JPH05157481A - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
- Publication number
- JPH05157481A JPH05157481A JP32020791A JP32020791A JPH05157481A JP H05157481 A JPH05157481 A JP H05157481A JP 32020791 A JP32020791 A JP 32020791A JP 32020791 A JP32020791 A JP 32020791A JP H05157481 A JPH05157481 A JP H05157481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- plates
- plate
- brazing
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、空調システム等に用いられる積層
型熱交換器において、ろう材の溶融による漏れを防止
し、ろう付品質の安定した積層型熱交換器を提供する。 【構成】 本発明は、一次側プレート11、二次側プレ
ート12、シールプレート13、の各プレートの外周部
を板厚方向でテーパー状にしたものを交互に複数枚積層
することで外周部にろう材溜まり部が形成できることを
特徴とする積層型熱交換器。
型熱交換器において、ろう材の溶融による漏れを防止
し、ろう付品質の安定した積層型熱交換器を提供する。 【構成】 本発明は、一次側プレート11、二次側プレ
ート12、シールプレート13、の各プレートの外周部
を板厚方向でテーパー状にしたものを交互に複数枚積層
することで外周部にろう材溜まり部が形成できることを
特徴とする積層型熱交換器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システム等に用い
られる積層型熱交換器に関するものである。
られる積層型熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型熱交換器は、空調システム等にお
いてフロンとフロンあるいはフロンと水、水と水との間
で熱交換するのに用いられ、近年空調システムの多様化
に伴いその需要が高まってきている。
いてフロンとフロンあるいはフロンと水、水と水との間
で熱交換するのに用いられ、近年空調システムの多様化
に伴いその需要が高まってきている。
【0003】以下、図面を参照して従来例(特開昭60
−253794号公報)の一例について説明する。
−253794号公報)の一例について説明する。
【0004】図4は従来の積層型熱交換器の要部断面図
であり、図5は積層型熱交換器の外観図である。
であり、図5は積層型熱交換器の外観図である。
【0005】図に示すように、1は冷媒流路となる溝を
有する一次側プレート、2は一次側プレート1と異なる
冷媒流路となる溝を有する二次側プレート、3は一次側
プレート1及び二次側プレート2のプレート間での漏れ
をシールするシールプレートで外形寸法が三種類共同じ
プレートを交互に複数枚積層され、漏れないようにろう
付により密着させた構造である。
有する一次側プレート、2は一次側プレート1と異なる
冷媒流路となる溝を有する二次側プレート、3は一次側
プレート1及び二次側プレート2のプレート間での漏れ
をシールするシールプレートで外形寸法が三種類共同じ
プレートを交互に複数枚積層され、漏れないようにろう
付により密着させた構造である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、ろう付時にろう材5が溶融した状態では一次側
プレート1、二次側プレート2、シールプレート3の端
面を揃えているために外周部が均一面となりろう材5が
重力方向Gに流れ落ち、各プレート外周部にろう材5が
溜まらず、漏れが発生し品質上で不安定となるという課
題を有していた。
成では、ろう付時にろう材5が溶融した状態では一次側
プレート1、二次側プレート2、シールプレート3の端
面を揃えているために外周部が均一面となりろう材5が
重力方向Gに流れ落ち、各プレート外周部にろう材5が
溜まらず、漏れが発生し品質上で不安定となるという課
題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、溶融したろう材
が流れ落ちることなく品質の安定した積層型熱交換器を
提供するものである。
が流れ落ちることなく品質の安定した積層型熱交換器を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の積層型熱交換器は、平板に冷媒流路となる
溝を形成した二種類のプレートと、二種類のプレート間
での漏れを防ぐシールプレートを複数枚積層し、前記各
プレートの外周部をテーパー状にしたものである。
めに本発明の積層型熱交換器は、平板に冷媒流路となる
溝を形成した二種類のプレートと、二種類のプレート間
での漏れを防ぐシールプレートを複数枚積層し、前記各
プレートの外周部をテーパー状にしたものである。
【0009】又、課題を解決するために本発明は、平板
に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、二
種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複数
枚積層し、前記各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものである。
に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、二
種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複数
枚積層し、前記各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものである。
【0010】更に、課題を解決するために本発明は、平
板に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、
二種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複
数枚積層し、前記シールプレートの外周部を略横V字形
状にしたものである。
板に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、
二種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複
数枚積層し、前記シールプレートの外周部を略横V字形
状にしたものである。
【0011】
【作用】本発明は、上記した構成によってろう付時にろ
う材が溶融した状態でも、ろう材がろう材溜まり部に留
まり流れ落ちることがなくなり、ろう付品質の安定した
積層型熱交換器を提供することができる。
う材が溶融した状態でも、ろう材がろう材溜まり部に留
まり流れ落ちることがなくなり、ろう付品質の安定した
積層型熱交換器を提供することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例の積層型熱交換器につ
いて図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の第
1の実施例を示す積層型熱交換器の要部断面図であり、
一次側プレート11、二次側プレート12、シールプレ
ート13、の各プレートの外周部を板厚方向でテーパー
状にしたものを交互に複数枚積層することで外周部にろ
う溜まり部14が形成できる構成である。
いて図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の第
1の実施例を示す積層型熱交換器の要部断面図であり、
一次側プレート11、二次側プレート12、シールプレ
ート13、の各プレートの外周部を板厚方向でテーパー
状にしたものを交互に複数枚積層することで外周部にろ
う溜まり部14が形成できる構成である。
【0013】本実施例では、ろう付時に溶融したろう材
15が重力方向Gに流れ出しても流れ落ちることなく、
ろう材溜まり部14にろう材15が留まり、ろう材15
の漏れを防ぐことができる。
15が重力方向Gに流れ出しても流れ落ちることなく、
ろう材溜まり部14にろう材15が留まり、ろう材15
の漏れを防ぐことができる。
【0014】図2は本発明の第2の実施例における積層
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
a、二次側プレート12a、シールプレート13a、の
各プレートの外周部を板厚方向で段付き形状にしたもの
を交互に複数枚積層することで外周部にろう溜まり部1
4aが形成できる構成である。
