JPH05154445A - ヒートシール性蓋材の製造方法 - Google Patents

ヒートシール性蓋材の製造方法

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JPH05154445A
JPH05154445A JP32197091A JP32197091A JPH05154445A JP H05154445 A JPH05154445 A JP H05154445A JP 32197091 A JP32197091 A JP 32197091A JP 32197091 A JP32197091 A JP 32197091A JP H05154445 A JPH05154445 A JP H05154445A
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JP
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weight
dispersion
heat
parts
heat sealable
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JP32197091A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamada
勝彦 山田
Mitsuo Tsuruoka
三男 鶴岡
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末コーヒー、粉末ミルク、粉末香辛料、マ
スタード、ヨーグルト、化粧用クリーム、お酒等のガラ
ス製容器に対し,低温ヒートシール性、耐湿接着強度を
満足する,少量多品種でもロスの少ない塗布型のヒート
シール性蓋材の製造方法を提供する。 【構成】 金属性基材上に、融点が140℃以下で、不
飽和カルボン酸またはその無水物を結合成分として含む
オレフィン系重合体の平均粒子径が10μ以下の重合体
粒子とシランカップリング剤を含有する有機溶剤の分散
体を塗布し、加熱乾燥してヒートシール性樹脂層とする
ことを特徴とするヒートシール性蓋材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートシール性蓋材の製
造方法に関する。本発明の方法により得られる蓋材は、
粉末コーヒー、粉末ミルク、粉末香辛料、マスタード、
ヨーグルト、化粧用クリーム、お酒等のガラス製容器の
ヒートシール性蓋材として有用である。
【0002】
【従来の技術】粉体、液体及びペースト状の食品、化粧
品等をガラス容器に密封包装する蓋材としてアルミ箔等
の金属箔に接着性のエチレン系樹脂層を設けたものが知
られている。(例えば特開昭58−20604号公報、
特開昭60−124672号公報、特開昭60−178
042号公報等)これらの接着性樹脂層を設けた金属箔
の製造方法は、予め接着性樹脂のフィルムを製造しドラ
イラミネート剤を用いて金属箔と貼合するドライラミネ
ート法とか、或いは、金属箔上に直接又はアンカーコー
ト剤を介して接着性樹脂フィルムを溶融押出しして貼合
する押出しラミネート法が知られている。これらの方法
は、接着性フィルム成形時の端切り、耳ロス、ドライラ
ミネート時の耳ロス、押出しラミネート時の端切り、耳
ロスといった各成形段階でのロス量が大である為、少品
種多量生産でないと著しく経済性を悪化させる欠点があ
る。また、各工程での成形条件が制約条件となって蓋材
としての性能、即ち低温ヒートシール性、耐湿接着強度
の不安のあるものであった。
【0003】一方、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、耐
衝撃性ポリスチレン、ポリプロピレンといった熱可塑性
樹脂製容器に対しては、有機溶剤系のヒートシールラッ
カー、あるいは樹脂水性分散液(例えば特開昭60−1
73030号公報)をヒートシール層として用いる方法
が、塗布型であるので製造が簡便で、ロスも少なく、得
られた蓋材は耐湿接着強度、ピール強度を充分満足する
ものであり、多品種少量生産向きに好適な製造方法であ
る。しかしながら、これらの塗布型の方法では、ガラス
容器に対して低温ヒートシール性、耐湿接着強度を充分
満足するヒートシール剤が見い出されておらず、該製造
方法によるガラス容器用ヒートシール性蓋材は実現して
いないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はガラス容器用
ヒートシール性蓋材として低温ヒートシール性、耐湿接
着強度が充分満足いくものであって、しかも、少量多品
種でもロスの少ない塗布型のヒートシール剤を用いたガ
ラス容器用ヒートシール性蓋材の製造方法の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】即ち、本発明は、金属性基
材上に、融点が140℃以下で、不飽和カルボン酸また
はその無水物を結合成分として含むオレフィン系重合体
であって、その平均粒子径が10μ以下の重合体粒子と
シランカップリング剤を含有する有機溶剤の分散体を塗
布し、加熱乾燥してヒートシール性樹脂層とすることを
特徴とするガラス容器用ヒートシール性蓋材の製造方法
を提供するものである。
【0006】本発明に用いられる金属性基材としては、
金属箔、または金属蒸着プラスチックフィルムを一構成
成分とする基材が用いられ、具体的には、アルミニウム
箔、鉄箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、あ
るいはそれらにポリエステル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂フィルムを積層したものが例示
される。これらの中でアルミニウム箔、ポリエステル積
層アルミニウム箔、ポリエチレン積層アルミニウム箔、
ポリプロピレン積層アルミニウム箔等が好ましく用いら
れる。
【0007】不飽和カルボン酸、またはその無水物を結
合成分として含むオレフィン系重合体としては、エチレ
ン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)
アクリル酸エステル・(メタ)アクリル酸共重合体、エ
チレン・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン酸
共重合体、エチレン・酢酸ビニル・(メタ)アクリル酸
共重合体等のエチレンと不飽和カルボン酸、あるいはそ
れらの無水物との共重合体、および、これらの共重合体
の不飽和カルボン酸基の一部をアルカリ金属、あるいは
アルカリ土類金属で中和した共重合体;並びに、ポリエ
チレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブ
テン共重合体、エチレン・ヘキセン共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸
エステル共重合体等のエチレン系重合体、あるいはポリ
プロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレ
ン・ブテン共重合体、プロピレン・ヘキセン共重合体等
のプロピレン系重合体に不飽和カルボン酸、またはその
無水物、例えば、(メタ)アクリル酸、あるいは無水マ
レイン酸等をグラフト重合した重合体が挙げられる。
【0008】これらの不飽和カルボン酸、またはその無
水物を結合成分として含むオレフィン系重合体はガラ
ス、金属、ポリアミド、エチレン・ビニルアルコール共
重合体、ポリオレフィン等に対して接着性が優れ、工業
的にも入手しやすい事から、目的に応じて適宜選択する
ことが可能である。また、これらの重合体を不飽和カル
ボン酸、またはその無水物を含有しないオレフィン系重
合体で希釈して使用することも勿論可能である。結合し
た不飽和カルボン酸またはその無水物の含有量はオレフ
ィン系重合体中に0.5〜30重量%であることが好ま
しい。
【0009】また該不飽和カルボン酸、またはその無水
物を結合成分として含むオレフィン系重合体の融点は1
40℃以下であることが必要であり、一般に80〜14
0℃の範囲である。140℃を越えるとガラスに対する
低温ヒートシール性が悪くなる。好ましい融点は130
℃以下である。
【0010】オレフィン系重合体の平均粒子径は、10
μ以下である必要があり、一般に0.1〜10μの範囲
である。10μを越えると有機溶剤中でオレフィン系重
合体粒子と有機溶剤の層分離が起こって塗布作業性に支
障をきたすし、また、乾燥乾燥において樹脂粒子同士の
融着に不完全な箇所を生じて、得られる皮膜が不均質と
なり接着強度のバラツキを生じることがある。特に好ま
しい平均粒子径は5μ以下である。
【0011】本発明の方法に用いられる分散体に含有さ
れるシランカップリング剤は、得られる乾燥皮膜の耐湿
接着強度を向上させる為の必須成分であり、β−(3,
4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−
β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカッ
プリング剤を例示する事ができる。
【0012】これらの中で、特に好ましいものはβ−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン
等のエポキシ基を有するシランカップリング剤である。
シランカップリング剤の添加量は、不飽和カルボン酸、
またはその無水物を結合成分として含むオレフィン系重
合体100重量部あたり1〜50重量部であることが好
ましい。
【0013】また、本発明で用いる有機溶剤とは、ヘキ
サン、ヘプタン、N−オクタン等の脂肪族炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン、テトラクロロ
エタン等の塩化炭化水素;アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル;メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール等のアルコール等を云いこれら有機溶剤の混合物で
あっても良い。中でもトルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素あるいはそれら芳香族炭化水素溶剤と酢酸エステ
ルおよび/またはメチルエチルケトンの混合物が、オレ
フィン系樹脂以外の熱可塑性樹脂に対する溶解性も高い
ので、分散液に改質剤として他の熱可塑性樹脂を配合す
る場合には好ましく用いる事が出来る。
【0014】本発明で云う分散体とは、前述の不飽和カ
ルボン酸、またはその無水物を結合成分とした平均粒子
径が10μ以下のオレフィン系重合体粒子とシランカッ
プリング剤を必須成分として含有した有機溶剤の分散体
であって、例えば予め調製した平均粒子径が10μ以下
のオレフィン系重合体粒子をシランカップリング剤と一
緒に、直接、有機溶剤中に高速攪拌下に分散させること
も可能であるが、平均粒子径が10μ以下のオレフィン
系重合体粒子微粉末そのものを工業的規模で安価に製造
することが困難なので、例えば、オレフィン系重合体を
有機溶剤に加熱溶解し、降温下に高速攪拌状態を保って
微粒子状態で析出させ、必要に応じて10μを越える粗
粒子を濾別して、分散体を製造し、その後シランカップ
リング剤を添加する方法が好ましく用いられる。分散体
中のオレフィン系重合体粒子の量は、通常、5〜50重
量%、好ましくは、10〜40重量%である。
【0015】この分散体に、予め調製しておいた他の熱
可塑性樹脂の有機溶剤溶液、例えば線状ポリエステル、
ポリウレタン、ポリビニルブチラール、塩ビ・酢ビ・無
水マレイン酸共重合体、スチレン・ブタジエンブロック
共重合体、スチレン・イソプレンブロック共重合体、ス
チレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチ
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体あるいは
それらの水素化物、(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、塩素化ポリオレフィン、ロジン及びその誘導体、テ
ルペン及びその誘導体、石油樹脂等の熱可塑性樹脂を前
述の有機溶剤に溶解したものを添加する事も可能であ
る。さらにアンチブロッキング剤、スリップ剤として脂
肪酸アマイド、無機微粉末、PEワックス、PPワック
ス、シリコン化合物等;帯電防止剤として脂肪酸グリセ
ライド等を本発明の目的範囲を損なわない範囲で配合す
る事が可能である。これらの他成分の添加量は、オレフ
ィン系重合体100重量部当たり、0.5〜100重量
部であるのが好ましい。
【0016】塗布に用いられる有機溶剤分散体中の固形
分の量は50重量%以下である事が好ましい。50重量
%を越えると流動性に貧しくなり塗布性に問題を生じ
る。金属性基材への分散体の塗布は、金属箔の場合に
は、用途・目的に応じて、箔の光沢面又は非光沢面に、
また、金属蒸着プラスチックフィルムの場合には、蒸着
金属面に、グラビアコーター、リバースコーター、ロー
ルコーター、スプレー等を用いて、所定量の分散体を塗
布後、熱風乾燥器、遠赤外線ヒーター等を用いて加熱乾
燥させてヒートシール性のある樹脂皮膜を形成させる。
好ましい塗布厚は乾燥後の膜厚で、0.1〜10μであ
り、一般に、乾燥温度は80〜180℃で、乾燥時間は
30秒〜3分である。
【0017】
【効果】本発明の製造方法により製造されたガラス容器
用ヒートシール性蓋材は、低温ヒートシール性、耐湿接
着強度に優れるので、粉末コーヒー、粉末ミルク、粉末
香辛料、マスタード、化粧クリーム等のガラス容器用蓋
材として特に有用である。
【0018】
【実施例】以下実施例により,本発明をより具体的に説
明する。 実施例−1 1−ブテン含有量が15重量%、エチレン含有量が2重
量%のプロピレン・1−ブテン・エチレン共重合体(2
30℃、2.16kg荷重で測定したMFRは6.2g/
10分)100重量部を用い、キシレン溶媒中で、無水
マレイン酸15重量部、ベンゾイルパーオキサイド15
重量部を加えて加熱反応させて得られた、無水マレイン
酸含有量4.8重量%、DSCによる融解のピーク温度
130℃の無水マレイン酸変性プロピレン共重合体(1
90℃、2.16kg荷重で測定したMFRは230g/
10分)20重量部、トルエン70重量部、酢酸エチル
10重量部を100Lのオートクレーブに仕込み、10
0℃で回転数100rpmの攪拌下に保持して溶解後降
温し、40℃、回転数600rpmで2時間保持後さら
に降温し、10℃、回転数700rpmで2時間保持後
室温に戻し分散液を得た。この分散液の平均粒子径を顕
微鏡で確認したところ1.2μであり、20℃での粘度
は800cpsであった。
【0019】得られた樹脂分散液に無水マレイン酸変性
プロピレン共重合体100重量部あたりγ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシランが5重量部となるように
室温下で添加混合して分散体を得た。この分散体は、密
栓付きの100ccメスシリンダーに入れ一か月間室温
放置して静置安定性(層分離の有無)を確認したところ
良好(皆無)であった。
【0020】この分散体を、50μの硬質アルミ箔の光
沢面に乾燥後の膜厚が3μになるようにバーコーターで
塗布し、150℃に設定したオーブン中で20秒間加熱
乾燥した後、一昼夜室温に放置させヒートシール性の蓋
材を得た。得られた蓋材の塗布面をガラス板(厚み5m
m)と重ね合わせ、アルミ側から150℃及び180℃
の各温度で圧力2kg/cm2 、時間3秒の条件でヒー
トシールして室温まで放置冷却し,評価サンプル2種を
作成した。このサンプルの15mm巾の180°ピール
強度を、ショッパー型引張試験機(東洋精機製作所製)
により、ピール速度300mm/分の条件で測定したと
ころ、各々1,600g、1,760gであった。さら
に、このヒートシールしたサンプルを50℃、相対湿度
90%の恒温恒湿器に一か月間入れた後取り出して18
0°ピール強度を測定したところ、各々1,540g、
1,630gであり低温ヒートシール性、耐湿接着強度
とも充分なものであることが判った。
【0021】比較例−1 実施例−1に於いて、樹脂分散液にγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランを添加せず、そのまま分散体
として用いた他は実施例−1と同様にしてサンプルを作
成、評価した。結果を表−1に示す。
【0022】実施例−2 無水マレイン酸含有量が0.3重量%のプロピレン・1
−ブテン共重合体(1−ブテン含有量27重量%、融点
108℃)を15重量部、トルエンを85重量部用い、
実施例−1と同様にして平均粒子径4.8μ、20℃の
粘度が360cpsの樹脂分散液を得た。この分散液に
γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランを変
性ポリプロピレン100重量部あたり35重量部を添加
して分散体とした。この分散体の静置安定性、ヒートシ
ール強度、耐湿接着強度を実施例−1と同様に評価し
た。結果を表−1に示す。
【0023】比較例−2 無水マレイン酸含有量が5.7重量%の変性ポリプロピ
レン(融点153℃)を20重量部、トルエンを80重
量部を1Lの耐圧オートクレーブに入れて140℃で1
時間攪拌下に加熱溶解させ、60℃、回転数500rp
mで1時間保持後10℃まで冷却し、同条件で1時間保
持して平均粒子径5μ、粘度80cpsの樹脂分散液を
得た。この分散液に変性ポリプロピレン100重量部あ
たりγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを5
重量部添加混合して、実施例−1と同様に評価した。結
果を表−1に示す。
【0024】比較例−3 プロピレン・エチレン共重合体(エチレン含有量4.8
重量%、融点120℃)15重量部をトルエン85重量
部とともに1Lのオートクレーブに入れて、100℃で
2時間攪拌下に溶解して降温し、60℃、回転数500
rpmの状態で2時間保持後さらに降温し、10℃、回
転数700rpmの状態で1時間保持してから室温に戻
して分散液を得た。この分散液の平均粒子径は3μで粘
度は230cpsであった。さらに、このプロピレン・
エチレン共重合体(エチレン含有量4.8重量%、融点
128℃)15重量部、トルエン85重量部を1Lのオ
ートクレーブに入れて、100℃で2時間攪拌下に溶解
後、回転数50rpmの条件下6時間かけて室温まで降
温し分散液を得た。この分散液の平均粒子径は3μで粘
度は380cpsであった。さらに、この分散液に共重
合体合計100重量部あたりγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン5重量部を添加混合して分散体を
得、実施例−1と同様に評価した。結果を表−1に示
す。
【0025】比較例−4 無水マレイン酸含有量が0.5重量%のプロピレン・エ
チレン共重合体(エチレン含有量4.6重量%、融点1
28℃)15重量部、トルエン65重量部、メチルエチ
ルケトン25重量部を1Lのオートクレーブに入れて、
100℃で2時間攪拌下に溶解後、回転数50rpmの
条件下6時間かけて室温迄降温し分散液を得た。この分
散液の平均粒子径は17μで粘度は230cpsであっ
た。この分散液に変性共重合体100重量部あたりγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン5重量部を添
加混合して分散体を得、実施例−1と同様に評価した。
結果を表−1に示す。
【0026】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 Z 6122−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属性基材上に、融点が140℃以下
    で、不飽和カルボン酸またはその無水物を結合成分とし
    て含むオレフィン系重合体であって、その平均粒子径が
    10μ以下の重合体粒子とシランカップリング剤を含有
    する有機溶剤の分散体を塗布し、加熱乾燥してヒートシ
    ール性樹脂層とすることを特徴とするヒートシール性蓋
    材の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属性基材が、金属箔、または金属蒸着
    プラスチックフィルムを一構成成分とするものである請
    求項1に記載の方法。
JP32197091A 1991-12-05 1991-12-05 ヒートシール性蓋材の製造方法 Pending JPH05154445A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290731A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd 試薬用容器
JP2009234665A (ja) * 2009-07-13 2009-10-15 Nippon Foil Mfg Co Ltd 包装材料の絞り成形方法
JP2010501330A (ja) * 2006-08-23 2010-01-21 チョン ウ リー, アルミニウム箔およびその製造方法
JP2012171687A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Dynic Corp 蓋材

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