JP2598711B2 - スポンジ状おからケーキの製造方法 - Google Patents

スポンジ状おからケーキの製造方法

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セイ子 若菜
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有限会社 五洋商会
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は豆腐、豆乳等、大豆製品の製造の際にしぼり
かすとして発生するおからを主原料としたスポンジ状お
からケーキの製造方法に係り、特にヘルシーであって、
しかも、ふんわりときめ細かく焼き上げられて美味なス
ポンジ状おからケーキの製造方法に関する。近年、甘味
や栄養価の抑えられた健康食品が求められており、本発
明によって製造されるケーキはこのような要求に適合
し、くつろぎのティータイム等にヘルシーな間食食品と
して利用される。
〔従来の技術〕
一般に知られているケーキは小麦粉または澱粉を主原
料とし、これに砂糖、卵、バター、牛乳、生クリーム、
その他多種の副材料を混合し、かま等で焼くことにより
製造されている。
また、おからと小麦粉等の配合物を主原料とし、これ
を上述と同様に加工して製造されたケーキも知られてい
る。しかし、おからのみを主原料としたケーキはいまだ
存在していない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般に、おからは豆腐や豆乳等の大豆製品をつくると
きに生じるしぼりかすのことであって、植物性タンパク
質と少量ながら脂肪を含み、大部分は家畜の飼料として
利用されている。おからを利用した食品としては食用油
でいためて魚菜を配した卯の花いりが一般的であり、そ
の他卯の花汁、卯の花ずし等としてわずかに利用される
のみであり、特にケーキの主原料としてのおからのみの
利用は皆無である。
本発明の目的は主原料として従来の小麦粉や澱粉、あ
るいは、おからに小麦粉等を配合したものの代わりにお
からのみを用い、ヘルシーであって、しかもふんわりと
きめ細かく焼き上げられ美味なスポンジ状おからケーキ
の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するために、本発明によれば、乾燥
おから粉末100重量部を泡立てられた流動状たまご300〜
500重量部の中に添加混合して流動状混合物とし、この
流動状混合物を型に流し入れて焼くことを特徴とする。
以下、本発明を具体的に詳述する。
本発明に使用する乾燥おから粉末は豆腐、豆乳等の大
豆製品を製造する際に生じるおからを乾燥機等で乾燥し
た後、ひきうすですり砕いて砂状に挽くことにより製造
される。
また、泡立てられた流動状たまごは例えば鶏卵を割っ
て中味を取り出し、これを泡立て機等により激しく撹拌
して泡立てることにより製造される。
本発明は上述の乾燥おから粉末を泡当てられた流動状
たまごに乾燥おから粉末100重量部に対して、泡立てら
れた流動状たまご300〜500重量部の割合で添加混合して
流動状混合物とし、この流動状混合物を任意の形状の型
に流し入れ、オーブン中で例えば170℃前後の温度で約2
0分間焼くことを特徴とする。
上述の流動状混合物はさらに、ベーキングパウダー
(ふくらし粉)、フレーバー(ココア、カボチャ、抹
茶、チーズ、にんじん等の粉末)、牛乳、食塩、バタ
ー、ブランデー、さとう、ハチミツ、くるみ、あづき
等、任意の補助材料を任意の量含有することもできる。
本発明は実際の実施に当たっては以下のようにして行
われる。
〔ベース粉末の調製] まず、適当量の食塩の混合された乾燥おから粉末に適
当量の牛乳を撹拌しながら添加混合して前記乾燥おから
粉末を湿らせる。次いで、これにベーキングパウダー、
フレーバー等の補助材料を添加混合してベース粉末を調
製する。
〔泡立てられた流動状たまごの調製〕
上述のベース粉末とは別に、任意個数のたまごを割っ
て中味を取り出し、これにハチミツ等の補助材料を添加
した後、泡立て機で激しく撹拌して泡立て、泡立てられ
た流動状たまごを調製する。
〔流動状混合物の調製等〕
前述の泡立てられた流動状たまご300〜500重量部の中
に前述のベース粉末100重量部と、バター、ブランデー
等の補助材料とを軽くあわせて流動状混合物を得、これ
を型に入れ、オーブン等で所定の温度、時間で焼き、ス
ポンジ状おからケーキを製造する。
〔作用〕
本発明は健康食品であるおからを100%主原料として
用い、従来のように小麦粉等を配合しないので、ヘルシ
ーなケーキを製造し得る。
なお、従来のおからケーキは前述のとおり、主原料と
して、おからと小麦粉等の配合物を用いていた。この理
由は主原料としておからを100%用いたのでは、形状保
持が難しいとされていた。
本発明者は乾燥おから粉末100重量部を泡立てられた
流動状たまご300〜500重量部の中に添加混合することに
より、形状保持が可能となるだけでなく、スポンジ状に
ふんわりときめ細かく焼き上げられ、美味となることを
見出し、本発明を完成するに至った。したがって、本発
明において上述の配合比率は必須であり、これが上記範
囲から逸脱したのでは、形状保持が困難となるだけでな
く、スポンジ状にふんわりときめ細かく焼き上げられた
ケーキが得られない。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に詳述する。
実施例1 乾燥おから粉末180gに食塩0.5gを添加混合する。この
混合物に牛乳150ccを撹拌しながら添加して湿らせる。
この湿った混合物にさらにベーキングパウダー25g、コ
コア粉70g、および砕いたくるみ100gを添加混合し、ベ
ース粉末を調製する。
これとは別に、鶏卵18個を割って中味を取り出し、こ
れにさとう250gおよびハチミツ大さじ3ばいを投入し、
泡立て機で激しく撹拌して泡立てられた流動状たまごを
調製する。これに前記ベース粉末、バター300gおよびブ
ランデー大さじ3ばいを軽くあわせて流動状混合物を
得、これをボックス形状の型に流し入れ、オーブン中で
170℃の温度で約20分間焼いて、ココア風スポンジ状お
からケーキを製造する。
実施例2 乾燥おから粉末180gに食塩0.5gを添加混合する。この
混合物に牛乳150ccを撹拌しながら添加して湿らせる。
この湿った混合物にさらにベースキングパウダー25gお
よびカボチャ粉末70gを添加混合し、ベース粉末を調製
する。
これとは別に、鶏卵18個を割って中味を取り出し、こ
れにさとう200gおよびハチミツ大さじ3ばいを投入し、
泡立て機で激しく撹拌して泡立てられた流動状たまごを
調製する。これに前記ベース粉末、バター300gおよびブ
ランデー大さじ3ばいを軽くあわせて流動状混合物を
得、これをボックス形状の型に流し入れ、オーブン中で
170℃の温度で約20分間焼いて、カボチャ風スポンジ状
おからケーキを製造する。
実施例3 乾燥おから粉末180gに食塩0.5gを添加混合する。この
混合物に牛乳150ccを撹拌しながら添加して湿らせる。
この湿った混合物にさらにベーキングパウダー25g、抹
茶粉末大さじ2はいを添加混合し、ベース粉末を調製す
る。
これとは別に、鶏卵16個を割って中味を取り出し、こ
れにさとう240gおよびハチミツ大さじ3ばいを投入し、
泡立て機で激しく撹拌して泡立てられた流動状たまごを
調製する。これに前記ベース粉末、バター300g、ゆであ
づき70gおよびブランデー大さじ3ばいを軽くあわせて
流動状混合物を得、これをボックス形状の型に流し入
れ、オーブン中で170℃の温度で約20分間焼いて、抹茶
風スポンジ状おからケーキを製造する。
実施例4 乾燥おから粉末180gに食塩1gを添加混合する。この混
合物に牛乳150ccを撹拌しながら添加して湿らせる。こ
の湿った混合物にさらにベーキングパウダー25gを添加
混合し、ベース粉末を調製する。
これとは別に、鶏卵16個を割って中味を取り出し、こ
れにさとう200gおよびハチミツ大さじ3ばいを投入し、
泡立て機で激しく撹拌して泡立てられた流動状たまごを
調製する。これに前記ベース粉末、バター300g、クリー
ムチーズ180g、ブランデー大さじ3ばいおよびレモンの
皮のおろし1個分を軽くあわせて流動状混合物を得、こ
れをボックス形状の型に流し入れ、オーブン中で170℃
の温度で約20分間焼いて、チーズ風スポンジ状おからケ
ーキを製造する。
実施例5 乾燥おから粉末180gに食塩0.5gを添加混合する。この
混合物に牛乳150ccを撹拌しながら添加して湿らせる。
この湿った混合物にさらにベーキングパウダー25gを添
加混合し、ベース粉末を調製する。
これとは別に、鶏卵18個を割って中味を取り出し、こ
れにさとう240gおよびハチミツ大さじ3ばいを投入し、
泡立て機で激しく撹拌して泡立てられた流動状たまごを
調製する。これに前記ベース粉末およびにんじんをすり
おろして水分を除去したもの150gを軽くあわせて流動状
混合物を得、これをボックス形状の型に流し入れ、オー
ブン中で170℃の温度で約20分間焼いて、にんじん風ス
ポンジ状おからケーキを製造する。
〔発明の効果〕
上述の本発明は主原料として乾燥おから粉末のみを用
い、これを泡立てられた流動状たまご中に特定の配合比
率で添加混合するから、ヘルシーであって、しかもふん
わりときめ細かく焼き上げられた美味なスポンジ状おか
らケーキを製造し得、実用上有用な発明である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥おから粉末100重量部を泡立てられた
    流動状たまご300〜500重量部の中に添加混合して流動状
    混合物とし、この流動状混合物を型に流し入れて焼くこ
    とを特徴とするスポンジ状おからケーキの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の製造方法において、
    前記流動状混合物中にベーキングパウダーを含有せしめ
    る方法。
  3. 【請求項3】請求項第1項に記載の製造方法において、
    前記流動状混合物中にフレーバーを含有せしめる方法。
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