JPH05155742A - 泡状毛髪着色剤 - Google Patents

泡状毛髪着色剤

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JPH05155742A
JPH05155742A JP32071691A JP32071691A JPH05155742A JP H05155742 A JPH05155742 A JP H05155742A JP 32071691 A JP32071691 A JP 32071691A JP 32071691 A JP32071691 A JP 32071691A JP H05155742 A JPH05155742 A JP H05155742A
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JP
Japan
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stock solution
applicator
amount
pigment
hair colorant
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JP32071691A
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Seiji Mizutani
清二 水谷
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Hoyu Co Ltd
Kashiwa Kagaku Kogyo KK
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Hoyu Co Ltd
Kashiwa Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の噴射操作で適正な量の泡状毛髪着色剤
原液を噴射できる泡状毛髪着色剤を提供する。 【構成】 一回の噴射量が、0.05〜1.0mlであ
る定量バルブ19と塗布具3を装着したエアゾール容器
1に、顔料、樹脂、噴射剤としてのジメチルエーテル及
び泡安定化剤としてのポリペプタイドを含有する原液を
充填したことを特徴とする泡状毛髪着色剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泡状毛髪着色剤に関す
るものであり、詳しくは定量バルブと塗布具を装着した
エアゾール容器に、顔料、樹脂および噴射剤を配合した
原液を充填したことを特徴とする泡状毛髪着色剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭61−190230に示さ
れるように、泡状毛髪着色剤の原液をブラシ付のエアゾ
ール容器に充填した泡状毛髪着色剤があった。これらの
泡状毛髪着色剤は、手軽に塗布できるため外出前の短時
間で染毛できる。このため、白髪を隠すためや黒髪に鮮
かな着色を施すために広く使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の泡状毛髪着色剤においては、エアゾール容器の噴射
ボタンを押し続ける時間によって泡状毛髪着色剤原液の
噴射量を調節する形態を採っており、使い慣れない人に
は噴射量の調節がうまくできないといった問題があっ
た。例えば、噴射量が多すぎる場合には、泡がたれおち
て地肌や衣服を汚したり、塗布量の過多によるゴワツ
キ、粉ふき、ツヤ不足が生じていた。また、噴射量が少
なすぎる場合には、塗布量の不足による被覆力の不足が
生じていた。
【0004】本発明は上記課題を解決し、1回の噴射操
作で適正な量が噴射できる泡状毛髪着色剤を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の泡状毛
髪着色剤は、定量バルブと塗布具を装着したエアゾール
容器に、顔料、樹脂および噴射剤を含有する原液を充填
したことを要旨とする。本発明に使用されるエアゾール
容器は、エアゾール缶に定量バルブと塗布具を装着した
ものである。定量バルブを装着しているため、1回の噴
射操作すなわち噴射ボタンの押下によって、定量バルブ
の内部に存在する原液のみが噴射される。1回の噴射操
作によって噴射される泡状毛髪着色剤原液の好ましい量
は、0.05〜1.0mlである。噴射量が0.05m
lより少ない場合には、被覆力が低下する傾向にあり、
また、1回で毛髪に塗布できる面積が小さくなりすぎる
傾向にある。また、噴射量が1.0mlよりも多いと、
1回で毛髪に塗布できる面積が大きくなりすぎ塗布操作
中に泡が消失し垂れ落ちて地肌や衣服を汚す恐れがあ
り、また、塗布量の過多によるゴワツキ、粉ふき、ツヤ
不足が生じる傾向がある。1回の噴射操作によって噴射
される泡状毛髪着色剤原液の量が、0.1〜0.5ml
であると、更に使いやすく良好な塗布結果が得られ好ま
しい。また、適正な噴射量は、塗布具の泡の保持可能量
によっても変化するので、装着する塗布具に合わせて上
記範囲内で調節する。
【0006】また、本発明の泡状毛髪着色剤の原液は、
以下に示すような顔料、樹脂および噴射剤を含有する。 (1)顔料 顔料の配合量は、原液に対して0.01〜15重量%が
好ましく、更に好ましくは0.1〜10重量%である。
顔料の配合量が0.01重量%未満では染毛効果が低下
する傾向にあり、また15重量%を越えた場合には顔料
を原液中に安定に分散し難い傾向がある。
【0007】顔料としては、例えば以下のようなものが
配合可能である。 (a)無機顔料 酸化亜鉛、酸化チタン、ベンガラ、酸化クロム、酸化コ
バルト、黒酸化鉄、黄酸化鉄、水酸化クロム、水酸化ア
ルミニウム、紺青、硫酸バリウム、含水珪酸塩、無水珪
酸、珪酸アルミニウム、タルク、カオリン、カルミン、
雲母、炭酸マグネシウム、ベントナイト、群青、マンガ
ンバイオレット、カーボンブラック、アルミニウム、
銅、金、雲母チタン (b)有機顔料 ・赤色202,203,204,205,206,20
7,208,219,220,221,228,40
4,405号 ・だいだい色203,204,401号 ・黄色205,401号 ・青色404号 (c)その他 ・染料樹脂固溶体 ・昼光蛍光顔料 ・天然顔料…鉱物顔料(クレー等)、天然染料レーキ
(マダーレーキ、コチニールレーキ等)特に、ベンガ
ラ、紺青、群青、黄酸化鉄、カルミン、雲母チタン、カ
ーボンブラツク、アゾ顔料、フタロシアニン顔料が好ま
しい。 (2)樹脂 樹脂の配合量は、原液に対して0.1〜15重量%が好
ましく、更に好ましくは1〜10重量%である。樹脂の
配合量が0.1重量%未満であると、顔料の保持力が弱
く色落ちしやすくなる傾向がある。また、樹脂の配合量
が15重量%より多いと、塗布した部分がごわついた
り、バルブステム等が詰まって出にくくなる傾向があ
る。
【0008】樹脂としては、カチオン性、両性、アニオ
ン性及び非イオン性樹脂が配合可能であり、例えば以下
のようなものが配合可能である。 (a)ポリビニルピロリドン系高分子化合物 ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸ビニル
の共重合物、ポリビニルピロリドン/メタアクリル酸/
メタアクリル酸エステルの共重合物、ビニルピロリドン
/酢酸ビニル/アルキルアミノアクリレートの共重合物
など。
【0009】市販品としては、BASF社のルビスコル
(Luviscol) K,VA, VAP, GAF社のPVP X,PVP/VA な
ど。 (b)酸性ビニルエーテル系高分子化合物 メチルビニルエーテルと無水マレイン酸の共重合物の低
級アルキルハーフエステルなど。
【0010】市販品としては、GAF社のカ゛ントレッツES-22
5,ES-335,ES-425 など。 (c)酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物 酢酸ビニルとクロトン酸の共重合物、酢酸ビニルとクロ
トン酸とネオデカン酸ビニルの三元共重合体、酢酸ビニ
ルとクロトン酸とプロピオン酸ビニルの三元共重合体、
酢酸ビニルとN−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリ
ンの共重合体など。
【0011】市販品としては、BASF社のルヒ゛セットCA,C
AP, ナショナル スターチ(National Starch)社のレシ゛
ン28-1310,28-2930, ダウ ケミカル(Dow Chemical)社
のデューレックス(Dewlex) など。 (d)酸性アクリル系高分子化合物 アクリル酸および/またはメタクリル酸と、アクリル酸
アルキルエステルおよび/またはメタクリル酸アルキル
エステルとの共重合体、アクリル酸とアクリル酸アルキ
ルエステルとN−アルキルアクリルアミドの共重合体な
ど。
【0012】市販品としては、互応化学のフ゜ラスサイス゛L-53
P,53D,7400,7410,7420,7480,53PB,8011、 BASF社のウ
ルトラホールト゛8 など。 (e)両性アクリル系高分子化合物 ジアルキルアミノエチルメタクリレート、ジアルキルア
ミノエチルアクリレート、ジアセトンアクリルアミド等
とアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸アルキルエステル等を共重合し、ハ
ロゲン化酢酸で両性化した化合物、アクリル酸ヒドロキ
シプロピルとメタアクリル酸ブチルアミノエチル及びア
クリル酸オクチルアミドの三元共重合体など。
【0013】市販品としては、三菱油化のユカフォーマーAM75-
201,202,204,R205,R205S,206,W,WH,ナショナル スター
チ(National Starch)社のアンフォマー(Amphomer)
など。特に、酸性アクリル系高分子化合物、N−メタク
リロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム・α−
N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチル共
重合体が好ましい。 (3)噴射剤 噴射剤としては、液化石油ガス、ジメチルエーテルまた
はこれらの混合物が使用できる。特にジメチルエーテル
が原液中に均一に分散し易く好ましい。配合量は原液に
対して1〜30重量%が好ましく、更に好ましくは3〜
15重量%である。噴射剤の配合量が1重量%未満の場
合には、泡になりにくく、塗布する場合の延びが悪くな
る傾向にあり、30重量%を越える場合には噴射力が強
すぎて良好な発泡が得られない傾向にある。
【0014】また、本発明の泡状毛髪着色剤の原液に泡
安定化剤としてポリペプタイド又はその誘導体を加えて
もよい。ポリペプタイド及びその誘導体としてはコラー
ゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオ
リン、大豆蛋白、カゼイン、ゼラチン等の蛋白質を酸、
アルカリ、酵素等により加水分解した加水分解物、及び
これらを4級化したカチオン変性蛋白質が利用できる。
配合量は原液に対して0.05〜5.0重量%が好まし
く、更に好ましくは0.1〜3.0重量%である。泡安
定化剤の配合量が0.05重量%未満の場合には泡安定
の効果が低下する傾向にあり、5.0重量%を越える場
合には塗布時に毛髪上で泡が消えにくいという傾向にあ
る。
【0015】その他、公知の毛髪化粧料の成分として以
下のものを配合することができる。 ・発泡剤…アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤。発泡剤の
配合量は0.01〜10重量%とすると良好な発泡が得
られ好ましい。 ・有機溶媒…エタノール、イソプロパノール、エチレン
グリコール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、酢
酸メチルなど。 ・保湿剤…グリセリン、1,3−ブチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビ
トール、ヒアルロン酸など。 ・油脂類…ヒマシ油、カカオ脂、ミンク油、アボガド
油、オリーブ油など。 ・ロウ類…ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロ
ウ、キャンデリラロウなど。 ・高級アルコール…セチルアルコール、オレイルアルコ
ール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコールな
ど。 ・脂肪酸エステル…ミリスチン酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレ
ングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサ
ン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクチルドデシルな
ど。 ・シリコーン誘導体…ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコー
ン、エポキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、
アルキル変性シリコーンなど。 ・その他、香料、防腐・殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、動・植物抽出成分などを適宜配合できる。
【0016】本発明により、1回の噴射操作で適正な量
の泡状毛髪着色剤原液を噴射できる泡状毛髪着色剤を提
供することができるのは、以下の理由によるものであ
る。即ち、エアゾール缶に定量バルブを装着したため
に、1回の噴射操作では、定量バルブ内部に存在する原
液分しか噴射されない。従って、適正な容積を持つ定量
バルブを使用することによって、1回の噴射操作で塗り
やすく垂れ落ちない適正な量の泡状毛髪着色剤原液を噴
射できる。
【0017】更に、上記発明の泡状毛髪着色剤におい
て、噴射剤としてジメチルエーテルを使用したことによ
って、噴射剤が原液中に均一に分散し易く安定した泡が
得られる。通常のバルブを使用したエアゾール式の泡状
毛髪着色剤を使用するときには、使用前に容器をよく振
って、噴射剤を原液中に均一に分散させてから噴射させ
る。しかし、定量バルブ内の狭い領域では、振っても噴
射剤を充分均一に分散することができず、泡の安定性が
悪くなる。上述のように、噴射剤として原液中に均一に
分散し易いジメチルエーテルを使用することによってこ
の問題を解決することができる。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。 <実施例1>以下に示す組成の原液を調整した。
【0019】 精製水で100%にする。この原液を、一回の噴射量が
0.3mlの定量バルブと泡の保持量4.0mlの塗布具を装着し
たエアゾール容器に充填した。
【0020】図1に本実施例で使用したエアゾール容器
1の側面断面図を示す。図1において、エアゾール缶2
1の上端開口部には定量バルブ19が取り付けられてい
る。定量バルブ19のバルブステム37には連結管15
が取り付けられている。連結管15には、パイプ9が取
り付けられており、パイプ9の他端はブラシ状の塗布具
3の下部にあるパイプ挿入孔29に上下移動可能なよう
に挿入されている。塗布具3に開けられたパイプ挿入孔
29は、噴口27を経由してブラシ台空洞25に通じて
いる。ブラシ台空洞25の内壁には、更に、塗布具3の
ブラシ歯7のある面に貫通する小孔23が複数設けられ
ている。塗布具3は塗布具支持部13によって支えられ
ており、塗布具支持部13の一部には、指挿入用開口部
31が設けられている。また、エアゾール缶21の上端
部付近を覆うように肩カバー17が設けられており、肩
カバー17には、屈曲部11と押圧指掛部33が設けら
れている。押圧指掛部33は、押下部35と接触してお
り、押下部35はバルブステム37と接触している。塗
布具3及び塗布具支持部13は、キャップ5によって覆
われており、このキャップ5を取り外して使用する。ま
た、定量バルブ19の下方のエアゾール缶21の内容物
(泡状毛髪着色剤原液)の取入れ口からエアゾール缶2
1の内部に向けて、ディップチューブ39が取り付けら
れている。このディップチューブ39の存在により、エ
アゾール容器1は正立位及び倒立位の双方の状態で使用
できる。例えばエアゾール缶21の直径は25mm前
後,高さは98.5mm前後である。エアゾール缶21
底部からキャップ5頂部までの高さは169.5mm前
後である。
【0021】図2に、図1の定量バルブ19部分の拡大
図を示す。図2の中央より左側は、定量バルブ19の使
用前の状態を示し、中央より右側は、バルブステム37
が下に押し込まれ、定量バルブ19の使用時(噴射中)
の状態を示す。定量バルブ19は、バルブステム37、
ステムラバー601、ハウジング605、スプリング6
07、充填弁609、O−リング611から構成されて
いる。ステムラバー601は、エアゾール缶21のマウ
ンテンカップ603と定量バルブ19のバルブステム3
7及びハウジング605に密着し、エアゾール缶21内
部と外部とを遮断している。スプリング607は、バル
ブステム37に対して、常に上方向の力を与えている。
また、バルブステム37には、定量バルブ19内部と外
部とをつなぐステム小孔613が貫通している。使用前
には、ステム小孔613はステムラバー601によって
塞がれているが、使用時には、バルブステム37が下に
押し下げられてステムラバー601が湾曲し、ステム小
孔613は開放状態になる。また、使用時には、バルブ
ステム37が下に押し下げられることによって、O−リ
ング611がハウジング605に密着し、定量バルブ1
9内部とエアゾール缶21内部との間が遮断される。従
って、使用時には、バルブステム37とO−リング61
1とハウジング605とステムラバー601とによって
囲まれた一定の領域内の泡状毛髪着色剤原液のみが、ス
テム小孔613を経由して外部に噴射される。
【0022】使用時には、エアゾール缶21を片手で握
り、人さし指を指挿入用開口部31から挿入して、押圧
指掛部33を押下する。肩カバー17はポリエチレン等
の可撓性の材料で作られているため、押圧指掛部33が
押下されると屈曲部11で曲がり下方に下がり、押下部
35を押し下げる。押下部35が押し下げられると、バ
ルブステム37がエアゾール缶21内部方向に押し込ま
れる。バルブステム37がエアゾール缶21内部方向に
押し込まれると、定量バルブ19の働きにより、所定量
の泡状毛髪着色剤原液が噴射される。噴射された泡状毛
髪着色剤原液は、連結管15及びそれに接続されたパイ
プ9を経由して噴口27に到達し、ブラシ台空洞25に
充満し、更に小孔23から噴出して塗布具3表面に到達
する。この塗布具3によって毛髪を撫でつけることによ
り染毛する。
【0023】上記泡状毛髪着色剤を使用したところ、塗
布具3への過不足のない泡状毛髪着色剤原液の送付がで
き、泡状毛髪着色剤原液のたれおちや塗布量の過多もな
く、毛髪へ十分な被覆力で着色できた。また、泡の安定
性も優れていた。 <実施例2>以下に示す組成の原液を調整した。
【0024】 精製水で100%にする。
【0025】この原液を、実施例1と同型のエアゾール
容器に充填した。但し、実施例1の定量バルブ19と塗
布具3の替わりに一回の噴射量が0.1mlの定量バルブと
泡の保持量1.5mlの塗布具を装着した。上記泡状毛髪着
色剤を使用したところ、塗布具への過不足のない泡状毛
髪着色剤原液の送付ができ、泡状毛髪着色剤原液のたれ
おちや塗布量の過多もなく、毛髪へ十分な被覆力で着色
できた。また、ワンプッシュ毎の泡の状態も良好であっ
た。
【0026】以上述べたように、本実施例1及び2の泡
状毛髪着色剤によれば、1回の噴射操作で適正な量の泡
状毛髪着色剤原液を噴射でき、塗布具へ過不足のない泡
状毛髪着色剤原液の送付ができた。その結果、泡状毛髪
着色剤原液が垂れ落ちることも、塗布量の過多によるゴ
ワツキ、粉ふき、ツヤ不足なども生じなかった。また、
塗布量の不足による被覆力の不足も生じなかった。ま
た、毎回の噴射において、常に安定した良好な泡が得ら
れた。
【0027】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の泡状毛髪
着色剤によれば、1回の噴射操作で適正な量の泡状毛髪
着色剤原液を噴射できる泡状毛髪着色剤を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に使用されるエアゾール容器
の断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【符号の説明】
1・・・エアゾール容器、 3・・・塗布具、 5・・
・キャップ 7・・・ブラシ歯、 9・・・パイプ、 11・・屈曲
部 13・・塗布具支持部、 15・・連結管、 17・・
肩カバー 19・・定量バルブ、 21・・エアゾール缶、 23
・・小孔 25・・ブラシ台空洞、 27・・噴口、 29・・パ
イプ挿入孔 31・・指挿入用開口部、 33・・押圧指掛部、 3
5・・押下部 37・・バルブステム、 39・・ディップチューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定量バルブと塗布具を装着したエアゾー
    ル容器に、顔料、樹脂および噴射剤を含有する原液を充
    填したことを特徴とする泡状毛髪着色剤。
  2. 【請求項2】 定量バルブによる一回の噴射量が、原液
    の量にして0.05〜1.0mlであることを特徴とす
    る請求項1記載の泡状毛髪着色剤。
  3. 【請求項3】 噴射剤としてジメチルエーテルを含有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の泡状毛髪着色
    剤。
  4. 【請求項4】 上記原液に泡安定化剤としてポリペプタ
    イドまたはその誘導体を加えたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか記載の泡状毛髪着色剤。
JP32071691A 1991-12-04 1991-12-04 泡状毛髪着色剤 Pending JPH05155742A (ja)

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