JP3026318B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
- Publication number
- JP3026318B2 JP3026318B2 JP03320207A JP32020791A JP3026318B2 JP 3026318 B2 JP3026318 B2 JP 3026318B2 JP 03320207 A JP03320207 A JP 03320207A JP 32020791 A JP32020791 A JP 32020791A JP 3026318 B2 JP3026318 B2 JP 3026318B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plates
- heat exchanger
- brazing material
- plate
- types
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システム等に用い
られる積層型熱交換器に関するものである。
られる積層型熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型熱交換器は、空調システム等にお
いてフロンとフロンあるいはフロンと水、水と水との間
で熱交換するのに用いられ、近年空調システムの多様化
に伴いその需要が高まってきている。
いてフロンとフロンあるいはフロンと水、水と水との間
で熱交換するのに用いられ、近年空調システムの多様化
に伴いその需要が高まってきている。
【0003】以下、図面を参照して従来例(特開昭60
−253794号公報)の一例について説明する。
−253794号公報)の一例について説明する。
【0004】図4は従来の積層型熱交換器の要部断面図
であり、図5は積層型熱交換器の外観図である。
であり、図5は積層型熱交換器の外観図である。
【0005】図に示すように、1は冷媒流路となる溝を
有する一次側プレート、2は一次側プレート1と異なる
冷媒流路となる溝を有する二次側プレート、3は一次側
プレート1及び二次側プレート2のプレート間での漏れ
をシールするシールプレートで外形寸法が三種類共同じ
プレートを交互に複数枚積層され、漏れないようにろう
付により密着させた構造である。
有する一次側プレート、2は一次側プレート1と異なる
冷媒流路となる溝を有する二次側プレート、3は一次側
プレート1及び二次側プレート2のプレート間での漏れ
をシールするシールプレートで外形寸法が三種類共同じ
プレートを交互に複数枚積層され、漏れないようにろう
付により密着させた構造である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、ろう付時にろう材5が溶融した状態では一次側
プレート1、二次側プレート2、シールプレート3の端
面を揃えているために外周部が均一面となりろう材5が
重力方向Gに流れ落ち、各プレート外周部にろう材5が
溜まらず、漏れが発生し品質上で不安定となるという課
題を有していた。
成では、ろう付時にろう材5が溶融した状態では一次側
プレート1、二次側プレート2、シールプレート3の端
面を揃えているために外周部が均一面となりろう材5が
重力方向Gに流れ落ち、各プレート外周部にろう材5が
溜まらず、漏れが発生し品質上で不安定となるという課
題を有していた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、溶融したろう材
が流れ落ちることなく品質の安定した積層型熱交換器を
提供するものである。
が流れ落ちることなく品質の安定した積層型熱交換器を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の積層型熱交換器は、平板に冷媒流路となる
溝を形成した二種類のプレートと、二種類のプレート間
での漏れを防ぐシールプレートを複数枚積層し、前記各
プレートの外周部をテーパー状にしたものである。
めに本発明の積層型熱交換器は、平板に冷媒流路となる
溝を形成した二種類のプレートと、二種類のプレート間
での漏れを防ぐシールプレートを複数枚積層し、前記各
プレートの外周部をテーパー状にしたものである。
【0009】又、課題を解決するために本発明は、平板
に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、二
種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複数
枚積層し、前記各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものである。
に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、二
種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複数
枚積層し、前記各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものである。
【0010】更に、課題を解決するために本発明は、平
板に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、
二種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複
数枚積層し、前記シールプレートの外周部を略横V字形
状にしたものである。
板に冷媒流路となる溝を形成した二種類のプレートと、
二種類のプレート間での漏れを防ぐシールプレートを複
数枚積層し、前記シールプレートの外周部を略横V字形
状にしたものである。
【0011】
【作用】本発明は、上記した構成によってろう付時にろ
う材が溶融した状態でも、毛細管現象により、ろう材が
ろう材溜まり部に留まり流れ落ちることがなくなり、ろ
う付品質の安定した積層型熱交換器を提供することがで
きる。
う材が溶融した状態でも、毛細管現象により、ろう材が
ろう材溜まり部に留まり流れ落ちることがなくなり、ろ
う付品質の安定した積層型熱交換器を提供することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例の積層型熱交換器につ
いて図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の第
1の実施例を示す積層型熱交換器の要部断面図であり、
一次側プレート11、二次側プレート12、シールプレ
ート13、の各プレートの外周部を板厚方向でテーパー
状にしたものを交互に複数枚積層することで外周部にろ
う材溜まり部14が形成できる構成である。
いて図面を参照しながら説明する。 図1は本発明の第
1の実施例を示す積層型熱交換器の要部断面図であり、
一次側プレート11、二次側プレート12、シールプレ
