JP4519437B2 - 接合型プレート式熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸の波板状にプレス成形した2枚の薄板プレートを部分的にレーザー溶接などで永久接合したカセットプレートをガスケットを介し必要数積層した接合型のプレート式熱交換器に関する。
接合型プレート式熱交換器は、凹凸の波形状にプレス成形した薄板プレートを2枚一組にし、2枚のプレートのシール部同士をレーザー溶接やロウ付けなどで永久接合したカセットプレートを、ガスケットを介して積層し、カセットプレート内及びカセットプレート間に、熱交換される2つの流体がそれぞれ流通する流路を形成したものである。カセットプレートは、必要枚数積層して前後から耐圧フレームで挟持している。このとき、隣接するプレートの伝熱面の凸波及び凹波の稜線同士が接触する接触支持点でプレート間の形状を保持し、耐圧強度を確保している。
斯かる接合型プレート式熱交換器のカセットプレートは、図5に示すように、凹凸の波板状にプレス成形された略矩形の2枚のプレート2を重合して、その周囲を接合したものである。プレート2は、4隅に流体の出入口となる通路孔3〜6を有し、中央部に伝熱面7を備えている。プレート2は、2枚一対として重合され、図5において破線部分で示されるように、伝熱面7と上下2つの通路孔3、4を囲うシール部接合部11と、残り2つの通路孔5、6の各々を囲う通路孔接合部12、13を接合する。2枚の各プレート2の外面(表面)には、伝熱面7と上下2つの通路孔5、6を囲う台形のガスケット21と、残り2つの通路孔3、4の各々を囲う円形のガスケット22、23を装着する。接合型プレート式熱交換器は、斯かるカセットプレート1をガスケット21〜23を介して複数積層し、前後から図示しない耐圧フレームで挟持して固定したものである。
接合型プレート式熱交換器には、図5において鎖線矢印で示すように、通路孔3、カセットプレート1の内部の流体流路A、通路孔4により連通した第1の流路と、通路孔6、積層した一対のカセットプレート1間でガスケット21に囲まれた流体流路B、通路孔5により連通した第2の流路が形成される。この接合型プレート式熱交換器では、プレートの凹凸の波形状が、プレート間で互いに接触しており、これにより流体の圧力差など伝熱面に作用する力に対して、プレートの形状保持及び耐圧性能を確保している。
この接合型のプレート式熱交換器の流体流路に固形物や繊維質を含む流体を流す場合、このプレート接触支持点で固形物や繊維質の引っ掛かりや詰まりが生じる。そのため、固形物や繊維質を含む流体に適用されるプレート式熱交換器においては、2枚のプレート間にプレート接触支持点を設けない流体流路を形成することが望ましい。
プレート接触支持点を設けないようにする方法として、図6に示すように、カセットプレート1dのプレート2の伝熱面7をレーザー溶接やロウ付けで永久接合14dさせて、カセットプレート1dの形状保持及び耐圧性能を確保しつつ、カセットプレート1d間の流路においてプレート接触支持点を設けないようにした構造が公知である(例えば、特許文献1参照)。この接合型プレート式熱交換器のカセットプレート間に形成されたガスケット側流体流路は、プレート接触支持点がないので、固形物や繊維質の引っ掛かりや詰まりを生じさせることなく、固形物や繊維質を含む流体を流すことができる。
例えば、図6に示すカセットプレート1dは、伝熱面7の両サイド部分に縦方向に2条の伝熱面接合部14dを有する。この2条の伝熱面接合部14dでカセットプレート1d自体の耐圧強度を確保し、また、カセットプレート1d内部の流体流路Aを流れる流体の流れ方向を適宜に規制する。
図6は、積層される前の一対のカセットプレート1dの斜視図で、同図左側のカセットプレート1dの裏面側に他のカセットプレート1dの表面側が積層される。一対のカセットプレート1dを積層したときの伝熱面断面を図7に示す。一対のカセットプレート1dを積層することで、積層方向にカセットプレート内部の流体流路Aとカセットプレート間の流体流路Bが交互に並ぶ。なお、カセットプレート間の流体流路Bは、プレート接触支持点がなくて、ここに固形物や繊維質を含む流体を良好に流通させることができるようになっている。
