JPH051530U - ドアトリム用インナーシールの取付構造 - Google Patents

ドアトリム用インナーシールの取付構造

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Publication number
JPH051530U
JPH051530U JP050015U JP5001591U JPH051530U JP H051530 U JPH051530 U JP H051530U JP 050015 U JP050015 U JP 050015U JP 5001591 U JP5001591 U JP 5001591U JP H051530 U JPH051530 U JP H051530U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner seal
door trim
door
locking claw
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP050015U
Other languages
English (en)
Inventor
慶暢 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP050015U priority Critical patent/JPH051530U/ja
Publication of JPH051530U publication Critical patent/JPH051530U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】インナーシールを取付けたドアトリムをドアパ
ネルに取付ける際、インナーシールの係止爪が取付の障
害とならないようにして、ドアトリムの取付作業性を向
上させるインナーシールの取付構造を提供することを目
的とする。 【構成】ドアトリム20のウエストフランジ部24の裏
面にインナーシール10の係止爪14の折曲部15を収
容する凹部26を設けることにより、ドアトリム20の
取付作業性を向上させる構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムのウエストフランジ部に取付けられるドアト リム用インナーシールの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ドアインナーパネルに内装されるドアトリムには、昇降式のドアウイン ドーガラスに対するシール機能を付与するため、ドアインナーシールがドアトリ ム上端縁のウエストフランジ部に取付けられている。
【0003】 図6は、従来のドアトリムとドアインナーシールの構成を示すもので、ドアト リム1は、所要形状に成形され、適度の保形性を備えた芯材2と、芯材2の表面 に一体貼着されている表皮材3と、さらにその外表面を被覆する中接部材4とに より構成されている。
【0004】 そして、この自動車用ドアトリム1のウエストフランジ部5に取付けられるド アインナーシール6は、金属薄板からなるインサート芯金6aの外表面を軟質塩 ビ,合成ゴム等の弾性体6bにより被覆してなり、図示しない昇降式ドアウイン ドーガラスに摺接するリップ片7と、インサート芯金6aから切り起こし形成さ れた係止爪8とを備えており、ドアトリム1のウエストフランジ部5の開口5a にこの係止爪8を挿入した後折曲加工することにより、ドアトリム1のウエスト フランジ部5にドアインナーシール6を取付けるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のドアインナーシール6の取付構造によれば、ドアトリム1 のウエストフランジ部5の開口5aにドアインナーシール6の係止爪8を挿入し た後折曲固定するという構成であるため、ドアパネル9と係止爪8の折曲部との 間のクリアランス(図6中符号dで示す)が非常に小さくて、ドアパネル9にド アトリム1を取付ける際、取付作業性を低下させる大きな要因となっている。
【0006】 さらに、走行中の振動等により、係止爪8の折曲部がドアパネル9に接触しや すく、この接触に伴う不快音が生じるおそれがあり、静粛な走行が期待できない という問題点も指摘されている。
【0007】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするとこ ろは、ドアパネルに対するドアトリムの円滑な取付作業が期待できるとともに、 走行中の振動等によってもドアインナーシールに設けた係止爪が不用意にドアパ ネルに接触することがなく、不快音の発生も未然に防止するようにしたドアトリ ム用インナーシールの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのウエストフランジ部に開 口を設け、インナーシールの係止爪を上記開口内に係合固定することにより、ド アトリムにインナーシールを取付けるドアトリム用インナーシールの取付構造に おいて、 前記ウエストフランジ部裏面に係止爪の折曲部を収容する凹部が形成されてい ることを特徴とする。
【0009】
【作用】
以上の構成から明らかなように、インナーシールをドアトリムに取付けるため の係止爪の折曲部は、ウエストフランジ部に設けられた凹部内に収容されている ため、ドアトリムをドアパネルに取付ける際、係止爪の折曲部が障害となること がない。
【0010】 さらに、インナーシールの係止爪の折曲部はウエストフランジ部の凹部内に収 容されているため、走行中の振動等により、この係止爪の折曲部がドアパネルに 接触することがない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係るドアトリム用インナーシールの取付構造について、添付図 面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】 図1ないし図3は本考案の一実施例を示すもので、図1はドアトリム、インナ ーシールを示す分解斜視図、図2はドアトリムにインナーシールを取付けた状態 を示す縦断面図、図3は同様インナーシールをドアトリムに取付けた状態を示す 横断面図である。さらに、図4,図5は本考案によるインナーシールの取付構造 の別実施例を示すそれぞれ横断面図である。
【0013】 まず、図1において、インナーシール10は、帯状の金属薄板からなるインサ ート芯金11の外周を軟質塩化ビニル樹脂,合成ゴム等の弾性体12により被覆 して構成されているとともに、その一側面側には、昇降式ドアウインドーガラス (図示せず)に摺接するシール舌片13が条設されており、さらにその他側面側 には、インナーシール10の長手方向に沿って適宜間隔を配して、インサート芯 金11の複数箇所に係止爪14が切り起こし形成されている。
【0014】 一方、上記インナーシール10が取付けられる自動車用ドアトリム20は、繊 維板,複合樹脂板等を所要形状に成形してなる芯材21と、この芯材21の表面 側に貼着されている表皮材22とから大略構成されている。
【0015】 なお、この実施例においては、表皮材22の表面にさらにクロス等の中接シー ト23が被覆構成されている。
【0016】 そして、ドアトリム20には、インナーシール10を取付ける取付面としてフ ラットなウエストフランジ部24が形成されており、このウエストフランジ部2 4には、インナーシール10の係止爪14と対応する箇所に開口25が開設され ているとともに、開口25の周囲に凹部26が凹設されている。
【0017】 したがって、インナーシール10をドアトリム20に取付けた状態では、図2 ,図3に示すように、インナーシール10の係止爪14の折曲部15はウエスト フランジ部24の裏面に設けた凹部25内に収容され、ウエストフランジ部24 の裏面から突出することがない。よって、ドアトリム20をドアパネル30に取 付ける際、従来のように係止爪の折曲部が障害にならないため、円滑なドアトリ ム20の取付作業性が期待できる。
【0018】 さらに、従来係止爪の折曲部が走行中の振動等によりドアパネルに接触するこ とにより生じる不快音の発生も皆無となる。
【0019】 次いで、図4,図5は本考案によるインナーシールの取付構造の別実施例を示 すもので、図4に示すように、ウエストフランジ部25裏面に形成される凹部2 6の底面を傾斜面に設定すれば、インナーシール10の係止爪14を鋭角に折曲 することができ、係止爪14のバックスプリングが低減し、係止爪14の折曲部 15が凹部26から外部に突出することをさらに防止できる利点がある。
【0020】 さらに、図5に示すものは、同様に係止爪14のバックスプリングを低減する ためのもので、開口25の左右側の凹部26深さを相違させることにより、係止 爪14を鋭角的に折曲固定するというものであり、図4に示すものと同様、係止 爪14の反力を低減して、凹部26内に確実に係止爪14の折曲部15を収容で きる利点がある。
【0021】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるドアトリム用インナーシールの取付構造は、 ドアトリムのウエストフランジ部裏面に、係止爪の折曲部を収容する凹部を設け ることにより、インナーシールを取付けたドアトリムをドアパネルに取付ける際 、従来のように係止爪の折曲部が取付の障害とならず、ドアトリムの取付作業性 を著しく向上させるという効果を有する。
【0022】 さらに、インナーシールの係止爪の折曲部はウエストフランジ部の凹部内に収 容され、ウエストフランジ部の裏面から外方に突出することがないため、走行中 の振動等によってもドアパネルと係止爪とが接触することがなく、静粛な走行が 期待できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるインナーシールの取付構造を示す
分解斜視図。
【図2】本考案によるインナーシールをドアトリムに取
付けた状態を示す縦断面図。
【図3】本考案によるインナーシールをドアトリムに取
付けた状態を示す横断面図。
【図4】本考案によるインナーシールの取付構造の別実
施例を示す横断面図。
【図5】本考案によるインナーシールの取付構造のさら
に別実施例を示す横断面図。
【図6】従来のインナーシールの取付状態を示す縦断面
図。
【符号の説明】
10 インナーシール 14 係止爪 15 折曲部 20 自動車用ドアトリム 21 芯材 22 表皮材 24 ウエストフランジ部 25 開口 26 凹部 30 ドアパネル

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ドアトリム(20)のウエストフランジ部
    (24)に開口(25)を設け、インナーシール(1
    0)の係止爪(14)を上記開口(25)内に係合固定
    することにより、ドアトリム(20)にインナーシール
    (10)を取付けるドアトリム用インナーシールの取付
    構造において、前記ウエストフランジ部(24)裏面に
    係止爪(14)の折曲部(15)を収容する凹部(2
    6)が形成されていることを特徴とするドアトリム用イ
    ンナーシールの取付構造。
JP050015U 1991-06-28 1991-06-28 ドアトリム用インナーシールの取付構造 Pending JPH051530U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP050015U JPH051530U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ドアトリム用インナーシールの取付構造

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JP050015U JPH051530U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ドアトリム用インナーシールの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH051530U true JPH051530U (ja) 1993-01-14

Family

ID=12847175

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP050015U Pending JPH051530U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ドアトリム用インナーシールの取付構造

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JP (1) JPH051530U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036415U (ja) * 1989-06-09 1991-01-22
JP2010274819A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kasai Kogyo Co Ltd ドアインナーシールの固定方法並びに固定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62133516A (ja) * 1985-12-04 1987-06-16 Nec Corp メニユ−項目指示装置

Patent Citations (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971105