JPH05154963A - 複合管状物およびその製法 - Google Patents

複合管状物およびその製法

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JPH05154963A
JPH05154963A JP34957891A JP34957891A JPH05154963A JP H05154963 A JPH05154963 A JP H05154963A JP 34957891 A JP34957891 A JP 34957891A JP 34957891 A JP34957891 A JP 34957891A JP H05154963 A JPH05154963 A JP H05154963A
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Toshihiko Tomita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜厚が均一で高いトナー定着性を備えた複合
管状物を提供する。 【構成】 ポリイミド樹脂製管状物9の外周面にシリコ
ーンゴム溶液もしくはフツ素ゴム溶液を塗布することに
よりシリコーンゴム製管状外層もしくはフツ素ゴム製管
状外層8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,ファクシミ
リ,プリンタ等の画像形成装置の定着ベルト等に用いら
れる複合管状物およびその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機,ファクシミリ,プリ
ンタ等の画像形成装置における転写紙等への画像の定着
システムの一つとして、図3に示すように、駆動ロール
2とロール3との間に導電性粒子を含有するフッ素樹脂
とポリイミド樹脂とからなる柔軟な複合管状物の定着ベ
ルト1を架け渡し、上記駆動ロール2およびロール3間
に配置されている定着ヒーター4により定着ベルト(エ
ンドレスベルト)1を局所的に加熱し、定着ベルト1と
加圧ロール5の間に転写紙6を挿入し、トナー7を定着
させる方式が採用されている。このような定着ベルト1
の製法は、例えばつぎのようにして製造される。すなわ
ち、ポリイミド樹脂前駆体(ポリアミド酸溶液)をシリ
ンダー(金型)内周面に塗布してシリンダー内に弾丸状
ないしは球状体のような走行体を走行させる。ついで、
シリンダーから上記ポリアミド酸をイミド化してポリイ
ミド樹脂製管状物を取り出し、このポリイミド樹脂製管
状物の外周面に導電性物質が分散されたフッ素樹脂溶液
をスプレーコートして導電性フッ素樹脂層を形成するこ
とにより定着ベルト1である複合管状物が製造される
(特開平3−130149号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記外
周に導電性フッ素樹脂層を有する複合管状物は、より高
いトナー定着性が要求される分野、例えばカラー複写機
等に用いられる定着ベルトとして用いてもトナーの定着
が不充分で鮮明な複写画像が得られ難いという問題を有
している。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、膜厚が均一でより高い定着性を有する複合管状
物およびその製法の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリイミド樹
脂製管状内層と、上記ポリイミド樹脂製管状内層の外周
面に設けられたシリコーンゴム製管状外層もしくはフッ
素ゴム製管状外層を備えている複合管状物を第1の要旨
とし、ポリイミド樹脂製管状層と、シリコーンゴム製管
状層と、フッ素ゴム製管状層の3層構造からなる複合管
状物であって、最内層が上記ポリイミド樹脂製管状層か
らなり、中間層がシリコーンゴム製管状層およびフッ素
ゴム製管状層のいずれか一層からなり、最外層がシリコ
ーンゴム製管状層およびフッ素ゴム製管状層のいずれか
の残る層で構成されている複合管状物を第2の要旨と
し、ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴム
溶液もしくはフッ素ゴム溶液を塗布した後、この管状物
に円筒体を外挿配置して上記ポリイミド樹脂製管状物に
対して円筒体を相対的に走行させ、これによりポリイミ
ド樹脂製管状物の外周面上に上記溶液の塗布層を形成