ート13、の各プレートの外周部を板厚方向でテーパー
状にしたものを交互に複数枚積層することで外周部にろ
う材溜まり部14が形成できる構成である。
【0013】本実施例では、ろう付時にろう材15が溶
融した状態でテーパー形状により接合部から外周部に向
けろう材溜まり部14が広くなっており、接合部付近で
はろう材溜まり部14が狭いため毛細管現象により重力
方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14にろ
う材15が留まり、漏れを防ぐことができる。
融した状態でテーパー形状により接合部から外周部に向
けろう材溜まり部14が広くなっており、接合部付近で
はろう材溜まり部14が狭いため毛細管現象により重力
方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14にろ
う材15が留まり、漏れを防ぐことができる。
【0014】図2は本発明の第2の実施例における積層
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
a、二次側プレート12a、シールプレート13a、の
各プレートの外周部を板厚方向で段付き形状にしたもの
を交互に複数枚積層することで外周部にろう材溜まり部
14aが形成できる構成である。
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
a、二次側プレート12a、シールプレート13a、の
各プレートの外周部を板厚方向で段付き形状にしたもの
を交互に複数枚積層することで外周部にろう材溜まり部
14aが形成できる構成である。
【0015】本実施例では、ろう付時にろう材15aが
溶融した状態で段を設けた形状により接合部のろう材溜
まり部14aが小さいため、少量のろう材15aでろう
材溜まり部14aを充填でき、重力方向Gに流れ落ちる
ことなく、ろう材溜まり部14aに第1の実施例より多
量のろう材15aが留まり、漏れを防ぐことができる。
溶融した状態で段を設けた形状により接合部のろう材溜
まり部14aが小さいため、少量のろう材15aでろう
材溜まり部14aを充填でき、重力方向Gに流れ落ちる
ことなく、ろう材溜まり部14aに第1の実施例より多
量のろう材15aが留まり、漏れを防ぐことができる。
【0016】図3は本発明の第3の実施例における積層
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
b、二次側プレート12b、シールプレート13b、の
前記シールプレートの外周部を板厚方向で横V字形状に
したものを交互に複数枚積層することで外周部にろう材
溜まり部14bが形成できる構成である。
型熱交換器の要部断面図であり、一次側プレート11
b、二次側プレート12b、シールプレート13b、の
前記シールプレートの外周部を板厚方向で横V字形状に
したものを交互に複数枚積層することで外周部にろう材
溜まり部14bが形成できる構成である。
【0017】本実施例では、シールプレート13bだけ
を上記形状にするだけで、ろう付時にろう材15bが溶
融した状態で略横V字形状により接合部から外周部に向
けろう材溜まり部14bが広くなっており、接合部付近
ではろう材溜まり部14bが狭いため毛細管現象により
重力方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14
bにろう材15bが留まり、漏れを防ぐことができる。
また、シールプレートのみの加工ですむため、加工コス
トも低減できる。
を上記形状にするだけで、ろう付時にろう材15bが溶
融した状態で略横V字形状により接合部から外周部に向
けろう材溜まり部14bが広くなっており、接合部付近
ではろう材溜まり部14bが狭いため毛細管現象により
重力方向Gに流れ落ちることなく、ろう材溜まり部14
bにろう材15bが留まり、漏れを防ぐことができる。
また、シールプレートのみの加工ですむため、加工コス
トも低減できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、一次側プレー
ト、二次側プレート、シールプレートの各プレートの外
周部を板厚方向でテーパー状にしたものを交互に複数枚
積層した構成により、ろう付時にろう材が溶融した状態
でテーパー形状により接合部から外周部に向けろう材溜
まり部が広くなっており、接合部付近ではろう材溜まり
部が狭いため毛細管現象により重力方向Gに流れ落ちる
ことなく、ろう材溜まり部にろう材が留まり、漏れのな
い、ろう付品質の向上した積層型熱交換器を提供するこ
とができる。
ト、二次側プレート、シールプレートの各プレートの外
周部を板厚方向でテーパー状にしたものを交互に複数枚
積層した構成により、ろう付時にろう材が溶融した状態
でテーパー形状により接合部から外周部に向けろう材溜
まり部が広くなっており、接合部付近ではろう材溜まり
部が狭いため毛細管現象により重力方向Gに流れ落ちる
ことなく、ろう材溜まり部にろう材が留まり、漏れのな
い、ろう付品質の向上した積層型熱交換器を提供するこ
とができる。
【0019】又、一次側プレート、二次側プレート、シ
ールプレートの各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものを交互に複数枚積層した構成で、ろう付時にろ
う材が溶融した状態で段を設けた形状により接合部のろ
う材溜まり部が小さいため、少量のろう材でろう材溜ま
り部を充填でき、重力方向Gに流れ落ちることなく、ろ
う材溜まり部にろう材が留まり、漏れのない、ろう付品
質のより向上した積層型熱交換器を提供することができ
る。
ールプレートの各プレートの外周部に段を設けた形状に
したものを交互に複数枚積層した構成で、ろう付時にろ
う材が溶融した状態で段を設けた形状により接合部のろ
う材溜まり部が小さいため、少量のろう材でろう材溜ま
り部を充填でき、重力方向Gに流れ落ちることなく、ろ
う材溜まり部にろう材が留まり、漏れのない、ろう付品
質のより向上した積層型熱交換器を提供することができ
る。
【0020】更に、各プレートのなかでシールプレート
のみ外周部を略横V字形状にしたものを交互に複数枚積
層した構成により、接合部から外周部に向けろう材溜ま
り部が広くなっており、接合部付近ではろう材溜まり部
が狭いため毛細管現象により重力方向Gに流れ落ちるこ
となく、ろう材溜まり部にろう材が留まり、接合部に十
分なろう材を重力方向Gに流れ落ちることなく確保で
き、漏れのない、ろう付品質の向上した積層型熱交換器
を提供することができる。また、シールプレートのみの
加工ですむため、加工コストも低減できる。
のみ外周部を略横V字形状にしたものを交互に複数枚積
層した構成により、接合部から外周部に向けろう材溜ま
り部が広くなっており、接合部付近ではろう材溜まり部
が狭いため毛細管現象により重力方向Gに流れ落ちるこ
