JPH0515594Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0515594Y2 JPH0515594Y2 JP1987201458U JP20145887U JPH0515594Y2 JP H0515594 Y2 JPH0515594 Y2 JP H0515594Y2 JP 1987201458 U JP1987201458 U JP 1987201458U JP 20145887 U JP20145887 U JP 20145887U JP H0515594 Y2 JPH0515594 Y2 JP H0515594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- press
- assembly
- housing
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案はスクロール形流体機械、詳しくは固
定及び可動スクロールを支持すると共に駆動軸の
上部軸受をもつ上部ハウジングと、前記駆動軸の
下部軸受をもつ下部ハウジングとの間に、モータ
を挟持して成る組付体を、ケーシングに内装する
ようにしたスクロール形流体機械に関する。
定及び可動スクロールを支持すると共に駆動軸の
上部軸受をもつ上部ハウジングと、前記駆動軸の
下部軸受をもつ下部ハウジングとの間に、モータ
を挟持して成る組付体を、ケーシングに内装する
ようにしたスクロール形流体機械に関する。
(従来の技術)
従来、この種スクロール形流体機械として、例
えば特開昭62−113881号公報に記載されたものが
知られており、この公報記載のスクロール形流体
機械は、第5図に示したごとく、固定及び可動ス
クロール2,3を支持する上部ハウジング4と、
下部ハウジング6との間に、モータ5を挟持状に
介装させて、前記各ハウジング4,6間に固定ボ
ルトBを挿通させることにより、前記各ハウジン
グ4,6とモータ5とを一体に組付けた組付体A
を形成し、この組付体Aを密閉ケーシング1の内
部に支持させるようにしている。
えば特開昭62−113881号公報に記載されたものが
知られており、この公報記載のスクロール形流体
機械は、第5図に示したごとく、固定及び可動ス
クロール2,3を支持する上部ハウジング4と、
下部ハウジング6との間に、モータ5を挟持状に
介装させて、前記各ハウジング4,6間に固定ボ
ルトBを挿通させることにより、前記各ハウジン
グ4,6とモータ5とを一体に組付けた組付体A
を形成し、この組付体Aを密閉ケーシング1の内
部に支持させるようにしている。
また、以上のごとく形成した組付体Aを前記ケ
ーシング1の内部に支持するにあたつては、前記
上部ハウジング4の上方外周部に、半径方向外方
に向かつて膨出する圧入部41を一体に設け、こ
の圧入部41を前記ケーシング1の内壁面に密接
状に圧入するようにしている。
ーシング1の内部に支持するにあたつては、前記
上部ハウジング4の上方外周部に、半径方向外方
に向かつて膨出する圧入部41を一体に設け、こ
の圧入部41を前記ケーシング1の内壁面に密接
状に圧入するようにしている。
尚、前記組付体Aを構成する各ハウジング4,
6には、それぞれ軸受8,9を備え、該各軸受
8,9を介して前記モータ5の駆動軸7を軸受支
持し、前記モータ5に伴う前記駆動軸7の回転駆
動により、前記可動スクロール3を前記固定スク
ロール2に対し公転駆動させるようにしている。
6には、それぞれ軸受8,9を備え、該各軸受
8,9を介して前記モータ5の駆動軸7を軸受支
持し、前記モータ5に伴う前記駆動軸7の回転駆
動により、前記可動スクロール3を前記固定スク
ロール2に対し公転駆動させるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、以上のスクロール形流体機械のごと
く、前記組付体Aを形成して、該組付体Aにおけ
る上部ハウジング4の外周部に設ける圧入部41
を介して前記ケーシング1の内部に支持させるも
のでは、駆動軸7の上下の軸心合わせやモータ5
のエアギヤツプ調節が容易に行えると共に各部の
組付性を向上できる利点が得られる反面、前記組
付体Aがケーシング1の内部に片持ち状に宙架支
持されることとなつて、運転時などに前記組付体
Aが圧入部41を支点として倒れて軸振れを起こ
し、その下部側が前記ケーシング1に衝突して、
異音や振動の発生原因となつたのである。
く、前記組付体Aを形成して、該組付体Aにおけ
る上部ハウジング4の外周部に設ける圧入部41
を介して前記ケーシング1の内部に支持させるも
のでは、駆動軸7の上下の軸心合わせやモータ5
のエアギヤツプ調節が容易に行えると共に各部の
組付性を向上できる利点が得られる反面、前記組
付体Aがケーシング1の内部に片持ち状に宙架支
持されることとなつて、運転時などに前記組付体
Aが圧入部41を支点として倒れて軸振れを起こ
し、その下部側が前記ケーシング1に衝突して、
異音や振動の発生原因となつたのである。
以上の問題を解決するためには、前記上部ハウ
ジング4の外周部位で上下方向に、ほぼ全長にわ
たつて長尺な前記圧入部41を形成し、前記ケー
シング1に対する前記組付体Aの支持強度を高め
ることが考えられるが、斯くするときには前記ケ
ーシング1への前記圧入部41の圧入時に、前記
上部ハウジング4に歪みが発生して、上部側の軸
受8の中心が狂い、前記駆動軸7の軸心ずれが起
こるなどの新たな問題が発生するのである。本考
案は以上のごとき問題に鑑みて考案したもので、
その目的は、組付体を形成して、これをケーシン
グに宙架状に支持することによる構造上の利点を
そのまま生かしながら、一方でこの宙架状の組付
体を採用することによる支持の不安定さというデ
メリツトを解消し、全体として、構造簡易であり
ながら、異音や振動の発生を未然に防止すること
ができるスクロール形流体機械を提供することに
ある。
ジング4の外周部位で上下方向に、ほぼ全長にわ
たつて長尺な前記圧入部41を形成し、前記ケー
シング1に対する前記組付体Aの支持強度を高め
ることが考えられるが、斯くするときには前記ケ
ーシング1への前記圧入部41の圧入時に、前記
上部ハウジング4に歪みが発生して、上部側の軸
受8の中心が狂い、前記駆動軸7の軸心ずれが起
こるなどの新たな問題が発生するのである。本考
案は以上のごとき問題に鑑みて考案したもので、
その目的は、組付体を形成して、これをケーシン
グに宙架状に支持することによる構造上の利点を
そのまま生かしながら、一方でこの宙架状の組付
体を採用することによる支持の不安定さというデ
メリツトを解消し、全体として、構造簡易であり
ながら、異音や振動の発生を未然に防止すること
ができるスクロール形流体機械を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、図面の実施例に示したごとく、固定
及び可動スクロール2,3を支持し且つ駆動軸7
の上部軸受8をもつ上部ハウジング4の下部に、
前記駆動軸7を結合するモータ5と、前記駆動軸
7の下部軸受9をもつ下部ハウジング6とを取付
けた組付体Aを形成すると共に、前記上部ハウジ
ング4の外周面に、ケーシング1の内面と密接す
る圧入部41を設け、且つ、前記モータ5及び下
部ハウジング6の外周部を前記ケーシング1に対
し非接触にして、前記組付体Aを圧入部41を固
定部として前記ケーシング1の内部に宙架状に支
持する一方、前記下部ハウジング6の下部に、前
記ケーシング1の内面と接触して前記組付体Aの
倒れを抑制する支持体13を取付具を介して取付
けたことを特徴とするものである。
及び可動スクロール2,3を支持し且つ駆動軸7
の上部軸受8をもつ上部ハウジング4の下部に、
前記駆動軸7を結合するモータ5と、前記駆動軸
7の下部軸受9をもつ下部ハウジング6とを取付
けた組付体Aを形成すると共に、前記上部ハウジ
ング4の外周面に、ケーシング1の内面と密接す
る圧入部41を設け、且つ、前記モータ5及び下
部ハウジング6の外周部を前記ケーシング1に対
し非接触にして、前記組付体Aを圧入部41を固
定部として前記ケーシング1の内部に宙架状に支
持する一方、前記下部ハウジング6の下部に、前
記ケーシング1の内面と接触して前記組付体Aの
倒れを抑制する支持体13を取付具を介して取付
けたことを特徴とするものである。
(作用)
前記組付体Aを形成したことにより、駆動軸7
の上下の軸心合せやモータ5のエアギヤツプ調節
が、ケーシング1を介在させることなく組付体A
自身で単独で行うことができ、その軸心合せ等が
簡易に行えるし、組付体Aの上部部材たる上部ハ
ウジング4に圧入部41を設け、下部部材たるモ
ータ5及び下部ハウジング6をケーシング1に対
し非接触なフリーな状態にして、組付体Aをケー
シング1の内部に宙架状に支持したことにより、
ケーシング1に対する組付体A全体の挿入性並び
に個々の部品たる上下のハウジング4,6及びモ
ータ5の組付性の向上が図れているのである。
の上下の軸心合せやモータ5のエアギヤツプ調節
が、ケーシング1を介在させることなく組付体A
自身で単独で行うことができ、その軸心合せ等が
簡易に行えるし、組付体Aの上部部材たる上部ハ
ウジング4に圧入部41を設け、下部部材たるモ
ータ5及び下部ハウジング6をケーシング1に対
し非接触なフリーな状態にして、組付体Aをケー
シング1の内部に宙架状に支持したことにより、
ケーシング1に対する組付体A全体の挿入性並び
に個々の部品たる上下のハウジング4,6及びモ
ータ5の組付性の向上が図れているのである。
そして、このように組付体Aを形成して、この
組付体Aをケーシング1に宙架状に支持すること
による構造上の上記利点をそのまま生かしなが
ら、一方でこのような宙架状の組付体Aを採用し
たことによる支持の不安定さというデメリツトに
対しては、上部ハウジング4の圧入部を下方に延
ばしたり、下部ハウジング6の外周部自体に圧入
部を設けたりすることなく、ケーシング1の内面
に接触する支持体13を別途に設けて、該支持体
13を組付体Aのフリー端となる下部ハウジング
6の下部に取付具を介して取付けるという手段を
採用することにより解決したものであり、すなわ
ち、前記支持体13を設けたことにより、組付体
A全体のケーシング1に対する倒れを防止するこ
とができ、組付体Aの下方側とケーシング1の内
面との衝突を回避することができるのであり、全
体として、構造簡易でありながら、異音や振動の
発生を未然に防止することができたのである。
組付体Aをケーシング1に宙架状に支持すること
による構造上の上記利点をそのまま生かしなが
ら、一方でこのような宙架状の組付体Aを採用し
たことによる支持の不安定さというデメリツトに
対しては、上部ハウジング4の圧入部を下方に延
ばしたり、下部ハウジング6の外周部自体に圧入
部を設けたりすることなく、ケーシング1の内面
に接触する支持体13を別途に設けて、該支持体
13を組付体Aのフリー端となる下部ハウジング
6の下部に取付具を介して取付けるという手段を
採用することにより解決したものであり、すなわ
ち、前記支持体13を設けたことにより、組付体
A全体のケーシング1に対する倒れを防止するこ
とができ、組付体Aの下方側とケーシング1の内
面との衝突を回避することができるのであり、全
体として、構造簡易でありながら、異音や振動の
発生を未然に防止することができたのである。
(実施例)
以下本考案にかかるスクロール形流体機械を図
面の実施例によつて説明する。
面の実施例によつて説明する。
第1図に示したスクロール形流体機械は、密閉
ケーシング1の内部に組付体Aを支持させてお
り、この組付体Aは、固定スクロール2及び可動
スクロール3を支持する上部ハウジング4と、所
定のエアギヤツプを隔てて対向するステータ51
及びロータ52をもつモータ5と、下部ハウジン
グ6とを備え、前記各ハウジング4,6の間に前
記モータ5を挟持状に介装させて、下部側から上
部側へと固定ボルトBを挿通させることにより、
前記各ハウジング4,6とモータ5とを一体に組
付けて構成される。
ケーシング1の内部に組付体Aを支持させてお
り、この組付体Aは、固定スクロール2及び可動
スクロール3を支持する上部ハウジング4と、所
定のエアギヤツプを隔てて対向するステータ51
及びロータ52をもつモータ5と、下部ハウジン
グ6とを備え、前記各ハウジング4,6の間に前
記モータ5を挟持状に介装させて、下部側から上
部側へと固定ボルトBを挿通させることにより、
前記各ハウジング4,6とモータ5とを一体に組
付けて構成される。
また、前記各ハウジング4,6の中心部には、
それぞれ上部軸受8と下部軸受9とを設けて、こ
れら各軸受8,9を介して前記モータ5のロータ
52に結合された駆動軸7を軸受支持すると共
に、この駆動軸7の上部側を、前記上部ハウジン
グ4に内装した伝動機構10を介して前記可動ス
クロール3に連動連結させ、前記モータ5に伴う
前記駆動軸7の回転駆動により、前記可動スクロ
ール3を固定スクロール2に対し公転駆動させる
ようにしている。
それぞれ上部軸受8と下部軸受9とを設けて、こ
れら各軸受8,9を介して前記モータ5のロータ
52に結合された駆動軸7を軸受支持すると共
に、この駆動軸7の上部側を、前記上部ハウジン
グ4に内装した伝動機構10を介して前記可動ス
クロール3に連動連結させ、前記モータ5に伴う
前記駆動軸7の回転駆動により、前記可動スクロ
ール3を固定スクロール2に対し公転駆動させる
ようにしている。
尚、第1図において、11は前記ケーシング1
の外周壁下方部に接続した吸入管、12は前記ケ
ーシング1の外周壁上方部に接続した吐出管であ
る。
の外周壁下方部に接続した吸入管、12は前記ケ
ーシング1の外周壁上方部に接続した吐出管であ
る。
しかして以上のごときスクロール形流体機械に
おいて、前記スクロール1の内部に前記組付体A
を組付支持させるにあたつて、次のような構成と
したのである。
おいて、前記スクロール1の内部に前記組付体A
を組付支持させるにあたつて、次のような構成と
したのである。
即ち、前記上部ハウジング4の上部側で、前記
固定スクロール2の支持部近くの外周部位に、半
径方向外方に向かつて膨出し、前記ケーシング1
の内周上部側に密接される径大な圧入部41を一
体に設け、且つ前記モータ5及び下部ハウジング
6の外周部を前記ケーシング1に対し非接触にし
て、前記圧入部41を前記ケーシング1内に圧入
することにより、前記上部ハウジング4を介して
前記組付体Aを前記ケーシング1内に宙架状に支
持させる。
固定スクロール2の支持部近くの外周部位に、半
径方向外方に向かつて膨出し、前記ケーシング1
の内周上部側に密接される径大な圧入部41を一
体に設け、且つ前記モータ5及び下部ハウジング
6の外周部を前記ケーシング1に対し非接触にし
て、前記圧入部41を前記ケーシング1内に圧入
することにより、前記上部ハウジング4を介して
前記組付体Aを前記ケーシング1内に宙架状に支
持させる。
そして、前記下部ハウジング6の下方部位に、
前記ケーシング1の内壁面に接触する支持体13
を取付け、該支持体13でもつて、前記上部ハウ
ジング4に設けた前記圧入部41を支点とする前
記組付体Aの倒れによる軸振れを抑制させるごと
くなす。
前記ケーシング1の内壁面に接触する支持体13
を取付け、該支持体13でもつて、前記上部ハウ
ジング4に設けた前記圧入部41を支点とする前
記組付体Aの倒れによる軸振れを抑制させるごと
くなす。
具体的には、第2図で明らかにしたごとく、前
記下部ハウジング6の下面に、下方に向かつて膨
出する膨出部61を一体に形成し、該各膨出部6
1の下面側から前記下部ハウジング6の内方に向
けて、ボルト孔62を形成する。
記下部ハウジング6の下面に、下方に向かつて膨
出する膨出部61を一体に形成し、該各膨出部6
1の下面側から前記下部ハウジング6の内方に向
けて、ボルト孔62を形成する。
また、前記下部ハウジング6に取付ける前記支
持体13は、第3図及び第4図で詳しく示したご
とく、中心部に前記駆動軸7の挿通を許す円形貫
通孔13aをもつたドーナツ形状の環状部材13
bから成り、この環状部材13bの外周複数箇所
に、それぞれ半径方向外方に向けて突出する突片
13cを一体に設け、該各突片13cの突出方向
先端側に、上方に向けて立上がる起立壁13dを
形成すると共に、この各起立壁13dの外周側
に、前記ケーシング1の内周壁面に接触する接触
部13eをそれぞれ形成する一方、前記環状部材
13bの周方向複数箇所に、前記下部ハウジング
6の各ボルト孔62と対向するボルト挿通孔13
fを貫通形成する。
持体13は、第3図及び第4図で詳しく示したご
とく、中心部に前記駆動軸7の挿通を許す円形貫
通孔13aをもつたドーナツ形状の環状部材13
bから成り、この環状部材13bの外周複数箇所
に、それぞれ半径方向外方に向けて突出する突片
13cを一体に設け、該各突片13cの突出方向
先端側に、上方に向けて立上がる起立壁13dを
形成すると共に、この各起立壁13dの外周側
に、前記ケーシング1の内周壁面に接触する接触
部13eをそれぞれ形成する一方、前記環状部材
13bの周方向複数箇所に、前記下部ハウジング
6の各ボルト孔62と対向するボルト挿通孔13
fを貫通形成する。
前記起立壁13dに前記接触部13eを形成す
るにあたつては、該接触部13eが前記起立壁1
3dの上下方向高さよりも低位となるように形成
しており、斯くすることにより前記組付体Aを前
記ケーシング1内へ内装した後、前記支持体13
を下部ハウジング6に取付ける時に、該ケーシン
グ1の内周壁面に対する前記接触部13eの圧入
面積が必要最小とされ、前記駆動軸7の下方側の
軸心ずれも防止されるのである。
るにあたつては、該接触部13eが前記起立壁1
3dの上下方向高さよりも低位となるように形成
しており、斯くすることにより前記組付体Aを前
記ケーシング1内へ内装した後、前記支持体13
を下部ハウジング6に取付ける時に、該ケーシン
グ1の内周壁面に対する前記接触部13eの圧入
面積が必要最小とされ、前記駆動軸7の下方側の
軸心ずれも防止されるのである。
しかして以上のごとく形成した支持体13を、
前記下部ハウジング6の下部側に設けた前記各膨
出部61に当接させ、かつ該各膨出部61に形成
したボルト孔62と、前記支持体13の各ボルト
挿通孔13fとを位置合わせして、この各挿通孔
13fから前記各ボルト孔62へと固定ボルト1
4をそれぞれ螺締することにより、前記下部ハウ
ジング6に前記支持体13を一体に取付けるので
ある。
前記下部ハウジング6の下部側に設けた前記各膨
出部61に当接させ、かつ該各膨出部61に形成
したボルト孔62と、前記支持体13の各ボルト
挿通孔13fとを位置合わせして、この各挿通孔
13fから前記各ボルト孔62へと固定ボルト1
4をそれぞれ螺締することにより、前記下部ハウ
ジング6に前記支持体13を一体に取付けるので
ある。
こうして、前記組付体Aの前記ケーシング1へ
の組込みは、前記上部ハウジング4の圧入部41
を前記ケーシング1の内周壁面で上部側に圧入さ
せ、かつ前記支持体13の各突片13cに設けた
前記接触部13eを前記ケーシング1の内周壁面
で下部側に圧入接触させてなされるのであり、斯
くすることにより前記組付体Aが前記圧入部41
と接触部13eとで、2点支持構造として、前記
ケーシング1に支持されるのであり、従つて前記
スクロール形流体機械の運転時などに、前記圧入
部41を支点とする前記組付体Aの軸振れが、前
記接触部13eでもつて、確実に抑制軽減される
のである。
の組込みは、前記上部ハウジング4の圧入部41
を前記ケーシング1の内周壁面で上部側に圧入さ
せ、かつ前記支持体13の各突片13cに設けた
前記接触部13eを前記ケーシング1の内周壁面
で下部側に圧入接触させてなされるのであり、斯
くすることにより前記組付体Aが前記圧入部41
と接触部13eとで、2点支持構造として、前記
ケーシング1に支持されるのであり、従つて前記
スクロール形流体機械の運転時などに、前記圧入
部41を支点とする前記組付体Aの軸振れが、前
記接触部13eでもつて、確実に抑制軽減される
のである。
(考案の効果)
以上のように、本考案によれば、上部ハウジン
グ4の下部にモータ5及び下部ハウジング6を取
付けた組付体Aを形成したことにより、駆動軸7
の上下の軸心合せやモータ5のエアギヤツプ調節
が、ケーシング1を介在させることなく組付体A
自身で単独で行うことができ、その軸心合せ等が
簡易に行えるし、組付体Aの上部部材たる上部ハ
ウジング4に圧入部41を設け、下部部材たるモ
ータ5及び下部ハウジング6をケーシング1に対
し非接触なフリーな状態にして、組付体Aをケー
シング1の内部に宙架状に支持したことにより、
ケーシング1に対する組付体A全体の挿入性並び
に個々の部品たる上下のハウジング4,6及びモ
ータ5の組付性の向上が図れているのである。そ
して、このように、組付体Aを形成して、この組
付体Aをケーシング1に宙架状に支持することに
よる構造上の上記利点をそのまま生かしながら、
一方でこのような宙架状の組付体Aを採用したこ
とによる支持の不安定さというデメリツトに対し
ては、上部ハウジング4の圧入部を下方に延ばし
たり、下部ハウジング6の外周部自体に圧入部を
設けたりすることなく、ケーシング1の内面に接
触する支持体13を別途に設けて、該支持体13
を組付体Aのフリー端となる下部ハウジング6の
下部に取付具を介して取付けるという手段を採用
することにより解決したものであり、すなわち、
前記支持体13を設けたことにより、組付体A全
体のケーシング1に対する倒れを防止することが
でき、組付体Aの下方側とケーシング1の内面と
の衝突を回避することができるのであり、全体と
して、構造簡易でありながら、異音や振動の発生
を未然に防止することができたのである。
グ4の下部にモータ5及び下部ハウジング6を取
付けた組付体Aを形成したことにより、駆動軸7
の上下の軸心合せやモータ5のエアギヤツプ調節
が、ケーシング1を介在させることなく組付体A
自身で単独で行うことができ、その軸心合せ等が
簡易に行えるし、組付体Aの上部部材たる上部ハ
ウジング4に圧入部41を設け、下部部材たるモ
ータ5及び下部ハウジング6をケーシング1に対
し非接触なフリーな状態にして、組付体Aをケー
シング1の内部に宙架状に支持したことにより、
ケーシング1に対する組付体A全体の挿入性並び
に個々の部品たる上下のハウジング4,6及びモ
ータ5の組付性の向上が図れているのである。そ
して、このように、組付体Aを形成して、この組
付体Aをケーシング1に宙架状に支持することに
よる構造上の上記利点をそのまま生かしながら、
一方でこのような宙架状の組付体Aを採用したこ
とによる支持の不安定さというデメリツトに対し
ては、上部ハウジング4の圧入部を下方に延ばし
たり、下部ハウジング6の外周部自体に圧入部を
設けたりすることなく、ケーシング1の内面に接
触する支持体13を別途に設けて、該支持体13
を組付体Aのフリー端となる下部ハウジング6の
下部に取付具を介して取付けるという手段を採用
することにより解決したものであり、すなわち、
前記支持体13を設けたことにより、組付体A全
体のケーシング1に対する倒れを防止することが
でき、組付体Aの下方側とケーシング1の内面と
の衝突を回避することができるのであり、全体と
して、構造簡易でありながら、異音や振動の発生
を未然に防止することができたのである。
第1図は本考案にかかるスクロール形流体機械
の全体構造を示す縦断面図、第2図は同スクロー
ル形流体機械の要部を示す拡大断面図、第3図は
支持体を示す平面図、第4図は第3図−線の
断面図、第5図は従来例を示す縦断面図である。 1……ケーシング、2……固定スクロール、3
……可動スクロール、4……上部ハウジング、4
1……圧入部、5……モータ、6……下部ハウジ
ング、7……駆動軸、8……上部軸受、9……下
部軸受、13……支持体、A……組付体。
の全体構造を示す縦断面図、第2図は同スクロー
ル形流体機械の要部を示す拡大断面図、第3図は
支持体を示す平面図、第4図は第3図−線の
断面図、第5図は従来例を示す縦断面図である。 1……ケーシング、2……固定スクロール、3
……可動スクロール、4……上部ハウジング、4
1……圧入部、5……モータ、6……下部ハウジ
ング、7……駆動軸、8……上部軸受、9……下
部軸受、13……支持体、A……組付体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 固定及び可動スクロール2,3を支持し且つ駆
動軸7の上部軸受8をもつ上部ハウジング4の下
部に、前記駆動軸7を結合するモータ5と、前記
駆動軸7の下部軸受9をもつ下部ハウジング6と
を取付けた組付体Aを形成すると共に、 前記上部ハウジング4の外周面に、ケーシング
1の内面と密接する圧入部41を設け、且つ、前
記モータ5及び下部ハウジング6の外周部を前記
ケーシング1に対し非接触にして、前記組付体A
を圧入部41を固定部として前記ケーシング1の
内部に宙架状に支持する一方、 前記下部ハウジング6の下部に、前記ケーシン
グ1の内面と接触して前記組付体Aの倒れを抑制
する支持体13を取付具を介して取付けた ことを特徴とするスクロール形流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987201458U JPH0515594Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987201458U JPH0515594Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105782U JPH01105782U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0515594Y2 true JPH0515594Y2 (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=31491816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987201458U Expired - Lifetime JPH0515594Y2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515594Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170882A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Toshiba Corp | スクロ−ル・コンプレツサ |
JPS6140481A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Toshiba Corp | スクロ−ル型圧縮装置 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP1987201458U patent/JPH0515594Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58170882A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Toshiba Corp | スクロ−ル・コンプレツサ |
JPS6140481A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Toshiba Corp | スクロ−ル型圧縮装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105782U (ja) | 1989-07-17 |
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