JP2935596B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2935596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹凸部を形成した伝熱
プレートを複数枚積層し、伝熱プレートのフランジ部を
ロウ付けした形式のプレート式熱交換器に関し、詳しく
は、フランジ部と隣接する凹凸部がロウ付けされないよ
うにしたプレート式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】プレート式熱交換器は、複数枚の伝熱プ
レートを間隔をあけて積層し、隣接する伝熱プレート間
に2種類の熱交換媒体A、Bの流路a、bを交互に形成
したものである。従来、複数枚の伝熱プレート間にガス
ケットを介在させて、各伝熱プレート間に気密性を確保
した2種類の熱交換媒体A、Bの流路a、bを形成して
いた。しかし、近年ガスケットを無くしたロウ付けタイ
プのプレート式熱交換器(BHE)が開発されている。
この熱交換器は、耐蝕性に優れ、耐熱性及び耐圧性が高
く、さらに、超真空下での漏れがない等の特徴を有して
いる。
【0003】このような熱交換器の従来例を図2乃至図
4を参照して説明する。この熱交換器は鉛直姿勢の一対
のフレーム(1)(1)間に、複数枚の伝熱プレート
(2)(2)…を鉛直姿勢に挟在させ、各伝熱プレート
(2)(2)…間に2系統の流路(a)(b)を形成し
たものである。例えば、一方のフレーム(1)の四隅に
出入口ノズル(3)が設けられ(図2においては1箇所
のみ示す)、図3に示すようにそれぞれの流路(a)
(b)に異なる熱交換媒体(A)(B)が交互に流通す
る。異なる熱交換媒体(A)(B)は、伝熱プレート
(2)(2)…を介して熱交換される。熱交換の効率を
向上させるため、伝熱プレート(2)は凹凸部(2a)
(2b)が形成される(図3において凹部(2a)を点
描)。凹凸部(2a)(2b)は、伝熱性能を向上させるた
め、伝熱プレート(2)の外周縁のギリギリまで形成さ
れ、また、凹凸部(2a)(2b)の方向を隣り合う伝熱プ
レート(2)(2)…ごとに逆にしている。凹凸部(2
a)(2b)が逆方向になることによって、図4の鉛直方
向の断面に示すように凹部(2a)と凸部(2b)とが当接
して積層される部位や、凹部(2a)と凸部(2b)とが一
定の間隔を空けて積層される部位等が形成される。な
お、伝熱プレート(2)(2)…のフランジ部(2c)
(2c)…は同一角度に傾斜されて、隣り合うフランジ部
(2c)(2c)…がロウ材(4)(4)…によってロウ付
けされ、複数枚の伝熱プレート(2)(2)…が一体化
される。ロウ材(4)をフランジ部(2c)に塗布した
後、伝熱プレート(2)(2)…を水平姿勢に積層して
炉内に搬入する。そして、加熱すると、ロウ材(4)は
液状に溶融する。液状のロウ材(4)は、図4に示すよ
うに接合しているフランジ部(2c)(2c)…間で浸透し
た状態になるだけでなく、フランジ部(2c)(2c)…と
隣接して点状に当接している凹凸部(2a')(2b')間ま
で表面張力によって浸透する。このように接合している
フランジ部(2c)(2c)…及びフランジ部(2c)(2c)
…と隣接している凹凸部(2a')(2b')に液状のロウ材
(4)が浸透した状態で凝固する。すると、フランジ部
(2c)(2c)…は面状にロウ付けされているが、フラン
ジ部(2c)(2c)…と隣接して点状に当接している凹凸
部(2a')(2b')は点状にロウ付けされる。フランジ部
(2c)(2c)…が面状にロウ付けされることによって、
隣り合う伝熱プレート(2)(2)…間に密閉された流
路(a)(b)が交互に形成され、この流路(a)
(b)…に熱交換媒体(A)(B)を流通させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱交換媒体(A)が流
通する流路(a)を構成する伝熱プレート(2)(2)
…は、外周縁にギリギリまで形成された凹部(2a')と
凸部(2b')との当接部が、図4に示すように、フラン
ジ部(2c)に近接して形成されている。従って、流路
(a)に高圧の熱交換媒体(A)を流すと、この点状に
ロウ付けされた凹凸部(2a')(2b')の当接部に大きな
集中荷重が加えられ、該凹凸部(2a')(2b')の当該部
が破断することがある。
【0005】本発明は、フランジ部と隣接する凹凸部が
ロウ付けされることがなく、フランジ部を面状にロウ付
