JP2642962B2 - 酸グラフト化変性ポリブテンをベースとするホツトメルト組成物 - Google Patents

酸グラフト化変性ポリブテンをベースとするホツトメルト組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は剥離可能な(Peelable)接着結合(adhesive
bond)を生成することができ、そして実質的に改質化
されたブテン−1均質重合体もしくは共重合体または改
質化された(modified)エチレン均質重合体もしくは共
重合体からなる熱溶融接着剤(hot melt adhesive)に
関するものである。この熱溶融接着剤は良好な重合体対
重合体の結合を示し得ることが予期される。また本発明
は剥離可能なシールを生成し得る新規な熱溶融接着剤を
用いて生成される積層構造体(laminar structure)に
関するものである。
熱溶融接着剤は圧力に感じるように調製され得るが、
これらの接着剤は通常軟質で、粘着性であり、そして限
定された強さ及び接着性を有する。通常の熱溶融物例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレ
ン(PE)、ポリアミドまたはポリエステルは剛性であ
り、ある基体に対して良好な強い結合を生じ、そして一
般に剥離することはできない。
溶媒を加えた接触接着剤は良好な結合力を与えるが、
これらのものは毒性であるか、または汚染物質もしくは
火気厳禁物であるかのいずれかであり得る溶媒を用いる
必要がある。更に、これらの接着剤のいくつかは後で定
義する「剥離性(peelability)」であり得る。
本発明の新規なポリブチレン熱溶融接着剤はこのもの
が溶媒を必要とせず、剥離可能性を有し、そして種々の
基体を結合し得ることから独特のものである。
「剥離可能なシールもしくは結合」または「剥離性」
を有するシールもしくは結合は熱シーリング、衝撃(im
pulse)シーリング、またはかくて生成される結合を有
する2つの面間の熱溶融としての適用のいずれかにより
生成される2枚のフイルム間または他のタイプの基体間
のシールまたは結合が基体(複数)及び2枚のフイルム
の結合が行われる物質においてねじ切り(wrenching of
f)または引裂を生じさせる結合の開裂(opening)なし
に、引張力の作用により2枚のフイルムを結合させる元
の面で開裂し得ることと定義される。本発明の目的のた
めに、剥離可能なシールまたは結合は包装された製品の
使用者がシールされた包装品の内容物を必要とするまで
貯蔵及び輸送中に液体または固体の品物または品質の周
囲にタイト(tight)シールを保持させるに十分な開裂
または「剥離」に対する機械的耐久性を持たなければな
らない。剥離可能シールノ機械的耐久性は手で容易に、
即ち結合を切るために補助装置を使用せずに結合を開裂
するに十分に低くなければならない。
本明細書における「剥離性」なる用語は接着剤が基体
に結合される接着剤の封鎖された場所を表わす。接着剥
離性はかけられる力の程度により測定される。かかる熱
溶融接着剥離性は180゜剥離性に対するASTM試験法D−1
876、[T−ピール(peel)試験]及びまた180゜剥離性
に対するASTM試験法U−903により測定し得る。
本発明は包装用途における熱溶融接着剤として使用し
得る配合物及びその製造方法に関するものである。本発
明はこれらの熱溶融接着剤を用いて製造され、そして長
期間の熱シールまたは用途温度にわたつてほぼ一定の剥
離強さに特徴がある積層体に関するものである。本発明
の配合物、フイルム及び/または積層体はかかる包装品
の製造に用いる熱シール温度または用途温度の必然的な
変化にかかわらず予期され、そして一定の剥離強さを有
するより一致した加工生成物の製造を可能にする。
従来、剥離可能なシールを生成し得るフイルムの製造
に種々の熱可塑性物質が用いられている。例えば(1)
エチレン約80〜96重量%及びエチレン性不飽和エステル
約4〜20重量%の共重合体約50〜90重量%、並びに
(2)結晶性インタクチツクポリブチレン約10〜50重量
%からなる剥離可能な熱シールを製造する際の配合物を
開示するアメリカン・カン(American Can)による米国
特許第4,189,519号参照。剥離シールを生成し得るが、
該特許のフイルムは少量成分としてポリブチレンからな
る。該特許の配合物は接着剤を用いずに高密度ポリエチ
レン(HDPE)に結合し、そして接着剤なしではポリプロ
ピレンは結合しない。
モービル・オイル社(Mobil Oil Corporation)によ
る米国特許第3,900,534号は良好な熱シール特性及び良
好な光学特性を有する熱可塑性収縮フイルムを開示して
いるが、該特許は剥離シールフイルムに対する必要性を
示していない。
UCB S.A.ベルギーによる米国特許第3,879,492号にポ
リブチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン及びポリイソブチレン
からなる配合物が開示されている。
E.I.デュポン・デ・ネム−ズル社(DuPont de Nemour
s&Co.)による米国特許第4,539,263号にプロピレン/
α−オレフイン共重合体をベースとする剥離シールが開
示されている。該特許はポリブチレン重合体に関する開
示を与えているようには見えない。
米国特許第4,665,130号及び同第4,666,778号にポリブ
チレン及びEVA(またはポリエチレン)及びポリプロピ
レンの配合物が開示されており、その際にポリプロピレ