し、上記ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコーン
ゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層を形成す
る複合管状物の製法を第3の要旨とし、ポリイミド樹脂
製管状物の外周面にシリコーンゴム溶液もしくはフッ素
ゴム溶液をスプレー塗布して上記ポリイミド樹脂製管状
物の外周面にシリコーンゴム製管状外層もしくはフッ素
ゴム製管状外層を形成する複合管状物の製法を第4の要
旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、本発明は、ポリイミド樹脂製管状物
の外周面にシリコーンゴム溶液もしくはフッ素ゴム溶液
を塗布し、上記ポリイミド樹脂製管状物に円筒体を外挿
配置し上記円筒体を管状物に対して相対的に走行させる
ことによりポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコー
ンゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層を形成
して均一な皮膜を形成すると同時にポリイミド樹脂製管
状物に圧着させて複合管状物を形成する。または、ポリ
イミド樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴム溶液もし
くはフッ素ゴム溶液をスプレー塗布して上記ポリイミド
樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴム製管状外層もし
くはフッ素ゴム製管状外層を形成する。このようにして
均一な層厚みを備えた複合管状物が得られる。このよう
にして得られる複合管状物は、外周面にゴム層が形成さ
れているため、従来のものに比べてより高いトナー定着
性を備えたものである。
【0007】本発明の複合管状物は、シリコーンゴム
と、フッ素ゴムと、ポリイミド樹脂の前駆体としてポリ
アミド酸とを用いて製造される。
【0008】上記シリコーンゴムとしては、液状で用い
られ、例えば市販されている室温硬化性シリコーンゴム
(シリコーンRTVゴム)等があげられる。また、上記
フッ素ゴムとしては、溶液状(ディスパージョンを含
む)で用いられ、例えば市販されているFKM(VDF
−HFP系フッ素ゴムの二元系および三元系共重合体)
系ラテックス等があげられる。
【0009】上記ポリアミド酸はテトラカルボン酸二無
水物あるいはその誘導体とジアミンの略等モルを有機極
性溶媒中で反応させることにより得られるもので、通常
溶液状で用いられる。
【0010】上記テトラカルボン酸二無水物としては、
下記の一般式で表されるものがあげられる。
【0011】
【化1】
【0012】〔式中、Rは4価の有機基であり、芳香
族,脂肪族,環状脂肪族,芳香族と脂肪族とを組み合わ
せたもの、またはそれらの置換された基である。〕
【0013】例えば、ピロメリット酸二無水物、3,
3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、2,3,3′,4−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラ
カルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテト
ラカルボン酸二無水物、2,2′−ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ペリレン−
3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、
エチレンテトラカルボン酸二無水物等があげられる。
【0014】上記ジアミンとしては、4,4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、3,
3′−ジクロロベンジジン、4,4′−ジアミノジフェ
ニルスルフィド−3,3′−ジアミノジフェニルスルホ
ン、1,5−ジアミノナフタレン、m−フェニレンジア
ミン、p−フェニレンジアミン、3,3′−ジメチル−
4,4′−ビフェニルジアミン、ベンジジン、3,3′
−ジメチルベンジジン、3,3′−ジメトキシベンジジ
ン、4,4′−ジアミノフェニルスルホン、4,4′−
ジアミノジフェニルスルフィド、4,4′−ジアミノジ
フェニルプロパン、2,4−ビス(β−アミノ−第三ブ
チル)トルエン、ビス(p−β−アミノ−第三ブチルフ
ェニル)エーテル、ビス(p−β−メチル−δ−アミノ
フェニル)ベンゼン、ビス−p−(1,1−ジメチル−
5−アミノ−ペンチル)ベンゼン、1−イソプロピル−
2,4−m−フェニレンジアミン、m−キシリレンジア
ミン、p−キシリレンジアミン、ジ(p−アミノシクロ
ヘキシル)メタン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメ
チレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレ
ンジアミン、デカメチレンジアミン、ジアミノプロピル
テトラメチレン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、
4,4−ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,11−
ジアミノドデカン、1,2−ビス−3−アミノプロポキ
シエタン、2,2−ジメチルプロピレンジアミン、3−
メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘ
キサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘプタメチレ
ンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジアミン、5−
メチルノナメチレンジアミン、2,11−ジアミノドデ
カン、2,17−ジアミノエイコサデカン、1,4−ジ
アミノシクロヘキサン、1,10−ジアミノ−1,10
−ジアミノ−1,10−ジメチルデカン、1,12−ジ
アミノオクタデカン、2,2−ビス〔4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパン、ピペラジン、
【0015】H2 N(CH2 3 O(CH2 2 O(C
2 )NH2
【0016】H2 N(CH2 3 S(CH2 3
2
【0017】H2 N(CH2 3 N(CH3 )(C
2 3 NH2
【0018】等があげられる。
【0019】さらに、ポリアミド酸の合成時に用いられ
る上記有機極性溶媒は、その官能基がテトラカルボン酸
二無水物またはジアミンと反応しない双極子を有するも
のである。そして、系に対し不活性であり、かつ生成物
であるポリアミド酸に対して溶媒として作用すること以
外に、反応成分の少なくとも一方、好ましくは両者に対
して溶媒として作用しなければならない。特に、上記有
機極性溶媒としては、N,N−ジアルキルアミド類が有
用であり、例えばこれの低分子量のものであるN,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド
等があげられる。これらは蒸発,置換または拡散により
ポリアミド酸およびポリアミド酸成形品から容易に除去
することができる。また、上記以外の有機極性溶媒とし
て、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチル
アセトアミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリ
アミド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、テト
ラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホン
等があげられる。これらは単独で使用してもよいし、併
せて用いても差し支えない。さらに、上記有機極性溶媒
にクレゾール,フェノール,キシレノール等のフェノー
ル類、ベンゾニトリル、ジオキサン、ブチロラクトン、
キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、ベンゼン、トル
エン等を単独でもしくは併せて混合することもできる
が、水の添加は好ましくない。すなわち、水の存在によ
つてポリアミド酸が加水分解して低分子量化するため、
ポリアミド酸の合成は実質上無水条件下で行う必要があ
る。
【0020】上記のテトラカルボン酸二無水物(a)と
ジアミン(b)とを有機極性溶媒中で反応させることに
よりポリアミド酸が得られる。その際のモノマー濃度
〔溶媒中における(a)+(b)の濃度〕は、種々の条
件に応じて設定される。しかし、通常、5〜30重量%
(以下「%」と略す)である。また、反応温度は80℃
以下に設定することが好ましく、特に好ましくは5〜5
0℃であり、反応時間は約0.5〜10時間である。
【0021】このようにして酸二無水物成分原料とジア
ミン成分原料とを有機極性溶媒中で反応させることによ
りポリアミド酸が生成し、その反応の進行に伴い溶液粘
度が上昇する。この発明においては対数粘度が0.5以
上のポリアミド酸を合成し、これを用いることが好まし
い。すなわち、対数粘度が0.5以上のポリアミド酸を
用いて形成されるポリイミド管状物は、熱劣化に対する
信頼性がそれ未満のものに対して特に優れているからで
ある。
【0022】なお、上記ポリアミド酸の対数粘度は、ポ
リアミド酸溶液を毛細管粘度計によつて測定し、下記の
式から算出される値である。
【0023】
【数1】
【0024】このようなポリアミド酸溶液は、使用する
際に、粘度が高い場合には適当な溶媒で希釈して粘度を
低くして用いる。例えば、ポリアミド酸溶液の粘度は、
塗布厚み,シリンダーの内径,溶液温度,走行体の形状
等に応じて設定されるが、通常、10〜10000ポイ
ズ(塗布作業時の温度で、B型粘度計での測定値)に設
定される。また、ポリアミド酸溶液中のポリアミド酸濃
度は、効果の点から上記のように5〜30%に設定する
のが好ましく、特に好ましくは10〜20%である。
【0025】本発明では、シリコーンゴムもしくはフッ
素ゴムと、上記のようにして得られるポリアミド酸の有
機極性溶媒溶液を用い、例えばつぎのような二通りの方
法により2層構造の複合管状物を製造することができ
る。
【0026】上記2層構造の複合管状物の製法の第一の
方法として、例えばつぎのような製法があげられる。す
なわち、まず従来の方法にしたがってポリイミド樹脂製
管状物を作製する。このポリイミド樹脂製管状物の製法
としては、例えばシリンダーの内周面にポリアミド酸を
塗布する。上記塗布方法としては、ポリアミド酸溶液
中に上記シリンダーを浸漬した後引上げ塗布する方法、
シリンダーの片端部付近にポリアミド酸溶液を供給し
弾丸状または球状の走行体をシリンダー内周面に沿って
走行させる方法の二通りがあげられ、状況等に応じて適
宜選択される。上記弾丸状または球状の走行体として
は、金属製,硬質プラスチック製,硬質ガラス製のもの
があげられ、それを走行させる方法としては、圧縮空気
圧,ガス爆発力等を利用し走行体を走行付勢させたり、
牽引ワイヤ等を利用し走行体を引っ張ることや、自重走
行(シリンダーを垂直に立て走行体をその自重により走
行させる)等が行われる。また、上記の方法におい
て、シリンダー内周面にポリアミド酸溶液を塗布した
後、必要により弾丸状または球状の走行体をシリンダー
内周面に沿って走行させてもよい。そして、塗布された
ポリアミド酸を加熱することによりイミド化する。この
イミド化における加熱は、まず温度80〜180℃で2
0〜60分間加熱して溶媒を除去し、ついで温度250
〜400℃で20〜60分間加熱することが行われる。
これによりイミド化時に生じる閉環水等を蒸発させると
ともにイミド化が完全に行われる。このようにしてポリ
イミド樹脂製管状物が得られ、上記ポリイミド樹脂製管
状物を上記シリンダーから取り出す。この場合、上記ポ
リイミド樹脂製管状物の厚みは10〜150μmの範囲
内になるよう形成するのが好ましい。そして、上記ポリ
イミド樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴム溶液もし
くはフッ素ゴム溶液を塗布する。このポリイミド樹脂製
管状物の外周面上に溶液を塗布する際に、上記ポリイミ
ド樹脂製管状物の内周径よりやや小さな外周径を有する
シリンダーに上記ポリイミド樹脂製管状物を嵌挿しても
よい。そして、上記溶液の塗布された管状物に円筒体を
外挿配置させる。ついで、上記円筒体または管状物を走
行させるか、もしくは上記両者を互いに反対方向に走行
させて塗布厚みを均一にする。そして、シリコーンゴム
溶液塗布の場合は、温度20〜150℃で1〜24時間
放置し硬化させることによりシリコーンゴム製管状外層
が得られる。また、フッ素ゴム溶液塗布の場合は、温度
80〜150℃で10〜30分間加熱して溶媒を除去
し、ついで温度200〜350℃で1〜60分間加熱を
行うことによりフッ素ゴム製管状外層が得られる。この
場合、上記シリコーンゴム製管状外層およびフッ素ゴム
製管状外層の厚みは1〜300μmの範囲内になるよう
形成するのが好ましい。
【0027】上記2層構造の複合管状物の製法の第二の
方法として、例えばつぎのような製法があげられる。す
なわち、従来公知の方法により得られるポリイミド樹脂
製管状物の外周面にシリコーンゴム溶液もしくはフッ素
ゴム溶液をスプレーガン等でスプレーコートして均一に
塗布する。ついで、シリコーンゴム溶液塗布の場合は、
温度20〜150℃で1〜24時間放置し硬化させるこ
とによりシリコーンゴム製管状外層が得られる。また、
フッ素ゴム溶液塗布の場合は、温度80〜150℃で1
0〜30分間加熱して溶媒を除去し、ついで温度200
〜350℃で1〜60分間加熱を行うことによりフッ素
ゴム製管状外層が得られる。なお、上記スプレーコート
に用いられるガンは特に限定するものではないが、均一
にコーティングするにはノズル径は小さい方が好まし
く、通常、ノズル径0.1〜2mmのものが用いられる。
また、通常、スプレー圧は1.0〜5.0kg/cm2 の範
囲内に設定される。すなわち、スプレー圧は低すぎると
スプレー塗布された溶液の乾きが悪くなり形成される外
層にクラックやピンホールを生じやすく、逆にスプレー
圧が高くなりすぎるとノズル先端に溶液の詰まりが発生
しやすく塗布作業の観点から好ましくない。
【0028】上記第一の方法および第二の方法におい
て、ポリイミド樹脂製管状物の外周面にフッ素ゴム製管
状外層もしくはシリコーンゴム製管状外層を形成するに
先立つて、上記内層(ポリイミド樹脂製管状物)と外層
(フッ素ゴム製管状外層もしくはシリコーンゴム製管状
外層)の層間接着強度を向上させるために、ポリイミド
樹脂製管状物の外周面を表面処理した後、外層を形成す
ることが好ましい。上記表面処理方法としては、アルカ
リ処理,プライマー処理,超音波処理,エッチング処理
等のウェット処理、コロナ処理,プラズマ処理,紫外線
(UV)照射処理,電子処理,レーザー処理等のドライ
処理があげられ、これらの処理方法は単独でもしくは組
み合わせて行われる。なお、上記処理のなかでもアルカ
リ処理,プライマー処理,コロナ処理,プラズマ処理,
UV照射処理が作業性の点で好ましい。
【0029】上記製法により得られる複合管状物は、図
1に示すように、ポリイミド樹脂製管状内層(ポリイミ
ド樹脂製管状物)9の外周に、シリコーンゴム製管状外
層もしくはフッ素ゴム製管状外層8が形成されたもので
ある。
【0030】このようにして得られる本発明の複合管状
物は、各層の厚みが均一に形成されており、ポリイミド
樹脂製管状物の外周にシリコーンゴム製もしくはフッ素
ゴム製の管状外層が形成され、その表面が平滑であるた
め、例えば高画質の画像形成装置の定着用ベルト等に極
めて有用である。また、トナーのオフセット防止用に
は、外周面に形成された上記シリコーンゴム製もしくは
フッ素ゴム製の管状外層8にシリコーンオイルを含浸さ
せることが好ましい。
【0031】また、本発明の複合管状物では、上記2層
構造に限らず3層構造のものがあげられる。すなわち、
図2に示すように、ポリイミド樹脂製管状物9の外周
に、シリコーンゴム製管状層(中間層)10が形成さ
れ、さらに上記シリコーンゴム製管状層10の外周にフ
ッ素ゴム製管状層(最外層)11が形成されたものがあ
げられる。また、上記ポリイミド樹脂製管状物9の外周
に、上記構成とは逆に、フッ素ゴム製管状層(中間層)
が形成され、上記フッ素ゴム製管状層の外周にシリコー
ンゴム製管状層(最外層)が形成された3層構造のもの
もあげられる。
【0032】上記3層構造の複合管状物は、例えば前記
2層構造の複合管状物の製法におけるポリイミド樹脂製
管状物9の外周面にシリコーンゴム製管状外層もしくは
フッ素ゴム製管状外層を形成するという方法を再度繰り
返し行うことにより得られる。なお、この3層構造の複
合管状物において、中間層と最外層の層間接着強度を向
上させるために、中間層を形成して、上記と同様の表面
処理方法を用いて中間層の外周面を表面処理した後、最
外層を形成することが好ましい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ポリイミド樹
脂製管状物の外周面にシリコーンゴム溶液もしくはフッ
素ゴム溶液を塗布し、上記ポリイミド樹脂製管状物に円
筒体を外挿配置し上記円筒体を管状物に対して相対的に
走行させることによりポリイミド樹脂製管状物の外周面
にシリコーンゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状
外層を形成して均一な皮膜を形成すると同時にポリイミ
ド樹脂製管状物に圧着させて複合管状物を形成する。ま
たは、ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴ
ム溶液もしくはフッ素ゴム溶液をスプレー塗布して上記
ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコーンゴム製管
状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層を形成する。この
ため、溶液の塗布むらが生じず、しかも得られる複合管
状物の各層の厚みむらもなく特定の範囲に形成される。
また、ポリイミド樹脂製管状内層の外周面にゴム弾性を
有する管状外層が層形成されており、従来のようにポリ
イミド樹脂製管状内層の外周にフッ素樹脂層が形成され
た管状物に比べて定着性に優れている。したがって、本
発明の複合管状物は、エンドレスに形成でき、例えばカ
ラー複写機やファクシミリ、プリンター等の定着用ベル
ト等に好適に用いられる。
【0034】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0035】
【実施例1】3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物と、p−フェニレンジアミンの略等モ
ルを、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に溶解
(モノマー濃度20%)し、温度20℃で5時間反応さ
せて回転粘度35000ポイズ(B型粘度計にて測
定)、対数粘度2.8のポリアミド酸溶液を作製した。
ついで、この溶液100重量部(以下「部」と略す)に
対して、NMPを33部添加して希釈し、さらに50℃
に加温して粘度150ポイズのポリアミド酸溶液に調整
した。
【0036】上記ポリアミド酸溶液を、内径50mm,肉
厚5mm,長さ500mmで内周面を平滑に仕上げられたス
テンレス製シリンダーの内周面に塗布し、外径49.4
mmの弾丸状走行体を用いて自重走行方法により速度50
mm/分で走行させて、ポリアミド酸溶液をシリンダー内
周面に均一に塗布した。塗布した後、温度70℃で60
分間乾燥させ、さらに70℃から300℃まで0.8℃
/分の速度で昇温した。その後、300℃で60分間加
熱して溶媒の除去,閉環水の除去,イミド化を行い、室
温まで冷却してポリイミド樹脂製管状物を得た。
【0037】ついで、シリンダー両端開口部を栓して、
予めシリンダー開口部付近に設けられた小貫通孔から空
気を圧送することによつて、ポリイミド樹脂製管状物を
シリンダーから剥離させ取り出した。なお、上記ポリイ
ミド樹脂製管状物は、両端を切捨て、外径50mm,内径
49.94mm,長さ450mm,厚み30μmの管状物と
した。
【0038】このようにして得られたポリイミド樹脂製
管状物の外周面に、シリコーン系プライマーを均一にス
プレーコートし、30分間風乾してプライマー層を形成
した。
【0039】このプライマー層の形成されたポリイミド
樹脂製管状物を、外径49.92mm,内厚5mm,長さ5
00mmで外周面を平滑に仕上げたステンレス製シリンダ
ーの外周に嵌挿した。そして、ポリイミド樹脂製管状物
の外周面に、RTVシリコーンゴム(KE−1400,
信越化学工業社製)に硬化剤(CAT−1400,信越
化学工業社製)を添加した溶液を塗布した。この際、シ
リンダーに嵌挿したポリイミド樹脂製管状物の外周面に
沿って、内径50.3mmの円筒状の走行体を用いて自重
走行方法により速度50mm/分で走行させシリコーンゴ
ム溶液をポリイミド樹脂製管状物の外周面に均一に塗布
した。塗布後、温度25℃,湿度50%RHで12時間
放置してポリイミド樹脂製管状物の外周にシリコーンゴ
ム製管状外層を有した2層構造の複合管状物を得た。こ
の複合管状物の総厚みは150μmであり、そのうちシ
リコーンゴム製管状外層の厚みは120μmであった。
【0040】また、トナーのオフセット防止として、上
記複合管状物のシリコーンゴム製管状外層にシリコーン
オイル(KF−96−100CS,信越化学工業社製)
を温度115℃,8時間の条件で含浸させた。この複合
管状物を、図3に示すようなカラー画像定着装置の定着
用ベルト(エンドレスベルト)1として用いたところ、
トナーの定着性が良好なカラー定着システムが得られ、
得られた画像は品質の優れたものであった。
【0041】
【実施例2】実施例1と同様にして作製したポリイミド
樹脂製管状物の外周面に、シリコーン系プライマーを均
一にスプレーコートし、30分間風乾してプライマー層
を外周面に形成した。
【0042】ついで、RTVシリコーンゴム(KE−1
400,信越化学工業社製)に硬化剤(CAT−140
0,信越化学工業社製)を添加した溶液を固形分濃度3
0%になるよう1,1,1−トリクロロエタンを用いて
希釈して調整し、上記プライマー処理したポリイミド樹
脂製管状物の外周面にスプレーガンにて上記調整液をス
プレーコートした。その後、温度25℃,湿度50%R
Hで12時間放置して最外層面にむらのない2層構造の
複合管状物を得た。なお、スプレーコートは吐出量を少
なくし、エアー圧を2kg/cm2 以上として30回繰り返
してスプレーコートを行い所定の膜厚とした(1回で所
定の厚みを形成すると乾燥不充分のために膜厚にばらつ
きが生じる)。この複合管状物の総厚みは150μmで
あり、そのうちシリコーンゴム製管状外層の厚みは12
0μmであった。
【0043】また、トナーのオフセット防止として、上
記複合管状物のシリコーンゴム製管状外層にシリコーン
オイル(KF−96−100CS,信越化学工業社製)
を温度115℃,8時間の条件で含浸させた。この複合
管状物を、図3に示すようなカラー画像定着装置の定着
用ベルト(エンドレスベルト)1として用いたところ、
トナーの定着性が良好なカラー定着システムが得られ、
得られた画像は品質の優れたものであった。
【0044】
【実施例3】実施例1と同様にして作製したポリイミド
樹脂製管状物の外周面に、フッ素ゴム溶液(ダイエルラ
テックス,GLS−213,ダイキン社製)をエアース
プレーガンにてスプレーコートした。その後、温度10
0℃で15分加熱して、さらに100℃から300℃ま
で2℃/分の速度で昇温して、その後300℃で5分間
加熱し、室温まで冷却した。そして、ポリイミド樹脂製
管状物の外周に、外周面にむらのないフッ素ゴム製管状
外層を有した2層構造の複合管状物を得た。この複合管
状物の総厚みは130μmであり、そのうちフッ素ゴム
製管状外層の厚みは100μmであった。
【0045】また、トナーのオフセット防止として、上
記複合管状物のフッ素ゴム製管状外層にシリコーンオイ
ル(KF−96−100CS,信越化学工業社製)を温
度115℃,8時間の条件で含浸させた。この複合管状
物を、図3に示すようなカラー画像定着装置の定着用ベ
ルト(エンドレスベルト)1として用いたところ、トナ
ーの定着性が良好なカラー定着システムが得られ、得ら
れた画像は品質の優れたものであった。
【0046】
【実施例4】実施例1と同様にして作製したポリイミド
樹脂製管状物の外周面に、フッ素ゴム溶液(ダイエルラ
テックス,GLS−213,ダイキン社製)をエアース
プレーガンにてスプレーコートした。その後、温度10
0℃で15分加熱して、さらに100℃から300℃ま
で2℃/分の速度で昇温して、その後300℃で5分間
加熱し、室温まで冷却してポリイミド樹脂製管状物の外
周面にむらのない厚み100μmのフッ素ゴム製管状層
を形成した。ついで、上記フッ素ゴム製管状層の外周面
にシリコーン系プライマーを均一にスプレーコートし、
30分間風乾してプライマー層を形成した。そして、R
TVシリコーンゴム(KE−1400,信越化学工業社
製)に硬化剤(CAT−1400,信越化学工業社製)
を添加した溶液を固形分濃度30%になるよう1,1,
1−トリクロロエタンを用いて希釈して調整し、上記プ
ライマー処理したフッ素ゴム製管状層の外周面にスプレ
ーガンにて上記調整液をスプレーコートした。その後、
温度25℃,湿度50%RHで12時間放置して外周面
にむらのない3層構造の複合管状物を得た。なお、スプ
レーコートは吐出量を少なくし、エアー圧を2kg/cm2
以上として30回繰り返してスプレーコートを行い所定
の膜厚とした(1回で所定の厚みを形成すると乾燥不充
分のために膜厚にばらつきが生じる)。この複合管状物
の総厚みは250μmであり、そのうちシリコーンゴム
製管状層の厚みは120μmであった。
【0047】また、トナーのオフセツト防止として、上
記3層構造の複合管状物の最外層であるシリコーンゴム
製管状層にシリコーンオイル(KF−96−100C
S,信越化学工業社製)を温度115℃,8時間の条件
で含浸させた。この複合管状物を、図3に示すようなカ
ラー画像定着装置の定着用ベルト(エンドレスベルト)
1として用いたところ、トナーの定着性が良好なカラー
