JPH05153898A - 鰯入りの洋菓子 - Google Patents
鰯入りの洋菓子Info
- Publication number
- JPH05153898A JPH05153898A JP3342097A JP34209791A JPH05153898A JP H05153898 A JPH05153898 A JP H05153898A JP 3342097 A JP3342097 A JP 3342097A JP 34209791 A JP34209791 A JP 34209791A JP H05153898 A JPH05153898 A JP H05153898A
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- sardines
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Abstract
ず、鰯の生臭みがない鰯入りの洋菓子を提供する。 【構成】 鰯の煮干しを、材料全体の3〜15%におい
て使用し、煮干しと、アーモンドとをそれぞれ粉砕し、
その粉砕物を小麦粉に混入し、水で練り合わせて鰯入り
生地を作り、一方、バターと、砂糖と、卵とを混練して
副生地となし、鰯入り生地と副生地とを混練し、焼き上
げた。 【効果】 1)鰯の生臭みが全く感じられない。 2)カルシュウムが非常に多く、歯や骨を丈夫になし、
精神を安定化させる等である。 3)さらに、鰯には、エイコペサペンタエン酸やリノー
ル酸、プロスタグラディン、タウリン、ビタミンB6、
D等の多彩な特効成分が含まれており、動脈硬化、血
栓、心筋梗塞等の老化特有の病気の予防ができ、老化防
止に卓越した効果がある。
Description
に加えた新規な鰯入りの洋菓子に関する。
卵、砂糖等を主な原料とし、それを混練して菓子の形状
に成形してから焼き上げたもので、風味を添えるため
に、種子や果実を添えたり、その粉末を混入するような
ことがあっても、鰯には臭みがあるために、それを材料
の一部として使用することはなかった。なお、種子のう
ちアーモンドは、従来から洋菓子の材料として粒のまま
菓子に添えて使用されることが多かった。
れ、また、茹でてから乾燥した煮干しが、出汁として使
用され、また、カルシュウムの多い健康食品としてその
ままおやつ代わりとして食されることもある。
人まで、殊に甘党には欠かすことのできない嗜好品であ
るが、原料の砂糖が体内においてカルシュウムを溶出す
るため、多食すると骨や歯が脆くなりやすく、この点で
多食が慎まれる。
や2個程度を毎日食する限り、却って血管を丈夫にする
とされるので、砂糖のみが問題であるが、この砂糖を菓
子から省くことはできなく、この適度な甘味のため菓子
として食することができる。
の10倍以上のカルシュウムを含んでいるとされ、殊
に、煮干しには身体に有用なミネラルが多量に含まれて
いる。また、成人病の予防に適した様々な物質を含有し
ていることが分かってきた。
ず、エイコペサペンタエン酸(EPA)が挙げられる。
これは、魚類には多く含まれているが、特に鰯には多
い。この物質は、血液の中で血が固まる血栓をつくりに
くくする働きをもっている。つまり、エイコペサペンタ
エン酸が動脈硬化を起こりにくくし、心筋梗塞を予防す
る作用を果たす。
は、アミノ酸の一種で、植物に含まれていなく、動物に
だけある物質であるが、鰯に特に多く含まれており、血
中のコレステロールを調整し、血管を丈夫にし、血液が
固まるのを防止し、高血圧を低下させる等の素晴らしい
働きがある。
レステロール値を下げ、動脈硬化や血栓を防ぐ働きがあ
る。これは、生体調整物質としてのプロスタグラディン
(PG)によるものである。
のビタミンと言われるB6、骨の老化を防止するビタミ
ンD等、多彩な特効成分が含まれている。
けでなく、鰯には独特の生臭みがあり、それを好まぬ人
も多いため、それを単に洋菓子の材料として使用するこ
とはできなかった。生姜で臭みを消すことができること
は分かっているが、生姜には癖のある味があるため、そ
れを洋菓子の材料に加えることはできなかった。
鰯を材料の一部として加えたにもかゝわらず、鰯の生臭
みがない鰯入りの洋菓子を提供することを目的とした。
めに、種々実験と研究とを重ねた結果、アーモンドが鰯
の生臭みを有効に消すことを見出し、この発明を完成す
るに至った。
体長が7cm以下の鰯を煮て乾燥させた煮干しを、材料
全体の3〜15%において使用し、煮干しと、アーモン
ドとをそれぞれ粉砕し、その粉砕物を小麦粉に混入し、
水で練り合わせて鰯入り生地を作り、一方、バターと、
砂糖と、卵とを混練して副生地となし、鰯入り生地と副
生地とを混練し、焼き上げたことを特徴とする。
材料的に煮干し以外は、従来から洋菓子の材料として使
用されてきたものであるが、その材料の中のアーモンド
と煮干しが一体に焼き上げられた時に臭みが消失する。
また、煮干しとアーモンドとが味で適合し、その適合に
よる一種独特の風味が感じられる。
そらく魚脂とアーモンド脂とが薫り成分または臭成分で
無臭に反応するものと考えられる。従って、この反応を
促進する必要から、煮干しとアーモンドとは充分に擦り
合わせ結合関係を強化しておくことが望ましい。
えられると、煮干しとアーモンドとの結合関係が維持さ
れるため、前記のように想定される反応が、焼き上げ時
に促進されることになる。したがって、この発明におい
ては、鰯入り生地と副生地とは別々に作られてから合体
される。
ついては、臭みを閉じ込めることにより、幾分その臭み
を消す作用があるものと考えられる。なお、卵について
は、そのまま使用しても良いが、白身を抜いた黄身を使
用することが望ましい。それは、白身を加えると、洋菓
子が発泡状となり、その中に鰯の生臭みを含みやすく、
また、焼き上げの熱が煮干しとアーモンドとの油脂に及
び難くなるからである。
ら夏にかけて捕れた7cm以下の体長の鰯は、骨が軟ら
かく、脂も少ないことから適している。7cmよりも大
きい鰯は、骨が硬くなっているため、歯障りとなりやす
い。
とが望ましく、それ以下であると、鰯の多彩な特効成分
の効果が期待できないため、健康食品として適しなくな
り、また、それ以上であると、生臭みが残りやすく、洋
菓子としての美味しさがなくなるおそれがある。
る。これに含まれている植物性油脂にも、血管のコレス
テロールを除去する作用がある。
しても、同様の作用を呈するので、この発明の趣旨に反
しないものとする。
その材料は次の通りである。 (鰯入り生地の材料) 小麦粉 1500g 煮干し 500g(約5%) アーモンド 150g
が5cm程度の小魚を原料とし、それを茹でてから、乾
燥したものを使用した。
砕機にかけて粉砕する。それから、煮干しの粉砕物9
と、アーモンドの粉砕物11とを共に擦り潰してから、
小麦粉13に混入し、水を加えて混練する。しかし、擦
り潰しを省いて、煮干し粉砕物9とアーモンドの粉砕物
11とを直接小麦粉13に混入しても良い。
地2を加え、混練してから成形し、焼き上げると製品と
なる。なお、副生地2の作り方については、一般的であ
るので説明を省略する。
したところ、鰯の生臭さは全く感じられなく、アーモン
ドの味とマッチした一種独特の風味があり、非常に美味
しく食することができた。また、鰯の骨が少しだけ歯に
感じられるが、これも却って感触が良かった。
の洋菓子によれば、次のような効果がある。 1)鰯を材料の一部として加えたために、健康食品とし
て適し、しかも、鰯の生臭みが全く感じられなく、他の
材料との調合とも相俟って、一種独特の風味があり、洋
菓子として美味しく食することができる。
ルシュウムが非常に多く、それが砂糖の害を補うことは
もちろん、煮干しを多く使用することにより、カルシュ
ウムが良好に作用する。例えば、歯や骨を丈夫になし、
精神を安定化させる等である。したがって、子供のおや
つに最適である。
ン酸やリノール酸、プロスタグラディン、タウリン、ビ
タミンB6、D等の多彩な特効成分が含まれており、動
脈硬化、血栓、心筋梗塞等の老化特有の病気の予防がで
き、老化防止に卓越した効果がある。
ているとしても、ほとんど気に掛からなく、却って快適
な噛み心地がするため、食した感じが良好であり、ま
た、適度に頭が刺激されるため、痴呆症の予防ともな
り、この点では、老人のおやつにも最適である。
Claims (1)
- 【請求項1】 体長が7cm以下の鰯を煮て乾燥させた
煮干しを、材料全体の3〜15重量%において使用し、
煮干しと、アーモンドとをそれぞれ粉砕し、その粉砕物
を小麦粉に混入し、水で練り合わせて鰯入り生地を作
り、一方、バターと、砂糖と、卵とを混練して副生地と
なし、鰯入り生地と副生地とを混練し、焼き上げたこと
を特徴とする鰯入りの洋菓子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342097A JPH05153898A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 鰯入りの洋菓子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3342097A JPH05153898A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 鰯入りの洋菓子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153898A true JPH05153898A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18351137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3342097A Pending JPH05153898A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 鰯入りの洋菓子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05153898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043281A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | National Agriculture & Food Research Organization | 小麦含有米菓およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3342097A patent/JPH05153898A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043281A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | National Agriculture & Food Research Organization | 小麦含有米菓およびその製造方法 |
JP4744395B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2011-08-10 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 小麦含有米菓およびその製造方法 |
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