JPH05155132A - 感熱記録紙 - Google Patents
感熱記録紙Info
- Publication number
- JPH05155132A JPH05155132A JP3320223A JP32022391A JPH05155132A JP H05155132 A JPH05155132 A JP H05155132A JP 3320223 A JP3320223 A JP 3320223A JP 32022391 A JP32022391 A JP 32022391A JP H05155132 A JPH05155132 A JP H05155132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- recording paper
- thermal recording
- electron
- acetophenone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発色濃度、発色感度等の発色性に優れ、高速
記録に適した感熱記録紙の提供。 【構成】 一般式[1]で表されるアセトフェノン誘導
体を熱溶融性化合物として電子供与性無色染料と電子受
容性化合物とを一緒に含む感熱記録層を支持体上に設け
た感熱記録紙。
記録に適した感熱記録紙の提供。 【構成】 一般式[1]で表されるアセトフェノン誘導
体を熱溶融性化合物として電子供与性無色染料と電子受
容性化合物とを一緒に含む感熱記録層を支持体上に設け
た感熱記録紙。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録紙に関する。さ
らに詳しくは発色性に優れた感熱記録紙に関する。
らに詳しくは発色性に優れた感熱記録紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱、圧力、光などのエネルギ
ーを利用した化学的発色システムが数多く知られてい
る。例えば、熱エネルギーを利用した感熱記録紙、感熱
転写紙、圧力エネルギーを利用した感圧記録紙、圧力、
光エネルギーを利用した感光感圧記録紙等がある。
ーを利用した化学的発色システムが数多く知られてい
る。例えば、熱エネルギーを利用した感熱記録紙、感熱
転写紙、圧力エネルギーを利用した感圧記録紙、圧力、
光エネルギーを利用した感光感圧記録紙等がある。
【0003】通常無色または淡色の電子供与性染料と該
染料と接触して発色する電子受容性化合物、いわゆる顕
色剤から成る感熱記録紙は、特公昭45−14039号
等に開示され広く実用化されている。感熱記録紙は、微
細な粒子に粉砕された電子供与性無色染料と電子受容性
化合物を含有する感熱記録層に熱エネルギーを加え、発
色成分を溶融し、接触させ発色するという原理に基づい
ている。熱ヘッドを用いる感熱記録方式はノンインパク
トで記録時の騒音がなく、小型、軽量化でき、保守管理
が容易であるなど多くの利点があり、ファクシミリ、各
種プリンター、レコーダー、自動券売機等に利用されて
いる。
染料と接触して発色する電子受容性化合物、いわゆる顕
色剤から成る感熱記録紙は、特公昭45−14039号
等に開示され広く実用化されている。感熱記録紙は、微
細な粒子に粉砕された電子供与性無色染料と電子受容性
化合物を含有する感熱記録層に熱エネルギーを加え、発
色成分を溶融し、接触させ発色するという原理に基づい
ている。熱ヘッドを用いる感熱記録方式はノンインパク
トで記録時の騒音がなく、小型、軽量化でき、保守管理
が容易であるなど多くの利点があり、ファクシミリ、各
種プリンター、レコーダー、自動券売機等に利用されて
いる。
【0004】近年、感熱記録方式の普及に伴い用途が多
様化し、記録の高速化と高画質が要求され、これらの特
性を改良するため記録材料の研究開発が鋭意行われてい
る。発色性を向上させる手段として電子供与性無色染料
と電子受容性化合物よりも融点の低い熱溶融性化合物を
感熱記録層に含有させ、先に溶融した熱溶融性化合物に
よって電子供与性無色染料と電子受容性化合物を溶解し
接触させ発色開始温度を下げる方法がとられている。
様化し、記録の高速化と高画質が要求され、これらの特
性を改良するため記録材料の研究開発が鋭意行われてい
る。発色性を向上させる手段として電子供与性無色染料
と電子受容性化合物よりも融点の低い熱溶融性化合物を
感熱記録層に含有させ、先に溶融した熱溶融性化合物に
よって電子供与性無色染料と電子受容性化合物を溶解し
接触させ発色開始温度を下げる方法がとられている。
【0005】ここで述べる熱溶融性化合物は一般的には
増感剤と称され、下記に示す例が特許に開示されてい
る。特公昭43−4160号には尿素、無水フタル酸、
アセトアニリドが、特開昭48−19231号にはパラ
フィンワックス、カルナバワックス、密ろう、木ろう
が、特公昭49−17748号にはサリチル酸、アニス
酸、フタル酸モノフェニルエステル、フタル酸モノベン
ジルエステルが、特公昭51−27599号にはパラフ
ィンワックスと脂肪酸アミドの組み合わせが、特開昭5
4−139740号にはステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド等の脂肪酸アミドを増感剤として添加すること
が記載されている。
増感剤と称され、下記に示す例が特許に開示されてい
る。特公昭43−4160号には尿素、無水フタル酸、
アセトアニリドが、特開昭48−19231号にはパラ
フィンワックス、カルナバワックス、密ろう、木ろう
が、特公昭49−17748号にはサリチル酸、アニス
酸、フタル酸モノフェニルエステル、フタル酸モノベン
ジルエステルが、特公昭51−27599号にはパラフ
ィンワックスと脂肪酸アミドの組み合わせが、特開昭5
4−139740号にはステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド等の脂肪酸アミドを増感剤として添加すること
が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの熱溶
融性化合物を感熱記録材料として用いた場合、発色濃
度、発色感度とも充分とは言い難い。これらの要求を満
たす化合物を探索するのは非常に困難を要するものであ
る。
融性化合物を感熱記録材料として用いた場合、発色濃
度、発色感度とも充分とは言い難い。これらの要求を満
たす化合物を探索するのは非常に困難を要するものであ
る。
【0007】本発明の目的は、合成が容易で、発色濃
度、発色感度等の発色性が十分で、高速記録に適した感
熱記録用熱溶融性化合物を開発することにある。
度、発色感度等の発色性が十分で、高速記録に適した感
熱記録用熱溶融性化合物を開発することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これら課
題を解決するため鋭意検討した結果、一般式[1]で表
されるアセトフェノン誘導体を熱溶融性化合物として電
子供与性無色染料と電子受容性化合物と一緒に用いる
と、発色性が極めて改善されることを見出し、本発明を
完成するに至った。
題を解決するため鋭意検討した結果、一般式[1]で表
されるアセトフェノン誘導体を熱溶融性化合物として電
子供与性無色染料と電子受容性化合物と一緒に用いる
と、発色性が極めて改善されることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0009】本発明の、アセトフェノン誘導体は下記一
般式[1]で表すことができ、式中R1 は水素、アルキ
ル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アシル
基、アリール基、アラルキル基を表し、R2 はアリール
基、アラルキル基を表す。これらの基はさらに他の置換
基で置換されてもよい。そのような置換基として、アル
キル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アシ
ル基、アリール基、アリールオキシ基、アリールカルボ
ニルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、アラルキ
ル基を上げることができる。
般式[1]で表すことができ、式中R1 は水素、アルキ
ル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アシル
基、アリール基、アラルキル基を表し、R2 はアリール
基、アラルキル基を表す。これらの基はさらに他の置換
基で置換されてもよい。そのような置換基として、アル
キル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アシ
ル基、アリール基、アリールオキシ基、アリールカルボ
ニルオキシ基、アリールオキシカルボニル基、アラルキ
ル基を上げることができる。
【0010】
【化2】 本発明の化合物は種々の合成法により合成することがで
きる。例えば、Tetrahedron Letter
s,5,543,1970に記載されているJames
B.Hedricksonらの合成法で合成すること
ができ、この方法はフェノールまたはアルコールのアセ
トン溶液に炭酸カリウムの存在下、2−ブロムアセトフ
ェノンのアセトン溶液を室温で数分から数時間かけて滴
下し、その後50〜60℃で数時間反応すると得られ
る。
きる。例えば、Tetrahedron Letter
s,5,543,1970に記載されているJames
B.Hedricksonらの合成法で合成すること
ができ、この方法はフェノールまたはアルコールのアセ
トン溶液に炭酸カリウムの存在下、2−ブロムアセトフ
ェノンのアセトン溶液を室温で数分から数時間かけて滴
下し、その後50〜60℃で数時間反応すると得られ
る。
【0011】本発明の化合物を具体的に以下例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0012】2−(1−ナフトキシ)アセトフェノン、
2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、2−(フェノ
キシ)アセトフェノン、2−(4−ブロムフェノキシ)
アセトフェノン、2−(4−クロルフェノキシ)アセト
フェノン、2−(4−ベンジルフェノキシ)アセトフェ
ノン、2−(4−メチルフェノキシ)アセトフェノン、
2−(4−メトキシフェノキシ)アセトフェノン、2−
(4−tert−オクチルフェノキシ)アセトフェノ
ン、2−(4−フェニルカルボニルオキシフェノキシ)
アセトフェノン、2−(2−ベンゾイルフェノキシ)ア
セトフェノン、2−(4−クミルフェノキシ)アセトフ
ェノン、2−(2,4−ジクミルフェノキシ)アセトフ
ェノン、2−(2−シクロヘキシルフェノキシ)アセト
フェノン、2−(ベンジルオキシ)アセトフェノン、2
−(2−フェノキシエトキシ)アセトフェノン、p−ブ
ロム−2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、p−メ
チル−2−(4−フェニルフェノキシ)アセトフェノ
ン、p−メトキシ−2−(4−クロルフェノキシ)アセ
トフェノン、o−メトキシ−2−(4−ブロモフェノキ
シ)アセトフェノン、p−ニトロ−2−(4−フェニル
フェノキシ)アセトフェノン、p−フェニル−2−(4
−ブロムフェノキシ)アセトフェノン、p−アセトキシ
−2−(2−フェニルフェノキシ)アセトフェノン、p
−ベンジル−2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、
p−フェニル−2−(4−フェニルオキシカルボニルフ
ェノキシ)アセトフェノン、o−ベンジル−2−(2−
クロルフェノキシ)アセトフェノン等を上げることがで
きる。
2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、2−(フェノ
キシ)アセトフェノン、2−(4−ブロムフェノキシ)
アセトフェノン、2−(4−クロルフェノキシ)アセト
フェノン、2−(4−ベンジルフェノキシ)アセトフェ
ノン、2−(4−メチルフェノキシ)アセトフェノン、
2−(4−メトキシフェノキシ)アセトフェノン、2−
(4−tert−オクチルフェノキシ)アセトフェノ
ン、2−(4−フェニルカルボニルオキシフェノキシ)
アセトフェノン、2−(2−ベンゾイルフェノキシ)ア
セトフェノン、2−(4−クミルフェノキシ)アセトフ
ェノン、2−(2,4−ジクミルフェノキシ)アセトフ
ェノン、2−(2−シクロヘキシルフェノキシ)アセト
フェノン、2−(ベンジルオキシ)アセトフェノン、2
−(2−フェノキシエトキシ)アセトフェノン、p−ブ
ロム−2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、p−メ
チル−2−(4−フェニルフェノキシ)アセトフェノ
ン、p−メトキシ−2−(4−クロルフェノキシ)アセ
トフェノン、o−メトキシ−2−(4−ブロモフェノキ
シ)アセトフェノン、p−ニトロ−2−(4−フェニル
フェノキシ)アセトフェノン、p−フェニル−2−(4
−ブロムフェノキシ)アセトフェノン、p−アセトキシ
−2−(2−フェニルフェノキシ)アセトフェノン、p
−ベンジル−2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン、
p−フェニル−2−(4−フェニルオキシカルボニルフ
ェノキシ)アセトフェノン、o−ベンジル−2−(2−
クロルフェノキシ)アセトフェノン等を上げることがで
きる。
【0013】本発明の感熱記録材料を用いて感熱記録紙
を作成するには、前記、一般式[1]の化合物、電子供
与性無色染料、電子受容性化合物はそれぞれボ−ルミ
ル、アトライタ−、サンドグラインダ−等の粉砕機ある
いは乳化機で微粒子化し、バインダ−、填料を加え感熱
記録紙用塗料またはインキとすることができる。この
時、目的に応じて各種の添加剤、例えば、紫外線吸収
剤、消泡剤、蛍光増白剤、耐水化剤、ワックス等の滑剤
等を添加することができる。
を作成するには、前記、一般式[1]の化合物、電子供
与性無色染料、電子受容性化合物はそれぞれボ−ルミ
ル、アトライタ−、サンドグラインダ−等の粉砕機ある
いは乳化機で微粒子化し、バインダ−、填料を加え感熱
記録紙用塗料またはインキとすることができる。この
時、目的に応じて各種の添加剤、例えば、紫外線吸収
剤、消泡剤、蛍光増白剤、耐水化剤、ワックス等の滑剤
等を添加することができる。
【0014】この塗料をエア−ナイフコ−タ−、ブレ−
ドコ−タ−、ロ−ルコ−タ−等の各種コ−タ−等で任意
の支持体に塗工したり、フレキソ、グラビア印刷機等で
印刷すると発色性に優れた感熱記録紙等が得られる。
ドコ−タ−、ロ−ルコ−タ−等の各種コ−タ−等で任意
の支持体に塗工したり、フレキソ、グラビア印刷機等で
印刷すると発色性に優れた感熱記録紙等が得られる。
【0015】本発明の一般式[1]の化合物以外は感熱
記録紙の分野で公知の材料をそのまま使用することがで
き、これらの材料について以下に簡単に述べる。
記録紙の分野で公知の材料をそのまま使用することがで
き、これらの材料について以下に簡単に述べる。
【0016】代表的な電子供与性無色染料を以下例示す
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、又これ
らの電子供与性無色染料は2種以上混合して使用するこ
ともできる。
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、又これ
らの電子供与性無色染料は2種以上混合して使用するこ
ともできる。
【0017】トリフェニルメタンフタリド系染料とし
て、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェ
ニル)フタリド等を上げることができる。
て、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェ
ニル)フタリド等を上げることができる。
【0018】フルオラン系染料として、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニ
リノ)フルオラン等を上げることができる。
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニ
リノ)フルオラン等を上げることができる。
【0019】アザフタリド系染料として、3−(4−ジ
エチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エ
チル−2−メトキシインドール−3−イル)−4−アザ
フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−7−アザフタリド等を上げることができ
る。
エチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エ
チル−2−メトキシインドール−3−イル)−4−アザ
フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフ
ェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−
3−イル)−7−アザフタリド等を上げることができ
る。
【0020】フルオレン系染料として、3,3,6´−
トリス(ジメチルアミノ)スピロ[フルオレン−9,3
´−フタリド]、3,3,6´−トリス(ジエチルアミ
ノ)スピロ[フルオレン−9,3´−フタリド]等を上
げることができる。
トリス(ジメチルアミノ)スピロ[フルオレン−9,3
´−フタリド]、3,3,6´−トリス(ジエチルアミ
ノ)スピロ[フルオレン−9,3´−フタリド]等を上
げることができる。
【0021】ジフェニルメタン系染料として、4,4´
−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニル−ロイコオーラミン等を上
げることができる。
−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエーテ
ル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニル−ロイコオーラミン等を上
げることができる。
【0022】フェノチアジン系染料として、3,7−ビ
ス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチアジ
ン、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−p−ニト
ロベンゾイルフェノチアジン、10−(3´,4´,5
´−トリメトキシベンゾイル)−3,7−ビス(ジメチ
ルアミノ)−フェノチアジン等を上げることができる。
スピロピラン系染料として、3−メチル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル
−スピロ−ジナフトピラン等を上げることができる。
ス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチアジ
ン、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−p−ニト
ロベンゾイルフェノチアジン、10−(3´,4´,5
´−トリメトキシベンゾイル)−3,7−ビス(ジメチ
ルアミノ)−フェノチアジン等を上げることができる。
スピロピラン系染料として、3−メチル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル
−スピロ−ジナフトピラン等を上げることができる。
【0023】ラクタム系染料として、ローダミン−B−
アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)
ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム
等を上げることができる。
アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)
ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)ラクタム
等を上げることができる。
【0024】トリフェニルメタン系染料として、N−ブ
チル−3−[ビス−{4−(N−メチルアニリノ)フェ
ニル}メチル]カルバゾール等を上げることができる。
フェノキシジン系染料として、3,7−ビス(ジエチル
アミノ)−10−ベンゾイルフェノキシジン、3−ジエ
チルアミノ−7(N−メチルアニリノ)−10−ベンゾ
イルフェノキシジン等を上げることができる。
チル−3−[ビス−{4−(N−メチルアニリノ)フェ
ニル}メチル]カルバゾール等を上げることができる。
フェノキシジン系染料として、3,7−ビス(ジエチル
アミノ)−10−ベンゾイルフェノキシジン、3−ジエ
チルアミノ−7(N−メチルアニリノ)−10−ベンゾ
イルフェノキシジン等を上げることができる。
【0025】インドリルフタリド系染料として、3,3
−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3,3−ビス(2−メチル−1−オクチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(1−エチル
−2−メチルインドール−3−イル)−3−(1−n−
ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド等
を上げることができる。
−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3,3−ビス(2−メチル−1−オクチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(1−エチル
−2−メチルインドール−3−イル)−3−(1−n−
ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド等
を上げることができる。
【0026】代表的な電子受容性化合物を以下例示する
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、これら
電子受容性化合物は2種以上混合して使用することもで
きる。 ビスフェノール類として、4,4´−イソプロ
ピリデンジフェノール、1,7−ジ(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、4,4´−
シクロヘキシリデンジフェノール、4,4´−(1−メ
チル−ノルマルヘキシリデン)ジフェノール、2,2´
−ジヒドロキシジフェノール、2,2´−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−イソブチルフェノール)
等を上げることができる。
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、これら
電子受容性化合物は2種以上混合して使用することもで
きる。 ビスフェノール類として、4,4´−イソプロ
ピリデンジフェノール、1,7−ジ(4−ヒドロキシフ
ェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、4,4´−
シクロヘキシリデンジフェノール、4,4´−(1−メ
チル−ノルマルヘキシリデン)ジフェノール、2,2´
−ジヒドロキシジフェノール、2,2´−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−イソブチルフェノール)
等を上げることができる。
【0027】4−ヒドロキシ安息香酸エステル類とし
て、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4
−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安
息香酸ブチル等を上げることができる。
て、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ
安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4
−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安
息香酸ブチル等を上げることができる。
【0028】4−ヒドロキシフタル酸ジエステル類とし
て、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ
フタル酸ジイソプロピル、4−ヒドロキシフタル酸ジベ
ンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジヘキシル等を上げる
ことができる。
て、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ
フタル酸ジイソプロピル、4−ヒドロキシフタル酸ジベ
ンジル、4−ヒドロキシフタル酸ジヘキシル等を上げる
ことができる。
【0029】フタル酸モノエステル類として、フタル酸
モノベンジルエステル、フタル酸モノシクロヘキシルエ
ステル、フタル酸モノフェニルエステル、フタル酸モノ
メチルフェニルエステル、フタル酸モノエチルフェニル
エステル等を上げることができる。
モノベンジルエステル、フタル酸モノシクロヘキシルエ
ステル、フタル酸モノフェニルエステル、フタル酸モノ
メチルフェニルエステル、フタル酸モノエチルフェニル
エステル等を上げることができる。
【0030】ビス−(ヒドロキシフェニル)スルフィド
類として、ビス−(4−ヒドロキシ−3−tert−ブ
チル−6−メチルフェニル)スルフィド、ビス−(4−
ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)スルフィド、
ビス−(4−ヒドロキシ−2−メチル−5−エチルフェ
ニル)スルフィド等を上げることができる。
類として、ビス−(4−ヒドロキシ−3−tert−ブ
チル−6−メチルフェニル)スルフィド、ビス−(4−
ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)スルフィド、
ビス−(4−ヒドロキシ−2−メチル−5−エチルフェ
ニル)スルフィド等を上げることができる。
【0031】4−ヒドロキシフェニルアリールスルホン
類として、4−ヒドロキシ−4´−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−メチルジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−n−プロポキシ
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−n−ブチ
ルオキシジフェニルスルホン等を上げることができる。
4−ヒドロキシフェニルアリールスルホナ−ト類とし
て、4−ヒドロキシフェニルベンゼンスルホナート、4
−ヒドロキシフェニル−p−トリルスルホナート、4−
ヒドロキシフェニルメチレンスルホナート、4−ヒドロ
キシフェニル−p−クロルベンゼンスルホナート、4−
ヒドロキシフェニル−p−tert−ブチルベンゼンス
ルホナート等を上げることができる。
類として、4−ヒドロキシ−4´−イソプロポキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−メチルジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−n−プロポキシ
ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4´−n−ブチ
ルオキシジフェニルスルホン等を上げることができる。
4−ヒドロキシフェニルアリールスルホナ−ト類とし
て、4−ヒドロキシフェニルベンゼンスルホナート、4
−ヒドロキシフェニル−p−トリルスルホナート、4−
ヒドロキシフェニルメチレンスルホナート、4−ヒドロ
キシフェニル−p−クロルベンゼンスルホナート、4−
ヒドロキシフェニル−p−tert−ブチルベンゼンス
ルホナート等を上げることができる。
【0032】1,3−ジ[2−(ヒドロキシフェニル)
−2−プロピル]ベンゼン類として、1,3−ジ[2−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル]ベンゼ
ン、1,3−ジ[2−(4−ヒドロキシ−3−アルキル
フェニル)−2−プロピル]ベンゼン、1,3−ジ[2
−(2,4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル]ベ
ンゼン等をあげることができる。
−2−プロピル]ベンゼン類として、1,3−ジ[2−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル]ベンゼ
ン、1,3−ジ[2−(4−ヒドロキシ−3−アルキル
フェニル)−2−プロピル]ベンゼン、1,3−ジ[2
−(2,4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル]ベ
ンゼン等をあげることができる。
【0033】4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸
エステル類として、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安
息香酸ベンジル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息
香酸メチル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸
エチル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸プロ
ピル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸ブチル
等を上げることができる。
エステル類として、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安
息香酸ベンジル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息
香酸メチル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸
エチル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸プロ
ピル、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸ブチル
等を上げることができる。
【0034】ビスフェノールスルホン類として、ビス−
(3−1−ブチル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニ
ル)スルホン、ビス−(3−エチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ビス−(3−プロピル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス−(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、ビス−(3−イソプロピ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス−(3−
エチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン等を上げる
ことができる。
(3−1−ブチル−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニ
ル)スルホン、ビス−(3−エチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ビス−(3−プロピル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス−(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、ビス−(3−イソプロピ
ル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス−(3−
エチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン等を上げる
ことができる。
【0035】フェノール類として、p−tert−ブチ
ルフェノール、p−フェニルフェノール、p−ベンジル
フェノール、2−ナフトール、4−ヒドロキシアセトフ
ェノール、1,3−ジヒドロキシ−6(α,α−ジメチ
ルベンジル)−ベンゼン等を上げることができる。
ルフェノール、p−フェニルフェノール、p−ベンジル
フェノール、2−ナフトール、4−ヒドロキシアセトフ
ェノール、1,3−ジヒドロキシ−6(α,α−ジメチ
ルベンジル)−ベンゼン等を上げることができる。
【0036】芳香族カルボン酸金属塩として、安息香
酸、p−tert−ブチル安息香酸、サリチル酸、3−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−te
rt−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベン
ジルサリチル酸等のアルミニウム、カルシウム、チタ
ン、亜鉛、ニッケル、コバルト、バナジウム、鉄、銅
等、2価あるいは3価の金属塩を上げることができる。
酸、p−tert−ブチル安息香酸、サリチル酸、3−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−te
rt−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベン
ジルサリチル酸等のアルミニウム、カルシウム、チタ
ン、亜鉛、ニッケル、コバルト、バナジウム、鉄、銅
等、2価あるいは3価の金属塩を上げることができる。
【0037】本発明で使用できるバインダ−としては、
各種重合度の完全ケン化及び部分ケン化ポリビニ−ルア
ルコ−ル、カルボキシ変性ポリビニ−ルアルコ−ル等の
変性ポリビニ−ルアルコ−ル、澱粉及び各種変性澱粉、
ヒドロキシエチルセルロ−ス、メチルセルロ−ス、カル
ボキシメチルセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、カゼイ
ン、ゼラチン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、スチレン、酢酸ビニ−
ル、アクリルアミド、アクリル酸エステル等の重合体及
び共重合体、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、石油樹
脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂等を上げ
ることができる。これら天然及び合成高分子物質は水ま
たはアルコ−ル等の有機溶剤に溶解して使用するほか、
水等の媒体に乳化またはペ−スト状に分散した状態で使
用でき、用途に応じて併用もできる。
各種重合度の完全ケン化及び部分ケン化ポリビニ−ルア
ルコ−ル、カルボキシ変性ポリビニ−ルアルコ−ル等の
変性ポリビニ−ルアルコ−ル、澱粉及び各種変性澱粉、
ヒドロキシエチルセルロ−ス、メチルセルロ−ス、カル
ボキシメチルセルロ−ス等のセルロ−ス誘導体、カゼイ
ン、ゼラチン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、スチレン、酢酸ビニ−
ル、アクリルアミド、アクリル酸エステル等の重合体及
び共重合体、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、石油樹
脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂等を上げ
ることができる。これら天然及び合成高分子物質は水ま
たはアルコ−ル等の有機溶剤に溶解して使用するほか、
水等の媒体に乳化またはペ−スト状に分散した状態で使
用でき、用途に応じて併用もできる。
【0038】本発明で使用できる填料としては、クレ
−、焼成クレ−、ケイソウ土、タルク、カオリン、炭酸
カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、
炭酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、シリ
カ、水酸化マグネシウム、酸化チタン、尿素−ホルマリ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノ−ル樹脂等の天然ま
たは合成の無機または有機填料を上げることができる。
これらの填料を併用することもできる。
−、焼成クレ−、ケイソウ土、タルク、カオリン、炭酸
カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、
炭酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、シリ
カ、水酸化マグネシウム、酸化チタン、尿素−ホルマリ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノ−ル樹脂等の天然ま
たは合成の無機または有機填料を上げることができる。
これらの填料を併用することもできる。
【0039】ここで使用される支持体としては、上質
紙、中質紙、コ−ト紙等の紙、フィルム等をラミネート
したラミネート紙、合成紙、フィルム等を上げることが
できる。
紙、中質紙、コ−ト紙等の紙、フィルム等をラミネート
したラミネート紙、合成紙、フィルム等を上げることが
できる。
【0040】
【作用】本発明の、一般式[1]で表されるアセトフェ
ノン誘導体を電子供与性無色染料と電子受容性化合物と
併用すると発色性が著しく改善される。これは本発明の
アセトフェノン誘導体がサ−マルヘッドや熱ペンなどで
供給される熱に容易に溶解し、該熱溶融物が電子供与性
無色染料にも電子受容性化合物にもすばやく作用し、同
時に、双方を溶解させる良溶剤性を示し、染料と顕色剤
を分子レベルで接触反応させることにより、発色性が向
上したものと考えられる。
ノン誘導体を電子供与性無色染料と電子受容性化合物と
併用すると発色性が著しく改善される。これは本発明の
アセトフェノン誘導体がサ−マルヘッドや熱ペンなどで
供給される熱に容易に溶解し、該熱溶融物が電子供与性
無色染料にも電子受容性化合物にもすばやく作用し、同
時に、双方を溶解させる良溶剤性を示し、染料と顕色剤
を分子レベルで接触反応させることにより、発色性が向
上したものと考えられる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を合成例、実施例に従って詳細
に説明するが本発明はこれらに限定されるものではな
い。尚、説明中、部およびパーセントはそれぞれ重量部
および重量パーセントを示す。
に説明するが本発明はこれらに限定されるものではな
い。尚、説明中、部およびパーセントはそれぞれ重量部
および重量パーセントを示す。
【0042】[実施例1]2−(2−ナフトキシ)アセトフェノンの合成 500mlの3つ口フラスコに2−ナフトール35.80
g (0.249モル)とアセトン100mlを入れ、室温
で完全に溶解した後炭酸カリウム(無水)37.50g
(0.271モル)を入れる。この溶液を攪拌しなが
ら、2−ブロムアセトフェノン45.00g (0.22
6モル)をアセトン100mlに溶解した溶液を、室温で
30分かけて滴下する。滴下終了後、55〜60℃で6
時間反応を行う。反応終了後、茶かっ色の反応液を3G
のグラスフィルターで濾過し、塩などの不純物を除く。
濾液を濃縮しアセトンを留去した後、熱エタノール(8
0〜85℃)約350mlに溶解し再結晶する。これを熱
エタノール約250mlでさらに再結晶すると、融点10
4.2〜104.3℃の白色結晶が49.76g 得られ
た。感熱記録紙の製造方法 下記配合のA、B、Cの各液をアトライターで約3時
間、粒子径3μになるまで粉砕する。A液 2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン 4.0部 10%ポリビニールアルコール 5.7部 水 5.5部B液 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン2.0部 10%ポリビニールアルコール 4.6部 水 2.5部C液 4,4´−イソプロピリデンジフェノール6.0部 10%ポリビニ−ルアルコール 15.0部 水 15.0部 これら各分散液を下記の割合で混合し感熱塗料とする。 A液 25.3部 B液 10.0部 C液 36.5部 カオリンクレー分散液(30%) 50.0部 10%ポリビニールアルコール 20.0部 水 22.7部 上記塗料を50g / m2 の上質紙に塗布量が6.0g /
m2 になるように塗布し、スーパーカレンダー処理して
感熱記録紙を得た。
g (0.249モル)とアセトン100mlを入れ、室温
で完全に溶解した後炭酸カリウム(無水)37.50g
(0.271モル)を入れる。この溶液を攪拌しなが
ら、2−ブロムアセトフェノン45.00g (0.22
6モル)をアセトン100mlに溶解した溶液を、室温で
30分かけて滴下する。滴下終了後、55〜60℃で6
時間反応を行う。反応終了後、茶かっ色の反応液を3G
のグラスフィルターで濾過し、塩などの不純物を除く。
濾液を濃縮しアセトンを留去した後、熱エタノール(8
0〜85℃)約350mlに溶解し再結晶する。これを熱
エタノール約250mlでさらに再結晶すると、融点10
4.2〜104.3℃の白色結晶が49.76g 得られ
た。感熱記録紙の製造方法 下記配合のA、B、Cの各液をアトライターで約3時
間、粒子径3μになるまで粉砕する。A液 2−(2−ナフトキシ)アセトフェノン 4.0部 10%ポリビニールアルコール 5.7部 水 5.5部B液 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン2.0部 10%ポリビニールアルコール 4.6部 水 2.5部C液 4,4´−イソプロピリデンジフェノール6.0部 10%ポリビニ−ルアルコール 15.0部 水 15.0部 これら各分散液を下記の割合で混合し感熱塗料とする。 A液 25.3部 B液 10.0部 C液 36.5部 カオリンクレー分散液(30%) 50.0部 10%ポリビニールアルコール 20.0部 水 22.7部 上記塗料を50g / m2 の上質紙に塗布量が6.0g /
m2 になるように塗布し、スーパーカレンダー処理して
感熱記録紙を得た。
【0043】[実施例2]p−ブロム−2−(2−ナフトキシ)アセトフェノンの
合成 実施例1の2−ブロムアセトフェノンにかえてp−ブロ
ムフェナシルブロマイドを同じモル数用いた以外は実施
例1と同様の方法で合成した。融点120.6〜12
0.8℃の白色結晶が得られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえてp−ブロム−2
−(2−ナフトキシ)アセトフェノンを用いた以外は実
施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
合成 実施例1の2−ブロムアセトフェノンにかえてp−ブロ
ムフェナシルブロマイドを同じモル数用いた以外は実施
例1と同様の方法で合成した。融点120.6〜12
0.8℃の白色結晶が得られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえてp−ブロム−2
−(2−ナフトキシ)アセトフェノンを用いた以外は実
施例1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0044】[実施例3]2−(4−フェニルフェノキシ)アセトフェノンの合成 実施例1の2−ナフトールにかえて4−フェニルフェノ
ールを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で
合成した。融点92.6〜92.8℃の白色結晶が得ら
れた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(4−フェ
ニルフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
ールを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で
合成した。融点92.6〜92.8℃の白色結晶が得ら
れた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(4−フェ
ニルフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
【0045】[実施例4]2−(4−ブロムフェノキシ)アセトフェノンの合成 実施例1の2−ナフトールにかえて4−ブロムフェノー
ルを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で合
成した。融点108.9〜109.2℃の白色結晶が得
られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(4−ブロ
ムフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例1
と同様にして感熱記録紙を得た。
ルを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で合
成した。融点108.9〜109.2℃の白色結晶が得
られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(4−ブロ
ムフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例1
と同様にして感熱記録紙を得た。
【0046】[実施例5]2−(2−クロルフェノキシ)アセトフェノンの合成 実施例1の2−ナフトールにかえて2−クロルフェノー
ルを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で合
成した。融点104.6〜104.8℃の白色結晶が得
られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(2−クロ
ルフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例1
と同様にして感熱記録紙を得た。
ルを同じモル数用いた以外は実施例1と同様の方法で合
成した。融点104.6〜104.8℃の白色結晶が得
られた。感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて2−(2−クロ
ルフェノキシ)アセトフェノンを用いた以外は実施例1
と同様にして感熱記録紙を得た。
【0047】[比較例1]感熱記録紙の製造方法 実施例1に示す熱溶融性化合物にかえて表1に示す化合
物を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録紙を得
た。
物を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録紙を得
た。
【0048】上記の実施例および比較例で得られた感熱
記録紙について表1に示す品質試験を行った。その結
果、実施例および比較例から明らかなように本発明の化
合物を使用すると、発色性が改善されることがわかる。
記録紙について表1に示す品質試験を行った。その結
果、実施例および比較例から明らかなように本発明の化
合物を使用すると、発色性が改善されることがわかる。
【0049】
【表1】 静的発色濃度:スッテプウェッジテスター105℃で加