特開2001−272194号公報(図2)
図7の熱交換器においては、永久接合側流体流路Aに熱水や冷却水などユーティリティ流体を流し、ガスケット側流体流路Bに固形物や繊維質を含む流体を流すことで、これら2種の流体間の良好な熱交換が行われる。しかし、互いに隣接する一対のカセットプレート1dの伝熱面接合部14dが対向して重なる部分に、この部分の両側周辺の流路より大きな空間流路B1ができ、しかも、この空間流路B1がガスケット側流体流路Bにおける流体流れ方向に所定の長さで連続するため、空間流路B1で流体がショートパスし、伝熱性能の低下をもたらすことがある。即ち、両カセットプレート1dの伝熱面接合部14dは、それぞれのプレート2の平坦部Nに形成されて、両伝熱面接合部14dが対向して重なると、平端部Nと平端部Nが対向することになって両者間に平端部空間の概ね2倍の断面積の空間流路B1が流体流れ方向に沿ってできる。
そのため、空間流路B1で流体の流れ抵抗が小さくなり、空間流路B1で流体が他より多く流れるショートパスが発生し、均一な流れとならないため伝熱性能の低下をもたらす。さらに、空間流路B1を形成する伝熱面接合部14dの平坦部Nでは2枚のプレートの平坦部N'同士が密着されているため、この箇所での伝熱面積は確保されず、空間流路B1でショートパスした流体の流れは、主には山部Mのプレート斜面のみから熱の移動x1を受けることから、他の流路に比べて伝熱量は少ない。従って、空間流路B1をショートパスして流れる流体(伝熱小)と他の流体流路Bを流れる流体(伝熱大)がそのまま出口(通路孔)に流れ込み、出口で合流するため、十分な伝熱性能は得られない。特に高粘度流体や食品流体のプロセスにおいては、処理液の温度分布が不均一になって満足する品質が得られないことがある。
本発明の目的は、カセットプレート間の流体流路内部にある伝熱面接合部による伝熱性能低下を低減させた接合型プレート式熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、2枚のプレートのシール部同士及び当該2枚のプレートの凹凸波状の伝熱面に線状に形成した平坦部同士を溶接或いはロウ付けにより永久接合したカセットプレートをガスケットを介し必要数積層して、積層方向にカセットプレート内の永久接合側流体流路と、カセットプレート間に設けられ、プレート接触支持点の無いガスケット側流体流路とを交互に形成した接合型プレート式熱交換器において、前記平坦部が、ガスケット側流体流路を流れる熱交換媒体の流体流れ方向に沿って線状に形成され、2枚のプレートの前記平坦部同士を永久接合することにより、前記カセットプレートに前記流体流れ方向に沿って線状に延びた平坦な伝熱面接合部を形成し、該伝熱面接合部を、隣接する一対のカセットプレートの伝熱面接合部が互いに重なり合わない配列パターンで各カセットプレートに形成し、一方のカセットプレートの伝熱面接合部を、前記流体流れ方向で山部及び谷部を交互に有する凹凸波状を成した他方のカセットプレートの伝熱面とプレート積層方向で対向させることにより、伝熱面接合部と凹凸波状伝熱面との間に、伝熱面接合部と山部とに囲まれる小流路と、伝熱面接合部と谷部とに囲まれる大流路とを前記流体流れ方向で交互に有する空間流路を複数形成し、空間流路の小流路を他の空間流路の大流路にプレート幅方向で隣接させたことを特徴とする。
ここで、カセットプレートを構成する2枚のプレートは凹凸にプレス成形した縦長長方形の薄い波板で、上部と下部に2つずつ二種流体の通路孔を有し、中央部が伝熱面とされる。2枚のプレートの伝熱面と上下一対の通路孔を囲う周辺部のシール部同士がレーザー溶接などで永久接合され、2枚のプレートの伝熱面に流体流れ方向に沿わせて線状に設けた接合部同士がレーザー溶接などで永久接合されて伝熱面接合部が形成される。この伝熱面接合部の線状とは直線や円弧曲線で、いずれもカセットプレート間の流体流路を流れる流体の流れ方向に沿う。また、伝熱面接合部は、カセットプレートに波板プレートの平坦部が続く凹溝状に形成される。カセットプレートにおける伝熱面接合部の数や長さは限定されず多種多様が可能である。一対のカセットプレートを互いに重合したとき、一方のカセットプレートの伝熱面接合部が他方のカセットプレートの伝熱面接合部に重ならないように、各カセットプレートの伝熱面接合部の配列パターンを決める。このようにすることで、一対のカセットプレートを重合させて形成したカセットプレート間の流体流路に、凹溝状の伝熱面接合部同士を重ねてできるような他より大きな断面積の空間流路ができず、ショートパスの防止、低減が可能となり、伝熱性能の改善が図れる。
本発明においては、互いに隣接する一対のカセットプレートを、それぞれの伝熱面接合部の配列パターンが異なる二種類で構成することができる。
この場合、二種類のカセットプレートを交互に必要数積層して接合型のプレート式熱交換器を製作する。二種類のカセットプレートとは、プレートを凹凸にプレス成形する金型が異なる二種類あることを意味する。二種類の金型は、プレートの伝熱面に形成する永久接合部形成用平坦部の配列パターンが相違する。二種類のカセットプレートの伝熱面接合部の配列パターンは、一方のカセットプレートが線状伝熱面接合部を伝熱面中央部に単数又は複数パターンで形成し、他方のカセットプレートが線状伝熱面接合部を伝熱面の中央部を除く部分に単数又は複数パターンで形成するなどして相違させる。このようにすると、二種類のカセットプレートを交互に重合しても、相互の伝熱面接合部同士は重なり合わない。
また、本発明においては、互いに隣接する一対のカセットプレートを、それぞれの伝熱面接合部の配列パターンが同じで、かつ、一対のカセットプレートの一方を他方に対して上下に180°反転させると相互の伝熱面接合部が重なり合わない配列パターンの同一種類で構成することができる。
この場合は、全て同一種類のカセットプレートを必要数積層して接合型のプレート式熱交換器が製作されるため、カセットプレート製作のための金型を一種類にできて、製作費の低減が可能となる。同一種類のカセットプレートは、ガスケット装着用溝と通路孔を上下左右対称パターンで形成し、伝熱面に伝熱面接合部を左右対称で、かつ、上下非対称な配列パターンで形成されたものが実用上に有効である。このカセットプレートを複数枚用意して、1カセットプレートおきに上下に180°反転して積層すると、隣接するカセットプレートの伝熱面接合部が互いに重なり合わず、本発明の目的が達成される。
本発明によれば、重合させた一対のカセットプレートの間に凹溝状の伝熱面接合部同士を重ねてできるような大きな断面積の空間流路ができないため、カセットプレート間での流体のショートパスが抑制されて、伝熱性能が向上し、特に高粘度流体や食品流体のプロセスにおいては、処理液の温度分布の均一化が容易となり、高い品質が得られるといった効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る接合型プレート式熱交換器を図面に基づいて説明する。なお、上述したカセットプレート1と同一の部材、部位には同一の符号を付して説明する。
第1実施形態に係る接合型プレート式熱交換器は、図1に示すように、2種類のカセットプレート1a、1bを積層したものである。
この接合型プレート式熱交換器の一方のカセットプレート1aは、2枚の縦長矩形波板のプレート2を重合して永久接合したもので、伝熱面7と上下2つの通路孔3、4を囲うシール部接合部11と、他の2つの通路孔5、6の各々を囲う通路孔接合部12、13と、伝熱面7の中央に縦方向直線状に形成した伝熱面接合部14aを永久接合したものである。伝熱面接合部14aは、図2に示すように、凹凸波板状の伝熱面7の平坦部Nに形成した平坦部N'同士を突き合わせ、レーザー溶接などで永久接合している。カセットプレート1aには、伝熱面7と上下2つの通路孔5、6を囲う台形のガスケット21と、残り2つの通路孔3、4の各々を囲う円形のガスケット22、23を装着している。
他方のカセットプレート1bは、一方のカセットプレート1aと同様のもので、伝熱面7に形成する伝熱面接合部14bの配列パターンを、伝熱面7の中央を除く両サイド部に1条ずつ流体流れ方向に沿う縦方向に直線状に形成したものである。
この接合型プレート式熱交換器は、この2種類のカセットプレート1a、1bを交互に積層したものである。
この接合型プレート式熱交換器は、図2に示すように、カセットプレート間のガスケット側流体流路Bがプレート接触支持点のなく、固形物や繊維質を含む流体を流すのに適した流路になる。このガスケット側流体流路Bでは、一方のカセットプレート1aに形成した伝熱面中央の伝熱面接合部14aと、他方のカセットプレート1bの伝熱面両サイド部に設けた伝熱面接合部14bが、相互に横に位置ずれした状態にあって重なり合わず、波板プレートの平坦部Nに形成した各伝熱面接合部14a、14bは相手プレートの山部Mb、Maと対向している。
そのため、各伝熱面接合部14aと相手プレートとの間に形成される空間流路B2では、伝熱面接合部14aと山部Mbに囲まれる流路と、伝熱面接合部14aと平坦部Nb'に囲まれる流路が交互に形成され、空間流路B3においても、伝熱面接合部14bと平坦部Naに囲まれる流路と、伝熱面接合部14bと山部Ma'に囲まれる流路が交互に形成されるため、流路の流れ抵抗に差はなくなる。このため、ショートパスが抑制されて、ショートパスで伝熱性能が低下する虞がなくなる。また、伝熱面接合部14a、14bと対向する相手プレートの山部Ma'、Mbの頂面や平坦部Na、Nb'及び斜面が伝熱面として熱の移動x2、x3を受けるため、流れ全体に対して均一な伝熱をさせる手段になる。実際、高粘度流体や食品流体のプロセスにおいては、処理液の温度分布を均一にでき、満足する品質が得られる。
以上、第1実施形態に係る接合型プレート式熱交換器を説明したが、この接合型プレート式熱交換器の一対のカセットプレート1a、1bの伝熱面接合部14a、14bは、それぞれの配列パターンを多種多様なパターンに変更することができ、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
次に、本発明の第2実施形態に係る接合型プレート式熱交換器を説明する。
第2実施形態に係る接合型プレート式熱交換器のカセットプレート1cは、図3に示すように、縦長長方形の2枚のプレート2を永久接合したもので、伝熱面7と上下2つの通路孔3、4を囲うシール部接合部11と、他の2つの通路孔5、6の各々を囲う通路孔接合部12、13を上下及び左右対称に形成し、さらに、伝熱面7と上下2つの通路孔5、6を囲うガスケット21と、残り2つの通路孔3、4の各々を囲うガスケット22、23を上下及び左右対称に装着している。なお、ここでの「上下対称」とは、縦長長方形のプレート2の横中心線に対して対象であることを意味し、「左右対称」とはプレートの縦中心線に対して対象であること意味する。
このカセットプレート1cは、伝熱面7の上部両サイド部に縦方向に形成した2条の伝熱面接合部14c、14eと、伝熱面7の下部中央に縦方向に形成した1条の伝熱面接合部14fを溶接したものである。このカセットプレート1は、図3に示すように、交互に上下に180°反転させて積層して使用する。
このカセットプレート1cを積層したときの伝熱面横断面は、図4に示すように、カセットプレート内部の永久接合側流体流路Aと、隣接するカセットプレート間のガスケット側流体流路Bが交互に並んでいる。このうちガスケット側流体流路Bは、プレート接触支持点がなく、固形物や繊維質を含む流体を流通させるのに適した流路になっている。また、隣接するカセットプレート1c、1cの伝熱面接合部14c、14eと14fが上下非対称になるので、ガスケット側流体流路Bでは、両カセットプレートの伝熱面接合部伝熱面接合部14c、14eが重なり合うことがなく、この場合も波板プレートの平坦部Nに形成した各伝熱面接合部14c、14eは、それぞれ相手プレートの山部Mb、Meと対向し、伝熱面接合部14fは山部Mcと対向することになる。
そのため、各伝熱面接合部14cと相手プレートとの間に形成される空間流路B4には、伝熱面接合部14cと山部Mbに囲まれた流路と、伝熱面接合部14cと平坦部Ncに囲まれた流路が交互に形成され、B5においても伝熱面接合部14fと山部Mcに囲まれた流路と、伝熱面接合部14fと平坦部Nfに囲まれた流路が交互に形成さる。さらに、B6においては、伝熱面接合部14eと山部Meに囲まれた流路と、伝熱面接合部14eと平坦部Neに囲まれた流路が交互に形成されるため、流体の流れ抵抗に差はなくなる。このためショートパスが抑制されて、伝熱性能低下を防止できる。さらに、伝熱面接合部14c、14fと対向する相手プレートの山部Mb、Mcの頂面又は斜面が、伝熱面として熱の移動x4、x5を受け、伝熱面接合部14eと対向する相手プレートの平坦部Neが伝熱面として熱の移動x6を受けるため、流れ全体に対して均一な伝熱をさせる手段になる。
この第2実施形態の接合型プレート式熱交換器によれば、1種類の伝熱面接合部を有するカセットプレートで構成することができるので、製造コストを安価にすることができる。
なお、本発明の接合型プレート式熱交換器は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第1実施形態の接合型プレート式熱交換器のカセットプレートを示す斜視図である。 図1のカセットプレートを積層したときの伝熱面を示す部分拡大横断面図である。 第2実施形態の接合型プレート式熱交換器のカセットプレートを示す斜視図である。 図2のカセットプレートを積層したときの伝熱面を示す部分拡大横断面図である。 従来の接合型プレート式熱交換器で使用されるカセットプレートの斜視図である。 図5のカセットプレートに伝熱面接合部を形成して2枚を積層するときの斜視図である。 図6の2枚のカセットプレートを積層したときの伝熱面の部分拡大横断面図である。
符号の説明
1、1a〜1c カセットプレート
2 プレート
3〜6 通路孔
7 伝熱面
11〜13 接合部
14a〜14f 伝熱面接合部
21〜23 ガスケット
A,B 流体流路
B2〜B6 空間流路
M 山部
平坦
x2〜x6 熱移動

Claims (3)

  1. 2枚のプレートのシール部同士及び当該2枚のプレートの凹凸波状の伝熱面に線状に形成した平坦部同士を溶接或いはロウ付けにより永久接合したカセットプレートをガスケットを介し必要数積層して、積層方向にカセットプレート内の永久接合側流体流路と、カセットプレート間に設けられ、プレート接触支持点の無いガスケット側流体流路とを交互に形成した接合型プレート式熱交換器において、
    前記平坦部が、ガスケット側流体流路を流れる熱交換媒体の流体流れ方向に沿って線状に形成され、2枚のプレートの前記平坦部同士を永久接合することにより、前記カセットプレートに前記流体流れ方向に沿って線状に延びた平坦な伝熱面接合部を形成し、該伝熱面接合部を、隣接する一対のカセットプレートの伝熱面接合部が互いに重なり合わない配列パターンで各カセットプレートに形成し、一方のカセットプレートの伝熱面接合部を、前記流体流れ方向で山部及び谷部を交互に有する凹凸波状を成した他方のカセットプレートの伝熱面とプレート積層方向で対向させることにより、伝熱面接合部と凹凸波状伝熱面との間に、伝熱面接合部と山部とに囲まれる小流路と、伝熱面接合部と谷部とに囲まれる大流路とを前記流体流れ方向で交互に有する空間流路を複数形成し、空間流路の小流路を他の空間流路の大流路にプレート幅方向で隣接させたことを特徴とする接合型プレート式熱交換器。
  2. 前記互いに隣接する一対のカセットプレートを、それぞれの伝熱面接合部の配列パターンが異なる二種類以上で構成したことを特徴とする請求項1記載の接合型プレート式熱交換器。
  3. 前記互いに隣接する一対のカセットプレートを、それぞれの伝熱面接合部の配列パターンが同じで、かつ、一対のカセットプレートの一方を他方に対して上下反転させると相互の伝熱面接合部が重なり合わない配列パターンである同一種類で構成したことを特徴とする請求項1記載の接合型プレート式熱交換器。
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