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
a、二次側プレート12a、シールプレート13a、の
各プレートの外周部を板厚方向で段付き形状にしたもの
を交互に複数枚積層することで外周部にろう溜まり部1
4aが形成できる構成である。
【0015】本実施例では、ろう付時に溶融したろう材
15aが重力方向Gに流れ出しても流れ落ちることな
く、ろう材溜まり部14aに第1の実施例より多量のろ
う材15aが留まり、ろう材15aの漏れを防ぐことが
できる。
15aが重力方向Gに流れ出しても流れ落ちることな
く、ろう材溜まり部14aに第1の実施例より多量のろ
う材15aが留まり、ろう材15aの漏れを防ぐことが
できる。
【0016】図3は本発明の第3の実施例における積層
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
b、二次側プレート12b、シールプレート13b、の
前記シールプレートの外周部を板厚方向で横V字形状に
したものを交互に複数枚積層することで外周部にろう溜
まり部14bが形成できる構成である。
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
b、二次側プレート12b、シールプレート13b、の
前記シールプレートの外周部を板厚方向で横V字形状に
したものを交互に複数枚積層することで外周部にろう溜
まり部14bが形成できる構成である。
【0017】本実施例では、シールプレート13bだけ
を上記形状にするだけで、ろう材溜まり部14bが形成
でき、ろう付時に溶融したろう材15bが重力方向Gに
流れ出しても流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14
bにろう材15bが留まり、ろう材15bの漏れを防ぐ
ことができる。
を上記形状にするだけで、ろう材溜まり部14bが形成
でき、ろう付時に溶融したろう材15bが重力方向Gに
流れ出しても流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14
bにろう材15bが留まり、ろう材15bの漏れを防ぐ
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、一次側プレー
ト、二次側プレート、シールプレート各プレートの外周
部をテーパー状にしたものを交互に複数枚積層した構成
により、ろう付時にろう材が溶融した状態で重力方向G
に流れ落ちることなく、ろう材溜まり部にろう材が留ま
ることができ、ろう付品質の向上した積層型熱交換器を
提供することができる。
ト、二次側プレート、シールプレート各プレートの外周
部をテーパー状にしたものを交互に複数枚積層した構成
により、ろう付時にろう材が溶融した状態で重力方向G
に流れ落ちることなく、ろう材溜まり部にろう材が留ま
ることができ、ろう付品質の向上した積層型熱交換器を
提供することができる。
【0019】又、一次側プレート、二次側プレート、シ
ールプレートの各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものを交互に複数枚積層した構成で、ろう付時にろ
う材が溶融した状態で重力方向Gに流れ落ちることな
く、ろう材溜まり部に第1の実施例より多量のろう材が
留まることができ、ろう付品質のより向上した積層型熱
交換器を提供することができる。
ールプレートの各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものを交互に複数枚積層した構成で、ろう付時にろ
う材が溶融した状態で重力方向Gに流れ落ちることな
く、ろう材溜まり部に第1の実施例より多量のろう材が
留まることができ、ろう付品質のより向上した積層型熱
交換器を提供することができる。
【0020】更に、各プレートのなかでシールプレート
のみ外周部を略横V字形状にしたものを交互に複数枚積
層した構成により、低コストでろう付時にろう材が溶融
した状態で重力方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜
まり部にろう材が留まることができ、ろう付品質の向上
した積層型熱交換器を提供することができる。
のみ外周部を略横V字形状にしたものを交互に複数枚積
層した構成により、低コストでろう付時にろう材が溶融
した状態で重力方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜
まり部にろう材が留まることができ、ろう付品質の向上
した積層型熱交換器を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図2】本発明の第2の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図3】本発明の第3の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図4】従来の積層型熱交換器の要部断面図
【図5】積層型熱交換器の外観図
11、11a、11b 一次側プレート 12、12a、12b 二次側プレート 13、13a、13b シールプレート 14、14a、14b ろう材溜まり部
Claims (3)
- 【請求項1】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記各プレートの外周部
を板厚方向でテーパー状にしたことを特徴とする積層型
熱交換器。 - 【請求項2】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記各プレートの外周部
に段を設けた形状にしたことを特徴とする積層型熱交換
器。 - 【請求項3】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記シールプレートの外
周部を略横V字形状にしたことを特徴とする積層型熱交
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03320207A JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03320207A JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157481A true JPH05157481A (ja) | 1993-06-22 |
JP3026318B2 JP3026318B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=18118910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03320207A Expired - Fee Related JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026318B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004340444A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Denso Corp | 積層プレート構造 |
JP2014115048A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 多板積層式熱交換器及びそのコアプレート |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP03320207A patent/JP3026318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004340444A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Denso Corp | 積層プレート構造 |
JP2014115048A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-26 | Mahle Filter Systems Japan Corp | 多板積層式熱交換器及びそのコアプレート |
US10076812B2 (en) | 2012-12-12 | 2018-09-18 | Mahle Filter Systems Japan Corporation | Multi-plate-stack-type heat exchanger, and core plate therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3026318B2 (ja) | 2000-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |