JPH05155573A - エスカレータの踏段装置 - Google Patents

エスカレータの踏段装置

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Publication number
JPH05155573A
JPH05155573A JP32556391A JP32556391A JPH05155573A JP H05155573 A JPH05155573 A JP H05155573A JP 32556391 A JP32556391 A JP 32556391A JP 32556391 A JP32556391 A JP 32556391A JP H05155573 A JPH05155573 A JP H05155573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
riser
cleat
escalator
foot
adjacent
Prior art date
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Pending
Application number
JP32556391A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiichi Ishii
禎一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32556391A priority Critical patent/JPH05155573A/ja
Publication of JPH05155573A publication Critical patent/JPH05155573A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】下段でエスカレータに乗った乗客の足のつま先
が、走行前側の隣接するライザのクリートに接する位置
になっても、踏段がインクライン部から水平部に移る箇
所で足のつま先がクリートとライザの間に挟み込まれな
いようにする。 【構成】踏段10にはクリート13を設けたステップ11とク
リート14を設けたライザ12を装着し、このライザ12のク
リート14の下部に突出部15を設ける。ステップ11は、隣
接する踏段10の突出部15と噛み合うときに支障を生じな
いように形成する。突出部15は、上面を傾斜面15aとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータに係り、
特に踏段がインクライン部から水平部に移る箇所におい
て、乗客の足がステップとライザの間に挟まれるのを防
止するようにした踏段の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のエスカレータの踏段がイ
ンクライン部にある状態を示す側面図で、複数個の踏段
1が無端状としたチェーン(図示しない)を介して連結
され、図示しないガイドレールにローラを介して支持案
内され走行移動している。この踏段1には、上面側にス
テップ2と、正面側にライザ3が装着され、それぞれに
クリート4,5が設けられている。4aはクリート4の
表面、4bはクリート4の溝の底面、5aはクリート5
の表面、5bはクリート5の溝の底面を示す。
【0003】ところで、エスカレータの乗客に関する事
故では、ハンドレールより身体を乗り出して乗っていた
ため、身体の一部をエスカレータと建物の間に挟み込ま
れる事故、ステップの幅方向端部に乗っていたため、足
をステップとスカートガードパネルの間に挟み込まれる
事故、足の位置が走行前側の踏段の方に偏っていたた
め、インクライン部から水平部に移る箇所でステップと
ライザの間に足を挟み込まれる事故等の多いのが現状で
ある。
【0004】何れの事故防止にも、エスカレータを利用
する乗客に対し注意を喚起することが重要であるが、こ
れのみでは防止できない。そこで、従来のエスカレータ
には、建物とエスカレータの間に身体の一部を挟まれる
事故に対しては、三角部ガード等を設けた防護対策が施
され、ステップとスカートガードパネルとの間に挟まれ
る事故に対しては、スカートガード安全スイッチを設け
た防護対策が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
プとライザの間に足を挟まれる事故に対しては、防護対
策は施されていない。このため、例えば図6に示すよう
に下段でエスカレータに乗り込んだ乗客の足6が破線で
示すような位置になった場合、インクライン部で隣接す
るステップとの間に段差ができたとき、乗客のつま先は
隣接する踏段のライザのクリートの表面に接しているこ
とになる。このような状態のまま上昇していき上段でイ
ンクライン部から水平部に移る箇所において、隣接する
踏段のステップとの段差がなくなるとき、乗客の乗って
いるステップと隣接する踏段のライザの間に相対運動が
発生し、乗客のつま先が隣接する踏段のライザとの摩擦
によりステップとライザの間に挟み込まれて負傷した
り、または身体のバランスを崩して転倒する恐れ等があ
る。そこで、このような事故を防止し、安全な輸送手段
として利用できるようにしたエスカレータの踏段装置の
実現が望まれていた。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、乗客がエスカレータに乗ったとき、不用意に走
行前側の隣接するステップに足のつま先を接していて
も、水平部からインクライン部に移る箇所、すなわち、
隣接するステップとの間に段差ができるとき、自動的に
乗客の足をステップ中央に移すことを喚起し、インクラ
イン部から水平部に移る箇所、すなわち、隣接するステ
ップとの段差がなくなるとき、乗客の足と隣接するライ
ザの間に隙間ができるようにして、乗客の足がステップ
とライザの間に挟み込まれる事故を防止したエスカレー
タの踏段装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クリートをそ
れぞれ設けたステップとライザを備えたエスカレータの
踏段装置において、ライザに設けクリートの下部に突出
部を設けたものである。
【0008】
【作用】下段でエスカレータに乗った乗客の足のつま先