ンは配合物中で15重量%より少ない。しかしながら、こ
れらの参考文献は新規な発明を教示していない。
米国特許第3,573,240号の硬質カバー本のバイデイン
グ(binding)に対する熱溶融接着性組成物が記載され
ている。該特許の第4欄、1〜7行目に少量、即ち約5
重量%までのアルフアオレフインコモノマー例えばエチ
レン及びプロピレンが生じる本質的に均質重合系により
示される所望の特性を実質的に損失せずにブテン−1重
合系中に存在し得ることが教示されている。また該特許
は第2欄、61〜63行目に本のバインデイング用熱溶融接
着剤が良好な熱安定性及び迅速な硬化速度を示すことを
示している。該特許は約5重量%までのエチレンを実質
的にブテン−1重合系に加え得るが、剥離可能な熱溶融
接着剤を開示していない。かくて、該特許は剥離可能な
結合を生成させる際のエチレン均質重合体または共重合
体と改質化されたブテン−1均質重合体もしくは共重合
体との配合物の使用を記載する本発明の教示に反するも
のではない。
いくつかの用語が本明細書を通して用いられている。
「非相溶性(noncompatible)重合体」は配合または混
合された際に2つの別々の相に分離する重合体として定
義される。「制御可能な凝集力(controllable cohesiv
e strength)」は凝集力を非相溶性成分の比を変えるこ
とにより変化させるか、または制御し得る際の接着を表
わす。
本明細書において、「改質」あるいは「改質化」は、
酸グラフト化変化性を意味する。
本発明において、熱剥離可能な溶融接着剤は改質され
たブテン−1均質重合体または約5〜約50重量%のエチ
レン性均質重合体もしくは共重合体との共重合体或いは
また改質化されたエチレン性均質重合体または約5〜約
50重量%のブテン−1均質重合体もしくは共重合体との
共重合体及び少量の安定剤(1phr(100部当りの部数)
まで)からなり得る。所定量の粘着性樹脂を加えること
ができ、その際にその量は接着剤中に用いる他の成分に
依存して変えられる。場合によつては30phrまでのワツ
クス、及び/または15phrまでのアタクチツクプロピレ
ン均質重合体もしくは共重合体を新規な調節物に加え得
る。
本発明において、剥離性を有する熱溶融接着剤を用い
て積層構造体を製造し、構造物または囲いを製造し得
る。ナイロン、ポリカーボネート、ステンレス・スチー
ル及び他の同様の材料の基体、並びに非相溶性基体を用
いることができた。
改質化されたブテン−1均質重合体及び共重合体はそ
の遅い結晶化速度のために独特なオレフイン性重合体の
グループである。他のポリオレフイン結晶性重合体例え
ばEVA、ポリエチレン及びポリプロピレンと対照して、
改質化されたブテン−1重合体の極めて遅い結晶化速度
は種々の基体(例えばステンレス・スチール及び電解ア
ルミニウムの如き金属)に対する良好な接着性を有する
新規な熱溶融接着剤を調製する際に有利であることが見
い出された。
本発明に有用な改質化されたポリブチレン均質重合体
及び共重合体は主に規則的で、且つ空間的に配列された
エチル側鎖基を有する直鎖状分子であり;1つのブテンが
エチレン骨格鎖にそつて1,2炭素二重結合を介して重合
する場合に生じる。溶融物から冷却した場合、エチル側
鎖基が最初に立方晶系の(tetragonal)空間配置に整列
し、重合体の最終的な結晶性(状態II)の半分より少し
以上に発達する。時間と共に、立方晶系の結晶状態IIは
続いて更に結晶状態Iが発達することにより安定な六方
晶系の(hexagonel)空間配置に転位する。改質化され
たブテン−1共重合体は11〜20モル%の範囲のエチレン
コモノマー含有量を有する改質化されたブテン−1エチ
レン共重合体であり得る。
未改質のブテン−1均質重合体及び共重合体は改質化
されたエチレン均質重合体または共重合体と一緒に用い
る場合にのみ本発明の範囲内で使用できる。未改質のポ
リブチレン均質重合体は米国特許第3,362,940号に開示
されている。未改質のブテン−1共重合体は種々のアル
フアオレフインの1つまたはそれ以上からなり得る、例
えばまた米国特許第3,362,940号に教示されるブテン−
1共重合体を参照。11〜20モル%の範囲のエチレンコモ
ノマー含有量を有するブテン−1/エチレン共重合体がエ
チレンコモノマーが低いガラス転位温度(Tg)非晶質相
を生じさせ、更に接着剤の結晶速度を減少させ、そして
更に重合体中の最終的な結晶性の程度を減少させるため
に本発明の熱溶融接着剤に殊に有用であることが予期さ
れる。これらの新規な剥離特性を有する本発明の熱溶融
接着剤の発展は種々の他の成分例えば粘着性樹脂、ワッ
クス、油、安定剤、及び他の添加剤例えばアタクチツク
ポリプロピレン均質重合体または共重合体と組成物化す
ることにより行い得る。
本発明の改質化されたブテン−1重合体は改質化され
たブテン−1均質重合体またはプロピレン、エチレンま
たは炭素原子5〜8個を有するアルフアオレフインのコ
モマーを有し、そしてコモマーのモル%が全共重合体を
ベースとして1乃至30モル%間である改質化されたブテ
ン−1共重合体であり得る。
本発明の範囲内で使用し得る改質化及び未改質のブテ
ン−1均質重合体及び共重合体は190℃でのASTM D1238
をベースとする分数から1000dg/minまでの広範囲のメル
ト・フローの共重合体から選択し得る。
本発明の範囲内で、改質化及び未改質化のエチレン成
分を用いる。ASTM試験D1238をベースとする190℃での条
件Eで分数から100dg/minまでの範囲のメルト・フロー
を有する改質化されたエチレン均質重合体及び共重合体
が殊に有用である。
