JPH05154929A - 複合発泡成形体及びその製造方法 - Google Patents
複合発泡成形体及びその製造方法Info
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- JPH05154929A JPH05154929A JP3350068A JP35006891A JPH05154929A JP H05154929 A JPH05154929 A JP H05154929A JP 3350068 A JP3350068 A JP 3350068A JP 35006891 A JP35006891 A JP 35006891A JP H05154929 A JPH05154929 A JP H05154929A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 基体発泡樹脂層と、インサート材の表面を被
覆処理した発泡性樹脂発泡層とが係合又は係合融着して
なる。 【効果】 基体発泡樹脂層とインサート材とが、該イン
サート材表面の発泡性樹脂発泡層と前記基体発泡樹脂層
との係合又は係合融着により、強固に一体化される。
覆処理した発泡性樹脂発泡層とが係合又は係合融着して
なる。 【効果】 基体発泡樹脂層とインサート材とが、該イン
サート材表面の発泡性樹脂発泡層と前記基体発泡樹脂層
との係合又は係合融着により、強固に一体化される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合発泡成形体及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは、基体である発泡樹脂
層と、その内部又は表面に配設されるインサート材と
が、該インサート材の表面を被覆した発泡性樹脂の発泡
層を介して物理的に絡み合い、又は更に融着して、強固
に一体化された複合発泡成形体及びその製造方法に関す
る。
の製造方法に関し、更に詳しくは、基体である発泡樹脂
層と、その内部又は表面に配設されるインサート材と
が、該インサート材の表面を被覆した発泡性樹脂の発泡
層を介して物理的に絡み合い、又は更に融着して、強固
に一体化された複合発泡成形体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡樹脂成形品同士又は他の部品
との組立を容易にしたり、強度を高める等の目的で、金
属、木、非発泡樹脂成形体等からなるインサート材を金
型中に予め埋め込んで成形する方法が実施されている。
との組立を容易にしたり、強度を高める等の目的で、金
属、木、非発泡樹脂成形体等からなるインサート材を金
型中に予め埋め込んで成形する方法が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、金属等の
インサート材を金型中に埋め込み、基体としての発泡性
樹脂粒子を充填し加熱融着してなる複合発泡成形体は、
インサート材と発泡樹脂との親和性が無いため両者間の
接合力が弱いという問題があり、特にインサート材を基
体発泡樹脂の表面に配する場合は、この接合力の弱さは
致命的である。一方、この接合力の弱さを克服せんとし
て、接着剤を用いたり、後加工によりインサート材を発
泡樹脂基体に埋設又は取り付ける方法があるが、前者は
接着剤塗布工数が新たに必要となるばかりでなく、有機
溶剤による作業環境の悪化や爆発の問題があり、また後
者にあっては作業工数が煩雑となるという問題を孕んで
いる。
インサート材を金型中に埋め込み、基体としての発泡性
樹脂粒子を充填し加熱融着してなる複合発泡成形体は、
インサート材と発泡樹脂との親和性が無いため両者間の
接合力が弱いという問題があり、特にインサート材を基
体発泡樹脂の表面に配する場合は、この接合力の弱さは
致命的である。一方、この接合力の弱さを克服せんとし
て、接着剤を用いたり、後加工によりインサート材を発
泡樹脂基体に埋設又は取り付ける方法があるが、前者は
接着剤塗布工数が新たに必要となるばかりでなく、有機
溶剤による作業環境の悪化や爆発の問題があり、また後
者にあっては作業工数が煩雑となるという問題を孕んで
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の第1は、基体発泡樹脂層と、該基
体発泡樹脂層の内部又は表面に配設されるインサート材
とから構成される複合発泡成形体において、前記インサ
ート材を被覆した発泡性樹脂の発泡層と、前記基体発泡
樹脂層とが係合してなることを特徴とする複合発泡成形
体を、本発明の第2は、基体発泡樹脂層と、該基体発泡
樹脂層の内部又は表面に配設されるインサート材とから
構成される複合発泡成形体を製造するに際し、前記イン
サート材の表面を発泡性樹脂被覆処理し、次いで該イン
サート材を金型内の所定の位置に配設した後、基体発泡
樹脂の予備発泡粒子を充填し、加熱、融着させることを
特徴とする複合発泡成形体の製造方法を、それぞれ内容
とするものである。