が走行前側の隣接するライザのクリートの表面に接する
ような位置になっても、踏段が水平部からインクライン
部に移る箇所で突出部が足のつま先の底面に当って押上
げる。これによって、足をステップの中央寄りに押し出
すか、またはつま先の感覚で乗っている足の位置が適当
でないことを乗客に知らせ、足の位置をステップの中央
寄りに移動させるようにし、踏段がインクライン部から
水平部に移るときにつま先をクリートとライザの間に挟
み込まれる事故を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例を示す側面図であ
り、図2は、本発明の一実施例の要部を拡大して示す詳
細図である。図1において、複数個の踏段10は、上述し
た従来のエスカレータと同様に無端状としたチェーン
(図示しない)を介して連結され、図示しないガイドレ
ールにローラを介して支持案内され走行移動している。
【0010】踏段10には、上面側にステップ11と、正面
側にライザ12が装着され、それぞれにクリート13,14が
設けられている。クリート13は上述した従来のステップ
2に設けられているクリート4とほぼ同様の形状であ
る。また、クリート14は、下部に突出部15を設けた以外
は、上述した従来のライザ3に設けられているクリート
5とほぼ同様の形状である。ここで、突出部15は、クリ
ート14の表面14aを適宜寸法突出させて形成しており、
上面15aはステップ11の面に対して適宜の傾斜を持つよ
うにし、前面15bはライザ12の前面の曲率半径より小さ
い曲率半径の円弧面としている。一方、ステップ11は、
インクライン部で隣接する踏段10の突出部15と噛み合う
ときに支障を生じないようにするため、クリート13の溝
の底面13bで上段側(図1で右側)の端部を、上述した
従来のクリート4の溝の底面4bより切欠きを大きくし
ておく。
【0011】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。いま、下段でエスカレータに乗り込んだ
乗客の足が図5に破線で示すような位置になった場合、
水平部からインクライン部へ移る箇所で隣接する踏板の
ステップと段差が生じると、突出部15の上面15aは適宜
の傾斜を持っているので、この上面15aが図3に示すよ
うに足6のつま先の底面に当って押上げ、足6をステッ
プ11の中央寄りに押し出すか、または乗客につま先の感
覚で乗っている足の位置が適当でない(つまり、足6の
位置が前過ぎる)ことを知らせ、これにより、乗客の足
をステップ11の中央寄りに移動させるようにし、つま先
がステップ11とライザ12の間に挟み込まれる事故を防止
し、安全を図ることができる。
【0012】なお、以上説明した実施例では、突出部15
をライザ12に一体に設けたが、図3に示すように別体の
突出部16とし、この突出部16をねじ17で取付けるように
してもよい。ここで、突出部16はライザ12と同じ材質で
製作するか、またはライザ12とは異なる色(例えば黄
色)の合成樹脂材で製作する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イザに設けたクリートの下部に突出部を設けているの
で、エスカレータにのった乗客の足のつま先が隣接する
ライザのクリート表面に接するような位置になっても、
踏段がインクライン部から水平部に移るときにライザと
クリートの間に挟み込まれるのを防止し、安全をさらに
向上したエスカレータの踏段装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の構成を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例の要部を拡大して示す側面
図。
【図3】本発明の一実施例の作用を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例の要部を拡大して示す側面
図。
【図5】従来のエスカレータの踏段がインクライン部に
ある状態を示す側面図。
【図6】従来のエスカレータの踏段装置の下段における
ステップとライザの位置関係を示す説明図。
【符号の説明】
10…踏段、11…ステップ、12…ライザ、13,14…クリー
ト、15…突出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリートをそれぞれ設けたステップとラ
    イザを備えたエスカレータの踏段装置において、前記ラ
    イザに設けた前記クリートの下部に突出部を設けたこと
    を特徴とするエスカレータの踏段装置。
JP32556391A 1991-12-10 1991-12-10 エスカレータの踏段装置 Pending JPH05155573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32556391A JPH05155573A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エスカレータの踏段装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32556391A JPH05155573A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エスカレータの踏段装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05155573A true JPH05155573A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18178294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32556391A Pending JPH05155573A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エスカレータの踏段装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05155573A (ja)

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