本発明の範囲内で、エチレン性均質重合体または共重
合体には改質化されるかまたは未改質の直鎖状低密度ポ
リエチレン(LLDPE)、改質化されるかまたは未改質の
低密度ポリエチレン(LDPE)、改質化されるかまたは未
改質の中密度ポリエチレン(MDPE)、改質化されるかま
たは未改質のエチレン酢酸ビニル共重合体(EMA)、改
質化されるかまたは未改質のエチレンアクリル酸メチル
共重合体(EVA)、改質されるかまたは未改質の高密度
ポリエチレン(HDPE)或いは改質化されるかまたは未改
質のエチレン−アクリル酸共重合体があり得る。最も好
ましくは、選ばれるブテン−1成分に依存して、改質化
されるまたは未改質の状態のいずれかの低密度ポリエチ
レンまたはエチレン酢酸ビニル共重合体が本発明の範囲
内で殊に使用できる。
本発明の範囲内で使用できるものとして次のタイプの
改質化されたエチレン均質重合体または共重合体が考え
られ;すべてのものはUSI Chemicals、PLEXAR 1、
2、3、5、100、101、102、103、104、105及び130か
ら入手できる。
本発明において、改質化されたエチレン成分は未改質
のブタン−1成分とのみ使用でき、そして未改質のエチ
レン成分は改質化されたブテン−1成分とのみ使用でき
ることが考えられる。
本発明の範囲内で使用し得る安定剤は立体障害のある
フエノール例えばチバ・ガイギー社(Ciba Geigy Corpo
ration)製のIrganox1010、エチル社(Ethyl Corporati
on)製のEthanoxまたはリンベースの安定剤例えばチバ
・ガイギー社製のIrgafos168であり得る。本発明に用い
る際にIrganox1010が最も好ましい安定剤である。本発
明の範囲内で使用し得る安定剤の量は重量%で表わされ
る熱溶融接着剤中の成分の全重量100部当りの部数(ph
r)で表わされる。エタノツクス330は1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス[3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−ベンジル]ベンゼンである。Irganox1010は通常
テトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシンナメート)]メタンとして表わされる。0.3p
hrの安定剤を用いることが好ましいが、約0.1〜約2phr
も本発明の範囲内で使用し得る。
本発明の範囲内で使用できる粘着性樹脂は改質化され
るかもしくは未改質のエチレン均質重合体または共重合
体成分のいずれかと相溶性であるか、または改質化され
るかもしくは未改質のブテン−1均質重合体または共重
合体成分と相溶性であることができ、そして一般にブテ
ン及びエチレン重合体の両方と相溶性ではない。粘着性
樹脂は配合物の改質化された成分と相溶性であることが
必要である。
改質化されるかまたは未改質のエチレン共重合体適合
性の粘着性樹脂を本発明に用いる場合、このものは通常
極性の粘着樹脂から選ぶ。改質化されるかまたは未改質
のエチレン均質重合体適合性の粘着性樹脂を用いる場
合、ロジン(rosin)エステルまたは樹脂族炭化水素樹
脂を本発明の範囲内で使用し得る。エチレン共重合体適
合性の樹脂の例にはアリゾナ・ケミカル会社(Arizona
Chemical Company)製のZonester85(不均化されたトー
ル油ロジンのグリセリンエステル)及びZonester 100、
またはハーキユレス社(Hercules Corporation)製のKr
istalex 3070(アスフアメチルスチレンベースの樹脂)
が含まれる。
改質化されるかもしくは未改質のブテン−1均質重合
体または共重合体適合性の粘着性樹脂を本発明に用いる
場合、粘着性樹脂は非極性の例えばハーキユレス製のRe
galrez 1078(水素化された炭化水素樹脂)、エクソン
化学会社(Exxon Chemical Company)製のEscorez 1304
(炭化水素樹脂)、すべてグツドイヤー・タイヤ・アン
ド・ラバー(Goodyear Tire and Rubber)製のWingtack
95(合成ポリテルペン樹脂)またはWingtack 85である
ことが好ましい。本発明の範囲内でまた、70〜125℃の
範囲内の軟化点を有する部分的に水素化されたC9ベース
の炭化水素樹脂、並びにC5ストリーム(stream)樹脂及
びポリテルペンからなる群の員を約20〜約60重量%、好
ましくは50重量%の量で接着剤中に配合することができ
る。
本発明のワツクスは微結晶性ワツクスであり得るが、
他のワックスも本発明の範囲内で使用し得る。ワツクス
は任意であり、そして全体の接着剤組成物をベースとし
て30phr(100部当りの部数)までの量で使用し得る。Sh
ellwax 100、300及び500は本発明の範囲内で用いる際
に好適であるワツクスの例である。10〜30phr、好まし
くは20phrの十分な量のワツクスを本発明において使用
すべきであり、そしてこのものは実質的に接着剤の使用
温度を減少させずに全体の接着剤組成物において粘度を
低下させる利点を与える。
アタクチツクポリプロピレン(例えばハーキユレス
社、ウイルミントン、デラウエア製のAFAX 510)を全体
の接着剤調製物の約15phrまでの範囲の量で新規な組成
物に加え得る。最も好ましくは、(1)希釈剤として作
用することによる全体の接着剤系の改善された処理性、
及び(2)生じる接着剤の減少された経費の利点を与え
るために15phrのAfax 510を用いる。
本発明の範囲内で使用し得るアタクチツクポリプロピ
レンの量は本発明の範囲内で使用し得る安定剤の量を表
わす際に用いる方法と同様に熱溶融接着剤の成分のphr
で表わす。
また最終の剥離可能な生成物を製造する際の経費を減
じるために可塑剤、例えばShellflex 371のような油を
組成物に加え得る。またこれらの可塑剤は接着剤の処理
性を高め得る。
本発明は連続的または断続的方法において接着剤を基
体間で用いる積層構造体を含む。接着剤を連続的に塗布
する場合、基体は接着剤の大部分の成分と適合すべきで
ある。接着剤を断続的に塗布する場合、基体は大部分の
成分と適合性であるか、または非適合性であるかのいず
れかであつてもよい。
積層構造体は基体として次のものの1つを含有するこ
とができる:ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル
(PVC)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(P
S)、ポリアクリロニトリル(PAN)、紙もしくはアルミ
箔またはポリ−4−メチルペンテン。積層構造体は上記
化合物のみに限定されるものではなく、本発明の範囲内
で基体として使用し得るいずれの化合物も考慮される。
改質されたブテン−1に富んだ接着剤に対し、相溶性
の基にはホイル、ポリプロピレン、処理された鋼鉄、ア
ルミニウム及び紙がある。大量の改質化されたエチレン
を有する接着剤と相溶性の基体には紙、ポリエステル及
び高密度ポリエチレンが含まれる。
大量成分として改質化されたポリブテンを有する接着
剤と非相溶性である基体にはポリカーボネート、ポリア
クリルニトリル共重合体、ポリ−4−メチルペンテン、
ナイロン、ポリ塩化ビニル(PVC)及び高密度ポリエチ
レンが含まれる。
大量成分として改質化されたポリエチレンを有する接
着剤と非相溶性である基体にはポリカーボネート、ポリ
アクリルニトリル共重合体、ポリ−4−メチルペンテン
及びポリプロピレンが含まれる。
粘着性樹脂の添加により基体及び接着剤間の接着効果
が変わり得る。
積層構造体は本発明の熱溶融接着剤を基体の少なくと
も片側上に被覆することにより製造し得る。またサンド
イツチスタイルの積層体も本発明の範囲内のものであ
る。熱溶融接着剤は(a)(1)改質化されたエチレン
均質重合体もしくは共重合体または(2)改質化された
ブテン−1均質重合体もしくは共重合体のいずれかの配
合物の成分対(b)粘着性樹脂の重量%において70:30
〜30:70の範囲の(a):(b)比を用いて製造し得る
ことが見い出された。これらの%は60:40〜40:60のより
好適な比の範囲内で変え得る。最も好適な具体例は50:5
0(重量%における)の比のそれぞれの相溶性の粘着性
樹脂に対する改質化されたブテン−1成分または改質化
されたエチレン成分のものとして考えられる。
上記の接着剤組成物が粘着性樹脂及び場合によつては
アタクチツクプロピレン均質重合体の追加の成分、ワツ
クス及び/または他の安定剤、並びに少量のブテン−1
均質重合体または共重合体及び大量のエチレン成分から
なる組成物からなる場合、組成物は下に示すものの如き
調製物からなり得る: (I)約66.6〜約15重量%のエチレン均質重合体または
共重合体、約15〜約66.5重量%のエチレン適合性粘着樹
脂、約5〜約50重量%のブテン−1均質重合体または共
重合体、1phrまでの安定剤、並びに場合によつては30ph
rまでのワツクス、及び/または15phrまでのアタクチツ
クポリプロピレンからなり、そして更にエチレン均質重
合体または共重合体に対する粘着性樹脂の比が30:70〜7
0:30である調製物。
(II)約57〜約20重量%のエチレン性均質重合体はまた
は共重合体、約5〜50重量%のブテン−均質重合体また
は共重合体、約1phrまでの安定剤、及び約57〜約20重量
%の粘着性樹脂、並びに場合によつては30phrまでのワ
ツクス及び/または(15phrまでの)アタクチツクポリ
プロピレンからなり、そしてエチレン均質重合体または
共重合体に対する粘着性樹脂の組成比が40:60〜60:40の
範囲内である調製物。
(III)約47.5〜約25重量%の改質化されたエチレン性
均質重合体または共重合体、約5〜約50重量%のブテン
−1均質重合体または共重合体、約1phrまでの安定剤、
及び約25〜約47.5重量%の均質化されたエチレン相溶性
の粘着性樹脂、30phrまでのワツクス、及び/または15p
hrまでのアタクチツクポリプロピレンからなり、そして
更に改質化されたエチレン均質重合体または共重合体に
対する粘着性樹脂の組成物が1:1の比である調製物。
接着剤組成物がワツクス及び追加の成分例えば粘着性
樹脂、アタクチツクポリプロピレン及び/または他の安
定剤からなり、そして組成物が少量のエチレン成分及び
大量の改質化されたブテン−1均質重合体または共重合
体からなる場合、組成物は下記のものの如き調製物から
なり得る: (IV)約5〜約50重量%のエチレン性均質重合体または
共重合体、約66.5〜約15重量%の改質化されたブテン−
1均質重合体または共重合体、約1phrまでの安定剤、並
びに約15〜約66.5重量%の粘着性樹脂、場合によつては
20phrのワツクス及び/または15phrまでのアタクチツク
ポリプロピレンからなり、そして更に改質化されたブテ
ン−1均質重合体または共重合体に対する粘着性樹脂の
組成比が30:70〜70:30の範囲内にある調製物。
(V)約5〜約50重量%のエチレン性均質重合体または
共重合体、約57〜約20重量%の改質化されたブテン−1
均質重合体または共重合体、約1phrまでの安定剤、並び
に約20〜約57重量%の改質化されたブテン−1相溶性の
粘着性樹脂、30phrまでのワツクス及び/または15phrま
でのアタクチツクポリプロピレン樹脂からなり、そして
更に改質化されたブテン−1均質重合体または共重合体
に対する粘着性樹脂の組成比が40:60〜60:40の範囲内で
ある調製物。
(VI)約5〜約50重量%のエチレン性均質重合体または
共重合体、矢47.5〜約25重量%の改質化されたブテン−
1均質重合体または共重合体、約1phrまでの安定剤、及
び約25〜約47.5重量%の改質化されたブテン−1相溶性
の粘着性樹脂、30phrまでのワツクス及び/または15phr
までのアタクチツクポリプロピレンからなり、そして更
に改質化されたブテン−1均質重合体に対する粘着性樹
脂の組成物が1:1の比である調製物。
実施例1 接着剤の製造 改質化されたブテン−1または改質化されたエチル酢
酸ビニル(EVA)重合体はブテン−1またはEVAを無水マ
レイン酸で機能化することにより製造することができ
た。改質化されたブテン−1重合体はポリブチレンペレ
ツトを2000〜10000ppmの過酸化物(Lupersol 101)及び
適当量の無水マレイン酸を混合することにより製造する
ことができた。押出機の温度はポリブチレンが溶融し、
そして例えば200℃での加熱で、そして約2分間の滞留
時間を得るためのrpmを用いて実質的に完全な過酸化物
の分解を生じさせるように選ぶべきである。代表的には
1000〜4000ppmの過酸化物(Lupersol 101)を0.1〜5重
量%の無水マレイン酸と共に使用できた。
小型ブラベンダー(Brabender)配合ヘツド(容量約5
0cc)または1クオートのシグマ・ブレード(sigma bla
de)混合機のいずれかを用いて接着剤を製造した。予熱
した装置(170〜180℃に予熱)を用いてポリプロブチレ
ン重合体を導入し、軟質で、均一な塊が生じるまで混合
し、次に残りの成分を徐々に導入することにより試験調
製物を配合することができた。
実施例2 接着剤フイルム 所望の間隔を生じさせるように調整した(従つて所定
の接着剤の厚さに設定した)一対の加熱したニツプ・ロ
ール(nip roll)を用いて放出被覆した(release coat
ed)ポリエステルフイルム上に(放出被覆した面上に)
キヤステイングすることにより薄い接着剤フイルム(12
5〜200ミクロン)を調製することができた。予熱した接
着剤(約130℃で)をポリエステルフイルム上に注ぎ、
そして加熱したニツプ・ロールを通して手で引くことが
できた。また、接着剤を基体上に注ぐことができ、そし
て「ドクター・ブレード(doctor blade)」を用いて基
体上に均一な被覆物を生じさせるように接着剤を「延伸
(drawn down)」することができた。また熱溶融接着剤
の他の塗布方法も用いることができた。連続的または断
続的塗布に対して、接着剤を塗布するための熱溶融物銃
(gun)を用いて接着剤を噴霧するか、または接着剤を
押し出すような技術を用いることができた。上記の最初
の技術を用いて巾4″及び長さ8″の少量(<60g)の
接着剤フイルムを製造することができ、従つて極めて少
量の接着剤を評価することができた。
冷却して硬化させ、これらの接着剤を試験片を製造す
るために使用できた。例えば、ポリエステルフイルムか
ら接着剤を四角く切り、剥離し、紙の間に接着剤を置
き、そしてホツト・バー・シーラー(hot bar sealer)
(時間、圧力及び温度を調整できる)を用いて熱シール
することによりクラフト紙対クラフト紙、ポリプロピレ
ン対ポリプロピレン及びポリエチレン対ポリエチレン結
合を形成させることができた。また、接着剤角または接
着剤片をプラスチツクまたは金属基体の小片上に置き、
ヒート・ガン(または乾燥器中)で溶融し、次に適当な
接触圧力下で結合させてT−ピール、ラツプ・シエア
(lap shear)またはSAFT結合された基体試験片を製造
することができた。
試験方法 1.接着剤の熱溶融粘度−粘度はRVTヘツド及びNo.29スピ
ンドル(ASTM D3236)を有するブルツクフイールド・サ
ーモセル(Brookfield Thermocell)粘度計中にて177℃
で測定することができ;低粘度調製物に対してはNo.27
スピンドルを用いることができた。
2.ピール強さ−試験基体、基体面間の中間層としての接
着剤を用いて25mm×150mmの積層サンドイツチを生成さ
せることができた。積層面を片面を低部ジヨー(jaw)
中に入れてインストロン(Instron)試験中に置いた。
ジヨーを25cm/分の速度で離した。表面を剥離するに必
要な力を連続的に記録した。最大及び最小値並びに破壊
(failure)モード、即ち接着、凝集またはその組合せ
の破壊を記録した。この試験で約180℃のピール角度を
推定した。
第2表は大量の改質化されたブテン−1成分及び少量
のエチレン成分または大量の改質化されたエチレン成分
及び少量のブテン−1成分からなる接着剤間の予期され
た相異を示す。
(1) ブテン−1重合体はshell Chemical Company性
のDuraflex ポリブチレン8910として公知であるブテン
−1及びエチレンの共重合体である。
(2) 改質化されたブテン−1重合体は1.0重量%の
無水マイレン酸を用いてグラフト化されたポリブチレン
8910である。
(3)エチレン共重合体はU.S.Industrial Co.製のエチ
レン酢酸ビニル(EVA)Ultrathene 649−04である。