を解決するべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の第1は、基体発泡樹脂層と、該基
体発泡樹脂層の内部又は表面に配設されるインサート材
とから構成される複合発泡成形体において、前記インサ
ート材を被覆した発泡性樹脂の発泡層と、前記基体発泡
樹脂層とが係合してなることを特徴とする複合発泡成形
体を、本発明の第2は、基体発泡樹脂層と、該基体発泡
樹脂層の内部又は表面に配設されるインサート材とから
構成される複合発泡成形体を製造するに際し、前記イン
サート材の表面を発泡性樹脂被覆処理し、次いで該イン
サート材を金型内の所定の位置に配設した後、基体発泡
樹脂の予備発泡粒子を充填し、加熱、融着させることを
特徴とする複合発泡成形体の製造方法を、それぞれ内容
とするものである。
【0005】本発明に用いられるインサート材は、基体
の発泡樹脂層の内部に埋設されたり、表面に埋設された
り又は積層されるもので、例えば鉄、アルミニウム、し
んちゅう等の金属、合金、セラミック、木、非発泡樹脂
成形体、発泡樹脂成形体等が挙げられる。
の発泡樹脂層の内部に埋設されたり、表面に埋設された
り又は積層されるもので、例えば鉄、アルミニウム、し
んちゅう等の金属、合金、セラミック、木、非発泡樹脂
成形体、発泡樹脂成形体等が挙げられる。
【0006】本発明において、基体発泡樹脂層の樹脂と
しては特に制限されず、例えばスチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。スチレ
ン系樹脂としては、スチレン、α−メチルスチレン、ク
ロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン、ジ
メチルスチレン、t−ブチルスチレン等のスチレン誘導
体の単独重合体又はそれらの組み合わせからなる共重合
体、及びスチレン誘導体とジビニルベンゼン、メチルメ
タクリレート、アクリロニトリル、ブタジェン等との共
重合体等が挙げられる。オレフィン系樹脂とは、低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、直鎖低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共
重合体、エチレン−ブテン−プロピレンランダム三元共
重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、プロピレン
−ブテン共重合体、プロピレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリ(ブテン−1)、並びにこれらプロピレン系樹
脂と混合可能な他の熱可塑性樹脂、例えば低密度ポリエ
チレン、直鎖低密度ポリエチレン、ビニル芳香族系ポリ
マー、ポリブテン、アイオノマー等のプロピレン系樹脂
との混合物、また前記エチレン系樹脂と混合使用可能な
他の熱可塑性樹脂、例えばビニル芳香族ポリマー、ポリ
ブテン、アイオノマー等のエチレン系樹脂との混合物等
である。
しては特に制限されず、例えばスチレン系樹脂、オレフ
ィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。スチレ
ン系樹脂としては、スチレン、α−メチルスチレン、ク
ロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン、ジ
メチルスチレン、t−ブチルスチレン等のスチレン誘導
体の単独重合体又はそれらの組み合わせからなる共重合
体、及びスチレン誘導体とジビニルベンゼン、メチルメ
タクリレート、アクリロニトリル、ブタジェン等との共
重合体等が挙げられる。オレフィン系樹脂とは、低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、直鎖低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共
重合体、エチレン−ブテン−プロピレンランダム三元共
重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体、プロピレン
−ブテン共重合体、プロピレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリ(ブテン−1)、並びにこれらプロピレン系樹
脂と混合可能な他の熱可塑性樹脂、例えば低密度ポリエ
チレン、直鎖低密度ポリエチレン、ビニル芳香族系ポリ
マー、ポリブテン、アイオノマー等のプロピレン系樹脂
との混合物、また前記エチレン系樹脂と混合使用可能な
他の熱可塑性樹脂、例えばビニル芳香族ポリマー、ポリ
ブテン、アイオノマー等のエチレン系樹脂との混合物等
である。
【0007】インサート材を被覆する発泡性樹脂として
は特に制限されず、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合
体、直鎖状低密度ポリエチレン等が好適である。発泡性
