JPH05156929A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JPH05156929A
JPH05156929A JP3324571A JP32457191A JPH05156929A JP H05156929 A JPH05156929 A JP H05156929A JP 3324571 A JP3324571 A JP 3324571A JP 32457191 A JP32457191 A JP 32457191A JP H05156929 A JPH05156929 A JP H05156929A
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JP
Japan
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filter
regeneration
exhaust gas
particulate
internal combustion
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JP3324571A
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English (en)
Inventor
Kenji Kimura
憲治 木村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/023Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
    • F01N3/0233Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パティキュレートの捕集方向と逆方向から再
生用ガスを流してフィルタを再生する内燃機関の排気浄
化装置において、再生後のパティキュレートの燃え残り
を判断して次回の捕集量を決め、パティキュレートフィ
ルタの破損を防止することができる排気浄化装置の提供
を目的とする。 【構成】 フィルタの再生直後のパティキュレート捕集
再開時に、排気ガスの流入側のフィルタの中央部と外周
部の温度差、又はフィルタ前後の圧力損失を求め、温度
差が大きいほど、又は所定時間経過後の圧力損失値が大
きいほど、次のフィルタの再生処理の開始時期を遅らす
ように内燃機関の排気浄化装置を構成する。また、捕集
の程度に応じて再生用ガスの供給を初期に少量、後期に
増量する制御を行っても良い。この結果、フィルタの再
生時に過度に温度上昇することがなくなり、フィルタの
破損が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気浄化装置
に関し、特に、ディーゼル機関の排気ガス中に含まれる
パティキュレートを捕集除去するフィルタの再生後にパ
ティキュレートの燃え残りがあっても、次のフィルタの
再生時にパティキュレートの過度の捕集によるフィルタ
の過熱によるフィルタの溶損を防止することができる内
燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関、特に、ディーゼル
機関の排気ガス中には、カーボンを主成分とする排気微
粒子(パティキュレート)が含まれており、排気黒煙の
原因となっている。環境汚染の観点からはこのパティキ
ュレートは除去することが望ましく、近年、ディーゼル
機関の排気通路にセラミック製のフィルタを配置し、デ
ィーゼルパティキュレートをこのフィルタによって除去
することが提案されている。
【0003】図12は従来の内燃機関の排気浄化装置1
0の全体構成を示すものであり、排気ガスの流れる方向
と逆方向から再生用ガスを流して、パティキュレート捕
集用のフィルタの再生を行う、従来の排気浄化装置10
の構成を示すものである。図において1はディーゼル機
関、2は排気ガス通路、3は排気ガス通路2の一部に設
けられたフィルタ収納用のケーシング、4はシール材、
5はケーシング3に内蔵された排気ガス中のパティキュ
レートを捕集するためのパティキュレートフィルタ、6
は2次空気供給通路、7は燃焼ガス排出通路、8はパテ
ィキュレートフィルタ5をバイパスする排気バイパス通
路、9は2次空気を供給するエアポンプ、Hは電気ヒー
タ、V1は排気通路2と排気バイパス通路8とを切り換
える切換弁、V2は排気バイパス通路8の出口に設けら
れた出口切換弁、V3は燃焼ガス排出通路7の開閉弁、
V4は2次空気供給通路6の開閉弁を示している。
【0004】通常の排気ガス中のパティキュレート捕集
時には、各弁V1〜V4は破線の位置にあり、ディーゼ
ル機関1から排出された排気ガスは、ケーシング3に内
蔵されたパティキュレートフィルタ5によってパティキ
ュレートが除去されて大気中に放出される。このように
構成された排気浄化装置10では、パティキュレートフ
ィルタ5の使用に伴ってその内部に捕集されるパティキ
ュレートの量が増えると通気性が次第に失われ、機関性
能が低下することになるため、パティキュレートフィル
タ5の端部に設けられた電気ヒータHに通電すると共
に、パティキュレートフィルタ5に再生用ガス、例えば
2次空気を供給してパティキュレートを燃焼させるフィ
ルタの再生処理が必要である。
【0005】一般に、従来の内燃機関の排気浄化装置1
0では、パティキュレートフィルタ5の通気性が失われ
てフィルタ5の上流側の排気ガスの圧力が下流側の圧力
よりも所定値以上に大きくなった時(圧力損失が所定値
以上になった時)を圧力センサによって検出し、パティ
キュレートの再生処理が行われるようになっている。図
12に示した内燃機関の排気浄化装置10では、この再
生処理時には各弁V1〜V4が実線の位置に切り換わ
る。この状態では、ディーゼル機関1からの排気ガスは
排気バイパス通路8を通って空気中に放出される。ま
た、この時は、ヒータHに通電が行なわれると共に、エ
アポンプ9から2次空気が供給され、パティキュレート
フィルタ5に捕集されたパティキュレートの燃焼が行わ
れる。そして、燃焼ガスは燃焼ガス排出通路7から空気
中に放出される。前述の電気ヒータHの消費電力は1600
W程度である。
【0006】ところが、前述のような従来の内燃機関の
排気浄化装置10においては、パティキュレートフィル
タ5の再生処理時に、パティキュレートフィルタ5内に
捕集されたパティキュレートが全量燃焼せずに燃え残る
ことがある。これを図13を用いて説明する。図13
(a) はパティキュレートフィルタ5内にハッチングで示
すようにパティキュレートが十分に捕集された状態を示
すものである。この状態で排気ガスをバイパスさせた
後、ヒータHに通電すると共に2次空気を排気ガスの流
れる方向とは逆方向からフィルタ5に供給すると、ヒー
タHに着火されてフィルタ5に捕集されたパティキュレ
ートが燃焼する。このパティキュレートの燃焼におい
て、フィルタの中央部は熱の伝導が良く良好に燃焼する
が、フィルタの外周部は中央部に比べて燃焼が悪い。こ
の結果、フィルタ5の再生処理の終了時に、図13(b)
に示すようにフィルタ5のヒータHから遠い端面側の外
周部に、パティキュレートの燃え残りMが残留し、その
後のパティキュレートの捕集時にパティキュレートの捕
集分布にばらつきが生じることになる。
【0007】そこで、パティキュレートフィルタ5の再
生時に燃焼温度を監視し、燃焼温度が所定温度を越えな
い場合は、フィルタ5内にパティキュレートの燃え残り
があると判断して、次回のパティキュレート捕集からフ
ィルタの再生に移行する時のパティキュレートの再生推
定量を適性時の値より低い値に設定する装置(実開平2
-145613 号公報) や、フィルタの燃焼温度が適性な範囲
内でも、再生処理終了直後 (再燃焼後) の圧力損失ΔP
が設定値以上の時には次回の再生処理を判定する圧力損
失値を増大させる装置 (特開平3-18614号公報) などが
提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
タ再生時の燃焼温度あるいは再生処理直後の圧力損失に
よって燃え残り量を判定して次の再生処理を開始する圧
力損失値を補正する従来の技術では、燃え残り量が正確
に判定できないために、次回のパティキュレートフィル
タの再生処理が正常に行われず、パティキュレートフィ
ルタの破損を生じる恐れがあるという問題点がある。こ
の問題点を以下に詳しく説明する。
【0009】パティキュレートフィルタの再生処理時
に、図13(b) のようにパティキュレートが燃え残った
場合、この状態でパティキュレートの捕集動作を再開す
ると、パティキュレートの燃え残りMは図14(a) 〜
(c) の3通りの状態の何れかになる。 (a) パティキュ
レート捕集再開時の排気ガスの圧力により燃え残りMが
フィルタ5のヒータH側の端部に全量移動する。
【0010】この場合は、次の捕集は正常な捕集量とな
るため、再生開始を判定する圧力損失値に補正は不要で
ある。しかしながら、従来技術では再生中のフィルタ温
度が低く、再生直後の圧力損失値が大きいので、次回の
再生開始を判定する圧力損失値が大きくされ、フィルタ
5内のパティキュレート捕集量が多くなり (特にヒータ
Hの近傍) 、フィルタが過度に温度上昇して溶損やクラ
ックが発生する恐れがある。
【0011】(b) パティキュレート捕集再開時の排気ガ
スの圧力により燃え残りMがフィルタ5内を移動する
が、ヒータH側の端部まで到らずに、フィルタ5の中央
部付近で止まってしまう。 この場合は次の捕集において捕集量を若干増やす必要が
あり、再生開始を判定する圧力損失値を若干大きくする
必要がある。しかしながら、従来技術では再生中のフィ
ルタ温度が低く、再生直後の圧力損失値が大きいので、
次回の再生開始を判定する圧力損失値が(a) と同様に大
きくされ、フィルタ5内のパティキュレート捕集量が多
くなってフィルタが過度に温度上昇し、溶損やクラック
が発生する恐れがある。
【0012】(c) パティキュレートの燃え残りMが全く
移動しない。 この場合は次の捕集において捕集量を増やして外周部ま
で熱を伝える必要があり、再生開始を判定する圧力損失
値を大きくする必要がある。従来技術では再生中のフィ
ルタ温度が低く、再生直後の圧力損失値が大きいので、
次回の再生開始を判定する圧力損失値が大きくされ、こ
の場合のみ次回の再生開始が適正に実行される。
【0013】以上のように、従来技術によれば、パティ
キュレートフィルタ5の再生処理後にパティキュレート
の燃え残りMがあった場合、燃え残りMの残留場所によ
っては次回の再生開始の補正がフィルタに悪影響を与え
るという問題点がある。そこで、本発明は前記従来の内
燃機関の排気浄化装置の有する課題を解消し、パティキ
ュレートフィルタの再生時に再生ガスをパティキュレー
トの捕集方向とは逆の方向から流してフィルタを再生す
る内燃機関の排気浄化装置において、再生直後にパティ
キュレートの燃え残りがあっても、次の再生処理開始時
期までのパティキュレートの捕集時におけるパティキュ
レートの過度の捕集を回避し、再生時のパティキュレー
トフィルタの過熱を防止してパティキュレートフィルタ
の破損を防止することができる排気浄化装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の内燃機関の排気浄化装置の第1の形態の構成が図1
に示される。図1に示すように、第1の形態の内燃機関
の排気浄化装置は、内燃機関の排気ガス通路G中にパテ
ィキュレート捕集用フィルタFが内蔵され、このフィル
タFの再生時には、排気ガスの流出側に設けられた着火
手段HによってフィルタFに捕集されたパティキュレー
トに着火すると共に、排気ガスの流入方向とは逆方向か
ら再生用ガスAを流してフィルタを再生する内燃機関の
排気浄化装置において、フィルタFの排気ガス流入側内
部の中央部の温度を検出する中央部温度検出手段と、フ
ィルタFの排気ガス流入側内部の外周部の温度を検出す
る外周部温度検出手段と、フィルタ再生直後のパティキ
ュレート捕集時に、検出されたフィルタ中央部温度と外
周部温度との温度差を演算する温度差演算手段と、演算
された温度差が大きいほど、次の再生開始時期を遅らせ
る再生開始時期調整手段とを設けて構成される。
【0015】また、本発明の内燃機関の排気浄化装置の
第2の形態の構成が図2に示される。図2に示すよう
に、第1の形態の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関
の排気ガス通路G中にパティキュレート捕集用フィルタ
Fが内蔵され、このフィルタFの再生時には、排気ガス
の流出側に設けられた着火手段HによってフィルタFに
捕集されたパティキュレートに着火すると共に、排気ガ
スの流入方向とは逆方向から再生用ガスAを流してフィ
ルタを再生する内燃機関の排気浄化装置において、フィ
ルタの圧力損失値を演算する圧力損失値演算手段と、フ
ィルタ再生直後のパティキュレート捕集開始時から所定
時間経過したか否かを判定する時間経過判定手段と、所
定時間経過時の圧力損失値が大きいほど、次の再生開始
時期を遅らせる再生開始時期調整手段とを設けて構成さ
れる。
【0016】なお、前記第1または第2の形態の内燃機
関の排気浄化装置において、パティキュレート捕集用の
フィルタの再生時には、前記再生用ガスを再生初期に少
量、再生後期に増量すると共に、前記再生開始時期の遅
れが大きいほど、再生用ガスの少量供給時間を長くする
再生用ガス流量調整手段を設けても良い。
【0017】
【作用】本発明の内燃機関の排気浄化装置によれば、デ
ィーゼル機関の排気ガス通路に設けられたパティキュレ
ートフィルタの再生直後のパティキュレート捕集再開時
に、パティキュレートフィルタの排気ガスの流入側の中
央部と外周部に設けられた温度検出手段によってパティ
キュレートフィルタ中央部と外周部の温度差、あるいは
パティキュレートフィルタの圧力損失が演算される。そ
して、パティキュレート捕集再開時の温度差が大きいほ
ど、あるいはパティキュレート捕集再開後の所定時間経
過後の圧力損失値が大きいほど、次のパティキュレート
捕集用フィルタの再生処理の開始時期が遅らされる。ま
た、パティキュレートの捕集再開時には、再生用ガスの
供給が初期に少量、後期に増量する制御が行われること
があり、この場合には、次のパティキュレート捕集用フ
ィルタの再生処理の開始時期が遅れるほど、再生用ガス
の少量供給時間が長くされる。この結果、パティキュレ
ートフィルタによるパティキュレートの過度の捕集が回
避され、再生時に過度に温度上昇することがなくなって
フィルタの破損が防止される。
【0018】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図3は、電気ヒータHが取り付けられ、排
気ガス中のパティキュレートを捕集するためのパティキ
ュレートフィルタ5を備えた本発明の一実施例の内燃機
関の排気浄化装置20の全体構成図であり、図12に示
した従来の内燃機関の排気浄化装置10と同じ構成部材
には同じ符号が付されている。従って、図3において、
3は排気ガス通路2の一部に設けられたパティキュレー
トフィルタ5を収納するためのケーシング、4はシール
材、6は2次空気供給通路、7は燃焼ガス排出通路、8
はパティキュレートフィルタ5をバイパスする排気バイ
パス通路、9は2次空気を供給するエアポンプ、11は
バッテリ、100は制御回路、Sは電気ヒータHに通電
するためのヒータスイッチ、SP1はパティキュレート
フィルタ5の排気ガス流入側の通路2内に設けられた圧
力センサ、SP2はパティキュレートフィルタ5の排気
ガス流出側の通路2内に設けられた圧力センサ、STc
はパティキュレートフィルタ5のヒータHと反対側の端
面側の中央部に設けられた温度センサ、STpはパティ
キュレートフィルタ5のヒータHと反対側の端面側の外
周部に設けられた温度センサ、V1は排気通路2と排気
バイパス通路8とを切り換える切換弁、V2は排気バイ
パス通路8の出口に設けられた出口切換弁、V3は燃焼
ガス排出通路7の開閉弁、V4は2次空気供給通路6の
開閉弁である。
【0019】パティキュレートフィルタ5は多孔性物質
からなるハニカム状の隔壁を備えたハニカム状フィルタ
であり、一般に円筒状をしていて内部に隔壁で囲まれた
多数の直方体状の通路がある。そして、この通路の隣接
するものは、排気ガスの流入側と排気ガスの流出側で交
互にセラミック製の閉塞材によって栓詰めされて閉通路
となっている。
【0020】制御回路100は、例えば、アナログ信号
入力用のインタフェースINa、ディジタル信号入力用
のインタフェースINd、アナログ信号をディジタル信
号に変換するコンバータA/D、各種演算処理を行う中
央処理装置CPU、ランダムアクセスメモリRAM、読
み出し専用メモリROM、出力回路OUT、およびこれ
らを接続するバスライン111等を含むマイクロコンピ
ュータによって構成されるが、その構成の詳細な動作説
明については省略する。制御回路100のアナログ信号
入力用のインタフェースINaには、パティキュレート
フィルタ5の排気ガス経路の上流側と下流側の排気ガス
の圧力を検出する圧力センサSP1,SP2からの圧力
検出信号、温度センサSTc、STpからのフィルタ温
度検出信号、図示しない回転数センサからの機関回転数
信号Ne等が入力され、ディジタル信号入力用のインタ
フェースINdには、キースイッチ(図示せず)からの
信号等が入力される。
【0021】通常の排気ガス中のパティキュレート捕集
時には、各弁V1〜V4は破線の位置に制御されてお
り、ディーゼル機関1から排出された排気ガスは、ケー
シング3に内蔵されたパティキュレートフィルタ5によ
ってパティキュレートが除去され、図示しないマフラを
介して大気中に放出される。一方、パティキュレートフ
ィルタ5の排気ガス流入側(上流側)の圧力が、排気ガ
ス流出側(下流側)の圧力よりも所定値を越えて大きく
なった時に、制御回路100は弁V1〜V4を破線の位
置から実線の位置に切り換える切換制御を行ってパティ
キュレートフィルタ5の再生動作が行われる。そして、
このパティキュレートの捕集動作からいつフィルタ5の
再生動作に切り換えるか、あるいは、フィルタ再生時の
ヒータスイッチSのオンオフ制御およびエアポンプ9か
らの2次空気の流量の制御が制御回路100によって行
われる。
【0022】まず、制御回路100による、パティキュ
レートの捕集動作からいつフィルタ5の再生動作に切り
換えるかの制御について説明する。この制御は温度セン
サSTc, STpを用いて行われる。温度センサST
c,STpは、図4に示すように、パティキュレートフ
ィルタ5の排気ガス流入側の捕集面よりフィルタ内部に
20cm程度入った位置の、フィルタ5の中央部と外周部
の温度を検出するように設けられ、この温度センサとし
ては、例えば、熱電対が使用される。温度センサST
c,STpをこのような位置に設ける理由は、パティキ
ュレートの捕集時に両方の検出温度をモニタして、常に
両者を比較することで、フィルタ再生後に図の破線で囲
まれる部分に残るパティキュレートの燃え残りを推定す
るためである。
【0023】図5(a) はフィルタ再生後に燃え残りが発
生していない場合の温度センサSTcの出力特性 (実
線) と温度センサSTpの出力特性 (破線) を示すもの
であり、フィルタの中央温度Tcと外周温度Tpは同温
度である。一方、図4に破線部で示したように、フィル
タ再生後に燃え残りが発生した場合は、図6(a) に示す
ように排気ガスが外周部に流れにくくなるため、図5
(b) に示すように、フィルタの中央温度Tcよりも外周
温度Tpが低めに出力される。そして、燃え残りが排気
ガスの圧力によって、ヒータ側に近づけば近づくほど、
図6(b) に示すように温度センサSTpを流れる排気ガ
ス量が多くなり、フィルタの中央温度Tcと外周温度T
pの温度差が小さくなる。従って、以上のような燃え残
り情報を基にして、次のパティキュレートの捕集量を補
正すれば、次のフィルタの再生時に燃え残りを少なくし
たり、パティキュレートの過度の捕集によるフィルタの
破損を防止することができる。
【0024】以上のようなパティキュレートの燃え残り
による、次回のパティキュレートの捕集における捕集量
の補正の一例を図7に示すフローチャートを用いて更に
詳しく説明する。ここで、Tcは温度センサSTcの検
出温度、Tpは温度センサSTpの検出温度、Tcmaxは
温度Tcの極大値、Tpmaxは温度Tpの極大値、ΣTdm
axは極大値TcmaxとTpmaxの差Tdmaxの積算値、ΣTda
v は10分毎の積算値ΣTdmaxの平均値の積算値、Sは捕
集開始直後か否かを判定するフラグで捕集開始直後は0
でありその後は1となるもの、Nは極大値TcmaxとTpm
axの差Tdmaxが何回加算されたかを計数するカウンタ、
Hは60分を計数するためのカウンタであり、このルーチ
ンは所定時間、例えば10ms毎に実行されるものとする。
【0025】ステップ701 ではフィルタ捕集中か否かが
判定される。そして、フィルタが捕集中でない場合はス
テップ702 に進んでΣTdmax、ΣTdav 、捕集時間、カ
ウンタ値N、H、およびフラグSを0にしてこのルーチ
ンを終了する。一方、フィルタが捕集中の場合はステッ
プ701 からステップ703 に進んで温度Tc, Tpが検出
され、ステップ704 で捕集時間が計数される。そして、
ステップ705において捕集開始直後か否かがフラグSが
0か否かで判定される。捕集開始直後 (捕集開始後に最
初にステップ705 に進んできた時) はフラグS=0であ
るのでステップ706 に進み、今回の温度TcとTpが極
大値Tcmas, Tpmaxとして記憶され、フラグSが1にさ
れてこのルーチンを終了する。
【0026】この後、パティキュレートの捕集中にステ
ップ705 に進んできた時には、ステップ705 からステッ
プ707 に進み、今回の検出温度Tcが前回の検出温度T
cmax以上か否かが判定され、Tc≧Tcmaxの時はステッ
プ708 に進んで極大値TcmaxおよびTpmaxの値が今回の
検出温度Tc, Tpによって置き換えられて後述するス
テップ712 に進む。この時は、フィルタの温度が上昇中
であり、ステップ708の処理は極大値を演算するための
ものである。一方、フィルタ温度が下降中の場合はステ
ップ707 においてNOと判定されてステップ709 に進む。
ステップ709 はフィルタ温度が上昇から下降に反転した
か否かをTc−Tcmaxの値が反転したか否かによって検
出するものであり、反転していない時は何もしないで後
述するステップ712 に進むが、反転した時は前回の検出
値Tcmaxが極大値であるので、ステップ710 に進んでフ
ィルタの内周部の温度と外周部の温度の温度差Tcmax−
Tpmaxを演算し、これをTdmaxとして記憶し、続くステ
ップ711 においてこの温度差Tdmaxの積算値ΣTdmaxを
演算すると共に、カウンタNの値を1だけインクリメン
トして、何回積算したかを記憶する。
【0027】ステップ712 は捕集時間が10分経過したか
否かを判定するものであり、10分経過していない時はこ
のルーチンを終了し、10分経過した時はステップ713 に
進んで、10分間の温度差Tdmaxの積算値ΣTdmaxの平均
値ΣTdmax/Nを演算し、この積算値ΣTdav を記憶す
ると共に、カウンタHの値を1だけインクリメントし
て、10分間の平均値を何回積算したかを記憶する。そし
て、次の10分をステップ712 で判定するために、捕集時
間を0にし、温度差Tdmaxの積算値ΣTdmaxおよびカウ
ンタNの値を0にする。
【0028】ステップ714 は以上のような10分毎の演算
が6回繰り返されて、1時間分のデータがそろったか否
かを判定するものであり、カウンタHの値が6未満の時
はこのルーチンを終了し、カウンタ値が6に達するとス
テップ715 からステップ721に進む。ステップ715 から
ステップ720 は積算値ΣTdav の値により、次回の補正
量を補正するものであり、判定値A, B, CにはA<B
<Cの関係がある。そして、ステップ715 において積算
値ΣTdav が最も小さい判定値Aより小さいと判定され
た時はステップ716 に進み、次回の補正量がなしにされ
る。また、ステップ717 において、積算値ΣTdav が最
も小さい判定値Aよりは大きいが、次の判定値Bよりも
小さいと判定された時はステップ718 に進み、次回の補
正量がa%増量される。更に、ステップ719 において、
積算値ΣTdav が判定値Bよりは大きいが、最も大きい
判定値Cよりも小さいと判定された時はステップ720 に
進み、次回の補正量がb% (但しb>a) 増量される。
なお、ステップ719 において積算値ΣTdav が最も大き
い判定値Cよりも大きいと判定された時は燃え残り量が
異常になるため、ステップ721 に進んで警告灯を点灯さ
せて異常が通知される。この例では捕集量の補正の判定
を積算値ΣTdav で行ったが、積算値ΣTdav を6で割
った平均値で判定しても同じことである。
【0029】以上説明したルーチンにおいて、ステップ
715 からステップ716 に進む場合が図14(a) に示した
状態であり、ステップ717 からステップ718 に進む場合
が図14(b) に示した状態であり、ステップ719 からス
テップ720 に進む場合が図14(c) に示した状態であ
る。次に、制御回路100による、フィルタ5の再生時
期判断、およびエアポンプ9からの2次空気の流量の制
御について説明する。この制御は圧力センサST1, S
T2を用いて行われる。フィルタの両端部における圧力
損失によるフィルタの再生時期の判断においては、前回
の再生時において燃え残りが発生した時に実捕集量が減
少し、次の再生時には燃えにくい状態となる。この燃え
残りの状態は図14においても説明したように大きく分
けて3つに分類できる。
【0030】図11はフィルタに燃え残りがある場合の
再生終了後の捕集時における、車両の走行距離と、後述
するK値の値の変化の実測データである。再生終了後の
捕集を開始して時点でのフィルタの圧力損失は燃え残り
が発生しても、フィルタが新品の時の圧力損失とさほど
変わらないが、数十km後に測定すると、その差が顕著に
現れる。そこで、この実施例では、フィルタの状態が安
定した時期、例えば、車両の走行距離で捕集開始後80〜
100km程度、好ましくは機関の積算回転数が20から25万
回程度でK値を読み込み、その値によって次の捕集量の
補正をフィルタの開始時期の調整によって行う。一方、
パティキュレートの捕集量を補正することで、フィルタ
の特に中央部の燃焼温度が上昇し、再生時にフィルタの
亀裂や溶損を引き起こすことがある。そこで、捕集量を
補正したと同じように、再生時の2次空気の流量制御パ
ターンを変更し、捕集量に合った流量制御を行うことに
よって、フィルタの破損を防止する。
【0031】以上のようなパティキュレートの燃え残り
による、次回のパティキュレートフィルタの再生時期判
断、およびエアポンプ9からの2次空気の流量の制御の
一例を図8および図9に示すフローチャートおよび図1
0のエア流量パターンを用いて説明する。ここで、Pm1
はパティキュレートフィルタ5の上流側の圧力センサS
P1の圧力検出値、Pm2はパティキュレートフィルタ5
の下流側の圧力センサSP2の圧力検出値、Po は図3
に図示されない大気圧センサによって検出される大気
圧、Mは車両の走行距離、Kはパティキュレートフィル
タ5の上下流間の圧力差ΔPm (=Pm1−Pm2) をマフ
ラ前後の圧力差 (=Pm2−Po)で割った値、Ko は車両
が80kmから 100kmm までの距離を走行する間の最初のK
の値であり、このルーチンは所定時間、例えば10ms毎に
実行されるものとする。
【0032】ステップ801 ではフィルタ5が捕集中か否
かが判定される。そして、フィルタが捕集中でない場合
はステップ802 に進んで車両の走行距離MおよびKの値
が0にされてこのルーチンが終了される。一方、フィル
タ5が捕集中の場合はステップ803 に進み、図3には図
示されないスロットル開度センサからのスロットル開度
θ、および同じく図3には図示されない回転数センサか
らの機関回転数Neが読み込まれ、続くステップ804 に
おいて捕集開始からの車両の走行距離Mが演算される。
【0033】ステップ805 ではK値読み込み条件か否か
が判定される。このK値読み込み条件は、例えば、スロ
ットル開度θが1%以下でかつ、機関回転数が2000rpm
以上である。そして、K値読み込み条件でない時はこの
ルーチンを終了し、K値読み込み条件の場合にのみステ
ップ806 に進む。ステップ806 ではパティキュレートフ
ィルタ5の上流側の圧力Pm1、下流側の圧力Pm2および
大気圧Po が読み込まれ、ステップ807 ではK値が (P
m1−Pm2) / (Pm2−Po)により演算される。
【0034】ステップ808 およびステップ809 はK値の
取り込み条件を判定するものである。ステップ808 で車
両の走行距離Mが80km以上でないと判定された時は、ま
だK値の取り込み条件に達していないものとしてこのル
ーチンを終了し、ステップ808 で車両の走行距離Mが80
km以上で、かつステップ809 で車両の走行距離Mが 100
km以下であると判定された時のみステップ810 に進む。
ステップ810 では既にKo 値が読み込まれたか否かが判
定され、読み込まれていない場合はステップ811 におい
て、ステップ808 で演算されたK値がKo 値として記憶
されてこのルーチンを終了し、ステップ811 で既にKo
値が読み込まれたと判定された時はそのままこのルーチ
ンを終了する。一方、ステップ808 の判定では車両の走
行距離Mが80km以上であるが、ステップ809 で車両の走
行距離Mが 100kmを越えたと判定された時は、K値の取
り込み条件を越えてしまったと判断されてステップ812
に進み、Ko の値が固定値0.6 にされてこのルーチンを
終了する。
【0035】また、図8のルーチンにおいて、走行距離
Mに代えて、機関の積算回転数ΣNeにより判断し、ス
テップ808 でΣNe≧20万回、ステップ809 でΣNe≦
25万回としても良い。図9は図8で求められたKo 値に
応じて2次空気の流量を制御する手順を示すものであ
る。この例では、Ko 値の判定が2つの判定値、0.6,
0.8によって行われ、ステップ901 ではKo 値が 0.6よ
り大きいか否か、ステップ902 ではKo 値が 0.8以上か
否かの判定が行われる。 (1)Ko値が 0.8以上のとき ステップ901 でYES 、ステップ902 でもYES となってス
テップ903 に進み、ここで、Ko 値をもとにして式Pem
e = 0.2Ko +2.15によりPeme 値が演算される。この
Peme 値は、パティキュレートフィルタ5の再生時期を
決める判定値となるものである。続くステップ904 では
図8のステップ807 で演算された最新のK値が読み込ま
れ、ステップ905 において、この読み込んだK値が判定
値Peme値以上になったか否かが判定される。そして、
K<Peme の場合はステップ904に戻ってK値の読み込
みが継続され、K≧Peme となった時にはステップ906
に進んでパティキュレートフィルタ5の再生が開始され
ると共に、2次空気の供給が図10(a) に示すエア流量
パターンAで行われる。このエア流量パターンAは、パ
ティキュレートフィルタ5の再生開始直後の10分間は2
次空気を毎分8リットルで供給し、残りの10分間は2次
空気を毎分60リットルで供給するものである。 (2)Ko値が 0.6より大きく 0.8未満のとき ステップ901 でYES 、ステップ902 でNOとなってステッ
プ907 に進み、ここで、Ko 値をもとにして式Peme =
0.2Ko +2.15により、パティキュレートフィルタ5の
再生時期を決める判定値Peme が演算される。続くステ
ップ908 では図8のステップ807 で演算された最新のK
値が読み込まれ、ステップ909 において、この読み込ん
だK値が判定値Peme 値以上になったか否かが判定され
る。そして、K<Peme の場合はステップ908 に戻って
K値の読み込みが継続され、K≧Peme となった時には
ステップ910 に進んでパティキュレートフィルタ5の再
生が開始されると共に、2次空気の供給が図10(b) に
示すエア流量パターンBで行われる。このエア流量パタ
ーンBは、パティキュレートフィルタ5の再生開始直後
の5分間は2次空気を毎分8リットルで供給し、残りの
15分間は2次空気を毎分60リットルで供給するものであ
る。 (3)Ko値が 0.6以下のとき ステップ901 でNOとなって進むステップ911 でKo 値が
固定値 0.6にされる。そして、ステップ912 においてK
o 値をもとにして式Peme = 0.2Ko +2.15によりパテ
ィキュレートフィルタ5の再生時期を決める判定値Pem
e が演算される。続くステップ913 では図8のステップ
807 で演算された最新のK値が読み込まれ、ステップ91
4 において、この読み込んだK値が判定値Peme 値以上
になったか否かが判定される。そして、K<Peme の場
合はステップ913 に戻ってK値の読み込みが継続され、
K≧Peme となった時にはステップ915 に進んでパティ
キュレートフィルタ5の再生が開始されると共に、2次
空気の供給が図10(c) に示すエア流量パターンCで行
われる。このエア流量パターンCは、パティキュレート
フィルタ5の再生開始直後の3分間は2次空気を毎分8
リットルで供給し、残りの17分間は2次空気を毎分60
リットルで供給するものである。
【0036】以上説明したルーチンにおいて、ステップ
906 に進む場合が図14(c) に示した状態であり、ステ
ップ910 に進む場合が図14(b) に示した状態であり、
ステップ915 に進む場合が図14(a) に示した状態であ
る。なお、図10に示した2次空気の流量パターンの制
御は、図7で説明した手順と組み合わせて使用すること
もできる。このように、本発明の内燃機関の排気浄化装
置によれば、フィルタの再生時にパティキュレートの燃
え残りが発生しても、その燃え残りを検出することによ
って次回の再生を効率良く行うことができ、フィルタの
破損の発生を抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パティキュレートフィルタの再生時に再生ガスをパティ
キュレートの捕集方向とは逆の方向から流してフィルタ
を再生する内燃機関の排気浄化装置において、再生直後
にパティキュレートの燃え残りがあっても、次の再生処
理開始時期までのパティキュレートの捕集時におけるパ
ティキュレートの過度の捕集を回避し、再生時のパティ
キュレートフィルタの過熱を防止してパティキュレート
フィルタの破損を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における内燃機関の排気浄化装置の第1
の形態の原理構成を示す構成図である。
【図2】本発明における内燃機関の排気浄化装置の第2
の形態の原理構成を示す構成図である。
【図3】本発明の内燃機関の排気浄化装置の一実施例の
全体構成を示すシステム図である。
【図4】図3の内燃機関の排気浄化装置における温度セ
ンサの取り付け位置を説明する図である。
【図5】フィルタの中央部と外周部に取り付けた温度セ
ンサの出力特性を示すものであり、(a) はフィルタにパ
ティキュレートの燃え残りがない状態の特性図、(b) は
フィルタ内にパティキュレートの燃え残りがある状態の
特性図である。
【図6】フィルタ内にパティキュレートの燃え残りがあ
る状態の排気ガスの流れを示すものであり、(a) は燃え
残りが温度センサの周辺から移動しない場合の図、(b)
は燃え残りが温度センサの周辺から少し移動した場合の
図である。
【図7】図2の制御回路が温度センサの出力により燃え
残りを判断して次回の捕集量を制御する手順の一例を示
すフローチャートである。
【図8】図2の制御回路が圧力センサの出力によりK値
およびKoを演算する手順の一例を示すフローチャート
である。
【図9】図8の手順で演算されたKo値から次回のフィ
ルタの再生時期、再生時の2次空気流量を制御する手順
の一例を示すフローチャートである。
【図10】(a) 〜(c) は図9のエア流量パターンA〜C
の詳細を示す説明図である。
【図11】フィルタの再生率をパラメータとした車両の
走行距離に対するK値の変化を示す特性図である。
【図12】従来の内燃機関の排気浄化装置を説明するシ
ステム図である。
【図13】(a) はパティキュレートフィルタ内にパティ
キュレートが十分に捕集された状態を示す説明図、(b)
は(a) の状態のフィルタの再生後にヒータから遠い端面
側の外周部にパティキュレートの燃え残りが残留した状
態を示す説明図である。
【図14】図13(b) のようにフィルタ再生後にパティ
キュレートが燃え残った時の、捕集時の燃え残りの状態
を説明するものであり、(a) は排気ガスで燃え残りがヒ
ータ側まで移動した状態を示す説明図、(b) は排気ガス
で燃え残りがフィルタの中央部まで移動した状態を示す
説明図、(c) は排気ガスで燃え残りが移動しない状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1…ディーゼル機関 2…排気ガス通路 3…ケーシング 5…パティキュレートフィルタ 6…2次空気供給通路 7…燃焼ガス排出通路 8…バイパス通路 9…エアポンプ 10…従来の排気浄化装置 11…バッテリ 20…本発明の一実施例の排気浄化装置 100…制御回路 H…電気ヒータ S…ヒータスイッチ SP1,SP2…圧力センサ STc,STp…温度センサ V1〜V4…弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガス通路中にパティキュ
    レート捕集用フィルタが内蔵され、このフィルタの再生
    時には、排気ガスの流出側に設けられた着火手段によっ
    てフィルタに捕集されたパティキュレートに着火すると
    共に、排気ガスの流入方向とは逆方向から再生用ガスを
    流してフィルタを再生する内燃機関の排気浄化装置にお
    いて、 前記フィルタの排気ガス流入側内部の中央部の温度を検
    出する中央部温度検出手段と、 前記フィルタの排気ガス流入側内部の外周部の温度を検
    出する外周部温度検出手段と、 フィルタ再生直後のパティキュレート捕集時に、検出さ
    れたフィルタ中央部温度と外周部温度との温度差を演算
    する温度差演算手段と、 演算された温度差が大きいほど、次の再生開始時期を遅
    らせる再生開始時期調整手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気ガス通路中にパティキュ
    レート捕集用フィルタが内蔵され、このフィルタの再生
    時には、排気ガスの流出側に設けられた着火手段によっ
    てフィルタに捕集されたパティキュレートに着火すると
    共に、排気ガスの流入方向とは逆方向から再生用ガスを
    流してフィルタを再生する内燃機関の排気浄化装置にお
    いて、 フィルタの圧力損失値を演算する圧力損失値演算手段
    と、 フィルタ再生直後のパティキュレート捕集開始時から所
    定時間経過したか否かを判定する時間経過判定手段と、 所定時間経過時の圧力損失値が大きいほど、次の再生開
    始時期を遅らせる再生開始時期調整手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記パティキュレート捕集用のフィルタ
    の再生時には、前記再生用ガスを再生初期に少量、再生
    後期に増量すると共に、前記再生開始時期の遅れが大き
    いほど、再生用ガスの少量供給時間を長くする再生用ガ
    ス流量調整手段を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2862701A1 (fr) * 2003-11-24 2005-05-27 Inst Francais Du Petrole Procede et dispositif de regeneration d'un filtre a particules integre dans une ligne d'echappement d'un moteu a combustion interne
CN102235209A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 通用汽车环球科技运作有限责任公司 电加热过滤器再生方法和系统
KR101883695B1 (ko) * 2017-11-24 2018-07-31 유니온테크 주식회사 산화촉매를 이용한 공기정화 처리장치

Cited By (5)

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WO2005052331A1 (fr) * 2003-11-24 2005-06-09 Institut Francais Du Petrole Procede et dispositif de regeneration d'un filtre a particules integre dans une ligne d'echappement d'un moteur a combustion interne
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