熱発色し、発色濃度をマクベス濃度計(RD−914、
アンバーフィルター使用)で測定 動的発色濃度:感熱ファクシミリKB−4800(東芝
製)で記録し、発色濃度をマクベス濃度計(RD−91
4、アンバーフィルター使用)で測定。
熱発色し、発色濃度をマクベス濃度計(RD−914、
アンバーフィルター使用)で測定 動的発色濃度:感熱ファクシミリKB−4800(東芝
製)で記録し、発色濃度をマクベス濃度計(RD−91
4、アンバーフィルター使用)で測定。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一般式
[1]の化合物と電子供与性無色染料と電子受容性化合
物とを併用すると、動的発色及び静的発色に優れた感熱
記録紙を供給することができる。
[1]の化合物と電子供与性無色染料と電子受容性化合
物とを併用すると、動的発色及び静的発色に優れた感熱
記録紙を供給することができる。
フロントページの続き (72)発明者 梅田 浩彬 東京都北区王子5丁目21番1号 十條製紙 株式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体上に、電子供与性無色染料と電子
受容性化合物および下記一般式[1]で表される化合物
を含有する感熱記録層を設けて成る感熱記録紙。 【化1】 (式中、R1 は水素、アルキル基、アルコキシ基、ニト
ロ基、ハロゲン原子、アシル基、アリール基、アラルキ
ル基を表し、R2 はアリール基、アラルキル基を表す。
これらの基はさらに他の置換基で置換されてもよい。そ
のような置換基として、アルキル基、アルコキシ基、ニ
トロ基、ハロゲン原子、アシル基、アリール基、アリー
ルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、アリールオ
キシカルボニル基、アラルキル基を上げることができ
る。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320223A JP2622250B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 感熱記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320223A JP2622250B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 感熱記録紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155132A true JPH05155132A (ja) | 1993-06-22 |
JP2622250B2 JP2622250B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=18119102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3320223A Expired - Fee Related JP2622250B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 感熱記録紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622250B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3320223A patent/JP2622250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2622250B2 (ja) | 1997-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5420094A (en) | Recording material | |
JP2622250B2 (ja) | 感熱記録紙 | |
JP2653041B2 (ja) | 感熱記録紙 | |
KR0168667B1 (ko) | 감열성 기록물질 | |
JP2576081B2 (ja) | 記録システム | |
JP2530723B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP3627195B2 (ja) | フルオラン化合物及びこれを使用した発色性記録材料 | |
JPH10195323A (ja) | 新規なスルホニルグアニジン化合物及びそれを用いた感熱記録体 | |
US5206210A (en) | Heat-sensitive recording material | |
JPH05169812A (ja) | 感熱記録紙 | |
JPH01125281A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPS62160279A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPS6034892A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2595349B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP3446663B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JPH06104380B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JPH04122676A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH04363291A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH03292185A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH0747357B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JPH0999645A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH0939386A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH04122682A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH09142034A (ja) | 感熱記録シート | |
JPH04112080A (ja) | 感熱記録用増感剤および感熱記録用材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |