JPH05153711A - コンクリート埋設物及びその付属品 - Google Patents

コンクリート埋設物及びその付属品

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JPH05153711A
JPH05153711A JP3312354A JP31235491A JPH05153711A JP H05153711 A JPH05153711 A JP H05153711A JP 3312354 A JP3312354 A JP 3312354A JP 31235491 A JP31235491 A JP 31235491A JP H05153711 A JPH05153711 A JP H05153711A
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locking
box
recess
concrete
buried object
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Shohachi Shimizu
昭八 清水
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Mirai Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボックス等の埋設物の型枠に対する取付作業
を能率的に行うことができ、コンクリート壁内に埋設さ
れるときは、生コンクリートであるトロが埋設物内に侵
入することはなく、コンクリート壁内に埋設後は壁面に
係止体等を残さないコンクリート埋設物を提供する。 【構成】 このコンクリート埋設物であるボックス10
は、型枠60内方に突出して設けられた係止体50を内
部に収納させることができる凹部16と、係止体50を
係止させる係止部17とが設けられており、凹部16内
に係止体50を収納して、ボックス10を型枠60内面
に沿って下方に移動させることにより凹部16に連設し
た係止部17にそのまま係止体50を係止させて、ボッ
クス10を型枠60に簡単に取り付けることができるよ
うになっている。コンクリート埋設後、凹部16及び係
止部17を有する閉塞部15は除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物等のコンクリート
壁内に埋設されるボックス等のコンクリート埋設物及び
その付属品に関し、詳しくは、型枠間へボックスを落し
込んで型枠にボックスを取り付ける場合等において、そ
の取付作業を簡単に行えるようにしたコンクリート埋設
物及びその付属品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、型枠間へボックスを落し込んで型
枠にボックスを取り付けるような場合等においては、手
の届かない位置での型枠へのボックスの取付作業となる
ため、種々の方法が提案されている。
【0003】その一つの方法としては、例えば、一方の
型枠に貫通孔を設け、この貫通孔にボルトを型枠外側か
ら挿通させると共に、上から型枠間へボックスを落し込
み、ボックスに設けた雌ねじにボルトを螺合させ、型枠
外側からボルトを締め上げて型枠にボックスを取り付け
る方法がある。
【0004】しかしながら、この方法は、ボルトを挿通
させるのに型枠に大きな貫通孔を設けるため型枠の損傷
が大であり、又、ボックスを落し込む人とボルトを締め
上げる人との二名の作業者が必要となり、しかもボルト
を締め上げる人は型枠に遮られてボックスが見えないた
め、作業者は互いに声を掛け合って作業を進めなければ
ならず極めて非能率的であるという問題があった。
【0005】これに対し、出願人は、型枠へのボックス
の取付作業の能率化と省力化を図るべく、一人の作業者
によりボックスを型枠に取り付けことができるように、
特公平1−34752号公報、特公昭62−35331
号公報に記載される方法や装置を提案している。これら
は、ねじを型枠内側に突出させて固定し、ボックスに係
止具を取り付け、装置を使って係止具と共にボックスを
上から落し込み、ねじに係止具を係止させてボックスを
型枠に取り付ける、あるいは、ピンを型枠内側に突出さ
せて固定し、ボックスに係止具を取り付け、装置を使っ
て係止具と共にボックスを上から落し込んでピンと係止
具とを係止させ、さらにボックスと型枠との間にジャッ
キ等の押圧手段を落し込んでボックスを型枠に押圧固定
するものである。
【0006】しかしながら、これらの方法にあっては、
一人の作業者によりボックスを型枠に取り付けることが
できるものの、ねじ又はピンと係止具とを係止させるに
際し係止具がボックスの外側に取り付けられるため、型
枠に対するボックスの取付位置とねじ又はピンの取付位
置とが異なり、正確な位置合わせに手間を要し、また、
型枠除去後に係止具等が壁面に露出した状態で残るた
め、見栄えを悪くするといった不具合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであり、型枠へのボックスの取
付作業がより簡単に行えて作業の能率化と省力化を図る
と共に、従来係止具が壁面に露出して見栄えを悪くする
不具合を解消することができるコンクリート埋設物及び
その付属品を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、「前面開口を閉塞する除去可能な閉塞部を備
えたコンクリート埋設物であって、前記閉塞部に、型枠
内方に突出して設けられた係止体を収納させることがで
きる凹部と、前記凹部に連設し前記係止体を係止させる
係止部とを設けたことを特徴とするコンクリート埋設
物」を、その要旨としている。
【0009】又、請求項2記載の発明は、「請求項1記
載のコンクリート埋設物」において、「係止部は係止体
の外形状の一部に対応する内形状を有する凹所により形
成されて成ることを特徴とするコンクリート埋設物」
を、その要旨としている。
【0010】又、請求項3記載の発明は、「コンクリー
ト埋設物に取り付けられる埋設物カバーであって、開口
部を有し、その開口部を閉塞する除去可能な閉塞部を備
え、前記閉塞部に、型枠内方に突出して設けられた係止
体を収納させることができる凹部と、前記凹部に連設し
前記係止体を係止させる係止部とを設けたことを特徴と
する埋設物カバー」を、その要旨としている。
【0011】そして、請求項4記載の発明は、「コンク
リート埋設物の前面開口又は埋設物カバーの開口部を閉
塞する除去可能な閉塞部材であって、型枠内方に突出し
て設けられた係止体を収納させることができる凹部と、
前記凹部に連設し前記係止体を係止させる係止部とを備
えたことを特徴とする閉塞部材」を、その要旨としてい
る。
【0012】又、請求項5記載の発明は、「コンクリー
ト埋設物の前面開口又は埋設物カバーの開口部を閉塞す
る除去可能な閉塞部に着脱自在に取り付けられる係合部
材であって、型枠内方に突出して設けられた係止体を収
納させることができる凹部に連設し、係止体を係止させ
る係止部を備えたことを特徴とする係合部材」を、その
要旨としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明の作用について、図に示す
実施例を用いて説明すると、請求項1記載の発明に係る
コンクリート埋設物は、例えば、図1に示すようなボッ
クス10であり、このボックス10は前面開口を閉塞す
る閉塞部15を備え、この閉塞部15には、型枠内方に
突出して設けられた係止体を内部に収納させることがで
きる凹部16と、前記凹部16に連設し前記係止体を係
止させる係止部17とが設けられており、その使用にあ
たっては、図4に示すように、ボックス10を上から型
枠60間に落し込み、まず、ボックス10の前面開口を
閉塞する閉塞部15に設けられた凹部16内に型枠60
から内方に突出して設けられた係止体50を収納させ
る。そして、ボックス10を型枠60内面に沿って下方
に移動させれば、係止体50を係止部17に向けて移動
させて凹部16に連設された係止部17に係止体50を
係止させることができ、ボックス10を型枠60に簡単
に取り付けることができるようになっている。
【0014】型枠60に取り付けられたボックス10が
コンクリートの打設によりコンクリート壁内に埋設され
るときは、ボックス10の前面開口が閉塞部15によっ
て閉塞されているので、生コンクリートであるトロがボ
ックス10内に侵入することはない。そして、図5に示
すように、ボックス10の埋設後、型枠60を除去した
後に、閉塞部15は切断又は打ち抜き等によってボック
ス10の前面開口から簡単に取り外されるので、壁面に
はボックス10の前面開口のみが露出するかたちとな
り、壁面の見栄えを悪くすることはない。
【0015】又、請求項2記載の発明に係るコンクリー
ト埋設物は、例えば、図6に示すようなボックス10で
あり、係止部17が係止体の外形状の一部に対応する内
形状を有する凹所により形成されたものであり、その係
止部17である凹所に係止体を係止させるに際して、係
止部17である凹所の内面に接着材を塗布して係止体を
簡単に係止することができるようになっている。
【0016】請求項3記載の発明に係る埋設物カバー
は、例えば図13に示すように、開口部を閉塞する除去
可能な閉塞部45を備え、閉塞部45には、型枠内方に
突出して設けられた係止体を内部に収納させることがで
きる凹部46と、前記凹部46に連設し前記係止体を係
止させる係止部47とが設けられたものであり、コンク
リート埋設物に取り付けて使用され、開口部からのコン
クリートの侵入を防止し、コンクリートの打設後におい
ては壁面から除去されるようになっている。
【0017】又、請求項4記載の発明に係る閉塞部材
は、コンクリート埋設物の前面開口又は埋設物カバーの
開口部に一体又は別体で除去可能に設けられるものであ
って、型枠内方に突出して設けられた係止体を内部に収
納させることができる凹部と、前記凹部に連設し前記係
止体を係止させる係止部とを有するものであって、コン
クリート埋設物の前面開口又は埋設物カバーの開口部か
らのコンクリートの侵入を防止し、コンクリートの打設
後においては壁面から除去されるようになっている。
【0018】又、請求項5記載の発明に係る係合部材
は、コンクリート埋設物の前面開口又は埋設物カバーの
開口部を閉塞する除去可能な閉塞部に着脱自在に取り付
けられ、係止体を係止させる係止部を有するものであっ
て、閉塞部と共に除去されるものである。このような係
合部材は、閉塞部とは別に設けることにより、閉塞部の
形状を簡単にすることができ、さらに、閉塞部から取り
外すことで別のコンクリート埋設物の埋設に再使用する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって本発明
に係るコンクリート埋設物及び埋設物カバー等について
具体的に説明する。
【0020】図1〜5は請求項1記載のコンクリート埋
設物の一実施例であるボックス10を示し、このボック
ス10は、前面に塗代部11が一体に形成された底無し
タイプのものであり、底面開口には底板13が取り付け
られている。塗代部11の内側には周囲が薄肉部14で
接合された閉塞部15によって閉塞されており、閉塞部
15は切断又は打ち抜きにより除去されるようになって
いる。なお、閉塞部15は、ボックス10の前面開口に
一体に設けられたものの他、嵌合あるいは突起への係合
又はビス締め等の手段により別体でボックス10の前面
開口に取り付けられるもの(閉塞部材)であってもよ
く、除去可能なものであればよい。
【0021】なお、ボックス10は、底板13が取り付
けられる底無しタイプのものであっても、従来より使用
されている底面を有するタイプのものであってもよく、
又、塗代部11の有無は関係ない。12は器具取付孔で
ある。
【0022】閉塞部15の中央には、型枠内方に突出し
て設けられた係止体50を内部に収納させることができ
る凹部16と、凹部16に連設され係止体50が係止さ
れる係止部17とが設けられている。係止体50には、
図4に示すように釘等が用いられる。このため、係止部
17は係止体50を係止するため、係止体50の外形状
に対応する内形状を有し、型枠内面からの突出部分を収
納できる奥行きを備えた形態となっており、具体的には
図1に示すように一側部を開口させた筒状となってい
る。
【0023】そして、係止部17と連設する凹部16
は、係止体50の突出部分が容易に挿入し得るように大
きく開口し、凹部16の下方に形成されている。凹部1
6の形状、また凹部16と係止部17との相対位置は限
定されないが、係止部17が凹部16の上方に位置し、
凹部16の外形線が係止部17に集束するようにテーパ
状に形成されていると、図3に示すように、凹部16内
に係止体50を収納させた後、ボックス10を下方へ移
動させれば、テーパ状の外形線に沿って係止体50を係
止部17へと容易に案内させることができ、ボックス1
0の取付作業を迅速に進めることができる。
【0024】前記図1に示すボックス10の使用にあた
っては、図4に示すように、電線管61を接続等した状
態でボックス10を上から型枠60間に落し込み、次い
で、ボックス10の前面開口を閉塞する閉塞部15に設
けられた凹部16内に、型枠60から型枠内方に突出し
て設けられた係止体50を収納させる。そして、ボック
ス10を型枠60内面に沿って下方に移動させることに
より、係止体50を係止部17に向けて移動させ、凹部
16に連設された係止部17に係止体50を係止させ
る。これにより、ボックス10を型枠60に簡単に取り
付けることができる。次いで、コンクリートを打設して
ボックス10をコンクリート壁内に埋設し、ボックス1
0の埋設後、図5に示すように、型枠60を除去し、閉
塞部15を切断又は打ち抜き等によってボックス10の
前面開口から取り外す。これにより、壁面にはボックス
10の前面開口のみを露出させることができる。
【0025】係止部17への係止体50の係止は、係止
部17が係止体50を包む形状を有し、係止体50を係
止部17内にはめ込んで係止する場合の他、図6に示す
ように係止部17が係止体の外形状の一部に対応する内
形状を有する凹所により形成され、その係止部17であ
る凹所の内面に接着材を塗布して係止体を係止する場合
であってもよく、又、図7及び8に示すように係止具2
0の弾性突起22によって係止体50を引っかけるよう
にしてもよい。この図7及び図8に示すボックス10
は、凹部16内にナット24が埋め込まれており、弾性
突起22を有する円形状の係止具20が、その中央に設
けられた取付孔21に取付ねじ23を挿通させて、凹部
16内のナット24の雌ねじ25に螺着させ、凹部16
内に取り付けられるようになっている。弾性突起22の
先端は係止部17内に臨み、係止部17内に挿入された
係止体50が弾性突起22により係止されるようになっ
ている。なお、弾性突起22による係止を確実にするた
め、係止体50は、図9に示すように先端51をのこぎ
り歯状に形成してもよい。
【0026】図10は請求項1記載のコンクリート埋設
物の別の実施例であるボックス10を示し、このボック
ス10は、周囲が薄肉部14で接合され、前面開口を閉
塞する閉塞部15を有し、底面開口に底板13が取り付
けられている。閉塞部15の中央はへこんで収納部26
が形成され、係合部材30が収納されるようになってい
る。収納部26の中央には螺着孔27が形成され、この
螺着孔27へは、雄ねじ34を有する係合部材30が着
脱自在に螺着されるようになっている。
【0027】図11に示すように、係合部材30は収納
部26の内形状に対応して正面円形状に形成され、左右
及び下方にほぼ三等分されて、左右の部分が前方に突出
し、相対的に下方部分がへこんで凹部31が形成されて
いる。又、突出した左右の各部分の間にはスリット33
が形成され、突出した部分が左右に拡開し得るようにな
っている。そして、三等分された部分の外形線が交わる
中心には、前記凹部31に連設して、係止体を挿入係止
するための係止部32が形成されている。係止部32は
スリット33とも連通している。従って、この場合は、
係止体が凹部31から係止部32内に挿入する際に突出
した左右の部分が拡開し、係止部32内に挟持された状
態で係止されるようになっている。
【0028】図10に示すボックス10を使用する場合
には、閉塞部15の収納部26に係合部材30を取り付
け、以後は前述の図1に示すボックス10と同様な使用
方法により、係合部材30に設けられた凹部31内に型
枠内方に突出して設けられた係止体を収納させる。そし
て、ボックス10を型枠内面に沿って移動させることに
より係止体を係止部32に向けて移動させ、凹部31に
連設された係止部32に係止体を係止させてボックス1
0を型枠に取り付けることができる。
【0029】なお、係止部32への係止体の係止は、上
記の場合に限らず、係止部32の内面に接着材を塗布し
て接着する手段等を用いてもよい。又、係合部材30の
閉塞部材15への取付手段は、螺着孔27への螺着に限
らず、ビスによって取り付けたり、嵌め込みによって取
り付けたりしてもよい。
【0030】図12は請求項1記載のコンクリート埋設
物のさらに別の実施例であるボックス10を示し、この
ボックス10は、ボックス10の前面開口に薄肉部14
により接合された閉塞部15の中央に凹部16を有し、
この凹部16内に型枠内方に突出して設けられた係止体
及び係合部材30を収納させることができるようになっ
ている。係合部材30は雄ねじ34を有し、凹部16内
に形成された螺着孔27に着脱自在に螺着されるように
なっている。また、係合部材30には、中央に係止体を
挿入係止するための係止部32が形成されている。この
係止部32は、係合部材30が凹部16内に形成された
螺着孔27に取り付けられた状態で、凹部16と連設す
るようになっている。
【0031】この図12に示すボックス10にあって
は、係合部材30が凹部16内に形成された螺着孔27
に取り付けられた状態で、閉塞部材15に設けられた凹
部16内に型枠内方に突出させた係止体が収納され、そ
して、凹部16に連設された係合部材30の係止部32
に係止体を係止させるようになっている。なお、この場
合、係止部32への係止体の係止は、係止部32に連通
させたスリット33を拡開させ、係止体を係止部32内
に挟持させた状態に係止するようになっているが、その
係止手段は、前記図10に示すボックス10と同様に、
これに限られない。又、係合部材30の閉塞部15への
取付手段は、螺着孔27への螺着に限らず、ビスによっ
て取り付けたり、嵌め込みによって取り付けたりしても
よい。
【0032】図12に示すボックス10を使用する場合
には、閉塞部15に係合部材30を取り付け、閉塞部1
5に設けられた凹部16内に型枠内方に突出して設けら
れた係止体を収納させる。そして、ボックス10を型枠
内面に沿って移動させることにより係止体を係合部材3
0の係止部32に向けて移動させ、凹部16に連設され
た係止部32に係止体を係止させてボックス10を型枠
に取り付けることができるようになっている。
【0033】次に、図13は請求項3記載の埋設物カバ
ーの一実施例であるボックスカバー40の一実施例を示
し、このボックスカバー40は、前面に塗代部41が一
体に形成され、その内側の開口部は、周囲が薄肉部44
で形成され、切除又は打抜きにより取り外される閉塞部
45によって閉塞されている。ボックスカバー40はビ
ス挿通孔43を有し、図13に示すように、ボックス本
体11の前面開口にビス49によって取り付けられるよ
うになっている。なお、ボックスカバー40はビスによ
って取り付けられる場合の他、嵌め込みによって取り付
けられるものであってもよい。また、閉塞部45は、薄
肉部44で接合されている場合の他、別体(閉塞部材)
で作製され、嵌合あるいは突起への係合又はビス締め等
の手段により取り付けられるものであってもよい。42
は器具取付孔である。
【0034】閉塞部45の中央には、型枠内方に突出し
て設けられた係止体を内部に収納させることができる凹
部46と、凹部46に連設され係止体が係止される係止
部47とが設けられている。この凹部46及び係止部4
7は、前述の図1に示す閉塞部15に設けられた凹部1
6及び係止部17と同様な構造であり、説明を省略す
る。なお、係止部47への係止体の係止は、係止部17
が係止体を包む形状を有し、係止体を係止部47内には
め込んで係止する場合の他、図6に示すのと同様に、係
止部47が係止体の外形状の一部に対応する内形状を有
する凹所により形成され、その係止部47である凹所の
内面に接着材を塗布して係止体を係止する場合であって
もよく、又、図7及び8に示すのと同様に、係止具を用
いて係止体を引っかけるようにしてもよい。
【0035】図15は請求項3記載の埋設物カバーの別
の実施例であるボックスカバー40のを示し、このボッ
クスカバー40は、薄肉部44を介して閉塞部15が取
り付けられており、閉塞部15の中央には収納部48と
なるへこみが形成され、雄ねじ74を有する係合部材7
0が収納部48内の螺着孔に着脱自在に螺着されるよう
になっている。
【0036】係合部材70は収納部48の内形状に対応
して正面円形状に形成され、左右及び下方にほぼ三等分
されて、左右の部分が前方に突出し、相対的に下方部分
がへこんで凹部71が形成されている。又、突出した左
右の各部分の間にはスリット73が形成され、そのスリ
ット73に連通し、さらに記凹部71に連設して、係止
体50を挿入係止するための係止部72が形成されてい
る。したがって、係止体50は凹部71から係止部72
内に挿入する際にスリット73が拡開し、係止部72内
に挟持された状態で係止されるようになっている。
【0037】なお、係止部72への係止体の係止は、上
記の場合に限らず、係止部72の内面に接着材を塗布し
て接着する手段等を用いてもよい。又、係合部材70の
閉塞部45への取付手段は、螺着孔への螺着に限らず、
ビスによって取り付けたり、嵌め込みによって取り付け
たりしてもよい。
【0038】図16は請求項3記載の埋設物カバーのさ
らに別の実施例であるボックスカバー40を示し、この
ボックスカバー40は、その開口部に薄肉部14により
接合された閉塞部45を備え、その閉塞部45の中央に
凹部46を有し、この凹部46内に型枠内方に突出して
設けられた係止体及び係合部材70を収納させることが
できるようになっている。係合部材70には、中央に係
止体を挿入係止するための係止部72が形成されてい
る。この係止部72は係合部材70が凹部46内に収納
されて取り付けられた状態で凹部46と連設するように
なっている。
【0039】かかるボックスカバー40にあっては、係
合部材70が凹部46内に取り付けられた状態で、型枠
から型枠内方に突出させた係止体が凹部46内に収納さ
れ、凹部46に連設した係合部材70の係止部72に係
止されるようになっている。なお、係止部72への係止
体の係止は、係止部32に連通させたスリット73を拡
開させ、係止体を係止部72内に挟持させた状態に係止
するようになっているが、その係止手段は、これに限ら
れない。又、係合部材70の凹部46内への取り付け
も、雄ネジ74による螺着に限らず、ビスによって取り
付けたり、嵌め込みによって取り付けたりしてもよい。
【0040】請求項3記載の埋設物カバーであるボック
スカバー40において、ボックスカバー40が取り付け
られるボックスは、底面開口に底板が取り付けられる底
無しタイプのものであっても、従来より使用されている
底面を有するタイプのものであってもよい。また、ボッ
クスカバー40は、塗代部41を有するものであって
も、有しないものであってもよい。
【0041】また、図10に示す係合部材30と図15
に示す係合部材70、又、図12に示す係合部材30と
図16に示す係合部材70とは同じものであってもよ
い。すなわち、ボックスカバー4おの閉塞部45に係合
部材30を取り付けて使用しても、ボックス10の閉塞
部15に係合部材70を取り付けて使用してもよい。こ
れにより、一つの係合部材30又は70をボックス10
又はボックスカバー40の両者に適用することができ
る。
【0042】なお係止体の型枠への取り付けは、特公平
1−34752号公報に記載されるように取付装置によ
り型枠上方から型枠内面にねじ込む方法や特公昭62−
35331号公報に記載されるように、型枠外側から型
枠内方に突出させるように打込む方法等によってもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
クリート埋設物等にあっては、型枠内方に突出して設け
られた係止体を内部に収納されることができる凹部とこ
の凹部に連設し係止体を係止させる係止部とにより、例
えば、型枠間にコンクリート埋設物であるボックスを落
し込み、型枠にボックスを取り付ける場合にあっても、
まず凹部内へ係止体を収納させる。この収納作業は正確
さを必要とせず、およその検討をつけた作業で収納させ
ることができる。そして、凹部内に収納させた係止体を
ボックスを移動させることによって係止部へ導き、その
まま係止部へ係止させて、ボックスを型枠に取り付ける
ことができる。したがって、ボックス等の埋設物の型枠
に対する取付作業を能率的に行うことができ、又、正確
な位置へ取り付けることができる。
【0044】そして、こうして型枠に取り付けられたコ
ンクリート埋設物等は、コンクリート壁内に埋設される
ときは、閉塞部等によって閉塞されているので、生コン
クリートであるトロが埋設物内に侵入することはなく、
コンクリート壁内に埋設後、閉塞部等は除去され、開口
又は開口部のみ露出した状態となって壁面の見栄えを悪
くすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート埋設物の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示すコンクリート埋設物の正面図であ
る。
【図4】図1に示すコンクリート埋設物の使用状態を示
す断面図である。
【図5】図1に示すコンクリート埋設物の使用状態を示
す断面図である。
【図6】本発明に係るコンクリート埋設物の別の実施例
を示す正面図である。
【図7】本発明に係るコンクリート埋設物さらにの別の
実施例を示す斜視図である。
【図8】図7に示すコンクリート埋設物の要部断面図で
ある。
【図9】係止体の別例を示す正面図である。
【図10】本発明に係るコンクリート埋設物のさらに別
の実施例を示す斜視図である。
【図11】図10に示すコンクリート埋設物に取り付け
られる係合部材の正面図である。
【図12】本発明に係るコンクリート埋設物のさらに別
の実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る埋設物カバーの一実施例を示す
正面図である。
【図14】図13に示す埋設物カバーの斜視図である。
【図15】本発明に係る埋設物カバーの別の実施例を示
す斜視図である。
【図16】本発明に係る埋設物カバーのさらに別の実施
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ボックス 15 閉塞部 16 凹部 17 係止部 30 係合部材 31 凹部 32 係止部 40 ボックスカバー 45 閉塞部材 46 凹部 47 係止部 50 係止体 70 係止部材 71 凹部 72 係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口を閉塞する除去可能な閉塞部を
    備えたコンクリート埋設物であって、 前記閉塞部に、型枠内方に突出して設けられた係止体を
    収納させることができる凹部と、前記凹部に連設し前記
    係止体を係止させる係止部とを設けたことを特徴とする
    コンクリート埋設物。
  2. 【請求項2】 係止部は係止体の外形状の一部に対応す
    る内形状を有する凹所により形成されて成ることを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート埋設物。
  3. 【請求項3】 コンクリート埋設物に取り付けられる埋
    設物カバーであって、 開口部を有し、その開口部を閉塞する除去可能な閉塞部
    を備え、 前記閉塞部に、型枠内方に突出して設けられた係止体を
    収納させることができる凹部と、前記凹部に連設し前記
    係止体を係止させる係止部とを設けたことを特徴とする
    埋設物カバー。
  4. 【請求項4】 コンクリート埋設物の前面開口又は埋設
    物カバーの開口部を閉塞する除去可能な閉塞部材であっ
    て、 型枠内方に突出して設けられた係止体を収納させること
    ができる凹部と、前記凹部に連設し前記係止体を係止さ
    せる係止部とを備えたことを特徴とする閉塞部材。
  5. 【請求項5】 コンクリート埋設物の前面開口又は埋設
    物カバーの開口部を閉塞する除去可能な閉塞部に着脱自
    在に取り付けられる係合部材であって、 型枠内方に突出して設けられた係止体を収納させること
    ができる凹部に連設し、係止体を係止させる係止部を備
    えたことを特徴とする係合部材。
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US5588788A (en) * 1994-07-07 1996-12-31 Dominguez; Armando Double headed fastener
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