料ガス供給管
22とが接続し、これらが混合した状態で原料ガス噴出
ノズル20から反応堆積室13内に噴出するようになっ
ている。又、前記試料台12にはこの試料台12に高周
波スパッタ用の電圧を印加するための高周波電源23が
電気的に接続しており、これにより前記プラズマ流中の
酸素イオンと原料ガス噴出ノズル20から噴出するガラ
ス原料との反応による反応生成物が基板11の表面に稠
密に堆積して行くようになっている。
【0022】つまり、本装置は高周波スパッタと電子サ
イクロトロン共鳴による化学的気相堆積法とを同時に行
うことができるようになっている。なお、プラズマ生成
室15と電磁石16との間には、プラズマ生成室15を
冷却するための冷却室24が形成され、この冷却室24
には図示しない冷却液給排手段に接続する冷却液給排管
25が連通している。
【0023】本装置を用いてコア層を第一のクラッド層
の表面に堆積させるには、前述のFHD堆積法により第
一のクラッド層を形成した基板11を用い、キャリアガ
スとなる酸素を酸素供給管19からプラズマ生成室15
内に供給しつつ、マイクロ波発生装置からのマイクロ波
をマイクロ波導入管18からマイクロ波導入窓17を通
してプラズマ生成室15に導くと共に前記電磁石16に
通電してプラズマ生成室15内に磁場を形成することに
より、電子サイクロトロン共鳴に伴うプラズマがプラズ
マ生成室15内に発生し、このプラズマ生成室15内に
供給される酸素がイオン化する。更に、この酸素イオン
プラズマをプラズマ流としてプラズマ導入窓14から反
応堆積室13内に導く一方、第一の原料ガス供給管21
を介してガラス原料となるシラン(SiH4)及び第二の
原料ガス供給管22を介して屈折率制御用の水素化ゲル
マニウム(GeH4)ガスとを混合状態で原料ガス噴出ノ
ズル20から反応堆積室13内に供給し、前記酸素イオ
ンプラズマ流と反応させ、反応生成物である二酸化硅素
(SiO2)と二酸化ゲルマニウム(GeO2)とが混合し
たコア層が基板11表面の第一のクラッド層の上に付着
堆積する。
【0024】この場合、反応生成物であるガラス粒子の
方向性が乱れた状態で第一のクラッド層の表面に堆積す
ると、得られるコア層の緻密性が悪くなって不透明な多
孔質状をなす虞がある。そこで、高周波電源23により
基板11に高周波電圧を印加し、基板11をターゲット
として前記ガラス粒子を第一のクラッド層にスパッタす
ることにより、稠密なコア層を第一のクラッド層の表面
に形成することができる。
【0025】前記コア層を堆積した後、反応性イオンエ
ッチング法によりコア層から光導波路となるコア部をパ
ターニングした後、前述したFHD堆積法を用いてコア
部を埋め込むように第二のクラッド層を形成するが、具
体的には酸水素炎中に四塩化硅素(SiCl4)と三塩化
燐(PCl3)と三塩化硼素(BCl3)との混合ガスを供
給してこれらを火炎加水分解反応させ、得られる二酸化
硅素(SiO2)及び三酸化二燐(P23)及び三酸化二
硼素(B23)からなるガラス微粒子を第一のクラッド
層と共にコア部を覆うように堆積させた後、これを加熱
して透明ガラス化させ、このようにして石英系の光導波
回路を完成する。
【0026】上述のようにして得られるコア層は、すで
に透明ガラス状態で第一のクラッド層の表面に形成され
るため、従来のように透明化のための高温処理を必要と
せず、且つ第一のクラッド層に対する透明化温度を低下
させるための硼素や燐等をドープする必要がないため、
そのガラス軟化点を第二のクラッド層のガラス軟化点に
対して十分な差を与えることができる結果、第二のクラ
ッド層の透明ガラス化に際してコア部の倒れ込み等の変
形を引き起こすことがない。
【0027】このような方法にて製造したコア層形成時
の原料ガス中に占める水素化ゲルマニウム(GeH4)の
割合と石英ガラス(SiO2)に対する比屈折率差との関
係を表す図2に示すように、シラン(SiH4)に対する
水素化ゲルマニウム(GeH4)の混合比を調整すること
により、任意の比屈折率差のコア層を得ることができる
ことが判る。
【0028】
【発明の効果】本発明の光導波路の製造方法によると、
高周波スパッタを伴った電子サイクロトロン共鳴による
化学的気相堆積法によりコア層を形成するようにしたの
で、このコア層の形成時に硼素や燐等の透明ガラス化温
度を低下させるためのドーパントを添加する必要がなく
なり、コア層の軟化温度を高めることができる結果、コ
ア部を覆う第二のクラッド層の透明ガラス化処理の際に
コア部の倒れ込み等の変形を防止することができる。
【0029】これにより、再現性に優れた光導波路を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光導波路を製造し得る装置の一例
を表す概念図である。
【図2】本発明によるコア層形成時の原料ガス中に占め
る水素化ゲルマニウムの割合と石英ガラスに対する屈折
率差の割合との関係を表すグラフである。
【図3】方向性結合器の一例を表す平面図である。
【図4】そのIV−IV矢視断面図である。
【図5】図4に示した方向性結合器の製造手順を図6〜
図9と共に表す工程断面図である。
【図6】図4に示した方向性結合器の製造手順を図5及
び図7〜図9と共に表す工程断面図である。
【図7】図4に示した方向性結合器の製造手順を図5〜
図6及び図8〜図9と共に表す工程断面図である。
【図8】図4に示した方向性結合器の製造手順を図5〜
図7及び図9と共に表す工程断面図である。
【図9】図4に示した方向性結合器の製造手順を図5〜
図8と共に表す工程断面図である。
【図10】従来の製造方法による図4同様の方向性結合
器の構造の一例を表す断面図である。
【図11】従来の製造方法による図4同様の方向性結合
器の構造の一例を表す断面図である。
【符号の説明】
1,11は基板、2は第一クラッド層、3は第二クラッ
ド層、4,5はコア部、6は光結合部、7は方向性結合
器、8はコア層、12は試料台、13は反応堆積室、1
4はプラズマ導入窓、15はプラズマ生成室、16は電
磁石、17はマイクロ波導入窓、18はマイクロ波導入
管、19は酸素供給配管、20は原料ガス噴出ノズル、
21は第一の原料ガス供給管、22は第二の原料ガス供
給管、23は高周波電源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−221904(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/12 - 6/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に第一のクラッド層を形成する工
    程と、この第一のクラッド層の表面にコア層を形成する
    工程と、このコア層の不要部分を除去して前記第一のク
    ラッド層の表面にコア部を形成する工程と、前記第一の
    クラッド層と共にこのコア部を覆うように第二のクラッ
    ド層を形成する工程とを有する光導波路の製造方法にお
    いて、前記コア層を形成する工程が、電子サイクロトロ
    ン共鳴によってキャリアガスをイオン化したプラズマ流
    を前記第一のクラッド層の表面に導く一方、このプラズ
    マ流中に前記コア層を形成するための原料ガスを導き、
    その反応生成物を前記第一のクラッド層をターゲットと
    した高周波スパッタにより、前記第一のクラッド層の表
    面に堆積させて前記コア層を形成する方法であることを
    特徴とする光導波路の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上に第一のクラッド層を形成する工
    程と、この第一のクラッド層の表面にコア層を形成する
    工程と、このコア層の不要部分を除去して前記第一のク
    ラッド層の表面にコア部を形成する工程と、前記第一の
    クラッド層と共にこのコア部を覆うように第二のクラッ
    ド層を形成する工程とを有する光導波路の製造方法にお
    いて、前記コア層を形成する工程が、電子サイクロトロ
    ン共鳴によってキャリアガスをイオン化したプラズマ流
    を前記第一のクラッド層の表面に導く一方、このプラズ
    マ流中に前記コア層を形成するための原料ガスを導き、
    その反応生成物を前記第一のクラッド層をターゲットと
    した高周波スパッタにより、前記第一のクラッド層の表
    面に堆積させて前記コア層を形成する方法であり、前記
    第二のクラッド層を形成する工程が、原料ガスの火炎加
    水分解反応によるガラス微粒子を前記第一のクラッド層
    と共に前記コア部を覆うように堆積させた後、これを加
    熱して透明ガラス化させる方法であることを特徴とする
    光導波路の製造方法。
  3. 【請求項3】 キャリアガスが酸素であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載した光導波路の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 コア層を形成する工程での原料ガスがシ
    ランと水素化ゲルマニウムとの混合ガスであることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載した光導波路の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 第二のクラッド層を形成する工程での原
    料ガスが塩化硅素と塩化燐と塩化硼素との混合ガスであ
    ることを特徴とする請求項2に記載した光導波路の製造
    方法。
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