樹脂はインサート材と接合一体化するものが特に好まし
く、従ってインサート材と親和性のあるものが好適であ
る。発泡性樹脂とインサート材とが親和性を有しない場
合は、両者間の接着性を高める接着増強剤を介在させる
のが好ましい。このような接着性増強剤としては、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
は特に制限されず、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合
体、直鎖状低密度ポリエチレン等が好適である。発泡性
樹脂はインサート材と接合一体化するものが特に好まし
く、従ってインサート材と親和性のあるものが好適であ
る。発泡性樹脂とインサート材とが親和性を有しない場
合は、両者間の接着性を高める接着増強剤を介在させる
のが好ましい。このような接着性増強剤としては、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
【0008】本発明の複合発泡成形体は、インサート材
の表面を発泡性樹脂で被覆処理した後、金型内の所定の
位置に配設し、次いで基体を構成する発泡樹脂の予備発
泡粒子を充填し、加熱、融着させることにより得ること
ができる。インサート材の表面を発泡性樹脂で被覆処理
する方法としては、流動浸漬法、溶液塗布法(刷毛塗り
法、浸漬法、スプレー法)等が好適である。また、必ず
しもインサート材の全表面を被覆処理する必要はなく、
部分的に被覆処理してもよい。
の表面を発泡性樹脂で被覆処理した後、金型内の所定の
位置に配設し、次いで基体を構成する発泡樹脂の予備発
泡粒子を充填し、加熱、融着させることにより得ること
ができる。インサート材の表面を発泡性樹脂で被覆処理
する方法としては、流動浸漬法、溶液塗布法(刷毛塗り
法、浸漬法、スプレー法)等が好適である。また、必ず
しもインサート材の全表面を被覆処理する必要はなく、
部分的に被覆処理してもよい。
【0009】発泡性樹脂で被覆処理したインサート材
は、予め低発泡させて金型内に配してもよく、また低発
泡させることなく、そのまま金型内に配して基体発泡樹
脂の予備発泡粒子の発泡と同時に発泡させてもよい。本
発明の複合発泡成形体を製造する金型としては、例えば
特開平1−141033号公報や特開昭58−1261
25号公報で開示されたものを用いることができる。
は、予め低発泡させて金型内に配してもよく、また低発
泡させることなく、そのまま金型内に配して基体発泡樹
脂の予備発泡粒子の発泡と同時に発泡させてもよい。本
発明の複合発泡成形体を製造する金型としては、例えば
特開平1−141033号公報や特開昭58−1261
25号公報で開示されたものを用いることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説
明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 実施例1 幅40mm、長さ200mm、厚さ2mmの鉄板からなるイン
サート材の表面を、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
(酢酸ビニル含有量:20重量%)からなる発泡性樹脂
の低発泡品で(発泡倍率:2.3倍)で被覆処理し、こ
れをアルミ製金型(幅300mm、長さ300mm、厚さ5
0mm)内に保持した後、基体発泡樹脂として、ポリプロ
ピレン予備発泡粒子「エペラン−PP(商品名、鐘淵化
学工業株式会社製、発泡倍率:30倍)」を金型内に充
填し、水蒸気で加熱、融着させ、冷却した後金型から取
り出し、75℃で24時間乾燥し、本発明の複合発泡成
形体を得た。得られた複合発泡成形体のインサート材と
基体発泡樹脂層との密着性と界面状態を調べた。その結
果を表1に示す。
明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 実施例1 幅40mm、長さ200mm、厚さ2mmの鉄板からなるイン
サート材の表面を、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
(酢酸ビニル含有量:20重量%)からなる発泡性樹脂
の低発泡品で(発泡倍率:2.3倍)で被覆処理し、こ
れをアルミ製金型(幅300mm、長さ300mm、厚さ5
0mm)内に保持した後、基体発泡樹脂として、ポリプロ
ピレン予備発泡粒子「エペラン−PP(商品名、鐘淵化
学工業株式会社製、発泡倍率:30倍)」を金型内に充
填し、水蒸気で加熱、融着させ、冷却した後金型から取
り出し、75℃で24時間乾燥し、本発明の複合発泡成
形体を得た。得られた複合発泡成形体のインサート材と
基体発泡樹脂層との密着性と界面状態を調べた。その結
果を表1に示す。
【0011】実施例2 発泡性樹脂をエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂低発泡品
から直鎖低密度ポリエチレン低発泡品(発泡倍率:1.
4倍)に変えた以外は実施例1と同様にして本発明の複
合発泡成形体を得、実施例1と同様に密着性と界面状態
を調べた。その結果を表1に示す。
から直鎖低密度ポリエチレン低発泡品(発泡倍率:1.
4倍)に変えた以外は実施例1と同様にして本発明の複
合発泡成形体を得、実施例1と同様に密着性と界面状態
を調べた。その結果を表1に示す。
【0012】実施例3 基体発泡樹脂であるポリプロピレン予備発泡粒子として
直鎖低密度ポリエチレン予備発泡粒子「エペラン−XL
(商品名、鐘淵化学工業株式会社製、発泡倍率:38
倍)」を金型内に充填し、水蒸気で加熱、融着させ、冷
却した後金型から取り出し、75℃で24時間乾燥した
以外は実施例1と同様にして本発明の複合発泡成形体を
得、、実施例1と同様に密着性と界面状態を調べた。そ
の結果を表1に示す。
直鎖低密度ポリエチレン予備発泡粒子「エペラン−XL
(商品名、鐘淵化学工業株式会社製、発泡倍率:38
倍)」を金型内に充填し、水蒸気で加熱、融着させ、冷
却した後金型から取り出し、75℃で24時間乾燥した
以外は実施例1と同様にして本発明の複合発泡成形体を
得、、実施例1と同様に密着性と界面状態を調べた。そ
の結果を表1に示す。
【0013】実施例4 基体発泡樹脂であるポリプロピレン予備発泡粒子として
実施例3で用いた直鎖低密度ポリエチレン予備発泡粒子
「エペラン−XL」を金型内に充填し、水蒸気で加熱、
融着させ、冷却した後金型から取り出し、75℃で24
時間乾燥した以外は実施例2と同様にして本発明の複合
発泡成形体を得、実施例1と同様に密着性と界面状態を
調べた。その結果を表1に示す。
実施例3で用いた直鎖低密度ポリエチレン予備発泡粒子
「エペラン−XL」を金型内に充填し、水蒸気で加熱、
融着させ、冷却した後金型から取り出し、75℃で24
時間乾燥した以外は実施例2と同様にして本発明の複合
発泡成形体を得、実施例1と同様に密着性と界面状態を
調べた。その結果を表1に示す。
【0014】比較例1 インサート材の表面を発泡性樹脂で被覆処理しなかった
他は、実施例1と同様にして複合発泡成形体を得、実施
例1と同様に密着性と界面状態を調べた。結果を表1に
示す。
他は、実施例1と同様にして複合発泡成形体を得、実施
例1と同様に密着性と界面状態を調べた。結果を表1に
示す。
【0015】比較例2 インサート材の表面を発泡性樹脂で被覆処理しなかった
他は、実施例3と同様にして複合発泡成形体を得、実施
例1と同様に密着性と界面状態を調べた。結果を表1に
示す。
他は、実施例3と同様にして複合発泡成形体を得、実施
例1と同様に密着性と界面状態を調べた。結果を表1に
示す。
【0016】
【表1】
【0017】註:インサート材から基体発泡樹脂層を引
き剥そうとした場合の界面状態を下記の基準により3段
階評価した; ◎:基体発泡樹脂層が破断する。 ○:基体発泡樹脂層の破断と界面剥離が同時に見られる
(しかし、実用的強度は認められる)。 ×:界面で剥離する。
き剥そうとした場合の界面状態を下記の基準により3段
階評価した; ◎:基体発泡樹脂層が破断する。 ○:基体発泡樹脂層の破断と界面剥離が同時に見られる
(しかし、実用的強度は認められる)。 ×:界面で剥離する。
【0018】
【発明の効果】叙上の通り、本発明によれば、インサー
ト材と基体発泡樹脂層とが、インサート材表面を被覆処
理した発泡性樹脂の発泡層を介して係合、絡み合い両者
は、物理的に強固に密着し、更に発泡性樹脂として基体
発泡樹脂と親和性を有するものを用いた場合には、上記
物理的密着のみならず融着し、両者は一層強固に一体化
される。
ト材と基体発泡樹脂層とが、インサート材表面を被覆処
理した発泡性樹脂の発泡層を介して係合、絡み合い両者
は、物理的に強固に密着し、更に発泡性樹脂として基体
発泡樹脂と親和性を有するものを用いた場合には、上記
物理的密着のみならず融着し、両者は一層強固に一体化
される。
Claims (10)
- 【請求項1】 基体発泡樹脂層と、該基体発泡樹脂層の
内部又は表面に配設されるインサート材とから構成され
る複合発泡成形体において、前記インサート材を被覆し
た発泡性樹脂の発泡層と、前記基体発泡樹脂層とが係合
又は係合・融着してなることを特徴とする複合発泡成形
体。 - 【請求項2】 インサート材と、これを被覆した発泡性
樹脂の発泡層とが接合一体化された請求項1記載の複合
発泡成形体。 - 【請求項3】 発泡性樹脂が基体発泡樹脂と親和性を有
する請求項1又は2記載の複合発泡成形体。 - 【請求項4】 基体発泡樹脂層と、該基体発泡樹脂層の
内部又は表面に配設されるインサート材とから構成され
る複合発泡成形体を製造するに際し、前記インサート材
の表面を発泡性樹脂で被覆処理し、次いで該インサート
材を金型内の所定の位置に配設した後、基体発泡樹脂の
予備発泡粒子を充填し、加熱、融着させることを特徴と