定着システムが得られ、得られた画像は品質の優れたも
のであった。
【0048】
【比較例1】実施例1と同様にして作製したポリイミド
樹脂製管状物の外周面に、フッ素樹脂製プライマーを均
一にエアースプレーガンにてスプレーコートし、10分
間風乾した後、100℃で30分間乾燥した。このよう
にしてポリイミド樹脂製管状物の外周にフッ素樹脂製プ
ライマー層を形成した。そして、上記フッ素樹脂製プラ
イマー層の外周面にフッ素樹脂ディスパージョン(TE
−334J,デュポン社製、固形分濃度60%)とカー
ボンブラックディスパージョン(固形分濃度16.5
%,平均粒径0.35μm,フッ素樹脂固形分に対して
5%)と混合した導電性フッ素樹脂溶液をエアースプレ
ーガンを用いてスプレーコートし、その後風乾で10
分、100℃で10分、さらに400℃で5分間加熱し
た。このようにして外周面に導電性フッ素樹脂層を有す
る塗布むらのない複合管状物を得た。なお、スプレーコ
ートは吐出量を少なくし、エアー圧2kg/cm2 以上に設
定して5回繰り返しスプレーコートを行い、所定の膜厚
とした。
【0049】この複合管状物を、図3に示すようなカラ
ー画像定着装置の定着用ベルト(エンドレスベルト)1
として用いたところ、トナーの定着性が悪くトナーの溶
融不良でトナー粒子間にエアーギャップが生じ、空気と
の界面での光の散乱によりトナー色素本来の色調が損な
われた画像が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2層構造の複合管状物の断面図であ
る。
【図2】本発明の3層構造の複合管状物の断面図であ
る。
【図3】カラー画像形成装置の定着機構部の模式図であ
る。
【符号の説明】
8 シリコーンゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管
状外層 9 ポリイミド樹脂製管状物 10 シリコーンゴム製管状層 11 フッ素ゴム製管状層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正雄 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 富田 俊彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミド樹脂製管状内層と、上記ポリ
    イミド樹脂製管状内層の外周面に設けられたシリコーン
    ゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層を備えて
    いることを特徴とする複合管状物。
  2. 【請求項2】 ポリイミド樹脂製管状層と、シリコーン
    ゴム製管状層と、フッ素ゴム製管状層の3層構造からな
    る複合管状物であって、最内層が上記ポリイミド樹脂製
    管状層からなり、中間層がシリコーンゴム製管状層およ
    びフッ素ゴム製管状層のいずれか一層からなり、最外層
    がシリコーンゴム製管状層およびフッ素ゴム製管状層の
    いずれかの残る層で構成されていることを特徴とする複
    合管状物。
  3. 【請求項3】 ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリ
    コーンゴム溶液もしくはフッ素ゴム溶液を塗布した後、
    この管状物に円筒体を外挿配置して上記ポリイミド樹脂
    製管状物に対して円筒体を相対的に走行させ、これによ
    りポリイミド樹脂製管状物の外周面上に上記溶液の塗布
    層を形成し、上記ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシ
    リコーンゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層
    を形成することを特徴とする複合管状物の製法。
  4. 【請求項4】 ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリ
    コーンゴム溶液もしくはフッ素ゴム溶液をスプレー塗布
    して上記ポリイミド樹脂製管状物の外周面にシリコーン
    ゴム製管状外層もしくはフッ素ゴム製管状外層を形成す
    ることを特徴とする複合管状物の製法。
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