(4) 改質化されたエチレン共重合体は1.0重量%の
無水マレイン酸を用いてグラフト化されたEVA(649−0
4)である。
(5) 粘着性樹脂はZonester85である。
(6) ワツクスはShellwax400である。
(7) 安定剤はIrganox1010であり、そして立体障害
のあるフエノールである。
(8) N=結合無;Y=結合有。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.改質エチレン性均質重合体または共重合体約50〜約95
重量%;ブテン−1均質重合体または共重合体約50〜約
5重量5;及び100部当り約1部(phr)までの安定剤を含
有してなる、主たる量の改質エチレン均質重合体または
共重合体からなる、剥離可能な熱溶融接着剤。
2.該改質エチレン性均質重合体または共重合体約60〜約
80重量%;ブテン−1均質重合体または共重合体約40〜
約20重量%;及び100部当り約1部(phr)までの該安定
剤を含有してなる、上記第1項記載の熱溶融接着剤。
3.エチレン性均質重合体または共重合体約50〜5重量
%;改質ブテン−1均質共重合体または共重合体50〜約
95重量%;及び100部当り約1部(phr)までの安定剤を
含有してなる、主たる量の改質ブテン−1均質重合体ま
たは共重合体からなる、剥離可能な熱溶融接着剤。
4.該エチレン性均質重合体または共重合体約40〜約20重
量%;該改質ブテン−1均質重合または共重合体約60〜
約80重量%;及び100部当り約1部(phr)までの該安定
剤からなる、上記第3項記載の熱溶融接着剤。
5.エチレン性均質重合体または共重合体約66.5〜約15重
量%;ブテン−1均質重合体または共重合体約5〜約50
重量%;約1phrまでの安定剤;及び改質エチレン相溶性
の粘着性樹脂約15〜約66.5重量%を含有してなり;そし
て更に該改質エチレン均質重合体または共重合体に対す
る粘着性樹脂の組成が30:70〜70:30の範囲である、剥離
可能な熱溶融接着剤。
6.該改質エチレン性均質重合体または共重合体約57〜約
20重量%;該ブテン−1均質重合体または共重合体約5
〜約50重量%;約1phrまでの該安定剤;及び該粘着性樹
脂約20〜約57重量%からなり;そして更に該改質エチレ
ン均質重合体または共重合体に対する粘着性樹脂の組成
が40:60〜60:40の範囲である、上記第5項記載の熱溶融
接着剤。
7.該改質エチレン性均質重合体または共重合体約47.5〜
約25重量5;該ブテン−1均質重合体または共重合体約5
〜約50重量%;約1phrまでの該安定剤;及び該粘着性樹
脂約25〜約47.5重量%からなり;そして更に該改質エチ
レン均質重合体または共重合体に対する粘着性樹脂の組
成が1:1の比である、上記第5項記載の熱溶融接着剤。
8.エチレン性均質重合体または共重合体約5〜約50重量
%;改質ブテン−1均質重合体または共重合体約66.5〜
約15重量%;約1phrまでの安定剤;及び改質ブテン−1
相溶性の粘着性樹脂約15〜約66.5重量%からなり;そし
て更に改質ブテン−1均質重合体または共重合体に対す
る粘着性樹脂の組成が30:70〜70:30の範囲である、剥離
可能な熱溶融接着剤。
9.該エチレン性均質重合体または共重合体約5〜約50重
量%;該改質ブテン−1均質重合体または共重合体約57
〜約20重量%;約1phrまでの該安定剤;及び該粘着性樹
脂約20〜約57重量%からなり;そして更に該改質ブテン
−1均質重合体または共重合体に対する該粘着性樹脂の
組成が40:60〜60:40の範囲である、上記第8項記載の熱
溶融接着剤。
10.該エチレン性均質重合体または共重合体約5〜約50
重量%;該均質ブテン−1均質重合体または共重合体約
47.5〜約25重量%;約1phrまでの該安定剤;及び該粘着
性樹脂約25〜約47.5重量%からなり、そして更に該改質
ブテン−1均質重合体または共重合体に対する該粘着性
樹脂の組成が1:1の比である、上記第8項記載の熱溶融
接着剤。
11.更に30phrまでのワツクスを含有してなる、上記第
1、3、5及び8項のいずれかに記載の接着剤。
12.該改質または未改質エチレン性均質重合体または共
重合体が直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、エチレンアクリル酸メチル共重合体、高密度ポリエ
チレン及びエチレンアクリル酸共重合体よりなる群から
選ばれる、上記第1、3、5及び8項のいずれかに記載
の接着剤。
13.該改質エチレン性均質重合体または共重合体がグラ
フト化された無水マレイン酸0.05〜約5重量%を含む上
記第1又は5項記載の接着剤。
14.改質または未改質の該ブテン−1共重合体がエチレ
ン、プロピレン及び炭素原子5〜8個を有するアルフア
オレフインからなる群の一員であるコモノマーを含有し
てなる、上記第1、3、5及び8項のいずれかに記載の
接着剤。
15.該改質ブテン−1均質重合体または共重合体がグラ
フト化された無水マレイン酸約0.05〜約5重量%を含む
上記第3又は8項記載の接着剤。
16.改質または未改質の該ブテン−1共重合体が約1乃
至約30モル%間にある少なくとも1つのコモノマーを含
有してなる、上記第1、3、5及び8項のいずれかに記
載の接着剤。
17.該安定剤が立体障害のあるフエノールである、上記
第1、3、5及び8項のいずれかに記載の接着剤。
18.該安定剤がテトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタンで
ある、上記第1、3、5及び8項のいずれかに記載の接
着剤。
19.更に約15phrまでのアタクチツクポリプロピレンを含
有してなる、上記第1、3、5及び8項のいずれかに記
載の接着剤。
20.該改質エチレン適合性の粘着性樹脂が脂肪族炭化水
素、不均化されたトール油ロジンのエステル及びアルフ
アメチルスチレンベースの樹脂からなる群の一員であ
る、上記第5項記載の接着剤。
21.該改質ブテン適合性の粘着性樹脂が非極性樹脂、部
分的に水素化された炭化水素樹脂、合成ポリテルペン及
びC5ストリーム樹脂からなる群の一員である、上記第8
項記載の接着剤。
22.更に30phrまでの微結晶性ワツクスを含有してなる、
上記第1、3、5及び8項のいずれかに記載の接着剤。
23.剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体からな
り、その際に該接着剤が改質エチレン性均質重合体また
は共重合体約50〜約95重量%;ブテン−1均質重合体ま
たは共重合体約50〜約5重量%;及び100部当り約1部
(phr)までの安定剤を含有してなる、主たる重量のエ
チレン均質重合体または共重合体を含有してなる、積層
構造体。
24.該接着剤が該改質エチレン性均質重合体または共重
合体約60〜80重量%;該ブテン−1均質重合体または共
重合体約40〜約20重量%;及び100部当り約1部(phr)
までの該安定剤からなる、上記第23項記載の積層構造
体。
25.剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体からな
り、その際に該接着剤がエチレン性均質重合体または共
重合体約50〜5重量%;改質ブテン−1均質重合体また
は共重合体約50〜約95重量%;及び100部当り約1部(p
hr)までの安定剤を含有してなる、積層構造体。
26.該接着剤が該エチレン性均質重合体または共重合体
約40〜約20重量%;該改質ブテン−1均質重合体または
共重合体約60〜約80重量%;及び100部当り約1部(ph
r)までの該安定剤からなる、上記第25項記載の積層構
造体。
27.剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体からな
り、その際に接着剤が改質エチレン性均質重合体または
共重合体約66.5〜約15重量%;ブテン−1均質重合体ま
たは共重合体約5〜約50重量%;約1phrまでの安定剤;
及び改質エチレン相溶性の粘着性樹脂約15〜約66.5重量
%を含有してなり;そして更に該改質エチレン均質重合
体または共重合体に対する該粘着性樹脂の組成が30:70
〜70:30の範囲である、積層構造体。
28.該接着剤が該改質エチレン性均質重合体または共重
合体約57〜約20重量%;該ブテン−1均質重合体または
共重合体約5〜約50重量%約1phrまでの該安定剤;及び
該粘着性樹脂約20〜約57重量%からなり;そして更に該
改質エチレン均質重合体または共重合体に対する該粘着
性樹脂の組成が40:60〜60:40の範囲である、上記第27項
記載の積層構造体。
29.該接着剤が該改質エチレン性均質重合体または共重
合体約47.5〜約25重量%;該ブテン−1均質重合体また
は共重合体約5〜約50重量%;約1phrまでの該安定剤;
及び該粘着性樹脂約25〜約47.5重量%からなり;そして
更に該改質エチレン均質重合体または共重合体に対する
該粘着性樹脂の組成が1:1の比である、上記第27項記載
の積層構造体。
30.剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体からな
り、その際の該接着剤がエチレン性均質重合体または共
重合体約5〜約50重量%;改質ブテン−1均質重合体ま
たは共重合体約66.5〜約15重量%;約1phrまでの安定
剤;及び改質ブテン−1相溶性の粘着性樹脂約15〜約6
6.5重量%からなり;そして更に該改質ブテン−1均質
重合体または共重合体に対する該粘着性樹脂の組成が3
0:70〜70:30の範囲である、積層構造体。
31.該接着剤が該エチレン性均質重合体または共重合体
約5〜約50重量%;該改質ブテン−1均質重合体または
共重合体約57〜約20重量%;約1phrまでの該安定剤;及
び該粘着性樹脂約20〜約57重量%からなり;そして更に
該改質ブテン−1均質重合体または共重合体に対する該
粘着性樹脂の組成が40:60〜60:40の範囲である、上記第
30項記載の積層構造体。
32.該接着剤が該エチレン性均質重合体または共重合体
約5〜約50重量%;該改質ブテン−1均質重合体または
共重合体約47.5〜約25重量%;約1phrまでの該安定剤;
及び該粘着性樹脂約25〜約47.5重量%からなり、そして
更に該改質ブテン−1均質重合体または共重合体に対す
る該粘着性樹脂の組成が1:1の比である、上記第30項記
載の積層構造体。
33.該基体をナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、紙、アルミ
箔、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリカーボ
ネート及びポリ−4−メチルペンテンよりなる群から選
ぶ、上記第23、25、27及び30項のいずれかに記載の積層
構造体。
34.該改質または未改質エチレン性均質重合体または共
重合体が直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、中程度ポリエチレン、エチレン鎖酸ビニル共重合
体、エチレンアクリル酸メチル共重合体、高密度ポリエ
チレン及びエチレンアクリル酸共重合体よりなる群から
選らばれ、上記第23、25、27及び30項のいずれかに記載
の積層構造体。
35.該改質または未改質のブテン−1共重合体がエチレ
ン、プロピレン及び炭素原子5〜8個を有するアルフア
オレフインからなる群の一員であるコモノマーからな
る、上記第23、25、27及び30項のいずれかに記載の積層
構造体。
36.該ブテン−1共重合体がエチレン、プロピレン及び
炭素原子5〜8個を有するアルフアオレフインよりなる
群の一員であるコモノマーからなり、そして該コモノマ
ーが約1乃至30モル%間である、上記第23、25、27及び
30項のいずれかに記載の積層構造体。
37.該安定剤が立体障害であるフエノールである、上記
第23、25、27及び30項のいずれかに記載の積層構造体。
38.該安定剤がテトラキス[メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタンで
ある、上記第23、25、27及び30項のいずれかに記載の積
層構造体。
39.該改質エチレン適合性の粘着性樹脂が脂肪族炭化水
素、不均化されたトール油ロジンのエステル及びアルフ
アメチルスチレンベースの樹脂からなる群の一員であ
る、上記第27項記載の積層構造体。
40.該改質ブテン−1適合性の粘着性樹脂が非極性樹
脂、部分的に水素化された炭化水素樹脂、合成ポリテル
ペン及びC5ストリーム樹脂からなる群の一員である、上
記第30項記載の積層構造体。
41.更に該接着剤がワツクスを含有してなる、上記第2
3、25、27及び30項のいずれかに記載の積層構造体。
42.該接着剤が微結晶性ワツクスを含有してなる、上記
第23、25、27及び30項のいずれかに記載の積層構造体。
43.更に該接着剤が約15phrのアタクチツクポリプロピレ
ンからなる、上記第23、25、27及び30項のいずれかに記
載の積層構造体。
44.該改質エチレン均質重合体または共重合体がグラフ
ト化された無水マレイン酸約0.05〜約5重量%を含む、
上記第23及び27項記載の積層構造体。
45.該改質ブテン−1均質重合体または共重合体がグラ
フト化された無水マレイン酸約0.05〜約5重量%を含
む、蒸気第23及び27項記載の積層構造体。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン性均質重合体または共重合体50〜
    5重量%;酸グラフト化変性ブテン−1均質重合体また
    は共重合体50〜95重量%;及び100部当り1重量部(ph
    r)までの安定剤を含有してなる、主たる量の酸グラフ
    ト化変性ブテン−1均質重合体または共重合体からな
    る、剥離可能な熱溶融接着剤。
  2. 【請求項2】酸グラフト化変性エチレン性均質重合体ま
    たは共重合体66.5〜15重量%;ブテン−1均質重合体ま
    たは共重合体5〜50重量%;1重量部までの安定剤;及び
    酸グラフト化変性、エチレン相溶性の粘着性樹脂15〜6
    6.5重量%を含有してなり;そして更に該酸グラフト化
    変性エチレン均質重合体または共重合体に対する粘着性
    樹脂の組成が30:70〜70:30の範囲である、剥離可能な熱
    溶融接着剤。
  3. 【請求項3】エチレン性均質重合体または共重合体5〜
    50重量%;酸グラフト変性ブテン−1均質重合体または
    共重合体66.5〜15重量%;1重量部までの安定剤;及び酸
    グラフト化変性、ブテン−1相溶性の粘着性樹脂15〜6
    6.5重量%からなり;そして更に酸グラフト化変性ブテ
    ン−1均質重合体または共重合体に対する粘着性樹脂の
    組成が30:70〜70:30の範囲である、剥離可能な熱溶融接
    着剤。
  4. 【請求項4】剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体
    を含んでなり、その際に該接着剤がエチレン性均質重合
    体または共重合体50〜5重量%;酸グラフト化変性ブテ
    ン−1均質重合体または共重合体50〜95重量%;及び10
    0部当り1重量部までの安定剤を含有してなる、積層構
    造体。
  5. 【請求項5】剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体
    を含んでなり、その際に該接着剤が酸グラフト化変性エ
    チレン性均質重合体または共重合体66.5〜15重量%;ブ
    テン−1均質重合体または共重合体5〜50重量%;1重量
    部までの安定剤;及び酸グラフト化変性、エチレン相溶
    性の粘着性樹脂15〜66.5重量%を含有してなり;そて更
    に該酸グラフト化変性エチレン均質重合体または共重合
    体に対する該粘着性樹脂の組成が30:70〜70:30の範囲で
    ある、積層構造体。
  6. 【請求項6】剥離可能な熱溶融接着剤で結合された基体
    を含んでなり、その際に該接着剤がエチレン性均質重合
    体または共重合体5〜50重量%;酸グラフト化変性ブテ
    ン−1均質重合体または共重合体66.5〜15重量%;1重量
    部までの安定剤;及び酸グラフト化変性、ブテン−1相
    溶性の粘着性樹脂15〜66.5重量%を含有してなり;そし
    て更に該酸グラフト化変性ブテン−1均質重合体または
    共重合体に対する該粘着性樹脂の組成が30:70〜70:30の
    範囲である、積層構造体。
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