けできるようにしたプレート式熱交換器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、凹凸部を形成した伝熱プレートを複数枚積層し、外
周縁を傾斜させた伝熱プレートのフランジ部をロウ付け
したプレート式熱交換器において、フランジ部と隣接す
る凸部を低く形成して、フランジ部と隣接する部位に空
間部を形成するようになしたことを特徴とするプレート
式熱交換器を提供する。
【0007】
【作用】フランジ部と隣接する凸部を低く形成すること
によって、伝熱プレートを積層したときに、その凹部と
凸部とが当接せず、空間部が形成される。従って、フラ
ンジ部に塗布して液状に溶融したロウ材がその凹部と凸
部との間に浸透せず、凹凸部が点状にロウ付けされるこ
とがなくなる。
【0008】
【実施例】本発明に係る一実施例を図1を参照しながら
説明する。但し、従来と同一部分は同一符号を附して、
その説明を省略する。
【0009】本発明に係る伝熱プレート(5)も、凹凸
部(5a)(5b)を形成したものであるが、外周縁のフラ
ンジ部(5c)と隣接する凸部(5b')を低く形成する。
この伝熱プレート(5)を積層すると、フランジ部(5
c)(5c)…と隣接する凹凸部(5a')(5b')…が当接
せず、該凹凸部(5a')(5b')…の間に空間部(6)
(6)…が形成されれる。伝熱プレート(5)の外周部
は、従来と同様、同一角度に傾斜したフランジ部(5c)
とする。
【0010】このような伝熱プレート(5)のフランジ
部(5c)にロウ材(4)を塗布して、複数枚を水平姿勢
で積層する。この複数枚を積層した伝熱プレート(5)
(5)…を炉内に搬入して加熱すると、ロウ材(4)
(4)…は液状に溶融する。液状のロウ材(4)(4)
…は、接合しているフランジ部(5c)(5c)…間で浸透
する。フランジ部(5c)(5c)…と隣接して流路(a)
を形成する凹凸部(5a')(5b')…間は、空間部(6)
(6)…が形成されて接合していないため、ロウ材
(4)(4)…が表面張力によって該凹凸部(5a')(5
b')…間に浸透することはない。このように接合してい
るフランジ部(5c)(5c)…間に、液状のロウ材(4)
(4)…が浸透し、液状のロウ材(4)(4)…が凝固
して、フランジ部(5c)(5c)…がロウ付けされ、フラ
ンジ部(5c)(5c)…と隣接した凹凸部(5a')(5b')
…は、両者(5a')(5b')…間に液状のロウ材(4)
(4)…が浸透していないため、ロウ付けされない。
【0011】このようにしてフランジ部(5c)(5c)…
がロウ付けされて複数枚が積層された伝熱プレート
(5)(5)…間に、熱交換媒体(A)(B)の流路
(a)(b)が形成される。流路(a)内を高圧の熱交
換媒体(A)が流通すると、ロウ付けされたフランジ部
(5c)(5c)…を加圧するが、フランジ部(5c)(5c)
…と隣接している凹凸部(5a')(5b')…はロウ付けさ
れていないため、該凹凸部(5a')(5b')…に大きな荷
重である集中荷重が加えられない。従って、高圧の熱交
換媒体(A)が流路(a)内を流通しても、伝熱プレー
ト(5)…のフランジ部(5c)(5c)…と隣接した凹凸
部(5a')(5b')…が破断することがなくなる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、伝熱プレートのフラン
ジ部に隣接する凹凸部がロウ付けされないため、その部
分に大きな集中荷重がかからなくなり、伝熱プレートが
破断することがなくなる。従って、本発明に係る伝熱プ
レートを実装したプレート式熱交換器は、耐圧、耐久性
能が格段に向上し、耐用寿命を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレート式熱交換器の要部断面
図。
【図2】従来のプレート式熱交換器の一部断面斜視図。
【図3】プレート式熱交換器の分解斜視図。
【図4】従来のプレート式熱交換器の要部断面図。
【符号の説明】
5 伝熱プレート 5a' (フランジ部と隣接した)凹部 5b' (フランジ部と隣接した)凸部 5c フランジ部 6 空間部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸部を形成した伝熱プレートを複数枚積
    層し、外周縁を傾斜させた伝熱プレートのフランジ部を
    ロウ付けしたプレート式熱交換器において、フランジ部
    と隣接する凸部を低く形成して、フランジ部と隣接する
    部位に空間部を形成するようになしたことを特徴とする
    プレート式熱交換器。
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