となく、ろう材溜まり部にろう材が留まり、接合部に十
分なろう材を重力方向Gに流れ落ちることなく確保で
き、漏れのない、ろう付品質の向上した積層型熱交換器
を提供することができる。また、シールプレートのみの
加工ですむため、加工コストも低減できる。
【図1】本発明の第1の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図2】本発明の第2の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図3】本発明の第3の実施例における積層型熱交換器
の要部断面図
の要部断面図
【図4】従来の積層型熱交換器の要部断面図
【図5】積層型熱交換器の外観図
11、11a、11b 一次側プレート 12、12a、12b 二次側プレート 13、13a、13b シールプレート 14、14a、14b ろう材溜まり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−8694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 3/08 301
Claims (3)
- 【請求項1】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記各プレートの外周部
を板厚方向でテーパー状にしたことを特徴とする積層型
熱交換器。 - 【請求項2】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記各プレートの外周部
に段を設けた形状にしたことを特徴とする積層型熱交換
器。 - 【請求項3】 平板に冷媒流路となる溝を形成した二種
類のプレートと、二種類のプレート間での漏れを防ぐシ
ールプレートを複数枚積層し、前記シールプレートの外
周部を略横V字形状にしたことを特徴とする積層型熱交
換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03320207A JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03320207A JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157481A JPH05157481A (ja) | 1993-06-22 |
JP3026318B2 true JP3026318B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=18118910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03320207A Expired - Fee Related JP3026318B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 積層型熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026318B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004340444A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Denso Corp | 積層プレート構造 |
JP6154122B2 (ja) * | 2012-12-12 | 2017-06-28 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 多板積層式熱交換器 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP03320207A patent/JP3026318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05157481A (ja) | 1993-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5605191A (en) | Heat exchanger | |
US7044205B2 (en) | Layered heat exchangers | |
US5979542A (en) | Laminated heat exchanger | |
WO2013151138A1 (ja) | 熱交換器 | |
KR101181615B1 (ko) | 프로파일 압연 금속제품으로 제조된 튜브 및 그 제조방법 | |
JP3026318B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
EP0867682A2 (en) | Al-alloy heat exchanger | |
US5720340A (en) | Laminated type heat exchanger | |
US6857469B2 (en) | Fin-tube block type heat exchanger with grooved spacer bars | |
JP4328445B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
WO1995031682A1 (en) | Welded plate heat exchanger and method for welding heat transfer plates to a plate heat exchanger | |
JPH0682190A (ja) | 強制液冷用アルミニウム冷却板 | |
JP3183613B2 (ja) | 一体型熱交換器用タンク | |
JP3054939B2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
JPH07133971A (ja) | 熱交換器の冷媒分流器 | |
JP2548466Y2 (ja) | 熱交換器 | |
JPH0894274A (ja) | 積層型熱交換器 | |
EP1290394B1 (en) | Heat exchanger and tube therefor | |
JP4032508B2 (ja) | プレート・フィン型熱交換器のヘッダ取付構造及びヘッダ取付方法 | |
JP3027027B2 (ja) | プレート式熱交換器 | |
JPH0641724Y2 (ja) | 熱交換器 | |
JP3126509B2 (ja) | アルミニウム製熱交換器の製造方法 | |
JP3073464B2 (ja) | タンク | |
JPH0731020B2 (ja) | 積層式熱交換器 | |
WO2014115512A1 (ja) | 熱交換器用チューブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |