JPH0515607B2 - - Google Patents

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JPH0515607B2
JPH0515607B2 JP19822985A JP19822985A JPH0515607B2 JP H0515607 B2 JPH0515607 B2 JP H0515607B2 JP 19822985 A JP19822985 A JP 19822985A JP 19822985 A JP19822985 A JP 19822985A JP H0515607 B2 JPH0515607 B2 JP H0515607B2
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JP
Japan
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bimorph
bowl
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bimorphs
storage section
Prior art date
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JP19822985A
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JPS6260710A (ja
Inventor
Takashi Hanai
Sadayoshi Hibino
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Sanki Co Ltd
Original Assignee
Sanki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0515607B2 publication Critical patent/JPH0515607B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電気素子或いは機械部品等比較的小さ
い物品をボウルに収納し、そのボウルを圧電素子
を用いた加振体により往復運動させて搬送する圧
電駆動ボウル形パーツフイーダに関する。
〔発明の技術的背景〕
従来、板ばね或いはプラスチツク板からなる弾
性板の両側面に圧電素子を貼着してなるバイモル
フを搬送装置の加振体に用いることは公知であ
り、圧電素子としては、チタン酸ジルコン酸鉛な
どを分極処理して一方の面にプラス極性の、他方
の面にマイナス極性の分極電位をもたせたものを
用いている。そこで、上述のようなバイモルフを
加振体とした従来のボウル形パーツフイーダは、
第6図に示すように円形の基台1の上面にバイモ
ルフ2の下端を傾斜させてねじ止めにより複数個
固着し、各バイモルフ2の上端をなべ形のボウル
3の底面に同じくねじ止めにより連結した構成
で、ボウル3はボウル底部4とその外周に設けら
れた螺旋状搬送部5とから構成され、バイモルフ
2の弾性板は螺旋状搬送路5に対して直角に交差
する向きに取付けられている。そして、この構成
でバイモルフ2が通電されて振動されると、ボウ
ル3はそれの中心を回動中心として往復回動を
し、被搬送物をボウル底部4から螺旋状搬送部5
に導いて出口5a方向に搬送するものである。こ
の種バイモルフ2を加振体として用いると、電磁
駆動或いは電動駆動を用いたものに比べて構造が
小形且つ単純であるために、取扱い及び補修が容
易であり、しかも、消費電力量が少ないために経
済的に優れ、騒音問題の懸念もない等の多くの特
徴を有している。
〔背景技術の問題点〕
ところで、バイモルフ2は電圧印加によつて変
形した際の上端の変位δが下記(1)式によつて表わ
される。
δ=3/2・d・v/t2l2(1+σ/t)α ……(1) ここで dは圧電歪常数 vは印加電圧 tはバイモルフの厚み lはバイモルフ実効長 σは板ばねの厚み αは非線形計数 しかし、バイモルフ2は上端(自由端)部分
に、変位方向と逆方向の外力が加えられると変位
量が減少し、その外力は(2)式に示す拘束荷重Fb
に達すると変位δはゼロになる。
Fb=1/4・ωt3/l3・σY ……(2) ここで ωはバイモルフの幅 Yは印加電圧零時のヤング率である。
一方、バイモルフ2はそれの固有振動数と同一
周波数の交流電圧が印加された時に共振現象を起
して同一電圧でも変位δが10倍以上になり、この
ように共振状態で用いることにより搬送効率を大
巾に向上させることが知られているが、共振時で
も拘束荷重Fbには変化がなく、外力が拘束荷重
Fbに達すると変位δはゼロとなる。
さて、バイモルフ2の形状と拘束荷重Fbの関
係は(2)式に(1)式を代入して得られる(3)式で表わさ
れる。
Fb=3/8・ω/l・Y・d・V・(t+δ)α ……(3) この(3)式によりバイモルフ2が大きな荷重に耐
え得るようにするには、バイモルフ2の幅ω、厚
さtを大きくし、更に、実効長lを小さくするこ
とが必要であるが、製造上及び構造上の制約によ
りバイモルフ2の大きさを大きく変更することが
困難である場合には、バイモルフ2の個数を増加
して、1個当りに作用する荷重を減少させること
が考えられる。しかし、バイモルフ2の個数が増
加すると、バイモルフ2を基台1及びボウル3に
取付ける際に取付高さに不均衡が生じ易くなり、
バイモルフ2に偏つた荷重が掛つて充分な搬送効
率が得られなくなる問題点がある。即ち、第7図
aで示すように4個のバイモルフ2のうち1個の
取付孔の位置がΔl1高く、他の1個の取付孔の位
置がΔl2低い状態で、ボウル3の底部に各バイモ
ルフ2を連結させると、バイモルフ2に作用する
荷重が(4)式で示すようになる。
F=Δl/l′・Y・A ……(4) ここで、 l′は弾性体の長さ Aは弾性体の断面積 よつて、Δl1高いバイモルフ2には第7図bに
矢印FAで示すような荷重が作用し、Δl2低いバイ
モルフ2には同第7図bに矢印FBで示すような
荷重が作用し、例えばΔl1が10-2mμである時に荷
重FAが2Kgとなり、搬送効率が非常に低くなつ
てしまう。従つて、このような荷重が作用しない
ように、組立時にバイモルフ2の高さ寸法を極め
て微妙に調整することが必要となり、バイモルフ
2の数が多いと、その調整が非常に面倒になり、
製造性が非常に悪くなる欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、加振体の取付時に調整が容易
にでき高い搬送効率を得ることができる圧電駆動
ボウル形パーツフイーダを提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明はボウルを収納部と搬送部に分割し、
夫々を圧電素子を弾性板に取付けてなる別々の加
振体により加振するようにし、以つて、取付時に
同時に調整する加振体の数を減少化して、取付時
の調整作業が容易にできるようにしたところに特
徴を有する。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例について第1図乃至第4
図を参照して説明する。10は円盤状の基台で、
これの下面にはゴム等の弾性体で製作された脚1
1が複数個固着されている。12は基台10の上
面の外周部近傍に配設された4個のバイモルフ取
付座(3個のみ図示)で、これらの傾斜した取付
面12aは基台10の外周と同心な円13(第1
図に二点鎖線で示す)に対して夫々直角に交差す
るように向きが設定されている。14は基台10
の中心部にねじ止めで固着されたばね受け座で、
これには後述するばねを外周部に嵌合する円形の
凸部(図示せず)が形成されている。15はばね
受け座14を中心とする円16上に等間隔に配設
された3個のバイモルフ取付座で、これらの取付
面15aはいずれも第1図に矢印Aで示す方向に
指向されている。17及び18は夫々加振体とし
てのバイモルフで、これらはバイモルフ2と略同
様に形成されたもので、4個のバイモルフ17の
各下端がバイモルフ取付座12の取付面12aに
ねじ止めで固着され、また、3個のバイモルフ1
8の各下端がバイモルフ取付座15の取付面15
aに同じくねじ止めで固定されている。19は全
体として略鍋状をなすボウルで、これは円盤状を
なして内底部が中心に向うに従つて上方に膨出す
るテーパー状に形成された収容部20と、略円筒
状をなして内周部に螺旋状の段付きの搬送路21
aを形成した搬送部21とから構成されていて、
収容部20と搬送部21との間には僅かな隙間が
設けられている。22は収容部20の外底面にね
じ止めで固着されたばね受け座で、これの下面に
凸部22aが突設されている。そして、23はコ
イルばねで、これの下端がばね受け座14の凸部
の外周に嵌合され、且つ、上端が凸部22aの外
周部に嵌合されている。24は搬送部21の外底
面に略等間隔に固着された4個のバイモルフ取付
座で、これらの傾斜した取付面24aに夫々バイ
モルフ17の各上端部がねじ止めで連結されてい
る。25は収容部20の外底面に固着された3個
のバイモルフ取付座で、これらの傾斜した取付面
25aに夫々バイモルフ18の各上端部がねじ止
めで連結されている。
次に上記構成の作用について説明する。ボウル
19の収容部20内に被搬送物例えば小物の部品
を収納し、バイモルフ17及び18に交流電源を
引加すると、交流電源の周波数に共振した状態で
バイモルフ17及び18が往復運動(往復振動)
を行う。即ち、バイモルフ17の往復運動によつ
て搬送部21が収容部20の周囲で往復回動運動
を行ない、バイモルフ18が往復運動を行うと収
納部20が矢印A方向及び反矢印A方向に直線往
復移動を行う。そこで、収容部20の直線往復移
動に伴つて該収容部20内の被搬送物が矢印A方
向に移動されて搬送部21の搬送路21aに導か
れ、該搬送路21aに導かれた被搬送物は搬送部
21の往復回動によつて該搬送路21a上を矢印
B方向に移送され、最終的に出口21bに達す
る。
上記構成ではバイモルフ17及び18の合計個
数は7個であるが、収容部20と搬送部21とが
別部品であるから、収容部20を駆動する3個の
バイモルフ18と搬送部21を駆動する4個のバ
イモルフ17と夫々別個に高さ調整すればよく、
調整時に高さを合せる個数が4個或いは3個と少
ないから、従来考えられているものに比べて調整
作業が極めて容易にできる。また、収容部20は
コイルばね23によつて該収容部20に作用する
被搬送物の重量を受けるようにしているから、バ
イモルフ18の個数を3個と少なく設定できるこ
ととなつて高さ調整する個数を減少させることが
できるとともに、該収容部20を駆動するバイモ
ルフ18は往復直線運動を行うのみでバイモルフ
18の弾性板にはねじれが作用しないから、バイ
モルフ18にねじれ方向の力が作用することによ
る等価的な荷重の増加もなく、従つてバイモルフ
18に掛かる荷重を一層減少させることができ、
少ない個数で高い搬送効率が得られる。そして、
収納された被搬送物の重量の大部分は収納部20
で受けており、搬送部21上の被搬送物の重量に
は変化がない為、バイモルフ17に加わる荷重が
変化せず、ほぼ一定した搬送速度が得られる。
また、搬送部21は環状で所謂中空状であるか
ら、ボウルが一体になつた従来のものに比べて剛
性が低く、このためバイモルフ17が往復運動す
る時に該バイモルフ17に作用するねじれ力が減
少するから、この点でもバイモルフ17に作用す
る荷重を減少させることが可能でバイモルフ17
の数を減少させることができ、搬送効率も向上で
きる。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、第
1図乃至第3図と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明
する。即ち、26は基台1の上面に固着されたバ
イモルフ取付座で、これにバイモルフ27の一端
がねじ止めによつて固着されて該バイモルフ27
が水平状態を呈しておりまた、これの他端は弾性
板27aが直角に折曲されて低剛性部27bを形
成している。28は収容部20の外底面に突設さ
れた突片で、これにバイモルフ27の他端がねじ
止めによつて固着されている。尚、この第5図に
おいて、コイルばね23、ばね受座14及び22
並びにボウル19の搬送部21及びバイモルフ1
7は記載を省略している。そして、この構成にお
いて、バイモルフ27に交流電源が供給されて上
下方向に振動されると、収容部20内の被搬送物
が該収容部20の上面の傾斜に沿つて外周方向に
移動されて図示しない搬送部に送られるもので、
上述した実施例と同様の作用効果を奏する。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、ボウ
ルを収納部と搬送部に分割し、夫々を圧電素子を
弾性板に取付てなる別々の加振体により加振する
ようにしたから、加振体の取付時に同時に調整す
る加振体の数を減少化し得え、以て取付調整作業
を容易にできる圧電駆動ボウル形パーツフイーダ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すも
ので、第1図は全体の斜視図、第2図は側面図、
第3図はボウル部分の断面図、第4図はボウルの
底面図、第5図は本発明の他の実施例を示す要部
の側面図、第6図及び第7図は従来構成を示すも
ので、第6図は斜視図、第7図は作用説明図であ
る。 図面中、10は基台、17及び18はバイモル
フ、19はボウル、20は収容部、21は搬送
部、21aは搬送路、23はコイルばね、27は
バイモルフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被搬送物を収容し外周に搬送路を有するボウ
    ルを圧電素子を弾性板に取付けてなる加振体によ
    り往復運動させて前記被搬送物の搬送を行うボウ
    ル形パーツフイーダにおいて、前記ボウルを収容
    部と搬送部とに分割し、夫々を別々の加振体によ
    り加振することを特徴とする圧電駆動ボウル形パ
    ーツフイーダ。 2 収容部を加振体により直線的に往復移動さ
    せ、搬送部を別個の加振体により往復回動させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    圧電駆動ボウル形パーツフイーダ。 3 収容部を加振体により上下方向に直線的に往
    復移動させることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の圧電駆動ボウル形パーツフイーダ。
JP19822985A 1985-09-06 1985-09-06 圧電駆動ボウル形パ−ツフイ−ダ Granted JPS6260710A (ja)

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JP3363003B2 (ja) 1995-10-03 2003-01-07 株式会社日立製作所 光増幅装置及び光増幅装置を用いた光伝送システム

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