する複合発泡成形体の製造方法。 - 【請求項5】 インサート材と発泡性樹脂とを接合一体
化させる請求項4記載の製造方法。 - 【請求項6】 インサート材を被覆した発泡性樹脂を発
泡させた後金型内に配設する請求項4又は5記載の製造
方法。 - 【請求項7】 発泡性樹脂が基体発泡樹脂と親和性を有
する請求項4〜6記載の製造方法。 - 【請求項8】 インサート材が金属、ポリエチレン又は
ポリプロピレンからなる請求項4〜7記載の製造方法。 - 【請求項9】 発泡性樹脂が基体発泡樹脂と親和性を有
しない請求項4〜6記載の製造方法。 - 【請求項10】 基体発泡樹脂がオレフィン系樹脂又は
スチレン系樹脂である請求項4〜9記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350068A JPH05154929A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 複合発泡成形体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350068A JPH05154929A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 複合発泡成形体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154929A true JPH05154929A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18408014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3350068A Withdrawn JPH05154929A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 複合発泡成形体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05154929A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016198973A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 日産自動車株式会社 | 複合材料成形体 |
WO2018159529A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社ジェイエスピー | 車両用シートクッション芯材 |
WO2018159528A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社ジェイエスピー | 車両用シートクッション芯材 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP3350068A patent/JPH05154929A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016198973A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 日産自動車株式会社 | 複合材料成形体 |
WO2018159529A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社ジェイエスピー | 車両用シートクッション芯材 |
WO2018159528A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 株式会社ジェイエスピー | 車両用シートクッション芯材 |
KR20190124221A (ko) | 2017-02-28 | 2019-11-04 | 가부시키가이샤 제이에스피 | 차량용 시트 쿠션 심재 |
KR20190124222A (ko) | 2017-02-28 | 2019-11-04 | 가부시키가이샤 제이에스피 | 차량용 시트 쿠션 심재 |
US10631650B2 (en) | 2017-02-28 | 2020-04-28 | Jsp Corporation | Core material of vehicular seat cushion |
US10875436B2 (en) | 2017-02-28 | 2020-12-29 | Jsp Corporation | Vehicle seat cushion core |
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JP3700192B2 (ja) | 発泡体熱収縮チューブ |
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